【真・カンタベリー物語】複雑な護衛
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■ショートシナリオ
担当:姫野里美
対応レベル:5〜9lv
難易度:やや難
成功報酬:3 G 30 C
参加人数:10人
サポート参加人数:3人
冒険期間:06月08日〜06月15日
リプレイ公開日:2005年06月13日
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●オープニング
さて、ここカンタベリーでも、新緑の萌える期となった。だが、外に出る機会が出ると、奇妙な依頼も増えると言うもの。今日もまた、議長宅には、相談事が持ち込まれていた‥‥。
「実は冒険者を何名か、お借りしたいのですが」
礼儀正しそうだが、どこか暗い雰囲気の、黒い服の男性。近郊の村から来たと自己紹介しつつ、彼は、今日の目的を、議長に伝え始めた。
「娘の護衛か‥‥」
「はい。わけがあって娘を外に出さないようにしたいのです。それで、しばらくの間、屋敷を護衛して欲しいんですが‥‥」
なんでも、彼の娘さんは、ケンブリッジで花嫁修業をしていたのだが、わけあって里帰りしているとの事。だが、何を勘違いしたのだか、いらん噂を聞きつけた村の若い衆が、娘を嫁にしようと、策を練っているらしい。
「娘はまだ14‥‥。嫁に出すには早すぎます‥‥。数日のうちには、ケンブリッジに旅立つので、その間、村の連中を、娘に近付かせないで欲しいのです」
そう締めくくる親御さん。
「ご協力いただければ、来月の納品は、割り増しと言う事で‥‥」
「わかった。ギルドには、私から言っておこう」
しばらく考えていたが、そう言うと、議長は、さらさらと表示用の羊皮紙に、要項を書きとめさせ、ギルドへ送るよう指示を出す。
しかし、物語は、それだけでは終わらなかった。
「あれ? 村長、どうしたんスか?」
「ってお前達! なんでここに?」
手続きを終えた親御さん‥‥どうやら、その村では村長を務めているらしい‥‥が、議長宅を出ようとした所、村の若い衆とばったり出くわしてしまう。
「い、いやぁ。ちょっと野暮用で‥‥」
明後日の方向を向く村の青年。どうやら、村長に知られたくない依頼のようだ。
「あまり遅くならんようにな。夜は、盗賊の類も多い」
その様子に、村長は、表向きは心配性の親父さんを演じつつ、議長宅を後にする。
「今度は村の若い衆か。それで、こちらは何の依頼かな?」
「えぇと、実は‥‥。ある娘さんを救出したいんで、護衛をやっつけてくれる冒険者を雇いたいんだ」
彼らの言い分はこうである。さっきの村長が、長い事村を留守にしていて、せっかく帰ってきた娘さんを閉じ込めて、外に出さないように軟禁している。そんな可哀相な事は、断じて許しちゃなんねぇと、青年達は思ったが、護衛している冒険者が邪魔だ。そこで、そいつを何とか排除して、自分達がヒーローになりたいらしい。
「ずーっとケンブリッジにいたんで、会った事ぁないが、なんでも金髪のすッげぇ美少女らしい。まぁ、その、なんだ。その娘さんのハートを居抜けなくても、俺らが必死でやってる姿を見たら、他の娘っ子も、興味示してくれるかなーーーなんってな。はははははっ」
照れくさそうに頬を掻きながら、そう締めくくる青年達。かなりいい加減な気分で、娘さんにちょっかいを出したいようだった。
『虫避けの護衛求む。ただし、村人を傷つけるわけには行かないので、二度と来たくなくなる様に、村人を追い返して欲しい』
『護衛をやっつけてくれる冒険者求む。ただし、2〜3人』
