泉に種が咲く

■ショートシナリオ


担当:紺一詠

対応レベル:フリーlv

難易度:やや易

成功報酬:0 G 65 C

参加人数:6人

サポート参加人数:4人

冒険期間:06月15日〜06月20日

リプレイ公開日:2006年06月23日

●オープニング


 ↑咲くのは種じゃなくって、つぼみ。種は芽吹くもの。
 いや、まぁ、んなことどうでもいい(わりに、どうでもよくない。あなたの日本語をたいせつにね!)。


「冒険者の素養とはいかがなものですかな?」
 と、云ってきたのがいかにも偉がったかんじの、こう、つんけんとんがった、顔の造作じゃなくってね、全体の雰囲気ってぇの。ちょっと街の噂のツンデレとかだったら萌え?かもしれないけど、ただの暇そうな金持ちそうな四十過ぎのおっさんだし。
 ギルドの手代、べつに自分のこと云われたわけでもなかろうに、カチンときた。こういう輩はどちらかといえば鴨葱、ささいな手間で文銭落としてってくれるものだけど、野州無宿も同然の冒険者稼業ったって、それなりの自負はあらぁな。それの仲介をさずかる身上にだって思いやり、一寸の虫にも五分の魂、あぁこれってどっかまちがい(あなたの日本語・略)。
「荒事に長けるとは風聞しますが、こっち、」
 鳥籠ひしゃげたような頭蓋骨。
 灰色の、その性状。
 こん、こん、と鈴振るみたいに、叩いて、
「‥‥のほうはどうですか?」
 そういうふうに焚き付けるように云われたらね、小銭まで団扇のように見せつけられたら、挑発、情景がとってもお約束すぎた、それにもう立派に依頼になってるし、引き退ける理由もないもの。
「では、知識自慢の冒険者をとりそろえればいいんですね」
 おまえ関係ないやん、的、火花。手代、依頼人に雨のように散らして、客商売ということを忘れかけている。
「それで‥‥」
「私をあっと驚かせてほしいのですよ、冒険者の皆様の御言葉で」
 ただし、
「私も町では数奇者と呼ばれる身。そうあっけなくは感心などにはいたりませんよ」
 ででんっ、とばかり、どこからともなく陣太鼓。
 ここに名付けて――なんてゆうの? まーとにかくだ、わりと平和な戦いが幕を開ける。いいんじゃねぇ? 血ぃ流れない分。


 冒険者に明日はないので、べつに明日使えなくてもいいと思うんだ。

●今回の参加者

 ea0062 シャラ・ルーシャラ(13歳・♀・バード・エルフ・ロシア王国)
 ea6433 榊 清芳(31歳・♀・僧兵・人間・ジャパン)
 ea9285 ミュール・マードリック(32歳・♂・ナイト・ハーフエルフ・フランク王国)
 eb0601 カヤ・ツヴァイナァーツ(29歳・♂・ウィザード・ハーフエルフ・ビザンチン帝国)
 eb1865 伊能 惣右衛門(67歳・♂・僧侶・人間・ジャパン)
 eb2099 ステラ・デュナミス(29歳・♀・志士・エルフ・イギリス王国)

