ちびっ子ブランシュ騎士団と小さき命

■ショートシナリオ


担当:天田洋介

対応レベル:フリーlv

難易度:普通

成功報酬:0 G 65 C

参加人数:6人

サポート参加人数:4人

冒険期間:07月22日〜07月27日

リプレイ公開日:2007年07月29日

●オープニング

「預言の火事は平気なところと、酷かったところとあったみたいだね。父さんが言ってたよ」
 灰分隊長フランこと少年アウストは友達に話しかける。
 ちびっ子ブランシュ騎士団の四人はパリの街を散歩していた。すでに大分経つというのに、場所によっては焦げ臭い。
 何か自分達でも、パリの為に役に立つ事はないのか探していたのだ。
 だが、焼けた後かたづけを手伝おうとしても、危ないからと大人に止められたりと立つ瀬がなかった。
「あーー♪」
 橙分隊長イヴェットこと少女コリルが駆けだしたので、残る三人がついてゆく。
「おじさん、赤ちゃん、見せて〜」
 コリルは30歳程度の男に歩きながら声をかける。男は赤ん坊を抱いて歩いていたのだ。
「ああ、いいよ。優しくしてやってくれな」
 男は立ち止まって腰を屈めた。
「小っさいなあ。男なの? 女なの?」
 藍分隊長オベルこと少年クヌットが寝ている赤ん坊を覗き込む。赤ん坊はすやすやと寝ていた。
「女の子だ。名前はアデット。生まれてから六ヶ月ぐらいだよ」
 男は笑顔で答える。
「この子のお母ちゃんはどうしてるんだ? 男が一人で赤ん坊連れ回すのは変だ」
 黒分隊長ラルフこと少年ベリムートが訊ねると、男は表情を曇らせる。
「そう思うよな。安心してくれ。俺はちゃんと、アデットの父親だよ。妻の事で困って友人を訪ねたのだが、うまく解決できなくてね‥‥」
 男はちびブラ団に話した。
 妻が体調を壊して赤ん坊の世話が出来ない状況なのだと。男は妻と赤ん坊の世話をしていて、仕事に出かけられない。
 男は今、パリで忙しい職業の一つである大工なのだが、どうしようもなかった。
「あたし達に任せて! っといいたいけど‥‥」
 コリルは哀しい目になって赤ん坊を見つめた。真夜中にも世話しなくてはならない事ぐらいはコリルも知っていた。どんなにがんばったところで昼間しか活動できないちびブラ団では役に立たない。
「そういう時は冒険者に頼むといいと思う」
 アウストがいうとちびブラ団の三人も同じような事を男にいった。
「そうか。昔、聞いたことがあるな。冒険者ギルドというのがあるのを。さっきシフール便で田舎の母親に連絡したんだ。しばらくパリで面倒みてもらえるようにね。追って馬車で迎えに行かないといけなくて、どうしようかと思っていたんだが、冒険者に任せられれば、その時間が工面できるな。ありがとうみんな」
「俺達はちびっ子ブランシュ騎士団。ちびブラ団と呼んでいいぞ」
 男がクヌットの返事に笑顔になる。
「ちびブラ団のみんな、ありがとう。さっそく冒険者ギルドに行って来よう。‥‥ってどこにあるんだ?」
 男をちびブラ団は冒険者ギルドまで道案内するのだった。

●今回の参加者

 ea1999 クリミナ・ロッソ(54歳・♀・クレリック・人間・神聖ローマ帝国)
 ea3338 アストレア・ユラン(28歳・♀・バード・シフール・ビザンチン帝国)
 ea7246 マリス・エストレリータ(19歳・♀・バード・シフール・フランク王国)
 ea8341 壬護 蒼樹(32歳・♂・僧兵・ジャイアント・ジャパン)
 eb3537 セレスト・グラン・クリュ(45歳・♀・神聖騎士・人間・ノルマン王国)
 ec2418 アイシャ・オルテンシア(24歳・♀・志士・ハーフエルフ・イギリス王国)

