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タイトル :眠らない人形 執筆ライター :田村鈴楼 募集予定人数 :1人〜3人 ------<オープニング>-------------------------------------- 何年か前、今日と同じように森で迷ってしまい、やっとのことで見つけた洋館に泊まったことがあった。 主人は快く承諾してくれ安心したが、最後に主人はこう言った。 「今日はお客様が多いから、あの子がはしゃぐかもしれません」 すぐに主人は召使いに指示を出して部屋に戻ってしまった。 ココと一緒に扉や絵画が並ぶ廊下を歩く黒髪の女召使いはココの質問に一切答えず、部屋へ着くと早々にどこかへ行ってしまった。 不思議に思いながらココが扉を開くと夕食の支度と湯の支度が整ってあり、すぐにココは欲望を満たす事が出来た。 やけに豪華なベットにテーブルと椅子。厚い表紙に包まれた本は開いて見ても、見たことが無い言語で書かれてあり、ココは結局寝るしかなかった。 ベッドに横たわり、目を瞑る。 今日あった出来事が頭を駆け巡り、やがて夢の世界への入り口が見えかけていた、まさにそのとき、 コッ…コツ…コッ…コツ…コッ…コツ…… 誰かが廊下を歩く音が響いた。 ココの目は一気に覚めた。 耳がやけに冴えている。 コッ…コツ…コッ………コツ…………………… トン トン トン なぜか開いてはいけない気がした。 トン トン トン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン どこかの部屋から少女の叫び声が聞こえたのと同時にノックがやんだ。 翌日から、主人の娘とココを案内した女召使いを見かけたものはいない。 主人は客人に頭を下げ、娘と女召使いの捜索を依頼した。 ------<ライターより>-------------------------------------- ここの洋館は皆が泊まっている洋館とは別です。 洋館を舞台に、各所に混ぜたヒントを元に娘と女召使いをさらった犯人を探し出してください。 犯人が外に出ることはありません。 部屋や客人への待遇は皆様同じです。 ごゆっくり……背後には気をつけてくださいね。 |