●サポート参加者

滋藤 柾鷹(ea0858)/ 真神 美鈴(ea3567)/ 伊庭 馨(eb1565)/ 矢作坊 愚浄(eb5289

●リプレイ本文


 小糠雨のけぶる日々。白い成層ははるかに西の英国を思わせて悪くない、と、ステラ・デュナミス(eb2099)。こんな日は茶屋かどこかでほっと一息つくのもいい――というか、すでにそうしているのだけれど。依頼人との待ち合わせは彼の屋敷の座敷で、しかしそこで待ち受けていたのは依頼人の他に、なんともいいがたい居候。
 げこ。
 ――珍妙な客人、いや、人型ですらない。両棲の眷属せわしなく、歌袋がふくらむごとに、ささらを擦り合わせるよう、きろきろ啼く声がする。
「かえるさん?」
 だって押せば「へぇ」と鳴る突起はもってこれませんでしたから、ジ・アースに優しい天然素材を利用してみました、蛙さん。連日の湿り気がちにちょいと滅入っていたシャラ・ルーシャラ(ea0062)も、わくわくしながらつむりを突っつけば、律儀なもので、けろ、と、押さえるたびに、けろけろ、と。
「へぇへぇへぇ。けろけろけろ〜♪」
 ↑無性に、楽しくなってきた。
 でもいいんか、んなもの室内に持ち込んでも、
「ほぅ、蛙ですか。水田以外で眺めますのも、またおもむきがありますな」(はじまりくらいは平穏に)
「‥‥食用蛙というのもある」(いや、食うな)
「かえるさん、ほしいですー」(ごめん、今日なし)
「こら、アラケル。おいたはダメよ」(本能に従い、餌だとみなす鷹一羽)
「‥‥伊庭さんと、似ているな」
 ぜんぜん気にしない人たちばっかりだった。とりわけ榊清芳(ea6433)、あむあむとステラの持ち寄りの茶菓の折半にあずかりながら、なにやらすさまじいことをぽつりとつぶやく。どこがですか、と、伊庭馨の当然の疑問に答えるには、当人とても押っ取り刀とはいかず、まるでそれを埋め合わせるかごとく、ばりっと破る、精神の平穏だけでなく物質の安定。
「それはこの僕、新畑・ツヴァ三郎がお答えしましょうーっ!」
 もといカヤ・ツヴァイナァーツ(eb0601)、じゃーん、どこからあらわれた? 天井裏からあらわれた。あれ・妙なところに着地したってそういう意味じゃなかったか(↓後述)。
「この板はがしにくいや、ちょっと待ってて。もうっ面倒、サイコキネシスで壊しちゃおっかな!」
 ――‥‥で、四半時が経過。
「へぇへぇへぇ。けろけろけろ〜♪」 ←まだ楽しい
「んしょ、なんとか着地。では、正解。それは、蛙も馨さんもむっつり系だからです!」
 いっしょうけんめいだった蛙、しかし今度は、けろっとびたいち鳴きません。だって、わりと誰でも知ってることだしぃ。清芳、ツヴァイの矯正する気はまったくないらしい、あれなんだか前が見えないよ、これは涙じゃない雨のせいだよ。どこに怒りをぶつけていいか分からない馨をあとにのこして、準備万端、いってみよーっ。


 本題。知恵と知識の披露を誰から行くか。
「宴もたけなわか‥‥」
 のそりとミュール・マードリック(ea9285)が身を立てるが、ってまだ始まったばかりじゃ?
「‥‥たけなわに見える」
「へぇへぇへぇ。けろけろけろ〜♪」←ずっと楽しい
 約一名のぶっちゃければエルフの少女、たしかにずっとたけなわである。「みじんこは、けいかいするとからだがとんがるんですよー。へぇへぇへぇー」と下稽古も抜かりなく「でも、こるり(シャラの猫)はねむいとまーるくなるんです」「シャラは‥‥んと‥‥おこるとぶわわって、きょだいかして」それはない。
「たけなわだ‥‥」
 ミュール、誰に向かって囁いているのかというと、依頼人。白と黒の仏門をそれぞれ重ね着した、僧侶である伊能惣右衛門(eb1865)よりも念を押したありがたさなのだが、組み合わせの極端なことがなおさらまともな職業にはみせぬ。妙な迫力におされて依頼人、こくこくと頷かざるを得ない。
 で、ぶんどった出番を、
「‥‥明日の貴方を変える、鳥肌の泉(すっげえイヤなかんじ)にようこそ。人生には必要のないムダな知識を、皆様のおてもちの『けろ』で」
 そこからはじめるかっ。無表情にちかいミュールがぼそぼそ囁く様子は「泉にようこそ」どころか「地獄においでませ」しかも、何を気に入ったのか、うっすらと残照のような笑みを深めて。怖かった。

