ROCK SOULアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
初瀬川梟
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芸能 |
1Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
1万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
12/09〜12/13
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●本文
『ROCK SOUL』は、ロックミュージシャンを中心に取り上げる音楽番組だ。
タイトルには文字通り「ロック魂」という意味もあるが、同時に「岩の如く強固な信念」という意味も込められており、そういった熱い精神を持ったミュージシャンを応援するために作られた。
作詞や作曲、収録などの製作風景や、ライブの様子、日常風景、そしてインタビューなどの映像をドキュメンタリー形式で放映している。
わざとらしく盛り上げるような演出もなく、淡々とありのままを映した内容が売りで、「アーティストの素顔が見えるのがいい」と一部のファンには受けているようだ。
この番組では時々新人特集を行なうことがあるが、今度もまた「夢への階(きざはし)」というテーマで特集が組まれることになった。それに当たり、番組では新人アーティストの発掘に余念がない。
夢を掴むためにひたむきに活動を続ける「ROCK SOUL」の持ち主は、この機会に是非自分を売り込んでみてはどうだろう?
この番組こそが、あなたにとって夢への階となるかもしれない。
●リプレイ本文
●宗像 悠(fa0132)&篠岡 澪(fa0173)
――同じプロダクションだそうですが、一緒に活動する機会などは?
「‥‥あたしはソロで歌うことがほとんど。その方が何かと気楽だし、気を遣う必要もないから」
「悠とは親友だけど、スタンスは全然違うからね」
――では、お2人のコンセプトは?
「その時々に感じた想いや情熱を、歌に乗せて伝えたいって感じかな。歌を聴いて共感してもらえたら嬉しいなーって気持ちでね」
「‥‥正直、コンセプトなんてのはない。歌いたいことをただ歌詞にして、曲にして、それを歌うだけ」
――なるほど。確かに、篠岡さんの詞はメッセージ性が強く、感情がストレートに伝わってきますね。
(BGMに澪の曲がかかる)
「ロックを歌い始めたのは兄の影響だけど、それが一番自分に向いてると思うよ。バラードは歌った後スカッとしないしね」
――篠岡さん自身もさばさばした感じですが、意識してそういうイメージを作っていたり?
「あはは、喋り方とかも兄の影響なんだ。特に意識してるわけじゃないよ」
――では、実は女性らしく可愛い一面なども?
「そ、それは‥‥秘密!」
――秘密ですか、残念(笑)
宗像さんの曲は、また違った意味でストレートですね。変にゴテゴテしてなくて、素っ気ないようにも見えるけど、訴えかけるものがある。
(BGMが悠の曲へと移行)
「聞く人によって好き嫌いは物凄くはっきりするだろうし、万人に受け入れられるとは思ってない‥‥でも、あたしの歌はそういうものだから、これからも変えない。人に媚びるために歌ってるわけじゃないから‥‥」
――それが宗像さんのROCK SOULというわけですね。私生活でもそんな感じですか?
「まあ、ね。酒と煙草と歌さえあれば、あたしはそれでいいかな‥‥」
――では最後に、お2人の夢を。
「んー、そうだな‥‥あたしの死後にカラオケで歌って貰えるような歌を遺したい。かな?」
「ご大層な夢なんて全くないけど。この先も、ずっと歌えればなとは思ってる。‥‥好きなものを歌って、万人があたしの歌を嫌っても、1人が聴いてくれるならそれでいい‥‥」
●陸 琢磨(fa0760)
――ダンスヴォーカルがメインとのことですが、グループ活動の予定などは?
「あるにはあるが、まだ活動方針などが決まっていないので、未だ相談段階だな」
――では今はソロが主体?
「路上で軽く歌ったり踊ったり、ライブ関連の仕事をしたりしている。TV出演の依頼が回ってきた時には、そちらも」
――プロダクション運営との両立は大変では?
「まあな。いつもは所員の世話と自分の仕事が大半で、私的な時間ってのはあまり多くない。踊りは趣味でもあるから、そういう意味では充実しているが」
――他に何か趣味は?
「神話関連の古書を調べる事だな。あとは暇な時に音楽を聴いたり‥‥ロックや洋楽のR&Bなんかをよく聴くが、日本のPOPs系も稀に」
――陸さん自身の曲も、やはりロック系が多いですね。あとはバラード。
(BGMに琢磨の曲がかかる)
「洋楽のR&B系も歌えたり踊れたりして好きだけどな? 自分で作る分には、序盤を暗めに、終盤は安堵できるような流れで作ることが多い」
――暗めのイントロで不安感を煽っておいて、ラストで覆す‥‥このサビの部分なんかまさにそうですね。
「そう、闇から光への転化‥‥といったところか。グループ活動が始まったら、またどう変わっていくかは分からないが、今はこのコンセプトでやって行こうと思う」
●亜真音ひろみ(fa1339)
――亜真音さんの曲は応援ソング的なものが多いようですが。
「あたしの歌は拙いし、まだまだ上手い奴は五万といる。それでも好きだと言ってくれる奴がいるから、あたしはそんな奴に感謝し、力になりたいと思ってる。だからかな」
――ファンあってこその音楽ですね。
「ああ、歌うときは精一杯の想いを込めて歌うよ。少しでもあたしの想いが皆の心に届くように」
――普段はどんなところで歌を?
「行きつけのライブハウスでライブをやったり、ストリートミュージシャンの集まる公園でアカペラで歌ったりしているよ。たまにそこで即興で組んで歌ったりね」
(ライブハウスでの映像が流れる)
――かなり積極的に活動しているようですね。
「夢は、いつか武道館や東京ドームで歌うことだから。そこでもっと大勢の人にあたしの想いを歌で伝え、勇気を与えたい。そのための下積みってところだね。観客とも直に話して感想などを聞いてるよ」
――手応えは?
