あんまり若くないジェラールの悩み

■ショートシナリオ


担当:宮本圭

対応レベル:5〜9lv

難易度:普通

成功報酬:3 G 57 C

参加人数:8人

サポート参加人数:-人

冒険期間:05月25日〜06月02日

リプレイ公開日:2005年06月03日

●オープニング

 プロヴァンを治めるギルエ家をご存知でしょうか。先のノルマン復興戦争までは成金の田舎領主と侮る者も多うございましたが、今では少々名を知られ、爵位こそ男爵なれど、畏れ多くも国王陛下の催した晩餐会に招かれたことも一度や二度ではございません。それというのも先の復興戦争の折、先代当主様が、私財を投じて国王軍の支援をなさったためなのです。
 ご承知の通り国王軍は勝利し、ウィリアム三世陛下はそのご威光をあまねくノルマン全土にお示しになりました。悲願であった陛下の御世をお見届けになった先代は、つい先年天寿を全うなさいました。現在では男爵家の家督は、先代のご子息であるジェラール様のものとなっております。
 なっているのです、が。

「が?」
「ジェラール様はそのう‥‥あまりお体が丈夫ではありませんでして」
 皺だらけの面に苦悩の表情を刻みながら、ギルエ家の使用人を名乗る老人はゆっくりと首を振った。
「つい先ごろも領地の視察に出かけられた折に雨に降られ、風邪をお召しになりましてな。現在も臥せっておられるのです」
「お気の毒に」
「ですが最近、葡萄畑を荒らすオーガどもの群れがあると噂になっておりましてな。ジェラール様は非常に気にかけておられ、お風邪が治り次第様子を見に出向くと言ってお聞きにならないのです。お父上ならばきっとそうなさったはずだと」
「まあ。お志はご立派ですけど‥‥そんな病弱な方では」
「そうなのです」
 受付嬢が言葉を濁した先を察して、老人は目頭を押さえる。
「ジェラール様は控えめに申し上げて、剣も乗馬もあまり得意ではあられず」
 率直な言葉に翻訳すれば、おそらく相当に下手なのだろうと受付嬢は内心で思った。
「でも領主さまなんですから、騎士団か何かあるんじゃないですか?」
「ええ、もちろん。ですから冒険者がたにお頼みしたいのではですな、オーガの退治ではなく、ジェラール様のお身の回りのことなのです。何しろ使用人が皆オーガを怖がって同行したくないと申すもので」
 老人が帰って行ったあと受付嬢はほうと溜息をつき、その様子を眺めていた記録係が尋ねた。
「どうした?」
「病弱だけど、父親の影を追って血気にはやる若き領主さま‥‥ああ、素敵かも。一度お目にかかってみたいわあ」
「そんなことだろうとは思った」
 いい年をして(失礼)夢多き同僚を半眼になって見下ろし、お前の夢を壊すようで悪いが‥‥と記録係は言った。
「先代のプロヴァン男爵は亡くなった頃六十を越えていたはずだ。その嫡男なら若くても四十歳はいっている」
「‥‥い、いいわよ。大人の渋さってやつよっ」
「一度肖像画を見たことがあるが、はっきりそうとわかるぐらい腹が出っ張っていた。貴族の肖像画は実物よりも見目良く描くのが相場だから、多分実際はもっと出ているんだろう」
「か、か、貫禄あっていいじゃないっ」
「付け加えておくと頭も薄かった」
「‥‥‥‥」

●今回の参加者

 ea1646 ミレーヌ・ルミナール(28歳・♀・レンジャー・人間・ノルマン王国)
 ea3674 源真 霧矢(34歳・♂・ナイト・人間・ジャパン)
 ea3869 シェアト・レフロージュ(24歳・♀・バード・エルフ・ノルマン王国)
 ea4167 リュリュ・アルビレオ(16歳・♀・ウィザード・エルフ・ノルマン王国)
 ea5254 マーヤー・プラトー(40歳・♂・ナイト・人間・フランク王国)
 ea6128 五十嵐 ふう(28歳・♀・浪人・人間・ジャパン)
 ea6337 ユリア・ミフィーラル(30歳・♀・バード・人間・ノルマン王国)
 ea9711 アフラム・ワーティー(41歳・♂・ナイト・パラ・ノルマン王国)

