妖精泥棒 〜ちびブラ団〜

■ショートシナリオ


担当:天田洋介

対応レベル:フリーlv

難易度:普通

成功報酬:0 G 52 C

参加人数:6人

サポート参加人数:-人

冒険期間:02月14日〜02月19日

リプレイ公開日:2008年02月21日

●オープニング

「どうしたの? プラティナ」
 ちびっ子ブランシュ騎士団、略してちびブラ団の橙分隊長こと少女コリルは震えているペットのフェアリー、プラティナに声をかける。
 今は往来の最中。ちびブラ団の仲間三人と遊んで家に帰る途中であった。
「こわい‥‥」
 腰のカバンの中で震えたまま、プラティナは一度だけ呟く。
 コリルは周囲を見回す。たくさんの人や馬車が行き来していた。プラティナの怖いものが何なのかわからないが、コリルは急いでその場を離れる。
 息を切らせて家に辿り着いた。
 追ってくる者はいなかった。その夜、コリルはプラティナに訊ねてみるが、手振り身振りにほんのわずかな単語のみのコミュニケーションではよくわからない。
 わかったのは、あの場所にプラティナが怖がる何かがあったというだけであった。
 翌日、コリルは空き地でちびブラ団の仲間三人に相談してみる。
「もしかするとさ――」
 灰分隊長こと少年アウストが父親や冒険者から聞いた話を思いだす。
 フェアリーは貴重品で闇取引がされているらしい。とても高価であるようだ。
 コリルは道ばたに置かれた空樽の中にプラティナが閉じこめられていたのを助け懐かれて飼う事となった。ならばそれ以前に飼い主がいてもおかしくはない。
「樽に閉じこめていぢめたりする、前の飼い主が近くにいたんじゃないのかな」
 アウストの推理には一理あった。だが、今一プラティナの反応が鈍い。
「樽に閉じこめたのが飼い主じゃないのかもな。プラティナはなにかから逃げていて、樽に隠れていた。それを知らずに誰かが蓋になるようなものをおいちゃったとか?」
 かなり当たっていたようで、黒分隊長こと少年ベリムートの頭の上をプラティナはグルグルと回る。
「なにから逃げてたのかが問題だ。やっぱり闇取引の商人?」
 藍分隊長こと少年クヌットが闇商人をイメージして悪そうな顔をしてみる。プラティナはクヌットの頬をペチペチと叩いた。
 どうやら、このパリにフェアリーを闇取引する商人がやってきているようである。
「どうしよー。見つかったらプラティナ、連れていかれちゃうよ」
 コリルが不安そうな顔をしてプラティナを呼び寄せた。
「プラティナだけじゃなくてさ。フェアリーを無理矢理つかまえて、売っちゃうなんて許せないよ」
 ベリムートの力強い言葉に仲間が頷く。
「なんとかその闇商人ってのを突き止めようぜ」
 クヌットが右手を胸の前で強く握る。
「できればぼくたちだけで探したいところだけど‥‥、冒険者に頼んでみよう。捕まえるつもりが、逆に捕まったりしたら、迷惑かけちゃうしね」
 アウストの提案でちびブラ団は冒険者ギルドに向かい、正式に依頼を出す。
 掛かる費用はシスターアウラシアからもらった正義の為の資金から捻出するのだった。

●今回の参加者

 eb2949 アニエス・グラン・クリュ(20歳・♀・ナイト・人間・ノルマン王国)
 eb5231 中 丹(30歳・♂・武道家・河童・華仙教大国)
 eb5347 黄桜 喜八(29歳・♂・忍者・河童・ジャパン)
 ec0298 ユリア・サフィーナ(30歳・♀・クレリック・エルフ・ロシア王国)
 ec2830 サーシャ・トール(18歳・♀・レンジャー・エルフ・ノルマン王国)
 ec4004 ルネ・クライン(26歳・♀・神聖騎士・人間・ノルマン王国)

