名付け親になれ!?

■ショートシナリオ


担当:本田光一

対応レベル:8〜14lv

難易度:易しい

成功報酬:3 G 32 C

参加人数:5人

サポート参加人数:-人

冒険期間:04月21日〜04月26日

リプレイ公開日:2007年05月10日

●オープニング


 冒険者ギルドには、今日も様々な依頼が寄越されてくる。
 何処の好事家が入れたのか、戦時には必要なさげな美術品や骨董品を探し出して持ってこいと言った類の依頼や、敵を屠るための助っ人という、正に命懸けの仕事まで。
 ただ、一つだけ言えることは全ての依頼が『ギルドの規定を通過した依頼である』と言うことだ。
 だから、正当に依頼を受け、特に不履行となる理由がない限りには、依頼は全て遂行されなければいけない。
 それは冒険者達の中に不文律としてある掟であり・・・・。
 同時に、誇りでもあった。

 多分。

●なんじゃそら
「あ〜。最近ドラゴンが勝たへんで……何か、イラつくわ」
 久々にメイの冒険者ギルドに顔を出した男は、非常に不機嫌だった。
「あれ? 虎じゃないん?」
「あほ! ワイは根っからのドラゴンや! ジャイアントでもスワローでもないわい!」
 突っ込んでみた冒険者にけんもほろろに言い返す男。
 その様子は、戦場ならカオスニアン相手に中指だけ立てて『家帰って風呂入ってクソして寝ろ』と言ってるような勢いだけはある。
 ついでに、その身に纏った怒気だけでバナナで釘が打てそうな……。

 要するに、普通じゃないという様子だった。

「で? 何か依頼でも?」
 久々に見た男に、何か掘り出し物の依頼はないかと身を乗り出す冒険者達。
「んー? ……儲け話や、急ぐっちゅうのは今日は聞いてへんなぁ……ああ、金にならへんけど、みょーなのなら」
「「「妙?」」」

 ――それは、そっくりお前に言いたい。

 と、誰もが心で突っ込んで、男が語る話を聞くのだった。

●名を求めて
 言の葉には古来より力が込められていると言われている。
 良き言葉は人に幸運や福を招き。
 悪き言葉は人に不幸や災いを招き入れる。
 忌み嫌われる言葉を隠し、代わりの言葉に置き換えることまでも人は行ってきた。
 汚れた言葉を口にすることで、自らが汚れ、侵されるからだと信じられてもいる。
 そんな迷信を信じてきた人間の中には、我が子に付ける名前一つを取ってみても、生まれる前から悩み続け、更には生まれてからも悩み、または改名までして人生を歩む者まで居た。
 そんな難しくも、愚かしくも、同時に微笑ましくもある行事が名付け。
「何でも、天界人の夫妻がおってな、生まれてからこっち戦に明け暮れてきたが為に、自分とこの名付けのやりようも判らないままこっちに来たらしいんや」
 その夫妻から、もしも自分達の生きてきた世界の名付けに関して詳しく知っている者が居れば、新たに生まれる子の名を付けるに際して詳しく教えて欲しいとの話だという。
「ま、知らへんでも、その辺調べて教えて欲しいっちゅう訳やろうな。ちなみにご両親の名前はミヨシ・ショウはんとアスカはんな」
「……何で、そんな依頼が……」
 こんな風に書くんやでと、羊皮紙に依頼人の名をしたためて、頑張ってや〜と締めた男の前で脱力する冒険者達に。
「そりゃまぁ、うちは迅速確実、墓場からゆりかごまでがモットーの冒険者ギルドやさかいなぁ〜。あ、ちなみに女の子の名前を考えて欲しいんやって。男の子の方は他に頼んでるらしいで♪」
 非常にマイペースに答える男。
 かくして、冒険者達に、かつてないクエストが課せられることとなった。(ふつーねーよ、こんな依頼)
 頑張れ冒険者!
 ファイトだ冒険者!
 多分、名は残らないけれど、何かが残るぞ!
 ……きっと。
 まぁ、もしかしたらね。

