【神の国探索】湖を守れ！ 水門を閉じろ！
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■ショートシナリオ＆プロモート担当：うのじ 対応レベル：1〜5ｌｖ 難易度：難しい 成功報酬：0 G 97 C 参加人数：8人 サポート参加人数：5人 冒険期間：12月29日〜01月01日 リプレイ公開日：2006年01月09日 |
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●オープニング
「真逆、『聖杯』の安置されている『聖杯城マビノギオン』が、リーズ城だったとはな」「リーズ城を知っているのかよ？」
アーサー・ペンドラゴンは自室のテラスで、日課の剣の素振りをしていた。傍らには美少女が居心地が悪そうにイスに座っている。けぶるよう長い黄金の髪に褐色の肌、健康美溢れるその身体を包むのは白いドレス。誰が彼女を、蛇の頭部、豹の胴体、ライオンの尻尾、鹿の足を持つ獣『クエスティングビースト』だと思うだろう。
かつてのイギリスの王ペリノアの居城に、彼女は四肢を分断されて封印されていた。しかも、聖杯によって人間の女性へ姿を変えられて。
これにはクエスティングビーストを狙っていたゴルロイス３姉妹の次女エレインも、流石に騙された。
彼女を無事保護したアーサー王は、キャメロット城へ住まわせていた。
「ここより南東に５０ｋｍ、メードストン地方のリーズという村を治めている城だ。城主は‥‥ブランシュフルールといったな。名うての女騎士だが、聖杯騎士とは」
「聖杯は然るべき時にならなきゃ姿を現さないんだろうぜ。でも、てめぇらが手に入れなきゃ、俺だって『アヴァロン』への門を開けられねぇんだからな」
クエスティングビーストが真の姿を取り戻さない限り、神の国アヴァロンへの扉を開ける事は出来ない。
「しかし、この格好、何とかなんねぇのかよ？」
「グィネヴィアの趣味だ。もう少し付き合ってやってくれ」
クエスティングビーストは王妃グィネヴィアに取っ替え引っ替えドレスを着せ替えられていた。アーサー王との間の子供のいないグィネヴィア王妃にとって、彼女は娘のように思えたのかも知れない。
「アーサー王、失礼します！」
そこへブランシュフルールへの書状を携えて斥候に向かった円卓の騎士の１人、ロビン・ロクスリーが息急き立てて駆け込んできた。
「どうした！？」
「マビノギオンから火の手が上がっており、オークニー兵とおぼしき者達とデビルに攻められています！！」
「何、オークニー兵だと！？ ロット卿は動いてはいないはずだ‥‥モルゴースか！ デビルがいるという事はエレインもいるようだな。ロビンよ、急ぎ円卓の騎士に招集を掛けろ！ そしてギルドで冒険者を募るのだ！！」
ロビンはその事を報せるべく、急ぎ引き返してきたのだ。
そして、アーサー王より、最後となるであろう聖杯探索の号令が発せられるのだった。
リーズ城は、美しい城として知られている。
それは、その建物が可愛らしいさからだけではない。城の周りにある湖。その湖の中に浮かぶように城が見える、そのたたずまいが美しいのだ。
しかし、その美しさの中には、合理的な理由も含まれていた。
湖はそのまま堀となり、敵からの侵攻を妨げる役目も持っていたのだ。
「ん？」
城を守っている若い騎士見習いの一人が何かに気がつく。
「どうした？」
横にいる若者が尋ねた。
「‥‥いや、湖の水位‥‥すこし下がってないか？」
「まさか。‥‥‥いや、確かに下がっているな。敵が水門を開けたのか？」