後日、そんな依頼が、ギルドに並べられるのだった。
その頃。カンタベリー市内にある、とある酒場では。
「こうすれば、我が目的も、村の連中にバレる事はない‥‥な」
依頼を出したはずの村長の口元には、何故か意味ありげな意味が浮かんでいる。
「ええ。お友達も喜んでくれますわ‥‥」
その向かいでは、楽しげに呟く娘。彼女の腕の中には、道化師を模した人形(ヒトガタ)が抱えられていた‥‥。
●リプレイ本文
娘の護衛を引き受ける事となった冒険者達は、いかにも聖職者然とした純白のローブ姿で、白いウォーホースにまたがったフローラ・タナー(ea1060)を筆頭に、堂々と村へ乗り込んでいた。
「ようこそ当村へ‥‥。私が主でございます」
深々と頭を垂れ、握手を求める村長。だが、普通ならば、村の入り口まで出迎えるものであろう。この辺りも、なにやら普通ではない空気が見て取れた。
「私は蒼穹楽団が長、アラン・ハリファックス(ea4295)。いつも聴く楽曲にあきたならば、何時でもお呼び下さい‥‥」
おまけに、目立つアランの姿にも、顔色を変える事がない。
「で、とりあえず、娘さんに会わせてもらいたいトコなんだけど」
「娘に‥‥ですか?」
ジョーイ・ジョルディーノ(ea2856)の申し出に、難色を示す村長。警戒されているなと感じた彼は、大げさな身振りで、こう続けた。
「ああ、俺なら安全だよ。彼女持ちだし、14の子に手を出すほど、見境なくないって」
「娘はいつもこのような道化師の人形を、肌身離さず抱えております。出立日からは、屋敷から出ぬようにと言い含めておりますので、御心配には及びませぬよ」
村長が指し示したのは、壁の飾り棚に置かれた道化師の人形。
「でも、お守りする相手ですから、一度御挨拶だけでも‥‥」
「いざと言う時に、護衛対象が分からんのでは、間抜けじゃからのぅ」
フローラとユラヴィカ・クドゥス(ea1704)が、それでもと言った風情で申し出た。だが、村長は「居間に、娘の肖像画が飾ってあります」と、あくまで会わせようとはしない。
「女性の私にも会わせられないとは‥‥、おかしいですね」
「ますます1匹いたら30匹な連中の気配がするのぅ」
疑問は膨らむばかりだった。
さて、村の酒場では、若い衆が作戦会議中だった。
「そのおぬし達、なにやら困りごとかの?」
そこへ、占い道具を抱えたまま、訳知り顔で舞い降りるユラヴィカ。
「わしは旅の占い師じゃ。どれ、占って進ぜよう」
持っていた水晶玉をゆっくりと撫でまわす彼。口の中でぼそぼそと何やら唱えるふりをして、こう言いきる。
「うむ。良くない卦が出ておるのじゃ! ヘンな憑き物に憑かれておる。早く手を切るのが吉なのじゃ!」
驚いたのは村の若人達である。
「な、なぁ、占い師さんよ。詳しく説明して貰えないかな」
「と言われても、わしはタダの占い師じゃから、気配しか分からん。何か名物や有名人や、村長の噂話なんぞあれば、判断付くかもしれないがのぅ」
その彼らの申し出に、ユラヴィカはここぞとばかりにそう言った。いかにも怪しい村長の真相が聞ければ、儲けものである。
その彼らの話では、娘さんが村に戻ってきたと言う話が出たのも村長の家からで、その娘が美少女で、囚われの身になっているのも、村長だと言う事。全ては、村長の家からしか、情報が流れ出ていないそうだ。
「つまり、村長の態度が、少々おかしいわけじゃな。うむ、だとすると、村長に何か憑いておるのかもしれん!」
確信に満ちた表情で、そう言うユラヴィカ。聞いた村人達は、我先にと盛り上がっている。