●サポート参加者

アウル・ファングオル(ea4465)/ アニエス・グラン・クリュ(eb2949)/ 早瀬 さより(eb5456)/ レア・クラウス(eb8226

●リプレイ本文

●それぞれの挨拶
 依頼人の家の前に停められた馬車の側に、冒険者とちびブラ団は集まっていた。
「いってらっしゃい〜」
 ちびブラ団は馬車の御者台に座った依頼人であるテオースに手を振る。
 クリミナ・ロッソ(ea1999)がテオースを祝福し、旅の無事を祈った。テオースはパリから離れた地に住む自分の母親を迎えに行く所である。
「今はパリの回りも物騒になってますから‥気をつけて‥‥。もし危ない目にあいそうだったら、すぐに逃げて、ちゃんと戻ってこないとダメですぞ」
「はい。妻と娘がいますし、無理はしません」
 心配するマリス・エストレリータ(ea7246)にテオースが笑顔で答える。
 手綱がしなり、馬車が家から遠ざかってゆく。
「冒険者さん達、赤ちゃんとお母さんをよろしくね。みんなで手伝うよ」
 ちびブラ団は冒険者達を見上げながら挨拶をした。
「はじめまして。お友達から話は聞いています。今回は宜しくお願いしますね」
 アイシャ・オルテンシア(ec2418)はセレスト・グラン・クリュ(eb3537)から借りた聖なるウィンプルを被っていた。
「はじめまして、ちびっ子ブランシュ騎士団の皆さん、僕は壬護蒼樹です、よろしくお願いします」
 ジャイアントの壬護蒼樹(ea8341)がしゃがんでちびブラ団と目線を合わせるとペコリと挨拶をする。
 頭上からちびブラ団の目の前まで、くるくるパタパタと空中を降りてくるのはアストレア・ユラン(ea3338)だ。
「ちびブラ団とは初対面やな。宜しゅうな〜」
 アストレアもどこかでちびブラ団の噂を聞いていたようだ。
 他にも初日に手伝ってくれるアウル、アニエス、早瀬、レアの姿もあった。
「中で相談しましょう」
 赤ん坊のアデットを抱くセレストの言葉で、全員が依頼人の家に入る。
「可愛い子ですね♪ お名前はなんていうんですか?」
 アイシャが赤ん坊の名を訊ねると、ちびブラ団が『アデット』と教えてくれた。アイシャが小さく手を振ると、アデットが笑いながら掌をグウパーさせる。
「よろしくお願いします‥‥ね。ゴホッ」
 アデットの母親アンヌが休む部屋の入り口に立ち、冒険者とちびブラ団は挨拶をする。部屋に入らないのは、風邪がアデットにうつるのを心配しての事であった。
 セレストはこの離れた場所から、日に何度かアデットをアンヌに見せるつもりである。その時にはちびブラ団に任そうと考えていた。
 それぞれが希望を述べて、仕事が割り振られる。さっそくアデットとアンヌのお世話が始まるのだった。

