春の行楽 ピクニック!
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■ショートシナリオ
担当:月原みなみ
対応レベル:8〜14lv
難易度:普通
成功報酬:4 G 15 C
参加人数:6人
サポート参加人数:3人
冒険期間:05月04日〜05月09日
リプレイ公開日:2009年05月11日
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●オープニング
「‥‥おかしい」
「はい?」
「おかしいんだよ、受付君」
「‥‥おかしいのは貴女だと思いますが、かえでさん」
春うららかな陽気が心地良い日の昼下がり、冒険者ギルドの受付に頬杖を付いて居座る彩鈴かえでに、ギルド職員のアスティ・タイラーは眉根を寄せた。
「久し振りにお顔を見たと思ったら、‥‥体調でも悪いのですか?」
「そう!」
「っ」
突如かえでの瞳に力が戻ったかと思うと、急に手を取られてしまい、アスティは驚いて固まる。
「そうなのっ、久し振りなんだよっ、何でか判んないけど久し振りなの!」
「‥‥は、はぁ‥‥」
そうって体調が悪いわけじゃなかったのかと、微妙にズレた理解で安心するアスティ。
「何でか判らないけれど久し振り‥‥って、何処かご旅行にでも行かれていたんですか?」
「ううん」
「‥‥家に籠られて調べ物をしていたとか」
「ううん」
「‥‥‥‥やっぱり風邪を引いて寝込まれていたんじゃ‥‥」
「ちっがうよっ、超元気だよっ! 子供は風の子元気な子だよ!?」
意味不明である。
とにもかくにも要約すると、かえでにはここ最近の記憶が全く残っていないらしい。いや、食事をしたり寝たりという事は判るのだが、日々何をしていたのかと言うと、‥‥何もしていないのである。
「寒いの苦手だから冬眠に似た生活をしてたんだけど、何かそれが良くなかったみたいで、春になったのに、‥‥こう、やる気が起きないっていうか」
「なるほど‥‥」
「何かないかな、やる気が出ること」
「と、言われましても‥‥」
アスティは最近ギルドに出された依頼を順番に確認してみるが、今のかえでに有効そうな内容の依頼はない。
「‥‥いっそ、ピクニックとかどうですか?」
「ピクニック?」
「花の綺麗な季節になりましたし、お弁当を持って遊びに行くのも良いんじゃないでしょうか。気分転換にもなりますし」
「ピクニックかぁ‥‥」
呟くかえでの表情が俄に変わる。
「そういえばもうすぐ六月だし‥‥お節介してみるのもいいかもねぇ‥‥」
「はい?」
アスティが聞き返すが、もはやかえでの耳には届かない。
「受付君! 依頼出すよっ、皆で合同デートしよう! ピクニックっ!」
「――」
なんだか既にやる気になっている。
どうやらかえでを元気にするにはお砂糖の増量が一番効果的のようだ‥‥。
●リプレイ本文
●事前準備
「この季節ならピクニックも良いですね。ですがこのご時世、何処で何が起きるか‥‥」
依頼初日、かえでの春ボケを治すためには何処へ行くのが良いだろうかというラマーデ・エムイ(ec1984)の相談を受けた友人エリーシャ・メロウが固い表情で呟けば、隣で「何処が良いかしらね〜」とおっとり呟くのはミーティア・サラト。
