光と闇の黙示録/第五章アジア・オセアニア

種類 ショート
担当 葉月十一
芸能 2Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 普通
報酬 3万円
参加人数 8人
サポート 1人
期間 09/11〜09/15

●本文

 ――そして世界は滅びへと歩み始める‥‥。

 眼下に見下ろす光景を、少年はただ無表情に眺めている。
 煌びやかなネオン。薄汚れた空気。雑踏を行き交う騒音。
 全てが彼にとって不快だった。光を選びながら、光を信じずに堕落する人々。滑稽な有様に笑いすらも起きてこない。
「――無様だな」
 呟く。
「‥‥いかがしました?」
 後ろに付き従う長身の男が顔を上げる。それに振り向くことなく、少年はただ侮蔑の視線を眼下に投げた。
「闇を嫌い、光に殉じながら、やってることは俺らと大して変わりゃしない。いや、俺らよりよっぽど醜悪だな、さすがアイツの選んだ連中だ」
 時折、少年が口にする『アイツ』という言葉。
 それを多少怪訝に思いながらも、従う者達はなんら異議を唱えない。彼らにとって、目の前の少年こそが至上の存在なのだから。
 その筆頭――長い銀髪を掻き上げた青年が、もう一度言葉を発した。
「それでは――」
「ああ。せいぜい祈るんだな――『アイツ』に」

 ――そうして。
 その日、都市が一つ沈黙した。


 湖面に映るそれに、少年はグッと歯を食いしばる。堪えきれず流れた涙は、頬を伝って雫を落とす。
 やがてそれは波紋となって湖面を揺らし、映る景色をかき消した。
「――もう、止めて‥‥」
 悲痛な叫び。
 だが、その声が誰にも届かない事を彼は知っている。それでも誰かに伝えたくて、湖面の上に両手を伸ばした。
 飲み込む筈の水面は、まるで固い壁のように少年の手を拒む。

 ――――お願い‥‥誰か‥‥。

 雫が光の粒となって少年の周りを回る。
 朧な輝きは、やがてゆっくりとした明滅を始めた。
 祈るのは――願ったのは、唯一つ。
 争いなんかじゃなく。崇め奉られることじゃなく。
 ただ、平凡な日常を。
「お願い、誰か‥‥僕を――――『彼』を止めてッ!」
 瞬間。
 纏う光が一斉に飛び散った――直後。

「――え?」
 誰かに呼ばれた気がして少年が、少女が、青年が、女性が、別々の場所で同時に振り向く。
 それは光を内に秘めし者達。


 ―――終末は、もう、すぐそこに‥‥。

●出演者募集
 ファンタジー映画『光と闇の黙示録』は、子役である一哉主演(役名:神威暁)の連作映画です。
 前回、とうとう『闇の神』として覚醒した暁。『覚醒者』を引き連れた彼は、世界の主要都市を次々と崩壊させていく。
 混沌と化していく世界の中で、それでも抗い続ける光の者達。
 だが、神として覚醒した闇の前に為す術がない。諦めかけていたその時、彼らを呼ぶ声が脳裏へと響いた。それに導かれるように彼らはアクロポリスの遺跡を目指す‥‥。

 今回募集する役柄は、以下のとおりです。

○『光』/『闇』の『覚醒者』
 光の力を操って世界の破滅を防ぐ、もしくは闇の力を操って世界の崩壊を促す者達。
 どちらの覚醒者も力の覚醒方法は様々で、事故や戦いに巻き込まれて瀕死の状態から覚醒する者、天から啓示を受ける者、悪の誘惑に飲まれた者、生まれながらの覚醒者など。
 覚醒の際、一つの根源から力を得、それに合わせた武器を一つだけ具現化する事が出来る。
 なお、今回の覚醒者のうち、『光』『闇』それぞれに一名以上の死亡者(力を奪われる者)を募集します。話し合いの上、希望するPCはその旨をプレイング内にて明記して下さい。
■前回までに登場した覚醒者■
 『光』サイド:植物(死亡1)、聖火、水、創造、大地(死亡1)、精神(未覚醒者?)
 『闇』サイド:死、闇、背徳、破壊、悪意、灼熱、渇

