【豪州国交】ウラルの吹き降ろし
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■ショートシナリオ
担当:姫野里美
対応レベル:11〜lv
難易度:やや難
成功報酬:7 G 30 C
参加人数:8人
サポート参加人数:-人
冒険期間:10月19日〜10月24日
リプレイ公開日:2009年10月29日
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●オープニング
●魔風
ロシアの屋根とも呼ばれる山脈‥‥ウラル。そこには、ブランが眠ると言われている。
限定的とはいえ、オーストラリアとの繋ぎを取れる今では、国内でのブラン加工が事業になるかどうかは不透明だ。しかし、それでも見つければ金になると言うことで、今日も山に入る者は、後を絶たなかった。
「何、3軒先のドワーフさん家がやられた? そっちもか‥‥」
「え、こっちでも? うーん、あの家は跡取りのハーフエルフさんを、先月決めたばかりじゃなかったっけ‥‥」
「お前さん所もか‥‥。こっちも4人ほどやられてなぁ‥‥。ようやく、開拓村への引越し準備が整ったって話だったんだけど」
人々が日々の疲れを癒し、様々な噂話を交換する為訪れる酒場では、先月くらいから、ある情報で持ちきりとなっていた。何でも、先日まで元気だった者が、ある日突然倒れ、寝込みを繰り返すようになると言うのだ。しかも、必ずと言って良いほど、何かその家にとって大きな出来事が起きた次の週くらいに‥‥である。前述のドワーフ宅では、宝石鉱山まで働きに行ったところ、比較的大きな原石を見つけ、雇い主から臨時収入があったそうだ。
「管理官はなんだって?」
「良い事の後には不幸がある。無理のしすぎだから、養生しろってさ。まぁ、医者じゃないから、そう言うしかないんだろ」
「でもその医者、原因わかんねぇって言ってたぜ」
出るのはため息ばかりなり。だがそんなウラル地方には、寝込んだ人々が増えた日に限って、湿気を含んだ嫌な風になるものなのだった。
●黒い恐竜
さて、その頃。キエフではレディさんことパープル女史が、相変わらず寝たり起きたりを繰り返していた。
「だーーーーっ! イライラするっ!」
ただし、悪いのは体だけらしく、口から先も頭の回転もとても元気である。気力もまったく衰えてはいないようで、生業である家庭教師は、議長ン家の一部屋を借りて、生徒を送り迎えするような形を取っていた。ただ、すぐに調子こいて立ちくらみを起こすそうである。
「ああもう面倒で仕方がないつーの。で、これを何とかしなくちゃいけないんだけど、生徒が親から変な話を聞いてきたらしくてね」
それによると、山の方で雇っている者達の間で、似たような症状が多発していると言うことだった。
「その上、現場じゃ黒い小山のようなトカゲがうろうろしてて、売り上げが落ちてるから、ここに来れなくかもしれないって嘆いてたそうよ」
子供の言うことだから、自分に関わりのある事しか話さない。だが、断片的に聞き出した話を整理すると、どうやら現場で働く者が欠け、収入が減り、その原因が彼女が倒れた病と、山奥に見かけた恐竜らしき影にあると言うのだ。
「もしかしたら、どこかの物好きか、警備に行ってる冒険者の誰かのペットかもしれないけど、そうしたらそろそろ冬眠準備でしょ? 何かつじつまが合わないと思ってね。ちょっくら山の方へ見に行ってきて頂戴」
あっさりそう言う女史。山まで遠いとか、そう言うのはあまり考えていない。
「しかし、山脈は遠いですよ?」
「大丈夫よ。きっとたっくさん持ってるから。馬より早い子達をね」
