<母の面影>
 |
■ショートシナリオ
担当:とらむ
対応レベル:1〜3lv
難易度:やや難
成功報酬:0 G 78 C
参加人数:8人
サポート参加人数:-人
冒険期間:09月29日〜10月04日
リプレイ公開日:2004年10月07日
|
●オープニング
「嘘‥‥、そんなの嫌」
大き目をさらに大きく見開いて、少女は咽から声を搾り出すようにして呟いた。すると、大粒の涙が頬を伝って流れ落ちる。
「綾女。逃げるんだ!」
悲鳴に近い声も彼女には届いていない。
ただ目の前に起きている現実。それだけが全てだった。
そしてその現実を受け入れられないと言う事が。
涙と共に、身体から力が抜け出ていくようだった。膝が震え、視界がかすむ。いや視界がかすむのは涙のせいだ。とめどなく流れ出る涙で、何もかもが滲んで見える。
「ねえ、やめてよお母さん。私だよ、綾女だよ‥‥」
少女は訴えるように言い、足を一歩前へと踏み出した。
彼女の前には微妙に輪郭の歪んだ人影がある。
生気のなく、焦点を結ばない虚ろな瞳。だらしなく開いた口からは得たいの知れないどろりとした液体が流れる。
その足取りは重く、そして覚束なかった。
「逃げろ! 綾女! それはお母さんじゃない! お母さんはッ!」
「違うもん! お母さんだもん! ちょっと眠ってただけ、そうよね?」
男の言葉を首を振って強く否定し、少女は両手を差し伸べるようにして母親と言われたその女性に一歩、歩み寄る。
だが少女のその言葉に返事はない。
よろよろと女性は近付いてくる。しかし彼女は動かなかった。むしろ両手を差し伸べてそれを受け入れようとすらしている。
「クソッ!」と一言吐き捨てて、男は少女の身体を横合いから抱きかかえ、担ぎ上げる。
「離して! 私はお母さんといるの!」
暴れる少女は男の妹だった。
母親が死んで半年。
妹の綾女はまだ母親の死を受け入れられないでいる。
それを納得させる為に墓参りに連れてきたのに、こんな事になるとは。
突然の出来事だった。
墓場に嫌な風が吹いたかと思うと、突然墓石のいくつかが動き始め、その下から死人が現れた。死んだはずの母親も。
とにかく早くこの場を離れなくては。
綾女が手足をばたつかせるので、思うように走れない。
それでも墓場の敷地を出るところまで走った時、男は足に激痛を覚えて地面に倒れ附した。投げ出された綾女が悲鳴を上げる。
何が起こったのか、それを確かめようと男は首を巡らす。
自分の足を掴んでいるものがいた。
くすんだ色の白い手。肉のない、骨だけの手が足をがっちりと掴んでいた。たまらず悲鳴を上げて、男は何度も手を蹴りつける。
何とか手を払い除け立ち上がろうとすると、今度は目の前に青白い炎が上がり何かの形を成した。
それは人の顔のようだった。怒りや憎しみが凝縮したような醜い表情。歯を剥き出して、青白い炎が迫ってくる。
炎に触れられた途端、痛みが走る。
「畜生‥‥いったい何だっていうんだ」
痛みを堪え、男は立ち上がる。倒れている妹に、今度は青白い炎が向う。何とか逃げ出さなくては。
緊急に集められた冒険者達の前で、番頭が血相を変えていた。
「事情は道すがら説明させる。ともかく一刻も早く、この場所へと向かって欲しい」
簡単な地図を渡すと、早々にギルドを追い出されて冒険者達は依頼へと赴く事になる。
●リプレイ本文
●プレイング
少女を保護する為に皆より早く馬を走らせてきた鬼嶋美希(ea1369)は、一向に姿を捉える事が出来ずに、思わず短く舌打ちをした。
「まったく人騒がせな。少しは周りの迷惑を考えろってんだ。だから、子供は苦手なんだ‥‥」
口ではそう言いながらも、しきりに辺りに視線を配る。どこかこの辺りにいるかもしれない。やや速度を落して首を巡らしていると、後ろから二頭の馬が追いついてきた。
「しっかし、綾女ちゃんだっけ? えらい足が速いじゃん」
やや遅れて後に追いついた環連十郎(ea3363)が、きょろきょろと周りを見る。
「それだけ母親の事を思っているという事ですよ」と言ったのは、同じく志士である人見梗(ea5028)だ。彼女はクレリックであるリュー・スノウ(ea7242)を乗せてきている。
「出来れば墓場に入ってしまう前に追いつきたいですね」とリューは乱れた銀色の髪を撫で付けながら言う。
「そうじゃなきゃ、急いできた意味がないよ」とつっけんどんに言い放ち、美希は鐙を蹴って馬を走らせる。
