さーち・あんど・ですとろい〜ゴブリン退治
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■ショートシナリオ
担当:久条巧
対応レベル:1〜3lv
難易度:普通
成功報酬:0 G 71 C
参加人数:6人
サポート参加人数:1人
冒険期間:07月13日〜07月19日
リプレイ公開日:2005年07月18日
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●オープニング
──事件の冒頭
それはとある日の昼。
いつもの冒険者ギルドでは、とある村の村長が頭を抱えつつ話をしていた。
「兎に角、近くの洞窟に住み着いたゴブリンがかなり強くてなぁ‥‥うちの村には自警団なんていうのもないし、教会には神父さんがいるけれど、ゴブリン相手に説法しても聞く相手じゃないし‥‥なんとかしてくれよ‥‥」
さて、そう嘆いている村長さんのために、今一度何が起こっているのか説明しよう。
村長さんの村は、このパリから徒歩2日ほどの場所にある。
近くには果樹園もあり、村はその果樹園からの恵みによって潤うらしい。
というのも、この果樹園にはつい最近までゴブリンを始めとする様々なオーガ達が住み着いていた。
冒険者の手によって一端は追い払われ、新しく村長以下今の村人は全員がこの村に移住してきたのである。
だが、また別の場所からゴブリンが流れてきて、近くの洞窟に住み着いてしまったので堪らない。
ちょくちょく村に姿を表わしては、大切な食糧を盗んでいき、日によっては村人に直接危害を加えてくるのである。
──と言うことで
「では、冒険者ギルドへの依頼は『ゴブリンの討伐』で宜しいのですね?」
「ええ。なるべく早くお願いします‥‥」
その言葉を聞いてから、受付嬢はギルド内部にある掲示板に依頼を張付けた。
●リプレイ本文
●またしても〜やってきました果樹園の村〜
──果樹園の村
「これはこれは、遠路はるばるご苦労さまですじゃ‥‥」
疲れた顔をして冒険者一行を迎え入れる村長。
その背後では、各々が武器になりそうな農具を手に、殺気立っている
「冒険者ギルドから依頼を受けてきました‥‥」
「また何かあったのですわね?」
そう告げているのはエテルノ・ナーダ(ea7917)と仁科桔梗(ea7916)。
「つい先程。またしてもあのいまいましいゴブリンがやってきて、大切な食糧を蔵から奪っていったのですじゃ‥‥」
「貴方たち、冒険者なら強いんでしょ? 早く退治して下さいよ」
村長に続いて、村の若者がそう告げる。
「大丈夫だよっ☆ 僕達が来たら百人力、たとえ『ゴブリン』だろうと『ゴブ・リーン』だろうと『ごぶ☆りん』だろうと、一瞬で退治してあげるから覚悟してねっ☆」
つまり、呼び方が変わってもゴブリンぐらいは大丈夫と、元気一番テンペル・タットル(eb0648)がそう告げた。
「とりあえず、奴等の出没している時間帯や、どんなところを重点的に襲ってくるか、襲ってくる時期は決まっているのか教えて欲しいのだが」
紅麗華(eb2477)がそう村人に問い掛けた。
「襲ってくる所は大体食糧を治めている蔵か、民家ですね」
「出没している時間といっても‥‥大体は朝方か夕方じゃなぁ」
「時期ねぇ‥‥持っていった食糧が切れなくても襲ってくるし、ただ暇潰しに遊びに来ている感じもしないでもないんだけれどねぇ‥‥」
そう説明する村人達。
「つまり、食べ物目当てで早朝か夕方に襲ってきて、とにかく適当にやってくるわけですね?」
纏めるレア・ベルナール(eb2818)。
うん、ぶっちゃけ愉快犯?
「ぬうう、村人たちの食料を盗むだけでは飽き足らず危害まで加えるなんて言語道断なのだ。そのようなモンスターなどこの『超肉体派』の私が退治してやるのだ」
拳をグッと握り締め、メリル・エドワード(eb2879)がそう村人に力説。
──オーーーーーーーーーーーッ
その言葉に、全員が感嘆の声を上げる。
「それでは頼みますぞ!!」
そう告げる村長に見送られ、一行はいよいよゴブリンの待つ洞窟へと出撃!!
