雪化粧のエルミタージュ

■ショートシナリオ


担当:はんた。

対応レベル:フリーlv

難易度:易しい

成功報酬:5

参加人数:5人

サポート参加人数:-人

冒険期間:01月19日〜01月23日

リプレイ公開日:2007年01月30日

●オープニング

 人々賑わう王都から少々足を伸ばせば、そこには喧騒に縁切りをした緑の広がりがあった。
 そんな木々に囲まれた所に洋館が一軒建っているわけだが‥‥周辺には本当にその館しかない。
 更に、季節は白い頭巾を一帯に被せると、尚の事この場所を自然と一体化させていた。最近は、モンスターなど物騒な話も聞かない、平穏そのものだ。
 その館は貴族達の社交場として使われていたのだが‥‥そこはまさに、館は隠れ家であったのだ。
 社交場であり、隠れ家でもある‥‥と言うのは矛盾している様だが、これには理由がある。
 貴族の社交界というのは、政(まつりごと)やらお家事情が大なり小なり絡むのだ。そういう付き合いも貴族の仕事の一つでもあるのでそれ自体に言い及ぶ事はないのだが‥‥礼儀や明晰さを強要される場というのは、些か疲れが溜まるものである。
 この館はいつしか、そんな世界からほんの少しだけ解脱をはかり、単純に交友関係を楽しむ者達が集まる場所となっていった。
 館の主は未亡人の淑女。どうやら家族を亡くした理由に、権力者同士の争いが関わっているらしい。もしかしたら、それが、この場所の成り立ち‥‥かもしれない。
 愛した夫も娘も失い、残された土地と財産と‥‥この別荘の持ち主は黒髪の貴婦人、リーナ・エテカ。彼女は知り合いに向け、書簡を書き綴った。大よそこの場を楽しめる知り合い達へ。
 そしてそれは、冒険者ギルドへも‥‥。

「ムツミちゃん、今度ここで一席、催すつもりでいるの。という事で、万が一に備えてその際の身辺警護をお願いするわ」
「つまりは用心棒の雇用期間延長と言う事か。心得た」
 貴婦人からムツミと呼ばれた少女は、天界で幾度と無く依頼を受けていた冒険者だった。腕はそれなり‥‥だがそれ以上に、天界の話や彼女自身の事を聞くために、リーナは彼女を雇っていた。今回の身辺警護も、一緒にパーティーを過ごすための口実に過ぎないのだろう。
「まぁ、せっかくの機会だから、ムツミちゃん自体が色々と楽しんでみてもかまわないけど‥‥それじゃ宜しくお願いね」
 そういってリーナは彼女に微笑みかける。その表情はまさに、我が子を見る母親のそれだ。


 かくして宴は開かれる。ひっそりと、しかしながら、華を求めて。

●今回の参加者

 ea2019 山野 田吾作(31歳・♂・侍・人間・ジャパン)
 eb2093 フォーレ・ネーヴ(25歳・♀・レンジャー・人間・ノルマン王国)
 eb7880 スレイン・イルーザ(44歳・♂・鎧騎士・人間・メイの国)
 eb7898 ティス・カマーラ(38歳・♂・ウィザード・パラ・メイの国)
 eb8489 エリス・リデル(28歳・♀・天界人・人間・天界(地球))

●リプレイ本文

 樹々を潜って行くとやがて視界は閉塞感から開放された。
 そこだけぽっかりと拓けた空間に建つのは、立派な隠れ家であった。


「あっちにリーナさん‥‥オーデさん、またねっ」
 手身近にいた男にそう告げ、フォーレ・ネーヴ(eb2093)はぱたぱたと、小走りに駆けていった。
「‥‥まるで小動物のようだな」
「それがあなたの故郷(くに)の褒め方か?」
 声に他意を含めず、スレイン・イルーザ(eb7880)。
 オーデと呼ばれた中年の男は、壁を背にした。この二人、談笑に盛り上がる人間には思えなかった。
「どうやらそなたも、場違いの武人の様だな」
 オーデは巨躯を目線だけ見上げながら言う。スレインは、それを見下す事もなく返した。
「これでも、基本的には話をしたいが為に来たのだか」
 彼とて、無駄な時間を過ごす為に来たわけではないのだから‥‥。
 フォーレの後姿を見る。上品な白い裾が揺れていた。まるで、ドレス自身もはしゃいでいる様に。

