【小さな魔法使い】加勢する者
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■ショートシナリオ&プロモート
担当:西尾厚哉
対応レベル:11〜lv
難易度:難しい
成功報酬:10 G 85 C
参加人数:3人
サポート参加人数:-人
冒険期間:11月12日〜11月17日
リプレイ公開日:2008年11月18日
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●オープニング
「サク、泣くな‥」
年老いたエルフのウィザードは、しゃくりあげる子供の頬に手を当てた。その指に新しい涙が伝わり落ちる。
「兄はきちんと自分の役目を果たしたのだよ。今度はおまえの番だ」
「ククは、死んじゃうことが役目なの? どうして? おかしいよ。じゃあお母さんは?」
返答に困る老人の背後から、ひとりの男が近づいてきた。エルフにしては背が高く、眼光鋭く体つきもがっしりしている。彼は言った。
「神は我々に試練を与え、その試練を耐え抜いた者こそ重要な使命を担うと考えるのだよ」
低い声だ。サクは彼今まで見たことのない彼の青い上着に施された刺しゅうを見たあと、涙に濡れた目をその顔に向けた。しかし暗くてよく見えない。
「サク、そなたには使命がある。この長い戦い、そなたがエルフの民に光明をもたらす役目を担うのかもしれぬ」
サクは大きな影から伸びた細長い指が自分の頭に乗せられるのを感じた。
「森が荒らされなければ我らは静かに生きていけたではないか。あやつらがいなければ兄も母も今ここに一緒にいるかもしれぬ。そう思わぬか?」
お兄ちゃん、お母さん‥。
サクの目から再び涙がこぼれ落ちる。
ぼくがここに来るために死んじゃったの? ぼくには大事な役目があるから?
「さあ、サクよ。そなたのやらなければならにことは何だ?」
誘うような声にサクは答える。
「森を荒らす人たちを退治すること‥」
「そうだな。しかしおまえはまだ小さい。どうすればいい?」
「‥魔法を教えてくれる?」
「おお、もちろんだ」
男はサクに顔を寄せると耳元で囁いた。
「心配せずとも良い。選ばれし者であるそなたには皆が喜んで加勢しようぞ」
サクが部屋を出たあと、エルフのウィザードは男に向き直った。
「サクはやっとこれから修行をする身ですぞ?」
「案ずるな」
男は答える。
「弟子の心配はさらに無用であろう。子供は他にもいるであろうし、そなたにもまだ時間がある」
ウィザードは口を開きかけたが、何も言うことができなかった。
「うっ!」
隣で小さな声が聞こえたあと、顔にかかった血に一瞬ぎょっとしながらも、アルトスは最後のウィンドスラッシュを放つ。自分が使える魔法はこれだけだし、もう魔力も尽きた。手ごたえのない風の刃を見届けることもなく剣を構える。これが威力を発揮するのはせいぜい武装したエルフのみ。今日こそ自分はこの森の中で果てる運命なのかもしれない。
この戦いはいったいどのくらい続いているのだろう。
いったいどれほどの血が流されただろう。
抵抗を続けるエルフの集落はさほどの規模ではなかったはずだ。だのに敵の数は全く減らない。そして異様に多く魔法を使う者がいる。
こちらは今は緑林兵団のほかに騎士団が一個大隊。優勢になったかと思えば劣勢になり、劣勢になったかと思えば優勢になる。そんな戦いをずっと何年も繰り返している。
俺たちは誰かの手のひらの中で単に踊らされているだけじゃないだろうか。
ふとそんな気持ちになることがあった。
「見つけた!」
アルトスは小さく叫び、身を躍らせると茂みの中に剣を振り下ろす。それがすんでのところでぴたりと止まった。
子供‥?
彼は自分を見上げるエルフの少年の顔を見て呆然とした。こんな小さな子供まで戦闘に?
