ファニィレニーと疑惑の美人水

■ショートシナリオ


担当:マレーア

対応レベル:フリーlv

難易度:普通

成功報酬:0 G 39 C

参加人数:7人

サポート参加人数:-人

冒険期間:07月11日〜07月14日

リプレイ公開日:2005年07月19日

●オープニング

「話を聞いてちょうだい!」
 バン! 冒険者ギルドの扉を蹴破る勢いで飛び込んできたのは、調合屋『ロワゾー・バリエ』の双子の一人ファニィでした。
「ひどいんです、本当にもう!」
 続いてレニー。いつもはおっとりしている彼女もまた、今日は憤慨している様子。
「まぁ、とにかく落ち着いて」
 そんな怒り大爆発な双子を宥めにかかる受付嬢。少々、骨は折れたようですが。
「問題のブツが、コレ」
 何とか落ち着いたらしいファニィは、バッグから小瓶を取り出しました。女の子が好みそうな、小洒落たものです。
「美人水‥‥へぇ、化粧水ですか」
「‥‥で、ここを見て下さい」
「『ロワゾー・バリエ』‥‥あぁ、二人のお店の商品ね」
「‥‥いえ、よく見て下さい」
「‥‥『ロワゾー・プルー』?」
 確かに良く見ると、微妙にBがPです。
「つまり、偽物?」
「そういう事。まぁグレーゾーンだけど、店の名を騙ってるわけじゃないからそれだけならそう目くじらを立てる事でもないかも、だけど」
「問題は、この美人水なんです」
 双子はそうして、揃って溜め息をついたのでした。
 この美人水が売られ始めたのは、一週間ほど前。「見違えるほどキレイになる!」というのを謳い文句に、『ロワゾー・プルー』の看板を大きく掲げた荷馬車で移動販売されているという事です。開店からこっち、双子の店の名は順調に知られ始め‥‥当然、女の子達は勘違いして買い求めました。『ロワゾー・バリエ』を信頼して、胸をときめかせて。
 けれど、ファニィ達の話によると、この美人水はとてもとても化粧水と呼べる、呼んでいい代物ではないと言うのです。
「肌荒れを起こしたりかぶれてしまったり、クレームが来て初めて私達も事態を知ったんです。今、私達の店でも美容相談とかケアとかお手伝いしてますが」
「とにかく元を断たなくちゃダメ、でしょ?」
 確かに、受付嬢も表情を険しくして頷きました。キレイになりたい、それは女の子の願い・憧れです。それを踏みにじるなんて‥‥同じ女の子としては許せない!
「では、ニセ化粧水を販売する一味を一網打尽、で良いですね?」
 依頼書を書く受付嬢、手にはいつもより力が入っているようでした。

●今回の参加者

 ea2564 イリア・アドミナル(21歳・♀・ゴーレムニスト・エルフ・ビザンチン帝国)
 ea4744 以心 伝助(34歳・♂・忍者・人間・ジャパン)
 ea5803 マグダレン・ヴィルルノワ(24歳・♀・レンジャー・シフール・フランク王国)
 ea5934 イレイズ・アーレイノース(70歳・♂・神聖騎士・人間・神聖ローマ帝国)
 ea7906 ボルト・レイヴン(54歳・♂・クレリック・人間・フランク王国)
 eb0639 ジノ・ダヴィドフ(46歳・♂・ナイト・人間・ノルマン王国)
 eb2449 アン・ケヒト(27歳・♀・クレリック・エルフ・ビザンチン帝国)

