ビキニde MusicFestaアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
極楽寺遊丸
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
3Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
6.9万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
08/22〜08/24
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●本文
海水浴客で賑わう海岸に設けられた特設ステージ。
数日後に迫ったアイベックス主催の『MusicFesta2007』。
協賛した音楽プロデューサーの木原朱音はライヴを行う為、先乗りして準備を進めていた。
やはり真夏には、健康美に溢れる女性達の水着は欠かせない。それにやはり明るく熱いサウンドも‥‥だ。
ということで、今回浜辺のライヴ・ビキニde MusicFestaを盛り上げてくれるイカした女性アーティスト達を募集した。
■ビキニde MusicFestaに出演して下さる方を募集致します。
今回、木原の企画案によりビキニでライブを海岸に設置された特設会場で決行いたします。
OPにある通り、演奏する側は女性の方のみ(女装不可)ビキニ(パレオ可)でお願い致します。衣装さんからのレンタルもありますのでそちらにお伝えください。間違っても木原に伝えてしまいますと、ドギマギしてしまい仕事に支障が出る恐れもあります。(笑)
客席のみ男性に入っていただく事は可能です。男性の場合、演奏・歌う等の描写はありませんのでご理解ください。
曲のテーマは特にありませんが、やはり浜辺&夏。ノリの良いポップな曲をお願いします。
ドラム・シンセサイザーなどの大型機材に関しては貸し出しも可能です。木原までお伝えください。
では女の子達のプリティーでいて、コケティッシュなライブを楽しみにしております。
●リプレイ本文
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真っ青な海。負けてない程の青い空。強い日差しを放つ太陽のおかげで気温は朝から鰻登りだ。木原はこの中でも元気一杯、出演してくれる女性陣が控える多目的ハウスの戸をノックした。中から幾つもの返答が響く。
彼はそろりと戸を開け中へ。
「‥‥や、やぁ。どうだい準備は整ったかな?」
「はい‥‥水着姿は少し恥ずかしいですが、勢いで乗り切ります」
「そうそう、抵抗あるけどね。お客さんは勿論、私も楽しむよ! 見て、木原さん。アクセにしようと思って朝、拾ってきたんだ。綺麗かな?」
屈託のない笑みを向けるのは姫乃 舞(fa0634)。朱里 臣(fa5307)は早起きして見つけてきた貝殻でアクセサリーを作っている。
そこで勢いよく更衣室のカーテンが開き、中から紐と見間違う白いビキニを着用したTyrantess(fa3596)が現れた。
慌てて目を逸らす木原に彼女はニマっと笑み、
「どれくらいまで過激にしていいのか解らねーし、用意して貰った物を一通り着てみた。これがキャラにあって気に入っているが」
胸のトップのみを隠す程度のブラに下も僅かな布でしか覆ってない物をさす。流石に木原は困った表情を浮かべ、
「‥‥そ、それだと演奏中にズレてしまいそうだね‥‥せめてこの辺でお願いしたい」
チラリとテーブルに並ぶビキニの一つを目で合図。それも布の面積は大幅に少ない三角ブラに横紐のパンツだ。でもまだマシ。Tyrantessはそれを手に再度更衣室へ消えた。
