ゴブリンを蹴散らせ!(殲滅班)

■ショートシナリオ


担当:紅茶えす

対応レベル:1〜3lv

難易度:普通

成功報酬:0 G 78 C

参加人数:8人

サポート参加人数:-人

冒険期間:07月11日〜07月18日

リプレイ公開日:2004年07月14日

●オープニング

「仕事の斡旋か? キミ達ならば、これなんかどうだい?」
 いつものように冒険者ギルドのおやっさんが依頼書のひとつを見せる。

『村がゴブリンの襲撃を受けています。至急、冒険者を派遣して下さい!
 多数のゴブリンとリーダーと思われるホブゴブリンがいるようなので、それを退治できる戦力の冒険者をお願いします』
『冒険者ギルド追記。
 こちらの依頼書を村の殲滅班とする。
 ゴブリンのアジトを探しだし壊滅させることを依頼とする』

「依頼書を見ての通り、ゴブリンの数が多いらしいんでな。ギルドの方で二班に依頼を分けることにした。こっちはコブリンのアジトを見つけて殲滅するのが仕事だ。村までは片道2日。アジト殲滅までの猶予は3日。往復7日間だ。アジト殲滅期間3日分の食料は村で用意してくれるそうだが、往復4日分は自腹だな。準備が出来たら早めに向かってやってくれ」
 こうして、新たな依頼を受けた冒険者達。
 無事、ゴブリンのアジトを殲滅する事ができるだろうか。

●今回の参加者

 ea0021 マナウス・ドラッケン(25歳・♂・ナイト・エルフ・イギリス王国)
 ea0714 クオン・レイウイング(29歳・♂・レンジャー・人間・イギリス王国)
 ea0749 ルーシェ・アトレリア(27歳・♀・バード・人間・イギリス王国)
 ea2253 黄 安成(34歳・♂・僧兵・人間・華仙教大国)
 ea2634 クロノ・ストール(32歳・♂・ナイト・人間・イギリス王国)
 ea3827 ウォル・レヴィン(19歳・♂・ナイト・エルフ・イギリス王国)
 ea4202 イグニス・ヴァリアント(21歳・♂・ファイター・エルフ・イギリス王国)
 ea4295 アラン・ハリファックス(40歳・♂・侍・人間・神聖ローマ帝国)

●リプレイ本文

 ゴブリン退治の依頼を受けた二組の冒険者達。
「俺の事はウォルって名前の方で呼んでくれよ!」
 明るく正義感の強い少年ナイトのウォル・レヴィン(ea3827)。続いて全員が自己紹介を済ませる。
「あー、悪ぃ。食料買い忘れた、ちょっと行ってくるぜ」
 慌てて保存食を調達するレンジャーのクオン・レイウイング(ea0714)。
 二日間の旅を経て村へと到着。
 村のあちこちに、ゴブリンの襲撃による傷跡があるのがわかる。
 こちらはゴブリンのアジトを探し出し、殲滅する事を任務とするチームである。
「騎士として民の為に剣を振るうは至上の使命。そして非道を行うゴブリンどもを私の正義が許さない。私の持てる全てを持って殲滅する」
 意気込むナイトのクロノ・ストール(ea2634)。
「ゴブリンたちに困らされている人達を救うため、がんばりますっ☆」
 バードのルーシェ・アトレリア(ea0749)。
「ゴブリンが来る方角、数や規模、その他なんでもいいから連中について知っていることがあったら教えてくれないか?」
 少し無愛想なファイターのイグニス・ヴァリアント(ea4202)。
 村人からの情報を仲間でまとめ、アジト探索の指針にする。
 また、殲滅作戦に必要となるちょっとした小道具を借り受けるなどの準備もしていた。

 二人一組でゴブリンのアジトを探索。
「この辺りが怪しいようじゃ」
 左頬に特徴的な傷がある僧兵の黄安成(ea2253)と、
「見つけるつもりが、ゴブリンに先に見つかっちゃ大変だからねっ」
 ルーシェのコンビ。この二人も土地感などを活かして、慎重に探索を進めている。