彼の耳に自分と同じ尖った小さな形を見て混乱する。
ハーフエルフとエルフ。なぜ戦わねばならないか。なぜ。
少年がゆっくりと立ち上がり、自分を悲しげに見つめるのを彼は見た。その手があがったとき、彼の胸にある石のついたペンダントに薄れかかっていた記憶が蘇る。
遠い遠い昔、森の中で助けられた。エルフの女性に。
彼女が同じペンダントをつけていた。石に特徴のある模様が刻まれていたのでよく覚えている。
『私たちは元はひとつだったのですね‥。でも貴方は外に。私はここに』
彼女は怪我を手当てしてくれながらそう呟いていた。
穏やかな物腰に惹かれて口づけしようとすると、私には夫がいますから、とそっと止められた。
彼女の名前はなんといっただろう。そう、そうだ‥
「ライサ‥?」
少年の顔がこわばり、印を結びかけた手が止まる。
「‥どうしてお母さんの名前を知っているの?」
どうして? それはこちらが聞きたい。なぜ君が彼女のペンダントを?
アルトスは目を見開いたまま少年を見つめる。
「お母さんは死んだよ。あなたたちが戦争をするから死んだんじゃないの?」
死んだ? 彼女の村はここじゃないはずだ。
問い返す間もなく別の気配を感じ、アルトスは慌てて身を翻してその場から離れた。
少年の背後にそっと黒い影が近づく。
「惜しいことをした‥。ちゃんと息の根を止めなければ‥」
「あの人はお母さんを知っていたよ」
サクは影を振り向いて言った。
「ふうむ? もしかしたらあいつがきみのお母さんの敵だったのかもしれないねぇ」
「あの人、悪い人に見えなかったよ。ぼくと同じ耳がある。ほかにも同じような人はたくさん見たよ」
「騙されてはいけない。外の人間は敵だ。君たちの生活を壊そうという目的でしか動いてはいないのだから」
サクは口を引き結んでアルトスの消えた方を見つめた。
――領主より冒険者ギルドに依頼が出された。
ここ数年、暗黒の国のエルフの抵抗はさらに激しく、兵団、騎士団ともに疲弊が大きい。
体勢立て直しの意味も含め、力を貸していただきたい、という主旨である。
相手の数は底知れぬ部分があり、どうも一概にエルフのみと思えぬ部分もある。
魔法を使う者も多く、エルフにはさほどの数のウィザードはいないはずであるので理由が解せない。
最近は少年兵も参加しているようで、子供と思って油断するとやられてしまう。
しかし、本当に子供なのかどうかも激化する戦地でどうにも情報が曖昧になっている。
現在前線に残っている緑林兵団、一個大隊と合流し、敵の状況情報を掴んできてもらいたい‥。
ギルドに依頼が出されたことを知ったアルトスは、兵団長の元を訪れた。
「分不相応とは思いますが申し上げます」
彼は敬礼をして言った。
「兵団長殿、あの子は本来あの集落の子供ではありません。何らかの事情で戦力として借り出されていると思われます。我らが敵であると洗脳をされている可能性もあります。自分は彼に出会い、そう感じました。彼の命は助けていただきたい」
兵団長はアルトスの顔をしばらく無言で見つめたあと口を開いた。
「残念だがアルトス、ギルドへの依頼は、かの少年が敵にとっての有力な戦力であれば、子供であっても容赦なし、という条件もついている。その上で我が兵団がその子だけは助けろとは‥言えない」
アルトスはそれを聞いて唇を噛んで俯いた。
●リプレイ本文
「戦いは長ければ長いほど、倒れた人間の恨みが積み重なるものだ。どのくらいの犠牲が二つの勢力に出ているんだろうな‥」
双海一刃(ea3947)の呟きに対する答えは戦地で総指揮を担うステヴァンから冒険者達に知らされることとなる。
