灰と黒の害敵

■ショートシナリオ


担当:はんた。

対応レベル:8〜14lv

難易度:普通

成功報酬:4 G 56 C

参加人数:8人

サポート参加人数:1人

冒険期間:11月12日〜11月18日

リプレイ公開日:2006年11月21日

●オープニング

「いや、いつかは‥‥いつかはやろうと思っていたんだけどな」
 ギルドに来た壮年と思しき男は、整えられていない顎鬚を弄りながら言っていた。
 男は王宮のフロートシップの船長という事で、それなりの地位にいる者の様だ。
 しかしその口上は何と言うか‥‥高貴な印象は無い。むしろ、怠惰の匂いがぷんぷん香る。
「領地の外れにある食糧倉庫、貯蔵分のものが傷んだのを切欠に、放棄を随分前に決めたんだが、つい面倒なもんで、整理をずっと先送りにしていたんさ。したら何という事か、デカイ鼠が住み着いてなぁ」
 ギルドの係員は聞きながら、呆れ返っていた。
 そこまで領地を放っておくとは‥‥、この男は本当に爵位に値する者なのだろうか‥‥、しかしまぁこの男に対して特に悪い噂を聞かないのが不思議だ‥‥などと思いながら、依頼書の準備をする。
「それでだ、その退治を冒険者に――」
 ギルドの入り口扉を押し開ける音が、男の言葉を途中で止めた。
 入ってきたのは、当然冒険者。男は直接言った方が手っ取り早いと判断したか、冒険者の方を向き、口を開いた。

 我が領に敵来たり。灰や黒、そのおぞましき様相は、国が仇敵カオスの如く。
 その数ゆうに、十を超え。群がる害敵、遂に屋根の下一つを埋め尽くす。
 勇者よ、これに立ち向かう勇者よ集え‥‥。

 詩を歌う様にして一通り言い終えた後、男は頬を掻きながら言い足した。
「あー‥‥、飾ってもイマイチ恰好がつかないな。ま、ようするに、放置していた食糧庫にジャイアントラットがたかってしまってね。お掃除をキミ達に、お願いしにしたいわけなんだよ」

●今回の参加者

 ea2019 山野 田吾作(31歳・♂・侍・人間・ジャパン)
 eb2093 フォーレ・ネーヴ(25歳・♀・レンジャー・人間・ノルマン王国)
 eb3445 アタナシウス・コムネノス(34歳・♂・クレリック・人間・ビザンチン帝国)
 eb7857 アリウス・ステライウス(52歳・♂・ゴーレムニスト・エルフ・メイの国)
 eb7863 フォンブ・リン(38歳・♂・ジプシー・パラ・メイの国)
 eb8005 マフマッド・ラール・ラール(41歳・♂・鎧騎士・人間・メイの国)
 eb8357 クリスティン・ロドリゲス(29歳・♀・天界人・人間・天界(地球))
 eb8542 エル・カルデア(28歳・♂・ウィザード・エルフ・メイの国)

●サポート参加者

ガンバートル・ノムホンモリ(eb3327

●リプレイ本文

「貯蔵庫の放置とは、何と言うか、笑えない話ですな」
 目的地に向け歩く一行の中、エル・カルデア(eb8542)は己の輪郭を撫でながら言う。確かに、放任の果てにモンスターに生息されては冗談では済まされない。
「誰のために食糧を貯蔵してんのかは知らねえけどよ、全くだな」
 冷やかすような口調で同意するクリスティン・ロドリゲス(eb8357)の掌では、小振りな金属棒が弄ばれている。
 一方、山野田吾作(ea2019)の声色は咎める様でさえある。
「むう、自領の問題を捨て置くとは。この国難に当たるべき士分が、何たる事か!」
 御尤も。せめて本人にこれを言えれば、今とまた違った心境なのかもしれないが。
「うーん、依頼の前に、依頼人さんに挨拶したかったんだけど‥‥残念」
 苦笑を浮かべながらのフォーレ・ネーヴ(eb2093)。彼女やマフマッド・ラール・ラール(eb8005)は事前に依頼主を伺う予定だったが、依頼後の報告にそれを兼ねて欲しいとの返事を受けたのだった。
「お仕事忙しいらしいからしょうがない‥‥かな」
「仕事‥‥ならいいがな」
「?」
 マフマッドの言葉に首をかしげたフォーレ。彼はあえて説明をしない。
(「多忙‥‥。それほど執務に熱心な人間なら、この様な問題はおこさないだろう」)
 以前にこの依頼主を知る彼は、ついつい邪推してしまう。‥‥言及を逃れるために面会を断ったのではないか、と。
 しかし推測を重ねても答えは出ない。それよりも、現状に対する試みに有意義を見出した彼は、田吾作に話しかける。
「本来ネズミ等、我々騎士には取るに足らぬ相手。もはや完璧を約束されたようなものだ。むしろこの依頼をこなす日程が空いていた幸運を、龍と精霊に感謝すべきと私は思うがね」
「‥‥確かに此度の依頼は、比較的容易な物と思われる」
 確かに大ネズミとなれば、それ程切羽詰った相手ではない。少なくとも、田吾作の戦歴を鑑みれば。
 ならばこれを不慣れな者達の踏み台に‥‥と、これも田吾作の思う士分の様だ。
「ともあれ、しっかりと駆除したいところだ。周辺に被害が出る前に依頼に成った事は、不幸中の幸いか?」
 アリウス・ステライウス(eb7857)は、齢相応の面に、更に苦笑で笑い皺を刻みながらそう言う。そして、これ以上先延ばしにされていたら、ねずみ達はもっと増えて大変になっていただろう、とも。
 それを聞いた禿頭(とくとう)の男、フォンブ・リン(eb7863)は、思わず聞き返す‥‥
「あらぁ、ネズミってそんなに逞しいのかしら?」
 ‥‥婦女子の様な口上で。
「普通のサイズのネズミだったら、むしろカワイイくらいの印象がするんだけど?」
「モンスターのそれについては専門知識外だから言いにくいが、もし繁殖性が普通のねずみ通りだったらおぞましい事になる。周辺の植生を食い荒らし、次に近隣の人里へ下っていくと‥‥程度によっては、村一つを飢餓に導けるかも――」
「きゃーーー! こっわーーい!!」
 生娘顔負けのフォンブの悲鳴が、アリウスの言葉を遮る。
「‥‥重要な内容の依頼と言う事は、わかりました」
 アタナシウス・コムネノス(eb3445)はとりあえずそう言って、綺麗に纏めた。