「その心意気、気に言った。だが、それ以外の下心が見えすぎる。そんな気持ちでは、女性の心は射止められん。俺が指南してやろう」
そんな彼らに、助力を申し出たのは、真幌葉京士郎(ea3190)。いかにもジャパンから流れてきた、腕の立つ御仁と言った風情の彼に、村人はすっかり信用してしまったようだ。
「よぉし、それならこのジョーさんに、万事任せておきなさぁーい!」
京士郎だけではない。『話は全て聞かせてもらったわ!』と言わんばかりのジョセフィーヌ・マッケンジー(ea1753)、気風のよさをアピールしながら、どんっと胸を叩いてみせた。
「上手く行ったの」
そのまま、景気付けに宴会だとか騒いでいる若い衆を尻目に、うまい事たきつけて情報を得たユラヴィカは、こっそり酒場を後にするのだった。
「なるほどな。知らぬは村人ばかりなりってか‥‥」
打ち合わせと称した村長の監視行為を、フローラに任せ、下見を済ませたJJは、報告された情報を整理していた。
「護衛対象の目撃者ゼロ‥‥か。ますます胡散くせぇな」
同じく下見をしていたアランが、そう呟く。2人が聞いて来た話では、ただ噂が先行している状態だ。
「京士郎曰く、『もし、村長が何かを企んでいるとしたら、思惑通りに動いていると見せかけておけば、油断も生じ、尻尾を出すかもしれない』そうじゃ」
そんな2人に、ユラヴィカは京士郎の思惑を伝えている。
「そいつらは、2人に任せておこうぜ。ユラヴィカ、何かあったら、ディアッカ経由で頼む」
「了解なのじゃー」
JJにそう言われ、ユラヴィカは、パタパタと屋敷の方へ飛んで行く。
「さて、監視はつけたし、俺達は先にお宝を拝見と洒落込もうかねぇ」
「俺も付いて行くぜ」
もってまわったようなJJのセリフに、一瞬何のことだか分からなかったアランだったが、はたと思い当たり、そう言い出している。これが、普通の戦士だったら、問答無用で置いてきぼりにするJJだったが、アランもプロの傭兵。デカイ割には身が軽い。それなりに役には立つだろう。そう判断したJJ、アランを伴い、屋敷の裏手へと回りこむ。
「フローラとセレナを発見。て事は、この近くだな‥‥。いやぁ、迷って娘さんの所にきちまうとは、偶然ってこわいねぇ」
確信犯的セリフを吐きながら、見張り兼護衛のフローラと、セレナ・ザーン(ea9951)を見つける彼。
「ま、言い訳はさておき。悪いけどちょっと調べさせてもらうよ‥‥。納得してから、仕事したいもんで、ね」
普通の民家に比べては広いとは言え、平屋建ての屋敷。JJの技量があれば、忍び込むのは朝飯前だ。それ以上は何も言わず、娘のいる部屋へと、窓から滑り込む。
「驚かせてすまない。君が、この屋の娘さんかい?」
こくんと頷く娘さん。ヴェールで顔を見えないようにしているが、見える顔は普通の人間と変わらないように見えた。種族以外は。
「なるほど、村長は人間。娘はハーフエルフ‥‥。隠し子じゃ、見せたくないのも当然だな‥‥」
納得するJJ。村で聞いた限り、村長の奥方は人間様である。どう見ても、奥方との間に出来た子ではない。隠していたのはその為だろう。
「誰かいるのか!?」
「おっと。鬼さんの乱入だ。ズラかるぜ」
その続きを問おうとした刹那、話し声を聞きつけて、村長が部屋に入ろうとしている。舌打ちしながら、JJとアランは、部屋の外へと脱出して行く。
「なるほど、ハーフエルフ‥‥ですか」
帰ってきた2人から報告を聞いて、セレナは納得した表情となる。
「顔を見たいのはわかりますがね。これでは、泥棒と同じですよ」
「すみません。気まぐれなシフールたちが、好奇心でやってしまったこと。どうかお許しを」
