じじいの冒険 お古の鎧
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■ショートシナリオ
担当:雪端為成
対応レベル:1〜5lv
難易度:難しい
成功報酬:1 G 8 C
参加人数:8人
サポート参加人数:6人
冒険期間:09月11日〜09月16日
リプレイ公開日:2005年09月19日
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●オープニング
「そうじゃのう‥‥背丈なんぞ軽くワシの二倍以上あってのう。その手には血の滴る巨大な斧を掲げて‥‥」
キャメロットから徒歩で一日ほどのところにある小さな村。その村の酒場でエールの入ったゴブレットを片手に声を上げるのは一人の老人。
「ほうほう、ミノタンロースとかいったかのう、その牛男は?」
「ボルコスのじーさん‥‥なんか肉が食べたくなる間違え方だな、それ。ミノタウロスだよな、ガンドッグのじーさん?」
「その通りじゃ、アドスん家の坊主。ミノタウロスといえば凶悪なモンスターの代名詞じゃろ! じゃがワシはそのミノタウロスを前にしても一歩も退かず‥‥」
今日も今日とて信じがたいような冒険譚を滔々と語っている。
以前冒険者と共に、近場に出没したオークを退治した事で人望はさらに増し、その栄光の冒険譚にも力がますます入っているようであった。
‥‥というか、ますます語りがうまくなっているのはさて置いて。
「たっ、大変だっ!! またオークたちが来たみたいだっ」
「さっき町外れに行ったら、炭焼き小屋が壊されてたんだ。足跡は前に見たオークのもんと同じだと思うぞ!」
酒場に息を切らせて駆け込んできたのは村の若い衆。
どうやら、以前と同じように村に再びオークが現れたようである。
そして、再び酒場に集まった人々の視線はガンドッグ爺さんへと‥‥。
「‥‥ふむ、オークごときこのガンドッグの剣の錆びにしてやるのじゃ!」
おぉぉ〜! と歓声が上がる中で再びガンドッグ老人は冷や汗をたらりと流すのであった。
数刻後、ガンドッグ老人の家にて。
「むぅ‥‥冒険者を頼むためには最低限の金しかないのう‥‥」
ぶつぶつと一人呟くガンドッグ老人。どうやら蓄えは当の昔に酒代に消えていた模様。
「‥‥ぉお! そういえば、昔使っておった鎧だけは残してあったはずじゃ!」
そういうと、ガンドッグはごそごそと物置に放り込んであった冒険者時代の思い出の品を漁りはじめる。
少しして埃を被ったソフトレザーアーマーを取り出し、ぱたぱたと埃を払いながら若かりし頃を思い出したのか目を細めて鎧を見やるガンドッグ。
「ふぅむ‥‥随分とこいつには随分とお世話になったもんじゃ‥‥何度も命を助けられた‥‥気がするのう?」
ちょいと若い頃の記憶がぼけぼけになって来てはいるものの、埃を拭うと使い込まれた鎧が姿を見せる。
「たしかなんかの依頼で手に入れたもんで‥‥ん? 魔法の鎧じゃったかのう?」
いろいろと忘れている用だが、どうやらなかなかの逸品である様子。
「まぁ、こいつを報酬にすれば冒険者たちも手伝ってくれるじゃろ♪ ‥‥まぁ、もちろんワシの手伝いだけでいいのじゃがの」
さて、どうする?
