【聖夜祭】の準備を楽しんで♪
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■ショートシナリオ
担当:深空月さゆる
対応レベル:8〜14lv
難易度:普通
成功報酬:4 G 15 C
参加人数:4人
サポート参加人数:-人
冒険期間:12月17日〜12月22日
リプレイ公開日:2008年12月24日
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●オープニング
●とうとうここまで!
調香師、石月蓮の発案により始まったクリスマスをリンデンで開催しちゃおうぜ計画。ただ単純に皆でクリスマスを楽しもう! というのが始まりではなく、クリスマス商戦に乗っかり自分の香水を売りまくりたいという目論見・・‥いやいやともかく別の理由もあるからなのですが、結果的に皆が楽しめるイベントになるなら問題なしです。
冒険者達の協力によりリンデン侯爵家の別荘という立派な(なんと50人は楽に入ることのできる!)会場を確保に成功、さらにその後彼らよりどのようなくクリスマスにするか内容の提案も次々なされ、別荘をクリスマス一色にする為に準備すべきものに関しての話し合いも持たれていました。
そして次に問題となるのは、資金。だがそれもクリアできそうな―――?
というのも、言い出しっぺの蓮自ら、小さな壺に香水を入れ多数用意した上で販売を思いついたからです。勿論試供品のようなものだから、実際の商品より中身は少量。おためしバージョンともいうべきものではありましたが、冒険者達と手分けして貴婦人達相手に販売を行い、結果―――。
勿論販売に至るまでさんたくろーすの格好やら女性陣には全員にミニスサごふごふッ!!など、色々紆余曲折は?あったのですが。詳細は、関連依頼の報告書をご覧頂ければと思います。
ともかく、資金の面では概ね心配はいらないようです。その点はどうぞご安心を。
さてさて。今回の冒険者の方々への依頼は、楽しい聖夜祭を迎える為の準備を頑張って頂くこと――です☆
●聖夜祭を楽しむために☆
「クリスマス・・・・すごく楽しみだね! ねっ、イーリス!」
はしゃいでいる幼い少年に、女騎士は柔和に微笑みかけます。
「そうですね。ディアス様。当日はセーファス様もお出でくださるようですし」
「うん! 良かった。兄上お仕事がお忙しそうだったからどうなのかなぁって思ってたんだぁ」
ほっとしたように、笑うディアス・リンデン。その様子だけで彼が兄のセーファスに本当に懐いているのだという事が良く分かります。
「あの別荘には沢山人が入れますからきっと賑やかになりますよ。それに冒険者の方々のご協力も頂けていますし」
「うん。皆がいろんな案を出してくれてたみたいだもんね。内装とか、何をするか、とかいろいろ。イーリスもあの格好で頑張ってくれたし。ありがとうね。えっと、蓮が言ってた、みにすかさんた?」
「い、いえ・・・・、ディアス様、もうその話は」
「ああいうの苦手だって言ってたけど。でもイーリスすごく可愛かったし似合ってたよ! 本当だよ!」
「あ、ありがとうございます」
と拳を握り、力いっぱい発せられた少々的外れなフォローに、健気にも答えるイーリスです。彼女が羞恥心と戦いながらも、試供品の香水を販売する為例の格好で奮闘していた事を知る面々は、このやり取りを見たら苦笑するに違いありません。
「冒険者のお兄ちゃんもお姉ちゃん達も、たくさん協力してくれてるし。蓮の香水も評判良かったって僕も聞いたよ。後は準備、だけど」
「ええ、余裕を持って早めに取りかかれるよう、蓮が近々ギルドに再度依頼を出すと言っておりましたね」