ギルドがOKを出したのは、その事に関して、当の鉱山の持ち主からも、こんな依頼が届いたからである。
『ウラル山脈にはびこる謎の病の原因と、現場を脅かす竜の正体を突き止めて、活気を取り戻してください』
意外と面倒そうだが、いつもの調査と言う奴だった。
●リプレイ本文
物語はキエフから始まる。パープル女史のところからだ。
「デスハートン‥‥等ではあるまいな?」
ラザフォード・サークレット(eb0655)の問いに、パープル女史は首を横に振る。さすがに存在を知らないと言うわけではないようだ。ただ、記憶がない間に仕掛けられた可能性もあるそうである。
「講釈は良いが、念の為パーストかけさせて貰うぞ。ふむ‥‥。あるとしたら、もう少し前か‥‥」
持っているスクロールは、1週間が限度なので、遡るのはそこまでだ。
「ん‥‥? こいつは‥‥」
その限度ギリギリの時間で、エルンスト・ヴェディゲン(ea8785)はパープル女史宅を窺う、1人の女性を見つけた。生徒を預けに来た母親と言うわけではなさそうだし、どちらかと言うと冒険者めいた雰囲気がある。それが気になった彼は、雪切刀也(ea6228)に似顔絵を描くよう申し出る。
「ふむ‥‥。ひょっとして、こんな奴か?」
そして、殆ど修正を入れる事なく、その人相を言い当てる。どうやら、過去の依頼で出てきた覚えがあるらしい。もう一度かけてみれば、そこかしこにその女性がいた。そして、ギルドにパープルが依頼を出した頃に、ふっつりと姿を消している。関わりがないわけがない‥‥と、エルンストは判断する。
情報を得た冒険者達の大半は、セブンリーグブーツで向かった。フライングブルームを使うカルル・ゲラー(eb3530)、自身のペットであるドラゴンに騎乗して向うエルンスト以外が、ブーツを履いている。念の為、ラザフォードは上空にグリフォンのテラを舞わせていたが。
「奇病の正体も気にかかりますが、山中を徘徊する恐竜というのがもっと気になります…寒くなってきてるけど、動けるものなんですね」
「普通は死んでる」
沖田光(ea0029)が感嘆したようにそう言うと、イグニス・ヴァリアント(ea4202)スが即答している。恐竜は、寒い所では暮らせない。エルンストが事前に石の中の蝶を使っていたが、反応も芳しくないので、聞き込みをする事になったようだ。
「では、始めましょうか」
まず沖田が恐竜の目撃地点と外観、奇病については、発病前に幸運な事以外に何か変わった事が無かったかや症状を聞き出していた。
「なるほど、目撃したのは裏街道の近く‥‥と。発病前に、そこを通った事があったんですね。ふむ、やはり、呪い…デスハートンの可能性が高いでしょうか」
それによると、表街道ではなく、鉱山を通ってキエフに向かう方で目撃したらしい。発病者は何れもそこを通った事があるそうだ。
「頭のような石が、いくつも転がっていた‥‥か。古い骨みたいだな。日数に比例しているな」
刀也の聞き取りでは、その際に、街道に古い骨のような石が転がっていたらしい。いくつも‥‥と言うが、日を追うにつれ、少なくなっていたそうだ。その後も、鉱山へ向う人の出入りがあり、その際には恐竜の目撃例がある。
「危害は‥‥なるほど、冬篭りの準備が滞る‥‥か。飼い主らしき毛皮づくめも目撃されたんだな。ふむ、だいたい一ヶ月ほど前‥‥。パープル女史が倒れたのと似た時期だな」
直接攻撃をしてくるわけではないが、驚いて怪我をする者はいるし、何より冬支度の為の獲物が取れなくなったと猟師が嘆いていた。飼い主は線こそ細いが猟師とは違う毛皮づくめで、何人もいたらしい。
「怪しい人物を見かけなかったか? もしくはいつもと違う物でも食べたとか」
