POP×POPアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
玲梛夜
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
9.4万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
02/21〜02/25
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●本文
「あとはー、座談会?」
マネージャーと渋谷蓮はただいま打ち合わせ中。
写真集+エッセイな本『POP×POP』を出すこととなりその最終調整中。
収める写真は撮り終え、一人トーク原稿も出来上がっている。
あとは一対一トークの相手をとっつかまえてするだけなのである。
「できたらいろんな人とやってみたいかなー。そりゃミュージシャンなみんなだと話す内容偏りそうだし。いやそれも楽しいんだけどね」
「それじゃあいろんな方向の人で‥‥かけてみますか」
「おうよ! 特にこだわらないから。たのしみー」
「楽しみなのはいいんですけど、仕事ですからね」
「うん、わかってる、ちゃんとわかってる」
「いやお前わかってねーだろ」
裏拳炸裂。
●一対一トーク参加者募集
ただいま彼と対談してくれる人を探しています。
ジャンルは特にこだわらず、知り合いでも初見でも。
一対一で語る。語るテーマも自由。
なお、この人と対談しました、の2ショット写真、さらに全員集合写真も撮る予定。
●補足
トーク内容は自由ですがひとつのことに絞ってください。
なお、被らないように調整していただけるとありがたいです。
2ショット写真、集合写真については全員同日に行います。
服装は自由です。
撮影は初日でスタジオにて、となります。
●リプレイ本文
●お写真とります
「集合写真抜けは諦めますよ、とほほ」
撮影担当のつもりだったが、そういう訳にもいかず、有珠・円(fa0388)少々がくーんとしつつスタジオへ。黒の薄手のハイネックに生成りワークパンツ、モスグリーンのジャケットで、今日は撮影される側。
スタジオの中には、赤の長椅子、の上に渋谷蓮。
「さぁ、はべると良いよ!」
「はべるー!」
勢い良くダッシュ、は天道ミラー(fa4657)。半獣化してなくても耳ピコ尻尾ぱたぱたが見えるよう。黒スーツに深紅のシャツ。鎖の付いた首輪はトレードマーク。
「マフィアっぽく後ろだな」
瑛樹(fa5407)は黒スーツに紫紺の開襟シャツ、シルバーアクセに紫のサングラス。
ミラーとサイドがっちり。
「俺も後ろ」
黒スーツと白シャツでビッと決めた榛原 瑛(fa5470)も後ろに。
「‥‥男は後ろだね」
ブラックジーンズ、白長袖Tシャツと薄手のジャケットあわせ、シルバーのペンダントとリングつけた早河恭司(fa0124)も後ろ、前は、女性陣で固まる。
「蓮さんの足元にはべっちゃおうかな〜」
悪戯するような笑みを浮かべ、セットへ向かうのは堕姫 ルキ(fa4852)。半獣化に黒のゴスロリ、胸元は開けて強調。
蓮の右には灰撫子地にクリーム色の暈し、全面に枝垂桜をあしらった加賀友禅訪問着着たEUREKA(fa3661)。
反対には春らしいカラーのティーンファッションで元気な雰囲気の南央(fa4181)。髪はカラフルなピンで止め、インナーに黄や明るい緑を重ねて着たボーダーTシャツ、裾にワンポイントでリボンをあしらったロールアップパンツもグレーのハイカットスニーカー。
「渋谷さん、髪にピンつけましょう! 似合いますよ、おそろい!」
「おうよ、やっちゃって!」
全員フレームに収まりビシッと決めて。
集合写真、ぱしゃり。
●あだ名
まず撮影。
気取らずさくっとそのまま、自然体でぱしゃり。
