カレン、故郷への旅路
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■ショートシナリオ
担当:立川司郎
対応レベル:フリーlv
難易度:やや易
成功報酬:0 G 65 C
参加人数:6人
サポート参加人数:1人
冒険期間:08月13日〜08月18日
リプレイ公開日:2005年08月22日
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●オープニング
あなたの心の中には、誰がいますか?
思う人があなたにはいますか?
私には居ます。
まだ、忘れられない人が‥‥。
そわそわとした様子で、彼女はギルドの中を行き来していた。
そして、人混みを避けて掲示をじっと見つめると、ほっと息をついて引き返してきた。カウンターでその様子を見ていたギルド員の男が、彼女の沈んだ様子に気づいて首をかしげた。
確かあの少女‥‥シャンティイ卿レイモンドの使いをよくしている少女だ。
男はつい、彼女のその様子を放っておけずに声をかけた。最初彼女は気づかない様子だったが、カウンターの中で手を振っているギルド員を見つけて、きょとんとした顔で見返してきた。
「確かきみ、卿の依頼をよく出している子だよね」
「‥‥ええ。カレンと言います」
カレン・マクファ。
18になったばかりの、聖職にある少女だ。
「何だか元気がないけど‥‥どうかした?」
「‥‥」
カレンは俯くと、眉を寄せて‥‥悲しそうに笑った。
「この間、レイモンド様に黙って依頼を出して、怒られちゃいました」
「ええっ、あの穏和な卿でも怒る事があるの??」
「いいえ、怒ったのはレイモンド様ではなくて‥‥いえ、あの。別にその事で落ち込んでいるんじゃないんです。私がした事ですから」
依頼の中に、卿からのものが無いのを確認し、彼女は悩んでいた。
それは、もう一年も前の話。
「私の村‥‥1年前に、ギルドに依頼を出したんです。祠に居るゴブリンを倒してもらう事になってました」
その祠は、村の大切な天使像が安置された祠だった。
祠を見に行ったまま‥‥一人の青年が、それきり戻って来なかった。天使像に埋め込まれていた宝石を持ったまま、青年は使命感だけ取り残されたかのように、ズゥンビとなって村を出て徘徊しつづけた。
彼を昇天させて、宝石を持ち帰ったのもまたカレンである。
「‥‥私の婚約者でした。これ、彼のものなんです」
彼女の手の中には、銀の指輪があった。同じものがもう一つ、彼女の左手に光っている。
「私‥‥お墓参りに行きたくて。でも、レイモンド様やフェールさんの依頼が出るんじゃないかと思ったら、なかなか‥‥」
彼女が本当に行けないのは、卿の依頼が気になるからではなく‥‥勇気が無いから。
大切な人の墓参りに行く勇気が無いからだ。
ギルド員はそう感じ取ると、笑顔を返した。
「何言ってんの、卿だったらどこに居たって連絡して来るよ。村に戻ってたって、必要があれば連絡してくれるさ。ほら、だから村に戻ってお墓参りしたらどう? 何なら、護衛も付けちゃうよ」
「‥‥そうでしょうか?」
カレンは顔を少し明るくして、答えた。
「本当は、いろいろ気になっていたんです。天使像の安置された村からの依頼が続いていたようですし‥‥私、あの天使像と同じようなものが何体もあるって知らなくて。いえ、依頼そのものに何か疑問があったというか‥‥あの天使像って、何の目的で誰が作ったのかなぁ、って」
それから、村は今ゴブリンの脅威にさらされて無いだろうか?
母や父は元気だろうか。
‥‥あの人のお墓は、きちんと掃除されているだろうか。
お花を持っていった方がいい? 何を報告すればいい?