●今回の参加者

 eb7898 ティス・カマーラ(38歳・♂・ウィザード・パラ・メイの国)
 eb7900 結城 梢(26歳・♀・ゴーレムニスト・人間・天界(地球))
 eb8475 フィオレンティナ・ロンロン(29歳・♀・鎧騎士・人間・メイの国)
 eb8490 柴原 歩美(38歳・♀・天界人・人間・天界(地球))
 eb9916 八社 龍深(38歳・♂・天界人・人間・天界(地球))

●リプレイ本文

●遙かに高い山よ
「ん〜? なんか、長いって意味の漢字を名前に入れろとか天の声が聞こえたけど、きっと気のせいだね」
 一人、天の声を聞こえる程に高く舞い上がり‥‥いや、歩く皆よりも少しばかり天に近い程度なのだが、ティス・カマーラ(eb7898)がふと下を向くと、麓から遙かに上り続ける丘陵地をえっちらおっちら歩き続けている仲間達はそろそろ肩で息をしているところだった。
「便利ですねぇ」
 心底羨ましそうな声を上げている、結城梢(eb7900)だが、彼女も頑張ればティス同様飛ぶことも出来るようになる筈だ。
 だが、それを敢えてしていないのは、今日のような日を堪え忍び、成長の糧とするため‥‥。
「飛べたらいいですねぇ」
 のほほんと。しかしシッカリと希望を述べている辺り、望んで会得していない‥‥のでは、ないらしい。
 香なり長い道のりを登って来ている筈で、八社龍深(eb9916)の顎が上がっているのは気のせいではないらしい。
時折聞こえてくる彼の奇妙な呟きは、ティスには暇つぶしにはなる様子で、時々ふわふわ寄っていって聞いて楽しんでいる。
「どれほどの時間登り続けてきたのだろう‥‥」
「始まった〜♪」
 早速楽しみ始めているティスを見て、フィオレンティナ・ロンロン(eb8475)も‥‥。
「い〜な。あれ。浮かんで楽しそう‥‥」
 と、久々のギルドの男に抱きつきアタックをして押しつぶしたことをリフレインしながら歩いている。
 鎧を着たままの体当たりは、屈強な男でも痛いのだろうが、鎧も着込んでいない男への攻撃は暫くお仕事を休みますと本人に言わせる程の攻撃力があったらしい。
「コズエに聞いた方が速かったのかなぁ?」
「え? 図書館で調べたのなら、そちらの方が正しいと思いますよ」
 息が上がっているもう一人。
 梢の方が運動は苦手の筈だが、唄う様に会話(もっぱら独白だが‥‥)しながら登っている龍深よりは、まだまだ元気が余っていそうだ。
「今はもう‥‥分からない。‥‥ほんの数分だった気もすれば、何十年も掛かった気もする‥‥」
「だって〜」
 ご丁寧に、龍深の独白についてのティスの解説付きで頭頂を目指す一行である。
「これからも‥‥登り続けるのだろうか。いつまで? 登りきるまで?」
「そこまで〜〜♪」
「よかった〜」
 そろそろ考えていた名前を忘れそうだっただけに、梢達にはティスの示した先に確かに山頂が見えてきたのは嬉しい話だった。