もう1人、屋敷に残っていたフローラは、依頼主に平謝りだ。
「フローラには悪い事しちまったな。後で、酒の一杯でも奢っておくか」
「いえ、全ては打ち合わせどおりですから」
ばつが悪そうなアランに、ディアッカ・ディアボロス(ea5597)がそう答えている。もし、仲間が何か密かに情報を手に入れたようなら、シフール達の仕業と言う事で誤魔化そうと、示し合わせていたようだ。
「ならいいけどよ。それで、何かわかったか?」
「娘さんは、屋敷内に閉じこもっているだけではなさそうです。パーストで見てみましたが、時々屋敷を抜け出しているみたいですよ」
犯人にされたディアッカは、アランの問いに、そう答えている。やはり怪しい。娘を出せない理由がハーフエルフだから。と言うだけでは、納得しきれない部分がある。ならば何故、わざわざ騒ぎを起こしたのか。普通に考えれば、そのまま大人しく時が過ぎるのを待てば良い話なのに。
「まぁ村長様。悪気があったわけではないので、ここは穏便にお願いいたします。フローラ卿も謝っておられますし。ほら、ディアッカ様も〜」
その疑問を解き明かす為にも、まだ村長の信頼を失うわけにはいかない。そう判断したセレナ、上手い事を言って、ディアッカに謝らせる。
「申し訳ない。以後は気をつける」
その言葉に、村長は不機嫌そうながら、一応許してはくれたようだ。
「あの、1つお願いがあるのですが‥‥」
と、セレナはある頼み事を申し出る。力任せに追い払うのではなく、納得して諦めさせるのだと。
それは、村人の悪さを再発防止するための準備だった。
翌日。
「よい頃合になったわ」
いかにも機を測ったという風情のジョー。その自信に溢れた態度に、村人達は、ちょっと気後れ気味。
「あと、気を付けて。そこに罠があるわ」
彼女がそう言った途端、足元にサンレーザーが落ちた。魔法の知識はないのだろう。村人達は、ユラヴィカの放ったそれを、すっかりトラップだと思い込んでいる。
「こんな時は、俺に任せておけ。行くぞ」
と、京士郎が遠巻きに見ている娘さん達に、流し目を送りつつ、剣を抜く。と、村人もナタを片手に、それに続いたのだが。
「現れたな! ここから先は一歩も通さん!」
正面玄関に仁王立ちするレインフォルス・フォルナード(ea7641)。ただし、剣はさやをしっかりとつけたままである。
「任せてッ」
その彼に、ジョーがそう言いながら、矢を打ち込んだ。ひゅんっと空気を切るそれは、レインのすぐ脇に突き刺さる。
「嘘! 今のを交わすなんて!?」
驚いた表情を浮かべるジョー。だが、今のはレインが避けたわけではない。彼女がわざと外したのだ。
「えぇい、何をしりごみしている! 相手は1人だぞ!」
いつの間にか、指揮官になっている京士郎、村人達を叱咤して、レインがジョーの相手をしている間に、押しきろうとした。
「おいおい。俺を忘れて困っちゃ困るぜ」
「他にもいる。怪我をしないうちに、さっさと立ち去れ」
中から現れるアランの加勢を受けて、レインは威嚇するようにそう言った。だが、京士郎はそんな彼らに対し、剣をつきつける。
「良い機会だ、貴様達に、軽い気持ちで女性の心は動かせん事を、教えてやる!」
そう言うが早いか、彼は剣を振り下ろした。そのまま、まるで本当に敵を相手にするように、一騎討ちを始める京士郎。
「まったく、ある意味やりにくいな。これで美人じゃなかったら、怒るぞ」
「脳味噌の緩い奴らに見本を見せる良い機会だろう。出来れば、本気で手合わせ願いたいんだが」
勢い、顔を近づける格好となる。剣戟の音に紛れ、村人達には聞こえないのを良い事に、京士郎はレインにそう申し出ていた。
