【何でもござれ】家を‥‥
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■ショートシナリオ
担当:蘇芳防斗
対応レベル:11〜lv
難易度:やや難
成功報酬:17 G 52 C
参加人数:7人
サポート参加人数:2人
冒険期間:08月05日〜08月20日
リプレイ公開日:2007年08月13日
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●オープニング
●珍しい依頼
漸く梅雨も明け、鬱陶しかった湿気も降り注ぐ陽光に払われる今日この頃‥‥何時もと変わらない京都の冒険者ギルドに一つ、風変わりな依頼が持ち込まれていた。
「家を建てれば、良いのか‥‥」
「あぁ、家だ!」
その内容を聞いて反芻するはやはり何時もと変わらない、無愛想なギルド員の青年でそれを受けて応と頷き、眼前の机を叩いたのは依頼人である屈強な肉体を持つ年の頃、四十は過ぎているだろう精悍な面立ちを携える親父。
「裏山に棲んでいる獣達の襲撃にも負けない、頑丈な家をな!」
「‥‥そこまでしてその場所に住むと言う理由が」
「あるんだよ」
その親父、改めて熱い口調でまた改めて一つ、条件を告げるも暑苦しい彼の態度に青年は嘆息を漏らしながらその理由を尋ねると‥‥親父は唐突に表情を変えればボソリ、囁く。
「‥‥あの場所は代々、俺の家系が引き継いできた。猟師として、小さくはあるが立派な山を見守り共存を図りながら、その事に誇りを持ってな。それを今になって見捨てるなんて事は俺の‥‥俺の家系が今まで守ってきた主義に反する!」
「とは言え、だな‥‥」
「確かに近年、獣の数が増えている」
やっと語られたその真意‥‥と言うには簡潔だが、それを聞いて青年は渋面を湛えて食い下がるがそれでも親父は言葉を続ける。
「だが俺達が干渉するのはもう少し先でも良いと思っている‥‥だから先ずは壊れたい家をより頑丈に建て直して欲しい、あの山のこれからを見守る為にも」
先よりも静かな調子で、自身の意思だけを改めて‥‥確かに青年の前へ提示すると果たしてその決意を告げられた彼は今日、何度目の嘆息を漏らした事か。
「‥‥そこまで言われては、やらなければならないな」
「それじゃあ!」
「しかし、大工ではなく冒険者か。確かに一理こそあるが、建築に際して本格的な知識を持った者がどれだけ集まるか‥‥」
しかし、その態度とは裏腹に漸く頷くと筆を取れば屈託のない笑顔を浮かべる親父ではあったが筆を走らせつつも青年は不安を呟き、結局の所は溜息を漏らすのだった。
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依頼目的:家を建てろ!
必須道具類:依頼期間中の保存食(日数分)は依頼人が準備する為、不要。
また建築に必要となる工具等も依頼人が準備するので不要だが、建築以外で必要だと思われる道具は各自で『予め』準備して置いて下さい。
日数内訳:目的地まで三日(往復)、依頼実働期間は十二日。
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●リプレイ本文
●家を建てよう!
京都よりそこそこ離れた所にある、少しばかりは大きいだろう山のその麓‥‥完全に瓦解している一軒の家と、その傍らに新たな家を建てる為の根幹である土台だけがある荒れた土地にて、それらの主だろう親父は顔を揃える冒険者達と邂逅を果たしていた。
「ごきげんよー」
「おう、済まねぇなぁ」
そしてその最初、どんな理由があってか容赦無く降り注ぐ真夏の陽光にも拘らず目深にフードを被るカンタータ・ドレッドノート(ea9455)がその見た目とは裏腹に至って安穏とした声音を響かせ挨拶すると、それに応じる親父だったが
「ふーん、まぁ‥‥こんなものか」
「‥‥何か?」
皆の顔を見回し、その頭数が七つしかない事に気付くとボソリ呟くがそれを聞いたからこそ‥‥と言う訳ではなくティーゲル・スロウ(ea3108)が素っ気無く、普段と変わらない調子で尋ねれば依頼人。
「や、良い意味でどんな奴らが来るのかなぁと思ってな。とまぁ気の利かない依頼人で悪いが暫くの間、宜しく頼むわ」
「こちらこそ、出来る事を出来る限りお手伝い致しますので何卒宜しくお願い致します」
先の発言を詫びて両の掌を合わせると、改めて一行へ頭を垂れればメグレズ・ファウンテン(eb5451)はそれでも礼儀正しく、且つ快く応じて頷くも
