新撰組一番隊再試験

■ショートシナリオ


担当:ゆうきつかさ

対応レベル:10〜16lv

難易度:難しい

成功報酬:5 G 81 C

参加人数:12人

サポート参加人数:-人

冒険期間:11月07日〜11月12日

リプレイ公開日:2005年11月11日

●オープニング

●新撰組一番隊再試験
 前回の試験では参加する事が出来なかった人が多かったようだから、新撰組一番隊の再試験を行うよ。
 今回試験では面接だけでなく、他の試験も行うつもりだから、全員が合格するとは限らないけどね。
 しかも前回の試験で合格したのは、たったのひとり。
 他の人達は仮隊士か保留扱いになっている程だから、最悪の場合は全員不合格という事もあり得るかもね。
 一応、試験の内容としては、心技体の3種類。
 心の試験は前回と同じ面接試験。
 新撰組一番隊を選んだ理由と答えてね。
 次に技の試験だけど、これは僕の攻撃を避けるだけ。
 ‥‥簡単でしょ?
 木刀を使うから、死ぬって事もないし‥‥。
 最後に体の試験だけど、これは僕に一撃を与えれば合格。
 その代わり僕も本気で行くから注意してね。
 ちなみに選ぶ事の出来る試験はひとつだけ。
 チャンスはたった一度しかないから、決して気を抜かないように。
 一応、前回の試験に参加した人は優遇するつもりでいるけど、確実に合格するってわけじゃないから要注意だよ。
 本当に合格したいと思うなら、君達のやる気を見せて欲しいから‥‥。

●今回の参加者

 ea0012 白河 千里(37歳・♂・志士・人間・ジャパン)
 ea0196 コユキ・クロサワ(22歳・♀・ウィザード・エルフ・ロシア王国)
 ea0984 平島 仁風(34歳・♂・浪人・人間・ジャパン)
 ea1661 ゼルス・ウィンディ(24歳・♂・志士・エルフ・フランク王国)
 ea2445 鷲尾 天斗(36歳・♂・侍・人間・ジャパン)
 ea2614 八幡 伊佐治(35歳・♂・僧侶・人間・ジャパン)
 ea2988 氷川 玲(35歳・♂・浪人・人間・ジャパン)
 ea3108 ティーゲル・スロウ(38歳・♂・神聖騎士・人間・イギリス王国)
 ea4141 鷹波 穂狼(36歳・♀・志士・ジャイアント・ジャパン)
 ea7482 ファング・ダイモス(36歳・♂・ナイト・ジャイアント・ビザンチン帝国)
 ea8087 楠木 麻(23歳・♀・僧兵・人間・ジャパン)
 ea8802 パウル・ウォグリウス(32歳・♂・ナイト・ハーフエルフ・ビザンチン帝国)

●リプレイ本文

●心
「‥‥志士の白河千里と申す。何卒宜しく」
 一番隊の入隊試験を受けるため、白河千里(ea0012)が沖田総司(ez0108)の所に行って動機を語る。
「‥‥貴殿の居られる一番隊こそが時勢の最前線であると判断した。それが一番隊を希望する理由‥‥。正直申し上げ、志士は新撰組の方々には疎まれ、受験資格さえ与えられぬのではないのかと躊躇う気持ちが有った。だが、それこそが先に言ったような臆測そのもの。独りよがりな思案に捕らわれ、踏み込まずに後悔するよりも、当たって砕けろ‥‥と。志士ゆえ、神皇家の御膝元である京の都の治安を守り、侵略する悪なる力を静め、諸国の争いを収めたいと思う。国を憂える気持ち‥‥志は新撰組も志士も同じであろう? 志士だからこそ‥‥この場所で、我が身を盾にしてでも戦いたい」
 千里の話が終わったあと、沖田がコクンと頷いた。
「確かに志士は疎まれているかも知れないけど、だからと言って全く採用しないわけじゃない。君達だって国を思う気持ちは同じだろうし‥‥。試験は厳しく評価させてもらったけど‥‥、合格だよ。おめでとう」
 彼の考えを理解した上で、沖田が試験の合格を告げる。
 千里が期待に応えてくれる人物だと信じて‥‥。

