アンドレと宝探し〜ダンジョン崩壊現場〜
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■ショートシナリオ
担当:呉羽
対応レベル:1〜5lv
難易度:難しい
成功報酬:2 G 46 C
参加人数:5人
サポート参加人数:-人
冒険期間:08月25日〜09月01日
リプレイ公開日:2008年09月03日
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●オープニング
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ダンジョン。
それは危険と冒険と夢が詰まった場所。
しかしそんな場所は、永遠に存続するわけではない。
冒険者達に根こそぎ奪いつくされ、謎を解きつくされ、モンスターを壊滅させられ、最早ダンジョンとしての魅力のカケラも無い場所も多々存在する。
そんな中。
或るダンジョンに危機が訪れた。
それは。
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「え? ‥‥壊れた?」
アンドレは、目を大きく見開いて情報主を見やった。
「あぁ。あのダンジョンなら崩壊したって話だ」
「そんな‥‥」
がくりと床に膝をつき、アンドレは大袈裟に天を仰ぐ。
「まだ発掘もままならないダンジョンだって聞いてたのに! まだ見ぬ生命体に会えるかもしれなかったのに!」
「俺は嫌だぞ。対処法も分かってないモンスターの大群に遭うのは」
「はぁ‥‥。ついさっき、ギルドに依頼を出してきたばっかりなのに‥‥」
アンドレはしおしおと椅子に座り、ワインを口に流し込んだ。
「でも、ダンジョンが崩壊したとは言え‥‥その先に行けないわけじゃない‥‥」
「いや危険だろ」
「あぁ‥‥お宝がぁ‥‥まだ見ぬ生き物がぁ‥‥」
机に突っ伏したアンドレを情報主は面白そうに見つつ、自分もワインを樽から器に注ぐ。
アンドレは貴族出身のバードである。幼い頃から芸術に慣れ親しんできた彼は、バードでありながら絵や彫刻も手がけていたが、それら作品を売って生活の足しにするような真似はしない。あくまで本職はバードだという自負があるからだ。とは言え、芸術を手がけるにはある程度の金も要る。そこで彼は最近冒険者登録を行い、趣味の芸術に使う金を捻出していたのだ。
彼の目の前に居る情報主の名は、ヨシフ。ロシア出身の冒険者でレンジャーである。アンドレとは何度か組んで冒険に出ており、彼らの冒険がアンドレの手で絵として描かれる様も見てきた。金に困って冒険者になる例は少なくないが、趣味の為に冒険者になった奴は他に知らないなと思っている。
「で、助っ人依頼は取り消して来なくていいのか?」
嘆き悲しむアンドレを肴にワインを飲んでいたヨシフだったが、さすがに冒険者が集まってから依頼キャンセルでは文句も出るだろうと声をかけてみた。
「‥‥いや、ダンジョンには行くよ」
だが、アンドレは顔を上げて何かを決意したような目で頷く。
「正気か?」
「知り合いの女性が、確か6月に指輪を作ってもらったと言っていた。その指輪が実に見事なんだが、話によるとその職人は採掘を本業としているらしい。自分で宝石を掘って研磨したほうが安上がりだからだと思うけどね。彼は今故郷に戻っているらしいんだけど、行って頼んでこようと思う」
「シフール便使えばいいんじゃないのか?」
「頼み事は直接出向くのが筋ってものだよ。まぁ‥‥頑固親父の話し相手には慣れてるし、まだ見ぬ宝石があるかもと煽っておこうと思う」
そう言い残すと、彼は立ち上がって酒場を出て行った。
●
数日後。
