【伊勢鳴動】黒門捕縛・表

■ショートシナリオ


担当:蘇芳防斗

対応レベル:1〜5lv

難易度:やや難

成功報酬:1 G 1 C

参加人数:4人

サポート参加人数:-人

冒険期間:02月02日〜02月05日

リプレイ公開日:2007年02月10日

●オープニング

●黒門の思惑、守也の意思
 京都、黒門絶衣が邸宅の自身が部屋にて。
「状況はどうですか?」
「どうもこうも、見た目こそ静かだけど‥‥伊勢藩の志士達が十重二十重で困っているんだけど」
「機は逃さず、ですか。流石は伊勢藩主」
「褒めてどうするよ!」
 少し、留守にしていた間の状況を側近の忍に尋ねる主へ彼は普段通りに軽やかな口調にて告げれば、次いで上がる黒門の賞賛へは思わず突っ込むも
「決して褒めている訳ではありません、色々と上手く乗ってくれてこちらとしては嬉しい限りで」
 主はその突っ込みに動じる事無く柔らかくも何処か底意地の悪そうな笑みを湛えれば、次には忍も笑みを零す。
「‥‥それで、これからどうするのだ」
「そうですねぇ‥‥」
 がそれも束の間、黒門と共に深谷水道まで足を運んだ十河士郎が紡いだ問いには彼、暫し言葉を詰まらせるも
「まぁ、手筈通りで問題ないでしょう。そう言う事で皆さん、『適当に』宜しくお願いしますね」
 やがてそれだけを言えば、それ以上は場に介する他の六人に何も告げず解散だけ命じた。

「伊勢の状況は?」
「斎宮にて妖の群れが沸き、それに対して斎宮が持つ全戦力をにてこれよりぶつかるそうです」
「市街はどうか」
「少なからずその影響が及んでいるそうですが、北畠様が防備に残した志士達を指揮しているそうで今の所、大きな被害はないと」
 一方、黒門の邸宅近くにてその内部の動きを探っていた伊勢藩主が藤堂守也は今、伊勢より来たばかりの部下が携えてきた情報に耳を傾けながら渋面を浮かべていた。
「そうか‥‥此方も少々手間取ったとは言えこのタイミング、まるで見計っているかの様だな。裏で一体、誰が手を引いているか」
 今も続いているだろう斎宮の襲撃とその余波だろう、市街への被害の詳細を聞けば聞く程に爪を噛みながら守也は、人的余裕が出て来たからこそ打って出た自身の行動は間違いだったかと疑心暗鬼に陥るも
「しかし、今更手ぶらで伊勢へ取って返す訳にも行くまい。故に私達は今後、伊勢の禍根となろう存在を摘む事に専念する。予定は変わらず黒門の捕縛を最優先に、だが早急に動ける様に各自善処してくれ」
「はっ」
 部下の目の前でそんな弱音等今更吐ける筈もなく、現状における正しい判断を間違いなく下せば場に居合わせる皆へ新たな指示を下すと自身も今は惑わずに踵を返した。
「さて、そうなると後は‥‥」 

●アリアの‥‥
 そして藤堂守也が向かった先は京都の冒険者ギルド。
 人的余裕が出来たとは言え、それでも敵地に乗り込む以上は有事に備えて人を多くしておきたいが為。
「済まないがこれだけ人手を集めて貰いたい、目的は黒門絶衣の捕縛だ」
「にしてもこれだけの数、一体どの様にお使うつもりか?」
 しかし藩主の意を察する事は出来ず、募る人員の数の多さ故に今日は二人いた冒険者ギルドの年若きギルド員の青年の方が尋ねれば
「暗に京都へ連れて来ている伊勢藩の志士達と揃え、二班に分ける。片方は私にアリアと共に大々的に黒門邸へ打って出て陽動として動き、もう片方は小次郎と共に陽動の動きに便乗して黒門と彼に連なる主要な人物を可能な限り捕らえる為に」
「そうなると‥‥」
「父の事は気になりますが‥‥兄様もいますし、今の私の腕で父を止める事は」
「大丈夫なのか?」
「はい‥‥それにもうこれ以上、私だけが手をこまねいて見ているだけなのは嫌なので」
 すぐに藩主より返って来た答えを聞いて彼はその傍らにいたアリア・レスクードへ視線を投げ掛けると、それに気付いた彼女は本音こそ呟くが‥‥今度は彼女の意を察して青年が尋ねると、惑いこそその表情に浮かべるもアリアは瞳に宿した光だけは気丈に保ったまま頷くと
「だから今は父の事は兄様に任せて、私は私で出来る事をしたいんです」
「‥‥良い妹を持ったものだな」
 続き、アリアの口から決意が紡がれればギルド員の青年は何も言わず‥‥だが、その表情だけ綻ばせると最後に守也の方へ向き直れば改めて今回の依頼に付いて確認を取るのだった。
「それでは先ず一つ、黒門邸へ大手を振るい突撃し敵の混乱と陽動を務める人員を集めればいいのだな」
「あぁ、それで問題ない。戦いこそあるだろうが敵を討つよりは出来る限り大きな混乱を作って貰いたい。私も同道する故、囮としては十分だろうしそうなると頭数は極力多くしておきたいからな」

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 依頼目的:黒門の屋敷にて、内外問わず徘徊するならず者達の目を引き付けろ!

