【黙示録】黙示録の塔・上層部突撃編
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■イベントシナリオ
担当:久条巧
対応レベル:11〜lv
難易度:難しい
成功報酬:5
参加人数:29人
サポート参加人数:-人
冒険期間:02月28日〜02月28日
リプレイ公開日:2009年03月10日
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●オープニング
──事件の冒頭
ノルマン江戸村近郊の森にて発見された不可思議な塔。
現在までに数多くの冒険者たちが挑戦しているものの、未だに2階へのカギを見つけることができない。
徘徊する魔物たちは、未だ知られていないものが多く、その対応にもかなりの時間が要している。
さらに付け加えると、『攻勢防壁』により、戦闘方法がかなり絞られてしまっていることにも要因がある。
さて。
先日、冒険者の手によってこの第一階層が攻略された。
そして数日後、表にはめ込まれていた金色のプレートに書き込まれた古代魔法語が、大きく変化しているのをとある冒険者が発見、それを移して江戸村に持ち帰っていた。
それは以下のとおりである。
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塔に昇るものへ
第一階層の攻略見事であった。
我も満足しておる。
ここで、さらなる階層に向けてのヒントを上げよう。
・一つの階層につき、上に昇る為の階段は一つのみである。鍵を探し出し、扉を越えて階段の間へと向かえ。
・階段の間に向かい、上の階に向かうには、『守護者』を倒さなくてはならぬ。
命惜しくば、階段の前は近寄るな。
・各階層には、様々な魔物が徘徊している。
命惜しくば、塔には挑まぬよう。
・第2〜第13階層までは、それぞれ『炎の回廊』『冷気の回廊』『雷の回廊』『重力の回廊』『月の回廊』『暁の回廊』によって構成されている。
そのエリアでは、それぞれの回廊の力より『上位の力』以外の魔力は全て遮断される。
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そして、これらを見た冒険者達が次々と試練を受けるべく向かったのだが、その殆どは負傷し、帰還していた。
さて。
この怪しげな塔。
攻略しますか?
それとも‥‥。
●リプレイ本文
●内部調査
──黙示録の塔ルートA
「しかし、この塔。妙な金色のプレートといい、特殊な魔物達といい、攻撃をはね返す壁といい‥‥。迷宮というより、まるで一種の生き物の腹の中のような‥‥いや、我ながら嫌な想像をしたものだ」
そう呟きつつ、ゆっくりと前進を続けているのは 天城烈閃(ea0629) 。
確かに、この建物自体が生きているのでは? そう思わせるような感触が幾つかあったようにも感じる。
攻勢防壁自体、内部から肉体を傷つけない為のものというのも納得がいく。
だが、それは確定ではなく、あくまでも予測でしかない。
そのため、天城は教えられたとおりの作戦で、再び調査を開始した。
●内部調査
──黙示録の塔ルートB
「‥‥それにしてもあついなぁ‥‥」
そう呟きつつ、無天焔威(ea0073)は流れる汗を拭う。
「水鏡よ。この塔に存在する『炎の壁』のギミックについて教えてください‥‥」
ゼルス・ウィンディ(ea1661)が静かにミラーオブトゥルースで作り出された鏡をじっと見る。
だが、鏡には何も映らない。
──ガシィィィィン
と、どこからともなく巨大な剣が投げ飛ばされてきたかと思うと、それは的確にファイゼル・ヴァッファー(ea2554)の横に突き刺さった。。
「また追撃かよっ!!」
そう叫ぶと、ファイゼルはそのまま敵に向かって突撃していった。
──そして?
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
絶叫を上げつつ、目の前の『4ツ手の赤銅色の魔人』に向かって切り込んでいるのはファイゼル。
その攻撃を叩きこんだ直後、また別の赤銅色の魔人が姿を表わしていた。
「これでいったい何匹目だっ」
そのファイゼルの言葉にたいして、ディアーナ・ユーリウス(ec0234)も一言。
「さあ。兎に角今は、目の前の敵を屠ることに意識を集中させた方が宜しいかと思われます」
そのディアーナの言葉もごもっとも。
一行は、そのまましばしの休息に入る。
と、ディアーナが、床に突き刺さっている赤銅色の魔人の大剣を指差す。
「この剣、攻勢防壁の影響を受けていません‥‥どういうことでしょう?」
その言葉に、ファィゼルやゼルス、無天などが一斉に詰寄る。
「なにか法則性があるのか?」
「それともなにか別の?」
「いや‥‥それよりも‥‥」
皆で意見歩を出し合っていたとき、合流した天城が一言呟く。
「その武器の属性も同じ悪魔だから、攻勢防壁の影響を受けないんじゃないのか?」
おー。
その言葉に納得すると、一行はとりあえず休息に入る。
そして再び調査を開始した。
──そのころ
「この先に、恐らくは魔法の噴出を押さえる働きがあるとおもいますわ」
そう仲間たちにつげているのはシャクリローゼ・ライラ(ea2762)。
「どうしてだ?」
陰守森写歩朗(eb7208)がそうライラに問い掛ける。
と、ライラは現在までの第二階層の地図と第一階層の地図を取出し、中心軸を合わせて重ねる。
「ふむ‥‥成る程。これは興味がつきないな?」
陰守がにこやかにそう告げる。
ライラの予測の通り、二つの地図を重ねてみると、全く同じ座標軸上に石碑があると記されているらしい。
「で、これからどうするんだ?」
シャノン・カスール(eb7700)がそう皆に問い直す。
が、皆の心はもう一つである。
「知れたこと。この回廊の先に有る祭壇の間にて、新しい制御の石碑を破壊するだけです」
そう告げるアハメス・パミ(ea3641)は、ゆっくりと抜刀して皆の前に立つと、そのまま是前方の廊下に向かって走り出す!!
