【黙示録・紅の章】夢であるように。

■ショートシナリオ


担当:鳴神焔

対応レベル:1〜5lv

難易度:普通

成功報酬:0 G 81 C

参加人数:3人

サポート参加人数:2人

冒険期間:04月15日〜04月18日

リプレイ公開日:2009年04月21日

●オープニング

 春の香りが漂うキエフの街。
 街の中に徐々に溢れる陽気と人々の柔らかな笑顔が、まだ溶けぬ氷を溶かしてくれるような、そんな日。
 いくら街の雰囲気が柔らかくなろうと冒険者ギルドには悩める依頼者が後を絶たない―――はずだった。
「はぁ〜‥‥」
 冒険者ギルド内にある窓際のテーブルで、頬杖をつきながら溜息を吐く少女が一人。溜息といっても重苦しいものではなく、どちらかといえばソワソワしているというのが適切だろうか。雰囲気とは裏腹にその顔には喜びが滲み出ていた。空のような淡い水色の髪を赤いリボンで括ってポニーテールにした少女は、十三・四歳だろうか、幼さを残しつつも少し大人びた雰囲気を醸し出す可愛らしい少女である。
 そんな少女の様子を苦笑交じりで眺めていた受付嬢。
「ちょっとサフィニアちゃん‥‥?」
「‥‥はうー」
 堪らず声をかけた受付嬢だったが、そんな声など聞こえていないのか何やら頭をぶんぶん振りながら一人頭を抱えている少女―――サフィニア。
「サフィニアちゃんってば!」
「ふえっ‥‥あ、はいっ!?」
 語気を強めた受付嬢の声に驚いたサフィニアは慌ててそちらに顔を向ける。
「どーでもいいけど、ギルドは喫茶店じゃないのよ? 勝手に待ち合わせ場所にして‥‥」
 呆れ顔で言う受付嬢にサフィニアは赤くなった頬を少し膨らませた。
「だって‥‥緑林の舎内じゃ会えないんだもん」

 このサフィニアという少女、とある事件をきっかけに冒険者ギルドと関わりを持ち、その後その素質の高さからキエフの数ある兵団のうちの一つ、緑林兵団にスカウトされ現在に至る。勿論普段は兵団で訓練を行ったり、時にはギルドに寄せられるような仕事をこなしてはいるのだが、今はどうやら空き時間で、同じ兵団の誰かと待ち合わせをしているらしい。
「全く‥‥しょうがないわねぇ」
 受付嬢はそう言って溜息をついた。
 サフィニアは何かがあるとすぐこの受付嬢の所に話をしにやってきた。そのためまるで姉妹のように仲が良く、またお互いをある程度理解している。当然最初に彼女がついていた溜息の原因も知っているわけだが。
 ―――カランカラン
 扉が開く際に鳴る鈴の音がギルド内に木霊し、一人の少年が飛び込むように雪崩れ込んできた。
「はぁ‥‥はぁ‥‥ご、ごめん! 待った‥‥?」
 余程全力で走ってきたのだろう、息遣いは荒く銀色に輝く髪はボサボサになっていた。少年は両手を膝につき上半身を床と平行にしながら、謝罪の言葉を述べつつサフィニアの方に顔を向けた。
「ううん! 全然、私も今来たところ!」
 首と両手を不必要にぶんぶんと振りながらサフィニアは真っ赤な顔で答える。
「よかった‥‥思ったより用事が長引いちゃって」
「そんな‥‥私のほうこそ余り時間作れなくて」
 申し訳なさそうに言う少年と俯き加減でもじもじ答えるサフィニア。
 初々しいってこのとこね、なんて思いながらも微笑ましい気持ちで二人を見ていた受付嬢、ふと手元の資料が目に入った。しばらく悩むような仕草を見せた受付嬢は思い出したように顔をあげる。
「ちょっとお二人さん、お時間あるかしら」
 不思議そうな顔で受付嬢のほうを見る少年と完全に敵意剥き出しで睨んでくるサフィニア。苦笑しながら受付嬢は一枚の書類を二人の前に差し出した。
「‥‥これは?」
 覗きこむ二人の目に飛び込んできたのは『狩猟警護』の文字。
 どうやらとある貴族の家族がキエフ近くの森で狩をするため、その護衛をして欲しいということらしい。
「護衛‥‥ねぇ」
「一応正式な依頼だけど、依頼人の貴族はそんなに堅苦しい人たちじゃないから。それに冒険者の同行もあるから二人の時間は作れるわよ」
 眉間に皺を寄せて言うサフィニアに小さく耳打ちする受付嬢。その言葉に耳をピクリと動かしたサフィニアはチラリと少年の顔を覗き見る。少年は何かを深く考え込んでいるようだったが、サフィニアの視線に気付いたのかにこりと微笑んだ。
「僕は受けてもいいよ」
「え‥‥いいの? 私はギルドのお手伝いはお願いすればさせてもらえるけれど‥‥」
 OKが出るとは思っていなかったのだろう、サフィニアは驚いた表情を浮かべた。
「大丈夫。隊長には何とか言っておくから」
「ふにゃ‥‥」
 そう言ってそっとサフィニアの頭を撫でる少年。当然のことながら顔を真っ赤にして意味不明な声を上げるサフィニア。そしてやっぱり苦笑する受付嬢は、渡した書類を自分の手元に引き戻す。
「それじゃ受理しとくわね。あ、他の冒険者にはこちらから声かけとくから、仲良くやるのよ?」


