【収穫祭】ミトンオンファイト!!
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■ショートシナリオ
担当:久条巧
対応レベル:フリーlv
難易度:普通
成功報酬:5
参加人数:6人
サポート参加人数:-人
冒険期間:11月01日〜11月06日
リプレイ公開日:2007年11月08日
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●オープニング
──事件の冒頭
ある冒険者は語る。
「ええ‥‥全く判らなかったですね‥‥気が付いたら、もうマーキングされて‥‥負けでした」
じっと椅子に座っていた彼は、震えるその手をじっと見つめていた。
「あいつは‥‥あのぬいぐるみを来ていた奴は‥‥一体なにものなのでしょう‥‥」
あるファイターは語る。
「腕には自信がある。そのへんの雑魚モンスター程度なら、一撃で行ける。けれど‥‥完敗でした」
馬に荷物を括りつけながら、彼は太陽のもと、にこやかにそう告げていました。
ただ、その笑顔は何処かはかなげで、そして寂しそうでした。
「また修行してきます。そして次こそ‥‥」
ある剣士は語る。
「全然駄目。もう、あいつの動きが見えなかったのよ。私にも切り札はあったわ。この『真紅の鎧』と『心の楯』があったのに‥‥」
その女性は、ぼろぼろになりつつも戦った。
最後まで傷つき、倒れつつも、彼女は戦う事を止めなかった。
だが、最後の一撃‥‥あいつの正拳が顔面を直撃したとき、勝負は決していた。
「畜生‥‥」
ある歴戦の戦士は語る。
「哀しいけれど、これ‥‥ミトンオンファイトなのよね‥‥」
ゆっくりと染め上げられた衣服をぬぎすて、そう男は語った。
どこか軟弱そうなその表情には、半ば時代に翻弄され、全てを悟ったような雰囲気さえ在った。
「この先? ああ、もう参加しませんよ。これからは、のんびりと生きていくつもりです‥‥」
ある古参の冒険者は語る。
「あの甕を届けて遅れ‥‥あれはいいものだ‥‥多分‥‥」
そう告げて、男は戦場に向かいました。
彼は、もう戻る事はないでしょう。
騎士として、最後の務めを果たしに向かったのです。
君主の為に、忠実な騎士は‥‥。
ある『赤い鎧の冒険者』は語る。
「見えるぞ‥‥私にも、奴の動きが見える‥‥」
ミトンオンファイト・一般の部決勝。
白い奴との戦いで、彼はようやく『彼女』の呪縛から解放されました。
だが、ギリギリの所で白い奴は建物の密集する場所に飛込み、その姿を隠してしまったようです‥‥。
「‥‥ええい‥‥何処だ?」
そして勝ち残った一般参加者12名。
以下は、そのリストである。
・青い疾風・よしゃあすれいん
・わんドシ君初号機
・冒険王・ガイ・グレイバード
・炸裂お嬢・アンリミール・ローゼンメイデン
・青いランタンを下げた巨漢の大男
・御存知・江戸村の巫女・徳川葵
・通りすがりの冒険者、ミノル・城石
・ここだけの話、悪魔反応バリバリの武道家『蓮冥(レンミョウ)』
・元シルバーホーク・アンリエット
・戦う領主・レナード・プロスト
・戦う主婦・蛮・O・ストーム
・しろうさぎのしろちゃん
●『ミトン・オン・ファイト』ルール解説
・武器は素手にはめる『特製ミトン(手袋)』を貸与するので、装備は全て外して参加する事
・防具は純白のネイルアーマーのみ、こちらで準備するので装備は全て外して参加すること。
・ミトンに染み込ませてある染料で、相手の胴部二ヶ所+顔面一ヶ所を染め上げた者が勝者となる
・審判は村の彼方此方に待機しており、戦闘が始まった瞬間にジャッジを開始する
・他者の戦闘にいきなり乱入するのも自由。判定は全てジャッジが行うものとする
・魔法は使用禁止とする
・コンバットオプションは自由
・参加者は村の20方向に用意するスタート地点で待機、空中にファイアーボムが炸裂したときがゲームスタートとなる
・ファイター、浪人はAPが1になるように重量ハンデを背負ってもらいます
・『わんドシ君初号機』を撃破したらボーナスポイント!!