「しっかし、変わった依頼だよなぁ」
「とは言え、たまにはこう言うのも‥‥な」
「たまに、って事はこう言った依頼はないのか」
「ない‥‥」
「毎日こんな依頼ばっかりだったら、それこそ冒険者じゃなくて大工になるよ」
「それもそうだな」
一行が建てるべき家の土台を見つめたまま、一番に乗り気な筈のライル・フォレスト(ea9027)が苦笑を湛え呟けばティーゲルもまた微かに笑うと、それを目の当たりにした親父は素っ頓狂な質問をすれば銀髪の戦士が答えの後にライルもその理由を付け加えるとそれを受けて豪快に笑う親父だったが
「それでは、時間も限られていますし早速始めましょうー」
直後にカンタータが声を響かせ皆を促すといよいよ冒険者達は前代未聞の家作りを始めるのだった。
●冒険者、家を建てる 〜下準備〜
そして晴れ渡る空の下、始まる家作りの先ず一歩目はその設計図を描く事とどれだけの資材が必要か、掌握する事から。
「因みに確認だけど、どう言った家がお好みなのかしら?」
「まぁ頑丈であれば、と言うのは予め話していたが‥‥此処にこそいないも一応、妻子持ちなんで多少なりとも生活するに当たって使い易いと尚良いな」
とその前、南雲紫(eb2483)が設計図を描くに際して依頼人からこれより作る家の希望に付いて尋ねると、照れ臭げに笑う親父がすぐに答えれば‥‥厳つい造形をした顔の割、その口から出た『妻子持ち』の単語に一行は少なからず驚愕の表情を浮かべるも
「よっし、それじゃあ先ずは親父さんの意見を元に新しい家の設計図を作成して資材の詳細な数を出す事にしよう」
場の取り仕切りとして建築の知識にそこそこ長けるライルが口を開けば、動き出そうとした直後‥‥乾いた土を踏み締める音が場に響けば、遅れて皆と合流を果たす藍月花(ea8904)。
「資材に付いて予め当たりを付けておけば作業が平行して出来るから時間のロスが少なくて済むと思うわ、因みに最低でも‥‥この位は要る筈よ」
「そうだね」
一行の視線が注がれる中、皆の元へ歩み寄ってはざっとではあるがライルが書き出している設計図を見て、最低でも要るだろう木材の数を明確にすれば頷いて彼は改めて皆を見回して、口を開く。
「それなら‥‥木材の刈り出しを少し早めにやろうか。杉や樫の樹を中心にね」
「ならそれは、僕達がやるよ」
「お願い出来ますかしら?」
「まぁ任せておいて。山の様子も早目に見ておくべきだしね‥‥と言う事でおじさん、杉とか樫の樹がある場所は分かる?」
「おう、大体な」
するとそれに対して穏やかに応じた井伊貴政(ea8384)へ月花は改めて願い出ると一も二も無く彼が頷けば、依頼人へ声を掛けるとやがて場所を把握した貴政は設計図が出来るまでの間、手を持て余すだろう戦士達を呼べば
「それでは少し、山の方へ行って来る」
「気を付けて下さいです〜」
「あ、それならついでで済まないが‥‥何か適当に一匹だけ捕まえて来て貰えるか? 当座の食料は一応あるんだが、念の為にな」
「‥‥分かった」
メグレズの響かせた声に反応してカンタータが手を振り見送るが、踵を返した戦士達の背へ親父が一つだけ追加の仕事を願い出れば、それには振り返らないままにティーゲルが応じ‥‥やがて四人が姿を消すと、それを見送っていた親父に残る三人はやがて大きく真っ白な和紙に再び視線を落とせば
「それじゃあ早い所、設計図を完成させようか!」
「じゃあ先ずは‥‥」
「土間からですかね〜?」
ライルの檄が響く中、頷いて月花が何処から手を付けるか悩むと‥‥何を思ってかカンタータははっきりとそう、答えるのだった。
●
「さて、修行の一つとさせて貰おうか‥‥」
その一方、様子を伺う為にも一足早く山へと入った戦士達が四人は親父から聞いた場所へ苦労の末に辿り着けば、それでも涼しい表情を保ったままにティーゲルは己の得物が名刀を掲げ‥‥しかしそれと同時、周囲の枝が平然と揺れては鳴る。
「あらら、早速ですねぇ」
「‥‥確かにいささか、数が多い様ね」
「この調子だと、次に此処へ伐採に来た際も少々面倒になりそうですねぇ」
それを目の当たりにした貴政が大型の斧を肩に担いだまま、溜息を漏らすと依頼書に記載されていた話を思い出した紫も辺りへ厳しく視線を配しながら呟くと頷いては貴政、現れた猪達を怯ませんと一度だけ斧を振り回して豪快にそれを地に叩きつければ
「ならば一先ず、今の内に出来る事をするとしよう」
「食料の調達、か。後は牽制だけに勤めるとして、終わったら簡単に木材の切り出し‥‥と」