酒場で待つヨシフの前に、実に晴れやかな表情で立つアンドレと連れてきた職人の姿があった。
「ダンジョン発掘、楽しみなのじゃ!」
そしてそのドワーフは、開口一番そう叫んだ。
彼の名はドミル。一流の腕を持つ宝石職人でありながら、本業は『穴掘り』と言い切る男である。
●リプレイ本文
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「師ぃ匠おおおぅうう! お会いしとうございましたぞおおおおお!」
パリの中心部でアガルス・バロール(eb9482)が叫んだ。叫ぶだけなら良いが、どすどす駆け寄ってドミルを抱きしめた。
「くるし〜のじゃ〜」
言いながらもドミルはケイ・ロードライト(ea2499)に彼を紹介する。
「成程。新弟子殿でしたか。師匠の弟子同士、よろしくですぞ」
「おぉ、兄弟子殿もおられるとは!」
祖国が同じキャメロット同士という事で感涙するアガルス。朝から元気いっぱいである。
「洞窟ですか‥‥。一体何があるのでしょうね。どきどき致します」
やや離れた場所では、ヒャーリス・エルトゥール(ec4862)が愛馬の背に手をやりながらほんわか話していた。
「正直、これだけの人が集まると足を引っ張らないようにするのが精一杯ですが‥‥経験の為にも頑張っていこうと思います」
重井智親(ec5199)がぺこりとお辞儀して、よいしょと荷物を馬車に載せる。そんな事気にしなくていいのにと皆は言ったし、実際に彼の戦闘能力は彼が思うような低い水準には無かったのだが、思う所があるのだろう。
「未知のダンジョン! 冒険の基本だよな〜。あぁ、燃えるとも!」
無邪気に言うのはレオ・シュタイネル(ec5382)だ。馬車に飛び乗って、改めて全員を見回す。
「ん‥‥前回は華やかだったけど、今回野郎ばっか?」
「そういう事もありますよ」
ヒャーリスは馬に慎重に乗り、にこと笑った。
ヨシフが御者を務める馬車は、急ぐ事なく道を進んだ。
ケイとヒャーリスが愛馬に乗ったが、それをレオが羨ましそうに眺めている。
「‥‥何しているんですか?」
馬車の隅で丸くなって座って居るアガルスに、友親が遠慮しながら声を掛けた。どこか遠巻き風なのは、出発前にアガルスが小型大仏像を背負って一人一人に挨拶して回ったからである。ちなみに今もまだ背負っているが、ジャパン人の友親からすれば、その光景は近寄りがたいものがあった。
「図体がでかい故、こうして隅っこで小さくなっておるのです」
「はぁ‥‥」
「ふぅ‥‥疲れました」
最初の休憩時、ヒャーリスが馬から下りてぐったり木にもたれ掛かった。彼女の乗馬技術では、馬を歩かせるだけで精一杯である。
「良い駿馬だね。変わろうか?」
アンドレが馬の首を撫でながら振り返った。その言葉に甘えてヒャーリスは馬車に乗り込む。
「先輩の冒険話が聞きたいな〜」
レオの夢はすっごい宝物を見つける事である。その為には、新人という事もあるが先輩冒険者達の過去の経験を知る事が欠かせない。
「そうですなぁ‥‥。私の過去の冒険‥‥。あの子は8歳‥‥あの子は12歳‥‥あの子は14歳‥‥最近のあの子も12歳‥‥」
「ケイは何の話なんだ?」
「はっはっはっ。そう言えば、さほど『冒険らしい冒険』はしておりませんなぁ」
「私も新人同然ですので」
「レオ様とご一緒して公女様とお出かけした時は楽しかったですね」
「あ〜、あれ。あれが初めての依頼だったんだよね、俺」
「冒険と言えばアビス! 冒険と言えば海底! しかし、わが師ドミル殿との邂逅が無ければこのアガルス」
「お前の大声で馬が迷走しそうだぞ」
「これはヨシフ殿、申し訳ない‥‥」