「それこそ、まさか、だろう。水門の場所を敵が知るわけない」
「だといいが。一応、見に行ってみよう。水門が開いてるのは確実に思えるからな」
二人の若い騎士見習いが水門の方に足を早めると、敵兵が水門に陣取っていた。
「な、なぜ？！」
「さて、何故だろうねぇ？ へへ、気がつかなきゃ、長生きできたものをな」
その言葉を合図に、敵兵が一斉に襲い掛かった。
大剣を振り回す大男の一撃が鎧を打ち壊し、後ろに控えていた男から風の刃が飛ぶ！
もう一人には、１対多数の戦いになった。腕は大したことはないものの、多勢に無勢。やがて劣勢になり、勝負は目に見えていた。
「報告します！」
「どうした？」
「騎士見習いが２名、水門を確認しに向かいましたが、連絡が途絶えました！」
「‥‥‥そうか、水門が敵に占拠された可能性が高いな。僅かずつとはいえ、水位が確かに下がってきている。至急増援を呼べ！」
●今回の参加者
ea4885 ルディ・ヴォーロ（28歳・♂・レンジャー・パラ・イギリス王国）eb2479 シルヴィア・エインズワース（23歳・♀・ナイト・ハーフエルフ・イギリス王国）
eb3416 アルフレドゥス・シギスムンドゥス（36歳・♂・ファイター・人間・ビザンチン帝国）
eb3421 アンデッタ・アンラッキー（25歳・♀・ウィザード・エルフ・ノルマン王国）
eb3512 ケイン・コーシェス（37歳・♂・ファイター・人間・イギリス王国）
eb3838 ソード・エアシールド（45歳・♂・神聖騎士・人間・ビザンチン帝国）
eb3839 イシュカ・エアシールド（45歳・♂・クレリック・人間・神聖ローマ帝国）
eb3933 シターレ・オレアリス（66歳・♂・ナイト・人間・神聖ローマ帝国）
●サポート参加者
エヴァーグリーン・シーウィンド（ea1493）／ イフェリア・アイランズ（ea2890）／ ヘクトル・フィルス（eb2259）／ フィーネ・オレアリス（eb3529）／ アレーナ・オレアリス（eb3532）●リプレイ本文
●戦場へルディ・ヴォーロ（ea4885）は一人、偵察にでていた。
偵察の専門家だったためだが、それだけではなかった。
敵は聖杯城の情報を全て知っている事が分かったからだ。
「聖杯を守るはずの聖杯騎士の一人が、裏切ったって専らの噂やで。ほんなら、情報筒抜けなのも頷けるわ。短期決戦らしいし。ほんま、気いつけえや」
ルディは友人の情報を思いだし、気を入れ直してから、再び偵察を続ける。
言われたとおりの場所に、水門はあった。
そして、そこには、特に陣がしかれているというわけではないが、一人の大男と、一見して分かる魔術士風の男、さらに、鎧からして騎士風の男が二人、そのほかにも、弓兵や一般兵など、中隊と呼べるほどの人数が待機していた。
「ん？」
待機している男が、何かに気がついたようにこちらを見た。
「どうかしたのか？」
「いや‥‥なんでもない。気のせいかな」
「ふぅ‥‥危ないところだった」
ひょこっとかぶっていたマントから首を出すルディ。
見つかったと思ったときに、パラのマントにくるまり姿を消していたのだ。
「これ以上は危険かな。みんなの所にもどらないと」
高速馬車が途中まで用意されたものの、常に強行軍でここまで来た一行は、いったん体制を整えるため、そして、ルディの情報を待つため、近くで簡単な陣を作っていた。
「おかえり。どうだった？」
ちょうど、下準備をしていたアンデッタ・アンラッキー（eb3421）がルディを迎えた。
「ただいま。ちょっと大勢いたかも」
答えたルディに、皆も集まってくると、ルディは、見てきたことをそのまま伝えた。