「今回は世話になるわ、沖田さんや」
 のんびりとした表情を浮かべ、氷川玲(ea2988)が煙管を銜えてニヤリと笑う。
 沖田は玲の経歴を読みながら、よろしくと会釈をした。
「それで一番隊を選んだ理由だっけか? 俺は依頼で困っていた町の人が肩の荷が降りてホッとした顔や、心からの笑顔とか‥‥、そういった何気ない事を護って行きたいと思うんだ。黄泉路に侵攻されるのを防ぎきれなかった場合は、いずれ町の人達が不幸になる可能性があるからな。俺はそれが今一番の脅威だと思っている。だから俺はこの黄泉路を潰す事に協力をしたく、一番隊入隊試験を希望した。町の人の何気ない笑顔を護るために‥‥。こんな志望動機は不純かね?」
 苦笑いを浮かべながら、玲が恥ずかしそうに頬を掻く。
「不純とは言わないけど、理由としては弱いかな。しばらく様子を見させてもらうよ。君の実力を試すため‥‥」
 入隊する理由としては弱かったため、沖田が悩んだ末に玲の採用を見送った。
 本当に隊士としての資格があるのなら、ここで不採用にしたとしても、必ず隊士になれるチャンスが巡ってくるからだ。

「それじゃ、一番隊を選んだ理由を話してくれるかな?」
 張り詰めた空気の中、沖田がゆっくりと口を開く。
「‥‥動機か。残念ながら坊主は戦場を一人では前に進めない。どうしても誰かにくっついて行く事になる。新撰組一番隊は既存の隊士に沖田殿、そしてギルドの豪腕と日本屈指の部隊になると、僕は思った。つまり強い部隊にくっついて行けば、最も早く『黄泉人騒動の解決』が望めるかも知れない。黄泉人に関わる事でなくても、坊主が居る事で優秀な隊士の損失も防げるかも知れないだろ。もちろん、武人集団に坊主は場違いだ。沖田殿が望まぬのなら、諦めて別の道を探すとしよう」
 手短に自分の考えを述べた後、八幡伊佐治(ea2614)が沖田を睨む。
「‥‥合格だよ。本来なら僧侶を採用するつもりはなかったけど、たくさんの人達から推薦されているし、何よりも潔い性格が気に入ったから‥‥」
 そう言って沖田がニコリと微笑んだ。
 ‥‥結果は合格。
 僧侶の採用は異例中の異例だった。

「どんなに実力があろうと異国の者を容易に受け入れられないというのは、新撰組の立場上、当然と言えば当然の措置でしょう。そういう点では、改めて沖田隊長は信頼できる方だと感じました。前回、何らかの形で採用したいとの返答だったので、今回はその話を‥‥」
 沖田にむかって一礼した後、ゼルス・ウィンディ(ea1661)が口を開く。
「私も前回の試験から色々と考えてみました。一番隊にとって最も良い形でこの問題を解決できる方法は何か‥‥と。私の出した答えも、前に沖田隊長が言われた事と同じです。正規の隊員としてではなく、それでも特例として一番隊と行動を共にできる立場につく事。これが最善の方法でしょう。私自身、地位や名声が目的で新撰組に入る事を志願したわけではありません。そこで考えたのですが、私を一番隊の相談役として採用していただけないでしょうか? 私には魔法以外にも、知識という武器があります。特に古代魔法語は、この国では身につけている者の限られた貴重な知識です。そして、先の江戸における神剣を巡る騒動で、この知識は源徳派の確かな助けとなりました。隊員ではありませんから、偽志士取締りなどの普段の新撰組の活動には表立って協力は出来ないかも知れませんが、黄泉人討伐などの有事の際には、必ず一番隊の力となりましょう」
 自分の意見を述べた後、ゼルスが深々と頭を下げる。
「期待しているよ。よろしくね」
 ゼルスの要求を受け入れ、沖田が彼を採用した。
 今後はゼルスの活躍次第で、立場も変わっていく事だろう。