そうして皆は、それぞれの過去の冒険(?)話に花を咲かせた。ヨシフやアンドレも加わって、成功した事、失敗した事、苦しかった事や楽しかった事が次々と話題にのぼる。
そんな道中の旅が終わり、皆は目的地へと到着した。
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「では‥‥いざ、参りましょうぞおおお!!」
今にも得物(スコップ)を持って走り出しそうなアガルスを、まぁまぁとケイが留めた。
「まずはダンジョン攻略方法の打ち合わせでしょうな」
「ん。この辺にベースキャンプでいい?」
皆は荷を降ろし、まずテントを立てる。それから薪になりそうな物を集めて野営の準備を済ませ、皆は相談を始めた。それが終われば、ヒャーリスは鉄人シリーズを用意して皆の食事を担当する。保存食を少しでも美味しく頂けるようにという配慮であるが、料理作成技術は無いに等しい。ここは道具頼みだ。
「‥‥美味しいです」
智親の感想に一瞬間があったのは置いておいて、とりあえず皆はそこそこ美味しくいただいた。
「では夜は、味に変化をつけてみますね」
嬉しそうにヒャーリスも答えたが、とりあえず自分の本来の仕事は忘れていない。彼女の知識の中で思い当たる事を、相談の場では助言していた。
そしていよいよ崩壊ダンジョンとのご対面である。
「うわ〜‥‥崩れてるなぁ」
ダンジョンは、入り口から壊れていた。ドミルが近付いてじっくり見たり軽く叩いたり土を観察したりして、ふむと腕を組む。
「どうですかな、師匠」
「シフールが入れそうな穴は開いておるのじゃ。でも誰も入れる者は居ないのじゃ。だから、上に様子を見に行くのじゃ」
「上?」
その洞窟は、崖の下部にあった。崖は途中から崩れているが全てが崩落したわけではない。皆はうろうろ辺りを見回って、登りやすそうな場所からロープを使い、じわじわと登れる者だけ上に登った。
「上の地盤はしっかりしているのじゃ」
ドミル曰く、外側が崩れた原因は人為的なものだろうと言う事で、早速作業が開始される。
「ぬああああおおおおおおおおおお!」
渾身の力を込めてアガルスが一撃。ジャイアントである彼の力はやはり並ではない。だが、まだ穴掘りは素人である。ドミルの指示に従ってざくざく掘るが、時折スコップを折っていた。
「ではわしも、ケイから貰ったこのスコップで掘るのじゃ〜」
ケイとドミルも続けて掘り、ヒャーリスはその工程を眺める。まだまだ彼女の知識は素人よりは知っている、という程度だが、この経験は必ず実になるはずだ。レオも、危険性が無いかを監視している。崖を崩したのが人為的な力、或いは魔法であるとは聞いたが、原因がそうであっても今後それ以上崩れないとは限らない。その気配が無いか、見つめる。智親はゴルデンシャウフェルを取り出し、崩した障害物をせっせと脇に移動させた。
皆の仕事の甲斐あって、夜までに入り口を塞ぐ障害はかなり取り除かれた。アガルスも身を縮めれば何とか通れそうなだけのスペースを確保した所で、ヒャーリスが作った夕食を取る。
夕食が終わればアンドレが歌い奏でる中、酒盛りである。
「さすがに酒盛りは‥‥依頼中に、危険かもしれないダンジョンの近くで行うのは、と思いますので、私は周辺で見張りを」
智親の言う事は最もだ。ドミルはドワーフだから大喜びだが、他の者達が彼にとことん付き合ったら、確実に翌日の仕事に差支えが出るだろう。それでもケイは、一日の疲れを癒して翌日への活力を得る為に酒盛りをと考えたし、だからと言って智親にだけ負担を負わせるつもりは毛頭なかった。皆で見張りを交代して回すのは冒険者の常識である。
「では、仕事が全て終わるまでは、軽く酒盛りをして英気を養いましょうぞ」
「おつまみに、桜まんじゅうはいかがですか?」
