【東風西乱・上州騒乱】連合軍討ち入り 乙

■ショートシナリオ


担当:シーダ

対応レベル:8〜14lv

難易度:難しい

成功報酬:8 G 46 C

参加人数:10人

サポート参加人数:1人

冒険期間:05月31日〜06月12日

リプレイ公開日:2006年06月08日

●オープニング

●那須神田城
「武蔵の武士たちは痺れを切らしていましょうな」
「出兵の内定が延び延びになっていますからな」
 那須藩主、与一公の屋敷に招かれた源徳信康殿は、酒を交わしながら堅苦しい話をしていた。
 彼らの傍らには那須藩家臣である小山朝政と信康の側近で補佐役の平岩親吉が、話を邪魔しないように座って杯を傾けている。

 現在、上野国、つまり上州はクーデター状態にある。
 事の発端は、金山城を拠点とする新田義貞の上杉憲政公に対する挙兵にあった。
 激戦の末、1月16日、新田真田連合軍の攻撃を受けていた上杉憲政公の居城、平井城が陥落。憲政公は落ち延びて姿を隠した。時を前後して平井城の陥落の前日1月15日、新田氏の居城、金山城が反上州連合を名乗る者たちによって陥落。報せを受けた新田軍は反転するが、動向を見守っていた源徳家康公が金山城に兵500を差し向けた事を知り、平井城に戻った。前橋に入り体勢を立て直した新田義貞は、金山城の奪還を目指すが、源徳兵と大雪の為に、新田兵は一時断念して撤兵するしかなかった。
 なお、1月末に義貞は平井城から上野国府・前橋の蒼海城に入ったと言われ、関東上杉氏を打倒した義貞に上州の主だった国人領主たちが臣従したと伝えられている。
 その上州へ源徳家康公は摂政として鎮圧の兵を送ろうと画策しているのだが、中々うまくいかない。
 北の越後上杉氏、西の甲斐武田氏の動きが鈍く、足並みが揃わず、最初の一歩が踏み出せないのだ。
 源徳家康の嫡男、信康が白河の関を望む那須へ赴くことで何らかのリアクションがあるかと期待したが、各地の兵、いわんや反乱の当事者たる上州の兵にすら確たる動きは見られなかった。裏面では那須への移動中に、奥州に関わりがあると噂される忍軍に襲撃されたことと、白河への魔物襲来に対する伊達政宗公の探りを入れるような書状が届いただけで奥州の兵も動いていない。
 他の者の動きに対応できるように積極性が失われているのかもしれないが、本当のところはわからないでいる。

 さて‥‥
「幸いにも那須兵の戦準備は万端。狙って帰還したのですから、いつでも出陣できます」
「しかし、与一公‥‥ 父は沼田を攻めて上杉に揺さぶりをかけよと言っておりましたが、必死の戦いですね」
「これ以上、時を寝かせれば新田の支配は既成の事実となりましょう。今は動く一手です」
 家康公から謀反征伐の檄文が発せられてから時が経っている。
 これ以上、動きがなければ家康公の影響力低下と見られて各藩の離反が懸念されるだろう。
「沼田の主将は沼田万鬼斎‥‥でございましたな。関東上杉から離反した者なのに謙信が討たぬとは‥‥」
「信康殿、言っても詮なきこと。動き出せば諸大名の思惑も見えてきます。それに連なる者たちの思惑も」
 沼田は越後との境界にあり、新田氏が上野国を押さえるための北の要ともいえる急所だ。
 下野や武蔵からならば、平井、前橋を抜かなければ到達できない場所である。
「日光の難所を抜け、山道を用いて行けば敵の裏をかけましょう。道案内は那須密偵と知己の修験者にさせますれば」
「わかりました。源徳隠密衆の調べでは、沼田城の総勢は270〜300。目付けに近い形で、沼田の支城に真田昌幸と手勢が入っているということですが、恐らくはこれは100に満たないだろうと聞いております」
 与一公と信康殿は、地図に目をやって表情を引き締めた。
「那須から250、信康殿の兵から250で宜しいか?」
「総勢500ですか。異存はありません。多ければ行軍に支障をきたしましょうし、少なくては目的が達せられませぬ」
「城を落とさないまでも一定の勝利を収めなければ意味がないですからね」
 2人は頷くことで互いの了承を確認した。
「しかし。前橋の蒼海城の新田の兵に邪魔されないようにせねばなりませんな」
「真田の主力、幸村の兵も前橋にいるとか。そちらは間諜をかけましょう」
 細かい打ち合わせがなされていく。そして、一段落した後‥‥
「「殿、主将を仕りたく」」
 小山朝光と平岩親吉が同時に声をあげた。2人は顔を見合わせ、僅かに笑う。
「「許す」」
 与一公と信康殿も静かに溜め息をついて同じ答えを返した。