「今はまだ、夢は遠いね。でも、あたしの歌を好きになってくれたって話を聞くと、もっと頑張ろうと思える」
――まさに「夢への階」ですね。
「そうだね。前はけっこう荒れてて、喧嘩に明け暮れていたこともあるけど、今はそんな暇もないよ。夢が叶うのが、どれだけ先になるかは分からないけど‥‥そこに向かってがむしゃらに進んでいきたい」
●アルク・ソム(fa1707)
――ドラム+ヴォーカルというのは変わっていますね。
「思いを伝えるのに歌の形式は関係ない、と思っているのでな。ただ、なるべく早い段階でバンドを組もうとは思っている」
――以前行なわれたイベントでは即席バンドを組んでいたようですが。
(ハロウィンイベントの映像が流れる)
「あの時はちょうどよくメンバーが揃っていたからな。気が向けばソロで活動することもある」
――件のイベントではアルクさんの曲も披露されたようですが、普段から積極的に曲作りを?
「ああ。詩を作るときは主に同年代の若者達に対するメッセージを念頭において書いている。それは『希望』であったり、『個性』であったり、『努力』であったり様々だが、とにかく、曲を聴いて少しでも上を向いてもらえたらと思う」
――それが夢、というわけですか。
「俺にできることには限りがあるだろうが、それでも、俺たちの歌を聴いた人々が少しでも幸せな生活を送れたら‥‥というのが今の希望だな。そのためにも、可能な限り多くの人々に俺の、俺たちの歌を届けたい」
――まずはバンド結成が第一目標ですか。
「今はまだ白紙に近い状態だから。だが、まっさらならば、これからいくらでも書いていける。つまり、自分の努力次第でいかようにも変化しうるということだ」
――無限の可能性が広がっているわけですね。
「その可能性を切り拓くために、足跡よりも道の先を、後ろよりも前を見て歩んでいきたい。そうやって前向きに進むことで、良い作品も生み出せると思う」
●御鏡 遥(fa0368)
――今日はレッスン中とのことですが、普段とはだいぶイメージが違って見えますね。
「ラフな格好してるからかな? お仕事の時は見られることを意識して、衣装にも気を遣ってますからね」
――アイドルはヴィジュアルも大きな要素ですが、歌のほうはどうでしょう?
(ステージ映像が流れる)
「聴いてる人が楽しくなるよう心がけて歌ってますね♪ まだまだ新人のあたしが聴く人に伝えられるのは、その時の自分の気持ちだけですから‥‥あたし自身、歌ってると楽しくなるから、その気持ちを素直に伝えようと思ってます」
――歌以外でも、色々活動されているようですが。
「沢山の人に知ってもらえて初めて一人前だと思うから‥‥色々してますよ。それはもう色々とね。アイドルの『御鏡遥』でーす、視聴者の皆さんよろしくねぇ♪」
――それもまた活動の一環ですか(笑)
「そーゆーことです♪ もちろん、歌とダンスの練習も欠かさずやってますよ。やっぱり夢はTOPアイドルですから、今は少しでも認知度を上げるために、色々な仕事を積極的にこなしたいと思ってます」
●小田切レオン(fa1102)
――歌っている時と普段では印象が変わって見えますね。
(ライブ映像が流れる)
「歌ってる時は、とにかく夢中だから。ありったけの力で自分の全てをぶつけてる感じかな」
――野生の獣のようなイメージ。
「そうかも。俺にとって歌は呼吸をすることと同義。ごく当たり前の事なんだ。本能って言ってもいいかもしれない」
――なるほど。
「曲を作る時も、大抵は即興で閃いた曲とか歌詞に合わせて、他の部分を肉付けしていくカンジだな」
――ライブ以外では、どういった活動を?
「ぶっちゃけ音楽だけじゃ食ってけないからな〜‥‥。コンビニのバイトやら、着ぐるみの中身やら、再現VTRとかショートムービーに出演したりとか」
――随分と幅広いですね(笑)
「たまにストリートで歌ったりする事もあるな。武器は自分の歌声だけ。道行く連中の足を止められれば成功。結構ゾクゾクするぜ?」
(路上活動の映像が流れる)
――ある意味、戦いのようなものですか。
「だな。聴く人との真剣勝負。だからこそ、素通りされると負けた気分になるし、聴いてもらえた時はすごい充実感がある。できれば、今後はもっと大きな舞台で勝負してみたいな」
●ラシア・エルミナール(fa1376)
――ラシアさんは、とにかくパワーのあるヴォーカルが印象的ですね。
(BGMにラシアの曲が流れる)
「あたしは小細工するタイプじゃないからね。ただ目の前にいるお客サンに向かって目一杯歌うだけさ。ノッてきた時の、観客との一体感ってのが堪らなく好きなんだ」
――代打ヴォーカルとして活動しているそうですが。
「そうだね。基本的にはヴォーカルの都合つかないバンドの助っ人がメイン。暇があるときは路上でも歌ってるよ」
――それ以外には何か活動していますか?
「バイトや家の手伝いの合間を縫って、曲作ったりライブハウスに行ったり。勿論、仕事があれば仕事するけどね」
――自分でバンドを組んだりは?
「特定のバンドに留まるってことは、今のところないね」
――では、当面の目標は?
「この声一本でいける所まで行きたいね。中間目標も何も無い、目指すからには頂点だけさ。そのためにひたすら歌ってる」
――昇り詰めるのみ、ですか。
「あたしゃアタマ良くないからさ、これぐらいしか思いつかないんだよね。人様に胸張って言えるような経歴なんてないけど、歌はあたしの夢であり、誇りだから。妥協せず、力の限りやるだけだね」