暖かく、貴方を守るために

■ショートシナリオ&プロモート


担当:やなぎきいち

対応レベル:1〜3lv

難易度:やや易

成功報酬:0 G 52 C

参加人数:7人

サポート参加人数:-人

冒険期間:01月19日〜01月24日

リプレイ公開日:2005年01月26日

●オープニング

●黄昏の乙女
「はぁ‥‥」
 窓辺に腰掛けた少女は、最近溜息ばかりついています。
 その度に我に返って、ブンブンと首を振っています。
「駄目よ、溜息をついたら幸せが逃げていくわ」
 夕日の中、しゃきんと背を伸ばして──
「はぁ‥‥」
 また、溜息をひとつ洩らしてしまいました。
 少女の視線は路地に落ちていて、まるで誰かを探しているかのように、通りかかる冒険者を目で追っています。
「──きゃっ!?」
 突然、大慌てでバタバタっと窓辺から放れると、真っ赤になった顔を両手で覆いました。
「い、今‥‥あの人だったわ。目、目が合っちゃった‥‥!」
 蕩けるような笑顔を浮かべ、はちきれそうな心臓を一生懸命に押さえます。そう、彼女は冒険者に恋をしてしまったのです!
(「あの夜‥‥とても優しくて‥‥」)
 めくるめく夜の記憶‥‥聖夜祭で、優しくエスコートしてくれた彼。紳士的で、笑顔がちょっと幼くて、苦しい恋に破れたのだと辛そうに語った若い騎士様。
 彼は、確か‥‥レイ・ミュラーと名乗りました。
「ああ、レイ様!」
 身もだえし、少し落ち着こうとホットミルクを口に含‥‥もうとして、冷たく冷えたミルクをテーブルに戻しました。
 彼女は気付いていなかったのですが、開け放った窓からは冷たい風が吹き込んでいて、ホットミルクの熱を余すことなく奪ってしまっていたのです。
 透き通るように冷えた指先を合わせ、思い出したようにブルッと身を震わせると、彼女は窓を閉めました。パリの冬はとても寒いのです。
「レイ様も、こんな風の中を歩いていたら、とても冷えてしまうわ。風邪を引いてしまうかもしれないし‥‥」
 先ほど歩いて行ったレイの姿を脳裏に描き、凍えたように震え上がった姿を思い出して、少女は居ても立ってもいられなくなってしまいました。
「‥‥告白するのは怖いけれど‥‥でも、暖かいものを作って渡すくらいなら、勇気が持てるかもしれない」
 黒い髪に映えるのは、サファイアの瞳に映えるのは、白い肌に映えるのは、いったいどんな色でしょう。
(「マフラーが良いかしら、手袋が良いかしら──いいえ、やっぱり防寒着が良いわ! 一番暖かいもの!!」)
 良い思いつきでした。でも、困ったことがありました。
 彼女は何も知りません。服の寸法も、好きな色も、本当に何も知らないのです。
「レイ様と同じ冒険者なら、きっと、レイ様のことを調べてくれるわ。それに、きっと、作るのも手伝ってくれる!」
 少女はいそいそと、ギルドへ向かいました。
 お礼はあまり用意できないですけれど。
(「‥‥もしかしたら、同じように、作ってみたいっていう人もいるかもしれないものねっ」)

 恋する少女、ドナ・ウェイスは知りません。
 レイ・ミュラーが、冒険者の中で知る者は知る天然系女タラシであることを──

●今回の参加者

 ea1591 ティエ・セルナシオ(23歳・♀・ウィザード・エルフ・ノルマン王国)
 ea5856 紀珠 舞(36歳・♀・忍者・人間・ジャパン)
 ea7818 リクルド・イゼクソン(33歳・♂・ファイター・人間・イギリス王国)
 ea8898 ラファエル・クアルト(30歳・♂・レンジャー・ハーフエルフ・フランク王国)
 ea9190 ルーツィア・ミルト(29歳・♀・クレリック・パラ・ノルマン王国)
 eb0631 ヘルガ・アデナウアー(18歳・♀・バード・ハーフエルフ・フランク王国)
 eb0732 ルルー・ティン(21歳・♀・バード・ハーフエルフ・ロシア王国)

