消える世界UNIFORMATアジア・オセアニア

種類 ショート
担当 葉月十一
芸能 2Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 難しい
報酬 3.3万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 09/14〜09/18

●本文

 見渡す限りの地平を覆う一面の砂。乾いた大地には草木一つなく、所々に見え隠れしている白い角質は、ここで息絶えた命の残滓。
 それらもやがて時とともに風化し、跡形もなく消えるだろう。
 何の感慨もなくそんなことを思い、少年は砂の上に足音もなく降り立った。
「――やれやれ。ここももうダメか。ついこの前修復したのに‥‥今回は案外早かったな」
 外見のその幼さからは、らしからぬ程に老成した呟きが唇から洩れる。
 浮かべる表情もまた同じで、感情のない冷めた眼差しが、風に揺らぐ砂の動きを静かに見つめていた。
 ‥‥見る者がいれば、少年の風体が奇妙なことに気付いただろう。
 空からは照りつける灼熱の陽射し。大気が揺れ、大地の熱砂が陽炎を作る。
 だが、少年自身はそれらの影響をまるで受けておらず、平然とその場所に立っているのだから。
 その時、ドーンと大きな崩落の音が響く。
 驚くでもなく、少年がゆっくりと振り返る――その一瞬。少年自身の姿が僅かにブレる。まるでテレビ画面にノイズが走ったかのように。
「あーあ、仕方ないな。また選んでもらうとするか」
 が、すぐにそれは元に戻る。
 少年もまた、そんな現象が起きたことなど知らぬかのように振舞う。
「この『世界』を救う――『救世主(メシア)』をね」
 ふわりと宙に浮く少年。
 その口元が刻む笑みは、無邪気とは到底思えない程に酷薄な印象を与えた。
 そして。


「――やあ、ようこそ。今回、救世主となるために選ばれたのは君たちかい」
 怯え、戸惑う八人の少年少女達を前にして、その少年は軽やかに告げた。その手には八枚のカードを手にして。


●募集する配役
○集められた少年少女 8人
 男女の性別に人数制限はありません。
 ただし、年齢は13〜18歳の間に設定して下さい(参加を制限するものではなく、役柄上の設定だけです)。
 役柄の設定に関しては自由です。
 それぞれの間柄も顔見知りやまったくの見知らぬ他人など、自由に決めていただいて構いませんが、血縁関係(兄弟、従兄弟など)は無しの方向でお願いします。
 詳しい場面展開については、前回の『終わる世界UNINSTALL』を参照して下さい。
 なお、前回参加者の場合は、同じ役柄でも大丈夫です。その場合、こちらの召喚された時点で以前の記憶を取り戻す形になります。勿論違う役柄を選んでいただいても構いません。
【設定に必須な項目】
役名/年齢(13〜18)
数字(1〜8)/武器(後述の設定から選択):重複は無し
救世主(メシア)に選ばれた際の言動(希望と絶望)

●設定
 世界はこれまでに何度も滅びの危機を迎えています。
 そのたびにそれを回避するための八人の少年少女が選ばれてきました。選ばれた彼らの役目は、具現化された『滅びの獣』を打ち倒すこと。
 選択出来る武器は以下の八つ。
 【剣】オーソドックスな前線で斬ることを主体とする
 【槍】直線の鋭さとリーチの長さが有利
 【斧】重量があって一番破壊に優れている
 【弓】後方からの遠距離攻撃
 【鞭】動きを封じるなどしたトリッキーな攻撃が可能
 【鎖】自在に操ることであらゆる方向から攻撃出来る
 【牙】拳を凶器とした肉弾戦を主とする
 【玉】念じることで様々な魔法を放つ
(ここより下の設定はPC情報になりますが、演じる世界では知らない設定になります)
 戦いの結果、滅びは回避され、一人の『救世主(メシア)』が選ばれます――文字通り『全てを背負う者』として(『救世主(メシア)』に選ばれる者は事前に数字で設定しています)。
 選ばれた者は、全ての滅びとともに世界から削除(アンインストール)されます。痕跡もなにも残さず、周囲からは最初からいなかったものとして扱われます。
 そして、残った者達は再び元いた場所へ戻ります。ただし戦いの記憶は断片でしか思い出すことは出来ません。
 なお、OP中に登場する少年は、NPCである一哉が演じます。