●大忙し
「さてちびブラ団諸君、今回はお仕事一杯よ?」
 セレストはアデットを抱いてベットに座っていた。抱っこ用にアンヌの前掛けをつけている。こうすると母親の匂いで赤ん坊は安心するそうだ。
 ちびブラ団の四人はセレストの両側に分かれてベットに座る。
 マリスが棚の上で横笛を吹く。心休まるようにしっとりと子守歌代わりの演奏だ。
「落さないで? 結構重いから」
 セレストはコリルにアデットを抱かせる。首は座っているので縦抱きをさせた。
「笑ってるよ♪」
 コリルの髪をアデットが握って揺らしていた。五分を目処としてちびブラ団全員にアデットを抱かせてあげた。
 しばらく経ってアデットが泣く。おしっこをしたようだ。
 セレストはちびブラ団にオムツの換え方を教えた。
「そうそう、自分の妹だと思ってやればいいのよ」
 時間はかかるが無事にオムツが交換される。
「一番大切なのは顔を覗きこんで、笑顔で話しかけて。そうして言葉を覚えていくから」
 ちびブラ団は頷いた。セレストは大きめの布で赤ん坊を抱いて運びやすい方法も教えてあげる。
「お腹も空いているみたい」
 セレストはまだヤギの乳も離乳食も用意出来ていない時間なので、クリエイトハンドを使って簡易食を作り出す。やわらかく優しい味なので赤ん坊にもぴったりのはずだ。
 セレストは試食して確認すると、アデットに食べさせてあげた。
 手つかずの仕事が残っているが、少しの間はちびブラ団にアデットの直接の世話をさせてあげるセレストであった。

「この辺りだと‥‥」
 アイシャは愛馬アーシャでパリ市街を移動していた。牝ヤギをパリ市内で飼っている家を探していたのである。
 パリ近郊の酪農家の方が手広くやっているはずだが、パリ周辺はマリスが心配していたように預言でとても危険だ。
「すみません。この近くでヤギを飼っているお家はどちらでしょうか?」
「ああ、それなら家だけど、何か用かい?」
 アイシャの耳にヤギの鳴き声が届いた。アイシャは飼い主に事情を打ち明ける。
「取りに来てくれるなら、問題はないさ。いつも余ってチーズにするんだからね」
「助かります。赤ちゃんも大喜びです♪」
 飼い主とアイシャはしばらくヤギの乳を譲ってもらう約束をした。さっそく持ってきた容器にヤギの乳を入れて依頼人の家へと帰るアイシャであった。

「よいしょ!」
 壬護は斧を持ち、庭で薪を割っていた。
 つい先程は井戸から水を汲み、飲料用の水瓶を一杯にしたばかりである。
「おっ、ちびブラ団の諸君!」
 ちびブラ団の四人がアデットを抱えて木陰に座っていた。壬護はひとまず休憩して木陰に近づく。
「しぃ〜〜」
 ちびブラ団が自分の口に右手の人差し指を当てる。アデットがすやすやと寝ていた。
 壬護が近づくとまるで大きな壁がちびブラ団の前に出来たようだ。ちびブラ団の八つの瞳が壬護を見つめ続ける。
「ええと、なんとなく言いたい事は分かるけど、大丈夫。案外赤ん坊に触れる機会は多いんですよ」
 壬護は小さな声で話すと、ゆっくりと腰を降ろした。
「赤ちゃんは、どんな物でも、触って、叩いて、握って、口に入れるですから、注意して下さいね。僕も出来るだけ注意します」
 ちびブラ団は緊張を解いて壬護に頷くのだった。

「再建で忙しい時期やのに、テオースはん、大変やなあ‥‥」
 アストレアは道を歩くクヌットの頭の上を左右に揺れながら飛んでいた。
 ちびブラ団は手分けして仕事を始めたのだ。
 まだ火事で再建されていない家をアストレアは眺める。一人でも多くの大工がいれば、それだけ早くパリは復興するはずだ。テオースが仕事が出来るようになったのなら、それはパリの為にもなる。
「アデットはんの世話とお母さんの看護、がんばろうな」
「おう、俺様は妹いるから赤ちゃんのこと知ってるぞ」
「ほんまか? あたいは美味しい料理でお母さんを元気づけるんよ〜。がんばってえな〜」
 アストレアにクヌットが胸を張る。だがクヌットと妹は大して年齢が離れていないから、世話した経験があるはずもない。
 二人は食材の買い出しをする為に市場を訪れた。
「閑散としておるなあ〜」
 市場にいつもの活気が感じられなかった。それもそのはずで、パリの外から物資が入りにくい事が原因だ。それでもなんとか野菜スープ用の食材を手に入れる。
「あとはクリミナはんのいってはった薬草やな。果物は売ってなさそうやな」
 クヌットはたくさんの食材の入ったカゴを抱えて、アストレアの後ろをついてゆくのだった。