 その女性はどこか挙動不審であった。周囲を見渡しながら歩くも、履きなれない靴なのだろうかヨロヨロと転びそうになっている。その度にずれる眼鏡を修正‥‥難儀そうである。
(「何か他の依頼で忙しくて‥‥来ていないのかな?」)
「誰か、探しているの?」
「え? な、何で分かったんですか?」
 そんな姿に興味をもったか、それとも単に人見知りの出来ない性格なのか。覗き込む様にして、一人のパラの男性が彼女に声をかけた。
「だって、きょろきょろしていたし」
 彼女の黒の瞳に写ったのは、彼女と同じ黒の眼に、黒の髪。しかし声色と表情は、自分と反対に明るいもの‥‥そんな事を、彼女は第一に思う。
「あ、いえいえこっちの話ですので‥‥」
「えぇーっと、キミも、このパーティーに紹介されてきた人? 見たところ、天界の人みたいだけど」
 褐色の面に明澄な陽気を浮かべながら、ティス・カマーラ(eb7898)は話しかけてきた。
「はい。ぁ、すいませんっ、自己紹介が遅れていました。私は最近こちらの世界に来た、野元和美と言います」
「僕はティスって言うんだ。生まれはこっちの世界、メイディアだよ。はじめましてだけど、どうか宜しくね」
 和美は、彼に向け深々と頭を垂らす。
「こちらこそ、宜しくお願いします」
 人当たりのよさそうな人に会えて良かった‥‥そう思っていた最中であった。
 婦女子の高笑いが聞こえたのは。
 二人が目を向ければその先に、ゆったりとしたスカートの女性が近づいてきていた。金髪は紅のリボンによって左右二つに縛られ、首元を飾るのは色とりどりの装飾品。
「こんな垢抜けていない方や子供が出席する様になるなんて、リーナおば様のパーティーも客質が落ちたものですわ。あなたもそう思わない、ルティーヌ?」
 高圧的な声色は、いかにも『高飛車なお嬢様』と言った感じ。
 更に彼女の左にも貴族らしき女性が一人。銀の髪は前が切り揃えられ、装飾品はアクセント程度。ルティーヌとは彼女の事だろう。どちらも、若い令嬢である。
「折角、素敵な紳士を探しに来――」
「はじめまして! 僕はティス・カマーラって言うんだ。よろしく」
「え‥‥ええ、はじめまして」
 半ば貶す様な台詞だと言うのに、そんな相手にすら朗らかさを以って接するティス。そんなティスの明るさが予想外だったのか、彼女が逆に困ってしまう。
 そんな時、音も無く近づいたルティーヌの白い指がそっと彼の黒髪に触れる。その意図がわからず、ティスは図らずも息を呑んだ。
「‥‥この人パラです、ヨアンナ。子供子供と言いましたが、もしかしたらこの方、私達より年上かもしれませんよ」
「え?」
 ルティーアがかき上げたティスの髪、その下にはパラの証明、先の尖った耳があった。
「よく見間違えられるけど‥‥一応、キミ達より年上になるね」
「ヨアンナ、貴女は早計過ぎます。それだから毎回毎回フラレて無駄に知人が出来るだけで、玉の輿に乗る機会を失っていくのです」
「う、うるさいわよルティーヌ!」
「あのー、知人が多いってことはつまり、結構顔が利くって事?」
 ティスがそう問うと、ヨアンナは得意げに腕を組んで見せると、頷いてその言葉を肯定した。
「なら、色々な人に会わせて! 初めて会う人たちにも挨拶して回ろうと思っていたんだけど、知り合い少なかったから」
「そんな義理、私には――」
 腕組のままそっぽ向いたヨアンナであったが、ちらっとティスの方を見ると‥‥屈託ない彼の笑顔に気付いた。
「――義理はないけど予定もないし‥‥そこまで言うんだったら、今から一緒に付いて行ってあげても良いわよ? ほらルティーヌ、あなたも来なさい!」
 強引にティスの手を取るヨアンナ。
「ま、待って下さい。一人にしないで下さーい!」
 その後を慌てて和美が追う事になり、かくして一団は人だかりの方へ向かって行った。

