【ひみつくらぶ】おにいさまへ‥‥

■ショートシナリオ


担当:小田切さほ

対応レベル:フリーlv

難易度:易しい

成功報酬:0 G 46 C

参加人数:5人

サポート参加人数:-人

冒険期間:12月20日〜12月23日

リプレイ公開日:2008年01月10日

●オープニング

京都ほどの町ともなれば、人口は結構多い。
 人が集まれば、その分、その欲望を満たすためのあやしげな場所も増えるものらしく。
 たとえば、昼間は普通の民家か、普通の小間物などの商いをする商家にみえて、夕方になると、怪しげな看板を出す店があるそうな。
 いや、噂ですよ、噂。
 残念ながら記録係は行ったことがありません。

 ある日のたそがれ時。
 貴方は冒険者ギルドでちょっとした連絡をすませての帰り道、背後にへばりつく視線に気が付いた。
「‥‥?」
 すると、貴方が振り向くのを待っていたように、
「ちょっ、ちょっ。そや、あんたはんや。ええ話がおますねん」
 目がほそければ体も細い、ひょろっとした体も心も脳みそも軽そうな男がにたにたしながら貴方に近づいてくる。
 先ほどギルドで見かけたような気もするし、どうやらこちらが冒険者だと知って声をかけてきたようだ。
 貴方が警戒しながら、何の用かと聞いてみると。
「ええアルバイトがおまんねんけどな。たったの三日でこんだけ」
 と指を突き出す。
 てっきりそーゆー類のアルバイトを示唆するものかと思った貴方が、バカにするなと憤然と背中を向けようとすると、ひょろ長い男は必死に追いすがり、
「いや、ちゃいまんね、ちゃいまんね。うちは純粋な店だっせ。
 『おにいさま&妹くらぶ』
 っちゅう、店内では男性は「おにいさま」、女性は「妹」になって兄妹気分を楽しむっちゅう、風流な店だす。
風流ですよってに、変なとこ触ったりとか覗いたりとかは厳禁ですねん。綺麗な仕事でっせ」
 と、熱心にかきくどく。
 変な店もあるものだと、貴方は呆れを通り越して興味が湧いてきた。
「で、雰囲気を楽しむ店ですよってに、店員には綺麗どころだけや無うて、『なりきり』の上手い人が必要ですねん。
 あんさん、見た目ももちろんでっけど、見たとこノリの良さそうな人や、思うて声かけさしてもらいましてん。
 店員ちゅうのが面白うない、言わはるんやったら、サクラとしてお客さんになってもろてもかまいまへんで?
 ただし、店を盛り上げてくれはらな、あきまへんけどな」
 
 さらに聞けば、冒険者ギルドには既に依頼を掲示してあるという。
 その上で、貴方を見込んで声をかけてきたそうで、
「せやから、ねっ、ギルドにもやましいことあれへん」
 ―――だったらこっそり街中で声をかけてくるな。
 そして自分のどーゆーところを「見込んだ」のか、非常に気になる貴方であった。

☆おみせの「るーる」
男性店員は「おにいさま」として女性客(女性客はすべて「妹」という立場になります)をもてなし、女性店員は「妹」として男性客(男性客はすべて「兄」という立場になります)をもてなします。
「兄」は妹の母性本能を刺激しまくる頼りないお兄ちゃん、ツンなのに時々ほんの少し優しい秀才お兄ちゃん、などなど個性を生かしていろんなおにいちゃんになりきってください。
「妹」も、お兄ちゃんを慕う健気な妹からツンデレ、流行ってるのか流行ってないのかわからない素直シュールなどなど個性を生かしていろんな妹になりきってください。
 また、サクラとして客を演じる場合は、同じ冒険者である店員さんのサービスを受けてもかまいません。
が、絶対にサクラだということが他の客にバレないようにしてください。