●リプレイ本文
●昔話を聞きながら
キャメロットから村へと向かう道中、やはりガンドッグ爺さんは自慢話に花を咲かせていた。
「ミノタウロスを前にしてワシゃーもうだめだと思ったもんじゃよ‥‥じゃがワシは諦めんかったっ!」
「ふむ、ミノタンステーキですか‥‥異形の化け物ですね」
冷静に、かつ礼儀正しく合いの手を入れているのはナイトハルト・ウィンダム(ea8990)だ。
出発の前にサラ・フォークからオークの情報を聞いてきた彼は準備万端といった様子で、のんびり爺さんの話を聞いている。
なにやらおいしそうに進化してるのはさておいて、ナイトハルトは優れた聞き役らしくガンドッグ爺さんも上機嫌である。
「ははぁ‥‥やはりあなたは経験豊富なご様子だ。戦いの際には是非指揮をお願いしたい」
ジュエル・ハンター(ea3690)がここぞとばかりに褒め称える。さらに爺さんは機嫌を良くしたようで、そうかそうかと相好を崩していた。
「ええ、さぞかし名のある冒険者だったのねー。いまだ現役なんて凄いわ」
青いスカーフを風にはためかせながら、ぱたぱたと飛んでいるのはアリーン・アグラム(ea8086)だ。
アデリーナ・ホワイトに見送られてキャメロットを出発してから、ときおり爺さんを褒めるアリーンだが、その顔には苦笑がときおり浮かぶ。
手のかかるおじいちゃんだなぁと言わんばかりの表情だが、昔話自体は楽しんでいるようであった。
「で、その鎧っていうのは、どういった経緯で手に入れたものなの? 是非聞いて見たいわ」
「案外昔は手練の戦士だったとか‥‥なかなか興味があるな」
シルヴィア・エインズワース(eb2479)も同意するように言う。するとガンドッグ爺さんは嬉しそうに話し出す。
「おう、その話か‥‥ふーむ、あれは確かワシがとある貴族の護衛についたときに‥‥」
自慢話ばかりのガンドッグ爺さんに苦い顔をしているものも居れば、ただ単に話を楽しむものも居る。
様々な思いがあるようだが、ともかく一同は村への道を進むのであった。
●戦いの準備
「ふみゅ‥‥がんばるです!」
気合を入れているのは央露蝶(ea9451)だ。ふわふわヘアバンドでしっかりと耳を隠しているのはその出自のせいであろう。
しかし、村では特に気にしている者もいないようだ。それはさておき、今彼女は情報収集と罠の作成に取り掛かっていた。
材料はただで村から分けてもらえたものの、いかんせん時間が足りない。
「私たちのせいで迷惑はかけられないのです」
決意を口にしながら、黙々と鳴子をロープに結び、オークがでてきたときのために、森から村への獣道へと配置していく。
村から森へと入って少しばかりのところにある開けた空間。そこがおそらく決戦場になると見込んで周囲に罠を設置する。
「さて、このロープはここでよろしいですか?」
「ええ、本当の罠である穴への注意をそらすための物ですから、少し前にはっておいてください」
ナイトハルトに手伝ってもらいながら、黙々と準備をする露蝶であった。
「アーリンさん、オークたちが通ったと思われる後などは見えますか?」
「ん〜‥‥足跡はあんまり残ってないみたいだけど‥‥ちょっと空からテレスコープで偵察してみるわ」
ジュエルとアーリンは偵察の任につく。村に向かう途中に陣を作ったとはいえ、いつ何時オークが現れるか分からない。
「村人から聞いた話から考えるに、少し南方にある川の周囲なんかが怪しいかと‥‥見えますか?」
