【ラン動乱】フォーモリア戦線・11月期
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■ショートシナリオ
担当:一乃瀬守
対応レベル:8〜14lv
難易度:難しい
成功報酬:7 G 47 C
参加人数:4人
サポート参加人数:-人
冒険期間:11月16日〜11月26日
リプレイ公開日:2008年11月24日
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●オープニング
──現在のできごと
「早い所持っていってちょうだい!! つぎの作業が待っているんだから」
ウィル・ゴーレム工房。
つい先月に運びこまれた、大破したイーグルドラグーンの修理が完了し、最終テストを終えた機体がロールアウトした。
さらに先月テスト稼動したイーグルドラグーンも調整を終え、特務艦グリフィンに搭載されるイーグルドラグーンは2機になった。
「これでようやく、実戦稼動できる‥‥」
アーレン・フィルマー艦長が感慨深く呟く横で、工房長が一言。
「以後、グリフィンにはドラグーンはまわしませんので」
「ちょっとまった!! それはないだろう? 今現在、尤も前線で戦っているのは我々ではないのか?」
「他にもそういう部隊があります。それに、イーグルタイプの生産は終了し、次からはウィング系の開発が再開されるのですから」
「ううーむ。ウィングか。次からはそれで我慢してやるとするか」
「ですから、グリフィンにはもうドラグーンの配備はありませんって‥‥」
「そんなこと了承できるか!! 上に申請してやるわ!!」
とまあ、そんなやり取りの中で、イーグルドラグーンの追加生産は一旦終了となったらしい‥‥。
●不穏な動き
──フォーモリア沖合
先月、港町を奪回したラン。
その後不審船は沖合に停泊し、じっとランの様子を伺っている。
やがて一隻、また一隻と船が集結し、港町の沖合には小さな艦隊が集まっている。
「さて、これはこまったわ‥‥」
ラン空戦騎士団長が静かにその光景を見ながら呟く。
「敵戦力は海戦用及び揚陸用と思われます。ならば、今のうちに敵を叩いておくのが得策かと!!」
参謀のその言葉に、すぐさま作戦会議が行なわれた。
そしてその結果、対揚陸戦と海上迎撃戦の二つに分かれての作戦が開始される事となった‥‥。
そして特務艦グリフィンは、ランの大型フロートシップと共に海上掃討作戦に参加する事になった‥‥。
●フロートシップ『グリフィン』搭載戦力
・ゴーレムグライダーは以下の機体を準備
強襲型『富嶽』『深山』『泰山』『連山』
(翼の形状が細く、低速での任務に耐えられないが、速度は早いらしい)
攻撃機『閃電』『天雷』『震電』『秋水』
(通常型)
・イーグルドラグーン×2
(装備としてロングソード、ハルバード、ラージシールド、デスサイズ(死神の鎌)を搭載)
・炎の精霊砲×1(船首搭載)
●リプレイ本文
●果てしなき時間の中で
──フォーモリア沖合
「こちらグライダー『震電』、市川出る!!」
「同じくグライダー『秋水】、ライナス出る!!」
次々と風信器に向かって叫ぶ。
市川敬輔(eb4271)とライナス・フェンラン(eb4213)の二人は、作戦エリアに到達すると、素早くゴーレムグライダーに搭乗し、出撃する。
既に左舷ではランの大型フロートシップが出撃し、所属不明国家のグライダーと空中戦を展開している。
「こちらイーグル1のリュドミラ、これより敵戦艦の排除に向かいます!!」
リュドミラ・エルフェンバイン(eb7689)はそう告げてから、素早くイーグルドラグーンの翼を展開する。
そして一気に上昇すると、そのまま滑空上体で敵のゴーレムシップに急接近!!
手にしたハルバードを素早く構えると、敵甲板上に立っているシルバーゴーレムに向かって一撃を叩き込む!!
──ガギィィィィィン
リュドミラの一撃は敵ゴーレムの盾によって受け流されてしまう。
そのままカウンターでロングソードを叩き込む敵シルバーゴーレム。
その一撃はどうにかハルバードの柄の部分で受け流し、さらに上昇して体勢を整えるイーグル1。
「い、今の一撃は危険ですわ‥‥あのゴーレムのパイロット、かなりいい腕をしていますね」
そう告げてから、リュドミラは数回深呼吸をしたのち、再び加速を開始。
そして激しい一撃を再びシルバーゴーレムに向かって叩き込む!!
──ガギガギィィィィッ
だが、その一撃は寸前で躱わされ、カウンターでイーグルドラグーンの胸部ハッチに一撃が叩き込まれた!!