「もし‥‥登りきった先にも崖が続くのだとしたら、やはり登り続けなければならないのだろうか‥‥ああ、気が遠くなってきた‥‥」
「‥‥もしもし〜〜♪」
 笑いながら、龍深の頭をコツコツと叩くティス。
「?! いや、待て。頂上だ!」
 既に他の四人は残すところ僅かの道のりを余韻に浸りながら歩いていたのだが、龍深にはラストスパートに燃える登山家の如く熱血していた。
「あと一息! あと数メートル! あと数センチ!」
「オーバーだね‥‥」
 周りの景色を楽しんでいた柴原歩美(eb8490)にしてみれば、ラジオの中継を思わせる龍深の独白は半ば面白く、残りは耳障りでもあったのだが、それも今となっては振り返って思い出すだけに過ぎないわねと、登り切った山頂‥‥広大な大地を眺めて目を見張る。
「登りきった! ‥‥」
 筈だったが。
 余りに広い、広すぎる大地に龍深の思考が停止した。
 言うなれば、登り切ったと思った瞬間に足下が崖となって崩れ墜ち、ついでに今まで登って来た距離を真っ逆さまに落ちていく‥‥。
 と言う感覚が彼の脳内に漂っていた。
「‥‥おーい。帰ってきて〜〜♪」
「まぁまぁ」
 行っている言葉は兎も角、表情は実に楽しそうなティス。
 勿論、浮かんだままペチペチと龍深の頭を叩いているので、傍目から見れば何かの冗談の様にも見えるのだ。
「それで、依頼の主達は?」
 現実に向かい合う歩美の一言で、梢とフィオレンティナがそう言えばと簡単な地図を取り出して頭を寄せ合った。
「『ココ』‥‥」
「って‥‥」
 四角い羊皮紙に描かれた丸い円。
 山頂と示されたその円の真ん中に、『ココ(はぁと)』と丁寧にマークされた地図だった。
「‥‥さてと」
 現実に戻ることの速いのは何時も女性なのか、まだリトルフライの効果時間の残っているティスが浮遊を楽しんでいるのと、まだ暫く呆然と逝ってしまった竜深を置いて、三人は頂上の中心地らしい方向に向けて歩き出すのだった。

●忙しい親二人
「えー。何はともあれご結婚&ご懐妊おめでとうございます。‥‥もしかして、出来‥‥」
「ん?」
 うつらうつらと船を漕いでいた、依頼人の三好翔が龍深を睨み付ける。
「‥‥」
「‥‥あー悪い、寝てたか?」
 一瞬、間を置いて生欠伸をかみ殺した翔が龍深達に向かって頭を掻きながら苦笑する。
「ええ、そうみたいですね。ねむいのなら、ねむったほうがいいですよ‥‥(今一瞬、カオスの穴が見えましたよ。ええ‥‥)」
 口に出せない龍深である。
 流石に、こちらの世界に来る前から斬ったはったを経験してきた人物が凄味を効かせた表情で彼を睨み付けたので、肝が冷えたのだ。
「子供は親のものを受け継ぐんだから、翔さんと明日香さんの子供なら、翔香(しょうか)なんて名前でもいいんじゃない?」
「しょうか、そうか‥‥なるほどな‥‥」
 再び船を漕ぎ始める翔に、ティスも流石に笑顔が引きつったままになる。
「流石に姓名判断とか知識はあまり無いですので、その辺は抜きにしますけど良いですよね?」
「コズエ‥‥無理っぽいよ?」
 真剣なのに、翔が既に眠り路に旅立っているのを察してフィオレンティナが軽く肩を叩いてやる。
「仕方ないわね。明日、朝起きてから話しましょうか」
 歩美は小さな部屋の中を適度に片付けて、男性陣と女性陣の横になることが出来るだけの空間は確保していた。
「えへへー可愛いねー。もう目が見えてるんだ〜」
「まだでしょうね。赤ん坊は生後一ヶ月もしないと全くと言っていいくらい見えていないみたいよ?」
「へぇ〜」
「へー」
「そうなんですか」
 亀の甲よりとは良く言ったものだが、歩美の一言、一言に一々反応してくる三人の表情は初めての知識を得たときに幼子が見せる興味津々と言ったそれだった。
「‥‥いいけど、ね‥‥」
 それにしてもと、赤ん坊が寝ている横で仕事の疲労から死んだように眠る父親と、その世話と子供の育児に掛かりきりでこれまた水揚げ後の鮪の様に寝ている母親を見ていると、ここが異世界だという事を忘れそうになる。
 何処の世界に行っても、きっと両親が子供を育てる光景という物は変わらないものなのかも知れない。
「夫婦揃ってこっちの世界に飛ばされるたァ、運がいいやら悪いやら。あたしも家族と一緒だったら‥‥と、思わないでもないけど、旦那は兎も角、娘に苦労させなくて良かったとも思うしね‥‥」
 時折、天を掴む様にビクッツと震える赤ん坊を見ながら、これがモロー反射だったかと記憶を探る歩美だった。