 那須釈迦ヶ岳に秘かに終結した小山朝政率いる那須兵250、平岩親吉率いる源徳兵250、それに道案内の修験者・虎太郎と那須密偵を加えた10ほど、それに那須預かりの冒険者たち蒼天隊を加えた那須・武蔵連合軍は6月1日、日光の難所を越え始めた。
 那須兵主力は小山朝政を筆頭に先の那須藩クーデター騒ぎに加担した者たちが多く参加している。那須帰還に伴う主君の采配に罪悪感を感じるのか、雪辱を晴らすためと士気は高い。那須兵足軽には、昨年の江戸の大火以降、下野に流れた武蔵国抜けの者たちが付けられ、対外的には那須藩内の兵力は推移しておらず、那須兵が動いたようには見えにくい。国抜けの者たちは本来重罪が課せられるのだが、今回の派兵が一段落したところで罪を減じられ、晴れて那須藩に入植するか武蔵に戻ることの選択を許される‥‥と那須与一と家康名代の信康の名で触れを出されており、こちらも士気は高い‥‥ とはいえ、脆さと裏腹の士気の高さではあるのだが‥‥

●六文銭
 沼田北方の支城に展開中の軍勢100程度‥‥ 馬印は真田昌幸の軍勢を示していた。
「殿、沼田城が襲撃を受けましてござります」
「ほぅ‥‥ 上杉が迂回して‥‥という訳ではないな。となれば‥‥雛っ子の与一と信康が山を越えてきたか?」
「そこまでは‥‥」
 忍びの報告を受け、真田昌幸はニヤリと笑った。
「それで」
「沼田様は討って出られる由」
「蒼海城は」
「幸村様からは何も。急を知らせに向かいました故、いずれ返事が参りましょう」
 打てば響くように忍びは答える。
「奇襲か。上杉に揺さぶりでもかけるつもりか‥‥ 狸爺いめ。とすれば固持はしまい。
 雛っ子の羽を叩き折ってやるとしようか。出陣の用意だ!!」
 真田が動き始めた。

●後方支援部隊
 沼田東方に展開する那須藩預かりの冒険者部隊である蒼天隊乙隊。
 彼らは沼田城攻撃部隊の後方に位置し、那須兵50や密偵6と共に後詰めとしての任務を受けている。
 必要あれば攻撃部隊に参加するのだが、最も重要な任務は退路の確保である。
 今回は特に敵中に深く侵入しての作戦で、この部隊の働きが部隊全体の生死の要であるため、任務の完遂こそ十分な功名に値すると本営から特別に訓等があったくらいである。
 果たして‥‥

