【ウィザード・李】決戦迫る
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■ショートシナリオ
担当:久条巧
対応レベル:11〜lv
難易度:難しい
成功報酬:5
参加人数:6人
サポート参加人数:-人
冒険期間:11月12日〜11月22日
リプレイ公開日:2008年11月18日
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●オープニング
──事件の冒頭
いつもの光景。
果てしなく続く戦い。
限界バトル亭では、大勢の冒険者や自警団、はては地方騎士団にいたるまでかなりの人数が集まり、アビス攻略の為の打ち合わせをしていた。
前回向かった冒険者達。
唯一の生還者である彼等がまた再び、李興隆に挑んでくれる事をその場にいる者たちは祈っていた‥‥。
──そんなこんなで、第24回廊? 階層
「首尾はどうだ?」
静かな闇の中で、ダース・ファーストがそう問い掛ける。
「おもったよりも良くはないですね。早く育ってくれないことには、あいつが計画の最終章まで事を進めてしまいそうですね」
仮面のウィザード、ジェラール・プロストがそう呟く。
「この迷宮で失った命、それに荷担した我々、その罪は計り知れない」
「ですねぇ。まあ、こういった情況は何度も経験していますし‥‥全てを未来に繋げる為と割り切るしかありませんね。その上で、罪は罪として裁きを受けましょう‥‥」
そう告げると、ジェラールは杖を手に、静かに立上がった。
「では行きましょうか。ノルマンの、世界の未来を紡ぐ者たちの元へ‥‥」
「ああ‥‥そうだな」
そう告げて、二人はその場を後にした。
*現在までの情報
注)ここに記されている情報は、冒険者ギルドの報告書および第六階層にて得られるものである。
もし情報を使うのであれば、酒場にて『先人達』に告げてください。
彼らの努力失くして、これらの情報は得られなかったのですから・・・・
・回廊No1〜12には、それぞれ鍵となる指輪が存在する。
順に『白羊宮の鍵』『金牛宮の鍵』『双児宮の鍵』『巨蟹宮の鍵』『獅子宮の鍵』『処女宮の鍵』『天秤宮の鍵』『天蝎宮の鍵』『人馬宮の鍵』『磨羯宮の鍵』『宝瓶宮の鍵』『双魚宮の鍵』以上である。
・回廊No13〜16には、それぞれ鍵となる『精霊の彫像』が存在する。
順に『炎の彫像』『水の彫像』『風の彫像』『大地の彫像』である。
・回廊No17〜19には、それぞれ鍵となる武具が存在する。
順に『命の剣』『心の楯』『魂の兜』である。
・回廊No20〜24には、それぞれ指輪をあてはめる扉が存在する。
それらは全て、第一回廊最下層に記されている4枚の『黒曜石の石碑』に記されている謎を解くことで、正しい扉が開かれる。
・全ての回廊は、4つの『試しの扉』が存在する。それらの『試し』をクリアしなければ、扉は開かない。
・いずれの回廊でも、最初の『試しの扉』を通り抜けるためには『レンジャー』が必要である。
・第1回廊・『第二番の試しの扉』は、精霊力によって解放されるが、その先の空間は『精霊力遮断空間』になっているらしい。
・第2回廊・『第二の試しの扉』の先は、『完全武具無効化空間』というものが存在する。そこでは、全ての『物理的攻撃』が無効化されるるらしい。
・第3回廊の二番目の『試しの扉』は、純粋にトラップと鍵によって閉ざされているが、これは敏腕レンジャーなら解除可能。
・第4回廊・二番目の『試しの扉』は、神聖力によって解放されるが、その先の空間は『神聖力遮断空間』になっているらしい。
・第5回廊の二番目の『試しの扉』に向かうには、『高さ、幅共に1mの回廊』を突破しなくてはならない。
・第6回廊・『第二の試しの扉』に向かう為には、長い階段を下り、そこから『回廊内を充満する、長さ400mの水路』を越えなくてはならない。その先の水中に、『第二の試しの扉』が存在する
・第7回廊・『第二の試しの扉』を突破する為には、その手前に在る、『果てしなく滑らかな壁を昇り、そこの天井にあるレバーを倒す』必要が有る。そこは精霊力が遮断されているので、自力で昇る必要がある。
・第8回廊第二の試しの扉には『全ての武器・防具を棄てよ』と記されている。ここでそれに従わなければ、そこから先に進んだとしても待っているものは破滅らしい。
・第9回廊・『第一の試しの扉』を越えた先は『絶対無音空間』となっている。この空間で物音を立てた場合、何処かに強制転移させられる。
・第10回廊・『第二の試しの扉』は、バードとジプシー二人の歌と踊りが必要である。
・第11回廊は、最初の試しの扉を突破した先から『完全魔法無効化空間』によって形成されている。