 その衣装は、ゆったりと長めではあるものの幾分ひらひらした物――少なくとも、動き易い類の物ではない。
「用心棒という事なのだから、これはちょっと‥‥」
 困惑の片岡睦(ez1063)に、エリス・リデル(eb8489)は
「では雇用主に都合を聞いてみましょうか。リーナさん、護衛がこの様な恰好をとりますが何か問題ありますか?」
 と主催者に問う。
「問題ないわ! それが、この場に適した姿でしょうから」
 リーナは、朗らかな笑みを浮かべながら。彼女がそういうのだから、もう睦は抗う事が出来ない。
「しかし惜しむらくは‥‥、種類の問題です。もっと扇情的なドレスがあれば――」
「いや、これ以上は!」
 ドレス姿の今の睦は、普段身体を締めているサラシを付けていない。その他、髪留めもそれなりの物を付けさせ、エリスの知識が及ぶ範囲においてだが化粧を施している。
「エロ格好良く、大胆なものにすれば殿方の視線も釘付けです」
 何故か力強くそう言うエリスに、頬を赤らめたまま睦が一つ咳払いしてから。
「殿方の視線はこんな青臭い芋侍よりも‥‥天界人の淑女に集まっている様だ」
 エリスの身を包むのはチャイナドレス。身体への密着度の高い衣装なので、やはりそれなりに、立体的に見せてしまうわけで‥‥。睦の言葉を聞いてからエリスは周囲を見渡す。すると紳士達は忙しなく、密着度の高い衣装から視線を外した。
「‥‥大丈夫、男はみんな狼と言いますから」
「それ、大丈夫ではないのではないか!?」
 睦からのツッコミは勿論スルー。
「へぇ、そうなのかしら、田吾作さん?」
 山野田吾作(ea2019)にとってそれは予想外。まさか相手から打って出てくるとは。
 リーナは穏やかな微笑を携えている様に見えるのだが、対人鑑識の心得を持っている田吾作には分かる。これは‥‥けん制だ!
「わわ我が士魂に廉恥有り。心に獣を宿す事など‥‥ないでござるよ」
 KOOL! KOOL! KOOL! 彼は胸中、冷静を己に呼びかけていた。ちっともCOOLになれていない気が、しないでもないが。
「シコン? それは天界のマナーかしら?」
「士魂とは、武士の精神の在り方‥‥礼節も含まれているでござる」
 首を傾げて聞いてきたリーナに、田吾作は何とか心を鎮めてそう返す。こう、取りとめもない会話を繰り返して打ち解けられればいいのだが。
「あなたが、主催者のリーナさんだよね?」
 割り入るようなその声はまるで初夏の風の様に、爽やかで、活力的であった。
(「えっと、礼する時にはスカートの裾を少し摘むんだったっけ‥‥?」)
 細い指先はちょこっとドレスを摘み上げる。
「初めまして、フォーレだ‥‥です。よろしく♪」
 一礼するフォーレにリーナは、全く毒気の無い微笑を送った。
「はじめまして。ようこそ、『隠れ家』へのパーティーへ。可愛らしい淑女の登場ね。とても、よく似合っているわ」
 ドレスは白を基本の色とし、セミロングの金には新緑の髪飾りで彩りがなされている。清涼な色合いである全身は、髪飾りの赤い宝石と、青の双眸をより見るものに強く印象付けていた。
「そうかな? こんなヒラヒラとした服着るの初めてだけど」
 フォーレがゆっくりとターンを踏むと、白いレースが彼女の動きに合わせて宙を踊り、軽く金髪が揺れる。
「恥ずかしくない恰好と言うのは、こういう姿を言うのだろうな」
「そう言われると、逆に恥ずかしくなっちゃうよ〜。ありがとう、でも睦さんもそのドレスよく似合っている、だよ♪」
 睦の賛辞に、フォーレは照れながら返した。
 そして暫く談笑を交わすと、フォーレはまた、別の話し相手の所へ向かう。やはり、初夏の風の様であった。
 人混みの中、横歩きになって避けて進むと、フォーレの視界に見覚えのある人間が映る。