●リプレイ本文

●混乱の『ロワゾー・バリエ』
「大事になっていますね」
 調合屋『ロワゾー・バリエ』を訪れたボルト・レイヴン(ea7906)は眉をひそめた。店内は今、怒りと嘆きの女性達で占められていた。
「美人水のせいで!」
「何とかしてよ!」
 詰め寄られたファニィとレニーは
「それはウチの商品じゃないんです」
「でも、相談に乗るしケアのお手伝いもするわ」
 必死に抗弁するものの、少女達の怒りを収めるのは難しいようで。
「皆さん落ち着いて下さい!」
「先ずは冷静になる事だ!」
 宥めようとしたイリア・アドミナル(ea2564)とアン・ケヒト(eb2449)も押され気味だ。何せ相手は被害者、手荒な真似もそうそう出来ない。
「お黙りなさいっ!」
 埒が明かない、小さな身体でピシャリと声を上げたのはマグダレン・ヴィルルノワ(ea5803)だった。
「とにかく二人の話を聞いて下さいませ。でなければケアもままならないですわ」
 そして、たしなめる。
「皆様には勿論、同情いたします。ですが、化粧品は薬と同じ位購入に慎重さを要する物‥‥少々浅慮だったとお思いになりませんか?」
 口にするつもりはなかった。だが、ただ双子を責めている、不安と憤慨を訴えるだけの少女達につい出てしまった言葉。
「化粧品購入の原則は、身元確実で正しく使用法を教える者から。その際にも、材料と成分、過敏反応の有無を尋ねる。‥‥評判の化粧品とて人によっては合わぬものですわ」
 やがて家計を預かり、家族の健康の守護者となる少女達‥‥それが自分の美容や健康に慎重でなくてどうする?!、と。
「そもそも問題の美人水を売っていた集団が男性だけという時点で怪しむべきでしたわ」
 ため息交じりの台詞に、うな垂れる少女達。言われてみれば確かに、反省すべき点はあると気づいたらしい。
「でも、この店は冒険者を使ってたし」
「期間限定だって言うし」
 言い訳は力の無いもので。だが、ボルトとジノ・ダヴィドフ(eb0639)は思わず視線を交し合った。そういえば詐欺集団は冒険者風だったという。それは自分達を装った物なのか、それとも偶然なのだろうか?
(どっちにしろ、久しぶりにドタマに来たぜ‥‥連中覚悟しとけよ)
 涙を滲ませる被害者達にジノは胸に激しい怒りを点した。
「謝るべきは皆さんを騙したその男達です。大丈夫、犯人は必ず私達が捕まえますから」
「そうっす!」
 犯人達への怒りと捕縛への決意はイレイズ・アーレイノース(ea5934)と以心伝助(ea4744)も同じ。
「その為にもお嬢さん方の協力が必要なんスよ」
 伝助は自分達男性には荒れた肌をあまり見せたくないだろう女性達に背を向けながら、それでも、励ますように大きく頷いて見せた。

●詐欺集団を追え
「美人水を売っていた集団について教えて下さい」
 暫くして、大分落ち着いた様子の少女達にイリアは切り出した。
「こういうのは女の子同士の方がいいっすから」
 という伝助の意見を受けて。
「とにかく、成分を調べて欲しいっす」
 その伝助はイレイズと共に双子の分析を見守り。
「L’oiseau Pleu‥‥くそっ、バカにしやがって」
 ジノは件の小瓶を手に、盛大に毒づいた。羊皮紙のラベルはわざとなのだろう、Pの下部分が汚れている‥‥Bに読めるように。
「皆を幸せにしたい‥‥あいつらの思いを踏みにじらせたままじゃ、いねぇ」
 ジノは必死に分析を進める双子を見て、拳を握り固めた。
「カミツレとマリゴールドの低刺激化粧水を。ネトルとドッグローズは在庫有り? 乳精も効きましてよ」
 そして、マグダレンは美容相談とケアとを受け持っていた。幸い、ハーブや薬草類は充分な量がマチルド薬草園から届いている。
「とにかく、浸透した毒素排出には労働や運動が良いですわ。それに正しい洗顔と食事‥‥油モノと甘味を控え野菜と水をたっぷりと摂るのも効果ありですね」
 そのケアはメンタル部分にも及んで。
「子供や老人にも親切に。夜考え事をせずぐっすり寝る。悩み事は解決する努力を‥‥外見と同時に精神、両を兼ね備えてこそ『本物の美しさ』なのですわ」
 説得力のあるそれらに、少女達は真剣に耳を傾けていた。
「傷口を清めるだけでも違うだろう」
「気を楽にして、私達に任せて下さい」
 更に、神聖魔法の使い手であるアンとボルトは、症状の酷い者達をアンチトードやクローニングの魔法で癒した。
「ありがとうございます、本当に」
「私達は出来る事をしただけです」
 涙ながらに感謝を延べる彼女達に、ボルトは優しく微笑み。
「笑顔に勝る化粧は無い‥‥だが、化粧は女の笑顔を引き出す。それさえ持たぬコレは毒でしかないな」
 そして、小瓶を握り締めたアンはボルトに断り、外へと足を向けたのだった。