続く戦闘は50年にも及び、死者は数万人、劣勢と優勢を繰り返し未だ進展は見られず。味方は今や大隊とは名ばかり、総勢300名にも満たないという。
敵に近づくには右翼を回り後方からとなる。左翼は泥地でインセクトが多い。逆に言えば、敵も右翼を警戒している。また、戦地は谷を挟み、この時期は夜間に南の山から吹き降ろす風と谷から吹き上げる風がことのほか厳しい。
「50年も終結しないとは‥」
セラフィマ・レオーノフ(eb2554)の声に、彼は然りと頷く。
「お知らせの通り敵には魔法を使う者が多い。それが解せないのです。森のエルフには本来魔法使いは多くはいないはず」
敵の魔法はこちらの戦力の虚を突くことが多く、手の内を知られているのではと思えるふしもあるという。
「少年兵というのは?」
デュラン・ハイアット(ea0042)が尋ねる。ステヴァンが口を開こうとした時、彼らがいたテントに入って来た者がいた。ステヴァンの傍に控えていた男が咎める。
「何用だ、アルトス」
アルトスはぎょっとして敬礼をする。ステヴァンは彼を手招きした。
「少年兵に会っているのは彼です。アルトス、少年の報告を」
ステヴァンに促され、アルトスは話し始める。顔立ちは少女のようにあどけなく大きな赤い瞳、年はまだ6、7歳のエルフ。胸に青い石のペンダントをつけている‥。
「少年兵を見たというのは彼以外にいないのか?」
デュランはステヴァンに視線を移す。
「彼のように直接対峙できた者はいません」
「つまり‥見た時には死の危険。なぜ、彼は助かったのだ?」
双海の言葉にアルトスが掠れた声を出した。
「あの子を‥助けてください」
森は冷たい空気に包まれていた。
アルトスは3人を途中まで送り、自分の持つ分隊と共に待機している。
「8年前、重傷を負った自分を助けてくれたのが、あの子の母親です」
彼はそう訴え、
「あの子が使う魔法は不明ですが、彼の背後より強い敵が来る可能性が高い。黒魔法を使う者もいます」
と付け加えた。デュランがそれを聞いて石の中の蝶を指に嵌めた。黒魔法を使うならデビルの可能性もある。
双海が藤丸と共に二人を先導する。谷が近くなり、左手からさらに冷たい風が吹いてきた。藤丸が小さな唸り声を発したのを見て、デュランがブレスセンサーを使う。
「右手から10人だ。まだ遠いが、こっちに気づいている可能性はあるな」
やがて近づく敵の気配を感じた。双海とセラフィマは刀を抜きつつ素早くデュランの射程外に身を移動させる。デュランはストームを発動する。弾き飛ばされた黒い影を確認し、3人は足を速めた。
日が傾き始める。あれ以来追手はないが、戦闘地に近づいているのは確かだ。
「暗くなる前にもう少し近づいてテレスコープのスクロールを使いたい」
デュランが言った。さらに進み、彼はスクロールを広げた。双海とセラフィマは少し離れて周囲に注意を巡らせる。
「さっきの敵は様子見だったようですね。ぷっつりと追手が途絶えました」
セラフィマの言葉に双海は頷き、デュランに目を向ける。
「彼もそう察したのだろう。早く探るに越したことはない」
デュランは数分して二人の傍に戻ってきた。
「木で遮られた部分もあるが、武装したエルフ兵が50ほど。他に30ほどがおそらく魔法使いだ。布を被って顔は見えないが、エルフよりは体格がいい。少年兵の姿はない。2キロほど北にも陣営がある。そちらにも同じように50人強。テント内までは分からないが。他所の位置は夜になってからリトルフライで。とりあえず移動しよう」