いくら戻っていっても、彼は戻って来る事は無いというのに。
カレンは何かをこらえるように、そっと目を閉じた。
●リプレイ本文
黒い衣装の胸元に十字架を掛け、カレン・マクファはにっこりと笑った。赤い髪がふわりと揺れる。
故郷に戻る‥‥たったそれだけの事だったのに。カレンがそう言って申し訳なさそうに照れた表情を浮かべると、彼女が手を取った。
美しいウェイブヘアに、草色の緩やかなドレス姿の彼女は、もうカレンが知っているような、初心者冒険者ではなかった。
「ほんとうにお久しぶりです」
ルフィスリーザ・カティア(ea2843)が挨拶をすると、カレンも嬉しそうに頷いた。
あれからリーザはキャメロットに渡り、ギルドの依頼を受けていたという。向こうの話を精一杯するリーザに、やはり久しぶりに会うのだが、何と言っていいか声を掛ける事が出来ないヴェリタス・ディエクエス(ea4817)。
ヴェリタスは、馬車を借りて来るとウリエル・セグンド(ea1662)に小声で言うと、黙ってパリに消えた。
カレンがクレリックとなる切っ掛けは、婚約者がズゥンビとなった件があったからである。その経緯を知っているのは、この仲ではリーザだけである。
ズゥンビとなったカレンの恋人ヒューイは、それからリーザやヴェリタス、そしてリア・アースグリム(ea3062)達によって倒された。
最後に止めを刺したのは自分、そう分かっているからリアは墓参りにとまどいがある。あの時の事は仕方ない‥‥と頭では分かって居ても、心で納得出来ない部分がある。
カレンに、自分を重ねているのだ。
リアはカレンを見ながら眉を寄せた。視線の先で、カレンはリーザから花束を見せられていた。
彼女が墓参りの時に、と思ってパリで買ったのである。ヴェリタスが馬車を調達していた間、カレンを連れてリーザは久しぶりのパリの街を歩いていた。
「ふうん、気が利くじゃないの」
と、馬車で御者台に座っているヴェリタスに、マリトゥエル・オーベルジーヌ(ea1695)が声をかけた。
「皆、積もる話もあるだろう。歩いていくより馬車の方がよかろうと思ってな」
「そうね」
リーザは、彼女も話していたようにカレンの村で起きた事件と経過を見ている。ヴェリタスとリアはヒューイの事件を解決する為に依頼に加わったし、またヴェリタスの兄弟が彼女の周辺の依頼に入っていた。
「ああ、黒髪の少年でしょう? あの子も話していたわよ、あなたの事」
マリがヴェリタスの弟の話をすると、ウリエルがすう、と顔をこちらに向けた。
ウリエルもまた、ヴェリタスの兄弟達には会っている。
「迷惑を掛ける事もあるかもしれんが、これからも仲良くしてやってくれ」
「ふふ‥‥子供みたいね」
マリが笑うと、ウリエルは小首をかしげた。
シャンティイを目前にして、カレンの村まであと半日。
日が暮れた空の下、ヴェリタスは街道沿いで馬車を停めた。今日はここで野営をしなければならないようだ。
「何故、カレンさんは恋人を亡くされたのですか?」
サーラ・カトレア(ea4078)が、事情を知っていそうなヴェリタスに聞いた。
ヴェリタスはカレンがリーザと二人で料理を作っているのを、確認するように見ると、口を開いた。
「俺も詳しくは知らない。どうやら村に天使像が奉られていてな、彼女の恋人はそれに興味を持っていたらしい。そこにゴブリンが出没して‥‥ズゥンビとなったヒューイを俺達が倒した」
「天使像っていうのはね、天使の姿をした石像に宝石が埋め込まれているの」
ヴェリタスの横にマリが座ると、サーラに話し始めた。ウリエルやリアも、彼女の話をじっと聞いている。