「有難くいただきます!!」
「あ‥‥お酌しましょうか?」
「いやいや、女性にそんな事をして頂くわけには!」
ナイト達に止められ、ヒャーリスはお酌はせずに楽器を奏で始めた。
「俺は発泡酒提供な。安酒だけどさ‥‥古ワインよりは旨いから」
様々な酒を少しずつ回して空ける。レオはアンドレの近くに腰を下ろして1曲終わった彼に話しかけた。
「冒険者って案外金かかるよな。闘技場で稼いだけど‥‥でもレミエラとかに消えたし。アンドレは金の為に冒険者やってるんだろ? 儲かってる?」
「そうだね。ポーション数本消費したら、儲けと経費が等しくなったりするしなぁ。趣味の絵の為にと未知のものに出会う為に冒険してるから、一石二鳥って部分もあるし。君もすっごい宝物見つける為に冒険してるんだよね。一石二鳥?」
「あ、そうかも」
アンドレもそれほど儲かってはいないらしい。しばらく、この世の未知という名の浪漫について2人は熱く語り合った。
●
「良い朝ですな! いざ、参りましょうぞおお!」
翌朝。アガルスが爽やかな目覚めを巨声で潰した。
人為的に崩された理由は気になるが、入り口から見た所、中の通路はしっかりと残っている。皆が掘っている間、アンドレがペットを預かって面倒を見ていたが、中に入るとなると馬を連れて行くわけにはいかない。とりあえず彼を残して皆でダンジョン内に入り、後から交代でペットの面倒を見ようと言う事になった。
少し進むと、道は二手に分かれている。右手のほうの壁がやはり崩されていて、半分程度塞がれていた。
「人為的な妨害があると言う事は‥‥この奥に、探ってはならない何か危険な物があったのではないでしょうか」
黄金のシャベルを持ち上げながら智親が呟く。
「浪漫を求めるなら、持ち運びできない大きさのお宝があって、それを隠す為に塞いだとか」
パラであるレオやドワーフの中でも小柄なドミルは、その通路を通り抜ける事が出来た。裏に回って掘りつつ、時折背後に何か潜んでいないか確認する。
「洞窟には‥‥有毒な水を含む土壌もあります。それが外に流れ出ないように‥‥という事も考えられますよね」
ヒャーリスがそう言い、彼女はヨシフと共に左手に進んですぐに帰ってきた。そちらの道は早々に行き止まりだったらしい。
「また壁が崩れて帰りに塞がれたら困るのじゃ。ちゃんと補強するのじゃ」
ドミルの指示で壁に板を置き、簡易の補強とする。
そして皆は更に奥へと進んだ。
道は、一定の距離を進むと塞がれていた。
開いているほうの通路を進むと、大抵は途中で行き止まりになっている。時には湿った藁や木の燃えカスなどが残っていた場所もあり、誰かがここに居た事は間違いが無いようだった。
「さぁ、今日も参りましょうぞおおお!」
既に時報と化したアガルスの叫びで皆はダンジョン内を進む。
「‥‥何か倒れています」
道を進む時は、智親とレオが斥候を務めた。本来ならば最も技術が高いヨシフがすべき事なのだが、彼は敢えて最後尾を歩いている。
「オークですな」
智親が見つけたそれは、何度目かの障害物を除去した後にあった。しかも複数。
「うわっ‥‥凄い臭いだな‥‥」
レオが鼻をつまんだ。既にそれは生きてはいない。
「ぬぅ‥‥オークは唾棄すべき相手とは言え、死した者を足蹴にしてはなりますまい!」
「脱出できずに餓死したなら、怨念が篭もっているかもしれない」
交代して傍に居たアンドレが呟いた。
「放っておいたら、ズゥンビとなって復活するかもしれないな」
「では燃やしましょう」
智親があっさり告げる。しかしそれを外まで運ぶのは実に嫌な仕事であった。板に載せて何度か運び、奥まで行って他に無いか確認した後、燃やす。