「かえでのぼけぼけは相当のものだもの、ただのピクニックだと物足りないかも‥‥でも危ない事は出来ないし、‥‥んー」
ラマーデが思案すること数分。
「そーだ♪ ミー先輩、あのね」
そうしてミーティアの耳元でこしょこしょ‥‥。
「ふふ。わかったわ、ラマちゃんの頼みだもの。家の鍛冶場で打っておくから夜に取りに来てね?」
「ありがとう、ミー先輩!」
はぎゅっと問題その一、クリア。
問題その二、遠出するなら泊まる場所。
「日もくれた頃に近くに宿があれば泊まるし、ないなら野宿、でいいんじゃない?」
アシュレー・ウォルサム(ea0244)の意見に周りからの異論は無し。
「たまには危険や使命を忘れて仲良くピクニックというのも良いですね」
優雅な物腰で語り笑むフィリッパ・オーギュスト(eb1004)は、食事もその時々で臨機応変に対応したら良いのだと思う。この季節ならば自然の食材に事欠く事は無いだろう。
「念のため宿舎や馬車、外では入手が難しそうな食料の調達もしておきましょう」
フィリッパの友アリア・アル・アールヴの言葉に、アシュレーは「よろしく〜」と手を振った。
問題その三‥‥と言うよりも番外その一。
自宅で精霊月人の娘スノウに窮していたのはソード・エアシールド(eb3838)だ。ギルドに出向いたところ、知人がピクニックに行きたいという依頼が出ていた事を彼女に話したところ、自分に向けられた期待に満ちた眼差しに気付いたのだ。ましてや、その気持ちが判るだけに言葉を選ぶのも難しい。
「‥‥あいつと行きたいのか? しかし、いまの状態じゃ春の帰宅は無理だぞ? 言われただろう?」
今は遠い地にいる親友を想い、娘を諭すも精霊たる彼女に理解しろというのは厳しい。ソードは、目に見えて落ち込んでいく少女に溜息を一つ。
「‥‥春が過ぎても楽しめる場所が見つかれば、あいつの帰宅後にでも一緒に連れて行ってやるから」
『!』
途端に輝く月精霊の笑顔。ソードは再び溜息一つ、依頼の参加も決定。まったくもって、自分達は二人揃って娘に甘い。
「――という経緯でね?」
華岡紅子(eb4412)に話を振られた滝日向(ez1155)は「へぇ」と相槌。
「かえでちゃん主催のピクニック、滝さんもどうかしら?」
「そうだな‥‥」
ピクニック自体は楽しみだし、紅子から誘ってくれたとあれば日向に断る理由はないのだが、如何せん「主催がかえで」という点に引っ掛かりを覚える元探偵。そんな心情は紅子にも判った。
「気になる?」
そっと近付く距離に、しかし日向は動じる様子もなく「まぁな。けど‥‥」と失笑。彼女の目元に触れるだけのキスを落とし、ピクニックへの参加を決める。
「こう見えてもアウトドアは割と得意だ」
「あら、期待しているわ」
「こっちこそ、キャンプでどんな飯が食えるか楽しみだよ、華岡サン」
不意に、‥‥一瞬だけ紅子の瞳が翳って。けれど誰に気付かれることも無く進む会話。
こうしてピクニックは出発当日を迎えた――。
●久々の
出発視点に集まった六人の冒険者と、日向と、主催者の彩鈴かえで、計八名に加えて精霊達や馬、犬、‥‥ペガサス、ケット・シー、‥‥ドラゴンにライオンの仔??