●冒険者諸君へ
 新たな冒険の依頼です。
 とある貴族の家族がキエフ近辺の暗黒の森に狩に出かけます。勿論嗜みとしての狩猟ですが、場所が場所だけに何が起こるかわかりません。そこで皆様に護衛をお願いしたいのです。
 今回は特別に緑林兵団の方に案内役として同行していただきます。余り気にしなくてもいいですが争いは避けてください。

 追伸
 独り身は寂しくなると思います。たぶん。

●今回の参加者

 ea9114 フィニィ・フォルテン(23歳・♀・バード・ハーフエルフ・ノルマン王国)
 ea9527 雨宮 零(27歳・♂・浪人・人間・ジャパン)
 eb0882 シオン・アークライト(23歳・♀・ナイト・ハーフエルフ・ロシア王国)

●サポート参加者

ゴールド・ストーム(ea3785)/ ヴィクトリア・トルスタヤ(eb8588

●リプレイ本文

●狩開始。
 キエフから馬車で揺られること約一日。鬱そうと生い茂る木々の中に小さな広場らしき場所がある。
 古くより貴族たちの間で狩の名所として親しまれている場所なのだが、ここ最近魔物やら蛮族やらの動きが活発化しているため余り使われることがなかった。今回は緑林兵団の助けもあり、久しぶりに使われることとなった。
「今日は宜しくお願いしますね」
 にこやかな顔の青年が冒険者たちに向かって話しかける。青年、とは言ってもまだ十五そこらなのだろう、顔には幼さが残っていた。この声に反応したのが雨宮零(ea9527)。同じく柔和な顔立ちの青年である。
「こちらこそ宜しくお願いします。えっと‥‥」
「タロスです。以後お見知りおきを」
 名前がわからずに戸惑っていたのを察した青年―――タロスは零のほうへと手を差し出した。
「雨宮零です。宜しくお願いします」
 零は差し出された手を握り微笑む。
 一方その頃女性陣もお互いに自己紹介を行っていた。
「あ、サフィニアと申します! 宜しくお願いします」
 ぺこりと頭を下げたサフィニアは何度か冒険者と行動を共にしたことのある少女である。が、どうやら人見知りの類であるらしく、傍から見てわかるほど緊張していた。その様子を見てふっと笑みをこぼしたのはシオン・アークライト(eb0882)。
「私はシオン・アークライト。シオンでいいわ」
 戦闘時のシオンとはまるで別人の柔らかな笑みを浮かべ、シオンは右手を差し出した。サフィニアは一瞬驚いたような表情を見せたものの、慌てて自分の右手を上着で拭くとシオンの右手を握り返す。それを見たフィニィ・フォルテン(ea9114)も同じようにサフィニアに右手を差し伸べた。
「では私も‥‥フィニィ・フォルテンです。フィニィと呼んでください」
「は、はいっ! 宜しくお願いします!」