●リプレイ本文
●伝説は蘇る
──シャルトル・ノルマン江戸村
天気晴朗。
雲はざっと12個。
シャルトル地方・ノルマン江戸村には、いつもとは違い大勢の人たちで溢れていた。
それも其の筈。
なんとノルマン江戸村は、現在収穫祭真っ只中。
勘違い召されるなご一行、ノルマン収穫祭ではなく『江戸村収穫祭り』なのである!!
「本国江戸ならば桜をめでて‥‥と行きたいが、そんなものはない以上、我々は独自に盛り上がる事を提案する!!」
という村長の宣言により、江戸村は領主からそこそこの資金援助を受けて『花祭り』を開催していた。
先日までは『鍛冶屋ファイト』『ミトンオンファイト一次予選』が行なわれていた。
そしていよいよ本日より、『ミトンオンファイト本戦』が始まる。
──そんな感じの村の中、露店広場
「わぁ! このかんざし綺麗‥‥」
そう笑顔で告げつつ、蛮・O・ストームがしゃがみこんでかんざしを手にとっている。
「ああ、お前の髪になら、良く似合うよ‥‥」
と告げて、リスター・ストーム(ea6536)は売り子に代金を支払う。
──スッ
そして蛮からかんざしを受け取ると、それを髪に指してあげた。
「ほらな。蛮によく似合う。美人がより美人になったな‥‥」
その言葉に、リスターに抱きつく蛮!!!
うーむ、ここのラブラブハリケーンは放置に限る!!
●ということで本戦
──そんなこんなで
江戸村中央広場。
大勢の参加者が集っている。
今回は参加者が多かった為、幾つかの予選に分けられた。
そして一般参加も合わせて20名、まさに大バトルトーナメントである。
では、大会開始前の、各選手の抱負などを‥‥
・青い疾風・よしゃあすれいん(手に布を巻きつけつつ)
「今回は、ハンディキャップつき‥‥参った‥‥」
・わんドシ君初号機(下を向いてぶつぶつと‥‥)
「──ゲットを見付けたら殴るワン‥‥ターゲットを見つけたら殴るワン‥‥ターゲットを‥‥」
・冒険王・ガイ・グレイバード(さわやかな笑顔で)
「あ、はい。出来るだけ、上位に残れるようにしたいですね」
・炸裂お嬢・アンリミール・ローゼンメイデン(無表情沈黙)
「‥‥」
・青いランタンを下げた巨漢の大男(ニコリと笑みを浮かべ)
「隊長の笑顔が見たいから‥‥」
・御存知・江戸村の巫女・徳川葵(かなりマジです)
「これで3度目。打倒はリスター!!」
・通りすがりの冒険者、ミノル・城石(浮かれ陽気に)
「みっみっみっのるー。シャバダバドゥワー♪〜」
・ここだけの話、悪魔反応バリバリの武道家『蓮冥(レンミョウ)』(無表情沈黙)
「‥‥」
・元シルバーホーク・アンリエット(ぬいぐるみを手に)
「がぁがぁがぁ♪〜 命の樹が枯れはじめたのガアガアガア♪〜」
・戦う領主・レナード・プロスト(笑いつつ)
「娯楽ですよ、娯楽」
・戦う主婦・蛮・O・ストーム(かなり真剣な表情)
「そろそろ昔の勘を取り戻したいので。本気で行かせて貰います!!」
・しろうさぎのしろちゃん(表情読み取れず)
「あのねあのね‥‥zzzzzzz」
──ということで
大空に魔術師の放ったファイアーボムが炸裂する。
それと同時に、選手達は一斉に村の中に散って行った。
──運命
「まあ、こういう運命なのですね」
村の外れ。
拳をゴキゴキッと鳴らしつつ、ヘルヴォール・ルディア(ea0828)がそう告げている。
その目の前には、『よしゃあすれいん』が立って、ヘルヴォールをじっと見ていた。
「ふむ。呼吸は安定、体内のオーラが等しく回っている。いい感じに勁力が練られてきたな」
すっ、と右足を後ろに引き、両手を前に差し出して構えを取る『よしゃあすれいん』。
「掛かってきなさい!!」
そう叫ぶヘルヴォールに、『よしゃあすれいん』が素早く間合を詰めていく。
(循環、凝縮・爆発‥‥循環・凝縮‥‥)
体内でオーラを巡らせつつタイミングを計るヘルヴォール。
──ダッ!!
