【恐怖の大王】弱く手強い敵
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■ショートシナリオ
担当:龍河流
対応レベル:11〜lv
難易度:やや難
成功報酬:5 G 84 C
参加人数:12人
サポート参加人数:5人
冒険期間:07月23日〜07月27日
リプレイ公開日:2007年08月03日
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●オープニング
ノルマン王国は滅亡する
そう記すのは、預言書の写本の最後の頁だった。
「私は国が滅んでも、そんなに悲しくないかもしれないわ。施政者が変わっても、どこにでも行けばいいのだし、人と土地がなくなるわけではないもの」
でもね、と依頼人として引き合わされたエルフの女性は、その種族には珍しいほど豊かな胸の前で腕を組んだ。季節を考えてもかなり薄着で、常なら思わず目が引き寄せられそうな光景ではあるが、あいにくとそんな気分になれる状況ではない。
「デビルが支配するとなったら別よね」
まったくもって、彼女が言う通りである。
「ノストラダムスは多分パリの南方にいると思うの。どう移動しているのか判らないけれど、多分方角は合っているでしょう。でも他の方角も人の動きが妙だったりしているわけよ。それ以上のことを言うと、白いマントの人に怒られそうだから‥‥ま、一日二日待ってちょうだい」
反乱を企てている領主の軍勢があちらに集結していたり、やたらとオーガ族を見掛ける事が増えたり、ノストラダムスを奉じる狂信者と呼ぶべき人々がいたり、気配を感じさせないがきっとそれらを操っているデビルが別の方向を狙っていたりするだろうけれど、と四方をぐるりと指差して、ホリィ・チャームは腕組みを解いた。片手で髪をかき上げて、ようやく本題だ。
デビルがいる所に現われる怪盗ファンタスティック・マスカレード。ここ最近はあまり噂も聞かないが、これまで出会った冒険者の一部からは『素敵仮面』と称される怪盗の仲間の一人が彼女ホリィである。火の魔法を使うウィザードのはずだが、細かい経歴は不明。名前も本名かどうか怪しいが、『素敵仮面』に比べればまだ本名の可能性は高いだろう。
今回の依頼人が彼女ということは、間違いなくデビルがらみで、今のパリでは最後の預言に関係する事柄と見て間違いはない。
「ノストラダムスの偽者がいるの。本物は預言の進行を皆で止めるべきだと主張していて、でも周辺がもう狂信者って様子でね。多分軟禁されているのよ。旗印だけど、何かが出来る立場にあるとは思えないの」
ただパリの北の方角に、多くは信心深いだけの民衆が農具を手にパリへと進んでくる集団がある。これを率いているのがノストラダムスと称する輩で、最近の流星雨は神がパリを滅ぼす為に起こしていると、農民達を扇動しているらしい。大半は武器もなく、鍬や草刈の大鎌を担いでくるだけだから、さほど経験のない冒険者にとっても敵ではないだろう。とはいえ、相手は農民である。
「人数は結構いるのよ、あちこちで増やしてくるから八十人くらい。もっと増えるかもしれないわ」
武器は貧弱で、明らかに戦う態勢にないが、これを率いるノストラダムスは殉教すべしと口にして彼らをパリへと向かわせている。慈愛の母の使徒のやることでは、もちろんない。
だが他にも警戒すべき相手がおり、そちらに戦力を向けなくてはならない王城は、この集団に対応するには人数が足りない。デビルか悪魔崇拝者の関与も疑われるが、今だ確証はない。
「この頭に血が昇っちゃっている人達を落ち着かせて、自分の家に帰らせてちょうだい。扇動者は生死不問だけど、下手に殺すと余計に逆上しちゃって大変になるわね」