──ガギガギガギガギガキッ
激しく撃ち鳴る剣戟の響き。
アハメスは そのまま次々と襲いかかってくる敵にたいして渾身の一撃を叩き込んでいった。、
「援護に入ります‥‥」
勢いよく抜刀し、アハメスの左にまわりこんだのはミラ・ダイモス(eb2064)。
その動きに触発されて、次々と抜刀し敵にむかって 突撃していく。
「ほら‥‥早速お出ましだぜ」
「そのようですね‥‥行きます!!」
セイル・ファースト(eb8642)とサクラ・フリューゲル(eb8317)の二人が、ミラとは反対側に出現した未確認の人型生命体を見てそう吐き棄てる。
敵は黒鉄の騎士が6名と、未確認生命体一つ。。
チームワークとコンビネーションを駆使しつつ、一行は次々と敵を撃破していった。
そのまま敵に向かって突進する3人。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
「そーれいっ」
激しい戦い。
それを突破しつつ、セイル一行は調査を再会する。
──さらに
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
壁に叩きつけられたバーク・ダンロック(ea7871)が悲鳴を上げる。
「愚かな‥‥我等が混沌神の加護を受けし者でないかきり、この塔を全て越える事は適わぬ‥‥」
そう呟くと、シヴァ・マハ=カーラは次の獲物を求めて徘徊を開始した。
──キラーン
と、バークはうすれ行く意識の中であれを見た。
シヴァ・マハ=カーラの残留思念が持っていたものは、この階最後になるのであろう守護坤の間。そこに通じる為の鍵のようであると断定してから意識を失った。
──その頃の別部隊
「これは一体‥‥どういう事だ?」
そう叫んでいるのは西中島導仁(ea2741)。
第2回廊攻略のため、クレア・エルスハイマー(ea2884)、李風龍(ea5808)、マミ・キスリング(ea7468)と共に、この第二階層にやってきていた西中島。
数々の回廊をくぐりぬけ、そして今また一行の目の前に大量の『白銀の魔人』が姿を表わしたのである。
「まさか、ここから先は実力で通り抜けろっていうみとか?」
そう呟きつつ、目の前の回廊をじっと見る。
大量の魔物のずっと向うに、どうやら二つめの転移装置起動が見られた・
「こんなに大量の敵なんて‥‥」
マミも動揺し、そう呟く。
「けれど、戦わないとな‥‥この先に階段があるのだろう?」
風龍がそう呟きつつ、次々と敵を破壊していく。
そのまま真っ直ぐ奥にある巨大な扉までたどり着いたとき、一行はふと、静かに構えを解く。
「どうしたの? 一体何が在ったの?」
クレアがそう問い掛けると、西中島は一言。
「すまん。鍵がない‥‥」
おおっと。
と言うことで、一行は鍵を手に入れたメンバーが到着するまで、この場で待機となった。
●そして
どうにか鍵をゲット、そのまま西中島たちの待つ最後の部屋へと移動した一行。
そして守護坤と戦いうち滅ぼすと、そのまま地上3階、第3回廊へと向かっていった。
第2回廊に引き続き、第三回廊はまた炎の回廊。
そうこうしているうちに、仲間たちが第2回廊の石碑も破壊、第二回廊までがセーフティーゾーンとなっていた。
そして、第二階層の守護者『炎と冷気の竜』を突破すると、いよいよ一行は第四回廊へと進むこととなった。
──Fin
●現在までの情況
第一回廊 :石碑破壊、鍵回収、コンプリート
第二回廊(炎の回廊):石碑破壊、鍵回収、コンプリート
第三回廊(炎の回廊):石碑未破壊、鍵未回収