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『色彩輝く華の夜 』
御代 つくしaa0657)&メグルaa0657hero001)&ナガル・クロッソニアaa3796)&千冬aa3796hero001

●賑やかに──
 週末、都内の夏祭り──となれば、人が多いのが鉄板である。
「凄い人だね……!」
「本当! 何だかわくわくしてきちゃった……!」
 人の多さすら楽しそうな御代 つくし(aa0657)とナガル・クロッソニア(aa3796)は、そう言って笑い合う。
「逸れないでくださいね」
「それと、浴衣着崩さないように注意してください」
「はーいっ!」
 千冬(aa3796hero001)に続きメグル(aa0657hero001)が注意を促すと、2人はそう答えたが、果たしてどこまで通用するかと言われると自信がない。
「お店も沢山あるよーっ!」
 白に色とりどりの撫子を咲かせた浴衣を深い青紫できゅっと引き締めたつくし、撫子の意味の笑顔は問題ないが、優美の方は今休憩中らしい。
「もう全部回っちゃいたいよね」
 うんうん頷くナガルは桜と蝶を合わせた薄い桜色の浴衣に白いレースを彩り、深い赤で引き締めているが、蝶のようにひらひらと飛んでいきそうである。
 メグルと千冬は顔を見合わせた。
 今、絶対同じこと考えてる。
「ライヴス通信機は最後の手段ですね」
「……ええ。携帯電話が繋がり難くなることもあるようですから」
 迷子にならないのがベストだが。
 手は何重にも打っておかないと、彼女達に関しては危ない。
「メグルー! 見て見て、射的あるよー!!」
「ちーちゃん、ちーちゃん! ペア勝負しよー!」
 すぐ先の射的の屋台の前でつくしとナガルが手招きしている。
 駅から降りて、少し歩いた先から始まる屋台の通り……その最初っからだ。
 ちゃんと到着出来るよう、頑張らないといけなさそう。

「結構当たるものですね」
 メグルが得たお菓子を袋に詰めて貰い、つくしへ渡した。
 袋の中には昔ながらの駄菓子が入っていて、つくしがぱっと顔を輝かせる。
 得点自体大きな景品ではなかったが、つくしはその生い立ちを考えるとこうした駄菓子には無縁であったし、世界に降り立った自分もこういうものを知った時にはつくしが駄菓子には少し遠い年齢になってしまっていた為、こういうのもいいかと考えたのだ。
「どんな味がするんだろう。……聞けば判る気がするけど、こういうのは、女は度胸で自分が試さないと!」
「情報源がどこかは判りますし、その情報の正確性は理解しているのでそこについては言いませんが、その言葉は使い過ぎですからね」
 万華鏡を頑張って当てたつくしへ、メグルが軽く窘め。
 情報源=鴉の甘味狙撃手に他ならない。彼女のその情報は疑うものはひとつもないが、度胸の適用範囲が広過ぎる。
 そんな会話の最中、千冬が家庭用の簡易プラネタリウムを命中させ、最初から目玉商品を取られたと屋台の主を嘆かせていた。
「ちーちゃん、凄い!」
「マスター、夜の星がある世界程ではないですが……」
 つくしとお揃いの万華鏡をゲットしていたナガルが興奮気味に千冬が笑ってプラネタリウムが入っている箱を差し出す。
「ありがとう、ちーちゃん!」
 世界を知りたい少女は、千冬が自分の為に取ってくれたことに気づいて笑った。
 本物の星には敵わないが、この星を見る時、本物の星とそれを見た時を思い出すだろうと思いながら。
 その姿を見て、つくしはメグルとのやり取りを顧み、ナガルと自分は似てるかも、と思う。
「ナガルさん、じゃんじゃん楽しもうよ!」
 いつかはナガルちゃんと呼びたいなぁ、なんて希望を含めてそう持ちかければ。
「じゃんじゃん楽しんじゃおうー!」
 ナガルは星よりも輝いている目を楽しそうに笑わせてくれた。