●リプレイ本文

 上から、公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵。男爵という位はこれでいけば一番下ということになるが、それでも貴族には違いない。そもそも爵位が高いからといって、必ずしも豊かとは限らないというのが常識である。この点ギルエ男爵家はかなり裕福な部類に入るようだと、マーヤー・プラトー(ea5254)は考えているようだ。
「前男爵殿は相当なやり手だったらしいな」
 騎士であるマーヤーは、貴族の作法や歴史などにも多少の知識がある。
 冒険者たちがプロヴァン領内に入り、ギルドで指定された場所に到着すると、のどかな田園風景の真ん中に陣幕が張られ、騎士団の紋の入った旗が立てられていた。
 手近な騎士を呼び止めてギルドから来た旨を告げ、陣の中に通される。案内してくれる騎士の後をついて歩きながら、五十嵐ふう(ea6128)は感心したように呟いた。
「ちょっと田舎だけど、結構いいとこだよな。なあマーヤー、その男爵様って人、まだ跡継いだばかりなんだろ?」
「そう聞いているが」
「新進気鋭の白馬の王子様ってわけだな!」
 ジャパン出身のはずのふうは、一体どこでそんな言葉を覚えてきたのか。彼女の思い違いを正すべきかマーヤーは一瞬迷ったが、結局放っておくことにした。どうせいずれは分かることなのだ。
「先代が偉大だと、色々と悩みもおありでしょうね」
 シェアト・レフロージュ(ea3869)などはその点が気になっているようで、心配そうな表情で溜息をついている。その言葉にミレーヌ・ルミナール(ea1646)も少し首を傾げて、
「そうですね。上に立つ者は、常にそれにふさわしい姿を求められますから‥‥先代がそれほど立派な方だったのなら、周囲の視線はなおのこと重圧でしょう」
 由緒ある家を飛び出して冒険者となったミレーヌにとっては、話に聞くジェラール男爵の境遇は他人事には思えないらしい。ミレーヌの顔を軽く覗き込んで、シェアトは微笑してみせる。
「それなら、せめて今回の依頼の間だけでも、男爵様の心を軽くしてさしあげましょう。ね?」
 男爵の天幕に通されると、まずふうが興味津々という顔で中を見回した。警護らしき鎧姿のいかつい騎士がふたり、その真ん中に四十代ぐらいの、身なりのいい人間の男性が立っていた。恰幅がよく、額は頭頂近くまで後退しており、はっきり言って印象の薄い地味な顔立ちだった。そのどこにでもいそうなおじさんが、警護役が引いた椅子によいしょと腰かける。
「ああ、パリからわざわざご苦労様。私がジェラール、プロヴァンの領主です」
「‥‥‥‥!!」
 思い描いていた『白馬の王子』像を一撃で打ち砕かれたふうが危うく卒倒しそうになったのを、背後から源真霧矢(ea3674)とマーヤーが二人がかりで慌てて支えたという。

●男爵との道中
 ともあれ騎士団と合流して、オーガの出る葡萄畑へと出発することになった。
 同行するプロヴァンの騎士は十五名前後。彼らの力量のほどは見ただけでは測れないが、問題のオーガたちは群れといっても十体程度、それもゴブリンやコボルドなどの下っ端ばかりという話なので、討伐には充分な人数といえるだろう。
 宮仕えの騎士というと自尊心ばかり高くて冒険者を見下す者も少なくはないのだが、この騎士たちはのんびりした土地柄のおかげか、冒険者たちに対して普通に接してくれているように思えた。むしろ人によっては、彼らに親身になってくれているとさえ感じられる。曰く、
「ジェラール様のお世話なんて、お前達も大変だなあ」
 ということらしい。そしてミレーヌやユリア・ミフィーラル(ea6337)がその場にいると、何故かその後には決まって『気をつけてな』という謎の科白が続く。その意味を問いただそうとしても、騎士たちは皆曖昧に言葉を濁して辞去してしまうのだから、謎は膨らむばかりである。
「あんな風に思わせぶりにされると、余計に気になりますよね」
「一体、何に気をつけろっていうんだろ?」
 ミレーヌの疑問に、鍋の中をかきまぜながらユリアが首を傾げるが、答えが出ようはずもなかった。
「でもまあ、皆親切にしてくれるのはいいことだよ」
 香草の葉を細かく刻みながら、リュリュ・アルビレオ(ea4167)が言う。
「あたしがこーんな口調で喋ってるだけで駄目出しされるかと思ってたんだけど、ちょっと肩透かしかも。これ、どうするの?」
「そこにある分だけやっておいてくれたら、あとはこっちで香草茶にするから」
 ユリアはそう答えると、煮ていた穀物粥の味見をする。
「こっちはこれでよしと。あとは食後のために、何か甘いものでもあると完璧なんだけど‥‥材料がないなあ」
「干し葡萄ならあるけど、それじゃ駄目?」
 リュリュの言葉に、ミレーヌが目を丸くする。
「どうしたんです? そんなもの」
「ここの騎士さんがくれたの。まだ子供なのに偉いなあ、だって。失礼しちゃうよね」
 さも心外そうな表情で口を尖らせるリュリュに、思わずユリアとミレーヌが顔を見合わせていると、外の見回りに出ていたアフラム・ワーティー(ea9711)が戻ってきた。
「いい匂いですね。夕飯ですか?」
「ごめん、これは男爵様のぶん。みんなのは別にあるから‥‥見回り、どうだった?」
「異状なしです。景色がいいので、ついスケッチしてきてしまいました」
「男爵様はどうなさってますか? そろそろお食事をお運びしようと思っていたのですが」
 筆記具を荷物にしまいながら頭をかくアフラムにミレーヌが尋ねると、パラの騎士は一瞬目をしばたたかせ、言いにくそうに少し視線をそらした。
「今そのう‥‥取り込み中なので、その後にしたほうがいいと思いますよ」
「‥‥取り込み中って」
 具体的に言うと、どんな?