守護者は『アクエリアス』、彼を倒す事で『宝瓶宮の鍵』を入手。
*ちなみに現在、冒険者達の手によって第11回廊は攻略完了。試しの扉は全て『魔法の鍵』によって解除可能。
・第13回廊・第3の『試しの扉』の正面には台座があり、『2400Gと等しい重さの物質』を載せる事で開くらしい。
・第14回廊・『第一の試しの扉』の手前には『レンジャー殺し』と呼ばれる石化トラップが仕組まれている。
・第16回廊は『第二の試しの扉』以後、3人で一つのパーティーでしか通れない。
・第17回廊には『キーステーション』と呼ばれるショートカット用の部屋が存在。
・第18回廊の奥の小部屋に、第一回廊第三の『試しの扉』の鍵が存在する。
*ちなみに現在、冒険者達の手によって第18回廊は攻略完了。
・第19回廊は、『第一の試しの扉』までは無限に出現するアンデッドとの戦いが続く。
*ちなみに現在、冒険者達の手によって第19回廊は攻略完了。
・第20〜24回廊は、入り口が巨大な石壁によって閉ざされている。その壁には『24の指輪』を填める穴が存在している。
・第一の黒曜石の碑文
第21回廊最初の扉の解除方法
『対となるものが指輪を填めよ、そして扉に順に手をかざせ・・・・』
●リプレイ本文
●困った真実
──アビス外・限界バトル亭
「‥‥」
真っ青な表情で、鷹司龍嗣(eb3582)が椅子に座ってたたずんでいる。
初めてのアビス。
そのため鷹司は、様々な情報とアドバイスを得る為に、この酒場にやってきていた。
ここには百戦錬磨の冒険者達が集っているため、彼はアビスに突入するにあたっての情報を得ていた。
「ああ、アビスの壁、あれな、魔法の攻勢防壁だから、攻撃や魔法は効果ないだよ」
「っていうか、反射するから気を付けてね」
「床もそうだったよな」
「そうらしいね。トラップは普通のものも魔法のものもあるらしいけれどね」
「まあ、色々な戦い方を想定しておかないとね。で、君の戦い方は?」
そう問い掛けられて、今回の大まかな作戦を説明する。
「‥‥ということなんだが‥‥」
陰陽師である鷹司の作戦は魔法とスクロール、そしてクリエイトゴーレムによるゴーレム作成。
それに対しての辛辣な説明が告げられる。
「あー、スクロールや魔法による、対象に向かっての直接攻撃は有効。ただし範囲魔法は無理だね」
「アースダイヴは発動しないね」
「それと、クリエイトゴーレムは、対象となる素体、つまり人型の素体がないと無理。突然壁や大地からゴーレムが生み出せる訳じゃないからね」
「それに壁や床は攻勢防壁だから魔法通じないし‥‥」
と次々と告げられて、鷹司の作戦はことごとく不可能となっていった。
「そ、そんな‥‥そうなら先に、そういう情報をくれたって‥‥」
と告げる鷹司だが。
「まあ、よく下調べをしてきていない君のミスだね。うまく立ち回ってみな。君の仲間はかなりの腕前をもっているようだし‥‥」
と告げられてショック。
「そうですか‥‥クリエイトゴーレムは、今回はダメですか‥‥」
と、横で話を聞いていたオグマ・リゴネメティス(ec3793)が呟く。
「そうみたいだな‥‥まあ自分の出来る事をがんばる事だ‥‥」
と虚空牙(ec0261)に告げられて、とりあえず納得。
「誰か有志はいないか!! 第六階層の全ての回廊にバリゲードを張って欲しい。先ずは第六階層を我等の手に取り戻したい!!」
そう拳を振り上げて熱弁を振るうガルシア・マグナス(ec0569)。
「それぐらいなら、俺達に任せろ」
「アンタたちは安心して地下に潜ってくれ」
という感じで次々と有志が集まっている。
「ふー。それにしても安心しました。お二人とも無事のようで」
とカウンターで呟いているのはミケヌ(ec1942)。
横に座っているミーア・クライアンスとミリア・イスマイルの二人の姿を見て、とりあえずホットしている模様。
「まあね。でも、もうアビスに潜るのは勘弁ね」
「ですよね。いくら命があっても足りませんから‥‥申し訳ありませんけれど、私達はここでドロップアウトです」
その言葉に、ミケヌは静かに懐く。
「そっか。もう会えなくなるんだね?」
「そんなことはないですよ。この酒場に来たら、いつでもあえるでしょう? アビス以外で力が足りないときは、いつでもおっしゃってくださいね」
ということで、とりあえずミケヌは二人から力を借りれるようになったようで。
「ふむふむ。ということで、あれからなにも進展は無かったのですね?」
別のテーブルでは、ディアーナ・ユーリウス(ec0234)が酒場の責任者達と打ちあわせをしている。
「ああ。あれからいくつかのチームが24回廊に向かったが、ことごとく全滅している。まあ、それでも最近の奴等は生きてかえってきてはいるらしいが、3人の守護者に勝てないとか‥‥」