 朝。

「おっはよーーー!」

 パラっ子の朝は早い。
「‥‥まだ、もうあと五分‥‥」
「く〜〜」
「‥‥」
 三者三様、それぞれの寝相があるもので、暫くフヨフヨ浮かんでいたティスがポトリと床に降りると、朝ご飯の準備が出来ている台所に降りていただきマースと手を合わせながら呟いた。
「いただきまーす。翔さん、行っちゃったよ」
「!」「!?」「!!」
 一生の不覚!
 と、彼の有名人は何度も言ったらしいが。
 正しくそんな思いのする三人と、既に明日香と共に子供の世話をしながら名前を考えていた歩美が苦笑して起きたばかりの三人に顔を洗ってくる様に言う。
「あの、お父さんがいらっしゃらないのでしたら、その間にどういう感じの名前が良いか、候補を聞くだけでも出来ませんか?」
 赤ん坊は女の子と言うだけに、流石に勇者らしくと言う単語を先に出すのは憚られる梢。
「そうですね。私も、翔も多くは望まないのですが‥‥優しい子に育ってくれたらと思います」
「〜♪」
 早く名前が決まらないかなと、アプト語でのスペルを教えてあげる気で待ちきれないティスの居る横で、フィオレンティナもほうと溜息で授乳をし終えて『ほぇ〜』と言った様子で力なく首を揺らしている赤ん坊を覗き込んでいる。
「ワタシもいつか好きな人と‥‥って、いやなんでもないの、ないの! あははは〜」
 照れ隠しに笑い出したフィオレンティナの声に驚いたのか、ヒクッと顔が歪んで真っ赤になりかけた赤ん坊を見て一同の動きが水を打った様に静かに固まった。
「ふゃ‥‥むにゃ‥‥」
 一触即発で、今にも火がついた様に泣き出すのかと思いきや、母親の腕の中で身じろぎ一つしてすやすやと寝息を立て始めた赤ん坊に、いっぱしの鎧騎士、ウィザード達も表情を強張らせていたのを思い出して、ホッと溜息を吐く。
「‥‥ふう」
「‥‥ふ〜」
 何か、モンスターや外敵と戦うのとは別の意味で緊張を強いられる恐怖に、一同は長時間耐えられそうになかった。