 まるで箱だった。
「本当に四角形そのままですね。まるで箱の様です」
 エルが言う様に、そこに目の前に建っている建築物はまるで箱だった。周囲に草木がない所為で余計存在感がある。
「へっ、戦いやすそうで結構じゃねぇか。しかしまぁ、この中にモンスターがいるってんだから、びっくり箱の中に入るような気分だぜ」
「びっくり‥‥箱、とは何です?」
 アトランティス人のエルに問われ、クリスティンは面倒臭そうに頭を書きながら説明を考えるが‥‥
「何でもねえさ。あたしのいた世界の‥‥玩具だ」
 面倒臭いので、語尾と同時に倉庫の扉を蹴って開ける。
 そこに、いきなり敵の姿‥‥はなかった。しかし、漂うそれが鼻孔を通った時、一同は、大量のネズミが確かにこの空間に存在している事を知る事が出来た。
 中に入り、まずアリウスが仲間達の武器の武器にバーニングソードを付与していく。
「く‥‥何と言う臭い。予想はしていたが、酷――、フォーレ殿。何をしている?」
 マフマッドは、傍らで唇を尖らせているフォーレに目をやった。
「いやぁ、これで誘き寄せられればいいかなぁって思って」
 彼女の唇から出ている音域の高いそれは、何かに似ている。これは‥‥。
「ふむ、ねずみの鳴き声に、聞こえなくは無い」
「キャーっ、フォーレさんったらカワイ〜イ〜」
 頷くアリウスと、はしゃぐようにして言うフォンブ。
「まぁ、余り胸中を発露するのは‥‥どうなのでござろうか」
 と言いつつ、内容の否定はしない田吾作。尤も咎める様な声色でもない。
 その鳴き真似の効果だろうか、奥から‥‥

――ゴソ。

 反応があった。
「では、これで最後の一押しとしましょうか?」
「ん? それは何かな? エルさん」
 バックパックをあさるエルに、フォーレは鳴き真似を止めて聞いた。
「自己流で香りを付けた撒き餌です。効果の程はわかりませんが」
 エルが大量に抱え込んできた保存食。その一部を彼が放り投げた‥‥

――ゴソ、ガサガサガサガサガサ!