●華やぎの能力者、見守る英雄
「わ、ソース焼きそばも塩焼きそばも美味しい!」
「別々に頼んでよかったよねっ! たこ焼きも半分こにすればまだまだ余力があるし。綿飴は袋入りを買っていざという時はお土産に……!」
「御代さん、頭いい!」
 つくしとナガルの進みはゆっくりだ。
 屋台ひとつひとつに足を止め、ああでもないこうでもないと協議した後、2人でそれぞれ別のものを購入してシェアし合っている。
「つくしがすみません。お祭りだけあってはしゃいでいるようで」
「いえ、こちらこそ。マスターにももう少し落ち着きが出ればいいんですけどね」
 そう会話を交わしてから、再び視線を彼女達へ。
 焼きそば、たこ焼きをシェアし合った2人は焼き鳥に向かった模様。
「タレと塩……部位もあるから悩んじゃう……!」
「ももは基本だよね」
 真剣に悩む姿は微笑ましいが、2人の少女がそうして悩んでいると不埒なことを考えそうな目をした同い年くらいの少年達もいなくはなく。
「つくし、自分が食べられる量と相談してください」
 少年達の視界に入るかのようにメグルが歩いていき、つくしへ声を掛ける。
「マスター」
 藍色の甚平に不釣合いな白い手袋に覆われた手を軽く挙げ、千冬がナガルを呼んだ。
 少年達に気づかないナガルが振り返ると、千冬が歩いていく。
「それなら、タレと塩のももを人数分買いましょう。あまり居座ると営業妨害ですよ」
 保護者のような眼差しをナガルへ向けておきながら、少年達への一瞥は追い払う色が濃い。
 眼鏡の奥の眼を見、声を掛けようとした少女のこわーい保護者を察した少年達は、男とも女とも言える顔立ちをした方がこちらを見たことに気づいた。
 ご丁寧に妹(少年達ビジョン)から見えないような角度でこちらを見たその顔は友好的の欠片もない氷点下。
 声を掛けることなく、彼らは立ち去って行った。
「あ、そっか。……ごめんなさいっ!」
「おじさん、買ったらすぐに退散するので……頑張ってください!」
「……俺は同情するよ」
 つくしとナガルへ焼き鳥を渡しながら、屋台のおじさんはそう言ったが、勿論、つくしとナガルがその意味に気づくことはなかった。
「本当に手が掛かります……」
「……親ではないですが、親の心子知らず、という所でしょうか」
 メグルの言葉を拾った千冬が再び歩き始めた2人を見やりながら呟く。
 つくしの親は、この言葉の真意が当て嵌まるようなことをつくしにはしていない。
 けれど、彼らがつくしにしたことがどれ程つくしを打ちのめしたかは……自分が簡単に方っていいものではないだろう。
「そうですね」
 メグルは肯定だけに留め、つくしの背を見る。
 いつの間にか先を歩いていて──
「メグル! 林檎飴と杏飴、どっちがいい?」
 つくしが笑っている。
 先にも後にも歩きたくないと笑っている。
「僕は林檎飴でしょうか」
 メグルは千冬と顔を見合わせ、歩いていく。
 紺の浴衣の布地にある吉原つなぎの意味が頭に過ぎる。
 あの時、『その未来』にならなかったつくしは今自由──隣を望まれる自分は『解放』されていない。向き合うその行為に行き着くまで、鎖のようにこの心を繋ぐのだろうか。
「私も林檎飴でしょうか」
 千冬が隣で応じたのが聞こえる。
 つくしとナガルが屋台の主に声を掛けたその一瞬、千冬がメグルへ声を掛けた。
「気を抜くと、無自覚迷子になりそうですよ」
「……そうですね」
 メグルは、思考の底なし沼に沈まないよう声を掛けてくれたその行為に感謝した。