●今回の参加者

 ea0563 久遠院 雪夜(28歳・♀・忍者・人間・ジャパン)
 ea2476 南天 流香(32歳・♀・志士・人間・ジャパン)
 ea2831 超 美人(30歳・♀・志士・人間・ジャパン)
 ea3874 三菱 扶桑(50歳・♂・浪人・ジャイアント・ジャパン)
 ea5930 レダ・シリウス(20歳・♀・ジプシー・シフール・エジプト)
 ea7755 音無 藤丸(50歳・♂・忍者・ジャイアント・ジャパン)
 ea9913 楊 飛瓏(33歳・♂・武道家・人間・華仙教大国)
 ea9916 結城 夕貴(27歳・♂・浪人・人間・ジャパン)
 eb2719 南天 陣(63歳・♂・志士・人間・ジャパン)
 eb3529 フィーネ・オレアリス(25歳・♀・神聖騎士・ハーフエルフ・イギリス王国)

●サポート参加者

シェリル・オレアリス(eb4803

●リプレイ本文

●戦勝
 巫女姿で女装した結城夕貴(ea9916)の剣舞からは殺気さえ漂う。
 シフールのレダ・シリウス(ea5930)と一緒に一指し舞うと、レダのウェザーコントロールにより雲が晴れ、差し込む日の光を浴びて、兵たちは大地を揺るがす歓声を上げた。
 これで戦勝は間違いなしと、那須兵主将・小山殿、武蔵兵主将・平岩殿、蒼天隊甲隊長・白羽殿、蒼天隊乙隊長・南天陣(eb2719)殿などの訓示を受け、那須・武蔵の連合軍が沼田城下へ進発したのが約半日前‥‥
 沼田城主・沼田万鬼斎と、側近の金子新左衛門を討ち取り、連合軍は撤退を開始した。
 どうせ明け渡す城ならば占拠に拘る必要なしと与一公と信康殿に厳命されているだけに、撤退を急ぐことになったが、敵地からの撤退は容易なものではない‥‥

「ふっ‥‥ 大人しく篭っておれば死なずに済んだものを。やり難いではないか」
 真田昌幸は、配下の忍びから沼田万鬼斎が討たれたことを聞き、溜め息をつく。
 当然ながら、主将を失えば軍は動けない。側近の金子新左衛門まで討たれたとあれば、尚更のこと。
 念のために少数の兵を支城に残したことを残念に思うが、そこはそれ、百戦錬磨の昌幸‥‥
「重則、お前は配下と道案内に左太夫を連れ、沼田城へ向かえ! 敗残兵を纏め、退く敵の背後を突くのだ。
 左太夫、お前は状況を見て支城へ兵を送るのだ。沼田城に潜ませていた忍びと内通者に指図し、上杉の動向を探り、間諜を掛けよ」
 御意との声の直後、2人は動き出した。
「さて‥‥ どこから攻めてくれようか」
 昌幸は不敵に笑った。

 凱歌に沸く連合軍を昌幸は突き、逆撃を被る前に北方へ退いて行く。
 その数刻後‥‥
『沼田の北に六文銭の旗印! 真田の援軍が到着した由!!』
『討たれたのは沼田万鬼斎の影武者であった模様』
 様々な伝令が飛び交い、連合軍は足並みが鈍りつつある。
「あの伝令は敵なのじゃ」
 レダは伝令の姿に青白い光を見て、音無藤丸(ea7755)に告げた。
「やっと出番か」
 三菱扶桑(ea3874)や超美人(ea2831)の助けを得て、その者を捕えた。
 尤も、寸でで自害したのだが、それが敵の忍びである証拠ともなった。
 小山殿や平岩殿に報告すると、その旨が軍内に伝えられ、動揺が収まったかに思ったが‥‥
「西方より敵軍接近、その数、約2500」
 報告に驚愕が走る。
「どれが本当で、どれが嘘なのか」
「いくら何でも2500は多すぎるよ。敵が虚報を流しているんじゃないかな」
「俺もそう思う。知将、か。知略及ばすとも、万事期した精神にて此の任、完遂致したいところ」
「恐らく、真田忍者の間諜です。惑わされぬよう。
 殿は後詰めの蒼天隊乙隊にお任せください。蒼天隊甲隊も、できる限り力を貸してくれますから、何とかなりましょう」
 音無、久遠院雪夜(ea0563)、楊飛瓏(ea9913)らの意見を聞いた南天陣は、軍議で幾つかの進言し、乙隊の皆で考えた撤退プランは了承された。