ちなみに準備で必要なものは近くの町へ買い出しに行ってもらう、とのことです。先に書きました通り購入の為に必要な資金に関しては、心配無用です。
「うん。ねっ、イーリスお願いがあるんだけど」
「はい? なんでしょう、ディアス様」
苦手な話題から逸れて、ほっとしたイーリス。ディアスは目をキラキラさせながら上目使いでイーリスを見つめていました。それだけで母性本能をくすぐられる天下無敵の可愛さです。
「あのね! 僕もお手伝いに行きたいな。だめ?」
●リプレイ本文
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「今回は、準備編の仕上げですねっ。お財布の事は心配いらなそうですし」
美芳野ひなた(ea1856)さんがそう言うと、その場にいた四名も自然笑顔になりました。それというのも。会場確保に始まり、聖夜祭で何をするか企画発案等を経て、そして必要経費を得る為に天界人の調香師、石月蓮さんの試作品の香水販売が先日行われましたのは、皆さまご存じのとおり。
――結果、総額ななんと100G以上の資金は軽く得られたとのことなのです。冒険者達を出迎えたイーリスさんよりそれを聞き、俄然盛り上がる四名でした。
「足りるかな?」
ディアス君の質問に、四名は大きく同意しました。それはもう、立派なパーティが出来るのは確実です。皆の喜びようにディアス君とイーリスさんも笑顔を交わしています。
「すごいな、結構な額じゃないか。飾りの購入代にもかなり当てられそうだな」
とは布津香哉(eb8378)さんが。香哉さんは今回立派なクリスマスツリーを設置し、その飾り付けを重点的にするつもりのようで。あれこれ考えを巡らせているようでした。
「衣装の材料費も心配いらなそうですね。あとは『あれ』を量産すれば」
シファ・ジェンマ(ec4322)さんはちょっぴり遠い目をしながら微笑します。勝手に裾を長くしちゃだめでしょうか、あれ、と独白するシファさん。
「ああ、あれなら。?? シファお姉ちゃん?」
手を振るひなたさん。戻ってきて。素早く何かを察し、最近こちらにいらした天界人の日野由衣(ec5881)さんがフォローを入れます。
「こういうお祭りって準備も楽しいんですよね。さ、シファさんも、皆さんも。それでは早速買いものに行きましょうか。ディアス君も飾り付けに使う材料とか、一緒に選んでくださいね」
「うん! イーリスがお金が管理してくれてるから、皆必要なものは遠慮なく言ってね!」
由衣さんとディアス君ナイスフォロー! シファさんに笑顔が戻りました。ぐっジョブです。
「よーしがんばるぞ〜、おー! 」
とひなたさんが言えば皆それにならいました。ん、意気込みはばっちりのようですね。
●
別荘から町へ、馬車にてお買い物に向かいます。万国共通、買い物といったら盛り上がるのが女子というものです。さらには子供も楽しい事は大好きです。まずは何を買おうか、どんな順番で回ろうか、馬車の中でディアス君を中心にきゃあきゃあ盛り上がるご一行。
以前の依頼でモミの木に使う飾りは、雪をイメージさせるふわふわの綿や、ガラス細工などを希望としてあげていらした冒険者さんがいらしたようです。お買いものを始めた早々、綿は沢山購入できました。ガラスは色つきのものであれば発注済みであることをイーリスさんから伝えられていたので、皆さん他に必要なもの視て回っています。彼らの目にとまったのは、小物を数多く取り扱っている服飾品のお店でした。
「香哉さんが仰っていた、銀細工を飾りにするの、名案だったかもしれないですね!」
「うん。あっ、こっちの妖精の形の飾り欲しいなぁ。これをぜーんぶ、もみの木に飾るんだよね?」
手にとってあれこれ言葉を交わす由衣さんとディアス君。他愛無い事でもこんな風に意見を言い合うのは楽しいこと。