「見てみるわ〜」
木上に立って周囲を警戒するジュエルと、空中のアーリン。警戒は完璧なようである。
「オーク四体と腕利き一体に、お爺さん‥‥けれど、私の初めての依頼。だから、絶対成功させて‥‥進むんです。前に」
準備を進めながら、呟くのはシャロン・アリア(eb3505)。
「儚くても、鋭く。脆くても、強い‥‥そんな自由さに、近づきたいんです‥‥何かに囚われるのは、厭だから」
さながら美しい詩のように響く小さな決意の声。初めての冒険だからこそ、とても真剣なのかも知れない。
それはともかく、彼女は保存食や村からもらってきたわずかな食料で料理を作っていた。
まだまだ拙い家事の腕を振るい、簡単なシチューを作っている。
「これはうまいな‥‥オークどもの餌になるとしたら勿体無い」
ジュエルが言うように、このシチューは冒険者とガンドッグ老人の食事となり‥‥同時に、オークたちをおびき寄せる役ためでもあった。
「爺さんがオークを狩ると‥‥本当に手伝いだけでいいのかねぇ」
一人離れたところで飄々と呟いているのは凍扇雪(eb2962)だった。
彼にとってオークは格下のモンスター。戦闘に対して不備はないが、どうやら依頼人のガンドッグ老人の態度に不満がある様子である。
一人刀の手入れをしながら戦闘に備える雪であった。
「オーガの類は武器に毒を塗るような行いを平然としますからね‥‥まったく許しがたいものどもです」
憤懣やるかたなしといった風情の騎士はオイゲン・シュタイン(eb0029)だ。
ちょっとボリュームに溢れた体でどっしりと構えながら、戦いに向けて戦意を高めているようだ。
冒険者のうち三名がハーフエルフだった事で、多少の距離感はあるものの、露骨に嫌悪を顔に出さない程度には場をわきまえているらしい。
最後の相談とばかりに、誰が前衛で誰が後衛だといった話し合いを進めている。
「私は依頼人の護衛の任につきますので。主役は最後に登場するものですから、露払いは我々に任せてください」
そうガンドッグ老人に釘を刺す、オイゲンであった。
●オークとの戦い
「見えたわっ、あと数分でこっちにやってくるわよ!」
警告を発したのはアーリン。警戒の任に当たっていたのが大成功のようだ。
少しして、警戒用の鳴子がからからと鳴る。そのとき既にそれぞれの準備は既に整っていた。
するすると木にのぼり、矢を構えるのはジュエルだ。乱戦になれば矢は撃ちにくくなる。その前が勝負だ。
「おじいちゃんが頼りなのよ、どっしり後ろで構えてて欲しいわ」
「う、うむ。まあ、おぬしたちが危なくなったら助けてやろうかのう」
ぱたぱたとガンドッグ老人の近くに飛んでくると、そういうアーリンに対して、がははと笑う爺さん。
「お爺さん‥‥私は新米だから、後ろで見ててほしいから」
ぽつりと呟いたのはシャロン。その言葉に静かにガンドッグは頷いたのだった。
既に木々の陰にオークたちが見えるほどに距離は縮まっている。
と、そのとき戦闘のオークが張られたロープをまたごうとして浅い穴に足を取られてすっ転ぶ。
「お、かかったわね。陣地防衛に罠は必須。‥‥まあ、ないよりはまし程度だけどね〜」
露蝶が言うようにあまり効いた様子はなく、転んで杭に浅く肌を裂かれたオークは事も無げに進軍してくる。
そして、先頭の一匹が冒険者たちが居る開けた空間に足を踏み出すと、大きく咆哮する!