うまい具合に進軍を止めて、怪我人を出来るだけ出さない方法で気力を削ぎ、自分達の無謀さに気付かせて、安全な経路で家へ帰れるようにする。
下手をすると周辺が戦場になっている可能性があるので、その時は一時的にパリで保護出来る。もちろん内部で暴れたりしないように、ちゃんと判断力を取り戻していることが条件だ。
言うは易いが、行なうは難いの見本だが、ホリィは。
「私が得意なのは、攻撃魔法で全部燃やすことよ」
自分は不適任だと、胸を張った。
●リプレイ本文
パリの街に敵が迫っている現在、食料品は値が張った。
「うぅ、手間賃が懐を直撃です〜」
これから農民とはいえパリ攻めの戦力の一つに当たるとは思えないような態度で、渋々と財布から銀貨を摘み出しているのはエーディット・ブラウン(eb1460)だった。彼女の手には、どでかい亀と借り物の驢馬の手綱がある。
「それじゃあ、後で取りに来ますから、下拵えお願いしますね」
これから城壁の外に炊き出しに行くのですと言うエーディットを見て、よもやパリを攻めてくる連中に食べさせるための買出しをしているところだと思う人はいなかった。
この頃、すでにパリを出立していたレオンスート・ヴィルジナ(ea2206)、シクル・ザーン(ea2350)、陰守森写歩朗(eb7208)、マート・セレスティア(ea3852)、アルフレッド・アーツ(ea2100)、セイル・ファースト(eb8642)の六名は、問題に一団とそれぞれに接触していた。先の三人が内部潜入、後の三人は姿を隠しての偵察だ。
どちらも最初に気付くのが、百人弱の集団の大半が弱っていることだ。食うや食わずで何日も歩き詰めなら、衰弱もしてこよう。
この状況を見越していたレオンスートことリョーカは、用心棒と名乗って入り込んだこともあり、多少余裕を見て準備していた保存食を全部提供することになった。農夫の服装で入り込んだシクルの持参した分もこっそりと受け取って三十弱。もちろんまったく足りないが、突然入ってきたよそ者が、信用されるには十分だ。
多少なりとも空腹が満たされ、安心してなし崩し的に休憩に入ってしまった人々の中にすまして座り込んでいる陰守は更に大量の食料を抱えていたが、リョーカ一人で対応しきれない量を出すと争いになりかねないので、エーディット待ちだ。
「ちゃんと食えるようになると思ってきたんだが、大丈夫だろうか」
「そうねえ、城壁攻めって色々大変なんだけど、どういう考えでいるのかしら」
リョーカが色々と聞き出したおかげで、農民の大半が特定の貴族の領地の住人だと知れていた。元からの重税に、災害を理由に更に税が課され、扇動者達に誘われるままに村を飛び出してきている。
そこを突付いた陰守の独り言に、リョーカが畳み掛けると、周囲にいた人々が一方を見る。その方向にシクルも目をやって、こちらの会話が聞こえなかったらしい男の姿を認めた。よく聞くと、『詩人さん』と呼ばれているので、吟遊詩人だろう。もう数名、仲間と思しき男が混じっている。
長い時間掛けなくても、この男達が一団を率いているのは知れた。ついでに。
「あいつらだけ元気だ。腹減ったな〜」
遠方から覗き見ているにしては正確なことを言うのが、マートだった。近くには、一度別行動を取ったが再集合したアルフレッドとセイルがいる。三人であまり統制が取れていない、その分偵察しにくい一団をかなりじっくりと観察して、『扇動者』と定めたのがその数名だった。
「聖職者がいないなら、やりやすいかもしれないな。普通の神経なら教会にたてつくなんざ、恐ろしくて出来ないだろう」
「でも‥‥操られていたり‥‥するかも‥しれない」