「‥‥という感じかな。大勢いるから、奇襲はちょっと難しいかも」
両手でバッテンを作りながら、話を締めくくったルディ。
「夜まで待つとかできないのか？ こっちが少数なら夜の方が有利だ」
ソード・エアシールド（eb3838）の提案に、ケイン・コーシェス（eb3512）が首を振った。
「聖杯を手に入れるには時間をかけていられないらしい。つまり、今日一日で解決する必要があらしい」
「時間がないということですね。強行しかないのですか」
イシュカ・エアシールド（eb3839）が、歯がゆい様子で言う。
「それについてだが、敵の戦力を分散して撃破を狙うのは定石。まず囮が先に攻撃を仕掛け、雑兵どもを引きつけるのはどうじゃ？ そして、本隊が、敵本陣を狙う。敵大将を狙うには、周りの雑兵どもは邪魔なだけじゃ」
シターレ・オレアリス（eb3933）の提案に、皆が唸る。
「確かに定石ではありますが、囮役に危険が‥‥‥」
シルヴィア・エインズワース（eb2479）が、口ごもると、シターレは、囮を買ってでた。
「なに、わし一人が囮役をやるんじゃ。それなら問題なかろう？」
「シターレ殿、まさか、死に場所を探しているのか？」
ソードが、心配の声を上げると、シターレは即座に否定した。
「まさか。わしには家族がおる。簡単に死ぬつもりもないし、死ぬわけにもいかんのじゃ」
「家族か‥‥俺も囮をするよ。まずは大将を討ち取る体制を整えないとな」
ソードも囮役を買ってでると、今度はシターレが心配をする。
「‥‥しかし‥‥」
「俺も死ねない理由があるんだ。簡単には死なないから、安心してくれ。それに、囮がシターレ殿一人じゃ、不自然すぎるだろ？」
今まで黙っていたアルフレドゥス・シギスムンドゥス（eb3416）が口を開いた。
「じゃ、お二人さんに、囮は任せて、俺達が敵大将をさっさと討ち取ることにしようぜ。そしたら囮の援護にいけるしな、安心だ。な？」
横で心配そうにしているイシュカとシルヴィアに問いかけ、作戦は終わり、とばかりに立ち上がる。
「決まり‥‥かな。ボクも出来る限り囮の援護もできるように頑張るね」
アンデッタも立ち上がった。
「‥‥‥わかりました。タイミングと襲う位置は、現地に向かいながら、決めていきましょう」
意を決し、シルヴィアも立ち上がる。
「荷物などはここに置いておくことになるのでしょうね。少し不安ですが、トリオに守ってもらうことにしましょう」
イシュカも立ち上がる。
そして、皆が立ち上がり、作戦は了承された。
●死ねないふたり
「敵襲だ！」
敵兵の一人が、大声を上げる。
「なんだ、また二人か。相手はやる気があるのか」
一瞬警戒するも、ソードとシターレの姿を見て、不満の声を上げる面々。
「いや、何か考えがあるのかもしれない。今回の相手はただの騎士には見えない」
冷静な判断を下す魔術師の声に、騎士風の男が賛同する。
「アーサーが雇った冒険者かもしれませぬな。どちらにせよ、する事はかわりませんが」
そう言うと騎士風の男は、二人とも馬に乗り、ソードとシターレに突撃を仕掛ける。
弓兵は馬の二人に当たらぬように先駆けの矢を放つ。
そして、それに続く兵士達。
「来たな」
「そのようじゃな。まずは防戦しながら下がる、ちと骨じゃが、やるしかあるまい」
「ああ」
シターレは身につけた鎧に全てを賭けて、敵の攻撃を受け止める準備をする。
そして、ソードも直刀をぬき、敵を迎え撃つ準備をし、敵が早くこちらに来るように願う。
イシュカの魔法が効いている今、自らの身体の調子がいいのが分かる、この効果が切れる前に敵とやり合いたかった。