そして一気に間合を詰めて、正拳付きを叩き込んでいくが。
「‥‥ふん‥‥この程度か?」
それらをなんなく受け流す『よしゃあすれいん』。
「なんのっ!!」
そこから素早く足を蹴り上げ、回し蹴りの体勢に入る。
──ガギィィィィィィッ
その一撃を両腕で受止めた『よしゃあすれいん』。
「‥‥ふう。いい蹴りだな‥‥けれど‥‥まだまだだ。オーラの循環は良い所のまで成長している、あとは基礎訓練をもっとつけてこい!!」
そのままヘルヴォールの胴部と頭に合計4発の正拳を叩き込む『よしゃあすれいん』。
「そっ‥‥そんな‥‥ナイトの動きじゃ‥‥」
後方に吹っ飛んで、意識が途切れつつあるヘルヴォール。
「まあ、悪くおもうな‥‥?」
と告げたのも束の間、『よしゃあすれいん』の頭部と胴部に一発ずつ、確かにヘルヴォールの拳が叩き込まれていた。
「あはあ‥‥交差法って奴だぁね‥‥」
そして意識を失った。
「ふふふふふっ。いい感じに成長してきたな‥‥」
そう告げる『よしゃあすれいん』だが。
──ぺち
その背後で、ジャンプして体当たりをした『しろちゃん』。
「これで、『よしゃあすれいん』はまけなのー」
胴部に2、頭部に1。
ああ、こんな所で『よしゃあすれいん』敗退。
「‥‥殺気がない‥‥ふっふっふっはーーーーっはっはっはっはっ」
笑いつつ、ヘルヴォールを抱えて本部に移動する『よしゃあすれいん』でしたとさ。
──一方、その頃
「くらうにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。必殺『稲妻流星ライトニングウェーブキィィィィィィィィィィィィィィィック』」
上空から錐揉み反転し、さらに速度付けて地上でボーッとしているわんドシ君に向かって、ケイ・メイト(ea4206)が必殺の蹴りを叩き込んでいる!!
──ムンズ
だが、その一撃をギリギリで躱わし、そのまま頭部を掴むわんドシ君。
「今の一撃はすごいワン。けど!!」
そのままケイに向かってミトンの正拳を叩き込むわんドシ君。
──ドガッ
その一撃を受けた刹那、ケイも素早く反撃。
──ヒュンッ!!
両手のミトンを外し、それを華国のヌンチャクの如く扱う。
──ヒュンヒュン
「‥‥これがあたしの最終奥義、猫手鎖撃だにゃあ!!」
間合を詰めつつも、わんドシ君の攻撃を完全に封じたケイ。
──ドガッ
その縦横無尽な攻撃に、わんドシ君の頭部が染料に染められた!!
「くっ‥‥こんな技‥‥」
「ふっふっふっ。今日こそ、下克上だにゃ!!」
素早くグローブをはめるケイ。
だが
──ドサッ
突然上空からケイに向かってしろうさぎが落下してくる。
「あのねあのね‥‥なげられたのー」
「重いにゃ!! 除けるにゃ、このうさぎっ」
ジタバタしつつ必死にうさぎから逃げるケイ。
──キラーーン☆
と、その正面にわんドシ君が立っていた。
「ふっふっふっ。これで終わりだワン!!」
そう叫んで拳を構えた瞬間!!
──スパパパパーーーン
「があがあ♪〜 これで二人負けたの♪〜があがあ」
いっきにケイとわんドシ君の全身を染料で染め上げるアンリエット。
「そ、そんにゃあ!!」
「いきなりは卑怯だワン!!」
でも、それがルール。
──場所は変わって
「と言うことだ。約束は護れよ‥‥」
勝ち誇った笑みで、座ってのんびりとしているプロスト辺境伯にそう告げているのはリスター。
真っ先に蛮ちゃんを倒し、次のターゲットであるプロスト辺境伯を探し出した。
酒場でくつろいでいるプロスト辺境伯に気配を消して近づき、そのまま『桃色体術外典・や・ら・な・い・か』を使い、いっきにプロスト辺境伯をロープで縛り上げ、フィニッシュ!!
