PassionMusic:DAYSアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
玲梛夜
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
5.5万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
03/29〜03/31
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●本文
『Passion Music』という看板がライヴハウスにかかる。
その看板がかかると同時に、そこには収録の機材が運び込まれセットが始まる。
それが完了するとそこにロッカーたちが現れて熱い熱いライヴを。
いつ、どこでするのかはわからずゲリラ収録のロックライヴ番組。
収録に出会えるかどうかは時の運。
そこでプレイするロッカーたちにも場所のイメージは伝えられるが前日まで明確な場所は明かされない。
集合場所、集合時間指定を受け、暗幕の張られたバスに乗せられてその場所へと連れて行かれる。
準備の終わったライヴハウスでは今か今かとロック好きの観客がテンションをあげて、待っているのだ。
ぱっと、舞台上にスポットがあたる。そこにはマイクとカンペを持った司会者、渋谷蓮(しぶや・れん)。
「今回のテーマは『日々』! いつもの自分の毎日を歌にのせて! そこに垣間見える日々はどんなものか! んじゃいってみよー!」
舞台の照明がばっと明るくなる。
最高のプレイを、そこで‥‥!
『Passion Music』出演者募集
ゲリラロックライヴ番組収録、出演者募集
こちらから指定するのはライヴ日の集合場所、時間のみ。
今回はテーマを『日々』で統一。それぞれの個性を出してください。
舞台は特に特徴も無く、自分達と観客が面するのは一方。自分達のほうが少し高い位置、ということになります。
ソロ、グループを組む、は自由です。
収録に取り直しはありません、一発勝負です。
舞台に関しては通常の舞台です。
なお、日程は以下です。
初日 参加者顔合わせ
二日目 スタジオでのリハーサルなど
三日目 ライヴハウスでの演奏、収録
ドラムセットやピアノ等大きな楽器は備え付けのものがあります。
バックバンドが必要であればこちらで用意します。
グループ掛け持ちは禁止。
演奏順は特に希望が無ければ阿弥陀くじです。
●リプレイ本文
●日々色々と
いつものように打ち合わせのあとは、それぞれ再度挨拶しつつのだべりです。
「宜しくお願いします」
ぺこ、と頭下げるのは姫乃 舞(fa0634)。
「宜しくねー、音楽いっぱい、音たてて!」
「はい、頑張ります」
「そしてはじめまして、だよね」
「まだまだこれからだけど、頑張っていくかなきゃね。宜しくお願いします」
Passion初、の瑞雲 カスミ(fa5440)は笑顔浮かべて言う。
と、そこへ。
「渋谷さん、今回はおごりはないんですか?」
「シン‥‥」
「何、何僕の認識もしかしてお財布係?」
渦深 晨(fa4131)はにこっとイィ笑顔で肯定、玖條 奏(fa4133)はため息をつく。
「僕のお財布はがっちりしまってます! がまぐち開きません」
「アネモネさんも元気だけど、こっちも元気ね」
ふと橘川 円(fa4980)は瞳細めて笑う。
視線の先は天道ミラー(fa4657)と欅(fa5241)がお手おかわりお座り待てとじゃれている(多分)。
「ミラーとは久しぶりに一緒にあねもにゃだよな」
「だな! 楽しみだ!」
「うん、日々充実、楽しい日々に感謝な毎日」
お手おかわりからいつの間にかハイタッチな二人。
「渋谷さん、メール早く打てるようになりました?」
「いや、なってない! 実は返事もまだ! 初歌僕も楽しみー」
南央(fa4181)はあはは、と笑顔浮かべる。
「ずっと歌えたらって思ってて‥‥ぐ、ぐゎんばります」
ぐっと南央は拳握って気合いは十分。
今回は、このメンバーでお届け。
●瑞雲 カスミ ―Mine Day’s Identity
「今日はみんなの日々! どんな日々があるものか、楽しみですよっと! 今日の最初は初登場、瑞雲 カスミ! 歌うには前向き姿勢全開で、Mine Day’s Identity!」
ふっと照明が蓮からカスミへと切り替わる。
「 目覚め時に見えるのは よく見知った天井だけ
いつもと同じ光景のみが 日々の始まりを告げる
行き交う人々 眺めていく度
僕ははっと 気付いた気がする
彼らの数だけ 一日のカタチがある
ただ一つの 人生のカタチ
もしも今僕が 望むのなら
今の僕に 出来る事だけ それだけあれば 大丈夫 」
アコースティックの柔らかな音が響く。
一日を過ごしたらいいと歌い、曲は少し変わる。
「 僕が共に過ごすのは 友と呼べる仲間達
泣いて笑って喧嘩もして 明日へと足を進める
青空の下で 少年少女は
一つしかない 夢を抱えながら
あの頃の僕らは 先へ思いを馳せた
迷路の中 何処へ行くのか
分からなくなっても 慌てないで
他と違う 僕だけの夢 それだけあれば 大丈夫 」
今の自分があるのは幼少の日にのおかげ。
どこまでも前向きに。
それをカスミは歌いあげた。
●T.R.Y. ―School Days
「お次はお馴染みな二人、T.R.Y.!! 学生の気持ちは懐かしい? それとも今の実感とだぶるかな? んではー、School Days!」
ステージの上には晨と奏が並んで、立つ。
「 おはようの眠気醒まし
飲んだのはブラックコーヒー
(苦くって半分も飲めないよ!)