●リプレイ本文

●集合
 晴れた空の下、ちびブラ団が決めた集合場所はいつも遊んでいる空き地であった。
 依頼書に書かれていた通り、朝方の鐘の音が鳴り終わるまでにちびブラ団四人と冒険者六人が集合する。
 全員の挨拶が終わると、サーシャ・トール(ec2830)の肩から月の女の子フェアリー・シーリアが飛び立ち、コリルのフェアリー・プラティナに近づく。シーリアとプラティナは種類、性別も含めてまったく同じである。
 そこに黄桜喜八(eb5347)の陽の女の子フェアリー・りっちーも加わった。
 三体のフェアリーは気が合ったようで、みんなの回りをじゃれるように飛び回る。
「あのね、悪い奴らがいるみたいなんだよ」
 少年アウストが改めて依頼内容を冒険者達に伝える。
 特に大切なのはフェアリーを盗んだ証拠がないと、官憲に連絡しても捕まえてくれない事だ。親切なギルド員が教えてくれたのである。
「闇商人がいるのですね。被害者の人達は大事な家族を奪われて悲しんでいるでしょう‥‥」
 ルネ・クライン(ec4004)は膝を曲げ、目線をちびブラ団に近づける。
「許せませんね。ちびブラ団やプラティナの為にも闇商人を捕まえましょう!」
 ルネは子供達を順番に見てニコリと笑った。
「犯行を行っているという証拠が必要なのですね。‥‥やはり現行犯が一番説得力あるでしょうか」
 ユリア・サフィーナ(ec0298)は両手を合わせ、祈るような格好で考える。
「そうでないのなら、商人が隠し持っているフェアリーを見つけ、飼い主との繋がりを第三者に証明してもらうぐらいですね。まずは調べるところから始めましょうか」
 話すユリアにベリムートが強く何度も頷く。
「そうや、おいらはオーラテレパスを使えるんやったわ〜。プラティナはんに訊いてみるんや。アニエスはんも使えるんやなかった?」
「はい。私もそのつもりでした。プラティナに聞いてみましょう」
 中丹(eb5231)とアニエス・グラン・クリュ(eb2949)はプラティナを呼び寄せて話す。
 プラティナのいう事は断片的であったが、中丹とアニエスの解釈はこうなる。
 プラティナは森に住んでいた。遊んでいる所を中年男性二人組に捕まえられ、パリに連れてこられる。大きな屋敷でカゴから出された時、隙を見て逃げだす。無我夢中で逃げたので屋敷が何処なのかは覚えていない。中年の二人は両方とも顎髭を蓄え、いつも帽子を被っていた。帽子の下は禿げていたらしい。
 サーシャと黄桜はちびブラ団とお話をする。
「なるほどね。その場所が怪しいのか」
「プラティナってよ‥‥魔法、使えねぇのか?」
 怪しい場所とはプラティナが怯えた広い通りの事だ。プラティナはシーリアと同じくスリープの魔法が使える。
 空き地では寒いのでクヌットの家が拠点となる。何かあればクヌット家に集まり、誰もいない場合はメモを残しておくのが決まりだ。
 さっそく捜査が開始されるのであった。