 そうこうしているうちに今回の狩のベースである例の広場へと到着した。勿論狩はここから森の中に入って行うわけだが、貴族の夫人とその娘に関してはこのベースで狩が終わるまで待機となる。
「私たち冒険者組はこのベース周りを警護するとします」
 零の言葉にシオンとフィニィはコクリと頷く。それを見たタロスはサフィニアのほうに顔を向ける。
「じゃあ僕たちは旦那さんと息子さんの護衛をしましょうか」
「は、はいっ!」
 真っ赤な顔をして応えるサフィニア。そのあまりの初々しさに冒険者たちの表情も自然と綻ぶ。
 そして、狩は開始された。

●寄り添う者たち。
 全員が固まって夫人の警護をしていても仕方が無いということで、フィニィが夫人たちの傍で、そして零とシオンが周辺の警戒を行うことにした。とはいえ、狩に出ている二人の護衛を緑林兵団のコンビがしているため、実際には周囲の気配を探る程度でしかない。つまり気配にさえ気を付けていれば―――ただのデートである。
「ふふっ‥‥こうしてゆっくりするのも、本当に久しぶりね」
 零に凭れ掛かり、腕を絡ませながらシオンはそっと目を瞑る。
 森の中にはいくつか切り株のようなものがあり、狩に疲れた人が一時腰を降ろせるようになっている。そこは森特有の冷たい風が吹き抜け、木々の隙間からこぼれる日の光が心地いい具合に降り注ぐ絶好のロケーションと言える場所である。
「そうだね。ここの所ずっと張り詰めていたから」
 そう言いながら零はシオンの頭をそっと撫でた。シオンは一瞬くすぐったそうな表情を浮かべたが、すぐにそのまま零に身を任せる。と、零はごそごそと懐から何かを取り出した。
「‥‥? どうしたの?」
 不思議そうな顔で見つめるシオンに、零は一本の横笛をゆっくりと取り出した。
「シオンのためだけの一曲、聴いてもらえるかな。落ち着ける音を‥‥」
「‥‥えぇ♪」
 恐らく冒険者としてのシオンしか知らない者は想像することすら難しいであろう、そんなここ一番の笑顔でシオンは頷いた。
 まだ雪の残る肌寒いこの暗黒の森に、零の吹く笛の音色が静かに染み渡っていく。それはまるで春を告げる精霊が舞っているかのような軽快で優しく、そして澄んだ音色。
 目を瞑ったまま零の演奏を聴いていたシオンだったが、その演奏が終わるとすぐさま零の首に腕を絡ませる。
「シオ‥‥んっ」
 しゃべりかけた零の唇を強引に唇で塞ぐシオン。
 驚いて目を見開いた零だったが、すぐにシオンを強く抱き締めて更に深く唇を重ねる。
「んっ‥‥‥‥はふ‥‥零‥‥」
 とろけるような表情を浮かべたシオンはその潤んだ瞳で零を見上げて再びキスをする。
「ん‥‥シオン、ずっと君だけを見てるよ‥‥」
 応える零もそんなシオンが愛おしくて堪らないといった表情である。
 何度も何度も、その変わらぬ愛を確かめるかのように二人の熱い抱擁はしばらくの間続いていた。

