PassionateSplush�Uアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
玲梛夜
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
難しい
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報酬 |
10.4万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
07/21〜07/25
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●本文
『Passion Music』という看板がライヴハウスにかかる。
その看板がかかると同時に、そこには収録の機材が運び込まれセットが始まる。
それが完了するとそこにロッカーたちが現れて熱い熱いライヴを。
いつ、どこでするのかはわからずゲリラ収録のロックライヴ番組。
収録に出会えるかどうかは時の運。
そこでプレイするロッカーたちにも場所のイメージは伝えられるが前日まで明確な場所は明かされない。
集合場所、集合時間指定を受け、暗幕の張られたバスに乗せられてその場所へと連れて行かれる。
準備の終わったライヴハウスでは今か今かとロック好きの観客がテンションをあげて、待っているのだ。
そういうのが、この番組の常なのだが、今回はゴールデンタイム。
ホールを借りて、出演する音楽人たちが明かされない趣向となっている。
舞台の照明がばっと明るくなる。
最高のプレイを、そこで‥‥!
と、いうのがこの番組の趣旨である。
夏と言えば、野外ライヴ。
野外に、進出です。テレビでの放送はないが、
今回はとあるスタジアムを借りて、二日間連続。
出演者たちは両日ともにの参加。
この野外ライヴにおいては、出演者は内緒、はない。
広くておおきなステージを使い歌って、そのほか色々あり。
その他色々は、出演者の意向も参考にされる。
『PassionateSplush』出演者募集
ピアノ、ドラムといった楽器はこちらで用意可能。
また、野球場にステージなどをくんで、という仕様。
観客をステージに挙げるということは不可。
観客席は、スタジアム席と、立ち見ブロック制。
中央に観客の中をつっきるように長いステージ有り。
●リプレイ本文
●夏は野外!
『2007年! 夏の野外ライヴ、PassonSplush!!! 二日目ー!!!』
観客の声が響く。
テンションあがって、体感温度も上がっていく夏の野外の始まり!
二日間、同じ参加者が同じだけども少し違うステージを繰り広げていく。
今日はその、二日目。
『今日も僕、渋谷蓮が皆と一緒にもりあげてきまーす! 昨日以上に気合いれていくぞーーー!!』
ぱぁんと昨日同様、スモークが舞台に立ちあがり、それが引けば全員集合。
観客の声は叫びとなって、会場を包んだ。
●ヒカリ ―静香
一組目の流れを受けて、そのまま明星静香(fa2521)が引き継いでいく。
ギター2本で奏でる音は重厚。
おどろおどろしく、冷たい雰囲気で始まる曲。
ゴス系のパンクルック、自らもギターを弾きながら、舞台でパフォーマンス。
「 目を開けども何も見えない
闇の中を見渡しても
道標はどこにもない
ただ独り虚ろ彷徨う 」
はじめは静香のみにあたっていたライトは、徐々に他の楽器をこなす面々にも当てられて、明るくなっていく。
「 胸には束縛 足には枷を
自由見つめる目も塞がれ
何も考えず 何も感じず
ただいたずらに時は流れ 」
曲の雰囲気は少し変わり明るくなっていく。
今までの雰囲気は少しずつ払拭されていくように、明るめのテイストが取り入れられテンポも少し早くなる。
「 心に闇が侵食する
委ねていれば楽なのに
泣き叫んで抗い続け
受け入れまいと身悶える 」
もやもやしたものを吹き飛ばすように歌は続く。
サビに入れば、観客も歌に合わせて腕を振り上げて。
「 まだ闇には沈みたくない
這い上がってでも進みたい
ひとかけらのヒカリ見つけて
望む場所へと歩き出そう 」
他の音に合わせて、静香の声が乗れば、観客と一体化していく。
音の勢いは衰えることなく、最後まで突っ走っていった。
●きっかけ ―Tyrantess&ひろみ
亜真音ひろみ(fa1339)とTyrantess(fa3596)はスタンバイOK状態だった。
「タイ、今回はよろしくな」
「こっちも」
「やっぱりこの歓声いいね、あたしはここにいるんだって思えるよ」
ひろみは聞こえてくる歓声に耳を傾ける。
Tyrantessも、言われて耳を傾ければ確かに声が聞こえてくる。
そして、二人の舞台の幕が上がる。
登場して、Tyrantessはお決まりのパフォーマンスを観客に向けて行った。
そして、演奏が開始される。
最初はややテンポを落としたギターとベースの静かな音、少し遅れて、ひろみの声か重なる。
「 ガキの頃遥か彼方で聞こえていた歓声
遠い世界の出来事で