●願うこと、知っていること
 屋台はどれも賑わい、どれも美味しいか楽しいかのどちらかに見える。
 それがどれもナガルにとっては初めてらしく、目新しいものが見つかる度、ナガルがあっち行こうこっち行こうとつくしの浴衣の袖を引っ張った。
 ふと、後ろを見ると、英雄2人つかずはなれずの距離で言葉を交わしながら歩いていることに気づく。
「ちーちゃんとメグルさん、何か沢山お話してるみたい」
「メグル、思った以上に合うみたいで良かった。似てる気がするし、千冬さんと、英雄同士だからこそ話せることもあるだろうし」
 買った林檎飴を齧りつつ、つくしが呟く。
「それに、たまにはゆっくりしてほしいなぁって思ってたから」
 異世界からの来訪者たる英雄同士の時間があってもいいのではないか。
 今まで『鴉<レイヴン>』の皆とそういう時間を持っていなかった訳ではないけど、もっと多くの人と関わってほしいと思っている。
 メグルがいなくなっても大丈夫になったから……その思いは勿論ある。けれど、それだけでそう思うのではない。
 2人で沢山の物を見て、聞いて、話して、経験したいから、そう願うのだ。
 そうして、色んな世界を共有していきたい。対等でありたい。メグルの前を歩くのでも後ろを歩くのでもなく、隣を歩きたい。……一緒にいる間だけであったとしても、いつかメグルが自分の前から去る日までは。
 いつかきっと独りになるから、だから、いつまでも甘えていられない。
 その日が来て独りになっても、どこかでメグルがつくしはきっと元気に笑ってますよと言って貰えるように。
 無自覚の、真実を知った彼女の奥深い傷。いつか私は置いていかれ、独りになってしまうのだという───
 けれど、無自覚であるが故、それらは具体化せず、ナガルはつくしに笑顔を向けた。
「それなら、女の子同士で楽しまないと! 初めて見る屋台も多いし、到着まで沢山見たい! だって、花火見終わる頃には屋台終わっちゃってると思うし、少しでも多く見ないと勿体ない!」
「それは勿体ない!」
 ナガルの主張につくしは大いに頷く。
 浴衣に合うようにと買った下駄で歩く度に鈴が軽快に鳴って、その音すら楽しい。
 輪投げは引き分けだったでしょ、綿飴とベビーカステラはお土産用にバッチリ購入、お好み焼きも買ったし、クレープも迷ったけど買っちゃった。ケバブもソースで迷ったけど、本場の触れ込みのソースにしてみたり。あと、かき氷は色々あって悩んだけど、雪綿氷にして、味が違うのを頼んでシェアして、そうそうお面はお揃いで狐にしてみたり──沢山楽しいけど、後ろをゆっくり2人がついてきてくれてるから、大丈夫、道は間違えてない。
「あ」
 つくしが足を止めた。
「どうしたの?」
「飴細工がある」
 つくしが目を留めたのは、飴で自由な形を作る屋台。
 その隣は──
「何あれ、すごーいっ!」
 ナガルが、見たことがないと目を輝かせた。
 小さなお鍋みたいな所からよく判らないのが膨らんでいる。
 上を見ると、カルメ焼きと書いてあった。
「飴細工頼んだら、見ていい?」
「いいよー! 私もあれ見たい!」
 つくしとナガルがその過程を早く見たくて歩を早める。
 その一瞬、ちょうど団体さんが彼女達の後を横切り、メグルと千冬が遮られた。
 気づかないつくしとナガルが通りを少し曲がって屋台へ直行していく。
「飴、どんなのも作れるんですかっ?」
 飴細工の屋台のおじいさんは、つくしに声を掛けられると、見本の写真を見せてくれた。
 ちょうど依頼のものが作り終わって、手が空いたらしい。
「難しくなければ作れるよ」
「じゃあじゃあ、鴉とかは出来ますかっ?」
 すると、おじいさんが目を瞬かせた。
「変わったもの希望するね」
「大切なんです。出来たら2羽」
 誇らしげに笑うつくしを見、何か大切なものなのだろうと感じ取ったおじいさんは受けてくれた。
 お礼を言ったつくしがカルメ焼きの屋台に目を移すと、ナガルが最前列でガン見している。
「すごいすごい、どうして膨らむんです? 何だろう、これ……! 初めて見ます!」
「カルメ焼き知らないかー、お嬢ちゃん位の年齢だと見たことないかもね」
 カルメ焼きのおじいさんが手馴れた仕草でカルメ焼きを膨らませていて、どうして膨らむのかざっくりと説明している。
「お砂糖だけでこんな風になるんだ……」
 しかも、家でも出来るなんて!
 やっぱり世界は広い!
「家で出来るなら、こんな風には行かなくても作ってみても面白いかも!」
「えへへ、その時は一緒にやりたいな!」
 そんな風に会話を交わしたつくしとナガルは、それならいつにしようかと話し合い、メグルと千冬の意見も聞こうと振り返ったらいなかった。
「あれ? どこに行ったんだろう」
「人が多いからかなぁ」
 2人顔を見合わせるが、周囲に彼らの姿はない。
 つくしが鴉の飴細工を2個受け取り、ナガルがカルメ焼きをもぐもぐさせながら、人も多いし、とりあえず屋台の前に陣取るのはよそうと歩き出す。
 尚、人はそれを迷子と呼ぶのだが、彼女達は自分達が迷子になっているなんて全く思ってなかった。