●血塗られた戦闘〜っていうか、対ゴブリン戦〜
──洞窟
「大地の精霊よ‥‥」
「疾風の精霊よっ!!」
静かに印を組み韻を紡ぐのはエテルノ。
洞窟に突入した一行は、まず麗華のディテクトライフフォースによって敵の位置を把握。
メリルとエテルノはまず先制攻撃で走ってくるゴブリン達に向かってライトニングサンダーボルトとグラビティキャノンを発動した!!
──バリバリバリッ
まるで雷が竜の姿に変化したかのごとく、メリルのライトニングサンダーボルトは前衛のゴブリンに直撃。
──ドゴォォォォォォォォォォォッ
さらに横から抜けてこようとしていたゴブリン二人に、エテルノのグラビティキャノンが発動!!
そのまま衝撃波によってゴブリン達は後方に吹き飛ばされ倒れる。
そこで素早く仁科とテンペル、レアの3名が前衛として突撃、後方ではさらに援護としてメリルとエテルノが魔法詠唱を開始した。
──ビシッバシッ
素早く両手の鞭をゴブリンに向かって叩き込む仁科。
「あーっはっはっはっはっ。楽しいわよっ!! 掛かってきなさいゴブリンどもっ!!」
おっと、仁科『サディスティックモード』に突入した模様。
──ブゥーーーンブゥーーーーーン
「あははははははは!!潰しちゃうよ〜〜〜!!」
そう叫びつつ、ハンドアックスをブンブンと振回しているのはテンペル。
瞳は深紅に耀き、その髪は激しく逆立っている。
‥‥あ、狂化中でしたか。
もっとも、その状態ではゴブリンに怪我一つ付けられず、逆にゴブリンに切り付けられる始末。
──スバァァァァァァン
レザーアーマーが切り裂かれ、うっすらと血が滲みだすテンペル。
「やったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
さらに狂化は激しさを増し、もう敵を叩きのめすという本能で行動するテンペル。
それゆえ、敵には命中しない‥‥。
──ドゴォッ
「正気に戻れッ。狂化したままでは戦いにならぬであろうがっ」
素早くゴブリンに向かって金剛杵を叩き込んでいるのは麗華。
その言葉に、テンペルの狂化は‥‥あ、まだとまらないし。
「逃げるなまてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ」
──ブゥーーンブゥーーーーン
いや、まったく当たっていないし。
──スパァァァッシュパァァァァッ
素早くゴブリンに向かってニ連撃を叩き込んでいるのはレア。
「後方、魔法が使えません。乱戦はさけないとっ!!」
そう叫びつつ、敵ゴブリンをなんとか一体撃破。
後方では、魔法を使いたくてウズウズしている二人。
問題は、その魔法。
エテルノの得意魔法はグラビティキャノン。
衝撃波が直線で飛んでいく為、仲間を巻き込むこと確実。
そしてメリルの魔法はライトニングサンダーボルト。
やはり直線で発動するが、グラビティキャノンよりは使い勝手はまし。
だが、テンペルがゴブリンを追いかけ回している為、やはりタイミングをとれない。
「あーーーーーーーっ。テンペルっ、お主、ちょろちょろとするなーーーーっ」
叫びつつ高速詠唱でライトニングサンダーボルトを叩き込もうとするメリル。
だが、発動しない。
まだまだ、君は魔法の修行を積む必要があるのですねぇ。
そんなこんなで、前衛(テンペルを覗く)の活躍によって、無事にゴブリン達は殲滅。
一行はそのまま死体を処理すると、奪われたアイテムを手に、村へと帰還した。
「あーー、楽しかった」
ニコニコにと呟くテンペル。
「っていうか、ちゃんとした作戦もなく、よく勝てたもんだよ」
そう呟くメリル。
「でも、これで村は安全になるのですから、よしというところですね?」
最後はレアが綺麗に纏め、一行は村へと無事に帰還した。
〜Fin