「素直じゃないなぁ、美希ちゃん。まあ、美人はちょっと冷たい感じのする方がいいんだけどさ」
と長い黒髪をかき上げて、連十郎は口の端に微かに笑みを浮かべると、美希を追う。
独り言にしてはやや大きいその声に、梗とリューは顔を見合わせた。
●追跡
人の通りのまばらな街道に目を凝らして、沖鷹又三郎(ea5927)は驢馬の背に揺られつつ「フム」と息をついた。
「綾女殿は見つかったでござるかな? さすがに街道で足跡を辿るのには無理があるでござる」
「そうだね」と馬の歩調を合わせたアキ・ルーンワース(ea1181)が相槌を打つ。
「墓場に入っちゃったら、色々危険だから‥‥その前に止めたいしね」
アンデッドは無差別に生者を襲う。子供が一人でいる所を襲われたとなれば危険だ。
「俺達が見つけられないんだ。向こうで先に見つけてくれていると信じるしかないだろうな。とにかく急いだ方がいい。聞けば死人の数はかなり多いみたいだからな。子供を守りながら戦うとなれば、人数は多い方がいい」
高澄凌(ea0053)はそう言いながら、自分の腰に回された十六夜八雲(ea6973)の手の力がふっと緩むのを感じて慌てて彼女の手を掴む。
「おいおい、しっかりしろよ。大丈夫なんだろうな?」
「あ、すいません高澄さん。ちょっと眩暈が‥‥」
意識を失いかけて身体が傾いていた八雲は、虚ろな表情で振り向いた凌に微笑む。
これが歩を早く進めらない理由だった。やもすれば馬から落ちそうになる八雲を庇いながら馬を進めていては速度も上がらない。
しかしこれではたどり着くのが遅くなるばかりだ。
「悪いがちょっと我慢してもらうぞ」
言うなり凌はロープを取り出して二人の身体を縛り付けてしまう。
「さあ、急ぐぞ」
と、馬首を巡らし駆け出す凌に二人が続く。
●死者の棲む場所
目的地である墓場が遠目に見えたのと、リューが今にも墓場へと足を踏み入れようとしている綾女の姿を視界に捕えたのとはほとんど前後がなかった。
「美希さん、いました!」と指を差すリューに振り向きもせず、美希は鐙を蹴って馬を走らせた。一瞬遅れて連十郎が続く。
「梗さん。私達も!」
その声に梗は無言で表情を引き締めた。
馬を繋ぎとめるのももどかしく、美希は半ば飛び降りるようにして馬から降りると、そのまま駆け出して少女へ追いつき、その襟元を引っ掴んだ。
「手を焼かせるんじゃないよ、まったく!」
突然の事に驚いたせいもあるだろうが、じたばたと暴れる少女を片腕で抱きかかえるようにして、美希は辺りに視線を配った。
嫌な感じがする。死人がいるという感覚。殺気に似た感覚ではあったが、何かが違う。無意識に美希は重心を落とし、刀を抜く。動きがぎこちなくなってしまうのは、少女が腕の中でもがくからだった。
「離して!」
と叫ぶ少女に、美希は鋭く「うるさい!」と言い放つと、駆け寄ってきた連十郎に少女を突き出すようにして渡す。
「お、中々の可愛い子じゃん。将来が楽しみだぜ」と満面に笑みを浮かべながら、連十郎は綾女を両手でしっかりと捕まえる。
「何か嫌な感じがしないか?」
過剰なまでに辺りを警戒しながら、美希は訊く。しかし連十郎は「そうかぁ?」と危機感がない。
「死人のせいじゃねーの?」
確かにそうかもしれない。
「お願い、離して! 私はお母さんの所に行くの!」
なおももがき続ける綾女に向って、連十郎は困ったなという顔をして見せた。確かにこのくらいの女の子に母親の死を納得させるのは難しいだろうなと思う。
梗と共にやってきたリューに綾女を託し、連十郎も刀を抜く。目的の一つは果たした次は‥‥。
梗が二人を護る様にして刀を抜き構える。その間にリューの作り出したホーリライトの光が暗鬱とした墓場の空気を僅かに退けた。直に残りの者達も到着する筈だ。
「死人の姿が見えませんね」と梗が声を潜めた。
嫌に静かだ。
「ちょいと見てみるか」と連十郎がリトルフライを使ってふわりと宙に浮く。そのまま緩やかに高度を上げながら、墓場全体を見下ろすようにして視線を下げた。
「‥‥ん?」
その時、連十郎は視界の片隅にふと光点を見つけて目を凝らす。それはあっという間に大きくなり急激に肉迫してくる。慌てて高度を下げようとするが、とても素早く動けるような状態ではない。
頭上から聞こえる悲鳴と墓場の彼処から死人が現れたのはほとんど同時だった。