グルアァァァァァァァッ!! 戦闘開始だ。
「まずは矢で‥‥」
「各個撃破が基本だな」
ジュエルとシルヴィアの矢が先頭のオークに連続して突き刺さる。苦悶の呻きをあげながら、ぼろぼろの槌を振り回すオーク。
その攻撃の隙をついて、懐にもぐりこんだのは雪だ。
「他愛もない‥‥」
日本刀の切れ味を生かしたシュライクの二連撃の前にあっけなく一匹目のオークは倒れ伏す。
「こっちですよっ」
ヒュっと空を裂いてナイフを投擲したのはシャロンだ。
ぐさりと二の腕に突き立ったナイフにあまりダメージを受けた様子ではないが、ともかく吃驚したオーク。
とりあえず抜こうとしたナイフが勝手に引っ張られシャロンの元に戻るのを見て、二度驚愕。
脅威を感じたのか、槌をかかげて突進してくるオークだったのだが‥‥その前に立ちふさがったのは露蝶だった。
「こんの‥‥豚がぁ!!」
普段の彼女からは想像もつかない怒気をはらむ声。髪の毛が逆立ち瞳の色が紅玉と化しているところからすると狂化中のようだ。
とりあえず前に出てきたので潰そうと槌を振り下ろすが、それは難なく避けられてしまい、すれ違い様に手袋を片手だけはずした素手の一撃を受ける。
さすが体力馬鹿のオークだけあって、一撃では昏倒しない。
二度三度と攻撃をひらりひらりと避けながら、毒蛇手の一撃をくわえるとついにオークはガクリと崩れ落ちる。
「次はどいつだい! かかって来なっ!」
爛々と紅く輝く瞳でオークを睥睨すると、次なる獲物へと襲い掛かる露蝶であった。
「今、隙を作りますっ」
再びお手製の回収可能な投擲ナイフで、オークの1匹の注意を引きつけるシャロン。しかし、そこはお手製、2度目でナイフに結んでおいた釣り糸が外れてしまう。しかし、生まれた隙に露蝶が毒蛇の一撃というコンビネーションで、さらに攻撃を重ねるのだった。
「お前の相手はこの私です‥‥」
ずいと姿を現した一際大きな影に対して、言い放ったのはナイトハルト。
日本刀を片手で構え、盾をかざして一歩も臆せずオーク戦士に退治する。
ゴァァッ! と雄叫びをあげながら槌を振りおろすオーク戦士、その一撃を辛くも盾で受け流すナイトハルト。
その瞬間に生まれたわずかな隙をついて、渾身のカウンタースマッシュがオーク戦士の胴に直撃する。
血をしぶきながらたたらを踏むオーク戦士、戦いの流れは完全にナイトハルトのものだった。
日本刀が深々とオーク戦士の体を斬りつけ、自らの作った血溜りのなかにオーク戦士が倒れ伏したとき、残るオークはたった二匹だった。
1匹は満身創意で、戦意を喪失したのか目の前の露蝶から逃げ出すように森に逃げ込もうとする。
「‥‥村に仕返しされても困るからな」
きりきりと狙いをつけるジュエル。その手から放たれた1本の矢が、逃げ出すオークの背に突き立つとオークは物言わぬ躯となった。
しかしオークの残る一匹は、一瞬皆が逃げ出そうとしたオークに気を取られた瞬間にガンドッグ老人の方へと突進した。
「好き勝手はさせませんよっ」
両手の武器を同時に叩き込んだのは、護衛役のオイゲン。しかしその一撃にぼろぼろになりつつもオークは本能的に総大将と思しきガンドッグ老人に向かって槌を振りかざす。
とっさに走りよったナイトハルトがガンドッグ老人をかばったのと、振り下ろされたのは同時。
槌は、ナイトハルトの鎧を強打し、弾き飛ばすだけに終わった。その威力に倒れこむナイトハルト。
次の瞬間、
「死にぞこないが‥‥」
背中を袈裟懸けに斬りつけた雪の一撃と、
「これで終りっ」
2本の矢を同時に放ったシルヴィアによって、倒されたのであった。
「おぃ、お前さん! 大丈夫かね?」
倒れ伏すナイトハルトに駆け寄るガンドッグ老人、流石に心配なようで血相を変えている。
「はぁ‥‥後の説教はよろしくお願いします‥‥」
彼はそれだけ言うと、痛みに顔をしかめ、口をつぐむのだった。
●お説教?