──バギィッ
「きゃっ!!」
制御胞正面のハッチが破損し、外が見えなくなった。
「と、とりあえず上昇しないと‥‥」
平衡感覚を便りに機体を持ち直すと、そのまま上昇を開始するイーグル1。
そして1度特務艦グリフィンに着艦すると、急いで機体の修復を頼んだ。
「これは外したほうが早いですねぇ」
「御願いします。私はグライダーで出直しますので、修理が終ったら呼んでください!!」
そう告げて、リュドミラは素早く出撃。
──そのころ
「いい腕だ‥‥騎士としても、かなりの訓練を積んでいるみたいだな」
敵ゴーレムシップ上空。
ライナスと敵グライダーの一騎打ちが始まっていた。
素早く剣を引抜き、敵との打ちこみを始める。
敵の装備は軽量ランス、射程では明らかに不利だが、間合を詰める事でそれは解消される。
問題は、グライダーを片腕制御し、そこから格闘に持ち込めるか。
機体の翼部分が邪魔となり、正面からは不可能。
機体を斜めにし、そこから繰り広げるしか無かったが‥‥。
──ブゥンブゥゥゥゥン
ライナスの攻撃はことごとく失敗。
そして敵がランスチャージを仕掛けてきたとき、ライナスは一旦グリフィンへと戻っていった。
──その頃
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ
激しい破壊音が響く。
「ヒット‥‥続けて第二射っ」
市川敬輔(eb4271)は素早く機体を立て直し、グライダーに装着されている『砲丸射出器』に砲丸をセット。
そして加速を付けて敵ゴーレムシップの上空に突撃すると、そのまま甲板上に待機していた敵グライダー目掛けて砲丸を投擲。
──ヒュルルルルルル‥‥ドッゴォォォォォ
それはグライダーの翼に直撃、1機を破壊した。
──ヒュヒュヒュヒュッ
だが、敵も甲板に姿を表わすと、ショートボウを構え、市川に向かって討ちはじめる!!
「‥‥あの矢の中を掻い潜って爆撃か‥‥危険だが止むを得まい」
そう呟いて、市川は再び上昇。
「‥‥奴らを陸に揚げたらこっちが不利になる、必ず海上でケリを付けるぞ!」
姿勢を低くし、再びヒット&ウェイに出る市川。
──ヒュルルルルル‥‥ドッゴォォォォォォォォォォォォッ
再び砲丸がヒット、敵グライダーをさらに破壊するが。
──ズドッ
「痛ッ‥‥右足か」
敵の矢の弾幕を躱わしきれず、市川の右足に矢が突き刺さった。
「何かあったら不味い‥‥1度引き返すか‥‥」
と呟くと、市川はグラフィンへと戻っていく。
──ゴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ
その刻、グリフィンより発艦したイーグル2と、ハッチを取り外したイーグル1が出撃。
『敵旗艦はあれ。甲板にシルバーゴーレムが立っているやつです』
『了解。二人ががりと行きたいが、リュドミラは援護にまわってくれ。ハッチがない状態だと、敵に一撃でも食らうと不味い』
『了解』
と風信器での作戦確認を終えた後、ライナスは一気に加速し、敵シルバーゴーレムに向かって一撃を叩き込む!!
──ガバッギィィィィィィィィン
激しく撃ちなる双方の武器。
イーグル2の一撃はシルバーゴーレムの胸部ハッチを破壊し、そこから大量の鮮血が零れはじめた。
だが、敵の一撃によりイーグル2の胸部ハッチが大破、今度はハッチが全て吹き飛んだ。
そして破片がライナスの肩と腕、そして腹部に突き刺さる。
『リュドミラ、旗艦を破壊しろ‥‥頼む』
と告げて、ライナスは上昇を開始。
意識が朦朧とする中、どうにかグリフィンに着艦した。
●激戦ののち
敵艦隊は旗艦を破壊され、ちりぢりに逃亡。
追撃をしたランのフロートシップおよび海戦騎士団により、敵戦艦の拿捕も行なわれた。
これにより、フォーモリア沖合での海戦は終結。
これからは復興が始まるのであろう。
そして特務艦グリフィンは一路ウィルへと帰投する。
2機のイーグルドラグーンの損傷度はハッチの破壊のみで、それほど手間の掛からないものだろうと考えているらしいが。
グリフィンが帰投した後、アーレン・フィルマー艦長はゴーレム工房責任者に呼び出され、かなり大目玉を受けたらしい。
これからしばらくは、特務艦グリフィンの作戦はないだろうと踏んでいるが、ラン南方での戦いが激化している中、油断は出来ないであろう。
──Fin