●襲来。
 その頃フィニィは狩に参加していない夫人と娘の二人に自分の張る結界の説明を行っていた。
 勿論実際にやって見せるのが早いのだが、ムーンフィールドは一度張り巡らせると効果時間中は範囲外に移動が出来ない。そのため口頭で結界を張ることを説明しているのだ。
「実際に危険があれば結界を張りますので、私の周りに集まるようにしてください」
「すみません、主人のためにこんなところまで‥‥」
「いえいえ、お気になさらずに」
 申し訳なさそうに謝る貴族夫人にフィニィは少し驚きを隠せなかった。
 貴族といえばどちらかといえば傲慢で融通の利かない人物を想定することが多く、事実そんな貴族がまだまだ多いのだが、この貴族一家はどうやら随分と人がいいようだ。予めゴールド・ストームとヴィクトリア・トルスタヤにお願いしてこの貴族一家の身辺調査をしてもらっていたのだが、驚くほど悪い噂は聞かず寧ろ好感の持てる人物であることがよく伺えた。
「それにしてもこの時期に狩なんて‥‥少し危なくはないですか?」
 この所デビルたちの動きが活発化しており、特にこの暗黒の森は何が起きているのかすらわからない非常に危険な場所だ。昔からの狩場であるとはいえ、今はできれば避けるべきなのだが。
「えぇ‥‥今回は主人がどうしても、と言い出しまして。最近主人の様子がおかしかったものですから、何か悩みでもあるんじゃないかと思って好きになさってくださいと言ったんです」
「おかしい‥‥というと?」
 フィニィの問いかけに一瞬迷う素振りを見せた夫人だったが、どうやら本当に困っているようでやがてゆっくりと話し始めた。
「実は‥‥ついこの間のことなのですが、主人が二日程家を留守にしたことがあったのです。そのときは仕事の都合で遠出をしているものだと思っていたのですが‥‥主人は家を開けた記憶がないと言うんです。それからの主人はまるで人が変わったように家に閉じこもるようになりまして‥‥家族一同心配していたところなんです」
 話を聞いたフィニィはふとギルドに出ていたとある依頼を思い出していた。似たような症状の人間がいたような気がする、そんな錯覚のような感覚を覚えて記憶を手繰り寄せるが、靄がかかったようにうまく思い出せない。
 考えても出てこないと悟ったフィニィは、とりあえず不安がる夫人を落ち着けようとにっこりと微笑みかけた。
「大丈夫ですよ。きっとストレスが溜まっていたのだと思いますわ。こうして狩で発散すれば‥‥」
 言葉の途中でフィニィの表情が険しくなり、森の奥のほうをキッと睨みつける。
 夫人は不思議そうにフィニィの顔を一度見て、同じように森のほうに目を向ける。
「‥‥誰ですか? 隠れていないで出てきたらどうです」
 フィニィは木々の向こうにそう言葉を投げると、同時に零とシオン、そして緑林兵団組にテレパシーを送る。
 ほんの少しの間風の音だけがフィニィと夫人たちを包み込んでいたが、やがて森の中から一人の男が姿を見せる。暗い赤のローブに身を包んだ男は、隙間から見える口元をにやりと歪める。
「ひひひ‥‥他の奴等との合流前にちょっと寄り道してみれば冒険者がいるではないか。これはあの方へのいい土産になる‥‥それに奴に差をつけれるというものだ‥‥ひひっ」
 ブツブツと独り言を吐き出しながら男はゆっくりと近付いてくる。
「‥‥他の方が来るまでは迂闊に動かないほうが得策ですね」
 フィニィは眼前の敵を倒すことより時間を稼ぐことを選択、すぐさまそのための詠唱に入る。
 同時に男の身体も黒い禍々しい光に包まれていく。
「ひひっ‥‥せっかく貰った力だ‥‥有効に使わせてもらおう」
 ゆっくりと右手をフィニィのほうへとかざす男。
 その動きを警戒しながら夫人を守るように立ち塞がるフィニィ。
 張り詰める空気―――今にも爆発しそうな緊張感の中、男の後ろ側から飛び出す一つの影。
「させないっ!」
 叫びながら黒い光を放つのはサフィニア。フィニィのテレパシーを受け取ってすぐさま戻ってきたのだ。彼女の放った光は男の頭部へと一直線に飛んで行き、その直前で四散した。
「ひひっ‥‥危ない危ない」
「ならばこれはどうですかっ!?」
 歪な笑みを浮かべる男の死角からさらに飛び出す二つの人影―――零とシオンである。二人はそれぞれ交互に刀を滑らせ男に斬りかかるが、寸での所で避けられてしまう。サフィニアと冒険者二人はそのままフィニィの横に並ぶと、夫人たちのいる結界を護るようにして男と対峙する。
「ひひ‥‥これは分が悪いな‥‥ここは退散させてもらうとしよう‥‥」
 さすがに数では勝てないと踏んだ男が逃走を図ろうと森の奥へと後ずさりを始める。
 多少距離がある上に森に入られてしまえば捕縛することも難しくなる。が、深追いも危険が伴うため冒険者たちも動けない。
 まさに男が森の奥へと姿を消そうとした、そのとき―――