●リプレイ本文

●依頼人、ドナ・ウェイス
「初めまして。ジャパンより来た冒険者で、紀珠舞といいます。どうぞよろしく」
 エルフのギルド員に紹介された依頼人へ、紀珠 舞(ea5856)が自己紹介をしました。依頼人のドナ・ウェイスは初めての依頼でとても緊張していたのですが、にっこりと微笑まれて緊張が解けたようです。
「皆さん忙しいのに‥‥こんな個人的なことをお願いして、ごめんなさい」
「まったくですわ。だいいち、何故、わたくしが他人の恋の手伝いなどしなければならないでしょうか」
 ドナの言葉にルルー・ティン(eb0732)が憤慨します。依頼を受けたのはルルー自身のはずなのですが、大事に育てられ今回が初めての仕事‥‥まだ、依頼というものが良く分かっていないようです。
 お嬢様の言葉に苦笑いを浮かべ、ラファエル・クアルト(ea8898)がやんわりとフォローを入れました。
「一途に、想う相手の健康を願って防寒着縫う‥‥なんて、可愛い女心かしらね。手伝ってあげなくてどうすんの♪」
 フォローですが出まかせではありません。ラファエルはいつも女の子の味方、可愛い女心の味方なのです。
「想いを伝える事はとても大事ですよ、伝えずにいなくなってから後悔する事はとても辛いですから‥‥頑張りましょうね」
 微笑みに少しだけ寂しそうな色を混ぜ、ティエ・セルナシオ(ea1591)は自分の心に住む人を想い描きました。ティエは、自分と同じ道を歩むことのないようにと──ドナを応援しに来たのです。
(「レイ・ミュラー‥‥ええと、名前だけは聞いたような‥‥? どういった話を聞いたかまでは思い出せませんが‥‥」)
 ルーツィア・ミルト(ea9190)は、想い人の名前に聞き覚えがある様子です。でも、不確定な情報で依頼人を混乱させるよりも、温かい心で応援することを選んだようでした。
「──人を好きになるというのはいい事と思いますのでお手伝いできれば幸いですね」
「だな。俺に何ができるかわからないけど、ドナちゃんの笑顔のためなに頑張るな?」
 女の子の味方がここにも一人いたようです。リクルド・イゼクソン(ea7818)は、言ってみたもののちょっと恥ずかしいようで、鼻の頭をぽりぽりと掻きました。
 何人もの冒険者に応援されて、ドナは頑張る勇気を持ったようです。
「ありがとうございます。それじゃ、よろしくお願いしますねっ」