「なーんか蓮さんと一緒に仕事をするのなんて久しぶり。ちゃんと対談できるか心配だなぁ‥‥」
「いつものノリで!」
「そうだね、テンションに乗っからせてもらおうかな」
対談開始、テーマはあだ名。
「恭司君のあだ名は『パパ』だよね」
「最初は蜜月の中だけだったんだけどいつの間にか広まっちゃって‥‥もう慣れて嫌じゃないんだけどっ! ‥‥一応抗議しておくよ」
「うん、でもパパ」
「‥‥パパです」
開き直りは素晴らしいよ、と蓮は笑う。
「蓮さんの昔呼ばれていたあだ名は? そこから当時の様子とか分かりそうだし」
「小さい頃はもっぱらご近所のアイドル蓮ちゃんとか‥‥シブは、名前呼ぶのが恥ずかしくなるお年頃からだね」
「何か面白い話でもあるのかと思ったら自然に呼ばれていった感じなんだ」
「え、何期待してたの!?」
笑い交えつつ、他の人のあだ名の話も。
「折角の機会だしゆーりの『お母さん』も蓮さんに広めようっと」
「お母さん‥‥おかーさーん!」
収録終わって。
「高菜おにぎりぃ〜! 食べながらするとマネ睨‥‥げふん」
「いただきます」
お疲れ様の一服。
●出会い
「こんな感じかなっ、よしお座り、お手、お変わり!」
「ワン!」
ぱしゃり。
ネタシチュエーションで写真取り。
「いやぁ、ワンコだね!」
「ご主人ー! とか言っちゃう!」
「よし、ご主人とトークだ!」
テーマは『出会い』。
「人や物の出会いって、意識してるしてない関係なく、よくよく考えるとスゲー良い事って思うんデス」
「運命だよね、全部。僕そう思うな」
「あの人と話してこう思った、あれを見てこう感じた。そう感じられるのは『自分だけ』、哀しい事も嫌な事も、自分だけのモノ。他の誰も感じられない、経験出来ない事。だから無駄な事なんてこれっぽっちも無いハズ」
にこっと笑い、ミラーは続ける。
「『自分だけの出会い』って考えると、何かこう、イイ感じなモノがムクムクと! 自分だけのモノを、どんどん詩や音にしてって冒険したいデス‥‥いや、する!! そんでそれを聴いてくれた人と、また『自分達だけの』ムクムクを!」
「うん、自分がもらった自分のものを人にも伝えたいよねー。あ、じゃあミラー君だけの出会いって何だー?」
蓮の質問に三秒シンキング。
「アネモネかな。皆オモシロなので飽きマセン、毎日ワクワクさせてもらってマス! 皆いつの間にか春爛漫‥‥良いな‥‥」
「ミラー君‥‥大丈夫、君にはいつの日か飼主様が‥‥!」
「だといいな!」
そして二人は元気にはしゃぐ。
二人とも二十歳超えてますが、いつまでも天真爛漫。
●オンオフ
「渋谷さんの『オンとオフについて聞こう』〜! 拍手っ」
「はい拍手〜!!」
ぱちぱちと南央と蓮、すでにテンション高め。
「オフの日はお家で過ごすって聞いたんですけど、公私のスイッチはっきりですか? オフくらいゆっくりタイプでしょうか?それとも元々インドア‥‥?」
「公私は‥‥あるようでないんだよね。でも家の中でひきこもりんぐはする方」
「わーっと遊びそうだから意外だなーって。友達からお誘いいっぱい、移動中もメールの返信ってイメージかな」
と、南央の言葉に蓮はがさごそ。右手に携帯、左手にも携帯。
「仕事と私用、最近新調したんだけど、使い方わかんなーい。仕事は電話、メールって何デスカー」
「えー! 私が教えてあげます!」
さすが女子高生、すぐ理解して携帯指導。
「おおお‥‥南央嬢、赤外線やってみたい」
「あ、いいですよ、絵文字だらけのメール送りますよ」
という事で赤外線。
「‥‥すごい、ありがとうねー。女子高生は元気だね‥‥」
「そうですか? 予定なければ平気で何日もボーっとしてるかも‥‥ひっきー予備軍かな。友達と遊ぶのも好きなんですけど‥‥私くらいの頃って何してたんですか? 歌って倒れて酸素吸って‥‥」