 必須道具類:依頼期間中の保存食(日数分)は必要、また防寒着も必須な時期。
 それらは確実に準備しておく様に。
 それ以外で必要だと思われる道具は各自で『予め』準備して置いて下さい。

 対応NPC:藤堂守也、アリア・レスクード
 日数内訳:依頼実働期間のみ三日
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●今回の参加者

 eb4605 皆本 清音(27歳・♀・浪人・人間・ジャパン)
 eb7816 神島屋 七之助(37歳・♂・陰陽師・人間・ジャパン)
 eb8467 東雲 八雲(32歳・♂・志士・人間・ジャパン)
 eb9829 神子岡 葵(29歳・♀・志士・人間・ジャパン)

●リプレイ本文

●黒門邸を前に 〜若鳥が見据える先〜
 冒険者ギルドより集合場所として指定された黒門邸に程近い一軒の家屋の中、挨拶交わす一行。
「志士の東雲八雲だ。宜しく頼む」
「こちらこそ、宜しくね♪」
 その最初を切った土の志士が東雲八雲(eb8467)の堅苦しい挨拶を前に、同じ志士である神子岡葵(eb9829)は彼とは逆、あっけらかんと返せば頷き応じる彼に微笑み掛けるとその傍ら。
「アリアちゃん、今回も宜しくお願いしますね」
「はい、宜しくお願いします」
 一行と同じく助っ人のアリア・レスクードへ彼女とは顔見知りの皆本清音(eb4605)も葵と同じ質の笑みを湛え、僅かだが強張っているアリアの緊張を解すべく声を掛ければ騎士も遅れ、漸く笑顔を浮かべる。
「‥‥けれどやはり、少ないですね」
「少しでも人が集まって貰えれば、こちらはそれだけで十分だ。伊勢の藩士だけでも最低限の数は揃えている故、余り緊張し過ぎない様にな」
 とは言え、この場に集う面子の少なさに神島屋七之助(eb7816)は思わず本音を漏らすと、それに反応して皆は辺りを見回し様々な反応を見せるが、それでも一行の不安を拭うべく伊勢の藩主である藤堂守也が至って柔らかな声音こそ響かせるも
「‥‥本音は?」
「正直な所、もう少し多ければ助かった‥‥がそれに付いては今更言った所で始まるまい。人数に関わらずやる事に代わりはない以上」
「それはそうね」
「それで何時、行動を起こすのでしょうか?」
「明日の夜、無難ではあるが夜の闇に紛れて動くつもりだ。辺りの見取り図こそあるが、皆も実際に現場を見ない事には始まらないだろうし、そう言った話を捕縛する側の冒険者から受けてな」
 薄暗がりの屋内の中、それでも何処となく藩主が浮かべる表情から察して葵が尋ねれば彼‥‥肩を竦めると次いで正直に彼女の問いへ答えれば、クスリと問い掛けた志士が笑うと釣られそうになるが、その次に響いた七之助の問いを聞けば途端その表情を引き締めた後に口を開き、唯一つある窓の隙間より黒門邸を覗きながら皆へ囁いた。
「それじゃあ、早めに動きましょう。敵は待ってくれる筈もないからね」
「あぁ、そうだな‥‥」
 すると屋内に舞う埃を払いながら清音が皆へ呼び掛ければ八雲もまた立ち上がり、応じるも
「しかし何故、この案件を冒険者としては若輩者に当たる俺達に?」
「これからを担う者に機会と経験を与えたかっただけだ。黒門を捕縛するに当たってその成否はこちらの動き如何で決まる‥‥そんな大事な役目をな。きっといい経験になるだろう、そして必ずや‥‥」
 伊勢にとって非常に重要な局面の、重要な役目であるにも拘らず、どうしてまだ冒険者として駆け出しの自身らにこんな大任を与えたのか気になり伊勢藩主へ尋ねると‥‥返って来た答えと共に振り返った守也の表情には間違いなく、確信めいた笑みが浮かんでいた。