●手練手管
 真田軍の進路には切り倒された倒木や落石が並び、ともすれば罠となって彼らを襲った。
 その度に真田軍は足を止めるしかなかった。
 これは、いつでもそうできるようにと進軍途中で準備しながら乙隊の指示で後詰めの50が、せっせと罠を作りながら沼田入りした成果でもあった。
「ふっ‥‥ 敵にも出来る奴はおるわい。見事なものよ。これ、ここから先。迂回できる道はあるか」
 真田昌幸が指図すると何名かの者が集まり、見事な身のこなしで散って行く。
 暫くして迂回路を見つけた昌幸は、真田軍に下知を与えた。
「早く仲間に知らせないと」
 あるときは人遁の術で真田兵に姿を変え、時には隠身の勾玉で気配を消し、情報を仕入れた久遠院は、疾走の術で仲間たちの許へと帰参した。

「真田軍は迂回路を通るよ。丁度、あの辺り」
「ここには伏兵が置けるな。深追いせず、混乱を確認したら直ぐに退くように徹底させなければ」
 眼下の渓谷の河沿いを久遠院が指差すと、超らは地形の予想を立て、後詰めの兵をどこに置くのか検討した。
「撤退が終わるまで、まだまだ、先は長いですが」
 音無は呟く。
 束ね役の忍びがいないからか、敵の忍びや物見の狩り出しに成功していた。
 十勇士と噂される忍者が出てきていたら、恐らくはこんなに上手くいかなかったであろうと、超は溜め息をつく。
「左の山の陰から兵が来るのじゃ」
 上空から偵察していたレダの報告で、連合軍主力部隊は先を急いだ。
 蒼天隊甲隊の助力により、敵の詳細が確認された。敵兵力は70〜100。
 後詰めの源徳兵が、対応のために動いた、そのときのこと‥‥
「西より真田兵、約60!」
「そんな馬鹿な‥‥ 密偵の報せでは昌幸の総兵は、およそ100のはず」
「物見が六文銭の馬印を確認しております! 真田兵に間違いありません」
「もしや、真田昌幸の策略か?」
 小山殿や平岩殿が、首を傾げた。
「西の敵は、そこまで迫っております!」
 催促するかのような物言いに、2人の武将は伝令を睨みつけるが、続報として西から真田軍が迫っていることを報告され、信じざるを得なかった。
「兎も角、迎え撃たねばなるまい。兵を差し向けねば」
「小山様、ならば我らに。そのための殿。我々への対応を見てから本隊を動かしても遅くはない」
 南天陣の言葉に、両将は頷くのだった。
 ここが正念場。誰もがそう思った‥‥

