●リプレイ本文
●明日の使者
──シャルトル・ノルマン江戸村手前前線
「げ、現在の情況はどうなっていますか!!」
パリから早馬で駆けつけてきたクリス・ラインハルト(ea2004)は、前線で指揮を取っていたニライ・カナイにそう詰寄る。
「ああ、クリスか。現在の所、魔導師による周辺封鎖は完了している。が、ノルマン江戸村のエリアはもう生存者はいないだろうと判断されている。偵察部隊も帰ってこない」
「そ、そんな。あそこには大切な人たちがいっぱい居るのですよ。生存者や避難した人たちは?」
「生存者と避難民は全てプロスト領城下街に保護しているるが、それでも村民の半分以下だ‥‥まだ生き残っている可能性はあるが‥‥」
「なら、私達がいきます!! 少しでも希望があるのでしたら、私達が戦います!!」
いつのまにか、クリスの後ろには大勢の冒険者が立ち並んでいた。
「しかし‥‥偵察部隊も戻らず、内部の情況が判らない現状では、どのように対処していいのか‥‥」
いつになく慎重なニライ。
それもその筈、この防衛ラインが突破されれば、すぐさま悪魔の軍勢はパリまで大挙して襲いかかってくる。
たとえ、いかなる犠牲を強いられようとも、ここで全てを止めなくてはならない‥‥。
「江戸村の内部だが‥‥逃げ延びた人たちの殆どは『ノルマン神社』に避難している。そこで『ホーリーフィールド』が発動していたから、恐らくは宮司と巫女がなんとかしているのだろうさ‥‥」
そう告げるのは、ニライの後ろから姿を現わしたロックハート・トキワ(ea2389)。
すでに単身で江戸村内部に突入、内部情報を確認してきたらしい。
「そうか。だが、単独で突入できたのはまあ‥‥今の冒険者の戦力で、どこまで悪魔を蹴散らすことができる?」
そう問い掛けると、今度はバーク・ダンロック(ea7871)が前に出る。
「既に手はうっておいた!!」
と告げてから、スッと横にずれるバーク。
と、そこには、フィーム以下パラディン部隊が立ち止まっている。
「さて、市政官のニライ殿に一つききたい。此度の悪魔の反乱鎮圧、これは国の政治とは異なるものであろう?」
そう真剣に問い掛けるフィームに、ニライは静かに肯く。
「今、彼の悪魔達をここで食い止めなくてはこのノルマンが崩壊する可能性もある。まあ、悪魔の進軍を収めるのがパラディンの責務ならば、ここは一つ動いて頂きたい。市政官からの願いではなく、個人としての頼みになるが‥‥」
そう告げたとき、フィームは静かに後ろを振り向く。
「阿修羅僧およびパラディン全員に告げる。これよりノルマン江戸村に突入する。主戦力はあくまでもこの国の冒険者、我々は先導し露払いを行う!!」
そのフィームの言葉に、パラディン達の士気が高まる。
「さて、冒険者のリーダーはだれかな?」
そう問い掛けられて、リスター・ストーム(ea6536)がズイッと前に出る。
「うぉぉお。そのフルアーマースタイルも中々そそるねぇ‥‥グフフフッ」
──スパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
と、後方からラシュディア・バルトン(ea4107)の突っ込みハリセンがリスターの後頭部を直撃する。
「いたたたた‥‥で、俺達が内部に突入し悪魔達を殲滅する。パラディンの皆さんは逃げ延びた避難民の確保と、周囲から逃げる悪魔を殲滅して欲しい。このノルマンの平和は、俺達ノルマンの冒険者でつかみ取りたい!!」
そう真剣な口調で告げるリスター。
「男の表情だな‥‥判った。我々は指示通りにバックアップにまわろう」
「でだ、その後で全て終ったら、一晩オレサマとじっくりと‥‥」
──スパァァァァァァァァァァァァァァァァァアン
さらにエルディン・アトワイト(ec0290)がつっ込みを入れる。
「では、早速まいりましょう。中に残っている人たちがどれぐらい耐えられるか判りませんから‥‥」
そう告げるエルディン。
「では頼む。済まないが、我々の戦力はここで温存させて貰う」
そう告げるニライに、全員が静かに肯く。
(最悪の場合、残ったこのニライの戦力をぶつけてでもここで阻止するつもりか‥‥)
そうラシュディアが心の中で呟く。
そして一行は、最後の準備を終えて前線へと向かっていった。
●悪魔の本気
──ノルマン江戸村手前
周囲にはニライの配下の魔導師の放った結界が施されている。
今はそれがなんとか悪魔達の流出を防いでいるが、それも時間の問題であろう。
「では、これより任務を執行する!!」
フィームの叫びと同時に、全員がシャクティを発動。
そのまま結界を突破し、内部へと突入していった。
「では、俺達もいくとするか!!」
そう叫んで冒険者達も次々と結界の内部へと突入していく。
──村中央部付近
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ」
大量の悪魔達の徘徊する村。
そこに突入したのはペガサスに跨がり悪魔に向かってチャージを仕掛けるマナウス・ドラッケン(ea0021)。
──ドゴドゴッ
次々と悪魔達を薙ぎ払い、周囲にたむろする下級悪魔を次々と蹴散らしていく。
──バリバハリバリッ
と、マナウスに向かって悪魔の一体が雷撃を飛ばす!!