●張り込み
「ここなんだな‥‥」
「うん。ここなの」
 黄桜はコリルと一緒に壁際へ立って眺めてみた。
 とても賑やかな通りであった。ひっきりなしに人や馬車が通り過ぎてゆく。この人混みではプラティナが震えただけでは、闇の商人を特定は出来ないだろう。
「どう? プラティナ」
 プラティナはコリルが持つカバンの中に入っていた。怖々と隙間から覗いているが、今はいないらしい。
 黄桜は辺りを見回してよい場所を見つける。使われていない建物の階段で壁があって隠れやすい。いざという時も、すぐに通りへ飛びだせそうだ。
「顎髭で帽子を被ってるのか‥‥。中年の、ツルツル‥‥」
 黄桜は右肩にりっちーを、左肩の肩にプラティナを乗せて崩れた壁の穴から通りを監視する。コリルも別の壁穴から通りを覗き込む。
 闇の商人を知るのはプラティナだけである。なので、アニエスやサーシャも連れて歩きたいといっていた。
 もっともだと黄桜も思った。そこで何らかの手がかりを仲間が得た場合はプラティナを譲る約束をした。これに関してはコリルの許可も得てある。コリルからプラティナにも言い聞かせてもらった。
 黄桜はりっちーを囮にして闇の商人を捜す案も考えていた。危険ではあるが残る手はこれだけだ。
「あの人、どう?」
 コリルが顎髭のある男を見つけ、プラティナに訊ねるが首を横に振られる。
 張り込みは続く。
 夕方にはコリルを家に帰すつもりである。プラティナは後で届ければ問題はない。
 アニエスも張り込みを手伝ってくれる約束になっていた。用事が済めばやって来るはずである。
 宵の口を過ぎたら、棲家に戻るつもりの黄桜であった。

●動物
「おらへんかったか‥‥」
 中丹は知り合いの青年アクセルの元を訪ねてみるが留守であった。ルーアンから戻ってきた気配はないと隣りに住んでいる住人はいっていた。
 気を取り直すとコリルに教えてもらった場所へ赴く。
「何も入ってないんや」
 中丹は板を持ち上げて、樽の中を覗き込む。道の端に置いてあるこの樽の中にプラティナは閉じこめられていたらしい。
 この辺りで怪しい人物を見かけなかったかと聞くと、鼻水を垂らした子供は中丹を指さした。
 とても失礼な子供である。といっても、今までにもノルマンで怪しくないのを散々説明してきたので、中丹は笑って忘れる事にした。
「なあなあ、ちっこい妖精をふんじばるように捕まえとる人間とか見かけとらん?」
 今度は犬に小声で訊いてみる。もちろんオーラテレパスを使って。
 『見たよ。縛られてはいなかったけど。追いかけられていたよ』という意味で犬はワンと答える。
 あまりにも簡単に探り当てたので、中丹はしばし呆然とした。気を取り直してクチバシを光らせようとしたがうまくいかない。しばらく光らせるのを怠っていたせいだ。
 クチバシの事は別にして、中丹は猫から詳しく聞く。
 特徴はプラティナがいっていた通り、顎髭を生やした帽子を深く被る中年男性二人組であった。
 二人がよく泊まる宿屋も犬は知っていた。中丹は確かめてみるが現在は泊まっていない。
 中丹は宿屋を見張る事に決める。
 クチバシをキュッキュッと磨き、ダウジングペンデュラムを垂らして闇の商人がどこにいるのかを占う中丹であった。

●買い手
 二日目の昼頃、アニエスはクヌットとプラティナを連れて、ディーリが住む屋敷を訪れた。
 ディーリは女性の王宮騎士団の騎士である。以前にクヌットは盗賊団を追っていたディーリに助けられた。
 一日目にアニエスは屋敷の侍女に手紙を預けた。すぐに返事がクヌット家に届けられる。二日目、三日目ならば時間が空いているのでいつでもよいと書かれていた。
 そこで早速アニエスはクヌットと一緒に訪れたのだ。途中でクヌットもお気に入りのシュクレ堂の焼き菓子を買い、お土産とする。
 状況の説明をする為にプラティナも連れてきた。オーラテレパスでプラティナとはよく話してある。闇の商人を野放しにすると他のフェアリーも大変なので、ちびブラ団橙飛行隊として一緒にがんばって欲しいと勇気づけたのだ。
 御持たせの焼き菓子の他にもお菓子がテーブルに並べられる。紅茶の良い香りが漂う中でディーリとの会話が始まった。
 訪ねた二人は改めてリース購入とヌットを助けてくれた事を感謝する。それから本題に入った。
 パリにフェアリーを闇取引する商人がいるのはディーリも知っていた。
 他の盗賊団とは違う問題をディーリは指摘する。貴族が買い手の可能性が高い事だ。つまり、証拠が薄い場合、うやむやにされるかも知れない。心して事に当たった方がいいとアドバイスをされた。
 同じ貴族として許せないと、ディーリは疑惑の人物をアニエスとクヌットに何人か教えてくれた。