●一方その頃‥‥
「あーそうですね、最近の流行というとやはりはずせないのは『萌』ですかね」
「どっせーい!」
 打ち下ろされる鍬。
 耕されるのは田畑ではなく、作物を漁りに来た巨大な猿だ。
「周囲次第で人生真っ二つな名前ですがね。ああ、そうそう陸、海、空を思わせる名前というのが多いようで」
「あー翔さん。こっちの畑も耕して貰いましたよ。あとで手当渡してやって下さい」
「勝手に仕事をしないで下さい。そこは休耕中で、植えるのはまだ先ですって寄り合いでも言っていたでしょう大川さん!」
 集落の決まり事を守らず、身勝手に話を進める者との間で板挟みになりながら仕事を進めている父親を尻目に‥‥。
「旦那さんもそうですね‥‥。珊瑚なんてどうですか?」
 真面目に幾つかの名前を考えながら、暇も手伝って父親の仕事に付いてきていた龍深。
「だから、寄り合い中に勝手に抜け出して話も聞かないのは止めて下さい山本さん! それから、田中さんはこっちの仕事を手伝って貰ってるだけですから、貴男の仕事まで勝手に付き合わせないで下さい! 彼、この村の出だからって良いように使われて働き過ぎですよ! ‥‥えーっと?」
「聞いてないですね?」
 済まないと、言う表情で顔の前で手を合わせる翔に、龍深はこりゃ確かに子供の名前を考える余裕は無さそうだなと乾いた笑いしか出て来なかった。
 派遣先に開墾と用心棒に来ていた翔と明日香だが、村の中は微妙に普通じゃない人が年長者に多く、閉鎖的な村にありがちな閉塞感と、独自のルールに縛られた『ある種の』困った人達が居る場所だったらしく、ギルドから派遣された翔達は依頼が達成されるまで他の土地に移動できるわけにも行かず、非常に鬱々と日々を仕事と睡眠と食事だけに費やしている様子だった。
「あたしも娘ン時ゃ親や旦那と悩んだもんさ」
 二人が自分の居た世界とは違う、しかしよく似た場所から来たのだと聞かされて、歩美は既視感を覚えていた。
「名前まで似てるんだねぇ。ま、あたしン達に近い名前で良さそうで安心したよ」
 と、安堵してみせるのだが、当のご本人さん達は通常の作業が朝の八時から夕方まで、挙げ句、日が暮れても作業と準備という状態で、歩美や梢の居た世界で言うところの『勤務時間八時間+超過勤務二〇〇時間』で基本報酬のみと言う悪環境だと知ってからは同情しか出て来なかった。
「余裕もなくなりますね‥‥」
「まぁ‥‥な‥‥」
 明日の作業用に、農具の手入れをしていた二人も睡魔に負けつつある。
「単純に『芽依』『命』とかでしょうか?」
「メイ?」
 梢の案にティスが目を輝かせる。
 国の名前と同じと聞いて、更に梢から元々の言葉の持つ意味を聞いていると何故かティスは楽しくなってくる。
「ありきたり過ぎますけどね」
 と、言って後はと候補を上げていく梢。
「『椿』『あやめ』『棗』『葵』とかの植物系の名前でしょうか? 『千春』『千歳』『千種』『瑞穂』辺りも目出度い名前ですね」 「『ハルカ』はどうかな? 天界の言葉で『春』の『香』って書くみたい」
「天地同画だけは避けた方が良かった筈さ。けど、どんな名前でも健やかに幸せに育って欲しいって気持ちさえ篭ってりゃ、それが一番だと思うが‥‥ね‥‥」
 その、実際に大切な日々を仕事に追われている有様は、彼らにも、子供にとっても不幸なのではと思う歩美である。
「とは言うものの。正直な話をすれば、我々の言葉は参考程度に留めて頂いて、ご両親が考えた名前をつけてあげてください」
「をー」
「おー」
 龍深の言葉にティスとフィオレンティナがわざと驚いた風情で肩を竦めておどけてみせる。
「‥‥子は天からの授かりもの。であれば、親が子供にはじめてあげられるものは名前なんですから」
 二人の視線にこめかみをヒク付かせながら、頷いているのか船を漕いでいるのか良く分からない父親に向かって呟く龍深。
「それ位の、価値はあると、私は思うのですよ‥‥」
「成る程ね。それじゃ、あたし達としては、この案を纏めて渡して、有る程度ここの仕事をノンビリ出来るように手伝った方が良策だって言う感じかな?」
「えー命名は〜?」
「‥‥(命名は〜)」
 はっきり口にして残念がるティスと、口には出さずに頬を膨らませるフィオレンティナ。
 色々な想いが交錯しながらも、彼らは命名案を置いて、残りを冒険者夫婦に託すことにした。
 次に会った時には、きっと素敵な名前が付いているに違いないと信じながら。
【END】