マリが見たのは緑色の石がはめ込まれた天使像である。それもアッシュの依頼だったのだが‥‥。思えばアッシュは、あの頃から色々怪しかったが。
いや、今はアッシュの話ではない。
マリは不愉快そうに眉を寄せ、一つ咳払いをした。
「恐らく、魔法の属性の数だけ天使像があるんだと思うの。確認されたのは地と水‥‥それから火も‥‥。水の天使像がカレンの村にあるのだと思うわ」
「ヒューイさんのズゥンビは、蒼い石を持っていました。その石は、カレンさんによって持ち帰られたと聞きましたが」
リアが言った。
天使像が造られ、村に持ち込まれた経緯‥‥マリは、何か気になるのか真剣な表情で考え込んでいる。サーラが顔をのぞき込むと、マリは視線をあげた。
「どうかなさいましたか?」
「ええ、天使像‥‥伝承と関係無いのかと思って」
今までフゥの樹が関わってこなかったのであれば、恐らく彼らと関係は無いのだろう。しかしあの天使像は、どう考えても何者かが意図的にあの村々に置いていったものだ。
少し、調べてみようかしら。
「じゃあ‥‥俺も‥‥」
マリが呟くと、ウリエルがそう返した。
スープの味を見ているカレンの横で、リアはいつ言い出そうかと見計らっていた。リーザが保存食の肉を焼いているのを見て、リアは小さく声をあげた。
微かな声だったが、カレンがリアの方に顔を向ける。
「あの‥‥カレンさん、先日は申し訳ありません」
リアが言うと、カレンは首をかしげた。
「えっと。何の事でしたっけ?」
「あの、フェールさんの件です」
リアはカレンがフェールを助けようとしていた時、ラスカをシャンティイに連れて行く依頼に参加していた。
ラスカを連れて行くのが、彼女の受けた依頼。だから、それを遂行した事を謝るのは、何だかおかしい。カレンは笑顔で首を振った。
「いいえ、いいんです。だってリアさんはラスカ様をお連れするのが仕事だったんですし」
「しかし‥‥結局場を混乱させただけで、ウリエルさんの手伝いも出来ませんでしたし、依頼をきちんと遂行出来たともいえません」
リア達もあの後、ロイからこっぴどく怒られていた。ラスカの事だけではなく、人の多い町中で戦闘をした事についてであった。
「私、もう悲しむのは嫌なんです。フェールさんが死んだら、お兄さんのガスパーさん‥‥悲しみます」
お兄さん‥‥か。
それを言われるのは辛い。兄弟が死ぬ悲しみを知っているから。ズゥンビだったら、デビルだったらそれでも、次にフェールと会った時に迷わず倒せたかもしれない。
だが、彼は生きていて‥‥まだヒトだ。
リアは少し視線を逸らし、息をついた。
荷物を持ってドアの前に立ったカレンは、中から顔を覗かせた母の姿を見て表情を崩した。
「‥‥ただいま」
長い間戻って来なかった娘の姿を見て、母が思わず抱きしめる。
黙ってマリは仲間と視線をかわし、満足そうに笑顔を浮かべた。あんな事があった後に旅だってしまったのだ、両親の心配は当然だろう。
やがて母がマリ達に気づくと、マリは軽く会釈をして名乗った。
カレンの村は牧畜や農業で生活を営む、小さな田舎の集落だ。どうやら以前に依頼でリーザ達が来た際には村長が部屋を提供してくれたらしく、今回もカレンが口添えをしてくれて村長の家に泊まる事となった。
荷物をとりあえず置くと、マリは窓を開けた。ここからは、裏手の山がよく見える。リーザは同じように窓から顔を覗かせた。
「あの山の中腹に祠があるんです。歩いていける距離ですよ」
「後で行ってみたいわね」
「それじゃ、私が案内しますね」
ここは、リーザが最初に来た村‥‥。
あの祠がどうなっているのか、リーザにも興味がある。
遠目に見える墓地を視界に入れると、カレンは足を止めた。