冷や汗を掻いた木原に空の色を凝縮したような瞳を持つ文月 舵(fa2899)が、優しく声を掛けくれる。
「今回も宜しゅうおたの申します。大きなイベントにこの熱気。まさに夏いう感じですね。‥‥これ差し入れの葛きりですのん。ひと息付いたってください」
やんわりと椅子を引き疲れ気味の彼を座るよう促す。さり気ない気遣いに甘える木原は差し入れの葛きりを一口。
「ありがとう文月君。そうだ、旦那さんから電話を貰ってね、君を守るよう言われたよ。けど残念だねぇ、狙っている一人にそれを言うのは間違いだと思わないかい?」
「まぁ嫌やわぁ木原さん。うちは一筋ですさかい‥‥彼以外は見えしませんのえ。それにしても浴衣に水着に‥‥お蔭さんで今年は思いのほか夏を謳歌してるかもしれませんわぁ ステージが終わっても色々楽しめそうやし」
冗談を交えながら話す木原に、文月はやんわりとした笑顔で気温に負けない程熱々に惚気る。当てられ笑う木原。チラリと横を見ると、ストラップ部分に裏当てをするアリエラ(fa3867)が目に止まった。
「あ、気付かなかったすまない。そうだね、ガーゼを幾枚か重ねよう。痛くなりずらいし汗も吸うから一石二鳥かもしれない」
木原は彼女からストラップを受け取ると、器用に布を仮留めしていく。
着替えを済ませ待機する日向葵(fa5475)と春野幸香(fa5483)は彼の器用な針捌きに驚いたようだ。
「活動は休み休みで場にも演奏にも多少不安はあるが‥‥やるとなった以上は、全力を尽くそうか。しかし水着で演奏なんて初めてだ」
困惑と苦笑いを浮かべる遠坂 唯澄(fa2584)。その体にはバスタオルがきつく撒かれている。どうも豊かなバストに悩みがあるらしく晒すのに抵抗があるようだ。
「遠坂さん、気になるようだったら無理せず丈の短いシャツを着用してくれて構わないよ。僕は無理強いは出来ないから。あ、そろそろ時間のようだ。宜しくお願いします」
木原の気遣いに遠坂はいや大丈夫。と小さく呟いた。そこで時間を知らせに来たスタッフに木原は腕時計を見る。そして皆を真夏のステージへ導いた。
●
最初に飛び出したのは個性豊かな三人娘。『Trinity Crown』!
パネルの向こうからドラムのカウント。その間、Tyrantessがいつものようにギターのヘッドに軽くキス。その際、三角ビキニから零れんばかりの胸を更に寄せグッと谷間をつくる。何とも刺激的な彼女の行動。客席の男子から歓声が上がり、にぃっと小悪魔的に笑む。次の瞬間、勢いよくストローク! 前奏開始。
合わせてシェイプガールのシンプルな白いホルダーネックビキニでキーボードを奏でる朱里。その手首には先程作っていた貝殻のアクセが眩しい太陽に光る。
彼女達の軽快でいてキュートな音色に合わせて、フリルが飾るホルダーネックビキニの姫乃が足でテンポを刻む。その度に水色のグラデーション掛かったパレオの飾り房が揺れた。
『Let’s Go Summer!』
「 窓辺の風鈴 Summer breeze 奏でるシャララ
泳ぐ金魚は二匹で仲良し 夏の音色
そこまで沈んでいるなんて いつものキミらしくないね
そんな表情(かお)してちゃ 幸せだって逃げちゃうよ
一人だなんて言う前に 駆け出そう波打ち際 だってあんなに空が青い! 」
アップテンポな曲に合わせ情景が浮かぶよう爽やかな歌声を響かせる姫乃。途中、変調する箇所で小首を傾げ語りかけたり。
合わせるTyrantessはあまり音を重くしないように柔らかなタッチでネックに指を滑らせ、右手はアップダウンのストロークを繰り返す。