 場所は、京都の街中の、一件普通の材木問屋になります。
 夕方出勤です、軽く夜の蝶気分を味わってください(何)。なお、犯罪的行為がないクラブなら別にひみつにしなくてもいいじゃないかという突っ込みが予想されますが、こーゆーのは秘密にした方が楽しそうじゃないかとあらかじめ返しておきます。

●今回の参加者

 eb2018 一条院 壬紗姫(29歳・♀・浪人・人間・ジャパン)
 eb5087 ライクル(27歳・♂・カムイラメトク・パラ・蝦夷)
 eb5862 朝霧 霞(36歳・♀・侍・人間・ジャパン)
 ec3983 レラ(28歳・♀・チュプオンカミクル・パラ・蝦夷)
 ec4175 百瀬 勝也(25歳・♂・侍・人間・ジャパン)

●リプレイ本文

●夜の蝶出動!?
 冬の日の夕暮れ、茜色に染まった空が美しい。
「見とれていると、遅れるぞ」
 太陽の巫女たる身ゆえ、一層夕暮れの美しさに目を惹かれるのか、立ち止まって空を見ているレラ(ec3983)を、ライクル(eb5087)は急かした。
「だって、冬の夕暮れは美しさも一層ですが、見られる時間はとても短いのですから‥‥あ、ほら‥‥一番星」
 指を挿すレラに、ライクルは苦笑している。なにやら怪しげなアルバイトを見つけてきたという友人のレラが同郷者のライクルとしては心配で、半ば護衛のようなつもりでついてきたのだが、レラときたら京都の珍しい場所に行けるという、無邪気な興味に溢れんばかりなのだ。
 もう一人、ざっざっと大またに草鞋の足音を響かせて歩く百瀬勝也(ec4175)も、そんな彼女が心配でついてきた口。
「で、ライクル殿。その『くらぶ』とやらで、私は一体何をすればよいのであろうな」
「私にも詳しくは‥‥私はジャパンの人達がどんな仕事をしているのか知らないので、店員の人に何をすればいいのか聞きながら仕事をしようと思うが‥‥なにやら、服装に凝らねばならないと聞いたもので、少々戸惑っている」
「私も普通の服装で良いのだが‥‥、普通がどんなものなのか判らないというのは厄介だな」
 いまさらながら悩んでいる男二人であった。
「して、なぜ店のサービスとして「兄妹」と呼び合うのであろうな?」
「もしや、ジャパン民には兄と妹という絆がとりわけ神聖なのでは?」
「ついぞ聞いたことはないが‥‥」
 素朴なもんだ。
 だが、夕暮れからの出勤というと、やはり艶っぽい職業に相応しくもあるようで。
酒場で酔客の相手をするのか、やや派手に装った女たちがちらほらと行灯片手に町を行く姿を、一条院壬紗姫(eb2018)はちらっちらっと観察してしまう。
(「わ、私も‥‥せっかくの機会ですし派手ではなくとも、できれば可愛い洋服が着てみたい‥‥」)
 今身につけている蒼い外套は旅装ともいえそうな身軽なものだ。一件凛々しく張り詰めた雰囲気を身につけている彼女は、実は欧州風のドレスなど、可愛いものに憧れている。
 例えばそう、彼女の憧れの人、義兄に目を見張らせるような‥‥
(「いえ、兄上にその様な気持ちを抱いてなどおりません! これっぽちも、まったくほんとうにほんとうですったら!!」)
 思っただけで頬が火のごとく熱くなり、夕闇にまぎれて誰にも見られていないというのに思わず両手で押える壬紗姫だった。
 というわけで、集まったのは「夜の蝶」っぽくない、どっちかというと優等生ぽい面々であった。
 だが、逆にそこがよい、と経営者の男は言うのだ。
「ほな、早速服装選んでもらいまひょか。あんた、こんなんはどないや?」
 店長は壬紗姫に、男装風にきりっと袖を短くつめた小袖と裳袴を見せる。だが、壬紗姫はその隣のキュッと腰を絞り裾をふんわり広げた欧州製の水色のドレスをおずおずと指差す。
「へぇ、意外と可愛いモノ好きなんやな?」
 店長に指摘されてポッと頬を染める壬紗姫。女武芸者として敵に対しては容赦ない壬紗姫だが、そこはそれ、年頃の乙女。可愛いモノには目がないのである。地味なエプロンドレスを選んだはずが、どうせ可愛い路線ならばと、ほぼ同じシンプルなデザインではあるが、花模様の刺繍のある桜桃色のドレスを店長に押し付けられる。
「わ‥‥私、もう少し仕事のしやすいドレスの方が」
「何言うてまんのん、客の眼を楽しませるのもあんさんの大事な仕事でんがな!」
 あっけなく論破された。
(「姉上なら、きっと似合うのでしょうけれど‥‥」)
 恥ずかしさと緊張で、お盆で顔を隠すように接客してしまう壬紗姫であった。
 朝霧霞(eb5862)には、なぜか藍地の、生地は上等だがシンプルな着物と、純白の前掛けの組み合わせが勧められる。しかもいささかサイズがきつめだ。
「強くてクール、しかも背の高い男勝りの妹。それがいつのまにか『女性』になってることに気づいて愕然とするお兄ちゃん、というファンタジーがわかりまへんか?」
「‥‥わかりまへん」
 店長の説明に首をかしげて聞き入りつつ、やっぱり理解できずに首を傾げる霞はつられて関西弁。
 レラは嬉しそうに着物を選んでいるが、ライクルと百瀬は警戒で固い表情。
「和服でお願いいたします。でも、どうぞ露出は少なめで‥‥」
「よろしな、おぼこい清純な妹はリクエストが多おまんねん」
 というわけで、チュプンカミクルの乙女は牡丹色の小袖に蘇芳の帯の町娘姿。
 レラが妙な露出を迫られることなく女性店員に着替えを手伝ってもらって、可憐な着物姿を披露したことで、どうにかライクルと百瀬も店長を信用したらしく。
「で、私は何をすればよい」
「ほな、服装はおまかせっちゅうことで?」
「私ははこの地の者たちが蝦夷と呼ぶ故郷から出てきて1年以上になるが、ずっと冒険者として生活してきた。まだジャパンの風俗習慣には疎いのだ。こうした店でどう振舞うべきかなど、教えてもらえれば忠実にそれを実行するまで」
 真面目に言い切るライクル。‥‥で、その結果、案の定えらいことになるのであった。