 反応があった。十二分に。
「くそ、この連中はカワイくねぇな。来たぜ!」
 クリスティンの持つランタンの光は、押し寄せる食欲の塊を幾つも照らし出した。
 幾つも、幾つも幾つも幾つも幾つも幾つも!!
「田吾作殿、前に出るぞ!」
「心得てござる!」
 刀剣を構えるマフマッドと田吾作は前衛に、攻撃支援のエルとフォーレはその準備に、体勢を整えた。
 灰色と黒色が迫り来る。前衛の盾は、敵の攻撃を的確に防ぐ。
(「くっ‥‥大群とは承知していたものの、まさかここまでとは」)
「薄暗がりで残飯を漁るしか脳の無い畜生風情が‥‥!」
 しかし盾を持つ二人は食いしばる。二人は優れた戦士ではあるが、如何せん多勢に無勢。盾は全てを守るに至らず、傷を被ってしまう。
「‥‥この私に牙を剥くとは、言語道断!」
 お返しといわんばかりに振られたマフマッドのサンソードが、ジャイアントラットに耳障りな鳴き声を出させた。
 仕留めるには至らなかったそれに、切っ先が飛ぶ。灰色の身に刃を埋める縄ひょうの持ち主はフォーレ。彼女も、確かな腕だ。
 彼我の現状を見るに、後手は下策と判断した田吾作は羽織りし蒼に負う傷を敢えて無視し攻勢に出る。
「覚悟!」
 振り下ろされた刃の残光を辿れば、灰色の体が、一刀のもと両断されていた。
 しかし‥‥それにしても敵の数が多い。
「叩いても叩いても、きりがねぇ!」
 敵に齧られながら、クリスティンが叫ぶ様に言いながら得物を振るう。しかし、現時点で敵を一撃で屠れるのは田吾作のみだ。
 前衛は協力しながら一体一体始末しているが、後方も後方で余裕は無い。
 重なる前衛の傷の治癒にアタナシウスは精一杯で、ホーリーによる支援が出来ずにいる。
 アグラベイジョンを高速詠唱で使い続けるエルに休む暇などない。専門レベルで安定して使えていれば戦況は楽になっていただろうが、成就の確率を考えると、この状況下で冒険は出来ない。
 数を頼りにする相手との戦い。広範囲攻撃か、手数、もしくは敵戦力の分散に対して策にあれば、もう少し楽が出来たかもしれない。
「こういう時こそ‥‥あたしの出番ね!」
「フ、フォンブさん! 危ないですよ!」
 そんな時、アタナシウスの声を背にフォンブが敵中へ駆け出した。
 相手がジャイアントラットという事で、回避力が専門レベルに達している彼なら、なんとか囮役はできるだろう。
(「しかし、囲まれる可能性もあるだろうし、ナイフとランタンに塞がった両手では些か不利では‥‥」)
 前衛に守られながら戦況を観察するアリウス。彼は次の瞬間、戦況に似つかわしくないそれを目にする事になる。
 流れるような足捌き、回避には不必要な回転、パッションに満ち満ちている腰つき!
「さぁ今からここは、あたしのステージ! その目、とくと見開きなさい!」
「なんと、ここに来て西洋舞踊とは‥‥」
 田吾作の呟く通り、それは踊り‥‥フォンブによる華麗(?)なダンス。
 不規則にステップを踏んでいたフォンブの動きが、突如静止を見せる。そこは仲間達からだいぶ離れている。これを機に、と敵はティンブに襲い掛かってきた。
「Hey!」
 ポージング! と共にティンブの身体が眩い輝きに包まれた。それは陽の精霊魔法、ダズリングアーマーの成就完了だった。
 住処の暗さが浸透しているジャイアントラットは、その輝きに思わず身を捩る。
「隙あり‥‥だよ、てい!」
 いつの間にかティンブの近くに来ていたフォーレ。サングラスによって守られている彼女の目は、的確に相手の動きを掴んでいる。
「ティンブさん、私もお手伝いするよ!」
 そう言って、フォーレも敵の攻撃を回避していく。その体捌きたるや、もはや達人の領域である。サングラスを付いていても、難なく敵の攻撃を避けられる。彼女の場合は純粋に回避行動なのだが、あまりに無駄のない足運びに、見る者は思わず舞踊の類と錯覚してしまう。
 そしてまた一投。銀の煌きは吸い込まれるように灰色へと向かった。
 眩しささえ感じるティンブのダズリングアーマーは、ランタン以上に倉庫内を照らした。それは冒険者達に、大雑把な敵の残量を知らせる。
「どうやら、この周辺を片付ければ終わりのようですね。あと一息‥‥と言ったところでしょうか」
 目を細めながら、奥まで目をやったうえでアリウスがそう言った。
「そうか、なら‥‥」
 サンソードの柄は、マフマッドによって強く握られる。
 一匹のジャイアントラットが勢い良く跳躍した。その牙は口にしている食料相応に汚れ、前歯等は所々に黒が点在している。
 来襲した敵の顔には、小振りな盾が当てられた。
 片刃の刀身は己の軌道に照明を反射させて、綺麗な弧を描きながら獲物を斬り裂いた。一文字から、どす黒い血が吹き出る。
「さぁ、こんな悪臭に囲まれる時間は飽き飽きだろう。己の刀をこんなもので汚す趣味はなかろう。畳み掛けようではないか!」
 一同は頷く。地道にではあるが確実に、敵の数を減らしている。数さえ減れば、もうジャイアントラット達に利は一つとしてない。
 まもなく、倉庫内で動く鼠が一匹も存在しなくなるのは必然だった。