「わりぃ、ちょい膝を崩させてもらうぜ。俺を見て貰うには、普段の俺の言葉であんたの目線で物言いたいんでな」
 本当の自分を評価してもらうため、鷹波穂狼(ea4141)が膝を崩してニヤリと笑う。
「僕はどちらでも構わないよ。それじゃ、話してくれるかな?」
 爽やかな笑みを浮かべながら、沖田がコクンと頷いた。
「そうさなぁ‥‥、黄泉人との戦い、神剣争奪と神皇様の傍で戦って、俺もよりいっそう志士として神皇様のお役に立ちたいと思うようになってきてさ。黄泉人との戦い以来、京都が大変なのは噂で聞いていたし‥‥。どこも大変な世の中だが、せめて神皇様のお住まいになる、この京都の治安だけは守らねぇとってな」
 含みのある笑みを浮かべ、穂狼が沖田の質問に答える。
「神皇‥‥様か。とりあえず保留にしておいていいかな? もう少し様子を見たいから‥‥」
 穂狼が志士である事も考慮し、沖田が採用を見送った。
「‥‥最後に沖田隊長。あんた、一番の敵は『自分』だと定めてるんじゃないかな?」
 気になる事があったため、穂狼が沖田に対して問いかける。
 しかし、沖田は何も答えない。
 既に答えが出ているかのように‥‥。

「が、外国の子は採れへんって言ってたらしいから悩んだんやけど‥‥、そ、育ちはジャパンやし‥‥、お父さんもジャパンの人やから‥‥」
 礼服に身を包んできちんと正座し、コユキ・クロサワ(ea0196)が手の平に『人』の字を書いて飲み込んだ。
「そんなに緊張しなくても良いよ。それじゃ、話してくれるかな?」
 コユキの緊張を解すため、沖田が淹れ立てのお茶を彼女に渡す。
「えっと‥‥、一番隊を選んだ理由‥‥やったよね? う、うちは‥‥その‥‥守りたいねん‥‥。江戸でなぁ、大好きやった人が、うちの知らん所で戦って‥‥傷付いて‥‥でも、何時も笑顔で‥‥うちは何も知らんかって‥‥その人は‥‥もう‥‥。だから意思を継ぐ‥‥って、大袈裟かも知れへんけど‥‥、何も知らないまま、誰かに守られ続けるのはいややねん。‥‥その人がいっぱい傷付いてるのに、気が付かないのが‥‥嫌やねん‥‥。だから『そういう事』の最前線に身を置きたいな‥‥って‥‥」
 恥ずかしそうに頬を染め、コユキが一番隊を選んだ理由を語り終える。
「‥‥保留にしておいていいかな? ジャパン出身ではなく、ウィザードとなると、君を採用した事によって、新撰組の存在理由を問われる事になるかも知れないから‥‥ごめんね」
 ‥‥色々と考慮した上での結果だった。
 新撰組は一番隊だけのものではない。
 他の隊長を納得させるだけの理由が無ければ批判が出るのは当然だ。