●今回の参加者

 fa0142 氷咲 華唯(15歳・♂・猫)
 fa1105 月 李花(11歳・♀・猫)
 fa1772 パイロ・シルヴァン(11歳・♂・竜)
 fa5307 朱里 臣(18歳・♀・狼)
 fa5313 十軌サキト(17歳・♂・一角獣)
 fa5331 倉瀬 凛(14歳・♂・猫)
 fa5627 鬼門彩華(16歳・♀・鷹)
 fa5810 芳稀(18歳・♀・猫)

●リプレイ本文

●1――吉村耀
「こまちゃんっ!」
 記憶の戻った俺が、開口一番に叫んだのは彼女の名前だった。
 なんで忘れてたんだろ?
 あんなに好きだったのに。一緒に誕生日を過ごそうって約束までしてたのに。
「‥‥なんでわからねーの?」
「ちょっと、何言ってるの。耀、あんた彼女なんかいなかったじゃない」
 怪訝な顔をした一つ年上の幼馴染み。
 俺は今度こそ愕然とした。楓が嘘を言ってるんじゃないのは、長年の付き合いだからこそ解る。その彼女がこまちゃんのことを本当に知らないと言う。
 今度こそ俺はしょうぼりと肩を落とす。
「でも、こまちゃんはいたんだ‥‥」
 手に持つカードは、数字の「1」。
 これを引いた時、同じようにまた選ばれた翔太って中学生が青ざめた顔で叫んだ。
「あ、あんた‥‥本当に良いのかよ? 救世主に選ばれたら、消されちまうんだぞ!」
 そんな風に喚くのも気にせず、俺はただしんみりとそれを眺めた。
 ああ、分かってる。だってこまちゃんが前に選んだヤツだ。俺らの未来は、たったこの一枚のカードで決められちまったんだ。
 気落ちしかけた俺の背を、バンと叩いたのは楓だった。
「うわっ!?」
「ほら、何沈んでるのよ! その子は本当にいたんでしょ? だったらその子の為にも、今何か出来ることがあるはずでしょ!」
 顔上げな、と発破をかける楓。
 ハッと気付いた俺だけど、素直に従うのはちょっと嫌だったから。
「い、言われなくてもそう思ってたとこだって!」
 思わず反論したけど、きっと彼女にはお見通しだよな。だけど‥‥さんきゅ。ここで俺が落ち込んだら、こまちゃんに合わせる顔がないもんな。
 顔を上げ、立ち上がり、俺は広がる廃墟の向こうにいる『滅びの獣』を捉えた。

●2――仁木 楓
 本当のところ、まだ信じられないのよね。
「顔上げな!」
 そう言って、耀に発破をかけてはみたけど。
 だってそうでしょう。人がいきなり存在ごと消えるなんて、到底信じられないもの。でも、それを言ったら今の状況そのものがありえない現実だよね。
 目の前に迫ってくる変な怪物――あの少年は『滅びの獣』って言ったっけ――を、私は手に持つ剣で軽々と切り裂いた。
 ホント、不思議。
 剣なんて持つの初めてなのに、こんなにも手に馴染んでるなんて。
「‥‥へ、へぇ。そうなんだ。やっぱり‥‥」
 私の感想に、翔太って子は変に怯えてた。
 以前の話を聞いた後だったから、別に不思議ではなかったけど。寧ろ耀の方が心配だね。私と同じように前線で黙々と迫る敵を倒している姿に、普段の彼を知ってるだけに奇妙な違和感が残る。
「耀、少し前に出過ぎだよ!」
「‥‥分かってる」
 ポツリ、と彼は呟き返す。
 その態度は、何か拗ねているというよりも――何かを決意した印象があった。
「まさか‥‥ホントなの?」
 思わず口に出た一言。
 ハッと振り向く彼は、一瞬だけ悲しい眼差しでこちらを見た。その表情を一度だけ見た事があるのを、私は思い出した。あれは耀の様子が変わってからすぐの頃。
「――必殺! オレンジパニッシャー!」
 瓦礫の向こうで、メチャオレンジ役で有名な優雅さんが必殺技を叫んでいた。
 私ははたと気を取り直して、今の現状を認識する。
 そうだね。とりあえず今は、考え込んでる暇はないか。