「やっほーかえで、何か判らないけど随分久し振りだねえ、元気?」
毎回恒例、自然にハグして挨拶するアシュレーに。
「ぁ。アシュレー君っド、ドラゴ‥‥っ、ライオン‥‥!」
吃驚してそれどころじゃないかえでがようやく落ち着くと、ケンイチ・ヤマモト(ea0760)やソードら顔見知りの面々とは再会を喜び、フィリッパとは初対面の挨拶。
「今回はよろしくね! ――で、何処行くの?」
主催者がそれで良いのかと聞きたくなるほど普通に聞いてくるかえでに、うふふふ‥‥と発せられた怪しい笑いはラマーデ。
「どうしまし、たっ?」
問い掛けたケンイチに、勢い良くラマーデが突き出したのは鉄製の一本の棒。
「じゃじゃーん! ミー先輩の力作『導きの棒』〜〜!!」
長さ六〇センチ、太さ一センチ程度の、重さは均等、歪みも無いそれは分かれ道やしばらく直進した後で地面に真っ直ぐ落とし、竜と精霊のお導きのまま倒れた方向に進もうというのだ。これならば何処へ行くのか判らず、わくわく持続。もちろん行きたい場所があるならばそれを優先、友人がせっかく調べてくれた危険な場所には向かわないよう注意するけれど。
そう説明するラマーデに、かえで。
「面白そう!」
主催者が乗り気なら即実行。最初の進行方向は、――真っ直ぐ。
「何処に行くか楽しみだね!」
意気揚々と歩き始める彼女にアシュレーは笑い、ケンイチ、フィリッパと「楽しむ」心意気で後に続く。
「‥‥で、結局行き当たりばったりか。都合が良いと言えば良いのだが‥‥夏になっても良い処に当たるのを祈るか」
ソードが呟き、同伴するセッター・カルの頭と、愛馬オニキスの首を撫で、彼から少し離れた位置で並んで歩く紅子と日向の傍には、荷物持ちも兼ねた染太の姿。
「けど、カエデってそんなに寒いの苦手なんだ? 天界に居た頃も冬はずっとそんな感じだったの?」
「天界だと学校があるから、そういうわけにもいかないんだよー」
「ふぅん」
不思議そうに応じたラマーデは、空を見上げて笑顔になる。
「でも、暑くも寒くもなくなったし、風が吹いて空は青くて花は綺麗で、ホント気持ちのいい季節になったものね!」
そうして見つめる先には愛犬のオロ。
「出掛けるのも楽しそうよね、オロもそう思うでしょ?」
わん! と。愛犬の声もとても楽しげだった。
●春の行楽
目的地など決まっていない。
風の向くまま気の向くまま。調査と(主にかえでの)下準備に二日ほど要した彼らの出発は三日目からで、ちょうど休日の重なったのも幸いしたのだろう。途中でとある村の、とある市に遭遇した。
「賑やかですね」
フィリッパが口元に微笑を湛えて言う。まだ昼前だというのに街道は人で溢れ、無数の露店と、香ばしかったり、甘かったりする匂いが時々彼らの鼻腔をくすぐる。
「ちょっと寄って行かない?」
ラマーデの一言からしばしの自由時間。冒険者達は思い思いに露店を見て回った。そんな中でかえでに声を掛けたのはアシュレー。
「何か考えてる?」
「えっ」
どきっと素直過ぎるほどに表情を変える少女に、アシュレーは失笑。
「ま、いいけどね」
この少女の考える事ならば大した害はないだろうという、ある種の信頼で傍観を決め込んだ彼だったが、一方のかえでは「んー‥‥」としばし悩んだ後でバックパックから一枚の羊皮紙を取り出す。
「あのねー‥‥もうちょっと弄り甲斐のあるカップルがいたらキモダメシとかも有りだったんだけど」
この季節に肝試しかというツッコミはともかく、何とか六月に向けてラブ度増進させたい現役女子高校生。
「アシュレー君、これ‥‥弾けるかな」
「ん?」
渡された羊皮紙を確認してみると、それは。
「楽譜?」
「これでも音楽の成績は良かったんだゾ」