「‥‥‥‥」
 もみゅ。
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
 もみゅもみゅもみゅ。
「‥‥‥‥‥‥現実って、残酷だぜ」
「は?」
「いっいやっ、何でもないッスよ」
 人間にしてはかなり立派なジェラールの胴回り、特にお腹のあたりを熱心に揉んでいたふうは、慌てて男爵の体を拭く作業に戻った。一度期待したぶん落胆も大きいもので、こうして裸を目にするとうっかり涙が出そうになる。やっぱどっからどう見ても、その辺のおっさんだぜ‥‥。
「あの、泣いてるんですか」
「ああいやっ、病み上がりの体をおして、オーガ討伐に向かう男爵様の立派な志に感動してるだけッスよっ」
 一通り体を拭き終えて服を着たジェラールの元にユリアの穀物粥が運ばれてくる頃‥‥天幕からよろよろと出てきたふうの姿があった。精神的疲労で地面に突っ伏す彼女の目元に光るものがある。
「白馬の王子様なんてそうそういねえんだっていう、いい勉強になったぜ‥‥」
「何も泣かなくてもいいと思うんだけど‥‥」
 突っ伏してひとり静かに涙するふうを見つけたリュリュが、呆れたように溜息をつく。
「だってよお‥‥せっかく期待してたのに、あんな立派な腹見せられちゃ」
「お腹かあ。うちのパパもあと十五年もすれば、お腹が出てきたりするのかなあ」
 微妙に話がかみ合っていない二人である。

●男爵とのお食事
「もしかして、まだお具合がよろしくないんですか?」
「ああ、いや、そんなことは。とても美味しかった」
 ミレーヌの言葉に、男爵は慌てた様子で笑顔を取り繕った。
「でも、あまり食がお進みにならなかったようですし‥‥」
 香草茶を持ってきたシェアトが心配そうな顔でジェラールを見る。
「ご体調がなんともないのでしたら、他に何か気がかりがおありなのですか? 私たちにできることなら、なんでも‥‥」
「何でも?」
 一瞬きらりとジェラールの目が光った気がして、ミレーヌは言い募ろうとした言葉を切った。
「‥‥ええと、できることとできないことがありますが」
「そうですねえ‥‥少し聞いてもらいましょうか。ご存知かもしれないが、私の父はとても立派な人でね。プロヴァンをここまで豊かにしたのは、ほとんどは父の功績なのです」
 前男爵はそれほど多くはなかった地領税の収入を手堅い投資で増やしながら、その利益で少しずつ土地を開墾し、新たな通商路を確保し、土地のワイン造りに手を貸して名産品にした。神聖ローマのノルマン侵略で一度は国外に亡命したが、その亡命先でも資産を増やし、その金を復興戦争の国王軍の支援に使ったのだそうだ。その功績もあって、一度亡命したにも関わらず、復興後も同じ領地を治めることを許されたのだという。
「領内の誰もが父を尊敬していた。だから私はどうしても、父のようになろうと焦ってしまうんですよ」
 どう言ったものかとミレーヌとシェアトが戸惑って顔を見合わせると、ジェラールが少し笑顔を見せた。
「申し訳ない。このようなことを言っても、あなた方には関係のない話でしたね」
「いえ、そんな。関係がないからこそ、男爵様は私たちに話してくださったんでしょう?」」
 こんな話を領民に聞かせるわけにはいかないはずだとシェアトが暗に言うと、男爵は薄い額をぺちりと叩いた。
「いや、確かにその通りだ」
「そういえば、男爵様。ゲオルグさんという方をご存知ですか?」
「ゲオルグ? フランクの名前ですね。聞き覚えがあるような、ないような」
 どうだったかなあ、とジェラールが首を捻っていると、干し葡萄入りのパンを持ってきたユリアが天幕の中に入ってきた。
「ああ、どうもご苦労さま。いや、これも美味しそうだ」
「お気に召したら、パリの『極食会』をよろしく」
 すましてつけ加えることも、ユリアは忘れない。