「群れってぐらいだから相当大きな巣穴なんだろうな」
「足跡等を重点的に探そう」
 ウォルとイグニスのコンビ。
「一つじゃないかもしれないから慎重に探さねーと」
 二人の持つ、様々なスキルを活かして、ゴブリンのアジトを探索する。

「ゴブリンの痕跡を探そう」
 ファイターのマナウス・ドラッケン(ea0021)とクロノのコンビ。
 土地感を持つクロノと感覚に優れるマナウスのスキルをフル活用すれば、ゴブリンの痕跡を発見するのは、そう難しいことではなかった。
「これは使えるな」
 探索途中、植物知識のあるマナウスは様々な植物を採取していた。
 燃やすと煙が多く出るクレマチスの茎。
 その他、粘つく樹液、触れると痒くなる樹液などである。

「先ずは連中のアジトを発見することが先決だ」
「俺はただのしがない傭兵崩れさ。頼りにしてる」
 クオンと、ファイターのアラン・ハリファックス(ea4295)のコンビ。イギリス語を修得していない彼は、クオンの通訳を必要としていた。
 様々なスキルを持つクオンは、それらを駆使して探索を行い、ゴブリンの痕跡を辿る事に成功していた。
「流石レンジャー、森については一流だな」
「ありがとよ。仲間と合流しよう」

 翌朝。冒険者達は、ゴブリンのアジト付近に集結していた。
 ここで誘導組と奇襲組に別れる。
 誘導組は、クロノ、ルーシェ、ウォル、イグニス。
 奇襲組は、マナウス、アラン、安成、クオン。
「これも使ってくれ」
 火打ち石や油、マナウスから預かったクレマチスの茎を提供するクロノ。
 ゴブリン達をアジトから煙で燻りだす作戦である。
「この辺が最適だよ、作戦開始っ☆」
 風読みのスキルを活かしてタイミングを指示するルーシェ。
「おーし、やるぞ!」
 オーラ発動の瞬間、ウォルが淡いピンクの光に包まれる。
 今の内に誘導組の武器にオーラパワーを付与しておくのだ。

「ゴブッ、ゴブッ、ゴブッ!」
 煙にむせながら、コブリンどもがアジトの洞穴から出てくる。
「ホブゴブッ!」
 リーダーらしきホブゴブリンが誘導組に気づき、ゴブリン達に襲いかかるよう命令する。
「ルーシェ嬢を守る事も騎士としての勤め‥‥オーラエリベイション!」
 彼女の前に立ち、オーラエリベイションを発動させるクロノ。
「一匹残らず倒さねーとな!」
 オーラショットで先制するウォル。
「こっちだ」
 軽く斬りつけたり、蹴りを入れつつ、距離を取って誘導していくイグニス。オーラに集中するウォルをガードする。

 充分引きつけたところで、隠密行動をしていた奇襲組が背後から奇襲を掛ける!
「森と言うテリトリーの中でエルフと戦う‥‥その意味を思い知らせてあげよう」
 ホブゴブリンに採取した樹液の小瓶を投げつけるマナウス。
「ホブ? ホブゴブー!?」
 樹液を浴びたホブゴブリンが、べたつきと痒みに身をよじらせる。
「気合入れていくぜ!」
 無防備なゴブリンにシューティングPAEXを放つクオン。
 それを合図に安成とアランが接敵する。
「スキだらけじゃ!」
 ゴブリンの背後からスープレックスを掛ける安成。
「来い。お前らの醜い面、徹底的に叩き潰してやる。このハンマー鎖鎌でな」
 大鎚の柄にロープを括り付けた自称『ハンマー鎖鎌』を振り回し、真正面から攻撃するアラン。