 で、逸れた彼らはと言うと、当然のように捜していた。
「……スマホ、繋がりません。ライヴス通信機は持っているでしょうが、気づくかどうか……」
 スマホの電波状況に軽く絶望するメグルは表情こそ動いていないが、千冬の目から見て凄く焦っているように見えた。
 姿が見えなくなった時点でかなり焦っていて、すぐにつくしの名を呼んだが彼女は見つからず、何度もスマホで連絡を取ろうとしているが、この混雑では繋がり難いのは当たり前。
 普段ならそこに思い至れるだろうと想像がつくだけに、現在の動揺が判る。
(マスターも猫そのものみたいなものですしね)
 メグルとは別の種類の溜め息を吐く千冬は、きっとメグルは自分と近いのだろうなと思った。
 今日まではマスターの友人の英雄という縁続きみたいなもので、尊敬する先輩でしかなかったが、やはり何か似ている気がする。
 ふと、耳に花火の音が届く。
 そう言えば、週末、この近くの遊園地では花火を打ち上げていたか。
 ならば──
「ライヴス通信機は2人して気づかない可能性はありますが……案外早く見つかるかもしれません」
 千冬は自分達が歩いていた屋台の通りとは違う通りの先にある神社を指し示した。
「あそこで花火を見ているかと思います。……マスターは涼しい所を知っているものですから、特等席を見つけているでしょう」
「……猫みたいですね」
 メグルがそう言うものだから、千冬はさらっとこう言った。
「ええ。マスターですから」

●見上げる先に描かれる──
 人ごみを縫うようにして先へ進んでいく。
 夏祭りの今日、神社にも人はいるが、屋台の通りよりは格段に少ない。
 人が疎らな奥へ歩いていくと、案の定、彼女達はいた。
「つくし……逸れたなら連絡してください。ライヴス通信機なら繋がるでしょう」
「え、あ、えへへ……」
 発見出来た安心もあってある程度怒っているメグルへ、つくしは頬を軽くかく。
「メグルが迷子って珍しいかなって思って」
「逆ですから」
 つくしの言葉にメグルがさらりと切り返す。
 が、つくしは迷子扱いに異を唱えた。
「えー? 迷子じゃないよっ!」
「迷子は皆そう言うものですよ。しかも、逸れた後も結構買ってますよね」
「まぁそう言わずに、これ、プレゼント!」
 差し出されたのは、鴉の飴細工。
 色が向日葵の色で──
「黒がなかったから、この色にしちゃった」
「仕方ないですね」
 そう笑うつくしはメグルの願い通りに祭りを満喫していただけでなく、自分へ事も無げにこういうことをする。
 だから、大切な存在。
 口に出して言えないが、本当にそう思っている。
 そのやり取りの隣では、千冬がナガルに毒気を抜かれていた。
「えへへ、特等席でしょ。ここ! 見つけちゃった!」
 疎らであるが人の姿はちゃんとあり、皆夜空を見上げ、花火を見ている。
 その中でもより見易い場所を見つけたとナガルは無邪気に笑っていた。
 こうなると、千冬は叱ろうと思って用意していた言葉を引っ込めるしかない。
「……全く、仕方のない」
 口元に浮かぶのは、微笑。
 表情に変化が少ない千冬の最大の変化だ。