だが。
「阿修羅の障壁っ!!」
──バチィィィィッ
マナウスの前に飛び出してきた三笠明信(ea1628)の放ったカルアサーク(耐魔法障壁)により、雷撃が消滅した。
「ウガガァァァァァァァァァァァァァァッ」
声にもならない叫び声を上げて、三笠に向かって飛込んでくる悪魔達。
「甘いのう‥‥」
「応!!」
さらに三笠の両側から飛び出してきたアンリ・フィルス(eb4667)とエセ・アンリィ(eb5757)の二人が、同時に悪魔達に向かって攻撃を開始!!
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
アンリィの放ったソードボンバーが悪魔達次々と手負いに追込むと、そこに飛込んできたアンリがさらにソードボンバーを2連撃!!
それでほぼ悪魔達が瀕死になった刹那。
「この雑魚どもがぁぁぁぁぁぁ」
──ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ
気合一閃、アンリの全身が輝き、ほとばしるオーラが爆発。
その爆発で、周囲の悪魔を全て殲滅した。
「ふぅ‥‥かなり疲れるが、それもよし」
「まあ、あまり無理はしない方がいい‥‥」
ペガサスの上でマナウスがそう呟く。
そしてすぐさま次の敵を確認すると、そこに向かって走り出す。
「流石です‥‥けれど、まだ来ます!!」
その三笠の叫びに、一息いれる間もなく再び戦闘は始まった。
──ノルマン神社付近
神社の周辺は巫女である徳川葵と宮司によるホーリーフィールドで護られている。
だが、その周囲では既にかなりの悪魔が集まっており、結界が途切れるのをじっと待っていた。
「やはりか‥‥」
上空からフライで飛んできたバークが、そのまま一気に敵のど真ん中に飛込む。
「フンっ!!」
──ドッゴォォォォォォォォォォォォッ
と、バークの突然のオーラアルファーで、悪魔達が後方に吹き飛ばされた!!
「今です!!」
そのタイミングで、ミラージュコートと神隠しのマントで隠れていたクリスと鳳令明(eb3759)の二人が結界内部に突入。
「皆さん無事ですか!! 助けに来ました!!」
「もう安心するにゅー」
と、神殿に向かって叫ぶクリスと令明。
「た、助かりました!! もう結界が持ちません‥‥」
全身ボロボロの徳川葵と、その奥ですでに息を失った宮司の姿がある。
「ぐ、宮司さん‥‥どうして‥‥」
「悪魔の不意打ちから私達を庇って‥‥そして結界を‥‥」
「い、急いで手当をするにゅ!!」
その令明の言葉に続き、クリスがもってきていた 薬を次々とその場に居る人たちに分け与える。
だが、宮司には薬の効果がまったくない。
──ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
徐々に結界が弱まっているのが判る。
それは、外で戦っているバークにも伝わる。
「い、急がないと不味いか‥‥結界が途切れる前に‥‥」
──ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ
さらに激しい連撃を叩き込むが、悪魔の数は一向に減る事はない。
「バークのおっさん、手を貸すぜ‥‥」
そう後ろから話し掛けてきたのはリスター。
「助かる‥‥が‥‥」
その無防備なリスターの姿を見た悪魔達は、一斉にリスターに向かってその鋭い爪や牙を向けた。
「さて、敵のどてっ腹に道をあけてやるかね〜活躍した子には後でいっぱいご褒美をあげよう。だからといって、無理して怪我するなよ」
──パチィィィィィィィィィィィィィン
そう呟いて指を鳴らすリスター。
──ドゴドゴドゴドコッ
と、突然上空から大量のランスが悪魔達に降り注ぐ。
──フワサッ!!