 冴えた冬の夜空に星が瞬く頃、「ひみつくらぶ」開店。
「お兄様、お帰りなさいませー♪」
「お‥‥お帰りなさい、お客‥‥いえお兄様。外は寒かったでしょう? どうぞ、火のそばに‥‥」
 ちょっとぎこちないながらも、来店した客の一団を出迎えるレラ。
「お、おぅ、ただいま☆ ‥‥今日は道場の稽古がきつくてなあ、腹が減ったよ、えーと、『レラ』」
 胸につけた名札を読みつつすかさずおにいちゃんになりきる青年達。物慣れぬ新人とみて、客の一人が、
「おぉ、寒かったーもっとスキンシップしようぜ☆」
 と、不躾な振る舞いに出ようとする。と、手水と手ぬぐいを運んできた少女? が、眉毛ひとつ動かさず、その不躾な輩にバサッと手ぬぐいを被せて腕をねじ上げて動きを封じる。
「ぬあ!?」
「‥‥バカモノめ」
  言葉少なに、少女‥‥実はライクル‥‥は碧の瞳で相手を冷たく見据える。しかもその服装、欧州で貴族の館で家事全般を手伝う女性の着る、紺を貴重とした質素かつ清楚な、いわゆる「メイド服」と呼ばれるもの。立ち姿が凛々しくもちょっぴり内股加減なのは、京都の冬の底冷えが、スカートの足元に沁みるせい。
 とはいえライクルはもとより、少女に間違われることが多いため、はっきり言って似合っているほど。
 「兄上、‥‥ここは『風流』を楽しむ場所にございます。しっかりしてくださいませ!」
 無口なメイドさん? に腕をキメられ、続いて壬紗姫が凛然とたしなめると、不逞の輩もしゅんと大人しくなった。そしてレラは不埒な客におじけづくどころか、こういう悪ふざけをせずにいられないほど心身共に疲れている客こそ癒さねばと、誤解すら招きそうな微笑をたたえ、
「お客‥‥いえ、お兄様、寒い中、お稽古お疲れ様でした。どうぞ愚痴でも何でもお話くださいませ。お兄様の疲れを癒すのが、私の出来るお手伝いですもの」
 逆になんだか接客に燃え始めた。
「私も道場のお話を聞きたいわ。お兄様は何流を修めていらして?」
 霞も女武芸者らしく剣術談義を誘い水にして、接待に協力する。
「ライクルさーん、五番卓ご指名どすえー」
 店長の声で、メイドさんライクルは飲み物を別の卓へと運ぶことに。
 その途中、「妹」の女性客の応対をしている百瀬の姿が眼に入った。
「でね、その客ったら、あたしの勧めた布地が安っぽいって言うの。支払いはケチケチしてるくせにねぇ」
「‥‥ふむ‥‥客商売ならいささかの行き違いは是非もなし。結局買い上げてくれたのなら文句を言う筋ではあるまい」
 女性客から仕事の愚痴を聞かされ、ちょっと厳しいコメントを吐く上、表情はほとんど変えないものの、真剣な様子が女性客の好感を得たらしく、次の客が指名を待っていたり。ツンで時々優しいお兄様というのも意外と需要があるのだ。
 それはいいんだが、なぜか服装が純白の小袖に金糸縫い取りのある袴、もし白馬にまたがったならあの有名な、某暴れん坊な将軍様といわぬばかり。えもいわれぬキラキラ感漂う姿にライクルは思わず、
「なぜその様な格好を?」
「この服装がどうした? 店長は『この業界ではこれが普通だすねや』と申しておったが。ライクル殿は一体なぜそのような服装なのだ?」
「この店にある、私に一番似合う服がこれだと店主が主張して譲らぬもので‥‥『そういうものか』、と」
 人を信じるって素敵、そう思わせてくれる二人である(オイマテ)。
 レラは、さっきの侘びにと、失礼なふるまいに及んだ若者から、何でも好きな料理をおごってやると申し出られた。
「まあ、よろしいのですか!?」
 感激しつつレラが遠慮がちに選んだのは、柿で甘味を加えた白玉。
「これがジャパンの甘味‥‥とても優しい味がします」
 純粋に眼を輝かせて喜んでいるレラと話してみたいと、彼女を指名する客が相次いだ。