○神威暁の父親
 これまでに父と姉をPCが演じましたが、姉は第四章で死亡。そのため、今後は彼の家族を父親のみに限定します。希望者がいない場合は登場しない、もしくはNPCによって演じる形になります。
 なお、家族はあくまでも一般人であるため、『覚醒者』にはなりません。

○『光』/『闇』サイドの協力者、その他暁の友人知人等
 あくまでも一般人ですが、後々覚醒する者として設定しても構いません。

 前回よりの参加者は、そのまま役柄を継続する事が望ましいですが、死亡した事にして新たな役として登場しても構いません。
 また前回参加していないからといって今回覚醒者となれないことはありませんので、気楽にご参加下さい。
【今回から展開がかなりハードな内容となります。その為、本章からはプレイング次第で役柄上死亡する展開となりうる事をご了承下さい】
→一部修正します。
 募集項目にも書きましたが、プレイング内に死亡する旨を明記したPC以外を死亡させる事はなくなりました。但し、プレイング次第では劇中にて重傷を負う形になりうる事をご了承下さい。

●世界設定
 物語は、神話の時代から続く光と闇の争いを、中東を意識した神話に基づいた設定で構成されています。但し、あくまでも映画上の設定として用いられてるだけで、実在するものとは一切関係ありません。
○『光』サイド
 光の最高神アフラ・マズダーの守護の元、人々を闇の恐怖から守る為に人知れず戦う者達。長い年月を経て協力者の存在もありますが、戦うのはいずれも覚醒した者達だけです。
 なお、覚醒した際の力の源としては、『聖火』『水』『大地』『鉱物』『植物』『精神』『創造』の何れかとなります。
○『闇』サイド
 悪神アンラ・マンユの教えに従い、人々に悪徳をばらまいて世界の崩壊を目的とした者達。人々を闇で操り、堕落させ、やがては破滅へ導くためならばどんな手段をも厭わず、その為しばし歴史的大事件を引き起こして世界を震撼させてきた。
 彼らの力の源としては、『灼熱』『渇』『破壊』『死』『背徳』『悪意』『闇』からになります。
【追記】
 なお、過去に於いて覚醒する者達は光も闇もそれぞれの源となる力と同じで七人だったが、近年は何故か同じ力の根源を持つ『覚醒者』が現れているという。
 それが何を意味するものなのか、『覚醒者』達の間では様々な憶測が漂っている。
○宝具
 覚醒した際に具現化された武器の総称。
 その種類は千差万別で、覚醒者達のイメージでその姿もまた変化する。名称もそれぞれによって異なり、覚醒者達によって命名される。

●今回の参加者

 fa0505 水鏡シメイ(20歳・♂・猫)
 fa1609 七瀬・瀬名(18歳・♀・猫)
 fa2772 仙道 愛歌(16歳・♀・狐)
 fa4137 ☆島☆キララ(17歳・♀・犬)
 fa4909 葉月 珪(22歳・♀・猫)
 fa5461 榊 菫(21歳・♀・竜)
 fa5624 加恋(18歳・♀・兎)
 fa5719 相麻静間(8歳・♂・獅子)