イグニスが聞いてきた所だと、捕れなくなった獲物の代わりに、動物の卵などが見つかったらしい。冬を迎える時期なので、怪しいとは思ったが、食べちゃったようだ。
「卵‥‥か。なるほど、怪しい人物と言えば人物だな‥‥」
おまけに、その卵を入手した裏街道で、たびたび女性の占い師らしき姿が目撃されているそうだ。
「その怪しい人物にあったのは最近か? 少し、人相風体を確かめたい。その時の事を思い出してくれれば結構だ」
エルンストが、パーストをかけたところ、記憶にあるその占い師の姿は、パープル女史の所へ現れた女性だったようだ。同じ様に恐竜についても確かめた所、村へ入ってくる様子はなさそうである。
「んー。どうもこう調べていると、裏街道に近づいたことのある人ばかりね。あと、皆ジーザス教徒みたいよ」
ミカエル・クライム(ea4675)が聞き出した限り、その全てが裏街道へ行った関係者だった。ジーザス教を国教とするロシアでは、決して信徒が多いのは珍しくないが、共通しているのは、最近白から黒に宗旨替えした者ばかりだと言うこと。
「やはり、奴だな‥‥」
ラザフォードが教会から聞いてきたところによると、この辺りでは改宗すると税金の一部に控除が出ているらしい。信徒になった者は教会に通うようになるので、その教会費からピンはねすれば同じ財源に集まる。行政としては財布の入り口が変わるだけなので、特に問題はないようだ。
「気になるのは、その音頭を取っているのが、地域管理官とか言っていた事だ」
ラザフォードとしては『また、奴か‥‥』と言った感想だ。聞いてみると、近いうちにこっちに来ると言う話らしい。
「気になるな」
「うむ。管轄する地域で被害が多い」
エルンストに頷く彼。ここばかりではない。まるで呼び寄せるかのように、事件のある地域に出没している。もっとも、それにしては、パープル女史が接触した形跡がないのだが。
「それを除けば、怪しくて仕方ない」
「もしかしたら、術に何かの制約か、発動条件が掛かってるとか」
女史は、あれでも色々ある身の上である。対してこちらは一般人。何か条件が違うのかもしれないと、ミカエルが言う。目的の為に必要なのか、それとも邪魔になっているのかは、わからなかったが。
「地図にでも描いてみるか‥‥」
刀也が聞きだした目撃例と症状を、村の地図に書きこんで行った。発祥した家の住所はバラバラだったが、日にちはここ1週間以内に集約されている。
「周期的だな。このあたりに集中してるし。まるで、何かの呪いの様だ」
ラザフォードがそう言った。それは、エルンストのパーストで調べられるのも実証済みだ。
「もしかして、その見つかった頭石が、なんかの原石なのかも。チェックチェックだよー」
目撃例が、骨のような石が見つかった近辺に集中しているのを見て、カルルがそう言った。見れば、ある一定のラインから先に近づかせないようにしている模様。気になったカルルは、事件の重要参考人を手繰り寄せるべく、発病した人々の家へ向ったのだが。
「あ、みてみて〜。ここに恐竜の細工物があるよ〜」
部屋の中を見渡すと、見慣れない細工物があった。木片を組み合わせて作ったそれは、どう見ても恐竜の形だ。カルルが水鏡の指輪を使うと、魔法の輝きが見て取れた。
「ひょっとして、こいつが原因か?」
「いや、こいつはただの目印でしかないだろう。怪しいのは。これを渡した奴だ」
もっとも、初級で映るものに、さほど盛大な魔力があるとは思えない。イグニスとラザフォードが確かめると、やはり地域管理官のようだ。
「裏街道、行って見るべきだと思うぞ」
それを刀やが地図に書き込むと、やはり裏街道の頭石が転がっていた地域が怪しい。そう判断した彼らは、急いでそこへと向うのだった。