「馬、かっこいいね」
 依頼人の家に戻ってきたアイシャにアウストが話しかける。
「この子はアーシャといいます。‥‥乗ってみます? ちょっと待って下さい」
 アイシャはヤギの乳をセレストに届けて、再び庭に戻る。そしてアウストを愛馬に乗せてあげた。もちろん自分と一緒にである。
 大きく庭を何周かしてあげる。
 大喜びするアウストに、他のちびブラ団も乗せてあげようと思ったアイシャであった。

 マリスはベリムートと一緒にベットで眠るアデットの側にいた。二人は見張り役である。
 寝付いているので、子守歌代わりの笛は止めていた。
 他のちびブラ団は買い物や洗濯などの家事を手伝っているはずだ。アウルも手伝いながら、黒の父についてちびブラ団に説法する。レアも一緒に手伝ってくれていた。
 セレストは子供達には出来ない細かな事を他の部屋で行っている。
「アデット様がすごく泣くときとかには教えて欲しいのですじゃ」
 マリスはテレパシーでアデットに訊くつもりだとベリムートに話す。
「すごいなあ。俺もテレパシーとか使いたいなあ。どんな感じだろ」
 ベリムートはものすごく感心をしていた。。
 マリスは静かに飛んで天井近くから寝ているアデットを眺めてから、ベリムートの肩の上に乗る。
「生まれた時は人はみな善人とは誰が言ったんでしたかの‥。優しい子のまま育ってくれると良いです」
「そうだね。きっといい子に育つよ。アデットは」
 マリスは『ちびブラ団のみんなも』と心の中で呟く。何となく自分が幼かった頃を思いだすマリスであった。

 アストレアは依頼人の家に戻るとさっそく料理を開始した。
 スープを作る予定だが、アンヌ用の病人食と、アデット用の離乳食は同じ鍋から作った。最後の仕上げで、それぞれの好みにしてあげるつもりだ。
 アンヌとアデットは別の部屋にせざるを得ない。せめて同じ物を食べている安心感を与えたいというアストレアの心づくしだ。
「慣れたもんやな」
 アストレアは手伝ってくれるちびブラ団に感心する。ちびブラ団は前にセレストから料理の特訓を受けたと答えた。

「食事が出来ました」
 クリミナはアストレアが作ってくれた病人食をトレイに載せてアンヌのベットへと運んだ。
 アンヌが赤い顔をしながら上半身を起こす。クリミナは手編みのショールを肩にかけてあげると、自らスプーンで食べさせようとした。
「私はおばさんだもの、恥ずかしがる必要はないわ。実家のお母さんとでも思って頂戴」
 クリミナの言葉にアンヌは最初恥ずかしそうにしながらも食べさせてもらう。
 まだ熱があるので、クリミナは濡れ布をアンヌの額にのせる。先程はお湯で絞った布で身体を拭いてあげたばかりだ。
「果物が食べたかったらいってください」
 部屋の片隅には市場には売っていなかった果物が置かれていた。
 アニエスと早瀬が近所の母親達から預かってきたのである。病床を訪ねるのは負担になるので、代わりにと持たせてくれたのだ。
 その際、庭の高い木の上になっていた果物を取ってくれたのはマリスであった。空を飛んで、一つずつ丁寧にカゴに入れてくれた。
 アンヌに薬湯を飲ませる。
 しばらくするとアイシャがアンヌの部屋に現れる。
「こんな時ですから不安になるのはわかります。でも私達がついていますから安心して身体を直す事に専念なさって下さいね。それがなにより赤ちゃんのタメにもなると思いますよ」
 クリミナとアイシャはアンヌの世話を交代するのだった。