いつも考えていた未来は博打のない平々凡々な人生
今まっすぐ見上げる澄みきった青空
大切なモノに出会い熱く動き出した鼓動
それがここまで走らせてくれた 」
ひろみはシンプルにジーンズに黒のタンクトップ、左腕には剣をくわえた白狼のペインティング。
Tyrantessは黒のミドリフトップにローライズのホットパンツ。そしてレザーバンドとかのアクセサリをいくつか。
疾走感のあるアップテンポの曲を、二人は生みだしていく。
「 すべては青臭い勢いと思い込み
まだまだ捨てたもんじゃないぜ
些細なきっかけ一つで退屈な毎日だって変えて行ける
この場にいられるのは一握りの勇気のおかげさ
たとえ夢だって構わない
信じきればそれは真実
この一夜テンション上げて突っ走って行くぜ 」
短い間奏を挟んで、音をよわめ、そしてまた再び元に。
少しずつ、歌を強めていく。
「 今俺がここにいられる
それが今まで積み重ねてきた事の答えだろ
胸の中くすぶっている想いがあるなら迷わず突き進め
未来は誰にも分からない
決まった道なんてない
些細なきっかけ一つで退屈な毎日だって変えていける 」
最後はふと音をとめて声だけ。
だがすぐまた音はもどってきて、そのまま短い後奏で力強く、音を弾ませた。
●Real ―contredanse
一組はさんで、次はDESPAIRER(fa2657)と慧(fa4790)の二人の、contredanse。
観客の声に、二人は迎えられてスタンバイ。
藍色の照明の中にくっきりと白のピンスポット。
アップテンポのロックバラードはベールとドラムがリズムを持たせ、低音を生み出していく。
慧はガーゼ生地の黒のハイネックノースリーブのロングタンクトップに細身の黒スラックス、アクセサリは繊細なシルバーで上品にまとめて。
DESPAIRERは暗色系のシンプルなドレスに、ブラッドストーンのシルバーペンダントを身につけていた。
「 別れを告げる 声にあわせて
いつかの曲が 聞こえてくる
遠ざかってく 彼の背中に
スタッフロールが 重なりだす 」
DESPAIRERの声に、慧がハモりとユニゾンを、時折入れて歌に深みを出していく。
そしてメロディアスなヴァイオリンの音も加わり叙情的に。
「 所詮全てが 決められたStory
台本通りに 辿り着くEnding
もうすぐ見える 『THE END』の文字
そこから先など あるはずもない
過ぎ去った日々は ただのDream
寂しさに負けて すがりついたFiction
取り残された 私だけがReal
この暗く冷たい 世界こそがReal 」
伸びのあるヴォーカルに幻想的に重なるコーラス。
二人は視線の方向など、対になるように動いてみせる。
少しの間奏をいれて、伴奏を一度落し、響くのはエレキギターだけ。
そこにヴォーカルとヴァイオリンが絡み合う。
「 所詮全てが 決められたStory
『END』の文字で 幕が閉じていく
もし映画なら もう席を立ち
どこかよそへと 行きたいけれど
過ぎ去ってく日々 幸せな夢
全て終わって 消されていくLight
取り残された 私だけがReal
この静寂と 闇だけがReal
望まなくても これこそがReal
この暗く冷たい 世界こそが 」
息を止める要因、ためて、勢いはそのままに。
「 Real 」
二人の声を合わせて言い放つように歌う。
それと同時に伴奏も消して余韻だけを残した。
●Fly me to the Sun ―千音鈴
「活動約1周年という事で、私の最初の曲‥‥皆で『All right!』宜しく♪」
ステージに立つ千音鈴(fa3887)。
ポニーテールに向日葵の髪飾り、白いキャミソールワンピースに赤のショートパンツと編上サンダル姿、ベースを持って登場。
短い前奏は、最初からノリ良く勢いをつけていく。
橙色の太陽イメージの照明が、きらきらと回っていく。
「 原色の季節到来で(All right!)
誰よりも熱い夏にしたいから
オ・ネ・ガ・イ
Fly me to the Sun! 」
少し音を抑えつつも、元気よく弾む音。
「 キミに憂鬱な顔は似合わない
GoodくるLocationで HotするVacation
薄着の季節が二人の距離近づけるから
零射程でBang!
とびっきり笑顔の援護射撃 」
歌詞にあわせて動きをいれて、強調するところでは自身のベースの音をひときわ強く。
一歌いながら動いて、花道舞台に移動する。
語るような言葉を視線とともに観客に向けていく。
「 嫌なコト全部忘れてしまえ
溢れる光のPassionが 奏でる真夏のSession
後悔ないほど二人でバカみたくはしゃごう
眩しい程のShine!
でもキミの笑顔こそOh my shine 」
声を前にだし、盛り上げに盛り上げを重ねていくように、力強く。
「 ねえ何しよう? La la la
決められない! ア・ラ・ラ
とりあえず太陽にKickして
靴放り投げて飛び出せ 」
十分力強い音をさらに強めて、最後の締め。
「 原色の季節到来で(All right!)