「ホラ、あそこにいるだらしない顎鬚オヤジが、マルグリッド・リーフって言うの。冒険者に興味あるみたいだから、適当な話し相手には丁度良いんじゃない?」
「酷いもんだな、ヨアンナちゃん」
「はじめましてっ、僕はウィザードのティス・カマーラ。よろしくね」
 何だかうだつが上がらない壮年の男に、ティスは本日何度目かの挨拶。
「ああ、こちらこそ。ウィザードと言う事は、何か魔法を修めているわけかい?」
「もし許されるなら、ここでそれを披露してみようと思うんだけど」
「ちょ‥‥貴方、何考えているのよ!? この会場を吹き飛ばす気!?」
「ヨアンナちゃん、何か勘違いをしていない?」

「あちらで何か、催しがあるようですね。人が集まっています。行きましょうエテカさん」
「あ、ムツミちゃんも一緒に――」
「彼女もいずれ来ますよ。それに、急がないと最前列逃しますよ」
 エリスは睦に意味ありげな目線を送ってから、リーナを人だかりへ誘っていく。
 その人だかりの中から人影一つ、見えてきた。
「まぁ、凄い! あれ、ティス君よね? どうやっているのかしら? 手品?」
「彼は魔法使いですからね」
 少年が、まるで煙の様に軽く、宙に浮いて行く。リトルフライは、歴とした魔法。
 そうして、羽根のようにゆったりと舞い降りてきたティスに、周囲から興味の視線が注がれていた。
「なるほど、話に聞く高速詠唱とはこの事か。いやいや、見事なもんだ」
「マルグリッドさんっ。それと、和美おねーちゃん!」
「あ、フォーレさん」
 ティスの浮遊に注視していた二人は、フォーレに声をかけられ気がついた。フォーレは金の髪を揺らし、笑みを浮かべながら言う。
「久しぶりだね♪ 今年もよろしく、だよ」
「こちらこそ宜しくお願いします、フォーレさん。今年は、その節お世話になった恩を返したいと思っています」
「今はそーんなに固く構える必要ないよ。それよりこれ、おいしそうだよね。でも私一人じゃ食べきれなそう‥‥和美おねーちゃんも一緒にどう?」
「あ、本当に美味しそうですね」
 二人は楽しそうに話しながら、パーティー料理に手を伸ばしていた。