●令嬢
 一日目、二日目とルネ、ユリア、サーシャは街で聞き込みをするが、大した情報は得られなかった。
 サーシャがシーリアを囮に使ったものの、引っかかる者はいない。
 だがベリムートとアウストを連れて訪れた官憲の詰め所では有用な情報を得る。
「フェアリーといえばあの方を思いだすな」
 官憲の一人が呟いた人物とは貴族の令嬢である。たくさんのフェアリーを飼っているらしい。
「詳しく教えて欲しい」
 サーシャが訊ねると官憲は喋り始めた。
 名前はソーシリィ・オンロ。十九歳女性。住んでいる屋敷は裕福なパリの区域。アニエスが向かったディーリの住んでいる近所である。
「でも、この人は違うと思うぞ」
 官憲は喋り過ぎたと感じたのか、ソーシリィをかばう言葉を羅列する。今までに逮捕歴はなし。闇の商人と繋がるような事実も一切ない。世間では評判のよい人物であった。
 一行はお礼をいうと詰め所を立ち去った。そしてソーシリィの屋敷へと向かう。
「この家か。でっかいね」
 ベリムートが外壁から屋敷を見上げる。
 まずはどんな人物なのか、周囲の人達にさりげなく評判を聞いてまわる。調べる範囲が徐々に広がり、そのうち裕福な区域から外れてしまう。
 そこでルネはフェアリーを盗まれたという男の子を発見した。
「俺とミリアは仲良しだったんだ。それなのに‥‥」
 男の子が飼っていたフェアリーは風の女の子で名前をミリアといった。ルネは忘れないようにメモをとる。
「発見したら必ず連れてくるからね」
 ルネは男の子と約束をする。
「あの男の子がフェアリーを飼っていた事実をはっきりとさせておけば、証拠の一つになると思いますが、いかがでしょうか?」
 ユリアの意見に仲間は賛成する。数日かかったが十名以上の証言が得られる。
 ディーリからの情報にもソーシリィは含まれていた。ますますソーシリィの疑いは濃くなる。
 すべてが一本の線に繋がるのは五日目を待たなくてはならなかった。

●犯人
「もしかして見つけたの? 闇の商人」
 階段の張り込み場所。コリルがプラティナの慌てた様子に気がつく。
「どいつだ‥‥。あ、あれなのか‥‥?」
 黄桜は行き交う人々の中から顎髭を生やす中年二人組を探しだした。コクコクと大きくプラティナが頷く。
「クヌットの家で待っていてくれ‥‥プラティナ、隠して帰れよ」
 黄桜はコリルに帰る事を勧め、りっちーと一緒に通りへと飛びだした。
 アニエスは愛犬ペテロに黄桜を追いかける事を命じると走り去る。目指すは官憲の詰め所であった。
 黄桜はりっちーを目立たせながら、わざと中年二人組の前を歩いた。黄桜は進路を急に変えて確かめる。中年二人組がついてきているのは間違いなかった。
 黄桜はさりげなくりっちーと離れる。物影に隠れて中年二人組を監視した。
 中年二人組は手慣れた様子でりっちーを捕まえると、両腕や羽根が動かないように縛って上着の内側に隠す。そして足早に立ち去る。
 黄桜は発見されないように身を潜めながら、中年二人組を追いかけた。