もちろん朱里も同様に鍵盤に指を走らせ、流れるやや速めのリズムに乗って体と高い位置で結った長いポニーテールを揺らす。曲は最高潮。ラストのサビ間近まで来ると、ギターにキーボードの音が徐々に大きくなり、英文部分に三人声がミックスする。
「 Let’s Go! 重い靴を脱ぎ捨てて
Let’s Go! 飛びっ切りの笑顔で
歌おう さざなみミュージック 上手く泳げなくても
Let’s Go! 爽やかな風受けて
Let’s Go! 思いっ切り飛び出そう! 」
客席もノリノリ。姫乃は歌いながらお客さんに一緒にっと、声を掛ける。Tyrantessは少々自己の雰囲気と異なるのに戸惑いながらも、腕を振り上げ共に声を出す人々に満足げだ。ラスト間近。更にテンポを速め、少しばかり溜めて‥‥。
「 ‥‥Let’s Go Summer! 」
姫乃がジャンプ! その時ドーンッと銀金の紙吹雪が両サイドから飛び出した。大きな歓声の沸くステージ。無論、海に入っても良いように水溶性である。
「有難うございました。さぁ次は素敵なお姉様方のご登場。ちょっと仕掛けがあるようです。皆さん気を付けてね」
次のリバティwithイズミへ促しステージの脇へ引っ込むと、すぐに女性の複数の声がステージを占拠する。
「SUN! SUN! SUN!!」
声と一緒に勢いよく水の線が二本、客席へ降り注ぎ、わぁっと歓声の間を縫って遠坂のコントラバスをウッドベースのように扱った低い音が響く。
因みに風船での演出を予定していたのだが、海亀の他、海洋生物達の誤飲を招く恐れがあるので、やむを得ず水での演出に変更。
水を被り更にヒートアップする観客に、クウィーンワイルド「DSE」の赤いビキニとパレオが艶やかな文月のドラムが激しいビートで煽る。
「暑い夏も元気に乗り切っちゃうため、『リバティwithイズミ』でリフレッシュだよ! 曲は『太陽のバケーション』。皆も一緒にぃレッツバケーション!」
手を大きく頭の上で叩きながら、ピンク地にチェック模様の可愛らしいビキニにミニパレオでステージ狭しと走るアリエラ。左サイドの高めに結った髪とそこに付く大きな向日葵の髪飾りが、動きに合わせ撥ね踊る。
遠坂と文月のダンスミュージックに似たリズムに合わせ、アリエラのギターがメロディを奏で、甘い歌声を曲に乗せる。
『太陽のバケーション』
「 灰色のジャングル抜け出したら一直線に目指せ
家からビーサンで張り切って潮風に踊れ
何もなくたってワクワクするバケーション
焦ったって仕方ない 時間は無限じゃない 今この時を楽しもうよ さあこの手を取って 」
真夏を彩る太陽のように元気で可愛い女の子をイメージできる楽しげな曲調。途中、サビの部分に入ると文月は向日葵の飾りの付いた結い髪を一つ揺らし、リズムを変調させた。それに合わせアリエラのギターにベースの遠坂が追う。
「 大きな太陽 手まねきして 笑う向日葵 (shining shining shining)
海と空のブルーステージが よく似合う (Smiling Smiling Smiling)
胸こがしたり 肌こがしたり
一日フルパワー!! 時々休憩タイム 夢花火が夜空も照らす この太陽は沈まない 」
遠坂はコントラバスのネックを掴み上手い具合に一回転させたりとアプローチ。その際、楽器に隠れていた黒いチューブトップの水着と胸元を飾る向日葵が垣間見える。
英歌詞部分はアリエラがお客さんを煽り、彼女に合わせ文月、遠坂そして客席も声を上げハモらせる。
間奏すぐに続く胸を〜の部分ではアップに結い上げた髪と向日葵を揺らす文月とアリエラは瞳を合わせ微笑み合った。勿論、歌う事にちょっと照れのある遠坂もだ。
早いビートに合わせて砂浜を踏みならし踊る客席を眺めながら、勢いを落とすどころか更なるテンポアップで力強く、音が浜を駆け抜ける。そして‥‥
どどーん!