じいっとそれを見つめた後、すう、と息を吸って吐いた。自分を落ち着かせる為の暗示かもしれない。
「カレン‥‥さん?」
サーラが声を掛けると、カレンはふり返った。
「え? あ‥‥はい。大丈夫です」
カレンはリーザと買った花束を抱え込んだ。視線を花束に落とすと、また口を閉ざしす。
「なんか‥‥未練っぽいですよね、こんなの」
小さく呟いたカレンの様子を見て、ぽり、とウリエルは頭を掻いた。
「無理に‥‥忘れようとする事は‥‥ないと思うけど」
「そうよ、忘れられないのは当然だもの」
カレンの肩に手をやると、マリがぎゅっと力を込めた。
「それだけ好きだったのね。でも悩んでばかりじゃ、彼も心配するわよ。思い出したりすると辛いだろうけど、心の中に留めて、それでも前に進まないとね」
「はい‥‥ありがとうございます」
か細い声でカレンが答えた。
手を腰にやり、マリが頷く。
「よし、それじゃああたし達はちょっと天使像について聞いてくるわ。カレン、一人で大丈夫よね。お兄さんは置いていくから、ここで待っててあげなさいな。‥‥ほら、行くわよ」
マリがウリエルの手を引くと、ぼんやりとした様子でウリエルがカレンの方を見た。
‥‥よく分からないけど‥‥。そうした方がいいみたい。
ようやく手を離してもらえたのは、墓地が見えなくなってからだった。マリはマリで、何となくヴェリタスの空気を読んでいたのだが、ウリエルは気づいていなかった。
「まあ、あなたはそういうの、気づきそうにないけどね」
とため息をついたマリを見て、ウリエルはふと気づいた。
「‥‥マリさん‥‥少し似てる」
ガブリエルを11年前に拾ってくれた、大切な人と。
「そう? 会った事あった‥‥かしら」
考え込むマリに、ウリエルは聞いてみたくなった。
「護るって言ってくれてた人が‥‥自分の居ない所で、痛い目に会ってたり‥‥大切な人が、もう会えなくなるかも、って‥‥カレンが深い傷を負ってるの‥‥当然だと思う」
「そうね」
と言い、マリは言葉をつづけた。
「それって、あなたの大切な人の話?」
「‥‥」
「ふふ‥‥あなたってお兄さんって言うより、弟って感じだものね。ヴェリタスも、そう言ってたわよ。護ってあげなきゃならない、ってタイプ」
ウリエルだって、護りたいと思う事があるのだ。相手が傷ついているなら、それは当然に。マリや、ヴェリタスにまで弟、と言われると、ちょっと考え込んでしまう。
何だか、護られてばかりで頼れないと思われている気がした。
何と話しかけていいのか分からず、ヴェリタスは立ちつくしていた。
カレンは、じっと墓の方を見ている。彼女の手には、銀の指輪が光っていた。彼女は同じものを、首からお守りとして下げている。
この村で共に育ち、将来を誓い合った相手。村に戻る事は、それを思いかえす事に繋がる。
「カレン‥‥」
ヴェリタスが名前を呼ぶと、カレンはふい、とふり返った。
彼女の目が、少しだけ潤んでいる。
ヴェリタスは手を差し出し、ぎゅっと胸元に彼女を抱きしめた。
「あ‥‥あの‥‥」
驚いてカレンが声をあげる。赤茶色の髪を撫でてやると、ふわりと指に絡んだ。
「君は、今のままの自分を話してあげればいいんだ。君が思った事、出会った人の事を」
ヴェリタスの声を聞いて、カレンはすう、と目を細めた。
「‥‥ありがとうございます」
「いや‥‥済まない」
ヴェリタスはぱっとカレンを離すと、顔を赤くして視線をそらした。
「か、彼も‥‥きっと君の元気な姿が見られれば、安心するだろう。特別話す事などなくとも‥‥」
取り繕うように早口で言うと、カレンはくすりと笑った。