「でも沢山買うと高くなりそうかな」
「それなら、こういうのはどうですか? 水晶のこういった飾りとか、鏡をぶら下げても、光が反射して綺麗かもしれないですよ」
「あぁ、なるほどな〜。うん、それいい考えなんじゃないかな」
シファさんに尋ねられ、香哉が笑顔でそう応じます。周りでも賛成! と明るい声が返ります。
「あの、これってたくさん買えば安くなりませんか?」
賛同も得られたことですし。人当たりの良さと可憐な容姿を武器に、ちゃっかり交渉を始めたシファさん。
「うーん、ダメと言いたいところだが」
可愛いお嬢さん達と子犬のような可愛い少年にじっと見つけられ、店員のおじさんは苦笑い。
「いいよ! お姉ちゃん可愛いから、特別にな。その代り沢山買ってくれよ? さぁ、お客さん達、決まったやつはどれかな?」
あれやこれや指さしていく三名。支払いをすませ、次は素焼の陶器の飾り物を捜しに向かう予定です。親切な店員さんに場所の説明を受ける皆さん。そう、香哉さんが提案した素焼の陶器の飾り物の中に、蝋燭を入れてともす、という飾りも用意されることになりました。懐が温かいって素晴らしいことです。
「買ってきました〜〜! わわ」
遠くから布の山が移動してきます。それを通行人達は器用に避けてくれました。勿論それは買うものは決まってるから、と布の購入を引き受けてくれた、小柄なひなたさんでした。良かった合流できました。駆け寄る香哉さんと、イーリスさんが崩れそうになるそれを支えます。
「みにすかさんた以外にも、お子さん達のズボンとか、あとろんぐすかーととかもを作ろうと思ってるのでちょっと多めに」
道中ひなたさんから聞いていましたが、こっそりシファさんが胸をなでおろします。うんやっぱり色々気になるところではありましたよね。
「生地はこれで足りるかなぁと思うんですが」
「あとは大丈夫だよ、俺が馬車に運んでくるから」
ディアス君を除き、唯一の男手の香哉さんは気楽に請け負って、ひなたさんから荷物を預かります。結構な重量です。小柄な彼女のどこにそんな力があるのか。他にも購入した銀細工などを袋に入れて抱えると相当な量に。
「手伝おう」
「あ、ごめん、イーリスさん」
私がやりますよ、と皆さんが言うのを制して。
「いや、いい。皆、少しの間宜しく頼む。ディアス様、すぐに戻りますので」
心得た風の三人がしっかり頷く。
「うん、行ってらっしゃい」
にこにこ笑顔のディアス君。そう頼めるのも、大切な貴人を預けるに足る人物達への信頼があってこそ、です。
*
荷物を運ぶ途中イーリスさんは香哉さんへ何気ない風に、尋ねました。
「先程私に何か言いかけていただろう? 何だ?」
イーリスさん――、ああ、やっぱり後でいいよ。ごめん。
そう、買い物に来る前、話を途中で止めた香哉さんの事が気になっていたようです。ずっとその話をしないので、皆の手前言い辛い事なのだろうか、イーリスさんは気を回したようでした。
香哉さんは突然その話を切り出されて目を丸くし。適わないなあ、と苦笑しました。
「頼みがあるんだ。時間があるときで構わないんだけど、迷惑じゃなければワルツの練習に付き合ってほしいなって。全然経験がないわけじゃないんだけど、久し振りに踊るのが聖夜祭当日とかってぶっつけ本番となると、少し不安だっていうか」
少々照れくさそうに予期せぬことを頼まれて、イーリスさんは目を瞬きます。彼には聖夜祭に共に踊りたい女性がいるのでしょう。みなまで言わずともそれがわかったのか、イーリスさんは微笑みました。
「構わない。それではしっかりと、指南させてもらうとしよう」
ちょっぴりからかうように言われるのは、覚悟の内。お手柔らかにお願いします、と香哉さんは頼んでいました。
●