○ミュール・マードリックからの投稿
『ある志士の話をしよう。五十人もの知己をもつキャメロット在住のI・K氏の場合‥‥
 義理の娘を借金のカタに奪われないため、友達・縁者からお金を借り受け2000G以上の大金を準備したことがある』

「ほぅ、いい話ですのぅ」
「いい話だ。が、そのときの400Gはいまだ帰してもらっていない」
 検証――しようにも、キャメロットは遠すぎるので省略。1Gは1両と考えればだいたいの目安になるでしょう。
「はーい、補足担当の真神美鈴がお送りしますっ☆ 五十人めの某猟師のKさん(匿名指定)だけど、友情の締結に必須な地上のお星さまが足りなくって、男のくせにKさんに土下座して頼み込んだんだって。ちょっとサイテー?」
「サイテーだねっ」
「サイアクでもいいかも」
「‥‥友よ、遠き異国の地でのおまえの名声、しかと広めた。400Gは出世払いという話だったが、ネタの提供料として穴埋めしよう‥‥と思ったが、やはりといちの利子を付けたくなってきた(え)」
「けろけろけろ」←押せれば幸せなので、問題なし

○ステラ・デュナミスからの投稿
『あれ、もう私? 順不同? そうねぇ‥‥薬草師の仕事からはすこしはずれちゃうけれども、植物の話でも。Birch(白樺)ってご存じかしら? 奥羽や蝦夷のあたりには、たぶん、あると思うんだけど。
 その木、植物なのに寂しがりや、っていう話があるのよ。一本だけ、とかでひっそり立っている木は枯れちゃうんですって。別に土地が悪いとかじゃなくて、同じような条件で四、五本で植えると枯れないそうね』

「ほぅ、これもまたよい話ですな。異国の神秘的な雰囲気が伝わってくるようです」
「ありがとうございます、ジャパンだとヤオロズの神っていうのかしら? 私たちには見えなくても木々にも心がある、って思うとなんだかしんみりするわね」
「ええ、そんなことも申しますな。ステラ様の優しいお心がそうさせるのでしょう」
「あは、そうまで云われると自信ないけど」
 検証――でも、どうやって?
「シャラはひとりだとさびしいですっ。わんわんないちゃいます」
「僕もひとりだとさびしいよ。適度にいじめる相手がいないと、人生、つまんないよね?」
 次、いってみよう。

○榊清芳から「(ステラから新しい甘味屋の情報を聞けるかと思ってたので、ちょっとがっかりしている)」「清芳さん、昨日いっしょに行ったばかりじゃないですか。また連れてってあげますから(なでなで)」「う、うん」気を取り直しての投稿(長)
『よく混同されるが「睡蓮」と「蓮」は別物だ。「睡蓮」は午後、未の刻ほどに咲かせるので、別名「ひつじ草」ともいう。そして、夕刻には萎み、その様が眠るようなので「睡蓮」というとか。
「蓮」は仏が座るとされ、根が「蓮根」となって食用になる。「睡蓮」は花や葉が水面に浮かんだままだが「蓮」は水面より高く立ち上がる葉もある。「蓮」は花の開閉は三回繰り返し、四日目には花びらが散ると言うのも不思議と言えば不思議かな。
 日数を数えている訳でもないだろうに、必ず四日目には散る。‥‥物悲しいが、限られた時間にこそ秘められる美なのかもしれぬな』