 こうして、静かにではあったが戦いの幕は切って開かれる。
「さて、そのお手並み‥‥拝見させて頂くとしましょうか、伊勢藩主」

●刻は至りて 〜混沌騒場〜
 一行が集ってより一日と幾許かが過ぎた頃‥‥既に日は落ち、闇だけが辺りを包む中で一行はいよいよ家屋の外へ姿を現す。
「さて、そろそろ刻限だな‥‥」
「上手く行くでしょうか‥‥いえ、失言でしたね。必ず成し遂げましょう」
「そう、ですね」
 身に突き刺さる様な寒さを感じながら、白い吐息を漏らしながら八雲が至って冷静に言葉を紡ぐと七之助は最初こそ不安げに、だがすぐに気を吐いてはその瞳を黒門邸へ鋭く突きつけると未だ、何処となく落ち着かない雰囲気を宿すアリアの囁き声が微かに響く中で清音が彼女の頭を静かに撫でれば同時。
「さぁ、それじゃあ盛大に行きましょう!」
「おー」
 眼前に掲げていた、月明かり宿す刀を暫し見つめていた葵が皆に呼び掛ければ清音が応じると陽動班が全員は揃い、黒門邸が正門に向かって歩き出す。
「おい、お前ら‥‥何者だ?」
「天駆ける雷鳴よ、今一時だけ我が掌に宿りて放たれよ‥‥そは今、雷撃が槍!」
「‥‥地に眠りし数多の精よ、見えざる腕を振るいては我阻むもの全てを薙ぎ払わんっ!」
 すれば当然、辺りを警戒して見回っているならず者に見咎められるが、それは気にせず葵と八雲は同時に詠唱紡ぎ、それを見事に完成させればならず者達が目の前にて盛大に門を吹き飛ばすと一気に地を蹴り、黒門邸へと雪崩れ込む三十と余名。
「黒門絶衣、伊勢を混乱に陥れようとする暴虐の数々‥‥許す事叶わず、その身を持って償って貰う! 大人しく投降するなら丁重に受け入れるが、さもなくば‥‥」
「そんな気はさらさらありませんがねぇ」
「ならば実力行使に及ばせて貰う!」
「お好きにどうぞ」
「‥‥突入!」
「曲者ですよ、やっちゃって下さい」
 そして敵陣の懐に飛び込んでから間を置かず、唐突な強襲に最初こそ目を剥く幾多ものならず者達が鋭い視線を皆へ向けるも‥‥それにはたじろかず伊勢藩主、声高らかに口上を述べると大きくそびえる黒門邸が二階にその身を晒す黒門当人は平然とそれを拒絶すれば守也、最終宣告を告げた後に響いた彼の最後の答えを聞けば惑いなく轟と叫び、涼しげな笑みを浮かべる黒門も伊勢藩主に応じるかの様に眼下にいる部下達へ指示を下すと、乱戦は始まった。
「‥‥何か、思っていたのと違うなぁ」
 葵が黒門の気の抜けた口上に密か、うな垂れる中で。

 そして直後、静かなる夜闇の中に抜刀の音が次々と響き渡れば打ち鳴らされる剣戟は必然で、剣閃が幾多も宙に描かれると肉は裂かれ鮮血が迸り舞うその最中。
「さぁさ、そこを退いて貰うよっ」
「邪魔はしないで‥‥下さい」
 清音とアリアを先頭に、その只中をいずこか目指して駆ける一行の姿が見受けられた。
 因みに守也は彼らが向かう場所故に予定を変えて単身、戦場の中心に飛び込んで行ったのでこの場にはいない。
「藩主さんはさて置いても、アリアさんも中々やるわね」
「まだまだですよ」
「さぁ退けよ、俺の前に立つのならその足元を掬われない様に気を付けるのだなっ!」
「安らぎの夜、誘うは安らかなる夢の世界‥‥今こそ現世を離れ、安らぎの夜へと旅立てよ」
 その彼女らが背後にて葵は確かな太刀筋を描くアリアを褒め称えながら、照れる彼女に駆け寄ろうとするならず者が一人を雷撃にて穿つも‥‥次々に迫る敵には今度、八雲の重力波と七之助の眠り誘う呪文にて眼前の敵だけ打ち払われれば、ただ目的の場所だけ目指し疾駆する。
「しっかし、数が多いわね。流石と言うか何と言うか‥‥」
「でも、私達でも抑えられるのですからこちらもきっと何とかなります!」
「皆さん、早く!」
 一行が目指すのは屋敷の外れ、にも拘らず追撃する敵の手が緩まないのは清音がぼやいた通りだったが、それでも七之助が語気を強め皆を鼓舞すれば先を駆けるアリアの声が響くと彼。
「確か‥‥馬房はそろそろだった筈です」
「いたいた、っと。話で聞いた数と変わりはないわね」
「それならば、黒門らが来る前に早く放してしまおう」
 事前に調査した結果見付けた、馬房が近い事を皆に告げると同時にそれは一行の視界に収まれば調査した時と同じ数の馬が確かにいる事を確認した葵が未だ黒門が一派の誰も、逃げていない事に安堵すると、だが八雲は気を抜かずに早く次に行うべき事を口にすればそれに応じて七之助はすぐに詠唱紡ぎて唱えるべき呪文を完成させて、思念にて馬の一頭へ会話を試みる。
『‥‥辺りの音を聞いて貰えれば分かると思いますが、ここももう暫くしたら危険になります。皆さん、今の内に早く逃げて下さい』
「ごめんね、あんた達に恨みは無いんだけど協力してね」
 すると彼に答える代わり、高らかにその馬が嘶き上げれば七之助が皆を見回し頷くと全員は馬房に繋がれている十数頭の馬達を離しに掛かり‥‥それに気付いたならず者達が飛び掛ってくる中、だが一行はそれを凌ぎながら遂に馬達が全てを解放した。
 さすれば周囲の喧騒にいきり立った馬達は当然の様に前足を上げては興奮の様相を示して直後、先ずは広い場所を目指して一斉に駆けるのだった。
 無論、辺りに居合わせるならず者達を跳ね飛ばしながら。
「捕縛、上手くいくといいわね」
「‥‥それもそうだが、それまでの間に俺達は俺達がやるべき事を全うしないとな」
「そうでした、むしろまだまだこれからですね」
 その光景の中、何とか馬達の暴走に巻き込まれない様に逃げ果せた葵が一先ず自身らが成すべき事の一つを成し遂げた事に笑顔を綻ばせると頷きながらも八雲は早く次を見据え呟けば‥‥未だ健在であるならず者達がいる事に七之助も再び表情を引き締めると、アリアと肩を並べては駆け出した清音は尚も意気強く、皆へ叫び掛けた。
「よっし、それじゃあこれから益々頑張っていきましょう!」