その責任者の話に、ディアーナは静かに肯く。
「ジェラールとダース、その二人までは判ります‥‥けれど、あとの一人は?」
「少女だよ。それもかなり卓越した戦闘技術を身につけているな‥‥」
それらの情報を聞き取りつつ、まもなく出発する為の準備を開始する。
そして各々が情報を集めてから、いよいよアビスに突入を開始した。
●敵は幾千ありとても
──アビス第24回廊・第31階層
いつものようにいつもの回廊。
ここまでは何事もなく順調。
1度やってきている場所故、トラップなどの解除方法も熟知。
となると、問題はこの巨大な扉の先。
一行は以前と同じ様に儀式を施し、静かに扉を開いた。
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴコ
綺麗な回廊。
壁は大理石によって綺麗に磨き上げられ、そして真紅の絨毯が敷き詰められている。
壁には燭台が固定されており、いくつもの明かりが燈されている。
まるで、どこかの屋敷の廊下のようである。
その前方に、漆黒の鎧に身を包んだ人物が一人、静かに立っていた。
「さて、ダース・ファーストさん‥‥第2ラウンドだ。悪いが、今回はオレに付き合って貰うぜ」
静かにそう告げると、空牙が前に出る。
その背後で、ガルシアが援護体勢を取る。
「構わん。貴様たちの実力、しかと見させてもらおう」
そう告げると同時に、ダース・ファーストは紋章剣を起動させた。
──ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
オーラによって形成された刀身が超振動を起こしている。
その光景を眺めつつ、ガルシアもまた高速詠唱でオーラエリベイションを発動させる。
「空牙殿。自分がファーストの思考を読み取る。それでうまくリードするので‥‥」
「ああ。そうしてくれると助かる」
と告げると同時に、空牙は素早く間合を詰める。
──ドゴォォォォォツ
その刹那、ファーストの胸部に空牙の肘が叩き込まれた!!
それはファーストの知らない体術。
おおよその体術と呼ばれるものを調べてきたらしい彼にも判らない技。
「星君朧拳最源流技の技。故に、知るものは俺と我が師父のみ‥‥」
そのままの間合から肘撃、そして体勢を崩したままの上体に向かっての掌底。
それらの流れを次々と叩き込むが、やがてそれらもファーストには届かなくなってきた。
──シュンッ
そして、ついに空牙の右上腕が、肩から切断された!!
──ドサッ
切り口からおびただしい血が吹き出す。
だが、空牙は表情一つかえない。
「‥‥空牙っ!!」
それらの攻防の中。
ガルシアは懸命にファーストの思考を読み取ろうとしていた。
だが、それらは全て失敗。
それもその筈。
相手は高位のオーラ使い。
オーラによってそれらは全て遮断されている‥‥。
その為、ガルシアもヘラクレスの剣を引抜き、空牙の前に出たのだが‥‥。
「いい腕だったな‥‥それだけの力があれば、いつか‥‥あいつを止める事ができる‥‥」
ポッカリと開いているファーストの胸部。
そこから大量の血が吹き出している。
朧拳の中の交差法。
空牙は己の腕一本と引き換えに、ファースト卿の心臓をえぐり出していた。
「あんたは命。俺は武道家の命の右腕‥‥これで互角だ」
そう告げつつ、空牙は心臓をファーストに向かって投げる。
「いや‥‥互角だよ‥‥」
その言葉でファーストは絶命。
その場に崩れ落ちた。
そして空牙もまた、大量の出血と目眩により、そこに崩れていった‥‥。
「急いで傷の手当を!!」
そう叫びつつ、ディアーナが詠唱を開始。
だが、腕を接合する事が出来ない為、鷹司が急ぎ切断された空牙の腕をアイスコフィンで凍結。
「あとは教会で接合してもらうしかありませんか‥‥」
そう告げる鷹司。
「そうですね。とりあえず、空牙さんの意識が戻ったら先に進みましょう」
ということで、一行は1度その場でベースキャンプを設営することにした。
●深淵の魔導師
──第85階層
空牙が意識を取り戻してからすでに10時間。
いよいよ第二の試練の扉にたどり着いた一行。
以前とは違い、アンデッドの気配は感じられず。
そして扉にたどり着くと、静かに鍵の指輪を3つはめ込む。
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴコ
ゆっくりと扉が開き、大きな部屋に出る。
綺麗な装飾、豪華な調度品がしつらえられた部屋。
その奥の椅子に座っている仮面の魔導師。
「その様子ですと、ファースト卿は倒されたようですね」
そう告げるジェラール・プロスト。
──ヒュンッ!!