 どうやら皆がだいぶなれてきた二日目。
「あんさん、指名が多おまんねんけど、『兄上』ちゅうより、せっかく可愛い系の服装してもろてんから、『お兄様』言う呼び方はでけまへんか?」
 壬紗姫は店長に指導されて、
「お客様がそう仰るのなら‥‥お帰りなさいませ、お、おにいさま?」
 上目遣いにおずおずと客に呼びかけてみる。一見凛とした彼女が不似合いな呼び方をする、そのギャップとたどたどしさがまたなんともいえないと、また指名率アップである。
「お兄様ぁ〜☆ 続けて会いに来てしまいました。今夜はお仕事の後でも会えませんこと?」
「あ、いや‥‥わ、私は貧しき身の上ゆえ、この後には内職もあってな」
 女性客の意外な押しの強さに、汗かいてる百瀬がいたり。でも女性を傷つけぬよう、気を配っているのはさすが。
 そんな百瀬は白馬の王子様‥‥いや将軍様然と女性客の目には映るんだろう。
 そして、見るからに鍛えぬいた印象の武家の若者がお忍びらしき軽装で客として訪れたのだが、その若者の応対を、店長は霞に任せた。ちょうど若者はジャイアントだったので、体格もちょうどつりあいがいいこともある。
 顔立ちもいかめしいその若者の腕に、道場で鍛えたらしい打ち身傷を見た霞は、
「兄上、傷の手当は修行の一部にございます。おそろかにしてはなりませぬ!」
 甘えるよりむしろ、武家娘らしい厳しさを前面に出してしかりつけた。
「あ、ああ‥‥そ、そうだな」若者もちょっとくすぐったそう‥‥だが嬉しそう。
「私にお任せ下さいませ、兄上」
 かがんで客の傷を冷やす霞の胸元がちらっと見えそうで危うくて、固まっている浪人青年。小さめの着物がグッジョブである。
 レラは昨夜から二日続きで指名してきた大店の若旦那の卓へ。若旦那、なにやら改まって、彼女の手をとり、
「レラはんの昨日の酔客への応対ぶり、お見事どした。その名の通り、風みたいなお人や。一度店の外で会ってもらえまへんか、レラはんという風に、一日中吹かれてみたいのや」
 だが、クスッと笑って、レラはその手を両手で包み込むようにしてそっと押し戻す。
「そのようなことは本当に好きな方にだけ仰るのが真心というものですわ」
 笑顔で言われると、若旦那もほろ苦く笑い返すより他は無い。
 ライクルはと見れば、客に今度は巫女装束を着てもらいたいとリクエストされ、
「客‥‥いや、兄上の希望とあらば仕方あるまい」
 と渋々承諾している様子。
まるっきり少女に間違われている点が不満でなくもないのだが。
おまけに人の性格をつかむのに長けており、威張った客や無理を言う客のなだめ方も心得ているため、店長に便利に使われる。
「あのお客はん、無理難題言うて困りますねや。なんぞ策はおますか?」
「おそらく依存心の裏返しだろう。言葉がきつい割に視線が泳いでいるし、本来は気弱な性格のようだ」
「ほなライクルはん、お願いしまっせー☆」
「‥‥またか‥‥」
 どうやら、客が昨夜よりも増えているようだ。冒険者達の働きがそれに貢献したであろうことは想像に難くない。