セイルが言うのはノルマンの民のごく普通の反応だが、アルフレッドが指摘するのは最近の事件で度々現われる麻薬などで操られる人々のこと。これまでの情報では麻薬の心配はないだろうが、気は抜けない。
なにより、ノストラダムスの存在がないことが不思議でならなかった。耳を澄ませるにも限度があり、偵察の三人は再度散って、時を待つことにした。
農夫達から、時折現われるノストラダムスの話を聞けたのは、しばらく歩いてからだ。時折合流するだけの者の、国王の悪政を説く弁舌に皆が引き込まれているのが、いかにも怪しいが‥‥
神聖騎士のエルリック・キスリング(ea2037)とクレリックのセフィナ・プランティエ(ea8539)を中心とした冒険者五人が、農夫達との対面場所に選んだのは、彼らが夕方には到着するだろうという開けた場所だった。エルリックとセフィナに、ウィザードのミカエル・テルセーロ(ea1674)、ナイトのディグニス・ヘリオドール(eb0828)が加わって、自分達の話に相手を引き込むに良さそうな場所を探して選んだ場所だ。ジャパン人の天津風美沙樹(eb5363)も含めて、彼らはジーザス教白の教義で相手を説得することをよしと考えていた。
もちろん美沙樹のように教義に疎い者もいるので、基本的にはセフィナとエルリックが説得の中心だ。セフィナには、ミカエル提供の『海の儚き泡』も渡されている。なにしろ相手は悪魔崇拝者かデビルそのものの可能性も高いので、ディグニスや美沙樹は警戒を緩めない。
「持ち物一つにも気を配るというのは、今回は当然の配慮とはいえ、やりにくいな」
ディグニスが零すのも道理で、今回の依頼は武力鎮圧すると後々の治世に関わる微妙で繊細な事柄だった。武器をひけらかして威圧することすら出来ないので、やりにくいことこの上ない。
「ノストラダムスって、何人もいるんですって。本物は一人なんだから、他は全部偽者よね。‥‥肖像画一つあるわけじゃないのがね」
住んでいる地域により、国王はおろか領主の顔すらも知らない人々も多い。パリの住民だって国王その人の顔立ちに詳しい者は限られるだろう。美沙樹は友人に頼んで、ホリィからノストラダムスの外見などを聞いて、知らせてもらったのだが、似たような聖職者はごろごろいそうな気がする。伝聞の辛いところだ。
ただ。
『三十代後半の、小柄で、髭のある男』
リョーカが聞き出して、アルフレッドが知らせてくれた農民達の前に現れるノストラダムスはあまりに別人で。
「ご大層な殉教の御旗を掲げて、被害が出たら国王陛下のせいにするつもりなのかな。あまりに適当で、大事にされてないんだよね」
捨て駒とまでは言わなかったが、ミカエルの言うことは要するにそれ。おそらくその通りだろうと、同席していない者も考えていた。
日差しが赤く地平を這う頃に、説得に携わる者が六名、変わらず農夫達の中に紛れている者三名、身を隠して見守る者二人に、移動中一人の布陣ともいえない状態で、冒険者達は百名ほどの集団を迎えた。偵察からセイルが説得に移っている以外は、元からの配置だ。
すでにエルリックがヘキサグラム・タリスマンを発動させ、美沙樹は鳴弦の弓をすぐに愛馬の背から取り上げられるようにしている。今のところ、内部に潜入しているリョーカの石の中の蝶も、まったく反応はない。
初期の計画と変更を余儀なくされたのはシクルで、ノストラダムスを名乗る男は合流していたが、かなり小柄だったことだ。顔形はミミクリーで真似ることが出来ても、体格と身長の差が大きすぎる相手に身体つきまで似せるのは難しい。それに扇動者と目した連中が周辺から離れないため、誰かと入れ替わる隙もなかった。このため、荷物などを確認しようとしていたアルフレッドも、遠方で状況伺いだ。
「わたくしどもは、慈愛を説く神の御心に沿うよう、争いごとを収めに参りました」