●忙しい日々
 一日目は何かと用意で終わってしまったが、二、三、四日目と自然にすべてが回り始める。
 ちびブラ団のアウスト、コリル、ベリムート、クヌットはアデットをあやすのがとてもうまくなる。買い物、洗濯、食事の用意なども、冒険者達を手伝う。
 クリミナの付き添いのおかげで、アンヌの熱も下がる。様々な口に運ぶ物もアンチセプシスをかけて鮮度を保つようにした。クリミナが思った通り、大工仕事で大忙しのテオースに風邪の事を言い出せずにこじらせたようだ。
 アイシャもアンヌの付き添いをし、朝と夕方にヤギの乳をもらいに愛馬でパリの街を駆けた。パリの郊外の出来事の噂を仲間にも教える。
 セレストはアデットに付き添ってお世話をする。荒い布でくるんだ綿にヤギの乳を染み込ませてアデットに与える。夜も添い寝して、夜泣きに備えた。
 アストレアもアデットが夜泣きをしたときあやしてあげた。料理以外の時は静かに体力を使わないようにしているが、マリスと一緒に子守歌代わりの演奏をするのは別だ。どうやらアデットは音楽に興味があるようだ。奏でると、すぐに笑顔になった。
 マリスはアストレアと一緒に子守歌代わりの演奏をするが、ちびブラ団のお相手もする。子供なのでどうしても散漫な所があるので、そこをフォローしてあげた。
 壬護は力仕事でとてもがんばった。依頼期間内で使う分以上の作業をして、しばらく薪割りなどの雑用をしないで済む程に。壬護はちびブラ団がアデットをあやす時にも、なるべく一緒にいてあげた。もしもの時の為である。それにしても赤ん坊はとても力強いものだと壬護は再確認する。
 問題があるとすれば、初日から危惧されていたパリ周辺の戦争といっていい混乱である。無事に依頼人のテオースが戻ってくれるかが、冒険者達の心配になっていた。

●帰還
「おかえりなさい〜」
 五日目の夕方、家の前にテオースの馬車が停まる。何本かの矢が馬車に刺さっていた。
「たっ‥‥ただいま」
 御者台からテオースがフラフラと地面に降りる。
 相当危険な状況を潜り抜けてきたようだ。馬車内にいたテオースの母親は目を回していた。
 お茶会を開くつもりのクリミナであったが、取りやめにする。それより無事に戻ってこれた事が喜ばしい出来事であった。
 セレストも娘のアニエスが初日に声をかけた近所の母親達を呼ぶつもりであったが、取りやめにした。ただ、アイシャによれば四日目に何人かが家を訪れて挨拶をしていったそうだ。きっとこれからアンヌの強い味方になってくれる事だろう。
「おお、アデット」
 テオースはちびブラ団から赤ん坊のアデットを受け取って抱きしめる。
「あなた。お帰りなさい」
「もう平気なのか?」
 アンヌも起きて家の前でテオースを出迎えた。
「きっと、俺の知らない所で苦労をかけてしまっていたんだな。しばらくは家事も休んで身体を完全に治そう」
 テオースはセレストにアデットを預ける。自分の母親を担いで、みんなで家の中に入った。
「何かお土産を何かと思ってましたが、とても買う暇がなくて。その代わりにほんの少し依頼金を増やしておきます。ありがとう」
 テオースは冒険者達に感謝をする。
 テオースの母親が目を覚ました。起きてみればとても元気がおばあちゃんである。
「いるのはちょっとだけだからね。姑はすぐに退散するから、しばらくだけ我慢しておくれ」
「そんな事いわないで下さい。お世話になります」
 テオースの母親とアンヌは挨拶を交わした。
 冒険者達はちびブラ団を連れて依頼人の家を後にする。
「今度はちび猫メルシアを連れて来て、アデットに見せるんだ」
 ちびブラ団は元気に明日からの未来を冒険者達に話すのであった。