「あいつら怪しいんや‥‥。あ、黄桜はん」
 中丹は中年二人組が宿に入るのを確認した後で、近づいてきた黄桜と目が合う。
 黄桜はりっちーが誘拐された事を中丹に教える。
 ペテロが黄桜の側を離れ、一目散に駆けてゆく。クヌット家で官憲と待機しているはずのアニエスの元に。
 しばらくしてアニエスが官憲二人と一緒にやって来た。黄桜は詳しい説明をしたが、官憲二人はすぐに踏み込みはしなかった。
 ソーシリィを監視する冒険者達の伝言がベリムートによって届けられていたからだ。
 どうやらソーシリィへのフェアリー納品が遅れているようだ。
 サーシャ、ユリア、ルネからの情報によると、夕方頃にこの宿屋へソーシリィが現れる予定であった。

 夕方になり、宿屋の前へ馬車が停まる。
 鍔の広い帽子を被る女性とお付きの侍女二人が下りて宿屋の中へと入ってゆく。
 馬車を追いかけてきたルネ、ユリア、サーシャが馬から下りる。今入った女性こそがソーシリィだと証言し、官憲二人は踏み込む用意をする。
「何だ! お前等は!」
 踏み込んだ瞬間、中年二人組は暴れようとする。
 ユリアはコアギュレイトで一人をしばらく動けなくした。
 中丹は一人にスタンアタックを決めて、一瞬だけ気絶させる。
 二人とも帽子がとれてピカピカの頭が晒された。
「これは一体なんなのですか?」
 ソーシリィは他人事のように官憲二人へ質問する。
 官憲の一人が説明した。二人組は他人のフェアリーを盗み、それを売りさばいている闇の商人だと。
 とぼける中年二人組であったが、りっちーの事を問いただされると黙り込む。黄桜がりっちーの飼い主であるのはいくらでも証明出来る。
「わたくしも騙されていましたわ。まさか盗まれたフェアリーだなんて」
 ソーシリィの嘘は白々しい。
 しかし今までに中年二人組からフェアリーを買っていたのは隠し通せない。官憲二人は屋敷の捜査を要求した。
 しぶしぶソーシリィは許可を出す。
 冒険者達はちびブラ団も呼び寄せて官憲二人と一緒にソーシリィの屋敷へ入った。
「こんなにいるんだ‥‥」
 アウストは呟く。
 たくさんの花と一緒にフェアリーが二十体前後、広い部屋の中で飼われていた。
「ミリア〜ミリアはいる?」
 ルネが叫ぶと、一体の風のフェアリーが飛んできた。ミリアに間違いないようだ。一緒に男の子へ返しに行こうとルネはちびブラ団と言葉を交わす。
「いいですね。放たなければ、我々も考えるところがある」
 官憲にいわれてソーシリィは黙ったまま頷いた。
「まだ一体いるぜ?」
 クヌットが部屋の奥から見つけだした箱には、一体のフェアリーが隠されていた。
「その子はパニィーフェイといってすごく珍しいの! この子だけは!」
 どうも貴腐妖精の亜種で、パン作りを手伝ってくれるフェアリーのようである。
 ソーシリィは駄々を捏ねたが、やはり放される事になる。中年二人組から買い取ったものだからだ。
 二人組は適当に盗んできたので、誰に飼われていたのかわからない。ならば自然に帰すのが適当だと官憲二人は考えたようだ。

「あ、お姉さん!」
 ちびブラ団が振り向いた。
 ディーリがソーシリィの屋敷前にいた一同の所へ現れる。
「話しは官憲の方達から聞いたわ。これを受け取ってもらえます?」
 ディーリは冒険者達、ちびブラ団に銀無垢のスプーンを手渡した。
「でもなんで?」
 クヌットが訊ねるとディーリは答える。闇の商人二人組から窃盗団の情報が引き出せそうなのだと。
 スプーンは手伝ってくれたお礼らしい。
「これで一件落着や!」
 中丹が夕日の中でクチバシキラ〜ン☆と光らせるのであった。