●リプレイ本文

●悪しき神
 崩れ落ちたビルの残骸。
 その頂の上に憮然と腰掛ける少年。
 かつては神威暁という名。そして、今は――。
「我が神――お目覚めと聞き、馳せ参じてまいりました」
 深くフードを被る巫女の名は、イリス。人の悪意を操り、闇へと転じさせる教祖でもある彼女は、目の前の少年をどこか眩しげに見つめ、ただ恭しく頭を垂れる。
 彼女に従う信者らもまた、それに倣うかのように跪く。
「『悪意(アカ・マナフ)』か‥‥」
 呟いた言葉に聞き覚えがなくとも、イリスはそれこそが自分の名だと本能で知る。
「――はい。貴方様の啓示により、多くの信者を堕落させる事が出来ました。何卒御随意にお使い下さい」
 フッと笑った暁が、おもむろに彼らへと歩み寄る。
 怪訝な表情になるイリス。
 次の瞬間、彼の腕が一人の信者の胸を無造作に貫いた。
「――ッ!?」
 思わず動揺に身じろいだ彼女を、背後からそっと支えたのは先に暁へ付き従っていたファウスト。
「‥‥この程度で驚いていては、神と共にあれませんよ」
「そ、そうね‥‥ええ、そうだわ」
 男の声を遠くで聞きながら、彼女の心もまた闇色に染まろうとする。もはや目の前にいるのは、使い捨てる消耗品だ。
「いいだろう。所詮はアイツの眷属だった輩だ。擦り切れるまで使ってやろうじゃねえか!」
 高笑う少年の声が、どこまでも廃墟に響く。

 ――それは、遥か遠い都市にも届いていた。
 理性を失くした人間達が、その欲望のままに破壊の限りを尽くしていく光景。それを愉悦とともに眺めていた筈だったのに。
 どこで間違ったのか――『彼』もまた狂気に駆られた。
 黒い筈の瞳は、血の色を映した赤に染まり、くすんだ茶髪も同じく返り血に濡れる。
「あ‥‥あ‥‥ッ!」
 届いた嗤い声に同調するかのように、その宝具が自分を蝕んだのだ。
 そう悟った『彼』だったが、今となってはもはや遅い。側近だと自負したプライドは、『破壊(サルワ)』の名を持つ爪によって貫かれた命と同じく粉々に砕け散った。
「あの人に‥‥」
 最後の呟きで、『彼』は何を伝えたかったのか。
 伝える相手すらもはや誰も存在しない都市において、それは永遠の謎になった――。

●呼ぶ声
「あれ? あんた‥‥」
 担架で運ばれていく暁の父親を見送っていた千歳は、不意に呼ばれた声に思わず振り返る。
 そこには男性と見紛うばかりの女性――神杜静が立っていた。
「えっと‥‥確か神杜さん?」
「どうしたんだ、こんなところで? また怪我でもしたのか?」
「あ、いえ、私ではなく。神杜さんの方こそ、どうしてここへ――」
 いるのか、と問おうとしてすぐに気付く。
 忙しなく動いたであろう、あちこちを振り乱した服装。そういえばお医者様だった、と千歳が思い出したと同時に、彼女の心の動きを読んだだろう静が小さく苦笑する。
「この頃怪我人が増えているからな。おかげで寝る間もない忙しさだ」
 肩を竦める静に対し、千歳の顔色が一瞬曇る。
 その理由を、彼女は知っている。
 いや、寧ろ今となっては当事者とも言えるだろう。もはや旅に出る前のことが随分昔のように感じてしまう。
「‥‥ごめんなさい」
「え?」
 消え入りそうな呟き。
 聞き返された、直後。
「――――ッ!」
 咄嗟に目を強く瞑る。
 最初は幻聴かと思ったりもしたが、確かに声が聞こえる。それと同時に閉じたまぶたの裏に浮かんでくるどこかの遺跡。
(「‥‥貴方はそこにいるの?」)
 すぐにスケッチブックに描きとめようとする千歳の耳に、信じられない呟きが届く。
「‥‥声、呼ばれた‥‥?」
「え?!」
 互いの視線が交わる。
 まさか、という千歳の思い。
 だが、静は確かに口にした。声に呼ばれた、と。
「‥‥まさか」
 では、以前から感じていたこの懐かしさは、ひょっとして‥‥。

 そんな二人の様子を見つめる視線があったことを、彼女らは気付かない。
「‥‥どんな反応を示すか見ものだな」
 ぐるぐるに巻いた包帯から僅かに覗く顔。見知った者ならば驚愕するだろう反応を想像し、くすりとほくそ笑む少女。
 コードネーム:ピーチクラウン。
 それが彼女の呼び名である。