「それじゃ、話を始めても良いかな?」
 まわりに人がいない事を確認し、パウル・ウォグリウス(ea8802)が動機を語る。
「‥‥俺は今回の一件まだ何も終わってはいない―と考えている。案外、黄泉大神を倒された貴殿が一番実感しているのではないかな。昔、黄泉人を地上から放逐したのは僧の法力と侍の力だったと聞く。では、今回その封印を解いたのは誰だ? そしてその狙いは何だったのか。‥‥今回の動乱では一夜で何百という罪のない民の命が飲み込まれ続けた。人命を蔑ろにし己が享楽に耽る存在がいるのなら、俺は決して許容する事など出来ない。それが一番隊を希望した理由かな」
 沖田の顔色を窺った後、パウルが黙って返事を待つ。
「‥‥保留にしても構わないかな? ジャパン出身で無い人達を、それほど多くは採用する事が出来ないから‥‥」
 悩み抜いた結果、沖田がようやく答えを出す。
 申し訳なさそうな表情を浮かべながら‥‥。

「お久しぶりです…先刻の依頼ではお世話になりました。ただ、面接というのもなんですので、一局願えませんか?」
 持参した将棋盤をポンと置き、ティーゲル・スロウ(ea3108)が頭を下げる。
「その代わり、きちんと質問に答えてね」
 苦笑いを浮かべながら、沖田が将棋を指していく。
 沖田の指し方は一見すると、何も考えていないように思えるのだが、気がつくとまわりを囲まれ詰んでいる。
「か、完敗です。まさかそんな手があるとは‥‥。それじゃ、質問に答えましょうか。俺には貴方がどうも生き急いでいるように見えて仕方がなかった‥‥、という理由では駄目ですか? 今までの沖田組長の行動、言動などを残っている文献類などを見てみると、そういう印象を受けました。いかなる理由があるのか‥‥分かりませんが、同じ戦場を戦い抜いたものとして、いつか話してもらえる日を同じ隊員もしくは、相応の立場で待ちたいと思っています。ある意味、『戦友』とでもいいましょうか。‥‥ところで沖田組長は何のために戦っているのでしょうか? 私はある人を探し、家族の仇をとるために戦っています」
 黄泉比良坂決死隊に参加し、沖田の変貌を目の当たりにしてしまったため、スロウが逆に質問した。
「‥‥国のためかな? この世界を良い方向に導くために‥‥」
 普段は見せた事の無い表情を浮かべ、沖田がニコリと微笑んだ。
 ‥‥結果は合格。
 黄泉比良坂決死隊に参加していた事も、考慮した上の結果らしい。

●技
「技の試験を受けたのは君だけか。‥‥準備はいいね?」
 模造刀をゆっくりと抜き、沖田が楠木麻(ea8087)の前に立つ。
 麻は天晴れ扇子を握り締め、沖田をジロリと睨みつける。
「いきますっ!」
 それと同時に麻が高速詠唱を唱え、ウォールホールを発動させた。
「‥‥遅いっ!」
 一瞬の出来事だった。
 沖田が踏み込んだのと同時に、下から木刀を振り上げたため、沖田の一撃が麻の顎に直撃し、彼女がそのまま後ろにふっ飛んだ。
「だ、大丈夫?」
 心配した様子で麻に駆け寄り、沖田がダラリと汗を流す。
「あ、顎が‥‥」
 大粒の涙を浮かべながら、麻が悪化に腫れた顎を撫でる。
 沖田も驚いた様子で麻を抱き上げ井戸まで運び、冷たい水を汲んで手拭いを濡らす。
「‥‥まさか魔法を使うとはね。出来れば正々堂々と戦って欲しかったな。だ、大丈夫‥‥?」
 心配した様子で麻を見つめ、沖田が手拭いを顎に当てる。
「だ、駄目かも‥‥」
 そう言って麻が意識を失った。
 まるで眠るようにして‥‥。