「‥‥特に、おもしろい話題でなくてすまぬ。ステラさんや惣右衛門ならすでに聞き知ったことだろう」
「いえいえ。おもしろうございましたよ」
「そうね、こっちだと同じ花でも印象ってだいぶちがうじゃない」
「ありがたい。お勧めの甘味屋をこっそり教えるのもいいかと思ったが、やはり好きなものは、心密かに留めておきたくて‥‥」
「そうですか、そんなに私は秘めた存在ですか」
「(おもむろに押し出す)」
「え、餌付けが足りませんでしたかっ」

○シャラ・ルーシャラ「けろけろけろけろ‥‥はっ。シャラのでばんですか?」からの投稿
『みんな、なんだかみどりです(そういえば、季節かな?)。だから、シャラもみどりをするんです! たねはありますか?』
 んーと、越後屋の手入れのなさそうな、ごくごくふつうのでよかったら。
『それ、でいいです。シャラのたねはもうふたばさんになっちゃってますけど、そうです。たねさんはおっきくなっていまとはちがうものになるのです。だから、てじなをするときも「たねもしかけもございません」っていうじゃないですか』
 ん? そうか?
『で、実際にやってみた』
『ミュールさん、ありがとうですー。こうして、むー「どらごんさんになーれー。どらがごーんとなってどらごんさんです、おっきくなーれー」えいっ!』
 にわかにそこらは掻き曇り、依頼人をふくむあなたのお好きな約三名、の眼には、坊やよゐこだ的、りんごろりん、どらごんというよりは龍がでんでん太鼓をともにして、ツヴァイの破ったところ(あ、意外と役に立った)から雨催いへかけぬける。
『できました! はくしゅです、これぞ「たねもしかけもございません」です!』
 ‥‥
『あ、まちがえました。はくしゅじゃないです、かえるさんです。けろけろけろ〜♪』
 自分で押すのは反則では?

 ――それは、知恵か。知識か? そして、ミュール、何故に司会進行を気に入っている、君の居場所は黒虎部隊よりそこでいいっていうのか?
「‥‥やるな」と、好敵手とみなすのは依頼人ではなく、ツヴァイ、恐怖の大魔王の座を譲り渡してなるものか。
「シャラちゃん、負けないからね。僕の出番を乞うご期待!」
 ぴしりと指を突きつけて、自分こそもっと果てしない破壊を繰り広げようとタロン神に誓えば、ちがう、今日そんなノリちゃう。頭脳労働の日!

○ちょっと一休みで、
 滋藤柾鷹が日頃、疑念に抱いていること「銀製品をどこまで武器としてみなすか?」「武器として魔法付与出来る品物はどこからどこまでか? 」ジャパンは銀製品がけっこう手に入りにくい国なのとたしかめる検証にちょうどいい相手を探し出すのが難しいから、前者はちょっと難題だけれども、後者はなんとかたしかめられるだろう。
 で、実際にやってみた。
 どうみても家具です、ちゃぶ台を準備。これをミュールにぶつけてみる(理由:頑丈そうだから)(いざということがあっても、惣右衛門さんがいるから大丈夫さ)。
「‥‥痛い」
 柾鷹、オーラパワーを付与してみる。えいやっ。
「‥‥もっと痛い」
 こうしてこの世界にまたひとつ新たな鳥肌生まれた。
 わりとなんでも武器になる。――と、ステラ、ちゃぶ台、ジャパンの民具に好奇心をそそられたらしく、ひっくりかえしてたしかめて、
「これ、チャブダイっていうの? あら、珍しい。家具なのに武器としても使えるのね、使いにくそうだけど」
 こうしてこの世界にまたひとつ(←むりやりすぎ)。

「はーい、シャラもずっとふしぎにおもってました」
 冒険者ギルドにはときどき強さを問わない代わりにぐっと御給金の安めの依頼があるけれど、あれっておもしろ依頼が多いと思いますけれど、これって鳥肌の種になりませんか?
 それに尽きましては――まじめ、まじめ、まじめ。某記録係が「自分ずっとまじめにやってるもーん(ふんぞりかえり)(←おいまて)」と主張してます。
 まじめだもん。ねぇ?