怪我人がいれば癒し、じきに届く食料を皆と分かち合い、争いごとは大きくならぬうちに収めたい。セフィナが聖なるロザリオを掲げて、まずは語り掛ける。さすがに前に立ちはだかるのが女性の聖職者と分かれば、農夫達は敵対することなど考えもしない。
そして陰守がこれ幸いとばかりに、怪我人の治療を願った。リョーカとシクルがノストラダムス達の近くで、様子を伺っていることは確かめての行動だ。
こうした治療には、まずエルリックが当たる手筈になっていたが、案の定扇動者の一人が冒険者達の身元を確かめてきた。どこの教会の方かと問われても、エルリックとセフィナはノルマンの出身で修行した教会の名前を堂々と挙げることが出来る。けれども、相手はこちらも堂々と『そんな教会は聞いた事がない』とのたまった。
「教会の方々も、ノルマン全ての教会をご存知とは限らないでしょう。知らないところから来た方だからと、助けの手を振り払うのは神の御心にかなう行為ではありますまい」
ミカエルが温和な調子で口を挟むが、相手は聞く耳を持っていない。
「怪我人は治す、食料が届いたら分け合う。それで良いではないか。人を疑うのも、争うのも、神がしてはならぬと定めたことであれば」
「その戒めを先に破った者が滅びねば、ノルマンに未来はないのですよ。そう預言は授けられ、今だに果たされぬ故に天の星が堕ちているではありませんか」
神の意思を表すためには、時として戒めを破ることも必要だろうと、朗々たる声でノストラダムスを名乗る男が語る。その背後で『詩人さん』が銀色の光をまとったのを、冒険者はその場の全員が見ていた。バードだったかと思う彼らとは違い、農夫達は神の奇跡だと騒ぎ出している。
バードの歌声と、美沙樹の弓弦が鳴り出したのとは同時だった。けれども思ったほどの効果は得られず、朗々とした賛美歌のような歌声が響く。それに煽られるようにして、その場の大半が好戦的な気分に囚われていた。
「なるほど、邪魔する奴が出てきたら、問答無用か。だがなぁ、この人達の持っているのは農具だ。俺の武器とは違う」
メロディーの効果が相争わせるものだと察して、でもセイルはその効果から逃れようとはしなかった。多少好戦的になったところで、鍬や鎌を振り上げようか迷っている農夫を切り刻もうとは思わない。魔剣を手にする彼に向かってこようとする者もいなかった。
まして鳴弦の弓とはいえ手にした美沙樹や、堂々とした立ち姿のディグニスを見ては、腰が引けるのも当然だろう。挙げ句。
「国王陛下に願いがあるなら、拙者がブランシュ騎士団に話を通そう」
ディグニスが口添えをして、気を飲まれた農夫達にエルリックとセフィナが歩み寄ってリカバーを施す。神聖魔法を目にすれば、農夫達の目も覚めるだろうと考慮してだ。念のため、ミカエルが付き添っていた。
後はシクルと陰守とリョーカが、最初は小さく、やがては声高に『教会の人を相手に戦う必要はない』と訴え始める。バードの歌声は続いているが、もとより聖職者に手を上げることなど恐れ多いと考える人々だから、自分の気持ちを持て余して右往左往し始めた。
そこに。
「その、畑を耕すための道具で、俺達を殺せるのか? 俺達は預言だろうとデビルだろうと、必ず追い払って見せる。そういう力はあるからな。でもあんた達のように畑を耕して、作物を実らせる力はない。俺に畑を任せろと言ったら、誰か俺にその鍬を譲ってくれるか?」
お互いに自分に向いたことをしようではないかとセイルに言われ、個別にセフィナとエルリックに『戦うことは神の教えではない』と諭された人々が、徐々に感情を静めていった。バードには美沙樹とリョーカが向き直っている。
「魔法はよくないと思うのよね」
「それで人の気持ちをどうこうするなんて、指導者のやり方ではないわよ」