二人は頷いた。
日が暮れると一気に吐く息も凍る夜になった。夜は風が厳しいとステヴァンは言っていたが、森の中だからこそ木に風が遮られてまだまし、という程度だ。こちらが寒さで震えるということは敵も同じ。よほどの体力がない限り戦闘は休止となる。
デュランは激しく風に揺れる木々を見上げ口を引き結ぶ。空の体感温度は地上の比ではない。携帯しているシルバーコートを着れば寒さにはある程度堪えるだろうが、不安定なリトルフライでこの風に対処できるものだろうか。
デュランの視線を追って上を見上げたセラフィマが口を開く。
「この風は森に慣れているはずの兵士でも疲弊の原因の一部であるはず。私はデュランさんに魔力と体力の温存をお願いしたいところです」
結局デュランは夜が明けてから更に進みテレスコープを使う方法を選択した。せめて一望できるような高い場所があればいいのだが。
吹きすさぶ風の音を聞きながら、三人は明るくなるまで簡易テントで交互に風を避けることになった。
「来た‥」
夜が明ける気配に早々にテントを畳み終えたセラフィマが周囲に視線を走らせる。さっきまでの身を切るような風がぴたりとやんだ。藤丸が唸る。
「ウィンドレス‥」
険しい表情で呟くデュラン。ストームが使えない。やはり最初の奴らは偵察。しかし相手も使える魔法が限られてくるはずだ。では、いったい何を。
直後、双海が刀で足元を薙ぎ払い、上にあった木の枝に飛びつく。足元の草がデュランとセラフィマに絡みつく。執拗に足を取る草を払いながら、デュランとセラフィマは木々の間からゆっくりと近づく少年の姿を見た。尖った耳、少女のようにあどけなく大きな赤い瞳、そして青い石のペンダント‥。
セラフィマが曲刀を構える。デュランはオーラエリベイションを発動し、草から脱出した。使える魔法はアイスコフィンとライトニングサンダーボルト。どうする。目まぐるしく考えているうちに少年はデュランの前に立ち、ゆっくりと顔をあげた。潤んだ大きな目だ。そして彼は思いもしない行動に出た。デュランの手をそっと掴んだのだ。そして悲しげに呟く。
「‥ごめんね‥」
その手に目をやって、デュランは指に嵌めた石の中の蝶が激しく羽ばたいているのを見た。
――まずい!
そう思いつつ、片方の手をあげようとした少年の手を反対の手で掴んだ。途端に冷たい痛みが全身を走る。クーリングだ。セラフィマが草から足を引き抜こうと歯を食いしばる。少年は彼女に歩を向けた。
「くそっ‥高速詠唱が‥使える‥」
爛れた手で激しく羽ばたく石の中の蝶。双海‥! デュランは顔をあげ叫ぶ。
「双海‥デビル!」
その時には双海は木の上から少年の背後数メートルに着地をしていた。デュランの言葉にはっとして振り向く。布を被った大きな影が立った。自分の体から血が飛び散るのを感じ、ディストロイを使われたと悟ったのは地面に手をついた時だった。
デュランは痛む手をあげ、小さな唸り声を発しながらライトニングサンダーボルトを放つ。双海の頭上で咆哮が響いた。
「何もしないで‥! お願い!」
少年が振り向き叫ぶ。誰に向かっての言葉なのか‥。
双海は歯を食いしばると少年に突進し、その腹に一撃を加えた。セラフィマが倒れる少年を受け止める。
風が吹き、足の枷が外れる。デュランは迫り来る人影に向かって叫ぶ。
「どけ!」
ウインドレスの効果範囲を外れたことを確かめ、ストーム発動。その直後、背後から冷たい衝撃を感じた。アイスブリザードだ。双海は避けたが、セラフィマは少年を庇って直撃を受けた。囲まれたのか‥?