●ターゲット、レイ・ミュラー
 まず冒険者ギルドに乗り込んだのは、ティエと舞の二人でした。
 ティエは事情を知っている仲介人、エルフのギルド員へ接触して、レイが出入りをする酒場の情報を入手しました。そこへ行けばレイの友人も見つかるでしょう。
「どうもありがとうございます」
 お礼を言ってギルドを出るティエは、舞とすれ違ったことに気付きません。
(「人遁の術、巧くかかっているようですね」)
 舞は人遁の術を使って男性に変装しているので、ティエも舞だと気付かなかったのです。舞はそのまま、仕事を探している振りをしながらレイが現れるのを待つことにしました──そして待つこと1時間、いよいよターゲットのレイ・ミュラーが現れました!
 距離を置いて、レイを観察します。こそっと盗み見てみたり、すれ違ってみたり、少しでもレイをしっかり記憶しようと手を尽くします。
 そんな舞の目の前で、依頼掲示板を見上げるレイに話しかけた女性がいました。
「あたし、バードのヘルガって言うの。ちょっと図々しいんだけれど‥‥相談に乗ってもらってもいいかしら?」
「騎士のレイ・ミュラーと申します。私で宜しければ、何なりと」
 困ったような表情を浮かべてレイの注意を引いたのはヘルガ・アデナウアー(eb0631)です。舞の記憶によれば、彼女は防寒服の寸法調査の一番手を担当していたはずです。
「あの、あたしまだ依頼を受けたことがなくて‥‥何か、アドバイスってない? ごめんなさいね、図々しくって」
 そんなことならお安い御用ですよ、とレイはヘルガに優しく微笑みました。
「ヘルガさんは、どのような方からの依頼を受けたいか考えたことはありますか? ああ、立ち話もなんですし、場所を変えましょうか」
 レイは貴婦人にするように恭しくヘルガの手をとり、近くの気取らない酒場へ移動しました。ハーフエルフのヘルガは、普段扱われているのとは全く違う紳士的な対応に、ちょっと緊張しているようでしたが、話術の巧みなレイとはすぐに打ち解け、いよいよ本題です。
「そうだ、福袋で当てたサムライアーマー、もらってくれない?」
 突然の申し出にレイは目をぱちくり。ヘルガは今だとばかりにてきぱきとサイズを測ってしまいました。そしてわざとらしく、大きな溜息。
「──残念、サイズが合わないわね」
「ヘルガさん、その傷跡は‥‥」
 溜息をついた時に、耳の傷が見えてしまったようです。ヘルガは昔、この耳のトンガリがなければ‥‥と、何度も何度も自分の耳を削ろうとしたのです。それは、消えない傷となって──レイはとても悲しそうな顔をしました。
「たまには泣くことも必要ですよ。私では役不足でしょうけれど」
 騎士はその暖かい腕に、傷ついた少女をそっと抱きました。そして髪を梳き、ささやきます。
「きっと、貴方を守って‥‥共に戦ってくれる人が現れます。大丈夫ですよ──あっ、すみません初対面の女性に!」
 そして、真っ赤になって手を離し、勢い良く頭を下げました。ヘルガもつられて真っ赤になってしまいます。
「うん、頑張るわね」
 にっこり笑って酒場を出るヘルガ。様子を伺っていた採寸係2番手リリーと、レイの友人に聞き込みをしていたティエの耳に微熱交じりの言葉が届きました。
「あぁ‥‥レイさん‥‥」
 びっくりしたリリーが振り返ると、依頼人ドナと同じ目をしたヘルガがそこにいたのでした。どうも、面白い──いえ、面倒なことになってきたようです。ティエは頭を抱えて盛大に溜息を吐きました。
(「‥‥大丈夫じゃないかも」)

