天宮 佳槻(jb1989)

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天宮 佳槻さんのプロフィール

出自は不明。
生後間もない頃、ゴミと一緒にゴミ袋に入れられて捨てられていたのを発見された。
そのことを彼が知ったのは施設での周囲の言葉から。
けれどその頃の彼には、それを悲しむ事も憤る事も出来なかった。

彼がいた施設は町の一角を占める程大きなもので、表向きは更正施設と言われていた。
家族で入っている者もいれば一人の者もいて、まるで町の縮小版だった。
ただ、定期的に人がいなくなり、また入ってくる。
大人達の何人か、そして彼も察していた。
この施設は『牧場』で、いなくなった者は『出荷』されたのだと。

そんな場所でも人は人を踏みつける。
不安だからこそ自分に価値があると思う為に人より上だと誇示しようとする。
下層に当たる孤児や老人はそれが一層激しい。
そんな中で彼が生き延びる方法として身につけたのは感情を殺し、程々優秀で周囲に反応しない、邪魔にもならない、そんな存在であることだった。

その方法を身につけ、誰の心にも止まらず無視される分何かされることもない。彼はそれで平穏を手に入れた。
自分の中を吹く隙間風の冷たさもやり過ごしながら。

先生と呼ばれたその男が来たのは彼が8才くらいの時だった。周囲から『見えない人間』だった彼に話しかけ、形式的な反応しかしない彼を一人の子供として扱おうとした。
無関心だった彼も次第に先生に心を向け始めたが、先生にとって彼は大勢の中の一人に過ぎなかった。

そして、一年程立った頃。
他の子には内緒でと先生に呼び出された彼の目の前で火が燃えていた。彼は先生に両足を折られ、その場に放置された。
特別先生に懐いていた子達が近々出荷されると知り、先生は施設に火を付け、その混乱に乗じてその子達と逃げる計画を立てたのだ。そして追っ手がすぐに掛からないように偽りの放火犯を立てて時間を稼ぐ。先生に話しかけられたことで他の子に目を付けられ、虐められるようになった彼はその役にうってつけだった。
燃え上がる火の中、彼は這いずって近くにあった職員用のシェルターを目指した。

気が付けば病院だった。
先生が付けた火は施設のみならず町全体に広がり、生き残った者はごく僅か。
先生も、先生が救おうとした子達も死んで、残ったのは捨てられた彼だけ。
身元不明の生存者として彼は別の病院に送られた。
誰も目にしない、気にしない。
使い捨ての被検体として。

被検体の殆どが一年足らずで使えなくなり廃棄される中、彼は良く保ったといえるだろう。
しかし、三年と暫く後にその時は来た。

覚醒したのはその時。
それまで彼を道具、玩具、ゴミとして扱ってきた職員達を一方的に破壊し蹂躙してフリーの撃退士に捕縛された。そして、どうせ危険なのだからと記憶や人格を操作する被検体に使われ、更にどうせならと学園に送られることになった。

そして、彼は幾らかの金と手回り品と名前だけを持って放り込まれるように学園に来た。

   ※      ※      ※

人の絆や情はいつも彼を踏みつける時に使われているものだった為、内心で深い嫌悪を抱く。
羨むにはあまりにも縁遠いものだった。
物心ついた時から一人であり、感情を殺してきた経緯からか自分の感情が他人のそれにしか思えない離人傾向が強く、自分を思考する物体と見なす。
人の心も事象の一つに過ぎないと人間性から距離を置こうとし、他者を状況次第で信用することはあっても信頼することはまず無い。
自らを不要品・不良品と位置付けてそんな自分が存在し続けるということは事はつまり価値などという概念自体大したものでは無いということだと位置付けることで落ち着いている。
時折冷たい隙間風に胸の奥がかきむしられるが、それは諦観と分析に置き換えられる。
心の奥で、覚醒時の暗い解放感を今一度味わう事を切望しているが、冷たい風がそれを冷やす。
光纏はその風を示すような 所々透明な輝きの混じった、氷晶混じりの吹雪を思わせる光の粒子が舞う形。
無垢と冷たさ。何者も通さず、自らを凍らせて傷つく事を拒絶する心の形とも言える。

スキルの一部に違和感があったことから天使の血が発覚。本人は知らないが、この因子は隔世遺伝によるもの。

天魔の言動に『人間』と同一のものを感じて冷ややかに嫌悪している。反面、種族自体に思うところは無い。
人の側に身を置いているから天魔と戦うだけで、天魔の側に立てば躊躇いなく人を虐殺すると思われる。

依頼において、自己主張することは少ない。
思うところはあってもどこか冷めたものがあり、話を纏めたり穴を埋めたりする方を取ることが多い。
戦いは嫌いでは無いが、そこで無責任に自己陶酔する『人間』を見ると敵味方問わずウンザリする。

天宮 佳槻さんの日記

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天宮 佳槻さんのOMC納品履歴

天宮 佳槻(jb1989)
2018/11/05
天宮 佳槻(jb1989)
2018/10/12
天宮 佳槻(jb1989)
2018/08/30
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