●体
「よぉ、元気にしていたか? 心の試験は前回やっちまったから、今更言い分をコロコロ変えるのも、入隊したさにおべっか使ってるみてぇで嫌だってんで、こっちに来たぜ。‥‥お手柔らかにな」
 苦笑いを浮かべながら、平島仁風(ea0984)が沖田に木刀をむける。
「確かに上辺だけ繕って試験に受けていたのなら、確実に落ちていただろうね」
 ゆっくりと木刀を構え、沖田がニコリと微笑んだ。
「それじゃ、行くぜ!」
 煙管を吸い込んだ後、仁風が木刀を握り締める。
 ‥‥勝負は一瞬。
 仁風はその一瞬に勝負を掛けた。
 間合いを詰めて近づいてきた沖田に煙を吹きかけて‥‥。
「こういうの‥‥嫌いだよ‥‥」
 次の瞬間、沖田の一撃が炸裂した。
「(‥‥心眼か)」
 一瞬にして身体が宙に舞う。
 次の瞬間、地面に身体を叩きつけ、仁風がしばらく意識を失った。
「君ほどの実力がある人が、こんな卑怯な手段を使うなんて残念だよ‥‥。君には隊士としての資格が十分にあったのに‥‥」
 少し寂しそうな表情を浮かべ、沖田が黙って背をむける。
 ‥‥残念ながら仁風の望むような結果にはならなかった。

「‥‥自分はビサンチンの戦士ですが、死者が生者を苦しめる現状は間違っていると考え、その事態を打開する為に最前線で戦いたいと言う理由から、仕官を試みた事を話、試験に臨んでいます」
 真剣な表情を浮かべながら、ファング・ダイモス(ea7482)が深々と頭を下げる。
「‥‥となると試験は格段に厳しくなるよ?」
 木刀を握り締めながら、沖田がファングと間合いを取った。
「もちろん、覚悟は出来てます」
 ラージクレイモアを日本刀に持ち替え、ファングが慎重に間合いを取りながら攻撃を放つ。
 次の瞬間、沖田がファングの攻撃をかわし、素早く木刀を振り下ろす。
「は、速い!? だが‥‥!」
 日本刀を振り上げ沖田の木刀を切断し、ファングが一気に間合いを詰める。
「‥‥遅いっ!」
 それと同時に沖田が折れた木刀を突き刺し、後ろに下がって汗を拭う。
「ま、参りました」
 身体に突き刺さった木刀を引き抜き、ファングがその場に倒れ込む。
 日本刀を使っていたせいか、沖田も手加減する事が出来ず、本気で戦ってしまったようだ。

「‥‥名は鷲尾天斗と申します。非才の身ですが新撰組に入隊するため、この場に参上いたしました」
 沖田を見つめて深々と頭を下げ、鷲尾天斗(ea2445)が溜息をつく。
「やっぱり面接にすりゃ良かったかなぁ。俺の実力じゃ無謀かも知れないし‥‥。でも、新撰組に入るのは、俺の夢‥‥。幾千の言葉よりも同じ士道を歩む剣士同士、太刀で語るのが一番かと思っている」
 木刀をギュッと握り締め、天斗がジロリと沖田を睨む。
「‥‥お手柔らかにね」
 天斗と同じように木刀を抜き、沖田が最初の一撃を放つ。
「ぐおっ!」
 一瞬、何が起こったのか分からなかった。
 沖田の一撃を喰らい、吹っ飛んだ後の記憶が無い。
「‥‥これが新撰組最強と言われる剣士の腕前か」
 口元の血を拭ったあと、天斗がゆっくりと立ち上がる。
「那須の惨劇を京都で再現させるわけにはいかない! 黄泉大神が復活するかも知れないと知ったからには!」
 それと同時に天斗が木刀を握り締め、鷲尾流二天『竜虎覇道(ダブルアタックEX+カウンター+デッドorアライブ)』を炸裂させた。
 ‥‥生と死の極限の狭間。
 目の前には沖田の木刀。
 天斗の一撃は沖田の頬を掠めていた。
「おめでとう。‥‥合格だよ」
 沖田の一言で我に返る。
「か、勝ったのか‥‥」
 ホッとした表情を浮かべ、天斗がヘナヘナと倒れ込む。
 自分に味方してくれた運命に感謝しながら‥‥。