その刹那、ミケヌの縄ひょうがジェラールに向かって襲いかかる。
それをうまく躱わすものの、ジェラールは魔法詠唱や印を結ぶ事が出来ない。
「空牙が戦えなくなったので、ここからは俺達が相手です」
ミケヌはそう告げつつ、次々と縄ひょうを繰り出す。
そしてそれに合わせて、オグマも弓を構えてジェラールに向かう。
「魔法を詠唱する余裕なんて与えません」
「それに、上位魔術は長時間の詠唱が必要。そんな時間も、貴方には与えません」
ディアーナがそう叫ぶ。
魔術師を潰す為の最善策である、手数によって攻め込む。
それを実践しているのである。
その最中にも、ガルシアは魔法詠唱を完成。
自らにレジストマジックを施し、対魔法戦シフトを完成させた。
「ここからは自分に任せて頂く!!」
そう叫びつつ突撃するガルシア。
「ふむ。そういうことなら」
そう告げると同時に、ジェラールの手の中に水晶の剣が形成される。
──ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
「クリスタルソードだと?」
──ガギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
そのガルシアの一撃を受止めるジェラール。
「魔法でなければいいのですから‥‥つまりは」
そのまま素早く間合を取るジェラール。
そしてガルシアもまた間合を詰めようとするが、今の一撃でタイミングを失う。
「まだまだ。魔術師が満足に剣を扱える訳はありませんから!!」
ディアーナの叫びに、ミケヌとオグマもまた素早く攻撃を続ける。
さらには、鷹司がムーンアローを次々と詠唱。
「いくら凄腕とはいえ、この魔法から逃れる術はありません!!」
確かに初弾は直撃した。
そして弐撃、三撃と鷹司のムーンアローは直撃していた。
ディアーナは後方でミケヌ達に指示、万が一の刻はホーリーフィールドを展開する準備を見せている。
そしてガルシア。
ジェラールの水晶の剣を弾き飛ばすと、そのまま喉元に向かって剣を構える。
「終りである‥‥」
──バッギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
ジェラールの仮面がくだけ散る。
そしてその中からは、プロスト卿の素顔が現われた。
「しっかりしてください、プロスト卿。貴方はジェラールの仮面に操られていたのです!!」
そう叫ぶミケヌだが、プロスト卿は静かに頭を左右に振る。
「意識はありました。ジェラールの力も、私が押さえつけていたのです‥‥」
そう告げると、プロスト卿は戦う意志を止める。
「どうしてですか? なぜ貴方ほどの方が‥‥」
オグマがそう叫ぶと、プロスト卿は静かに呟いた。
「今の冒険者の腕では、ベルフェゴールに勝てないでしょう‥‥ですから‥‥」
そう告げた瞬間、プロスト卿の首がゴトッと床に落ちる。
大量の鮮血が吹き出し、やがて胴体が崩れていく。
「まあ、それ以上余計な事は言わないでほしいですね‥‥」
そう呟く一人の少女。
「あんたが3人目か」
ガルシアがそう告げる。
そして鷹司は素早くスクロールを開き、プロスト卿の肉体にアイスコフィンを施す。
「ええ。はじめまして。私はオーブ・ソワール。今日の所は速やかにお帰り頂きたいのです」
そう告げる少女。
「そうはいかない‥‥ここまで来れなかった者たちの無念、今日こそ晴らさせて頂く」
「悪いけれど、貴方に用事はないの‥‥」
そうガルシアとオグマが告げた刹那、少女の姿が消えた。
「我等が主は、食事の邪魔をされると機嫌が悪いのです‥‥今日の所はどうぞ‥‥」
そうガルシアの背後から呟くオーブ・ソワール。
そしてガルシアの全身から汗が吹き出す。
「‥‥あ、改めて‥‥だな‥‥」
そう告げると、ガルシアはそのまま後ろに下がるよう、皆に促した。
そして一行は、そのままダンジョンを後にすると、急ぎ足でシャルトルのノートルダム大聖堂に向かう。
切断された空牙の腕の接合、そして死亡したファースト卿とプロスト卿の甦生。
時間が掛かったものの、空牙の腕は接合が完了。
そしてプロスト卿も甦生が終ったのだが、意識は戻らず。
ファースト卿は甦生が出来ず、ノートルダム大聖堂にて葬儀が行なわれた‥‥。
「どうしてあのとき、引き返したんだ?」
全てが終ってから、空牙がガルシアに問い掛ける。
「あの女のいた方角。そっちに『異様なほどの殺気』があった‥‥あれには、我々では勝てぬと判断した‥‥」
その判断が果たして吉と出るか凶とでるか‥‥。
──Fin