●修行人、ドナ・ウェイス
「そう、こうして向こうの糸を掛けて、手前に引いて‥‥」
 ドナも、ただ寸法が届くのを待っているわけではありません。本番でいきなり失敗してもなんですし‥‥と、ルーツィアが編み物の基本をレクチャーしていました。二本の棒と長い毛糸で器用に紡がれていく布地を見ながら、自分でも挑戦中のようです。
「お上手です、センスが良いですね」
 にっこりと微笑まれて、ドナは恥ずかしそうに俯きました。もじもじとしている間も、手はしっかりと基本を繰り返しています。
(「まずはやって見せて、次にドナさんに挑戦していただいて、上手くいったところを誉める‥‥確かに、ああでもないこうでもない、ばかり言われていては気が滅入りますものね」)
 ルーツィアはどこかで聞いてきた指導方法を頭に描きながら、懇切丁寧に指導します。時々見せるドナの嬉しそうな表情は、教えるルーツィアの励みにもなるのでした。
「はぁい、お茶が入ったわよ〜。編み物は目が疲れるものね、ちょっと休憩した方がはかどるわよ。ほら、てきぱき運ぶっ」
「なんで俺がこんなこと‥‥」
 ニコ、と微笑みを浮かべたラファエルが淹れたてのお茶を運んできました。ぶつぶつ言いながらも顎で使われているのは、手持ち無沙汰だったリクルドのようです。
「そうですね。ドナさん、休憩にしましょうか」
 テーブルを囲み、4人でティータイムです。リクルドは練習中の編み物にこっそり触り、その暖かさに心で泣きました。
(「防寒服‥‥ないと寒いんだよな。やっぱり欲しい‥‥」)
「ねぇ、ドナ。レイってどんな人なの?」
「あの‥‥レイさんは、とても優しい方で‥‥格好良くて‥‥深い海のように、とてもとても穏やかな方なんです。‥‥時々パニックになるそんな所は、ちょっと可愛くて‥‥」
 突然のラファエルの言葉に耳まで真っ赤になりながら、ドナは辛うじてそう答えてお茶を飲みました。
「ふーん、そんなに素敵な人なの〜。じゃ、頑張らなくっちゃね?」
 恋する女の子は見ていてとても幸せになれる、とラファエルは思っています。今も、そんなドナが妹のように可愛く思えて、つい頭を撫でてしまいました。
「ただいま──あ、いい香り。いいな、お茶してるんですね? 私ももらっていいかな?」
 外から戻ってきたティエは手を擦りながら顔を綻ばせます。彼女はお茶がとても好きなようでした。ラファエルからお茶をもらうと、レイについて報告です。
「すごく、甘いくらいに優しい人だから、競争率は高いかもしれないですね。モテすぎて、友達からもちょっと逆恨みされるような、そんな人──っていう印象でしたよ。確かに、彼なら好きになる気持ちも分かるかも」
 ティエが少し話した感想を告げました。びっくりしたドナが目を見開き、ティエは苦笑いを浮かべてしまいました。そして少し照れながら安心させるように言いました。
「私は大丈夫ですよ、心に決めた人がいるので」
 ほんわりとしたお茶の香りに惹かれたように、ぽつりぽつりと人が戻ってきました。数日後に会う約束を取り付けたリリーからの報告、自分の顔で戻ってきた舞がレイの体格を写して見せます。そして、ヘルガが戻ってきました。
「これが依頼で頼まれたレイさんの寸法──ここまではお仕事よ。けど、ここから先は‥‥ドナさん、あなたはあたしのライバルよ!」
「「えぇっ!?」」
 どうやら、ヘルガもレイに恋心を抱いてしまったようです。そして寸法を残して、ヘルガは部屋を出て行ってしまいました。いったい、どうなってしまうのだろう‥‥それは皆の抱いた感想でした。

●ドナ・ウェイスとレイ・ミュラーと取り巻く人々
「大きさは──そう、少し大きめにね? そして、レイのことを想いながら作るのがポイントね。想いがこもれば、きっといいものができるわよ」
 手本を示しながら、ラファエルは片目を瞑って見せました。実際に防寒服を作る段階になってみれば、ルーツィアはアドバイスとドナが集中できるように家事全般のサポート、ラファエルがお手本を見せながら指導、と練習とは役割が変わっていました。
 二人とも、ドナのために一生懸命です。
「やっぱり、似合うのは白ですね」
「デザインはもっとスッキリしても良いかもね〜」
 人遁の術で雰囲気をレイに似せた舞が、ラファエルとドナにオモチャに──いえ、実験台にされていました。人遁の術は実際に体格が変わるわけではなく、あくまで変装の術。実際に服を着てみる試着はリクルドに任せることにして、舞は自分に出来る精一杯の手伝いをしています。
「ここをこうして‥‥リクルドさん、もう一度着ていただけますか?」
「え゛? ‥‥も、もちろん、ドナちゃんのためなら」
 丸一日以上着せ替えに付き合わされて、もともと裁縫には興味のないリクルド、すっかり飽きて疲れてしまっているようです。
「──これで出来上がりです。リクルドさん、舞さん、ありがとうございました」
 ドナが嬉しそうに防寒服を抱きしめました。雰囲気の似せられる舞と背格好の似ているリクルドがいてくれて、どれだけ助かったか分かりません。
「では、明日にそなえて早く寝ることですわね。隈でもあったら、疲れが見え隠れしていたら、わたくしがどう努力しようと巧くなんていくはずありませんもの」
 ツン、と顎を上げてお嬢様なりの気遣いを見せるリリー。そう、決戦はいよいよ明日なのです!!