 どぉん。

「あ、今の大きかった」
 ナガルが大きな花火が夜空に描かれたのを見て、声を弾ませる。
 キラキラとした余韻を残して消えていく姿すら美しい。
「あ、今度のはしだれ柳だー!」
「シダレヤナギ?」
 つくしが次に上がった花火に声を弾ませると、ナガルが首を傾げた。
「ああいう形のを言うんだよー! こう、ぱっと上がった後、ゆらっと余韻を残す感じで!」
「つくし、その説明はどうかと」
「つまり、ああいうの!」
「ああいうのが、シダレヤナギなんだねー!」
 メグルがぽそっと横で呟くが、つくしは身振り手振りで説明すると、ナガルには通じる不思議。
 千冬は説明役が逆になっても似たような説明になるだろうと思いながら、つくしを見た。
 ナガルがその行動力に対して尊敬を抱いている先輩は、見た目の年齢的な話だけではなく、こういう明るく元気な所も似ていると思う。
 似ている、だけであって、メグルを見る限りその内はきっと違うだろうが──
「良ければ、他の見慣れない花火についても教えていただけませんか?」
「任せてくださいっ!」
 千冬へ笑顔と共に胸を叩くつくし。
 その姿を見て、メグルが少し困ったような、けれど優しい苦笑のようなものが口に浮かんでいる。
 きっと無自覚のそれは、メグルなりの変化なのだろう。
 だって、気づいたつくしがどこか嬉しそうだから。
「あと、花火は上がった瞬間、たまやとかぎやというのが日本のマナーですっ」
「なら、次は皆で言わないと!」
 きりっとして言うつくしにナガルが手をぱんっと合わせた。
 と、夜空にまた花火が当たっていく。
「たーまやー!」
 つくしとナガルの声が響く。
 直後、同じタイミングで彼女達はそれぞれの英雄を見た。
「声が小さーい!」
 仲良くなれたら。
 お互いにそう思っていた距離は夏祭りで随分縮まっていたらしい。
 英雄2人は顔を見合わせ、それから肩を竦めた。
「本当に仕方ないですね」
 手間のかかる、けれど、大事な存在──彼女がいて、この世界に在れる。
 夜空に最後の大きな花火が描かれる。
 この時、全員大きな声であったかどうかは、1度ダメ出しをしたつくしとナガルの2人だけの秘密だ。

 花火が全て上がれば、つくしとナガルは夏祭りの喧騒へ再び目を向ける。
「帰るまで、もうちょっと楽しもうよ!」
「私もそれがいいと思うーっ!」
 つくしの提案にナガルがしゅたっと手を挙げた。
 それから、2人声を揃えた。
「皆で!」
 その笑顔の先の英雄達の答えは言うまでもなく。
 やがて、4人の姿は夏祭りの喧騒へ消えていく。

 その喧騒の中、最後までどうやって楽しんだかは──そちらは4人だけの秘密、語らないでおこう。

━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【御代 つくし(aa0657)/女/16/前も後ろも望まぬしなやかな笑顔の撫子】
【メグル(aa0657hero001)/?/22/『シン』の解放にもがく──】
【ナガル・クロッソニア(aa3796)/女/16/始まりゆく変化の世界に解き放たれる蝶】
【千冬(aa3796hero001)/男/25/この日々はあなた次第】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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真名木です。
この度はご指名ありがとうございます。
夏祭り、迷子、花火を楽しく書かせていただきました。
登場人物紹介は浴衣の柄の意味であったり藍の花言葉から考案させていただきました。
この日々も世界を彩り、そして、明日を変えゆく愛しいものでありますよう願っています。
colorパーティノベル -
真名木風由 クリエイターズルームへ
リンクブレイブ
2016年08月29日

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