 ビクン

 男の身体が一瞬悶え、表情がぐにゃりと歪んでガクガクと震えだす。
 しばらくその行為を繰り返した後、男の身体から白い、まるで絵に描いた魂のような球体がふわりと飛び出した。
 呆然と様子を見守る冒険者一行の前をふわふわと舞う球体は、苦悶の表情を浮かべながら苦しむ男の後方へと静かに飛来していった。
 それから数瞬後、男は白目を向いてばたりとその場に倒れ伏す。
「‥‥一体何が‥‥?」
 呟くように吐き出すシオンの問いかけに答えるものは誰もいない。
 その代わりにチンと音を鳴らして刀を鞘に納めた零は、夫人たちのほうに振り返ってにこりと微笑んだ。
「とりあえずの危険は去ったようです。大丈夫ですか?」
「え‥‥あ、はい」
 応える夫人は、既に理解の範疇を超えてしまっているようだ。
「とにかく‥‥あの方が誰なのか調べる必要がありそうですね」
「‥‥!? 待って!!」
 言いながら倒れた男に近づこうとするフィニィを、何かを感じ取ったシオンが慌てて止める。
 次の瞬間、男の身体が黒い焔に包まれる。
 悲鳴を上げる間もなく男の身体は黒い炭と化してしまった。
「何事だっ!」
 騒ぎを聞きつけて来たのだろうか、狩に出ていた主人と息子、そしてタロスが一同の前に姿を現した。
 開口一番声を荒げた主人は、目の前の人型に残る黒い炭を見下ろしてチラリと横に目を向ける。
「ふん‥‥何があったか知らんが、興が醒めた。帰るぞ」
 吐き捨てるように言い放つ主人。よくわからないがおろおろしながらもついていく夫人。
「‥‥何だか取り残されちゃった」
 そう言ってサフィニアはタロスのほうをちらりと見る。
 いつもの優しい表情で佇んでいたタロスは、何かを握りつぶすような仕草をした後、その掌をじっくりと眺めていた。
「タロス‥‥くん?」
「ん?」
 優しく微笑みながら応えるタロスはいつものタロス。
 サフィニアはそんなタロスにぎこちなく笑みを返す。
 しかしサフィニアの目に一瞬映ったタロスの姿。黒い禍々しい光が浸食するように包み込んでいた。
(アレは‥‥魔法の光‥‥?)
 嫌な予感がサフィニアの胸をよぎる。
 決して思い過ごしではないという確信めいた感情。
 それはこの後サフィニアの心を着実に蝕んでいくことになる―――

〜Fin〜