──大事なことを忘れているような気がしますけれど。

 翌日、酒場の裏路地で向かい合うドナとレイがいました。
「じれったいですわ」
 メロディを唱えようと様子を二人を見守っていたリリーはどうにも苛立ってしかたありません。我慢できずに、メロディーの詠唱を開始してしまいました。
「──‥‥」
 銀色の淡い光に包まれたリリーの口から流れる歌は、二人の気持ちを盛り上げます。真っ赤になったドナが、防寒服を差し出しました!!
「あの、レイさん‥‥これ、もらってください!! 風邪なんてひいたら、冒険に支障がでてしまうから‥‥私の気持ちです。貴方を、いつも暖かく守れるように、って──頑張って作ったんです!」
「待って!! レイさん、これ食べて欲しいの!」
 メロディーの魔法にかかったヘルガが、一生懸命作った手料理を持って乱入してきました! 迷惑かもしれないけど、と俯きながら、手料理を差し出します。
 レイはそんな二人に優しく微笑みかけました。
「ありがとうございます──でも、そういった気持ちがこもっているのでしたら、これは受け取れません‥‥」
「‥‥そう、言われると思いました‥‥」
 ドナはそっと微笑みました。ヘルガも頷きます。そう、ドナは聖夜祭で聞いていたのです、レイも苦しい恋をしているのだと──
 すまなさそうに俯くレイを笑顔で送り、二人は俯きました。
「よく頑張ったわね、でも一途なドナはとっても可愛かったわよ?」
「ヘルガさんもです」
 見守っていたラファエルとティエが、二人を笑顔で迎えました。ラファエルは、ドナに内緒でこっそり作っていた防寒服を取り出しました。ドナの好きな花が襟元に刺繍してある、可愛い防寒服です。
「頑張ったドナへ、私からのプレゼントよ。うふふ、もっといい男が見つかると思うから、自信を持って」
 本当はお祝いにしたかったのですが、頑張ったドナへ、ご褒美にすることにしたのでした。
「‥‥ありがとう、ラファエルさん。それに、皆さん。一人だったら、頑張れませんでした」
 我慢できなくなり、とうとう涙を流したドナの頭を、リクルドが乱暴に撫でました。
「ドナちゃん、俺ならフリーだし、君を幸せに出来るんだけどな」

──伏兵出現。

 ドナはびっくりして涙が止まってしまいました。そして、ゆっくり首を振って、微笑みました。
「嬉しいですけれど‥‥レイさんを忘れてからじゃないと、考えられません。あ、でも──良かったら、これ、もらってくれますか?」
 抱きしめていた防寒服を、そっと差し出しました。
「持ってるのも辛いし、リクルドさんにピッタリのサイズだから‥‥もし、迷惑じゃなければ」
「ん? それじゃ、ドナちゃんが返してくれっていうまで、預かっておくな」
 気恥ずかしそうに受け取りました。ドナも、どこか嬉しそうです。
 そんな二人を見て、はたと気付いて歌い続けていたメロディーの詠唱をやめ、リリーは呆れたように呟きました。
「冒険者って、単なる何でも屋ですわね」
 一風変わった依頼でしたが、リリーはヒトとして、少し大きくなった──そんなお仕事でした。