衣装の材料、料理の材料、会場の飾り、初日に一通りのものを買い込み、一通り料理の材料を日持ちするよう下ごしらえを行う為厨房へ向かった、ひなたさんとシファさん。香哉さんは他の使用人の皆さんの手を借りて、クリスマスツリーの設置作業を行う為そちらにかかりきりになっています。由衣さんとディアス君、イーリスさんは前回に引き続き使用できる一室にて聖夜祭の飾り作成に取り掛かっていました。
由衣さんが希望していた紙粘土は、紙自体がアトランティスでは貴重な為、紙を細かくして糊を使用して作るその品物は普及していません。それでは、と彼女はリース作りに力を入れようと思ったようでした。
「たしか、これをこんな風にぐるぐるっと」
由衣さんが故郷にあったリースを思い出しながら、試行錯誤してながら作っていきます。まず町で購入してきたリースの土台となる、植物のツル。それを手頃な大きさにぐるぐると巻いて、しっかりと固定します。ヒイラギの葉っぱ、厚手の葉を枝ごとしっかりと紐で固定していきます。
「うわぁ、上手! 由衣お姉ちゃん、器用だね」
「ふふ。まだまだ作らなくちゃいけないから、ディアス君も頑張ってくださいね。イーリスさんもお手伝いお願いします」
「わかった。さぁディアス様」
「うんっ」
ある程度土台が出来上がったところで、町で購入した赤のリボンをくるくると器用に巻き付け、途中途中しっかりと紐で固定していきます。雪の代わりに、綿も落ちないよう飾り付け。ディアス君もまだ子供とはいえ。成長したらリンデンを支えていく立場にある少年です。流石に抱っこしてもらっての作業は辞退したものの、二人の女性に挟まれてちょこんと座りながら慣れない作業を頑張っている様は、微笑ましい以外の何ものでもありません。
「イーリスさん、器用なんですね。あっ、ディアス君、そこはこっちの手で押さえながらやると、固定しやすいですよ」
にっこりと、由衣さん。一生懸命頑張ってるディアス君に、幼少のころの自分を重ねているのかもしれませんね。リースを三人がせっせと作っている頃、料理の材料の下ごしらえを終えたひなたさんと、シファさんが部屋に入ってきました。
「お疲れ様でした!」
「かなり量があったから大変だっただろう」
「二人ともお料理が得意なんだね〜。お肉とかを日持ちするようにシタゴシラエをしたんでしょ? すごいな」
料理のことは任せてください☆な二人は、得意分野を褒められて嬉しそう。
「当日もお料理作ってくれるんだよね? 楽しみにしてるね!」
「任せてくださいv あ、クリスマスツリーが到着しましたよ! すごくおっきいんです〜」
「そうなんですよ、香哉さんが立派なのを皆さんと運んできてくれました。見に行きましょう!」
歓声が上がりました。ホールへ行くと、そこには大きなモミの木が。
「ダンスの時に邪魔にならないよう、それでいて目立つところにおきたいんだ。あ、前の依頼に参加した冒険者の人もそう言ってたんだ、ならその場所で。その傍で皆が話したりできるように。あ、皆お疲れさん」
「「「「「すごい!!」」」」」
立派なモミの木です。飾り付けをしたら、さらに見栄えのするものになりそうです。
「あ、いや。以前依頼を引き受けてくれた冒険者の人が、目星をつけていてくれたみたいだよ。俺はそれを切って運ぶ手伝いをしただけ。あとはこれを立てなくちゃな」
他の木材、ロープを沢山使って樹が倒れないよう土台作りもしっかりと。その土台の案も出していて貰ったようで、作業は迅速に進んでいきました。他の冒険者のみなさんもロープを使う時樹を押さえたりロープをひく手伝いをしたりして、そして――
「よーしっ。設置完了。皆さんもお疲れ様でした」