誰よりも熱い夏にしたいから
オ・ネ・ガ・イ
Fly me to the Sun!
オ・ネ・ガ・イ
You are my only Sun! 」
アクセントを一ついれて、一気にはじけるようにカットして音を残さず、曲は終わった。
●SUMMER Day ―flicker
ライヴの最後を締めるのはflicker。
黒羽 上総(fa3608)は袖なしの開襟シャツとロングコート。下はダメージジーンズにブーツと、全身黒でコーディネート。そしていつものようにシルバーアクセを多数着用。
ラシア・エルミナール(fa1376)はいつもと同じように黒のベアトップとジーンズ。
「ラシアと組むのは久々だな、いつもとはまた違ったステージになりそうで楽しみだ」
「そうだね、何も気にしないで思い切り楽しめそうだ」
二人は最後を飾るために気持ちを入れなおして、ステージへ。
スモークの中、ライトで二人照らされる。
曲は静と動くを、表現して。
ドラムの音が強く響く。
「 アスファルトから 立ち上る陽炎
広がる晴天(あおぞら) 白いワンピース
2人で灯す 線香花火
君の横顔 照らす螢灯(ほたるび) 」
ベースの音は控えめに。リズムを抑えて、ペースを一定に保っていく。
それを少しだけ上げていく。
「 極彩色と闇の帳
包み込むものは違えども
灼熱の昼と静寂の夜
全ては君を飾る装飾 」
観客席の中を伸びる花道をいったりきたり、上総とラシアはそれを交互に行っていく。
そして、一気にハイトーン、ペースアップ。
ドラムが支えるメロディをギターが持っていく。
それと同時に火柱がドンっとあがり、銀の紙吹雪が舞い落ちてくる。
「 Day and Day
向日葵の笑顔 咲き誇れ
Night to Night
月光を背に 朧儚く
今年も来る(きたる) この季節
綴ろう想い出の一頁(ページ)
深く深く 鮮やかに 」
一気に盛り上げて、一気に落とす。
間奏で落として、ゆっくりと声をのせていく。
ドラムが刻むリズムに乗せて。
「 Day and Day
向日葵の笑顔 咲き誇れ
Night to Night
月光を背に 朧儚く 」
ゆっくりと音はフェードアウトしていくように、最後は消えていった。
●最後は皆、勢ぞろい
太陽は完全に沈んで、ライトの光と、観客のもつペンライトが明かりのたよりになるのは昨日と変わらない。
終わった舞台に、渋谷蓮は立っていた。
『今日のライヴ、全組終了! 今日のおさらいってことで、全員集合だよー!! 昨日と同じくウェーブしながら迎えてあげてー!』
観客の作るウェーブの中、最後の締めは全員で。
『明星静香! 彼女らしい雰囲気ありがとー!』
バックに流れるのは全員で演奏する音。
静香はトップのユニットと入れ替わりで前へ。
『そしてTyrantess&ひろみ!! 勢いつけてありがと!』
ひろみとTyrantessも、前へ出てそれぞれ観客にモーションを掛けるようにあおる。
『contredanse、DESPAIRERと慧!!』
DESPAIRERと慧も呼ばれて入れ替わりで前へ。
それぞれ観客の声に応えていく。
そして次組と入れ替わり。
『おまたせ! 妹、千音鈴! 兄と一緒に並んでありがとー!』
今日もまたどうせならと、彼女が呼ばれるまでそこでまたされる兄。兄妹、揃って礼。
『はい、二日間最後ありがとうねー! flicker!!』
最後に呼ばれたラシアと上総。前にでて、一層大きくなる声援に手を振っていく。
全員もう一度、前にで終われば音は一層賑やかに。
もう一度、それぞれの歌を一周。
その音終われば、全員舞台端っこに整列。
『最後の締めは全員でねー!!!』
言われてそれぞれ、何をするかを理解する。
『野外ライヴ、二日間の、感想はーーーー!!!!!!』
もちろん誰も文句言うことなく、二日間で一番の声援が、帰ってきたのだった。
●お疲れ様二日間
「昨日予告したとおり、これから経費で焼肉いくぞー!」
おー! と盛り上がって、一部異様なテンションを保っている。
そこに更なる追加リクエスト。
「焼肉の後には甘味もあると嬉しいんだけどね」
「スタッフ! スタッフ甘味もあるところ!! 今から探して!」
ということで、打ち上げの焼肉への出発準備開始。
甘味も揃う店を探し、そこへ行くことに。
「でも、これだけ有名人いて大丈夫なのかなぁ‥‥」
「変装すれば大丈夫なんじゃない?」
「あ、しっかりその対策もしとかなくちゃね!」
まだまだ焼肉にはたどり着けなさそうな面々なのでした。