 浮き足立つゴブリン達。さらに誘導組も攻撃に加わる。
「さて、ここからが本番だ。一匹たりとも逃がさん」
 ダガー二刀流を構え、ダブルアタックで戦うイグニス。
「私欲を満たす為に民を苦しめる非道なる行い、美しくないぞっ!」
 ソードで斬撃と刺突を組み合わせて攻撃するクロノ。
「‥‥スリープ♪」
 魔法発動の瞬間、ルーシェが銀の淡い光に包まれると、ゴブリンが一匹眠ってしまう。
「行かせるか!」
 敵に有利な位置を取らせないよう射撃するクオン。
「甘いのう」
 トリッピングでゴブリンを転倒させ、退路を断つように立ちはだかる安成。
「ゴブゴブッ!」
 なんとか『ハンマー鎖鎌』をかいくぐり、懐に飛び込んでくるゴブリンを、
「じゃかあしい!!」
 蹴り飛ばし、ハンマーを叩き込むアラン。
「お前らはもう、何もできずに撲殺される運命なんだよ。この際、存分に己の非力を呪うがいいさ」
 ニヤリと笑う。
「我が魂の輝きを剣に!」
 タイミングを計りオーラパワーを発動するクロノ。
「そこだっ!」
 シューティングPAで急所を狙ってナイフを投擲するマナウス。
 ナイフには釣糸を結び、回収を可能にしている。

 ゴブリンが次々と倒れていき、ホブゴブリンが体勢を整える頃には、残りわずかとなっていた。
「リーダーのホブゴブリンに‥‥ムーンアロー♪」
 魔法発動の瞬間、ルーシェが銀の淡い光に包まれると、月明りのように淡い光の矢がホブゴブリンに命中する。
「邪悪なる者達よ、この地上から滅せよ!」
 ボブゴブリンに対し、渾身のチャージングを敢行するクロノ。
「ホブゴブ‥‥ッ」
 しかし倒れない!
 そして、ホブゴブリンのスマッシュが唸る!
 ガキンッ!
 オーラエリベイションのおかげか、ギリギリ盾で受ける。喰らえば重傷は免れないところだ。
「いいねぇ、強そうだ。そうでなくちゃ楽しめないってモンだぜ」
 ホブゴブリンにガチンコを挑むアラン。
「ホブゴブーッ!」
 力任せのスマッシュを冷静にオフシフトで回避しつつ、確実にハンマーを叩き込む。

 そして。
 作戦勝ちで終始有利に戦闘を進めた冒険者達の大勝利に終わった。
 ゴブリン達にトドメを刺し、投擲した武器や矢を回収しておく。
 軽傷者はいるが、キャメロットに戻るまでには完治する程度の傷だ。
 思ったより数が少なかったのは、やはりゴブリンどもが村の襲撃をしていたからだろうか。
 村の防衛の方は、そちらのチームに任せておいて大丈夫だろう。
 アジトを探索し、村の盗品と思われる物を回収する。
「それ以外で特に使えそうなものは‥‥無いか」
 微妙に残念そうなイグニス。
「飲もうぜ。仕事の後は酒って決まってるもんさ」
 手当てをしつつ発泡酒を開けるアラン。
「私は遠慮しておく」
 安成は酒に弱いらしい。
「あと一日は、このアジトで待ち伏せて残党狩りかな」
 ウォルの提案に、冒険者達は休息をとりつつ、まずは村の防衛班にアジトを壊滅させ、残党狩りをしてから戻ることを連絡する。
 そして村の襲撃から逃げ帰ったゴブリンの残党を退治していくのであった。

 期限一杯まで粘ってゴブリンの殲滅を確認すると村へ戻る。
 村の方も防衛班の活躍により、被害は最小限に済んでおり、村人達から多大な感謝を受けるのだった。
「本当に有り難う御座いました。これで村も救われました」
 村を去る冒険者達を村人一同が見送る。いつか彼らが英雄と呼ばれる日を願って。