そしてリスターの前に姿を現わしたのは、総勢9名のヴァルキュリア達。
「ゲルヒルデとヘルムヴィーゲは後方に。オルトリンデとヴァルトラウテ、ジークルーネは結界に群がる悪魔の殲滅!! ロスヴァイセとシュヴェルトライテは周辺偵察、危ない奴等を援護!! グリムゲルデは俺を守れっ!!」
そのリスターの叫びの直後に、白銀の鎧を身に纏ったヴァルキューレ達が天空に舞い上がった!!
「さて、それじゃあ先生、お願いします」
そうリスターが告げると同時に、後方からエルディンが姿を表わす。
「誰が先生だっ!!」
そう叫びつつ、バークとヴァルキュリアによって崩壊した悪魔達の包囲網を突破し、神社内部に突入。
そして神殿中央に駆けこむと、素早く印を組み韻を紡ぐ。
──ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥツ
すぐさまエルディンのホーリーフィールドが発動。
「え、エルディンさん‥‥怪我人が‥‥宮司さんが‥‥クスグスッ」
「大丈夫。セーラよ。勇敢なる彼のものに、再び命の加護を‥‥」
エルディンの両手が静かに輝く。
そしてそのまま宮司の胸に手を当てる。
──ドクン‥‥
やがて、宮司の顔に血色が戻ってくる。
「クリスと令明は急いで怪我人をここに!! ここは絶対に破られませんから、ここで全ての手当を行ないます。巫女さん、魔力回復薬を全てここに。私一人の魔力では追い付きません!!」
次々と指示を飛ばすエルディン。
やがて、あちこちから怪我をした人たちが運びこまれていく。
──一方その頃・鍛冶屋付近
「急いでっ。神社に仲間がいるっ!!」
壬護蒼樹(ea8341)が逃げ延びた人たちに檄を送る。
その人たちの護衛には春日龍樹(ec4355)が付いている。
──ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ
襲いかかる悪魔に向かって、龍樹が愛刀『白華』を叩き込む!!
その一撃を受けて、悪魔は次々と崩れ落ち散っていく。
──ブゥンッ!!
と、その隙を縫って、悪魔が龍樹に向かって巨大な斧を叩き込む。
──ドスッ‥‥
だが、それは振り落とされることなく、その悪魔は崩れ落ちた。
後頭部に大量の矢が突き刺さったまま。
「ふぅ。危ないところでしたねぇ‥‥次は‥‥と」
再び危ない場所を確認すると、フォックス・ブリッド(eb5375)はすぐさま矢を番える。
ちょっと離れた場所、安定した木の上でフォックスは周囲を見渡していた。
そこで危なくなった仲間を弓で援護していたのである。
いぶし銀とはまさに彼の如し。
──ヒュンッ!!
「さて。次は‥‥」
そう援護射撃に徹しているフォックスから少し離れた場所、ノルマン亭や道具屋等がひしめいている場所では、悪魔達が冒険者を次々と蹂躪していた。
「急いでこちらに!! 神社まで逃げれば結界が張ってありますから!!」
鳳美夕(ec0583)が大勢の人々を避難誘導している。
かれらもまた、悪魔達の襲撃時に家などに隠れていた人たちらしい。
そんな情況だが、悪魔達の蹂躙はまだ激しく続いていた。
「てめえらの相手はこのセイル・ファーストがしてやるよ! 纏めてかかってきな!」
──ドゴドゴドゴドゴッ‥‥
今だ激しく冒険者を襲う‥‥
「おらおらおらおらおぁぁぁぁ。この腰抜け悪魔共がぁぁぁぁ」
──ズバズバズバズバァァァァァッ
激しく冒険者が‥‥
「これで全部かよ、この雑魚悪魔共がぁぁぁぁ」
ええっと、訂正。
ノルマン亭や道具屋等がひしめいている場所では、セイル・ファースト(eb8642)が大勢の悪魔達を次々と蹂躪していたとさ。
「随分と体力が余っているようで‥‥」
そう呟いているのはお久しぶりのヘルメス。
「出やがったな‥‥この年増悪魔っ!!」
──ブッツーーーーン
「だ、誰が年増ですって‥‥」
そう叫ぶやいなや、ヘルメスは漆黒の翼を広げ、上空へと飛び上がる。
──ズバババァァァァァッ
ヘルメスの掌から雷撃が飛び出す。
──ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
それはセイルに直撃するが、威力は半減し、そして無力化された。
「まあ、悪魔と戦うのでしたら、これぐらいはしておかないと‥‥」
とフィーネ・オレアリス(eb3529)が後で呟く。
高速詠唱でセイルに『レジストデビル』を発動していたのである。
「では、私は直にノルマン亭に向かいますわ。かなりの村人が殺されたらしいのです」
と告げて、フィーネは急いで殺された人たちの救助に向かう。
「という訳だ。覚悟しやがれ、この腐れ○○っ!!」
「フフフッ。空を飛べない貴様が、どうやってこの私に攻撃を?」
そう上空でほくそえんでいたヘルメスの後方から、こっそりとまわりこんでファイアーバードを発動していた美夕が突撃!!
──ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ
そのままヘルメスに向かって後ろから飛び掛かると、ファイアーバード全開のままセイルに向かって飛んでいく!!
「は、離せっ!! 貴様もタダではすまないぞっ!!」
そう叫ぶヘルメスだが。
「パラディン候補生鳳美夕。悪魔と相打ちならそれも本望!!」
その言葉を聞いたセイルは、すかさず剣を大地に突きたてる。
──ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
セイルの手に生み出された『魂の剣』。
それは飛んできたヘルメスと美夕に突き刺さり、ヘルメスのみを真っ二つに切断した。
「ふぅ‥‥生きているか美夕」
「あ、あは‥‥少しは避けてくれるとか、そういうのは無しですか‥‥」
「いや、まあ‥‥死んでもなんとかなると思ったし、死なないとも思ったが‥‥」
と呟くセイル。
あんた戦いになると鬼や。
●塔挑者
──黙示録の塔・最上階
「随分と‥‥派手にやってきたわね‥‥」
眼の前に置いてあった水晶球をじっと眺めているベルフェゴール。
「まあな。あんまり人間を甘く見ないで欲しいな‥‥」
そう入り口の扉を開きつつ、ラシュディアが呟く。
「そして、ここまでよく来れたわねぇ。途中にいた悪魔達は貴方が殲滅してくれたのかしら?」
そうほくそえむベルフェゴールに、ラシュディアは一言。
「悪い。この塔のなかにも仲間はいてな‥‥」
その言葉の直後に、ラシュディアの後ろからエムロードか姿を現わした。
その身体のあちこちが霧散化し始めているエムロード。
魂をこの地に留めておく事が、もう限界なのだろう。
「そう。それじゃあ私はここでさようならしましょうかねぇ。こんな塔や場所、別に惜しいとも思わないけれど‥‥やっぱり悔しいわねぇ」
そう呟いて、ベルフェゴールがスッとラシュディアに向かって右手を伸ばす。
そしてその指先が光った刹那。
──ブツッ
ベルフェゴールの右腕が、肘から切断された。
壁際に姿を現わしたロックハートの一撃が、ベルフェゴールの右腕を切断したのである。
「それ以上喋るな‥‥反吐がでる」
そう吐き棄てるロックハート。
「よ、よくもこの私を‥‥貴様達っ」
逆上するベルフェゴールだが。
「悪いが。ゲームオーバーだ‥‥」
ラシュディアが両手で印を完成させた。
今までの精霊力では決して発動すらできない魔法。
全ての精霊との契約を終えたラシュディアだからこそ全開で発動する、師匠であるプロスト卿の必殺の魔術。
「くらえっ!! イクステンクションっ!!」
その魔術の発動した刹那。
ベルフェゴールの立っていた場所が突然漆黒の闇に包まれる。
それは一気に縮退し、ベルフェゴールを消滅させた。
「ロックハート‥‥悪い‥‥俺達も死ぬかも」
そうニィツと笑いつつ呟くラシュディア。
「反作用か‥‥それも仕方なしか‥‥」
そう呟きつつ、ロックハートは手の中に握られていた魂をギュッと抱きしめた。
──ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ
そして黙示録の塔が大爆発した。
それにより、村の中を徘徊し暴れていた悪魔達が一斉に消滅し、村のなかから悪魔の姿が消え去っていった。
●結末
──ノルマン江戸村
あれから数日。
荒れ果てていた村の中にも避難していた人たちが戻ってきた。
村が本当に復興するまでは、まだかなり時間が掛かるだろう。
殺されてしまった人たちも、フィーネとエルディンによって可能な限り甦生された。
が、それでも生き返らなかった者たちもいる。
喪に服している人たちも入れば、生きている喜びを感じている人々もいる。
そして冒険者達も、この戦いで失ったものが大きい。
ラシュディアとロックハート、二人も瀕死の状態で発見され、手厚い看護を受けていた。
大量の精霊力を駆使しすぎた為に、リスターも一時的に『リスター親衛隊(9名のヴァルキリー)』を呼び出す事が出来なくなっている。
それでも、村は解放された。
冒険者達は1度、ノルマン江戸村を離れることにした。
今度来るときは、元の江戸村に戻っていますようにと願いを込めて。
──Fin