「で、どうなんすか?」
 難しい顔で調べていた双子は、険しい顔で言った。
「過剰なナトロンが残っています」
「塩分除去を行ってないのね。これが荒れを悪化させてるんだと思うわ」
 何か溶液を加えると生じた、白い濁り。
「相当濃い塩分が残ってるわね」
「私たちと同じく石鹸廃液を使っていますが、ソーダや分離に使った塩が除かれていません。手抜き製法もいいとこです」
 化粧水については二人も試行錯誤を繰り返している。少しでも喜んでもらえるように、肌に優しいものを、と。
「腕が悪いのか初心者なのか、或いは素人か」
「素人って事はないんじゃないスか?」
「料理でもレシピ通りに作ればそれらしい物は出来るでしょ? 勿論多かれ少なかれ、熟練の料理人のようにはいかない」
「素人がレシピ通りに作ろうとして紛い物になっちまってる可能性もアリって事っすか」
「とにかく、使われている材料を教えて下さい。私はそちらから調べてみます」
 同時に頷く双子、その沈痛さを少しでも和らげようとするように、イレイズは告げた。

「最近、悪質な化粧水が出回っているのはご存知ですか? こちらにとっても放っておいて良い問題ではないですよね」
 その足でイレイズが向かったのは、商業ギルド。
「悪徳業者の摘発による化粧水の信頼回復の為にも是非、教えて下さい」
 イレイズは情報料を支払うと、迅速に尋ね事にかかった。
「女性に好まれる良い意匠だ」
 丁度その頃、アンは小瓶の製造元を探し当てていた。得意げに胸を張る老職人に、アンは眼差しを鋭くした。彼の加担しているのはれっきとした犯罪なのだ。その脳裏に浮かぶ、先ほどまで接した女の子達の姿。
「だがそれを利用し、紛い物を売り捌く為に使うなど、貴殿のその腕を冒涜しているとは思わぬか?」
「紛い物だと?! お嬢ちゃん達の仕事にケチつけるたぁ許さねぇぜ!」
 だが、断罪に対する反応は予想外のもので。
「‥‥詳しく話してもらえるか?」
 一瞬の逡巡の後、アンは問うた。