○カヤ・ツヴァイナァーツ「‥‥この進行、いろいろと問題ない?」ないもん、からの投稿
『はーい、僕は昨今、京をお騒がせの薩摩の方々についての豆知識です。彼らの言葉って一種独特じゃないですか。アレにはちゃんとした理由があるそうで。
 江戸の密偵なんかに簡単に話してる内容がバレないように敢えて作った――と言われてるらしいんだよね。それもこの京都の言葉を手本にしてっていうか、ひねってっていうか」

「流石は徹底してるよね、うん。お大尽」
「あそこはいろいろと腹黒いと噂だな」
「いやぁ、僕ほどじゃないって」
 これ、自分で言うな
「それから、さつま‥‥」
 あ、悪ぃ。それ、なし。ないんだ、残念なことに。
「そっかー、じゃ、とっておきの妙な着地点(↑前述、きっと誰もが忘れている伏線)。薩摩といったら、だんしょ」
「だんしゃくですか?」
 と、シャラがあんまりにもどきどきするから良心がとがめて、さすがに中止。

○伊能惣右衛門「おや、最後ですなぁ。トリをつとめさせていただけるとは、光栄至極に存じます」からの投稿
『蓮華王院(三十三間堂)の千手観音をご存知ですかな? この御仏の御手を数えても、左右の御手以外には四十本しかございませぬ。されど光背の御手一本で二十五の世界をお救いになるが故に、千の御手と言い習わされておりますじゃ』
『また六波羅蜜寺の十一面観音。正面から数えれば頭上にお顔は十のみ。最後のひとつは後ろにあり見えませぬ。このお顔の表情は‥‥なんと大笑い。全ての悪を笑い飛ばしておられまするよ』
『今年も地蔵盆が近くなりましたなぁ。地蔵尊には水を注ぐ決まりでございますが、これは足元に餓鬼道への穴を開いておられるが故。地蔵尊に注いだ水は餓鬼の口まで届き、その苦しみを和らげると申しますじゃ』

 ‥‥
「おや、年寄りの長話は退屈させてしまいましたかな?」
「いや、まっとうすぎてちょっとした感動が、海のようにざざんと」
「途中から、誰からとはもうしませんが(だって、ほとんど全員のせいだから)、明らかなまちがった方向に進んでいたから」
 惣右衛門、にっと眉を八の字にたおして、菩薩顔、皺に皺を寄せる笑い。
「知識はただそれだけでは用を為さぬもの。小さく閉じ篭ってただ書物を読み話を聞き齧るだけでなく、広く世に出られることをお勧めしますじゃ」
 矢作坊愚浄、水童の身ながら法力と武力にて仏の道を鎮護するもの、重々しく、深々と首だけで相づちを。悩ましきかな解悟の道は。清芳、ぽりんと菓子の終わりの一欠片飲み下し、なにやら真剣に考え始める。馨、ちゃっかりと清芳のその手を暖める。


「いや、楽しませていただきましたよ。さすがは冒険者の方々‥‥天井については、別ですが」
「はっはっはー」
 仕納めの惣右衛門に心打たれたか、すべての話を聞き終えた依頼人はしおらしくなって、楽しませていただきました、と依頼の報酬を。つけくわえること、惣右衛門には例のちゃぶ台に仏の話にあわせて仏像、それからシャラには蛙、はダメだから、種っぽいの。
「シャラちゃんに負けたかっ」
 とがっくりのツヴァイ、だから、そうじゃないって。
 で、ミュール?
「今日の鳥肌も明日使えるものばかりでしたね。さて、来週は」
 ほんとうにそこでいいのか、居場所は? 黒虎部隊は? 来週って続くのかいっ。ありとあらゆるつっこみをよそに、ミュール、音もなく表情もない愉快にのんびりたゆとう、傍目からはとてもそうは見えなかったのだけれども。