鉱山へ向う裏街道の途中、イグニスは雷光鞭を握り締めた。
「天気が曇りでよかったな。晴れていれば、1時間かかる所だ」
今にも雪が降り出しそうな天候に、ほっと胸をなでおろす。もし雲がなければ、祈りを捧げなければならないから。
「ブレスセンサーでは、中に入るのは、鉱山勤めの者達と、運搬用の動物達らしいな。不審な出入りは‥‥まだ、なしか」
すぐ後ろにいたエルンストが、立ち止まってブレスセンサーを使う。範囲内に、鉱山へ向う道があったが、今のところ関係者しかいないようだ。
「ウラル山脈っておおおおおおおっきいドラゴンさんがいるってうわさだからたのしみなの〜」
カルル、皆が調べている間に、自身の日記をカリカリとつけている。舌ったらずボイスで、書き記す彼に、ミカエルはぼそりとこう言った。
「食べられちゃわないと良いけどね」
「むう。ミカエルさんが意地悪だー」
ぷうっと頬を膨らますカルルに、行った事のあるイグニスが「まともな恐竜なら、カルルみたいなのは食わんさ」と教えてくれた。
「目撃されているのは、このあたりですね」
「ああ。鉱山内に人がいるな‥‥」
ブレスセンサーは、人の出入りを注げていた。特に操業を止めるようには言っていないので、今日も元気に仕事中の者達がいるのだろう。潜む岩を探し、必要な者に必要なものを貸し出していると、カルルが街道から外れた所で声を上げた。
「みてみて。おっきな足跡ー」
「ちょっと待ってください、今僕の記憶から検索を開始します‥‥」
見れば、人の足よりかなり大きなトカゲの足跡が、霜柱の溶けてぬかるんだ地面にくっきりと残っていた。が、沖田はそれが何匹なのかわからないし、見つけたカルルも、どこへ向っているのかまでは分からなかった。
「無理はするな。こっちには、本職がいるんだから」
ラザフォードがその役目をイグニスに譲っている。山岳知識でここまで牽引してきたが、ここから先は、モンスターと猟に詳しい彼に案内してもらった方が良さそうだ。
「少し大きいが、ディノとよく似てる。数は‥‥2‥‥いや3はいるな」
そのうち1つは、やけに足跡が細かった。縦幅そのものは変わっていない。どうやら、生身の相手ではなさそうだ。おまけに、鉱山の方へ向ったわけでもなさそうだ。
「きっと、別な物を守ってるんだよ」
「行って見るか。少なくとも、片方はまともなモノのはずだからな」
カルルのセリフに納得したイグニスが、皆を促す。足跡の続く先は、下り坂になっていて、だんだんと霧が濃くなっていた。気温も高い気がする。鉱山だから、どこかに湯脈が通っていても、別段不思議ではないだろう。それに気付いた時、イグニスは旗と思い当たった。
「そうか、この気温なら、モノによっては、生きていける」
豪州では北にあたる場所では、白い羽毛に包まれた恐竜もいる。そこと、今の気温が同じ位。生きていけないこともない、と。それに、雨雲とて魔法で作り出せるのだから、体を温める品があってもおかしくない。
「ちょっと見てくるねー」
カルルがミラージュコートの魔力を借りて忍び足。と、その先で何やら開けた場所に出た。踏み固めらた地面に、どういうわけか恐竜の頭に見える石が、規則正しく並んでいる。まるで‥‥魔法陣のように。
「あれ? エルンストさんの言ってた女の人かな?」
その中央に、黒髪の細い女性がいた、手元から取り出した似顔絵とよく似ている女性だ。慌てて皆のところに帰るカルル。が、下草を踏んだ瞬間、その女性が振り返った。
「誰?」
「えーと、カルルって言うんだ。お姉さん、お名前は?」
「‥‥レミエル」
カルルが挨拶がわりに自己紹介すると、彼女はややあってそう言った。と、そこへ心配したイグニス達が追いついてくる。