「彼はこの店の依頼だと思っていた」
 『ロワゾー・バリエ』に戻ってきたアンは溜め息混じりに報告した。
『嬢ちゃん達にゃあケガした時に世話になった。臭いはアレだったがよく効いた‥‥その恩返しだ』
 職人の様子に嘘はない、と思えた。
「こんなものまで預かってきたぞ」
 物騒な笑みと共にアンが差し出したのは請求書。
「こちらも同じような具合でした。水についての動きで怪しい場所は数箇所あり、今確認を急いで貰っています」
 イレイズの大きな背中にも怒りの炎が見えるようだった。
「薬草類の請求も来るかもしれません」
 その前に何とかしなければならない。いや、急いで捕まえねばならないのはそれだけではない‥‥イレイズの懸念に同意するように、アンは言葉を紡いだ。
「二人は忙しいからと、冒険者風の男が依頼を持ってきたそうだ。そして、一週間ほど前と昨日の二回、小瓶を取りに来た」
 期間限定という触れ込みの美人水‥‥始めからパッと売って、ヤバくなったらとっとと撤退するつもりなのだろう。だとしたら。
「とにかく急いで捕縛しないと、ですね。この後、連絡はシフール便で取り合いましょう」
 自費を投じ雇ったシフール便、イリアは少女達から集めた情報を統合し、
「今までの動きを見ると、この辺りが怪しいですわね」
「あぁ。とりあえず、俺はこの辺を探してみるぜ」
 ジノと共に犯人グループが次に現れそうな場所を推測、指示していく。その間にマグダレンもアンと共に準備を整え。
「研鑚の結果の商品を偽物で、名を落すなんて許せない‥‥必ず捕らえましょう」
「ええ。虚言による悪事は、大罪です、必ず法の裁きを受けて貰いましょう」
 そうして、それぞれイリアとイレイズの言葉にしっかりと頷き、冒険者達はドレスタットに散っていく。
 ボルトと双子に見送られて。不埒な者達に鉄槌を下す為に。

●一網打尽
「‥‥見つけましたわ」
 その荷馬車‥‥女の子の人だかりを見つけたのはイリアだった。
「もう逃がしませんわ」
 頭の上にちょこんと乗ったマグダレンに軽く頷くと、イリアはシフール便に指示を出した。
「やっぱりL’oiseau Pleuか‥‥ご丁寧にPの下を汚してあるぜ」
 駆けつけるなり吐き捨てるジノ。荷馬車の側面にデカデカと貼られた垂れ幕に向かって。
「とにかく、計画通りに行くっすよ」
 伝助はジノを宥めながら、GOサインを出した。
「まぁ! 素敵ですわ」
 先ず、荷馬車に近づいたイリアは美人水に手を伸ばした。
「期間限定ですの? お値段もお手頃ですわね」
 その手元を覗き込むように、マグダレン。材料費がかかってないんだからボロ儲けですわよねホホホ、と内心かなり頭にきてたりするが、表面には出さない。
「すごくオシャレですよね」
 二人はにこやかに褒めながら、さりげに瓶をチェック! 確認したイリアは待機組に合図を送った。
「それは誰にでも効くのか?」
「そりゃあ、もう!」
 その言葉に第二陣、アンはフードを取り怒声を上げた。
「誰にでも効くだと!? 私を見ろ! この肌はその美人水を使ってなったものだ!」
 詰め寄られ狼狽する男達。実は荒れた肌はマグダレンによって施された化粧なのだが。
「使ったらかぶれるなんざ、とんだ美人水じゃねぇか! どう落とし前付けてくれんだ、アァ!?」
「おおっと! よくみりゃこりゃ違う‥‥『ロワゾー・バリエ』じゃないっすよ!」
 タイミングを合わせ、ジノと伝助が大きく声を上げた。
「パチもんっす、ニセモノっす!」
「どういう事か説明してもらおうか!?」
 オーバーアクションで騒ぎ立てる二人に、周囲もざわつき出す。
「言いがかりは止してもらおうか」
 出張ってきた冒険者崩れの胸倉を掴むジノ。その手から逃れようと突き出された拳をわざと受け、
「これで手を出したのはそちら、だな」
 ジノはニヤリと殴り返した。
「街の人々の受けた苦しみ、法の裁きにて償って貰います」
 そして、イリアの口上が戦いの合図になった。
「貴殿達は離れろ!」
 大分遠巻きになっていた少女達に指示しつつ、荷馬車に付くアン。
「悪いけど、おねんねしてもらうっす」
 伝助は冒険者然としたもう一人をスタンアタックですかさず気絶させる。
「ケンカを売った相手が悪かったとはいえ、他愛無さすぎっす」
 冒険者崩れ‥‥冒険者にさえなれなかった男を見下ろす伝助は息一つ乱していない。
「ひえ〜、お助けぇぇぇっ!?」
 その様子に顔面蒼白で逃げ出そうとする売り子役達だが、アンが抑えた荷馬車は使えず。
「逃がしません‥‥汝は邪悪なり!」
 その片方にイレイズから黒き光が伸び‥‥呆気なく崩れ落ちる身体。死に物狂いで逃げるもう一人に、マグダレンがぶちまけたベルモット。
「行くっす、雷太!」
 心得た、とばかりに伝助も鷹を飛ばす。そして、その場をアンに任せ後を追うイリア達。
「こちらの方角には確か、怪しい場所の一つがある筈です」
 確信したイレイズはその場所への先回りを進言し。
 そうして、訪れたアジトと思しき場所。
「中にいるのは二人、ですね」
 エックスレイビジョンとブレスセンサーのスクロールを用いたイリアが囁いた。
「踏み込むか?」
「いえ、逃げた一人が合流してからですわ。そろそろ着く頃合ですし」
 風に乗る香りを嗅ぎ取ったマグダレンの言う通り、獲物は自ら飛び込んできた‥‥狩人の潜むこの場所へと。
「闇に潜む悪党よ、貴方方の悪事もこれまでです」
 イレイズが剣を手に飛び込むと、逃げた男とアジトに残っていた男達が予想通り二人。その合計三人に、
「舞い踊れ、氷の乙女達‥‥アイスブリザード!」
 イリアの魔法が炸裂する。浮き足立った彼らは既にイレイズ達の敵ではなかった。
 そうして。
「ジノ様? 『顔面に痣』位でお願いしますね?」
「分かってる!」
 釘を刺したマグダレンへの返答は簡潔且つ力強いものだったが。
「本当に‥‥お願いしますわ」
 バキっボコっドカっ。聞こえてくる音に、マグダレンはそっとため息をもらした。