「さっきの芸はなかなかだったけど、今回貴女は何か催しをするつもりはないのかしら」
「相方が取り込み中です。それよりクーヤさん、例の件は進んでいますか?」
「‥‥お嬢様の『クーラ』で――」
「名前の間違いなんてどうでもいいわ。つまらない事で興を削がないで」
 執事風の青年がエリスに言い及んだところで、それを途中で遮ったのは「お嬢様」といわれた本人。
 エリスが話すのは、『その手』の界隈では名の知れた変人、クーラ・スプリングデイズ。その容姿を殺すに十分なトンデモっぷりのせいで、この様なパーティーでも色恋沙汰には見事無縁。
「以前話していた児童保護施設の件‥‥アレ、明らかに貴女の趣味よね。だが、それがいい」
「そう‥‥ショタっ子を慈しみ愛でる会改め『まだ未成年の子供を護り立派な大人に育てる会』、略してMMRです」
「むしろ、MMR団でいきましょう」
 論点オカシイだろ‥‥執事の青年は思ったが、どーせ正論等無視されると理解していたのであえてそれを口にしなかった。
「『子供は国の宝』と言います。特に制服が似合う系の――」
「子供、がどうしたの?」
 二人が展開していた怪しいワールドに、リーナが『子供は国の宝』と言うフレーズだけ聞いてリーナが入ってきた。クーラが彼女の方を向いて言う。
「この天界人の方と、子供は何にも代えがたい貴重な存在という事で話し合っていました」
「まぁ! それは殊勝な心掛けね」
(「まぁ、嘘は言っていないが‥‥ニュアンスが違う」)
 本当はアレな話をしていた二人に対し甚く感動している様子のリーナを見て、一人執事はため息を吐いていた。

「偶然魔物に襲われていたリーナ殿を助け、それ以降の付き合いになる」
「それで、今に至るわけでござるか。こちらの暮らしにおいて何か不自由は無いでござろうか?」
「リーナ殿には良くしてもらっているよ。今の所、不自由は無い」
「ふむ‥‥まぁ、変わらぬ健勝、何よりでござる」
 知己である二人は、こうして今、お互いの身辺状況などで控えめに盛り上がっていた。気がつけば田吾作と睦、二人っきりのシチュエーション。リーナの陽動(?)を遂行してくれた仲間達に、彼は心の中で何度も頭を下げた。
(「さ、さて。こういう時は聞き手となるべきか‥‥」)
 この様な場における勝手は、まさに波の様だ。波打ち際の様にゆったりと満ち引きを繰り返すか‥‥それとも、津波となって一気に自分に引き込むか‥‥。勿論、それらは士魂の管轄外だ。
「そういえば、田吾作殿は何を思いこちらに越したのだろうか?」
 波の主導権は、まだ田吾作に無い。突然の睦の問いに彼は即答できなかった。
「え? 拙者は‥‥貴女が居らぬ様になったから、ではなくって!‥‥」
「‥‥え?」
「お、同じく、魔物に脅かされる国があると聞き!」
 答えは既に用意されているのだが、口に出せるかは別問題。
 しかし、尻込みで終わっては後悔しか残らない。それでは‥‥士たる者の男が廃る!
「と、時に、折り入って‥‥む、睦殿!」
「田吾作殿、何か? む、額に汗が浮かんで――」
「す! すすす、す‥‥」
「‥‥‥‥?」
「スキ‥‥」
 睦の目が、見開く。

「『スキー』なる競技をご存知かっ!?」

(「それはないよ、山野さん!」)
(「フラグ逃しましたね」)
 場作りに協力していたティスとエリスの嘆息は、二人の心の中だけで。
「すきー‥‥聞いた事がないな。所謂、天界の競技だろうか」
「うむ、此処の様な美しい雪降る地での遊びでござってな!」
 そんな凄まじい空転具合も、彼らしいと言えば彼らしい。

「あえて、ああ言う状況を許したのかと愚考した次第だが」
 いつの間にか別席にいる二人。静かにそう言うスレインと、どこか含みのある笑みを浮かべるリーナ。
「色々な人を見ていると、そう言うものが見える目になってくるのよ。彼は紳士だと分かっているわ‥‥不器用そうだけど」
 雲の隙間から、薄く月が下界を照らす。
 気まぐれに吹く風が、積もった粉雪を煌かせる。

 こんな夜くらい、各々、思うが侭に時間を過ごすのも良い。