●挟撃、増援
 さて‥‥
 後詰めの那須兵を後ろに控え、布陣する蒼天隊乙隊の前方に約60の真田兵が展開していた。
「進みましょう! 我らは武神の徒にして修羅の化身。命惜しまず名こそ惜しむのです!
 ボクたちが死しても、きっと那須公は我らの子孫を末代まで栄えてくれるでしょう。今こそ那須公の大恩に報いる時なのです!」
 今や結城は連合軍の軍神とでも言おうか。その言葉には見えざる力が宿ったかのよう。
 結城は剣を振り下ろした。レダが天候を動かして雲を集め、南天流香(ea2476)が雷を呼ぶ!
 カラクリを知らなければ、誰でも諸葛孔明の再来かと思うだろう。
 おまけに、甲隊の支援により、煙が彼らの視線を塞ぎ、爆炎が熱風となって押し寄せる。
「えぇい、殿であれば納められるやも知れぬが、退くしか‥‥」
 動揺する真田軍に那須兵が矢を射掛け、突撃をかけた。
「真田昌幸を討ってはならんぞ! 討ってはならん!!」
 将の命令に那須兵たちは口々に疑念を漏らしたが、背けば厳罰に処すと言われれば、そうせざるを得ない。
 動揺した味方が隊列を崩されそうになったが、何故‥‥と理解不能な状況には敵も同様に動揺している。
 おまけに天変地異を使う妖術師まで敵にいるとなれば、混乱には拍車がかかる。
「敵の流言に惑わされるでないわ!」
 真田の侍・重則が叫ぶが、混乱は収まる気配を見せない。
(「所詮は寄せ集めに過ぎぬか。掌握しきれぬとは不覚‥‥」)
 同士討ちになりかねないと指図しようとした瞬間‥‥
「南に敵!」
 レダが指差した。
 ここにも六文銭の馬印が!
 総数およそ200、その後方にも部隊が続いているのが見える。どこまで、その数が膨れ上がるのかはわからない。
 術者の疲弊が激しいのか今回の煙の範囲は狭く、それは真田軍の知るところとなった。
「援軍来(きた)る!! 敵を足止めすれば我らの勝ちぞ!!」
 重則が叫ぶ!
「那須兵は下がって。時間は我々が稼ぎます!」
「承知!」
 南天陣の指図に那須兵は撤退を始めた。
「このまま、出番がないのかと思ったぞ」
「深追いするな! 態勢を立て直す。退け!」
 代わりに突出したのは三菱や超ら。
 周りは敵だらけ。ちびちび酒を飲むしかなかった三菱などは、ここぞとばかりに刀を振り回す。
「使鬼じゃあ!」
 鬼かと見紛う体躯と顔に驚いた敵は、動揺した。
 重則は、自らの武で味方を掌握しようと三菱に当たるが、1対1の剣技で引けをとるような三菱ではない。
 鎧に阻まれ、有効打はないものの、徐々に追い詰めていく。

 南天流香の雷が新たな敵集団に直撃するが、敵は怯まず突進してくる。
「退け! 知なき勇は匹夫の勇なり!!」
 複数のまきびしを紐で繋げたシツ藜を、楊は竹筒を逆さにして撒布する。
 加えて、拒馬木槍と名付けた短槍を3本纏めて結わえておいた物を、藁掛けの要領で展開させると、那須兵たちが設置して行く。
 輜重隊の箱には油がかけられ、松明が用意して味方の通過を待っている。
 そこへ那須弓兵による一斉射撃。
「勇猛高き、六問銭が旗の真田軍、その旗を彼らの三途の川の駄賃としましょう!」
 結城の鼓舞に那須兵の士気が上がる。
「蒼天隊、退け!」
 南天陣の一声に、久遠院と音無が斬り込む!
 気勢を削がれた重則の真田兵に上空から不意の襲撃!
 前半身が鷲、後ろ半身が獅子の獣、グリフォンが足軽を掴み、空中で放す。
「今のうちに!」
 フィーネ・オレアリス(eb3529)は手綱を操り、グリフォンを敵の群れに突入させた。
 バリケードの向こうに陣取った那須兵たちは、傷を癒してくれたフィーネのためにギリギリまで粘るつもりのようだ。
 程なく、蒼天隊の撤退に合わせて輜重隊の荷駄に火がかけられ、更なる撤退作戦が展開された。

●撤退
 かくして、連合軍の撤退は成った。
 殿部隊の死者は意外に少なく、楊の用意したポーションやフィーネのリカバーにより負傷者は無し。
 平岩殿の口より『蒼天隊乙隊長・南天陣なる者、真田昌幸の猛攻を防ぎ、軍を退くに兵を損なうこと少なく、功多し』と源徳信康に進言され、彼には業物の日本刀が下されたという。