それを受けてティーゲルが発した意見にメグレズも同意すると、親父から受けたもう一つの依頼を思い出してはそれを口にすれば改めて今よりやるべき事をざっと纏めると
「今後の為、罠を仕掛けてもおくべきだな」
それに不服なくティーゲルは彼女へ頷けばその案に一つだけ補足すると、刃を煌かせては眼前へ掲げるなり駆け出した。
●冒険者、家を建てる 〜建築開始!〜
新たな家の建築に取り掛かってから早三日目。
ライルや月花、カンタータの努力の末やがて設計図が描き上がれば今は実際に必要となる資材集めの段階へと移行すると、その日の午後‥‥月花は何処かから来た一人の青年と何事か話していた。
「どんな感じかしら?」
「あぁ、悪くないね。これ位なら先日の相談通りに話を進めても問題ないでしょう‥‥それでは、必要な資材は取り急ぎこちらへ運びますね」
「宜しくお願いね」
そしてその話が順調に纏まると最後に月花は笑顔を湛えれば場を去る彼を見送ると、それを見ていたライルは彼女へ先に交わしていた話の内容に付いて尋ねる。
「何の話?」
「家を建てるのに使う木材を乾燥させる手間を省く為、こちらで刈り出した生木と京都で木材を主に取り扱う卸問屋にある、既に乾燥されている材木を交換して貰おうと思いまして卸問屋へ事前に話をしておきましたので、その交渉ですわ」
「あ、それで初日に遅れたのか。で、その交渉は‥‥」
するとその疑問に月花は初めて、自身が目論見を口にするとそれを聞いてライルは漸く彼女が初日に遅参した理由に付いて納得すれば、次にはその結果を尋ねるも‥‥その言葉が最後まで響くより早く月花が微笑めば、頷き返して彼。
「そうなると、材料が少しずつでも揃えば後は‥‥」
「でもその前に一つ、腹拵えと行きませんか? 何事にも腹が減っては戦が出来ぬと言いますしね」
思っていたより早く次の段階へ移行出来る事を察し、土台だけある新たな家の建設場所を見つめ呟けば‥‥それは最後まで響かせずに貴政、何時の間にやら西の彼方へ沈もうとしている太陽を指差し、言うのだった。
●
そして四日目から一行はいよいよ家の建築を開始する‥‥も。
「この木は此処で‥‥良いでしょうか?」
「えーと‥‥そうね、そこで問題ありませんわ」
「‥‥中々上手く、行かないわね」
「それは木目に沿って‥‥あぁ、そう。そんな感じで」
流石に建築に際し手馴れている者が多くいる筈もなく、その知識に長けている月花やライルにメグレズから手解きを受けながら悪戦苦闘しつつ‥‥しかし、設計図の通りの家を建てるべく奮戦していた。
「意外と家を作る方が辛いな‥‥」
「まぁ、無心で木を切るのとは流石に勝手が違うな」
その、普段受けている依頼とは全く持って勝手の違う作業にティーゲルは未だ、戸惑いを隠せずに外壁の一部となる木材をまた一つ積んでは未だ、自身の胸の辺りまでしかない高さの壁を見てぼやくも‥‥それなりの知識を有しているメグレズから、意外にも同意を得られると銀髪の神聖騎士は苦笑を浮かべるが
「でも、徐々にだが家が出来上がっていく形を見る事が出来るのは中々にない経験で楽しいだろう?」
「‥‥そう言われてみると、そうだな」
「一言に木工とは言え、結構に幅はありますし奥も深いですわ」
「これはこれで確かにやり甲斐を感じるけれど‥‥」
それでも直後、顔を綻ばせては巨人が次の句を紡ぐとその考え方に納得してティーゲルが頷けば、続いて月花より紡がれた話にはしかし紫が言葉を濁らせた‥‥その時。
「‥‥やれやれ、山から降りてきちゃいましたか」
「気を抜かない、所でまだ堀や土塁は出来て‥‥いないわよね、そうなると久し振りに私達の本分かしら?」
「まぁまぁ、親父さんの話もありますので此処は私が呪歌で追い払ってみますよー」
建築現場から遠くではあるが、雑木林に仕掛けていた鳴子が音を響かせるとやがてその影より羆が姿を現し、それを見つめ悠長に呟く貴政だったがすぐに紫に窘められれば直後に辺りを見回してから己の得物を抜き放つ彼女に倣い、大斧を掲げるが‥‥その中でものんびりとした声音を響かせてカンタータ、果たして皆へ一つの提案をすると相対する距離が未だ遠い事から皆、頷けば彼女。
「あ、親父さんは一応耳を塞いでいて下さいね?」
「あ‥‥あぁ」
一本の木材を抱えたままの親父へ呼び掛けて後、しっかりと彼が両の耳を塞いだ事を確認してからカンタータは呪歌を織る。
「此処の家の親父はオーグラなのさ、だから気を付けなさい。
食べ頃になったのなら、警戒は必至〜!