「神は慈愛に満ちておられるとはいえ、勇気と無謀をはき違えた者に対してはどうかは分かりませんよ?」
このような依頼を出したこと自体を責めているのか、オイゲンが訥々と諭す。
「そうだな‥‥あまり迷惑をかける様では、いつでも冒険者が助けてくれるとは限らんぞ?」
難しい顔をしてシルヴィアも言う。
「村ではどう評価されているのか知らないが、あまり安請け合いしないでいただきたい‥‥」
「うむ‥‥そうだのう‥‥」
そして、一番不服そうな顔をしていた雪が口を開く。
「‥‥貴方は『元』冒険者なのですよね。もう第一線でモンスターと戦うだけの力は持っていない」
「ふむ、確かにのう」
「なのに、なんで貴方はオークぐらい楽勝だなどと嘘をつくのですか? 自分に出来る事、出来ない事の判断すらつかなくなってしまったのですか?」
「‥‥」
「貴方だけでなく、同行した冒険者も余計な危険にさらされているという事もわからないんですか? 冒険者をやめたときに、その誇りまで一緒に捨ててしまったのですか?」
「‥‥」
「過去の栄光にしがみつくのは止めてください。それが出来ないのなら‥‥貴方の話には何の価値もありません。歴戦の勇者である貴方が、ただの嘘つきと同じような事をしているなんて、残念で仕方ありません」
「‥‥歴戦の勇者なんぞ嬉しいことを言ってくれるよのう」
にやっと笑みを浮かべるガンドッグ老人、お説教を受けているというにはちょっと不敵すぎる笑顔である。
「まぁ、お前さんがたの言うことも身にしみるのじゃが‥‥別にワシゃ自分の実力ぐらいわかっとるぞ?」
きょとんとする冒険者。
「大体、自分ひとりで勝てるんなら、お前さんがたを雇わんじゃろうに」
「‥‥まぁ確かに」
「まぁ、ワシにも活躍させてくれ〜なんぞは確かに我儘じゃったのう‥‥それは反省せにゃならんがの」
いけしゃあしゃあと言うガンドッグ老人を一同はぽかんと見つめる。
「それに村のもんもワシの話が嘘半分っちゅうことぐらいしっとるじゃろ。まー狭い村の娯楽みたいなもんじゃな」
そういうとかっかっかと大笑いする老人の前に、一同は言葉を失うのであった。
●おまけは村で
「これでも踊りは得意なのよ? 勝利の踊りを躍らせてもらうわね〜」
そういって躍っているのはアーリン。オーク退治の無事解決を祝うささやかな宴が村では開かれていた。
「むぅ‥‥鎧は欲しかったんですがねぇ‥‥まぁ、仕方ないですね」
オイゲンはそういって宴の席で子どもたちに食前の祈りを教えていたり。
「私は強くなりたいから‥‥もっと話を聞かせて欲しい」
「ああ、意外に凄い冒険をしていたみたいだし‥‥腕利きだった頃の話が聞きたいものだな」
シャロンとシルヴィアにいわれて、再び楽しげに語るガンドッグ老人。村の人々の話を聞きながらどこか楽しそうである。
落ち着き払って宴席で酒を飲むのは雪であった。
「‥‥歴戦の勇者も年を取ると‥‥」
続きの呟きは聞き取れなかったが、心なしか残念そうに見える雪である。
「怪我も大したことないし、応急処置はこんなところで大丈夫ですね」
露蝶がナイトハルトにそういうと、ナイトハルトのわきに置かれた古びた鎧に目を向ける。
「やっぱり羨ましいです‥‥」
「全くだ‥‥偶然鎧が壊れたからか?」
露蝶とジュエルの言葉に、はははと苦笑で返すナイトハルト。どうやらナイトハルトが鎧をもらったようであるが、
「いやいや、自分の装備に細工してまで鎧を欲しがったその気合を認めたからじゃよ」
くつくつと笑いながらひょこっと顔を出したガンドッグ老人。
「おや、ばれてましたか」
ガンドッグ老人に対して、わるびれもせずに返すナイトハルト。するとガンドッグ老人は、
「かっかっか、冒険者たるもの多少は欲深くないとのう。特に自分の命を守ることに対しては貪欲でなければ、往生できんからのう!」
その言葉に一同は苦笑を浮かべるしかないのであった。