香哉さんが汗を拭いつつ、手伝ってくれた使用人のみなさんに頭を下げました。以前依頼を引き受けてくれた冒険者のおひとりが別荘で働く管理人さんや使用人の方達のお手伝いをまめにしてくださったようで、冒険者の方達に対する心象はとても良いものであるようです。というのも、管理人さんより手が必要な時は貸すよう、彼等は言われていたらしく。本当に大助かりでした。
なんの、と笑顔を皆に返され、冒険者達は頭を下げました。
*
「ツリーなんだけど。来年用に保存しておくのでなければ、ゴーレム工房に寄付してもいいか? 受け入れてくれる人のあてはある」
樹を見た後、香哉の提案に頷いたディアス君です。
「もったいないけど、来年まで世話ができるかわからないし‥‥だったら国の為に使ってもらったほうがいいよね」
という事でその件は香哉さんに、一任する事になりました。
*
「じゃあ、ひなたは衣装作りに入りますね☆ 十着位ずつは作っていこうと思うのでかかりきりになってしまうかも」
「まずは型紙起こしからですね。私もお手伝いしますので、頑張りましょう」
「シファお姉ちゃん・・・・! うん、頑張ろう! ひなた気合いが入りました!」
「よし、俺も頑張るか。俺は蝋燭入れる陶器に、模様描いたりしようかな。絵の具は買ってきたからそれを使って」
思案する香哉さん、とはいえ楽しそうな様子を見ると、こういった細かい作業をやるのも考えるのも職業柄好きなようです。手作りの蝋燭も作れたら作ろうと思っていたシファさんですが、材料と手間的にちょっと大変そうで断念し、代わりに聖夜祭で使用する蝋燭は、購入してきました。
「リースがひと段落したら、陶器に絵柄をつけるの、ディアスさんもやってみたらどうでしょう?」
「あ、いいかもしれませんね」
和気あいあいと過ごしていた冒険者達は、部屋に入ってきたイーリスさんに気付きました。彼女は箱を抱えています。
「「「イーリスさん?」」」
「頼んでいた物が届いた」
「あっ、それってもしかして、ツリーに飾る色つきのガラス細工ですか?」
駆け寄る由衣さんに、笑顔でイーリスさんが頷きます。以前話題に出たガラスの飾り。他にもモミの木の飾りに使えそうなガラス細工が使用できるのであれば使いたいという話が出ていたのです。ただアトランティスにおいてガラスは大変高価で、それならばと代用してレミエラを使用する話も出ましたが、それを特定の形に変えるのもまた難しいという事でした。
結果、色つきのガラス細工であれば、高価ながらも手に入れる事はできたようです。買い物時の話題にも少し出ましたが、なんでも軍資金が沢山入った時点で、冒険者達の要望もあったことだし頼んでいてくれたのだとか。
勿論山ほど、というわけにはいきません。ガラス細工が足りない分は、町で銀細工や綿、鏡や水晶の飾りなどを購入しているので、掌大程の○や◇の形のそれらはアクセントとして、使用できるでしょう。
箱の中には、割れないよう丁寧に包装されそれらが入っていました。
「うわぁ、綺麗だね。色々入ってる」
ディアス君が目を輝かせてそれらを手に取っています。
色々な形の色つきガラス。黄色、赤、青、光に当たったらきっと綺麗でしょう。紐で結びしっかりと飾る案が早速出されました。
日々忙しく過ぎ去り、皆大変ながらも楽しみつつ作業にあたっていました。リースをはじめとする沢山の飾りが会場を彩り、大きなモミの木も飾りをまとい、そして皆の為に一着一着丁寧に作られた特別な衣装が準備され、料理の下準備も万端です。それは皆の頑張りがあったからこそ。ディアス君が飾り付けまでしっかりと手伝ったこと、また白花の女騎士にダンスの手ほどきを密かに日々受けていた彼が、当日もこれなら大丈夫だろう、とお墨付きを得たことも書き記しておきます。
皆さん、大変お疲れ様でした。楽しい準備の時間は、これにておしまいです。聖夜祭当日、どうぞ心行くまでお楽しみくださいますよう――。