「しかしジェラール様にも困ったものだなあ」
「心中お察しする」
「剣も乗馬もお得意でないのだから、我々騎士団にみんなお任せくださればいいものを」
「民を思うのは当然のこととはいえ、少しはご自愛いただかないとな」
 マーヤーがそう言った途端に談笑がぴたりと止まったので、冒険者たちは面食らった。ユリアが作ったシチューの鍋を囲む騎士たちが皆、まるでマーヤーが突拍子のない冗談を言い出したみたいに、一斉に彼の顔を見つめている。一足先にシチューを食べ終えたアフラムが、怪訝そうに首を傾げた。
「あの、何かおかしなことを言ったでしょうか?」
「あー‥‥まあ、ね。ジェラール様は確かに、民思いだよ、うん」
「無茶な税金は取り立てないし」
「下の者にも無闇に威張らないし」
「むしろ腰が低すぎるぐらいだよなあ、ご身分のわりに」
 口々に騎士たちが雑談を再開するが、そこには妙な白々しさが漂っていた。ひきつった顔で話題を逸らそうとする騎士たちを半眼で見渡して、霧矢がずばりとそこに切り込む。
「あんさんら、なんか隠しとらへん?」
 ふたたびぴたりと声が止まった。騎士のひとりが首を振ると、咳払いしてことさらに声をひそめた。
「もしかして、お前達は聞いてないのか?」
「さっきから何やその奥歯に物が挟まったみたいな言い方」
「いや、あまり言いふらすことでもないからな」
「一体なんなんだ」
 自分の一言が何故そんなまずい話題に発展せねばならないのかとマーヤーが眉をしかめる。皿を脇に押しやったアフラムが、どういうことなのかと顔を乗り出した。騎士は言いにくそうにもう一度咳払いをする。
「実はだな‥‥」

●男爵様とゴブリン退治
 葡萄の樹が立ち並ぶ向こうから、剣の打ち合う音、それから騎士たちの怒号や鴇の声が聞こえてくる。
 ミレーヌが哨戒を行い、さらにその情報を元にリュリュがブレスセンサーで敵の位置を特定して、アフラムやマーヤー、霧矢の前衛組が前を守る。大体このような作戦で、冒険者たちは男爵のいる天幕を守っていた。こちらの天幕は元々騎士たちのいる前線よりも後方にあり、こちらにまでやってくるのは彼らの討ちもらしだから、大して数はいない。手が回らないときは、リュリュやシェアトが魔法で援護した。
 『オーガ』と一口に言っても、オーガ族であるゴブリンやコボルトはかなり下っ端だ。騎士たちはもとより、冒険者たちにとっても手間取るような相手ではない。ただ一度、リュリュがトルネードを唱えたときは、
「葡萄の樹が傷むじゃないですかああああ」
 魔法の竜巻に巻き上げられて飛んでいくゴブリンや、あまりの暴風にちぎれて巻き上げられていく葡萄の蔓や葉や添え木を見て、男爵は悲鳴を上げ、驚いた霧矢たちが慌てて戻ってきたらしい。
 兎にも角にも退治が済んだあとにも、まだひと悶着ありまして。

「ジェラール様、本当に来ていただけたのね」
「もちろんです。あなたが困っているのを、私が見捨てるわけはないでしょう」
 すべてが終わったあと駆け寄ってきたのは、三十前後の陽に焼けた健康的な美女だった。農家の女性だろう。男爵は豊満なその女性をひしと抱きしめ、冒険者たちは急な展開についていけず口を開けてそれを眺める。
「あれは‥‥一体?」
「つまり、や。あの別嬪はんが困っとったから、男爵はここのオーガ退治にこだわったわけや」
「男爵様と彼女の間柄はその‥‥皆さんの今見ているままです。彼女は未亡人でいらっしゃるそうで」
 あらかじめ話を聞いていた霧矢とアフラムが、非常に言い辛そうに交互に発言する。その男爵は、今まさに未亡人と実に情熱的な口付けを交わしているところだった。
「別嬪はんの前でええ所見せたかったんやろなあ‥‥多分」
「ちなみに」
 事前の話ですっかり男爵を立派な人物だと思い込んでいたマーヤーも、こめかみを押さえる。
「男爵はちゃんと奥方がいる。折り合いが悪くて別居しているそうだが」
「それはつまり‥‥あの人は」
 なんとなく言うのが憚られ、『愛人』というずばりの言葉を誰もが口ごもる。
「あれで結構、ほだされてしまう女性が多いのだそうで‥‥」
「ユリアはんやミレーヌはんに気ィつけろ言うたんも、そういう意味だったらしいで」
 男爵と未亡人の抱擁はまだ続いている。騎士たちはいつものことと割り切っているようで、そのことにも冒険者たちは呆れてしまう。首を振って深く溜息をついたふうの科白に、このときばかりは皆同感だったそうだ。
「やっぱり立派な志の男なんて、そうそういるもんじゃねえぜ‥‥」