好々爺の顔、していても〜‥‥心の中はバグベア、牙を剥くとそう言うものさー。
だっかっら、お気を付けー♪」
そして場に響き渡る呪歌は果たして‥‥効果を成すと、暫く後に踵を返しては雑木林の中へ再び姿を消す羆と、その背後にいた小熊が二匹。
「へぇ。やるなぁ」
その光景を前に安堵し、感心するライルだったが‥‥実の所、事はこれだけで終わらなかった。
「‥‥がぁーーーーっ!」
「あれ?」
「親父さんが暴れ出しちゃいましたね〜」
「あーっ!」
その直後に咆哮を上げたのは依頼人で、それを前に首を傾げるのは呪歌を織った当人だったが‥‥見て分かる光景を前に貴政が改めてそれを言葉にすると漸く何事かに気付いたカンタータが親父に負けず叫ぶ。
「‥‥呪歌が直接、精神に干渉する事を忘れていました」
「普通の獣より、こっちの方が大変そうね‥‥全く、もう少し作詞の勉強もしておきなさいね」
「はいー‥‥」
「でもこれ位、止められなくては冒険者とおこがましくて言える筈もないから‥‥だから、此処は任せて頂戴ね」
それはメロディがどの様にして生物に影響するか、肝心要な所であり今更その事に気付いたカンタータはうな垂れるが、それでも厳しい声音を響かせる紫の話を聞けば尚も所在なく身を縮め‥‥しかし、その光景を前にやがて微苦笑を浮かべて浪人の彼女はカンタータへ優しい声を掛ければ依頼人を諌めるべく、太刀を鞘に納め彼と対峙するのだった。
●果たして家は‥‥?
「うん‥‥出来ましたー!」
様々にトラブルこそあれ漸く迎えた最終日‥‥新たな家のその中で果たして響いたその声はカンタータのもので漸くにして土間が出来上がれば、いよいよ山を見守る親父の為に丸太を主として組まれ造られた家は内装まで含め、此処に完成を果たす。
「一度位、実際に猪か何かを誘き寄せて試してみれば良かったですねぇ」
とは言え、家とその周りを囲う堀に土塁までを造るのが精一杯であれば貴政が言う様にその耐久度までを実際には確認する事が出来ず、その点で言えば間違いなく確かな物が出来ているかは断言出来なかったが
「ま、外から結構殴ったが丸太で組んでいる分だけに頑丈だし、家の周囲にも工夫を凝らしているから大抵の奴ならこれで問題ないと思うぜ」
親父もその出来栄えを常に確認しており‥‥また、家の周囲に柵と堀に土塁までは構築する事を考えていなかったこそ、壁を小突きながら何度も首を縦に振りながら皆へ言えば今回の依頼は成功したと言って問題ないだろう。
「‥‥何時か、俺と嫁さんの家も建てたいな」
「何か言いましたかー?」
「や、何も」
その出来上がったばかりの家を外より眺めてライルは果たして密かに呟くが、外に出てくるなりその呟きを聞き止めたカンタータが内容こそ聞こえなかったからだろう尋ねるも、それはサラリと流す彼‥‥だったが。
「何時か愛の巣を建てたいそうですよ」
『‥‥ご馳走様』
尋ねた割、実はその内容まで聞き止めていた彼女は皆の方へ振り返るなり言えば、それを受けて他の皆は揃い言葉を合わせると‥‥流石に照れて、頬を染めては俯くライルだった。
「‥‥何とか無事に家は建てられましたね〜、うんうん」
「これだけやれば、獣が群れを成して来ても問題はない筈よ」
「うん‥‥うん」
そしてそんな彼に苦笑だけ返した後、カンタータは改めて出来上がったばかりの家を眺めれば感慨に耽ると、紫もまた自身らが手掛けた頑丈な家屋に土塁と堀の出来栄えからその確信を持てば、肩を震わせて親父。
「お前らっ、ありがとうよ!」
「暑い‥‥しかし案外、何とかなるものだな」
傍らにいたティーゲルに抱き着いては礼を言うと、それを受けて彼は一言だけ不満を漏らし‥‥だが皆と同じく新たな家へ視線を投げては呟くと
「そりゃそうか、冒険者が建てた家‥‥か」
相変わらずの素っ気無い物言いながらも親父は改めて、彼らが冒険者である事を思い出せば皆を見回しては笑顔を浮かべ、一つだけ確かな約束を皆と交わすのだった。
「大事にさせて貰うな、この山と同じ位にな」
〜終幕〜