騎士風の男たちの攻撃は、いかにシターレの鉄塊をもってしても、防ぎきれるものではなかった。
防戦をするものの傷つき、不自然にならない程度に反撃をする二人、時には一般兵ではなく、騎士風の男を討つ好機もあったが、そこはあえてはずす。
もどかしい戦いが続いていた。
しばらくすると、遠くの方で戦の音が聞こえ始めた。
本当は少しの時間だったのかもしれないが、ようやっとという気がしてくる。
「来たな」
前後左右に敵に囲まれているソードは、的確にそれぞれの行動に対処していく。
そして、後ろの敵を振り向きざまに切り捨てると、先ほどと同じ言葉を呟いた。
「そのようじゃな」
敵の攻撃を逸らし鎧ではじくと、すれ違いざまに二本の剣で敵を切り裂くシターレ。
彼も同じ台詞で返した。
しかし、二人の台詞は同じでも、先ほどとその意味は違っていた。
二人は、奇しくも同時に、用意して置いたポーションを飲み干し傷を癒やす。
二人の二度目の会話は反撃開始の合図となった。
●死なせないために
遠くに戦の怒号が聞こえてくる。
「‥‥まだ‥‥だよね」
ルディが、一瞬、口に出すが、周りの空気のためにすぐに声が小さくなっていく。
「大丈夫‥‥だよね？」
「大丈夫。ソードはしっかりやってくれますから」
心配するアンデッタに、イシュカが答える。
シルヴィアは歯をくいしばりながら、戦況をじっとみている。
しばらくすると、アルフレドゥスが両手に小剣を逆手で構えはじめた。
続くようにケインも腰の東洋の刀抜き、左手には同じく東洋の武器を構える。
時が満ちた。
「いきましょう」
シルヴィアが、行くと生きる、二つの意味で言う。
戦闘が始まった。
「別方向から敵が！」
敵に気づかれても、もう関係はない。
戦闘はもう始まった。あとはただ、敵を倒すだけ。
弓を構える敵兵より先にアンデッタのスクロールが先に発動し、突風が吹き荒れる。
矢を封じられると共に、吹き飛ばされる弓兵たちの中には、冷たい湖に吹き飛ばされる者たちもいた。
しかし、吹き飛ばされない者も行く人かおり、その中には、敵の大将を思われる大男が含まれていた。
「さすがに、あの大男は動じないか」
少し、残念そうに言ったアンデッタは、すぐに切り替え、別のスクロールの準備をする。
確実に歩みを進める一行。
襲い掛かる兵士の攻撃を東洋の武器で絡め止め、残った右の刀で胴を薙ぐケイン。
アルフレドゥスも続いて、二本の剣で敵を切り裂いていく。
それでも徐々に体勢を立て直す兵士達が増えてくると、そこに、シルヴィアとルディの放った速射の矢が幾本も打ち込まれる。
一度に複数本つがえた矢を、敵の密集地帯に打ち込むシルヴィア。
その矢を追いかけるように続いて攻撃を仕掛けるアルフレドゥスの二本の小剣。
目の前の敵をある程度倒し切ったと思ったとき、横から、鋭い稲妻が、一行を襲う。
突風に吹き飛ばされた魔術師が、体勢を立て直し、横から稲妻を放ったのだ。
「いないから、どこにいるかと思ったら、あんな所に」
最初から魔術師を狙っていたルディが悔しそうに言う。
容赦なく襲い掛かる稲妻に続いて、大男の大剣が振るい落とされる。
他の兵士からの攻撃と同じように、左手で捌き、右手の刀で胴を薙ごうとするケイン。
しかし、防ぎきれず深手を負うケインに、もう一度振るわれようとする大剣。
アンデッタのスクロールが発動し、ケインの前に水の塊が立ちふさがり、そのまま大男にぶつかっていく。
そして、イシュカが回復の準備をはじめた。
大男にシルヴィアの矢が刺さり、アルフレドゥスの攻撃に加わるも、大男はなんとかその攻撃を防ぐ。