●いつか還る場所
忙しさのうちに三日がたち、冒険者達は店を後にした。
「それにしても、なぜ私はあのような歩きにくい服装ばかり着せられたのだろうか」
 真剣に悩んでいるライクル。
「まったく、レラ殿の護衛のつもりが、あのような目にあうとは‥‥」
 と百瀬もようやく煌きまくりな衣装を脱いでほっと一息。
「私を心配してくださってありがとうございます。でも、何も心配なさることなどありませんのに」
 と、レラは不思議そう。
「一条院殿も、日ごろの衣装とは勝手が違って、不自由はなかったか?」
「いえ、わ、私は‥‥」
 憧れだったドレスを着れて、とても嬉しかったのだけれどそれを口にするのがちょっぴり恥ずかしい壬紗姫。
(「お兄様があのドレスを着た私を見たらなんて仰ったかしら‥‥?」)
 ちょっぴりそんな夢も描いてみたりして。
 いつもの袴姿に戻った霞は、長い手足を思い切り伸ばして伸びをしていたり。
「私はやっぱり、これが落ち着くみたい」
 彼らは京の町を歩き始めた。行き交う人々の、底冷えする京の寒さに肩をこごめて歩くを眺めながら、
「うまく務められたかどうかはわかりませんけれど、かりそめの家族としてでも、お会いした人々の心の小さななぐさめになれたのなら‥‥」
 レラが小さく呟いた。