「‥‥たねー、今よりも。一瞬楽しむのに全身全霊は今も変わんないかな」
「全身全霊ですか。私は高校生活最後の一年になるんですよ。しっかり頑張ろうと思います」
「うん、楽しむの一番。で、話は元に戻るんだけどね、携帯のね」
携帯講座、再開。
●ファッション
「オープンザセサミー! 自分で開けます。対談を衣装部屋でっておもしろいね」
「色々と合わせて遊ぶ感じで、カメラで撮ったりも」
デジカメをお互いもって、ポーズ決めてみたり。
「パジャマとかもあるよ、なんで、笑うー」
「あ、準備お願いしたんだよ。普通に喋っても面白くないしね、衣装合わせたりしながらどうかなと」
「いいね、楽しそう。円君のこだわりは?」
「革製品はこだわるね、あと眼鏡。仕事用プライベート用結構もってる」
自分の服の趣味を色々話し、それぞれテーマにそって服を合わせる事に。
「勝負服、恋愛経験値少ないおじょーさんとお昼デート。渋谷蓮の巻」
「なんでそのピンクをあわせられるのか‥‥さっきの年上のおねーさまと夜デートとはまた違うね」
「これがシブクオリティ!」
蛍光ピンクに近いジャージ上着を羽織ってラフに。
「有珠円の巻〜」
円はさらっと動きやすさ第一の服装。それは前テーマとも変わらない。
お互いデジカメで取り合いつつ。
と、思いついたように円はついでとマネージャーにも色々と。
「顔出しアウトならサングラスか帽子で」
「出して良いよ、ばっちり!」
なぜか答えるのは蓮でした。
●性
「私達付き合ってまーす☆」
「僕は役得って事でいいのかな!」
いいんじゃないかな、と恋人のように写真をぱしゃり。
「写真終了! なんかものすっごく色々聞かれそうなテーマにドキーン」
「ふふふ‥‥あたしの気がすむまで返さない〜」
「ヒイイイ!」
と、言いつつも楽しんでいます。
「誰かとえっちなコトしたいってのは、人間として当然のコトだよ。人間は一人じゃ生きられないんだからね」
「人間に必要な事だと思うねー。愛しちゃってるんだから」
「生まれた時から誰かを探して、見つけて、愛し合って、そして一つになって‥‥幸せになれるんだ、ココロもカラダも。一つになるってさ、やってみれば分かるけど気持ちいいだけじゃないんだよ。こう‥‥何と言うか、胸の奥が満たされるような、そんな気分になるんだ」
「幸せー、じゃ足りない感じ? もっと深そうだね」
「うん、足りないかも‥‥誰かと繋がるってコトはこんなイイ事なのに、それは駄目だなんて、神様ってばイジワルだよねー」
ぽつっとルキはぼやく。
「え、何!? 何か色々あるの!?」
「内緒。ところでさ、蓮さんはそーゆー経験あるのかな? 一つになりたいって思うくらい好きな人が出来たとか、さ」
「はぐらかした! 僕はー‥‥歌ってる時は僕が好きな僕の事好きな皆と一緒。最高、快感えくすたしー」
「それもはぐらかしてるー。そういうのじゃなくって、恋愛で」
じりじりっと迫るルキ、視線をはずす蓮。
「‥‥ピューピュー」
「口笛吹いてもダメ。絶対いる、いるよねー」
「ど、どうだろー」
頑張ってはぐらかすが、この後オフレコで口を割る事に。
「な、内緒だからねっ!」
「蓮さんの秘密‥‥ゲット!」
「内緒だよっ!」
●自由
「はいポーズ」
「掛け声しつつもシリアスに、大人の男、はいポーズ」
薄暗い中で煙草の火をやりとりという雰囲気。
掛け声は遊び混じりだがビシッと決めて。
「改めて宜しくお願いします」
「よろしくぅ!」
二人は握手がしっ。
「トークは『自由』だね。瑛樹君は‥‥職業自由人‥‥いつも何してるの?」
「自分の興味がある事を片っ端からやって何が悪い! みたいなノリで色々と首を突っ込んでいるうちに」
「あれよあれよと?」
「いつのまにか‥‥うん、ちょっと反省してる」
「その顔はしてないぞー!」
言葉と態度はウラハラ、けろっとしている瑛樹に蓮はつっこみ。