「ふう‥‥不意打ちとは全く‥‥まあ、約束は約束ですか。いいでしょう」
そう告げて、プロスト辺境伯はニィッと笑いつつ、リスターに大きい声で告げた。
「貴女好みの美人を紹介しましょう。それでいいですね?」
そう告げるプロスト辺境伯に、リスターはご満悦。
「ああ。それもとびっきりの奴をな。出来れば4〜5人、いや10人!!」
両手を開いてプロスト辺境伯に差し出す。
「ええ。ではそういたしますので、御了承くださいね‥‥」
そう、リスターの背後に告げるプロスト辺境伯。
──ギクッ‥‥
何かいやな予感がして、背後を振り向くリスター。
「ふぅーん。ダーリン、そうなの‥‥」
哀しそうに告げる蛮ちゃんが、そこに立っていた。
「い、いや、ちょっと待て、誤解だからなっ。いいか、愛しているのはお前一人なんだ、他の娘達は本気じゃない。浮気だ、だからいいだろう?」
なんとなく切羽詰まっているリスターだが。
──タッ
振り向いて走り出し、店の外に向かう蛮ちゃん。
「ちょっと待て!!」
そう告げて、リスターもダッシュ!!
「うーん。青春ですねぇ‥‥」
──場所は変わって
「こっ‥‥このカッパっ‥‥」
全身ボロボロのミノル・城石が、目の前の中丹(eb5231)にそう叫ぶ。
「ふっふっふっ‥‥もう諦めや。この中丹の奥義、とくと見いやぁ!!」
スッ‥‥と両腕を翼の如く広げ、右足を膝から曲げて引く中丹。
「そんな技に引っ掛かるかぁぁぁぁ」
そう叫んで突進してくるミノル。
「奥義、螺旋一条閃っ!!」
そう叫んで拳をひき、一気に殴りかかるミノル。
──スパァァァァァァァァァァァァァァァァン
その刹那、素早く身をかわして拳を避けると、膝をミノルの顎に叩き込む!!
──フベシッ
そのままミノルの上体が浮いた所に、中丹は右足を前に踏込んで、右肩から体当たり。
──ドッコォォォォォォン
そのまま反動で後方に吹き飛ぶと、ミノル失神。
「鶴の構えから、『鶴の舞い』、そして肩口からの『猛鶴破極拳・右肩バージョン』‥‥名付けて‥‥」
そう告げた瞬間、前方からアーシャ・ペンドラゴン(eb6702)が走ってくる!!
「‥‥うわわわわ、ちょ、待ってや、まだ準備が‥‥」
「しろうさぎはどこだぁぁぁぁぁぁぁ」
と絶叫して、アーシャは通り過ぎて一陣の風になった。
「‥‥ふっ。ま、ええわ。とにかく一勝や。次の相手は誰や?」
──キラーン☆
そう呟きつつ、振り向き様に嘴が輝く中丹。
これぞ伝説の奥義『クチバシキラ〜ン☆フラッシュ!』なり。
──そのアーシャはというと
「み‥‥みつけた‥‥」
中央広場で、アーシャはついに純白のしろうさぎ『しろちゃん』を発見。
「みつかったのー」
「あはは‥‥本当に可愛い‥‥」
ミトンをワキワキとながら、ゆっくりとアーシャがしろちゃんに近づいていく。
「な、なんかこわいのー。こわいのー」
後ずさりできないのがうさぎ。
「私とお友達になりましょ? ‥‥はぁはぁ」
そう息を荒くして近付くアーシヤ。
「こ、こわいのー。めがちばしっているのー」
プルプルと震えるしろちゃん。
──ダキッ!!
そのまま抱しめて、そっと撫でるアーシャ。
「大丈夫よー。ほら、わたしのおみみもながいでしょう?」
そう告げて、耳をピクピクと動かすアーシャに、しろちゃんは不思議そうな表情で見ている。
「ほ、ほんとうなのー。おなじなのー」
だからうさぎって奴は‥‥。
そんなこんなで、アーシャはしろちゃんの全身をミトンでペタペタとさわり、しろちゃん敗退。
そのまま何処かに旅立っていきましたとさ。
──そしてこっちは
河原では、蓮冥がカーテローゼ・フォイエルバッハ(eb6675)と対峙している。
「あんた、何処かで見た事あるわね‥‥」
そう告げるカーテローゼに、蓮冥はふと頭を抱えて思考。
「うーん‥‥何処かでみた‥‥」
その隙に、まずはカーテローゼが蓮冥の間合に近付くと、そのまま頭部にパンチ一閃!!