「それはこっちのセリフだ。こんなところで何をしてやがる」
「あら、見た顔がいるわね」
彼女、質問には答えない。
「一体ここで何やってたのよ」
「あなた方には関わりのない事よ」
ミカエルは、そう言われてむっとした表情で言い返していた。
「大ありよ! 恐竜使って何か企むなんて、あたしの野望に支障が出るのよっ!」
何しろ、やる事は山ほどあるのだ。そこは野望じゃなくて夢だろう‥‥と、エルンストは思ったが、頭に地の上っているミカエルは、びしぃっと人差し指を突きつける。
「とーもーかーくっ! 邪魔するなら、容赦しないわよ!」
「ふふふ。元気ね。でも、その杖を振るうのは、私じゃないわ」
受け流す彼女。そして、「ほら」とか言いながら、一行のさらに後方を指し示す。
「何ですって‥‥」
振り返る。そこにいたのは、黒服の神父。見た目は、やはり麗しの君と証するような笑みを絶やさぬまま。
「おやおや、鼠が紛れ込んだと思っていたら‥‥もうバレちゃいましたねぇ」
そう。地域管理官だった。全てが繋がったと思った沖田は、やはり何かの推理をし終わった後のように、明王の経典片手に宣言する。
「もしかして、あの人が‥‥。皆さん、奇病の謎は解けました。その企み、許してはおけません!」
が、相手は涼しい顔だ。
「父さん、あいつらは?」
「どうやら、敵のようですね。あなたのペットを使う事が出来そうです」
隣にいるのは、どうやら彼の息子らしい。だが、その割には同じ位に見える。合図をすると、魔法陣を取り囲むかのように、巨大な影が3つ。どうやら、足跡の主のようだ。
「く‥‥。操られてるか、さもなきゃ動物じゃないと言ったところだな」
隠れてインタプリティングリングを使っていた刀也、恐竜達の声が聞こえない事に、相手がまともな動物ではないと知る。
「かわいそうだけど、倒すしかないみたいね‥‥」
「もし、利用されているだけなら、ごめん‥‥」
牙を剥く姿は、ミカエルや沖田にも伝わっている。保護するのは難しそうだ。その代わりに、ミカエルはフレイムエリベイションを使う。一方の沖田も、自身にファイヤーバードの魔法を使っていた。ちゃきり、とイグニスが抜刀するのがわかる。それに対して、エルンストがシャドウバインディングのスクロールを広げた。ないよりはマシだろう。
「突き崩すッ!」
後衛が魔法を唱えている間に、イグニスは目の前の一匹の足を狙った。ポイントアタックとダブルアタックが炸裂し、恐竜がひっくり返る。だが、もう一匹がその後ろで詠唱するミカエルに狙いを定めた。
「させてたまるか!」
刀也のスマッシュが力強く振り下ろされ、大きく後退する恐竜。そこへ、牽制と言う名の妨害を、サイコキネシスで降り注がせるラザフォード。魔力が無限ではないが、重力を反転させる。たまらず後退する恐竜。
だが、ようやく恐竜を倒した時、すでに地方管理官の姿はなかった。どうやら、戦わせておいて、自分はイグニスのライトニング範疇外に逃げたらしい。やはり、人の子ではなさそうだ。
「く‥‥。逃げられたか‥‥」
「けど、これで口実は出来たわ」
悔しそうに言うイグニス。だが、ミカエルにしてみれば『ラスプーチンの協力者』と言う口実で、王宮に手配の申請を出せるだろう。
「奴がラスの配下なら、許しちゃ置けないが、あの女の動向が気になるな」
ラザフォードがそう言った。完全に敵でもないと言った言動。そして、管理官と一緒にいた蛮族達。
「ここに名前が書いてある‥‥。トーマ‥‥って、彼ですよね?」
沖田が名前だけを見て取った。王妃の遠縁に当たる少年は、行方を不明して久しい。他の文字は読めないが、線は一本で繋がっているようだった。