照れ隠しのためか胸を張る少女は、そのメロディを口ずさむ。
「‥‥良い曲ですね」
幸いにも傍にいたケンイチが応じる。
「天界で有名なラブソングだよ。ケンイチさんや、えっと‥‥確かフィリッパさんも楽器出来るんだよね?」
「だねえ」
「弾ける?」
聞かれたアシュレーは不敵な笑顔。
「誰に言っているのさ?」
「っ、失礼シマシタ!」
陽気な笑い声が上がった。
露店を充分に楽しんでから進んだ先は小高い丘の上だった。時間はちょうど昼下がり、紅子が作ったサンドイッチと、ケーキ、そこに露店で買ってきた惣菜も加えてランチタイム。
「紅子、このケーキ美味しいわ!」
「ええ、とっても」
ラマーデ、フィリッパが落ちそうな頬を押さえるようにして喜ぶ姿に紅子も嬉しそうで。
「滝さんもどう?」
「ん」
日向が手を出せば、それを制するように彼の口元へ運ばれたケーキ。
「あーん♪」
「っ‥‥」
思わず固まった彼に、アシュレーとかえでが良く似た顔でニヤニヤ。
「‥‥日向殿」
ぽんとその肩をソードに叩かれれば覚悟も決まろうというもの。
「ごちそうさんっ」
パクリと一口で頂けば抜群のタイミングでその一瞬を切り取るのはアシュレーのデジタルカメラだった。
昼食の後はフィリッパとラマーデが風景画のスケッチを始め、紅子が野に咲く花で髪飾りを作りかえでのツインテールに飾るのを日向が眺めている背景には、ケンイチとアシュレー、二人の竪琴の二重奏が流れる。ケンイチの呼び掛けで姿を現していた月姫は、陽精霊の輝く時間に奏でられる美しい弦の音色に陶酔していた。
「――どうでしたか」
最後の一音の余韻に充分に浸ってから問い掛けたケンイチに、月姫は花がほころぶように微笑み感謝の意を示す。
『とても美しく‥‥嬉しく思います』
このところの周辺事情を思えば、このように心穏やかに過ごせる時間などいつ以来だったか。
ケンイチが連れている精霊達の成長には、まだ絆と時間が足りていないという話も含めいろいろな談笑をしていた頃、一人丘の上を散策していたソードは、此処ならば夏へ向かうにつれて緑の美しさが増し、空は近く、風は優しくなるのだろう、と‥‥傍にはいない大切な人を想う。
殺伐とした日々の、一時の休息。
何度目かの導きの棒が示した、真っ直ぐ。
「この丘から飛び降りろと言うのか‥‥」
唸るソードに、日向。
「段ボールでもあれば滑り降りれそうだが」
「壊れた傘なら幾つかあるんだけどね?」
海で釣れたというかえでがそれらを差し出し、ラマーデがちょっと腕前を披露したなら簡易ソリの出来上がり。
「‥‥待ってください、私もですか?」
「当然」
渋るケンイチを強引に乗せて、背中を押して。
「私には空飛‥‥っっっっ!」
問答無用で直滑降。何せ簡易ソリのため途中で止まったり転がったりもするのだが、それも愛嬌だ。空飛ぶ絨毯はペットたちのために使わせて貰う事にする。
「華岡サンも行くか?」
「ええ」
「ならかえでは俺とー」
「あたしはフィリッパさんのペガサスで‥‥」
「はいはい、問答無用だよー」
「ひゃーーっぅきゃきゃきゃ」
‥‥何やら不気味な悲鳴が上がった。
「大丈夫か?」と下でケンイチを気遣ったソードは戦闘馬で駆け下りており、日向に某武将のようだとからかわれたが、残念、意味は通じず。
「たーのしーー!」
最後に滑り降りたラマーデの陽気な声は、真っ青な空によく似合った。
●星月夜に手を
夕暮れ前に彼らが辿り着いたのは名前も判らぬ川縁だった。何せ進路を決めるのは導きの棒なのだから、位置を詮索しようというのも無粋な話。
「さぁ出来たよー」
アシュレー、紅子、フィリッパの手作り夕食に、テントの組み立てを進めていたソード、ケンイチ、ラマーデ、日向は、残り一つ組み立ててから行くと返す。