「お行き!」
 高らかに響く静音の命令に、死者の群れは物言わぬまま従っていく。
「ふん、光の覚醒者どもめ! 何処に居ようと燻り出してやる!」
 逃げ惑う人間達を眼下に見下ろし、彼女はただ望むままにその手の鎌を振るう。その身に宿る『死(ドゥルジ)』の体現を、文字通り無差別に与えていった。
 恐怖に歪む大気こそが、今の彼女にとって最高の快楽。
「あーはっはっは!」
「――――止めてぇ!」
 それを邪魔したのは、一際高い声。手に持つ鉄扇を振るうたび、群がるアンデッド達を悉く散らしている。
 姿を見せたのは一人の少女。
 たまたま訪れた観光地で、彼女――梢は声を聞いた。それが幸運だったのか、不運だったのか。どちらにしても、彼女は気付いてしまった。この胸の内に眠る『鉱物(クシャスラ)』の力に。
「どうして‥‥あなた達は、何故破壊を繰り返すの?」
 問うたのは、目覚めたばかり故の疑問。
 否、この時期に目覚めたが故か。
「簡単なこと。楽しいからよ!」
 一笑に付す静音。
 振り上げた鎌を、頭上で一回転ほど回す。呼応する形でアンデッド達が梢へと押し寄せていく。鉄扇でなんとか凌ぐものの、やはり不慣れな戦闘だ。そのうちに負荷がかかりすぎた彼女の武器は――粉々に砕けていった。
「ふん、もうお終いかい?」
 いたぶる猫のように、静音はゆっくりと舌で唇を舐めた。
「これで、一人――」
 武器を失くして茫然とする梢。
 が、咄嗟に身を隠そうとして車の陰に隠れようとした瞬間、触れた車が瞬時にして元の鉄扇を復活させていた。
「これって‥‥くっ」
「ちっ!」
 反射的に大鎌の攻撃を彼女の持つ鉄扇で受け止めた。
 舌打ちする静音だが、別段余裕がないわけではない。寧ろ有利に進める今だからこそ、少なからずの警戒心が長年の中に染み付いているのだろう。
 それは、突如伸びてきた光の糸に、真っ先に気付いた事からも証明出来る。
「‥‥どうやらお仲間が助けに来てくれたようね」
「え?」
「――退きなさい!」
 梢が振り向いた先に見たのは、アンデッドの群れを次々と退ける光の糸を操る千歳。
 そして。
「これ以上‥‥過去の悲劇は繰り返さない‥‥」
 呟きと同時に覚醒した静が、鈴の音によって次々とアンデッド達を浄化していた。
 二人の加勢に不利を感じる静音。
 だが、あくまでもその表情には余裕を見せる。
 チラリと向けた視線の先に見知った影――ピーチクラウンの姿を見つけ、もう一度彼女はニヤリと笑んだ。その笑みの意図を、ピーチクラウンの方は正確に理解した。
「一人で三人を相手する程、馬鹿じゃないわ」
「ッ、待ってください!」
「あの坊やにも呼ばれてるからね。今日はここまでにしといてあげるよ」
(「坊やの力、上手く使わないとね」)
 芽生えたのは、自らが頂点に立つ帝国。それは、本来ならば決して起きてはならない感情。
 千歳の呼び止める声を意図的に無視し、彼女は三人に背を向ける。それを覆い隠すようにアンデッドの群れが重なり――全てを退けた後には、そこに静音の姿はもはやなかった。


 目を覚ました時、鬼麿は自分が何処にいるのか一瞬分からなかった。
「あ、れ‥‥? 確か、ボクは‥‥」
 遺跡での最後の光景が脳裏を過ぎる。
 と、同時に鋭い痛みが襲う。
「う‥‥ッ!」
 フラッシュバックする記憶の断片。
 迫るトラック。視界一面の赤。そして、手に持ったスケッチブック。
「え、と‥‥確か、交通事故に遭って‥‥」
 言いかけて、違うと思わず叫んだ。
「ボク、は‥‥遺跡の中でこんな目に‥‥」
 頭を抱える鬼麿。‥‥鬼麿?
(「ボク、そんな名前だったっけ? 確か‥‥」)
「違う! ボ、ボクは鬼麿、それ以外の何者でもないッ!」