時間は既に遅刻寸前 『ピンチピンチ!』
しょうがないから鞄持って全力疾走
(前方注目! 可愛いあの子に出会えないかな)
退屈な授業中は青空と雲で夢を描く
先生に注意されては 『ゴメンナサイ』
(可愛いくハート付けちゃえ 出血大サービス)
得意な授業だけは真面目なフリしちゃったり
これぞ完璧 『僕自身』
(自分の中では一番のナイスボーイ) 」
晨の後を追いかけて、奏が語りかけるように歌う。
高校のブレザーの制服のような雰囲気で、晨はジャケットを着ずにネクタイは緩めて、カーディガンを羽織る。
二人は歌詞に合わせて振りと表情、親友悪友という感じであわせていく。
「 繰り返す日々は同じ様に感じても
昨日と今日はやっぱり違う
嬉しいこと 嫌なこと
他にも色々 そんな毎日
それって素敵じゃない?ずっと続くのを希望!
スリル楽しんでドキドキに喜んで
歩むのが僕らのDays! 」
同じ、屈み合わせの動きは息ぴったり。
楽しさ前に押し出して、それは伝わっていく。
最後は少しためて、弾けて!
●南央 ―Anything And Everyday
「初登場! いつもドラマとかで見てる顔が今夜ここに! 俳優さんのとこから飛び出して、見せてくれる才能の一端かな! 南央で、Anything And Everyday!!」
シンとした真っ暗なステージ。
スポットは南央だけにあたる。
「 In blue blue blue time
The morning to come 」
ゆったりとアカペラで始まり、一瞬の間のあとに、弾ける。
真っ暗だったステージは一気にライトアップされる。
南央はイエローTシャツにダメージジーンズ、ハイカットスニーカーで活動的な雰囲気。
「 Oh yeah! not occasion for tears
Daily is always battle with myself
In blue blue blue time
I pray to many moons many stars
はぐれた雲からのぞく sunshine 」
アップテンポ、雰囲気は一変し、派手に勢い良く。
全ての楽器は音を力の限りに出し切る。
その後で、テンポ抑えて丁寧に、言葉を響かせて、またアップテンポに。
「 Oh yeah! 零れ落ちる哀しみすら輝きにかえて
Hey boys! 君も傷ついてるの? ねえ
Hey girls! 大丈夫ヒトリじゃないから
I can’t close my eyes
And battle just begun 負けるわけにはいかない 」
動きも大きく、観客をあおり、それに声は返ってくる。
ハッキリと声をあげて歌う。
天を指し伸ばしていた腕は徐々に下りて、客席に向けてピストル撃つようにBANG!