●3――翔太
 ヤバイ、ヤバイってマジで。
 なんで耀のヤツ、遠慮なくあんなにぶっ倒してるんだよ。あれじゃあ、救世主に選ばれちまうじゃんか。
「くそっ! なんだってこんな事になったんだよ!?」
 理不尽な選択。
 最初はゲームみたいで面白かったけど。結末が分かった今となっては、こんなのは全然楽しくない。
 消されるのが怖くて散々騒ぎまくったけど、結局は戦う以外の選択肢しか、今の俺達に残されていないんじゃん。
「貴方、そちらへ移動して」
 背後から聞こえてきたのは、同じようにまた選ばれた巴だ。結末を知ってる筈なのに、冷静な態度で淡々と命令してくる。
 そりゃ俺だってここで死にたくないから従うさ。
 選択肢がないって事を明言したのも彼女だった。
「‥‥戦わなければ現状は変わらない――私達に選ぶ道はないの」
 俺より少し年上の悠一ってヤツも、彼女の言葉に酷く青ざめていたのを覚えている。だからかな、彼女の指示には消極的ながらも一々従ってるな。
「そこで叩いて」
「う、うん!」
 彼女の指示どおりに鞭を振るう彼をぼんやり見ていると、今度はこっちに声がかかった。淡々とした巴の言葉は、どこか従わざるを得ない感じがするんだよな。
「足止めしてるうちに貴方の方で」
「お、おう!」
 相手の動きが止まった隙を見逃さず、俺は手馴れた感じで槍を操った。その時の甲殻を貫いた感触が掌に伝わり、俺は思わず天に向かって叫んでいた。
「おい、聞いてるんだろ!? 何でこんな事しなきゃなんないんだよ、隠れてないで出て来い!」

●4――風見優雅
「アタシのハートが熱く燃える‥‥アンタを倒せとメラメラ燃える!」
 輝く黄金の拳を、私は思い切り叩きつけた。断末魔の咆哮、そして沈黙する巨獣。
 いつもの撮影に比べ、随分と身体が動く事にビックリするよりもっと、と気持ちが大きくなる。
「ホント、ずっとこんな事してた感じ」
 アハハと笑う私に、吉村さんはチラッと見ただけですぐ次の敵へと向かった。
 もう無愛想だなぁ。これでもヒーロー番組で活躍してるアイドルなのに。男の子はみんなファンだって言ってくれるのに、今日はあんまりないね。
 そういえば、翔太さんが騒いでたのってなんだったんだろう?
「だって、ドラマだけじゃなく、現実でも世界を救っちゃうなんて格好いいよね」
 それに、ここでなら私のアクションもかなり上達出来そうだし。
「危ない!」
 え、と思うよりも早く、何時の間にか迫っていた『獣』相手に氷の蛇が巻き付いていく。振り返れば、少年の持つ玉から生み出されたみたい。
「えーっと、ヴィクターさんだよね。ありがとう」
「ここでぼおっとしてたら危険だよ」
 最初は自分だけが生き残るって言ってた彼が、私をわざわざ助けてくれるなんて。ほら、やっぱり男子は皆私のファンなのよ。
 よーし、ここはやっぱり情熱の戦士『メチャオレンジ』の出番だよね。