「あーあ、冒険者が依頼主を選べたら、どんだけ楽だろうなー」
ため息混じりに呟くアラン。射撃の名手であるジョーには、格闘の達人な彼が相手になっていた。
「こっちは私が引き受けますから、彼女をよろしくお願いしますね」
村人達は、セレナが1人で相手をしている。まぁ、避けもへったくれもあったもんじゃない素人ばかりなので、スマッシュなんぞを使わずとも、バーストアタックで、村人達を次々と剥き身にしていた。
「騒がしいですね。始まったようです」
一方、護衛対象の娘は、ヴェール付きベッドの向こう側で、答えない。
「大丈夫。あなたは私が必ずお守りします。ご安心を!」
それを、怯えているんだと思ったフローラ、安心させるようにそう言って、部屋の前に立ったのだが。
「いたぞ! あっちだ!」
いつの間に脱出したのか、金髪の御仁が、村人の間を、まるで誘う様に裏庭の方向へと走って行く。
「ああもう! 待ってくださいよ!」
村人たちが一斉に移動するのを見て、勢い、追いかける羽目になるフローラ。
ところが、その金髪の御仁が、途中でヴェールをはらりと外す。
「悪いね‥‥実は男だったんだ☆」
中にいたのは、レインにばっちり化粧を施されちゃったJJ。
「ま、相手はちゃんと見てから選べってコトさ」
騙された村人さん、口々に『詐欺』だの、『俺の夢を返せ』だの、『いや、俺はこれでもいいや』だの、不穏当な発言をしまくっている。
「じゃかあしぃっ!!!」
喚きたてる村人にアランの一喝が飛んだ。鍛えた歌唱力から生み出された大声は、一発でその場を静まり返らせる。おまけに、その中の1人の首筋に、斬馬刀が押し当てられていた。
「いつまで下らん事をくっちゃべってるつもりだ。捕らわれのお姫様を助けに来た、カッコいい妖精さん気取りか? ガキの遊びは外でやるもんだ!」
「ご、ごめんなさい‥‥」
震え上がる村人達。自分達がいかに無謀な事をしていたか、ようやく悟った模様。
「お、恐ろしい相手だね。残念だけど、さっさと逃げようか」
その様子を見て、頃合とみたジョー姐さん、プロでも敵わない相手がいる事を強調しながら、トンズラを決め込もうとした。
「あら、そんなに慌てず、お茶でもいかがですか?」
そんな彼女達を引き留めた者がいる。先ほど、村長にテラスを借りていたセレナだ。
「テラスに、お茶の用意をしてますの。ちょうど、お酌をしていただける、可愛らしい美少女もいますしね☆」
彼女が『美少女』と称したのは、変装していたJJの事。あさっての方向を向く彼。
逆らうと、何されるかわからない恐怖感があるのだろう。その申し出を受ける村人達。無論、京士郎やジョーも一緒だ。
「あなた達さあ、女の子にもてたいなら、もっと村の為になるような事したらどう?」
「あわよくば‥‥。そんな甘い考えでは女性の心は動かせんさ。今回の事に懲りたなら、精進する事だな」
そのまま、お説教タイムと化すお茶会。何しろ、話術の得意な御仁が、7人も揃っているのである。セレナの思惑通り、のほほんとした会話で、村人達は次第に考えを改めていった。これからは、真面目に口説くそうだ。まぁ、色恋沙汰に関しては、レオンが教えを乞われていた様だが、詳しい事は本人のために秘密にしておこう。
ところが。
「皆さん、のんびりしている場合じゃありませんよ。ユラヴィカから連絡です。‥‥村長と娘が、姿を消したそうです」
ティータイムの最中、そう報告してくる繋ぎのディアッカ。
だが結局、娘には逃げられた上、トラップに引っかかったユラヴィカが、羽を焦がされる羽目になるのだった。