二人がかりで静かに怒りを示したいたところに、悲鳴のような声が届く。発したのはマートで、アルフレッドが相手取っているのはおそらくインプだ。マートが逃げ惑うのを、追いかけているデビルは四体ほど。暗闇に乗じて近付いてきて、偵察の二人に気付かれ、いいように引き回されている。
「皆さん、固まって座って、あちこち動かないでください!」
「デビルを連れる輩の言うことなど、耳を貸すものではない!」
「神聖魔法が使える方を、不信心だと言うつもりですか!」
これまではまるで少女のような印象のミカエルが大声を張り上げ、農夫達に指示したところで自称ノストラダムスの反論が入った。けれど誰よりも先に言い返したミカエルが、魔法を放とうとしたときには、もうセイルやディグニス、リョーカ、美沙樹にシクルと陰守までが戦闘に入っていた。エルリックとセフィナは危険な場所に近い人々を別のところに誘導し、ミカエルもそれに加わる。
不意に身近で湧き上がった殺気に、対応しきれないセフィナとミカエルを助けに入ったのは、
「後でご馳走してね」
「仲間は‥‥助け合うもの‥ですよ」
デビルを振り切ったマートとアルフレッドだった。マートの足の下には、踏み付けになったノストラダムスがいる。手に光るのは聖職者に似つかわしくない大振りのナイフだ。
それを見た人々が息を呑み、これまで温厚だと誰もが信じていたセフィナが思わず声を荒げた。
「どの神が、我らに傷付けあえと教えたのかっ!」
その小柄な身体に銀色の光の矢が突き立ち、前のめりになる身体を助けようと近くの数名が動いた。ミカエルはとっさにこの場で使える魔法がなく、倒れたセフィナの上に覆いかぶさっている。
ただし、次は来なかった。
短時間でインプを平らげ、あっという間にノストラダムス一行を取り囲んだ中から、シクルが倒れた二人を助け起こしにやってきた。農夫達は大半が呆然とし、セフィナの周囲にいた人々だけが、興奮してバードを責め立てて、その声が皆に状況を知らせていた。
聖職者を手にかけた。その話が百名に伝わると、先程のメロディーとは違う興奮があたりを支配する。本当に信心深い、騙されやすいほど素直な人々だと実感したのが何人かいるが、これを止めないと結局相手の思う通りだ。
「体が辛いでしょうけれど、少しの間我慢してくださいね」
シクルが断って、セフィナを肩に担ぎ上げた。マートが油壺を割って篝火の代わりとし、アルフレッドはランタンを持って飛び上がる。
「国王陛下のご命令で、予言者の名を騙り、人を騙すデビルの使いを捕らえに来た。今罪を認めるなら、自分の村へ帰ることを許す」
数名が声の限りに知らせて回り、扇動者達を捕らえたところに、ランタンの明かりが一つ近付いてきた。
「門が通れなくて、怪盗さんに助けてもらいましたよ〜。お待たせしました。ご飯にしましょうね〜」
たった今まで、ここで大変な騒ぎがあったんだけどと、思わず言いたくなる口振りでエーディットが姿を現した。
「あ、悪い人は捕まりましたか。国王様も、農家の人がひどい目に遭わなくて安心しますね」
「セーラ様もね」
手際よく縛られてしまった扇動者達は恨めしげに彼女らを見ていたが、事細かに事情を説明され、まだ飲み込めない風情の農夫達も、冒険者達が城の偉い人達に命じられてきて、自分達も捕まるか殺されるかするところだったのを助けてくれたということは、徐々に飲み込めてきたらしい。
それにはエーディットと陰守とシクルが作ってくれ、他の人々が配ってくれた野菜の炒め煮のおかげもあったかも知れない。
「ご飯食わせてくれる人はいい人だよね」
マートの言い分が、まあある程度は真実なのだろう。
後の問題は、彼らを帰らせる算段をすることだが‥‥それは明るくなってからのことだった。