●5――橘 香織
 もう、なんでこんなことになってるの?
 何がなんだか分からなくて逃げる私を、追いかけてくるのは異形の影。誰かが『滅びの獣』って言ってたけど、どう見てもアレって昆虫みたいな外見よね。
 そんな暢気な事考えてたら、目の前は行き止まり?
 ど、どうしよう‥‥焦る私は、その時になって自分が弓を手にしていた事にようやく気付いた。
「や、やっぱりやらなきゃ、駄目?」
 背後からは不気味な音。
 焦る気持ちで真っ白になった私は、殆ど無我夢中でその弓を構えていた。その刹那、心に浮かんだ言葉を無意識に叫ぶ。
「当たれ!! 五月雨!」
 すると、放った筈の一本の矢が雨のように無数に降り注ぎ、襲いかかろうとした『獣』をいとも簡単に倒していた。
 や、やったの?
 もう‥‥なんだって私がこんな目に遭わなければならないのよ。そう思った直後、こっちに近付く足音が聞こえた。思わずビクッと震えてしまったけど。
「いたよ」
「よかった無事だったんだね」
 仲間だと分かった瞬間。
 よかった、助かったんだ、とばかりに私は身体の力が抜けるのを感じた。

●6――香月巴
 どうやら今回の『獣』は、甲虫類ということね。
 溜息にも似た呟きを、私は胸中に落とした。目の前に現れた最後の敵は、鋭利な刃物とでもいうぐらいに硬い外骨格を鎧のように纏っていた。
「耀くん、楓さんは双翼から、優雅さんは正面をお願い」
 前線への指示を出し、私達は後衛に立つ。本当は翔太くんにも前に出てもらいたいけれど、あれだけ騒いでた彼にトドメを任せるのは難しいわね。
「‥‥それにしても、本当に僅かな平和ね。いったい幾度繰り返されるのか‥‥キリがないわね」
 よっぽど『世界』というのは、歪んでいるのかしら。
 気付かぬうちに洩れていた溜息に、隣にいた悠一くんの肩が僅かに震えた。大丈夫、自信のない貴方にあまり期待はしないから。
 自分でも冷たい事を、と思わないでもないが、性格なのだから仕方ないと割り切っている。
「あ、あの‥‥」
「足止めをお願い」
 強く言ったつもりはないけど、彼はすぐに従ってくれた。そのまま前線を援護する形で私も分銅鎖を計算しながら放り投げる。
 本当に、人のような動きね。
「ねえ? まさか、あちら側には私達が『獣』に見えてる、なんて事はないわよね」
 抑えきれない怒気は、少年に対してのもので。
 私は、誰にも悟られないように下唇を噛み締めた。

●7――ヴィクター・アダム
 ‥‥なんで俺、こんなことやってんだっけ?
 咆哮を上げる『獣』に向かって玉から生み出された氷の蛇を巻きつけながら、そんなことをふと考えた。
 再び選ばれて、また戦うことに戸惑って。死ぬのが嫌だから、前衛のサポートの位置でじっとして。
 今更他人を犠牲にすることは厭わない。
 だけど、やっぱり誰かが死ぬのは、罪悪感がいっぱいで。
「ヴィクターくん?」
「え? あ、ああ。援護だね、任せて!」
 香織さんが放つ矢に合わせて、俺は再び氷の蛇を放った。冷気がうまいことダメージを与えてるみたいで、みるみるうちに相手の動きが鈍っていく。
 やっぱ、獣っていうより虫みたいだよ。
「もう最後の一体だから、頑張ろうね」
 励ます彼女に、俺はただ曖昧な笑みを返した。
 自分が生き延びればそれだけでよかったのに‥‥こんな苦しい感情を、なんで二回もしなきゃあならないんだよ。