そこにさらに襲い掛かる稲妻の魔術だったが、それを最後にさらなる追撃は無かった。
ルディの急所を狙った矢が魔術師に放たれたからだ。
一発が当たり、さらに追い討つルディの矢を受け、倒れる魔術師。
ここに劣勢になった大男の開き直りとも思える大降りの攻撃に、回復をしたケインが的確に合わせ、鋭い一撃を返していく。
ついに倒れた大将をみて、残ったまだ動ける兵士達は、駆け足で逃げ出していく。
逃げる兵士を追うアルフレドゥス。
「逃がすかよ、おめーら」
言葉とは裏腹に、振るわれる剣は、先ほどとは少し違っていた。
相手が戻ってこないように、追撃する振りをしているのだ。
そしてそのまま、アルフレドゥスは囮役の二人の方にも向かう。
「待たせたな、おめぇら。敵の大将さんは、討ち取ったぜ」
その言葉に動揺したのは、挟まれる形になった敵兵たちだった。
さらに、ケイン、アンデッタらも加わり、敵の戦意は一気に崩壊した。
水門付近の兵士と同じように逃走を始める兵士達をある程度まで追っていくアルフレドゥス。
一息ついた後、イシュカが呼びかけた。
「間に合いましたね。よかった。怪我はないですか？」
「遅いぜ、まったく。俺が死んだらどうするつもりだ」
軽く悪態をつきながらも笑顔で答えるソード。
戦闘が終わった。
それぞれが無傷ではなく、それなりに負傷を負ったが、敵を撃退することは出来た。
そして、水門も無事に閉めることもでき、これで一段落といったところだろう。
●そして戦場へ
一行が帰路につこうとしていたとき、近くを通りかかった早馬が、一行に気がつき近づいてきた。
「なんだろう？ ‥‥敵じゃないみたいだけど」
アンデッタの言葉通り、敵には見えないようすで、一行にまっすぐ向かってくる。
「ケイン・コーシェスさんですか？」
馬に乗っていた軽めの鎧を着た若い男が声をかけてくる。
呼びかけられたケインは、相手の顔を見て名前を思い出した。
「君は‥滅死隊のアルベルトさん！？ なぜこんな所に？」
「よかった。頼れる冒険者がいて‥。大変です！ この先に普通の武器が効かない敵がいて、交戦中の部隊が苦戦しているみたいなんです」
アルベルトと呼ばれた青年の言葉に、一行は動きを止める。
「戦闘はここだけでおきてるわけじゃない‥‥か」
「まぁ、戦争だからな」
「聞いてしまった以上、見殺しにすることはできませんね」
「ただ働きだけどな。まぁ、それはしかたねぇか。その部隊が水門をあけちまったら、俺達意味ねぇしな」
「あ、たしかにそうだね。おじさん、あたまいい」
「まったく。早く静かに落ち着いた暮らしをしたいものじゃ」
それぞれが口にしながらも、再度戦いの準備を始める。
「お願いできますか？」
そんな一行を見て若者はほっとしたように言う。
「ああ、見殺しにはしない！ まかせてくれ」
強く宣言するケインの言葉に深々と頭を下げる若者を見て、アンデッタは苦笑しながら、頭をあげるように言う。
「ま、そこまで言われると、しかたないよね。だから、安心してよ」
進路を変える一行とはまた別の方向に向かおうとする若者にケインが声をかけた。
「君はこれからどうするんだい？」
「はい。僕も出来る限りの事をしようと思って。剣を使えないので、こうして早馬をしてるんです。平和を手にするためには、じっと待ってるだけじゃだめだって、やっと決心が付いたんです」
そう言い、駆け出す若者を見送りながら、苦戦している部隊の援護に向かう一行。
戦争を終わらせるため、平和のために、命を懸けてそれぞれが闘う戦場。
それは、つかの間かも知れない平和。
そんな終わりのない終わりを夢見て、それぞれが戦場に向う。