そのまま笑顔で南央は礼を一つした。
●姫乃 舞 ―ディア マイ デイズ
「女の子続きまーす! ディア マイ デイズを歌うのは、姫乃舞!」
水色のキャミソールと青いスリムジーンズ、白のカーディガン姿で舞は舞台に立つ。
ドラムとギターの音から始まり、キーボードの音が加わって、曲は徐徐に盛り上がっていく。
「 目覚まし時計に 叩き起こされ
身支度整え お弁当作り
朝から暢気な 家族を急かす
『きゃ〜っ、私が遅刻しちゃう!』
一息吐いてる 暇も許さず
時計が指すのは 仕事の時間
今日は休日 お庭のお手入れ
お日様にっこり 笑ってる
『きゃ〜っ、アブラ虫がこんなに!』
お花についてる 虫と格闘 」
身振り手振り、そして台詞は楽しそうに。
アップテンポのリズミカルな曲調はまだ続く。
「 突然の雨に 濡れる街角
素敵な男性 軒下に
恋の予感に 胸が高鳴る
『あの、良かったら傘に入りませんか?』
微笑み掛ける その瞬間
走る背中が 小さくなった
お家に帰れば 疲労もピーク
息吐く間もなく 食事の支度
『今日のご飯も美味しいね!』
家族の笑顔に 疲れも吹き飛ぶ 」
リズム感残して、そのまま滑らかさを加えていく。
「 そんな毎日 繰り返し
映画みたいな ロマンスなんて
あった試しは ないけれど
家族がいて 友が笑う
小さな幸せ 噛み締めて
平凡だけれど 愛おしい日々 」
『 今日も一日お疲れ様でした! 』
後奏流れ、舞の台詞が入り曲はカットアウト。
余韻をふと残しての終わり。
●橘川 円 ―FOOTMARK
「さってー、綺麗なおねーさんは以下略! 続いて続いてそのままいきます! 橘川円、FOOTMARK」
紫がかった黒髪を気だるげに後ろに流す。
白のファーボレロに黒レースキャミ、シンプルな黒レザーパンツにごついベルト、ショートブーツを円はあわせ舞台にたつ。手には、アイスブリザード。
音は抑え目に、始まる。
「 明日を探して昨日を見捨てた
何もかも 迷いはなかった 」
抑え目の音は、段々と弾み始める。
ギターは攻撃的に響き、低音はしっかりそれを支える。
控えめだった照明は、細い線を増やし、舞台を照らす。
「 前だけを見て 焦りすぎて
指の間から零れたものに気づかずに
衝動の中 振り向かず
走り続けることしかできなかった
立ち止まらざるを得なくなったとき
崩れ落ちることさえできなくて
震える身体を支えてくれたのは
重ねてきた自分だけのhistory 」
伸びやかに声は響き、勢いは最高潮に。
「 足跡を再び踏みしめてみた 」
テンションのあがった曲はふっとリズムを落とし、音も細くなる。
ライトも全体を包むよう柔らかい光。
「 明日を失い昨日を見つめた
少しだけ 世界が変わった 」
優しくはっきりと音は響き消え行く。
それと共に照らす光も落ちていった。
●アネモネ ―Precious Day
「今日のラストは、アネモネ! すんばらしい‥‥Precious Day!」
ミラーシンプルな黒スーツ、白シャツ、そしてトレードマークの首輪。
欅は黒のYシャツに黒タイトパンツ姿。
それぞれギターとベースを持つ。
その姿は真っ暗な中、まだ見えない。
曲の始まりとともに、ライトが眩しくつく。
弾むような音は伸びやかに広がりつつもリズムを刻む。
「 好き嫌い ありがとうゴメンナサイ
素直に言えない 出来ないコト盛り沢山
『器用遺伝子持ってたら』といつも思ってた
音楽と出逢うあの時までは 」
二人は声をそろえ、歌う。
テンポは穏やかに、声をたたせるけれども、しっかりとメリハリをつけて。。
「 音に乗せれば伝えられる
最初はぎこちなくてもイイさ
自分と言う殻破って『外』へ響かせよう 」
言葉に合わせて刻むリズム生んで、またそれにあわせてライトが動く。
そしてふっと明るさが落ち、雰囲気は誘うように変わる。
前向きな感じは残し、盛り上がっていく。
にぎやかに床ライトは、明滅して。
「 指先から音色 唇から歌声
自分だけのモノ込めて
あの人この人そこの人へ
たった一つの気持ち 届けたい 」
歌にあわせて指差しいれ、最後は真っ直ぐ前を向く。
最後は思いを込めて、伸びやかに。
真っ直ぐ正面むけての視線を決めて。
「 そしてキミに 」
●ライヴハウス『Hearts』
「色んな日々がありましたー。当たり前の毎日だけど、当たり前じゃないんだよねー、皆も日々がんばろー! てことで最後のシメ! はい当たり前のいつものあれ!」
蓮はマイクをおいて、観客に向かう。
「日々の中の日々、どーでした、かああああああああっ!!!」
いつもの日々の中にみる日々の答えは。
いつも以上に盛大に。
●あの子がほしい
「いいなー、あの子いいなー‥‥でーもーなぁーどうせなら」
「渋谷さーん、撤収ですよー」
「うぃー‥‥誘っちゃえ! 勧誘! メール、ここはメールだよね」
渋谷はごそごそとろとろメールを打つ。
送り先は。
「あれ、渋谷さんからメールだ」
『今日お疲れー! 南央嬢僕んとここない? お芝居好きなら、僕のところですくすくお育ちなさい! 気が向いたらおいで、座布団ぱふぱふして用意しとく!』
「? いけばいいのかな? どこだろ‥‥」
どこいけばいいんだろう、と首をひねる南央。
と、そこへもう一通。
『ごめ、忘れてた。僕が近いうちに立ち上げるプロダクション、PILOT!』