「ありがとうソードさん! あたしの分までテント持って来てくれて」
「いや‥‥、アウトドアは得意ではなさそうだったのでな」
「おまえは発起人のくせに他人に迷惑掛ける奴だな」
「日向君に言われたくないって言うか!」
どこまでも賑やかな二人にソードは思わず失笑した。
アシュレー達の料理は、個々が持ち寄った材料も合わせて高級レストラン並みの品々が並んだ。現地調達の肉はアシュレーが狩った獣、岩塩とルージュハムを使ったサラダに、ラマーデが釣った魚。もちろん酒も忘れていない。
「ハーブワインにベルモット、どぶろく、麦酒‥‥どっからこんな酒が手に入るんだ、っ!?」
ソードが持参したワインを見て日向が感心していると、その足を思いっ切り踏み付けたかえで。
「んむっ」
睨み付けて「行け」と促す、その表情と言ったら‥‥。日向は一つ息を吐くと立ち上がり、紅子に手を差し出した。
「少し歩くか?」
「え?」
思わず聞き返した彼女とて一連の流れを見ていれば大凡の事情は飲み込めるけれど。
「ええ‥‥歩きたいわ」
そうして二人、仲間達に見送られて歩き出すも気になる事はあるわけで。
「‥‥滝さん、無理してる?」
「いや、無理はしてないが‥‥」
何というか日向も健全な成人男子なわけで。
「好きな相手と二人ってのは、な‥‥」
そっぽを向く彼に、彼女は微笑う。
同時、仲間達が火を囲む場所から聞こえて来る弦楽器の音色に二人は目を丸くした。聞き覚えのある旋律は、久しく聴かなかった故郷のラブソング。
「あの阿呆‥‥」
「かえでちゃんったら‥‥」
腹立たしいやら嬉しいやらで複雑な心境になる彼らだったが、紅子の背を押すには充分。どう切り出そうか迷っていたけれど、今ならば言える。
「‥‥お願い事、いいかしら‥‥」
「ん?」
聞き返してくる彼に、深呼吸を一つ。
「私の事‥‥「名前」で呼んで欲しいの」
見開かれる日向の目に。
「貴方の声でそう呼ばれてみたいわ‥‥」
「――」
刹那、胸の奥に湧き起こる衝動を抑えるのは至難の業で。
このまま戻らなくても仲間の誰一人呼びに来るなんて野暮な真似はしないと思うけれど。
「‥‥俺の事も名前で呼べるか?」
そっと近付く距離に、囁くように呼ぶ名前。
「紅子」
「‥‥日向、さん?」
お互いに呼び合う、そんな自分達に笑って。
言葉は吐息に代わり二人の距離を埋めていった。
「かえではお節介だよねー」
「こうでもしなきゃすすまないーっ! 大体ねー男ならもっとこーババーンとねー!」
「はいはい」
次第に呂律が回らなくなっているかえでに水を注ぐアシュレー。‥‥水?
「ねえねえ、カエデってお酒飲めるの?」
「子供ではないのですし自己責任ですよ」
心配そうなラマーデに、にっこりとフィリッパ。言う事は手厳しいが自分のバイオリンが奏でた音楽は気に入ったようで、かえで手製の楽譜を大切に鞄に仕舞っている。
「さぁかえで、もう一杯いこうか?」
「おーよきにはからえーー!」
――で、どうなったかと言うと。
●春眠、記憶も溶けて
「憶えてない‥‥!」
翌朝になって目を覚ましたかえでは酷い頭痛と共に強烈な悪寒に身を震わせた。
冒険者達の視線は宙を彷徨い、アシュレーだけが良い笑顔。
「どうした?」
日向に聞かれたラマーデは肩を竦める。
「何も無かった‥‥とは思うんだけど」
「狩人の罠に堕ちたのだと」
フィリッパが一言で応じる。
「一体何があったの〜〜!」
「良いんだよ、憶えてなくても」
後悔先に立たずと嘆く少女に不敵な笑みを覗かせるアシュレー。獲物はほぼ手中。ハンターの飽くなき挑戦は残り僅かの処まで、‥‥来たかも?
春の行楽、ピクニック。
良い思い出になっただろうか――。