「あはは、蓮さんも興味がある事に何でもチャレンジしてるような印象があるのだが、そのバイタリティーの源をお聞きしてみたい」
「言われてみると‥‥わかんないなぁ‥‥興味わくって事は、その事に対して最初好意的、そこからどうなるかはやってからのお楽しみ。瑛樹君のしたい事はー?」
「俺は‥‥役者活動だけではなくて音楽にも挑戦してみたいと思っているよ‥‥あっ、蓮さん無謀な事は止めた方が良いって顔してる」
「キノセイ、チャレンジ大事。少しずつ重ねてやっていったらいいからね」
「少しずつ重ねてか‥‥そういえば楽屋で蓮さんのマルチ疑惑が上がっていたが‥‥ドラマ本気でやりませんか。渋谷蓮殺人未遂事件とか」
「未遂、未遂って‥‥!」
「未遂事件だから、事件の最初に昏倒して終わりで復活、寝てるだけ」
「演技何もないね! それなら!」
「一つ言い忘れたが、寝てるのみなのでギャラは無し」
「えー!」
●境目
「‥‥居酒屋」
「開き直ってお酌しちゃうわ」
そんな一風景をぱしゃり。
話はテーマへ。
「世の中には色々な境目があると思うの」
何かを悟ったような表情で、EUREKAは続ける。
「身近なところで『お姉さん』と『おばさん』の境目とか‥‥何故『お兄さん』と『おじさん』よりボーダーが低いのかしらね? そこの所どう思う、年下の蓮君?」
「僕には境目ないかな、おじさんって呼ばれても、てゆか呼ばれてるし‥‥甥っ子とかに。おじちゃあんって来るのかわいい。だからEUREKA嬢も許せるようになるよ!」
「じゃあ他の当社比○倍で強力になっていく洗剤は、元を辿ればどうなのよ!? それって綺麗に汚れは落ちてたのか、そこのボーダーってどうなのよ、とか思わない?」
「あ、思う。それは思う!」
「気になりだしたら止まらないのよね。こういうのってキッチリした境目ってないでしょ。曖昧というか‥‥日本人はそこが侘び寂びとかで好きみたいだけど」
「曖昧なのはYESとNOもだね」
「そうね。じゃあもう一個。『ロックバラード』と『ポップスバラード』の違いって分かる? 他にも色々あるけど、音楽のジャンル分け」
「なんとなく自分で境目持ってるかな。魂だよ、魂でロックって思えばロック!」
「なんだからしいかも。私は分ける必要ないと思うけど」
ならそれでオゥケィ! と蓮は言う。
●ライヴ
集合写真とは打って変わって、瑛はも黒のミリタリージャケット、スカルプリントのTシャツ、ジーンズでラフに。蓮も衣装はラフになっている。
「ドラムの前に瑛君! んで僕はスタンドがしっとな」
「俺はばしっとな、と」
写真もバッチリ。そのまま話は音楽方向へ。
「渋谷はライヴには司会で参加する事もあるとも聞いたがやっぱ出演者として出てるときが一番生き生きしてるんじゃねぇか? あ、TVで見たぞ。いい曲歌ってんな」
「ありがとぅ! うん、やっぱ歌ってる時が一番! そりゃ聞くのも好きだけどね。瑛君は?」
「俺は鍵盤も少々嗜む元ドラマーだからな‥‥やっぱこう、座ると気分が高揚するな」
「僕はマイク持ったらテンションあがるよ。やっぱ音楽する人は皆同じなんだろね!」
「そういや、今ライヴ企画もやってんだろ? 知り合いも参加してたな‥‥期待してっから気合いれてけよ? 土産の酸素缶もライヴで使ってくれ」
ニヤと瑛に任せろと親指立てて返す蓮。
「知り合いってば誰だろう‥‥ヒント!」
「ヒントは無しだ。わかるだろ」
後のお楽しみ、と言う瑛に誰か考えておこう、と蓮は答える。
「やっぱライヴは生音だよなぁ。昔アマチュア組んでた時期もあるんでライヴ特有の熱気はわかる気がするな。高校の頃だから昔の話だ、行くだけなら中学から‥‥渋谷はいつからだ? ライヴ行き始めたのは」
「僕は生まれた時から歌ってたよ! ライヴは時期同じくらいかな」
「あー、話してたら叩きたくなってきた」
「‥‥やっちゃう?」
やるしかないでしょう。