●夜は明けて 〜確かな手応え〜
 その翌日、日はすっかりと真頂点へ昇り切った頃の黒門邸。
「まぁ何とかなって良かった良かった」
 昨夜の騒乱が嘘かの様に静まり返るその邸宅が庭の中央にて燦々と降り注ぐ陽光を浴びては大きく伸びをして葵が笑顔を綻ばせるその中、一行もそれぞれに休んでいた時に漸く捕縛した全ての者が護送の手続きが済んだ伊勢藩主が顔を覗かせると
「馬を放つその作戦、良き案だったと思う」
「ありがとうございます」
「だが後で近隣の人々へ詫びに伺わなければならなくなったな」
『あ‥‥』
 皆に対し、先ずは頭を垂れた後に昨夜の評価を告げれば八雲は淡々と‥‥だがその賞賛に笑顔で応えるも、その後に続く守也の言葉を聞くと一行は揃い口を開け放つ。
「まぁその程度であれば喜んで私がやろう、黒門を捕らえる事が出来たのだから」
「申し訳ありません」
「気にする必要はない、完全なものは常に存在し得ないし今回は得られた結果からその過程には目を瞑ろう」
 が皆の浮かべる表情が余程可笑しかったのか、珍しく声を立てて藩主は笑うと全ての結果が満足行くものだったからだろう顔を綻ばせたまま、七之助の詫びに手を振り答える。
「そう言えば、アリアちゃんのお父さんは?」
「黒門に連なる者は全て捕らえた、無論その中に‥‥いる」
 しかしその次に響いた清音の問いを聞けば守也は途端、その表情を強張らせると‥‥先とは裏腹に小さな声音にて彼女の問いへ答えれば、アリアが鋭く息を飲むと同時。 
「‥‥済まない」
「ん?」
 先よりも更に小さく響いた藩主の呟きに八雲は気付き、彼を見つめるも
「それでは奴らの護送がある故、私は此処で失礼する。今回は助かったよ、それでは縁があればまた‥‥」
 土の志士が藩主を見つめた時には既に普段の表情を取り戻していた彼は何事もなかったの様に皆を見回せば最後にそれだけ言って踵を返し、その場を後にする。
「‥‥大丈夫よ。きっと何か弱みに付け入られて手を貸していただけに違いない筈だから、ね」
「はい‥‥そう、信じています」
(「でも守也さんが最後に浮かべていたあの表情、何かを隠している気がしてなりません‥‥気のせいならいいのですが」)
 そして一行だけがその場に残される中、小さく身を震わせるアリアだったがそんな彼女を落ち着かせるべく、清音が満面の笑みにて声を掛けると掠れてはいたがアリアは確かに頷き、返事を返すが‥‥七之助はアリアの父の話が出た際に変わった、藩主の表情を思い出すと内心そう思わずにはいられなかった。

 だが伊勢から見ればそれは瑣末な事であり、ともかく今まで手を焼かされていた黒門絶衣の捕縛は此処に成った。
 彼が今まで取っていた行動とその真意は未だ謎のままだが、いずれ日の目を見るのは明らかだろう‥‥何事もなければ。

 〜終幕〜