ガタン。と墓石のずれる音が周囲を問わずしたかと思うと、大量の死人が次から次と現れる。中には完全に骨になってしまったものもある。
ゆらりと地面に降りた連十郎は、そのまま痛々しい苦痛の呻き声と共に膝をつき、蹲った。
美希は「チッ」と短く舌を打ち鳴らすと、手近な死人に刃を振るう。
梗が慌てて連十郎の傍に寄ろうとしたが、それをリューが止めた。
「怪我をしているわけではありません。死霊に生命力を吸い取られたのです」
「それでは‥‥」
「はい。今は沖鷹さんの到着を待ちましょう」
リューは頭上を見上げる。しかし連十郎を襲った死霊の姿はもうない。ホーリーライトの光ある限りうかつには近寄ってはこないだろうが、油断はならない。
「立てますか、環様?」
刃を振るい、死人を牽制しつつ訊ねる梗に、連十郎は痛みを堪えつつ顔を向けた。
「女二人に戦わせておいてへばってたんじゃ、漢環連十郎の名が廃るぜ」
意識が遠ざかりそうになるのを堪えながら、フラフラとした足取りで抜刀する。しかし三度に渡って死霊に触れられてはダメージも大きい。
美希と梗がそれぞれに刃を振るい、死人を切り倒していくがそれでも数は中々に減らない。数の上での不利もある。
見る間に悪くなっていく連十郎の動きと顔色とに心配げな視線を送りつつ後ろを振り向いたリューは、目に入ってきた光景に思わず安堵の吐息を漏らした。
凌を先頭に四人が駆けて来る。
アキが一瞬立ち止まって手にした十字架を掲げる。
「邪悪なる者よ。戒めを!」
アキの放つブラックホーリーだった。その声に反応するように、息の荒い連十郎に襲い掛かろうとしていた死人が動きを止め、リューの傍らを駆け抜けていった凌が刀で切り捨てる。
「遅くなった」
「待ちくたびれたよ」と憎まれ口を叩きながら、美希は凌を見て口の端を緩めて見せた。
背後では、蹲ってしまった連十郎を庇うようにして、八雲が前に出て死人をひきつける。
「私が相手になります。死者は大人しく黄泉の国に帰りなさい」
八雲の振るう刃は的確に死人を捉え、切り伏せていく。
その隙に又三郎がリカバ[で連十郎の傷を癒した。
「少々時間がかかってしまったでござる。申し訳ござらぬ」
と済まなさそうにする又三郎の肩を叩いて連十郎は立ち上がった。
「いや、助かったぜ。不意を突かれちまったとはいえ、とんだ醜態晒しちまったからな。きっちりカタをつけさせてもらわねぇとな」
言いながら、最初に襲い掛かってきた青白い炎のような姿を探すが、何処にも見当たらない。
「死霊にやられたのでござろう? して、彼奴は?」
「‥‥あれ以来見てないな」
混戦とは言えない状態だった。どちらかといえば包囲されている状況に近い。
「お母さん!」
まったく唐突に、少女の声が響いた。
と、それまで状況に飲まれて大人しくしていた綾女は、そう叫ぶなりリューの腕を振り払い飛び出して、真っ直ぐ生前は母親だった死人へと走っていく。
咄嗟に動いたのは梗だった。
綾女が走る先にいるのが、元々は母親であったものであろう事は容易に想像が付く。しかし今や生ける人間を襲う死人と化してしまっているのだ。自分の娘の事など分ろう筈もない。だが例え真実がどうであれ、綾女にとっては母親なのだ。
間違っても母親が娘を傷つけるような事になるのだけは防ぎたかった。
梗は綾女を追い抜いて、死人との間に割って入ると刃を向け牽制する。
「駄目!」
それを見て、綾女が叫び様に梗の腕にしがみ付いた。あまりに突飛な行動に虚を突かれ、無防備になった梗を死人の爪が引き裂く。
強かに腕を抉られて苦痛のうめきを漏らし膝を付きつつも、それでも綾女を庇おうとするが、死人には容赦というものがない。再び腕を振り上げる死人を制したのは美希だった。
ほとんど体当たりに近い体勢で死人を弾き飛ばす。
「止めて! お母さんに酷い事しないで!」
悲痛な叫び声を上げる綾女と傷ついた梗をを囲むようにして凌達が円陣を成して集まる。
梗に変わって綾女を引き止めるリューの手を振り払うようにしてもがく綾女の傍に美希は大股で歩み寄ると、やや腰を落して少女の両肩を少しだけ力を込めて掴んだ。
「いいかげんにしないか! あれはもうお前の母親じゃない! 死人なんだよ。もうお前の母親は死んだ」
「嫌! 違うもん!」
強い否定の言葉と共に少女は首を振る。
その美希の背後から母親である死人が再び寄ってくる。
防ごうとした凌を止めたのは美希だった。