再びアイスブリザードが来る。デュランがストームを放った。吹雪は跳ね返されたが、魔力はこれで尽きた。
「デュラン! 春花を‥使う!」
双海が叫ぶ。デュランが双海より風上に移動した時、少年が目を覚ました。彼は白くなったセラフィマの唇を見て呻き声をあげ、手をあげる双海を見て目を見開いた。
「やめて‥もう血を流さないで‥」
向き直った双海が少年の腕を掴む。
「立て」
少年はその手についた血を見て唇を震わせる。
「血を流さないために、あなたにできることがあるんです」
セラフィムの言葉に少年は目を丸くする。
「できること? 僕は外から来る人を‥」
デュランは草の上で苦しそうに身をよじっている黒い影に近づく。双海にディストロイを放った奴だ。被っていた布を剥ぎ取ると、ねじくれて弧を描く山羊の角のついた頭が現れた。こんな姿の奴はデビルしかない。少年が息を呑む。
瀕死の傷を負いながらも威嚇しようと頭を持ち上げる相手の角をデュランはぐいと踏みつけ見下ろす。
「おまえは、誰だ」
答えない。
「何の目的でエルフに加勢する」
その途端、死に物狂いで持ち上げられた相手の腕からデュランは逃れた。ぐわりと目を剥き起き上がろうとするのを双海がダブルアタックで攻撃する。デビルの体は空中に飛散した。
「すまない‥。奴の魔法でここで全滅するわけにはいかぬゆえ‥」
双海の言葉にデュランは頷き、少年に目を向けた。
「名は何という?」
「サク‥」
「サク、さっきのプラントコントロールは君だな。血を見たくないなら追ってくる奴らをそれで足止めしろ」
デュランは背後を顎でしゃくったあと、身を屈めてサクの顔を覗きこむ。
「それとも、私たちが八つ裂きにされるのを見たいか?」
サクは激しくかぶりを振った。
「いい子だ」
デュランは立ち上がった。
双海の春花の術とサクのプラントコントロールを繰り返し、ようやく追手から逃れた。しかし、デュランは妙なことに気づいていた。サクの魔法の射程範囲が途中でぐっと狭くなったのだ。それを問うと、サクは小刻みに震えながら答えた。
「僕の魔法がよく利くのは一日だけ‥。背の高いおじさんがそうしてくれる」
「おじさんって?」
セラフィマの問いにサクは首を振った。
「知らない。怖い人。でもさっきの奴みたいに角はないよ‥」
「名前を知らないの?」
「うん‥でも、おじさんは時々『ブラートからの報告を聞く』と言ってた。お姉さんたちのこともそれで知った」
ブラート‥誰だ? 3人は顔を見合わせた。アルトスの声を聞いたのはその数分後だった。
味方陣営に戻った3人をステヴァンが出迎える。
日の出直後、ステヴァンは前線にいるはずの敵の姿が減っている報告を受け、彼らが偵察側に移動したのだと悟り思い切って味方を分岐させ、急遽攻撃に向かわせていた。うまく逃げ切ったと思ったのは、半分はそのおかげだったわけだ。足らなければアルトスも動き出す予定だった。敵も分岐をしていたのだから、挟み撃ちにされる可能性を考え撤退したのだろう。そうでなければ敵の数や一度は囲まれたことを考えると脱出は難しかったかもしれない。
「ブラート、彼らに暖をとっていただけるよう準備しろ」
ステヴァンの言葉に傍にいた男が頷く。
「ブラート‥?」
サクが呟く。
「こいつ‥!」
デュランが叫ぶのと、双海とセラフィマの刀が男の首元に突きつけられるのが同時だった。
「何をなさるのだ?」
ステヴァンの言葉にデュランが答えた。
「理由は彼に直接聞くのがいいだろう」
蛮族エルフに加勢する者の正体は分からなかったが、魔法使いにはエルフではない者がいるということ、また、デビルが加担していること、内通者の存在が明確になったことは大きな収穫だった。しかしなぜ彼らはエルフに加担するのかその思惑は掴めなかった。
サクはアルトスに連れられ、領主の元へ行くこととなる。彼の保護はある程度の情報を引き出す上で成果をもたらすかもしれない。
しかし、それは次なる戦いの始まりでもある。