『ほら、何してるんだい? さっさと行くよ』

 それは、記憶の片隅が見せた幻聴。
 だが、それに気付くことなく、少年は幻の静音に向かってお辞儀した。

●光の意味
 ――気付かなかった尾行よりも、千歳達を驚かせたのは彼女の顔。それは紛れもなく、暁の姉である春香と同じものだったからだ。
「何故‥‥?!」
 一人、意味の解らない梢だけが、咄嗟に攻撃を仕掛ける。
 だが、それもピーチクラウン相手にあっさりとかわされた。そのまま反撃に出るかと思いきや、彼女は不敵な笑みを残し、あっさりとその場を去った。
 それを、千歳と梢は茫然と見据えるしか出来なかった。静にいたっては、一気に力を解放した結果、半分意識を失いかけていた。
「‥‥ひとまず、私達は向かいましょう。『声』の呼ぶ場所へ」


 ――それは、不思議な場所だった。
 導かれるままに潜った遺跡の奥、鏡のような湖面が広がっている。所々光っているのは、壁面そのもの。まるで脈動するかのように点滅を繰り返していた。
 そして、『彼』は――そこにいた。
 揺らめく湖面の向こう側。湖上に実像はなく、ただ虚像だけをその水の向こうに映した状態で。
「‥‥やっと、会えた」
 千歳の口から思わぬ呟きが洩れる。梢もただただ会いたい一心が報われようとしていた。
 溢れ出る気持ちに委ねるように、千歳が静かに問うた。
「貴方は‥‥?」
 綻ぶ少年の笑顔は、次の瞬間暗く、落ち着きのないものへと変化した。
『‥‥僕は暁。彼の中の光であり、もう一人の僕で、僕自身でもある僕』
 言葉遊びのように綴られる言葉。
「どういうこと?」
 梢の疑問ももっともなことだ。
 だが、悲しげに笑う少年には、文字通り悲壮の決意がどこらかしらに見え隠れしていた。
『闇の僕は僕自身でもあり、『彼』でもある。この世の全てを憎み、耐え難い不条理を恨み、そして天への復讐を誓った『彼』‥‥だから僕は、『彼』を止めるために‥‥『光』になった』
 語られる言葉は、真実となって三人の中に刻まれていく。
『僕は『彼』を‥‥『僕自身』を止めたかった。それなのに僕は、いつだって手遅れで‥‥』
「――諦めるのはまだです」
 唐突に口を挟んだ静。
「まだ、悲劇は食い止められます。ここで諦めてしまえば、また繰り返してしまうのだから」
 そこにいるのは、目覚めた彼女。
 光の意志とも言える『精神(ウォフ・マナフ)』を宿す者。
 その言葉を受けて、ハッと少年の表情が変わった。それまでの頼りなさが薄れ、ゆっくりと力強さを取り戻していく。それはきっと彼――暁自身が本来持っているだろう、はっきりとした眼差し。
 三人に向けられる声に、もはや迷いはなかった。
 刹那。
 千歳達の脳裏を過ぎった映像は――楽しげに談笑する二人の少年の画。

『――どうか、お願いします。僕を‥‥『彼』を止めて下さい。これ以上、『彼』の復讐を食い止めて欲しいんだ。それが‥‥僕が『光になった』理由なんだから――――』

●キャスト
 神威 暁:如月 一哉(NPC)

 神杜 静:榊 菫(fa5461)
 千歳:加恋(fa5624)
 梢:七瀬・瀬名(fa1609)

 静音:仙道 愛歌(fa2772)
 ファウスト:水鏡・シメイ
 鬼麿(大伴蝉丸):相麻静間(fa5719)
 イリス:葉月 珪(fa4909)
 ピーチクラウン:☆島☆キララ(fa4137)

 ファウストの従者:水鏡シメイ(fa0505)