死人の爪が美希の背を抉る。
苦痛に耐える美希の顔が少しだけ歪んだ。
「お前の母親はこんな事をする人か?」
と言う美希の問いに少女は目を見開いて身体を強張らせた。
見かねた凌が、死人を引き剥がす。
「あっ」と言う声を上げて視線を逸らす少女の頬を美希は軽く掌で打った。
「お前が認めてやらない限り、母親は眠れないんだ」
「そうだ」
と死人の攻撃を受け止めつつ、凌が口を開く。
「お前さんが愛したのは母親はの姿形だけか? 違うだろう。よく思い出せ。母親は死んだ。ならば、お前さんが守るべきものは何だ? 何が大切だ。母親がくれた愛ではないのか? 心ではないのか?」
「あれはもう、貴女のお母さんではないのです。目を覚ましてください‥‥。姿形だけのお母さんでいいのですか?」
と八雲も剣をふるいながら声を張り上げる。
綾女は顔を引き攣らせて視線を下げた。
「ね、綾女ちゃん。お母さん、どんな人だった? ちゃんと思い出してあげないとさ。このままだと、他人を傷つけるとても悪い人みたいだよ」
少女に一番歳の近いアキが、優しく言葉をかけ微笑みかける。
その傍らにリューが立った。
「お母さんも、綾女さんとお兄さんを大好きだった‥‥。だからこそ、綾女さんを傷つける自分を‥‥きっと悲しいと、辛いと思われてますよ」
「そうでござる綾女殿。きっと母上は心配しているでござるよ。安心させてあげるでござる」
美希の傷を癒しつつ又三郎は言う。
綾女は何も言わなかった。けれど、俯いたままの顔が一度だけ小さく縦に動く。その拍子に小さな嗚咽と、そして頬に涙が伝った。
「いい子だ」と美希は綾女頭を一度だけ軽く撫でる。
「綾女。しっかりと見ておきな。お前の母親に取り憑いた悪霊を退治してやる。ちゃんと眠らせてやろう、いいね?」
その声に綾女が涙に濡れた顔を上げる。しかし、目には強い意思がある。
美希は首を縦に振った。
連十郎と八雲が死人を牽制し、凌が美希をサポートする。
「今度こそ、しっかり眠りな! いくよ!」
渾身の力を込め、裂帛の気合いと共に、美希は刀を突き入れる。
動きを完全に止めた母親の死人は、地面に崩れ落ちた。その様子をじっと見詰めながら、
「死して尚、これだけ想われるんだ。あんた善い母親だよ」
それだけを呟いて、凌は死人の掃討に入った。
●リスト・イン・ピース
死人の数は確かに多かったが、それでも無茶をしなければさほどの脅威でもない。
リューのホーリーライトの光があれば不用意に接近される事もなく、アキのブラックホーリーが遠距離の牽制をする。
凌や八雲の腕ならば死人を寄せ付ける事もなく切り伏せられたし、連十郎や又三郎にしても油断をしなければ被害を受ける事もなかった。
一度八雲が貧血を起こして倒れ掛かったが、そこは連十郎が素早くフォローした。
荒れた墓場をそのままにしておく事は躊躇われたが、綾女の事もある。あまり長居をするわけにはいかなかった。
「許されよ。今はしっかりと弔う事が出来ぬでござるが、せめてもの手向けでござる」
と又三郎がお経を唱える。
「しかし、死霊は何処に行ったのでしょうね?」
「さあな」
八雲に聞かれ、連十郎としても気になるところだった。出来れば借りを返しておきたいが姿がないではどうしようもない。とんだ不覚を取ったものだ。
結局死人を片付け終わるまで死霊は姿を見せず、冒険者達はそのまま帰途に着いた。目的は果たしたのだ。死霊とはいずれ決着をつける事になるだろう。
梗の胸に抱かれて、馬に揺られている綾女を覗き込むようにして、リューは「綾女さん大丈夫ですか?」と聞いた。
「疲れたのでしょうね。沢山歩いて、いろいろあって」
「綾女‥‥強い子だよね。ちゃんと分ってくれたんだから」
リューを乗せたアキが優しげな眼差しで目を閉じている少女を見た。その言葉に梗は頷く。
ふと、少女の目から涙が一筋、流れ落ちた。
「分っていても、まだまだ子供なんです。辛いのは確かでしょう。‥‥今は、このままで」
もたれかかる少女を片腕でそっと抱きしめて、梗の口から柔らかな旋律が流れ出る。
それは、子守唄だった。
誰しもが、一度は母の腕の中で耳にした事のある。懐かしく、温かい記憶。
「目を閉じて、思い出す‥‥」
沈み行く夕日が残照を残しつつ山の端へと消えていく。
直に訪れる夜は安らぎの時間。眠りの時間。
再び始まる明日の為に、今はただ安らぎの中で静かに‥‥眠れ。