その日の晩は、ヒャーリスも遠慮して火を使った料理を作らなかった。冒険も数をこなせばそう言った現場も慣れてくる。だが、新米の頃は食事に出た肉が喉を通らない思いをした事もあっただろう。でも今、皆がやれる事はやった。どこか意気消沈する皆をケイは励まし、ついでに酒を出して掘削のコツを教える。士気を上げる事も、先輩冒険者の務めなのだ。
そして翌日、皆は遂にそのダンジョンの最奥部に辿り着いた。
「意外と原石って出ないもんだね。出たらドミルのおっちゃんに加工して貰おうと思ったんだけどな〜」
「出てないわけではないのじゃ」
「え、本当?」
これだけ掘れば何か出るだろうという期待もある。だがドミルは全く見向きもしなかった。
「そういえば‥‥宝石は、熟練した者でなくては見つける事も難しいと聞きました。切り出し方にも問題がありますし」
ヒャーリスの指摘にドミルは頷く。元々、洞窟の壁が崩れたものであるから、その中に価値のある原石が潜んでいる事はまず無い。原石の価値はクズ同然から天井知らずまで様々。実際に原石が潜んでいそうな塊は、暗い洞窟の中ではなく外に運んでじっくり調べることが多いのだと言う。
「そっか。価値の問題か〜」
「あ、そこ罠があります。気をつけて下さい」
罠は1箇所だけあった。智親は見つけたものの解除出来なかったので、皆に注意を促す。その罠の傍に、ごちゃごちゃと物が置かれていた。ほとんどはガラクタで、腐った食糧まで含まれている。どうやらここはオークたちの住処だったらしい。それが、一通り回った皆の結論だった。だから、そのガラクタ置き場は彼らの宝物庫なのだろう。中には人から奪ったであろうと思われる物も幾つかあった。
「ドレスがありますね」
商人が持ち運びに使いそうな袋や木箱の中にも、それらは入っている。名前も刻まれていないし返しようが無いので、近くの村などで聞いて該当者が分からないようであれば貰おうという事になった。
「これは‥‥何ですかな」
ケイが手に取ったのは、金属製の錐。オークや商人が持っていたとは考えにくい物だ。
「魔法の品かもしれませんな!」
そう返したアガルスは、血色のトレイを手にしている。彼の怪力でもって角で殴ったらかなり痛そうだ。
レオはシルバーアローを見つけて嬉しそうにし、智親は緋色のマントを手に入れた。他は特にめぼしい物が無かったので、アンドレとヨシフが売り払う為、せっせと袋に詰めて行く。
そして、皆はダンジョンを出てテントを片付け、馬車に乗って近くの村へと向かった。
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通常、ダンジョンで見つかる物の所有者が明らかになる事は滅多に無い。
一体誰が、オークを倒さずダンジョンを塞いだのか。わざわざ塞ぐくらいならオークを倒したほうが楽ではなかったのか。そんな謎は残ったが、本気でそれを調べたいなら、周辺で情報収集をすれば済むよとアンドレが楽観的に告げた。
途中、モンスターと遭遇する事もあったが、皆は無事パリに戻ってきた。
「さて。仕事が終われば酒盛りですぞ!」
「お供致しまする!!」
「酒盛りなのじゃ〜」
意気揚揚と盛り上がる3人は、1度も酒盛りに参加しなかった智親を誘う。
「分かりました。仕事も終わりましたからね」
頷く彼の後ろで、レオがぴょいんと顔を出す。
「古ワインで乾杯?」
「打ち上げは、そんな無粋は致しませんぞ!」
「やった〜。貧乏だけどさ」
「あ。何かお作りしましょうか?」
「ヒャーリスも、今度はちゃんと飲もうよ」
「うむ。皆で酒を飲み交わす。素晴らしいですな!!」
そして、皆は酒場に向かった。
仕事の後の酒は格別である。それを、まだ若き冒険者達も味わう事が出来たであろう。
全ての冒険者に、栄えあれ。