「はい。行ってきます」
そうして、彼女は一人、亡くした人の元へと歩いていった。
いつまでもヒューイの墓の前でじっと座り込んだまま、俯いているカレンの様子を先ほどからじっと草陰でヴェリタスは見ていた。
ウリエル達が言っていたように、二人っきりにしてやりたいとは思っていたが、いつの間にか彼女の様子を伺っていた。
「‥‥羨ましい」
「そうだな。よほど彼は愛されていたのだろう‥‥って! ええ??」
ヴェリタスがあわててふり返ると、じいっとマリが見つめていた。同じように身を沈ませて、息を殺してリーザとウリエル、それにサーラがじっと座り込んでいた。
「い、何時の間に‥‥調査はどうしたのだ」
「とっくに済んだわよ」
「‥‥天使像‥‥百年以上前から‥‥あるって」
ウリエルが、マリとヴェリタスに合わせて小声で言った。
結局村長から聞けたのは、あの天使像が百年以上前から存在している事。そして作った者は旅の踊り子だった事くらいだった。伝承との関連は、今のところ見つかっていない。
水不足に悩まされていた村の為に、踊り子が魔力を込めた石を残していったと言う。
「天使像‥‥宝石と、元々別で‥‥後から天使像が造られたって‥‥」
「えと‥‥皆さん、いつまで隠れているんですか?」
身を隠しながら、サーラが二人の顔を見やった。いや、と口ごもったヴェリタスの背中を、マリがどんと突き飛ばした。
「ほら、さっさと行って!」
突き飛ばされたヴェリタスが、茂みから崩れるように体を表した。
きょとんと見つめるカレンの視線が、ヴェリタスと後ろから出てくるマリ、サーラ達を捉える。
「あ、ヴェリタスさん‥‥」
そっと目に手をやりながら、カレンが聞いた。
その仕草に気づかなかったように、マリは花束を墓前に手向けて脇に腰掛けた。
「お話は‥‥もうよろしいのですか?」
サーラが聞くと、カレンは頷いた。
「はい。すみません、お待たせしてしまって」
「いい。‥‥死を悼まなくなることと‥‥立ち直ることは違う。心が付いていけないのは‥‥当然だ」
ウリエルに言われ、カレンは少し寂しそうに笑った。
愛用の竪琴を取りだし、マリはリーザと目で合図をし合う。静かに竪琴の音が流れ出した。それに合わせ、リーザの歌声が響く。
伝えたいことがあるの
あのとき言葉にできなかったきもち
煌めく星が空に溢れてる
あの光をみるたび思い出す
あなたにあえて本当に良かった
扉の向こうに続く雲のない大空
新しい別れを恐れずに
未来へまっすぐ歩いていくから
安心して見守っていてね
辛い時に、リーザも仲間や大切な友人達が助けてくれた。
だからカレンが辛い思いをしているなら、自分も支えになりたい。家族を、大切な人を失った悲しみ、傷ついた心はリーザも忘れる事は出来なかった。
忘れる事は無い、というマリとウリエルの言葉。
真っ直ぐ歩いていって欲しい、それはリーザの願いでもあるから。
「カレンも一緒に歌ってくれないかしら」
マリが声を掛けると、しんみりとした様子だったカレンがマリを見返した。
「歌‥‥ですか?」
「ええ、駄目?」
あんまり上手くないですよ、と言いつつリーザにおずおずと声を合わせた。
ちらりとマリが墓を見やる。
‥‥きっと、見守ってくれているわよね。
歌声が聞こえた気がする。
あの時ヒューイとともに倒されたズゥンビの青年の墓をおとずれたリアは、顔を空へと向けた。
今は、あの墓地も静寂が戻っている。あの青年は埋葬されて眠りにつき、少女の霊も今はそこに居ない。
どこかから、カレンの歌声が聞こえた気がする。
リアは外套の胸元をしっかりと合わせ、カレン達の待つ村に向けて歩き出した。
(担当:立川司郎)