またも大きな水飛沫。観客の楽しげな叫びが響き、彼女達はそれらを聞きながらステージを終えた。
少しの小休止の後、ステージに登場したのは形の良い胸を黒のビキニに収め、グッと食い込むハイレグで脚線美を引き立たせる日向と、豊満な胸をクリーム色と緋色のストライプビキニの中に押し込み、グラデーション掛かったパレオをむっちりとし柔らかなラインを描く腰に巻いた春野のユニット『Twilight』だ。
二人は共に魅力的な箇所を強調したグーな姿。
「ねぇ、みんな。いい恋をしているかい? でも夏の恋は熱しやすく冷めやすいっていうけど、どうかなぁ? 秋にベソかきをしないように歌おう【夏の恋にはご用心】!」
日向のMCのすぐあと、春野は前もってキーボードに入力していたドラム音がリズムを奏でそれに乗せるようにピアノ音で伴奏。すぐに日向もギターで軽快なコードを押さえながら、ピアノ音に合わせ乗せる。
『夏の恋にはご用心』
「 ぎらぎら輝く太陽が 誰も彼もを照らしている
それはSummerMagic! 」
日向はグッと客を引き込むようにを聞かせる感じに歌声をマイクへ拾わせる。サビの部分に差し掛かると、曲調はがらり。目の前にいる濡れた手を振る少女達に向かって訴える風に見詰めた。
「 誰もが素敵に変わる夏のまやかし お安い男も素敵に見えるから
のぼせ上がった(EasyGirl)
自分勝手に間違えて お安い恋をしているよ 泣くのは自分だと知ってるくせに
安売りするなよ(PrettyGirl)
そんな奴はあんたにもったいなさ過ぎるよ ムードに流されたら お終いだから
頭を冷やせよ(ShinyGirl)」
コーラスを担う春野は決して日向の声に邪魔にならないよう合わせ、リズムに体をスイング。ふくよかな胸が共に揺れなんとも妖艶だ。
「 もっとイカした奴があんたを待っているぜ 夏はまだまだ 終わらないから
あんたに相応しい男を捜そうぜ 本当の恋はまだこれからだから 」
最後、日向はマイクスタンドをかき抱くように引き寄せ訴えるようそれでいて誘うように右手を前へ出し意味ありげに小指からグルリと手を握る。っとすぐに小さくジャンプしギターを掻き鳴らし曲を終えた。
「ありがとーう。さてこれがラスト曲!」
そういって再度、ギターを爪弾く。すぐに文月のドラムと遠坂のコントラバスが音を支える。
ステージ右側で日向、Tyrantessのセクシーで激しく熱いギターが唸り。反対の左側では背中合わせでベース爪弾くうさ耳を付けた朱里とアリエラが弦を弾くキュート姿。サービス満点の四人だ。
『夏と君と私』
「 もう一度君に会える夏
まばゆい太陽と蒼い海 全部全部抱きしめて 」
一小節ずつ上手く歌い合う日向にアリエラ、そして姫乃。
間奏に入り朱里がヘッドマイクからメンバー紹介。その間も無論、明るく弾む曲は止まらない。
「ドラム! 新婚さんの舵〜」
そこで文月のドラムソロ。激しいスティック捌きからスローなバラード的な音まで。様々なリズムを大小様々なドラムで作り出す。
「ん〜流石だね。ベースはアリーに私シン! そしてクラシックからイズミ」
三人とも様々な演奏。だが三人笑顔を交わしながらベースのみで曲を爪弾く。
「楽しいねぇ。次はギター。セクシーなタイ&葵!」
向かい合い競うように奏でる二人。
「キーボードはゆきか! ボーカルのマイ」
春野は鍵盤に指を滑らせ、音の洪水を起こさせる。あわせて姫乃のシャウト。
「次は男子の出番。女の子からのメッセージを届けるよ〜! 夏の女の子はみんな元気で大胆なんだから。負けないでね」
「 あふれ出す想い もう止められない
今日こそ君に伝えるよ ‥‥I love you so! 」
ステージに居るビキニ美女達が声を合わせ歌いきる。そこで大きな爆発音と共に金銀華やかな紙吹雪がステージと客席に降り注いだ。