「で、こいつらの処遇はどうする?」
 捕縛した男達をドナドナと荷馬車に乗せ戻ってきた『ロワゾー・バリエ』で、ジノは双子に問うた。
「罪を償ってもらわなくちゃ、よね」
「その上でもし‥‥もしやり直したいとか一から学びたいとか希望があれば、その時はもう一度ここに来て下さい」
 その瞳にはまだ怒りがあった。それでも、二人はそう告げ、官憲に引き渡される男達はその面を下げた‥‥恥じ入るように。少なくともボルトにはそう見えた。
「で、肝心の調合表すけど‥‥『自分には必要がなくなったから』と行きずりの男に貰ったそうなんすよ」
 伝助の手には、化粧品の製造法を記した羊皮紙‥‥それ自体は確かに、その通りに作ればちゃんと出来るだろう代物‥‥が在る。勿論、素人だった詐欺集団には過ぎたる物だったわけだが。
「その男は『ちゃんと修行すれば『ロワゾー・バリエ』のようになれる』とも言っていて‥‥それで、彼らは今回の事を思いついたそうです」
 イリアの歯切れも悪い。それがただの親切だったのか、それとも、今回の騒動を見越した事だったのかがハッキリしないから、だろう。
「まぁもし悪意を持ってたらまたちょっかい出してくるだろうが‥‥なぁに、好きにさせやしないぜ」
 何となくシンとした空気を吹き飛ばしたのは、ジノ。
「ファニィとレニーは変に動揺せず、いつも通りの仕事をする事ですわ」
「「はい」」
 静かに諭すマグダレン、その言葉を噛み締めるように双子はしっかりと頷いた。
「それと、もう一仕事‥‥誤解を解く為にも、宣伝行くぞ!」
 そうして、ジノの気合に応える声たちが、『ロワゾー・バリエ』に響いたのだった。