「なるほど。事後、鼠の死骸の始末も‥‥」
 ギルドのテーブルに、依頼主がいた。
 そこに丁度良く担当の冒険者達が来たのは、出来過ぎとも言える偶然。
「やぁ冒険者諸君お疲れ様。既に、報告書には目を通させてもらったよ」
 微笑しながら言うその男はマフマッドの思う通り、以前に関わった依頼主。その節もこめて彼は挨拶をしたうえで、話し出す。
「たかが巨大鼠相手とは言え、そこで油断しないのが一流足る由縁。成功して当然の依頼だ」
「なるほど、なら機会があれば次も期待させてもらおうか」
 次に、依頼主の視界に飛び込んできたのは爛漫たる声の主。
「初めまして。フォーレだよ。よろしくだね。‥‥だね♪」
「おおっと、これは元気なレディだ。私の名前はマルグリッド・リーフと言う。こちらこそ以後宜しく」
「さて、拙者も少々宜しいでござろうか?」
 挨拶を交わし終えたフォーレとマルグリッドの間に、田吾作が入ってきた。
「ああ、どうぞ。何でも言ってかまわんよ」
「この国難に当たるべき士分が、自領にてこの様な事態を引き起こすとは何たる事か!」
「シ、シブン?」
 田吾作の言う『士分』の意味が分からずにいたマルグリッドであったが、とりあえず自分が今回の件で怒られている事とは判断できた。
「いやいや、今回の件は勉強になりました。家の中の整理は、豆にしなければならない反面教師として学ばせて頂きました。保存食の整理も重要ですね、いや、笑えませんな」
「確かに。領主がその辺、管理を怠ったら駄目だろうがよ」
 エルに他意はないだろうが、それに便乗して言うクリスティンはからかいの色を言葉に含めた。マルグリッドは、ただただ苦笑いで誤魔化すだけ。
「そうだね。ちょっとした事で気を抜いて、誰かに迷惑をかけちゃ駄目だよね」
 フォーレの青き眼に見つめられ、程なくして折れるマルグリッド。
「そ、そうだなぁ。いや、全くその通りだ。これは面目ないもんだな」
 とりあえず、反省はしている様である。
「さて、お話が済みましたでしょうか? 宜しければその話題とは別に、私からもお話したい事がございます」
 恭しい口調のアタナシウス。マルグリッドは緩やかな笑みを取り戻しながら、彼に先を促した。
「まずはこれをご覧下さい」
 アタナシウスの持つそれをまじまじと見るマルグリッド。それはただの保存食にしか見えず、彼にはアタナシウスの意図が掴めずにいた。
「これは、倉庫に残っていた食料です」
 信じられない、と顔に書いてあるかのような分かりやすい表情の彼。
「馬鹿な、あこに置いた‥‥あこの食糧はもう痛んだ物のはず。魔法でもそれを戻す事など出来んよ。出来るとしたらそれは奇跡さ」
「ならばこれは主への信仰が生んだ奇跡といえるでしょう。もし持ち主であるあなたの許可が頂ければ、これを以って飢えに苦しむ者達への救いにしたいと考えます」
「なるほど。傷も癒せるとの事だからなぁ。確かにそれは奇跡の術だ、が‥‥」
 真摯な眼差しのアタナシウスを前にして、マルグリッドは大変言い難そうにして、その言葉を紡ぐ。
「奇跡であればあるほど、学薄き者、不慣れな民達は不信感を感じるだろう」
 申し訳無さそうに彼は断り‥‥改めてアタナシウスの手にある食料を見、匂いを嗅ぐマルグリッド。腐臭はない。
「というわけで、これはありがたく今夜の肴にさせて貰う」
 齧って味の正常も確かめながら、彼はアタナシウスに運賃を渡した。


 棲家への帰り道、どうにも感じた違和感を払拭できずにいる田吾作がいた。
「しかし、そう悪い人物の様にも見えなかったでござる。何とも不思議な御仁にござった‥‥」



――晩、屋敷書斎

「見てくれ。傑作だろ?」
 執事に、マルグリッドは書面を渡して見せた。どうやら、今回の依頼についての報告の様だ。
『――自領地内において、発生した数十にも及ぶ魔物を冒険者達はなんと十に満たない数で打ち勝つ。その実力は信頼に値するものと思われる。今後を鑑みるに、王宮としてもより一層の協力体勢を整えるべきかと――』
「嘘は書いていないよ」
 マルグリッドは、得意げな顔をして言う。
「上部への上申書さ。ゴーレムは絶対数の関係で難しいが、グライダーやチャリオットなら今より使用頻度を高める事が出来るかと思ってね。ゴーレム機器は今のうちから慣れさせ――」
「マルグリッド様」
 執事は、髭の下に笑みを作りながら言った。
「本当に放任の末、鼠に居つかれたのですか?」
 マルグリッドは無言のまま、薄く笑うだけだった。