●8――悠一
 もうすぐ‥‥もうすぐ終わる。
 じっと手に持つ鞭の感触を気にしながら、僕は目の前で繰り広げられる戦いを羨望の眼差しで眺めていた。
 ああ、やっぱり他の人達は凄いな。
「こっちは任せて!」
「耀、トドメを!」
「ああ」
 優雅さんが敵の目を引いて、楓さんが牽制して、耀さんが最後の一撃を打ち込んだ。砕けた甲殻の内から飛び散る体液が、まるで雨のように降り注ぐ。
 自分のことでいっぱいで全然役立てなかった僕と違い、あの人達は本当に凄いと思う。
「‥‥やっぱり僕は、ここでもいらない存在なんだよね‥‥」
 僕の呟きに巴さんがチラッとこっちを見たけど、結局何も言わずにそのまま上空へと視線を移した。つられて僕も見上げると――そこには最初に出会った少年がいた。
 思わずビクッと後ずさる。
「やれやれ。どうやら今回は、一番の臆病な人間が選ばれたみたいだね。『地球』も随分と酷い選別をするよね」
「‥‥な、に?」
 不意に湧き上がってきた恐怖。
 気が付けば、みんなが周りに集まってきていた。
 厳しい目で少年を睨む巴さんに耀さん。思わず脱力して膝を付いたヴィクターくん。翔太くんも怒鳴りながらも、どこかホッとしてるのを僕は感じた。
 ああ、そっか。
「‥‥僕、消えちゃうんだ」
 最初に聞いた時は全然実感なかったんだけど。
 まさか、自分がそうなるとは思ってなかったけど、どうせ生きていてもいいことなんて全然なかったし。
 そんな僕の思考を読み取ったのか。
「どちらにしても居ても居なくても関係なかったんだよね? だったらちょうどよかったじゃない。君は『世界』を救って消えるんだから」
「え? え? どういうこと?」
 優雅さんが目を白黒させて戸惑ってる。やっぱり彼女もよくわかってなかったんだね。
 確かに少年の言うとおりなんだけど――それでも。
「出来たら‥‥帰りたかったな」
 他の人達が騒ぐ声を遠くで聞きながら。
「それじゃあご苦労様」

 ――一瞬の砂嵐。
 それが僕の、最後に意識した視界――――。

●E――EXIT
 目を覚ましたヴィクターは、思わずギュッと胸の辺りを握り締めた。憶えのない傷がそこにあるような感じがして。
 別の場所、それは翔太も同じで。
 ぼんやりとテレビゲームの画面を眺めながら、涙が一筋流れたことに自分で驚いた。
「なんだろう? ものすごく悲しいことがあった気がする」
 しんみりと呟きながらも、香織は家族に呼ばれて急いで車に乗り込んだ。その時には、もう先程の感情は跡形もなく消えていたけれど。
 優雅はアクションの上達を褒められ、思わず照れ笑いを浮かべる。
 チクリと刺した痛みに気付かずに。
「――『私』は本当にここにいるの‥‥?」
 出かけようとして、巴の口からふと言葉が零れる。その意図が分からず、首を傾げながらも彼女は玄関の扉を開けた。
 そして――とある町の一角。
 閑散とした朝の通りをとぼとぼと力なく歩く耀の背を、楓は思いっきり叩いた。
「ほら、朝なんだからもっとシャキッとしな!」
「い、いってぇなぁ、楓!」
 笑いながら先を行く彼女を見送りながら、彼はぽつりと呟く
「‥‥こまちゃん」

 ――見つめる少年の顔が困惑に歪む。
「うーん、やっぱり『処理』が甘くなってるね。そろそろ限界かなぁ」
 後ろに広がる暗闇。
 そこにうっすらと浮かぶのは、幾つも並んだ棺のようなカプセル。その中には‥‥。


                           ――END or ERROR‥‥?


●キャスト
 吉村耀:十軌サキト(fa5313)
 仁木 楓:朱里 臣(fa5307)
 翔太:倉瀬 凛(fa5331)
 風見優雅:鬼門彩華(fa5627)
 橘 香織:月 李花(fa1105)
 香月巴:芳稀(fa5810)
 ヴィクター・アダム:パイロ・シルヴァン(fa1772)
 悠一:氷咲 華唯(fa0142)/救世主

 少年:如月一哉(NPC)