──スパァァァァァン
それはダイレクトに直撃。
「あなた、隙がありすぎるわ。まるで素人ね‥‥」
そう呟くカーテローゼに、蓮冥がポンと手を叩く。
「ああ、あの時の冒険者さんですか‥‥」
そう告げると同時に、蓮冥の姿がスッと女性に変わる。
「あの時は、私の顔を見て逃げていったわよね‥‥はじめまして‥‥そしてさようなら」
カーテローゼの目の前に立っているのは、ヘルメスと呼ばれている女性。
「あ‥‥へ‥‥へる‥‥ヘルメス‥‥」
その一瞬の変化に、カーテローゼの思考は凍り付いた。
「ま、今は違うので‥‥」
そう告げて、ヘルメスは蓮冥に戻ると、そのままカーテローゼに近づいていく。
「く、くるなぁぁぁぁぁ」
──ヒュンッ
すかさず拳を握り、古代ローマのパンクラチオンよろしく殴りかかる。
──スカスカツ
だが、それもなんなく回避され、カーテローゼはあえなく全身にパンチを浴びて轟沈‥‥かとおもいきや!!
「カッパッパー」
と叫びつつ、中丹が乱入!! 素早く蓮冥とカーテローゼに正拳を叩き込んでいく!!
──キラーン☆
輝く嘴、まさしく中丹。
「これで蓮冥、あんたも負けやで!! のこるはカーテローゼ、あんたやな!!」
そう告げて、一騎打ちを申し込む中丹。
「望む所‥‥」
そして二人の対決が始まると‥‥。
●そして決着
──中央広場
戦いは全て終った。
様々な戦いの中、最後まで残っていたのは中丹ただ一人。
他の参加者はおおむね相打ちやギブアップ、その他に棄権1名という結果であった。
「勝者‥‥中丹っ!!」
村長の声が村に響きわたる。
そしてその夜は祝賀会パーティー。
愉しい一時を、皆が過ごしていた‥‥。
「今日だけは許してあげます。けれど、もう浮気なんてしないでね」
椅子に座って食事を取っている蛮ちゃんが、リスターにそう告げる。
「ああ。大丈夫だ。蛮だけだよ‥‥」
あ、またラブハリケーン警報発令中。
「カーッパッパッパッパッ‥‥この江戸村はいいところや。胡瓜があるで」
パリパリと胡瓜を齧る中丹。
その横では、ヘルヴォールが『よしゃあすれいん』&アンリエットと共に食事中。
「あ‥‥あんたはまだ結婚しないのか? 彼女と?」
そう問い掛けるヘルヴォールに、『よしゃあすれいん』が吹き出す!!
──ブッ!!
「ち、ちょっと待て、おれと○○○はまだそんな関係じゃ‥‥」
そう照れつつ叫ぶ『よしゃあすれいん』でした。
なお、ラインハルト嬢のプライベートの為、お名前は臥せさせて頂きます。
「ふう。それにしても、世界はまだまだ広いわね‥‥」
カーテローゼはそう告げつつ酒を呑む。
その横では、わんドシ君とケイが食事を賭けての大乱戦状態!!
「では次は僕の番だワン!! ブランシュ騎士団長は右利きか左利きか!!」
その問いに、ケイは頭を抱えて唸る。
「うーーーーーーーーーーーっ。判らないにゃあ」
って、肉体では決着付かないから、今度は頭脳戦かよ!!
──その頃のパリ
「うふふ。しろちゃん、はっぱたべる?」
パリの自宅で、しろちゃんに葉っぱを与えるアーシャ。
「食べるのー。ぼくはっぱたべるのー」
愉しそうに葉っぱを貰っていたしろちゃん。
でも、翌朝には、アーシャの元を立ちさってしまったとさ。
──Fin