私立アスラ女学園 拾アジア・オセアニア

種類 ショート
担当 一本坂絆
芸能 1Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 普通
報酬 0.7万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 11/08〜11/10

●本文

 日の暮れたグランドに、大きな火柱が立ち上がる。
 学園にある二つのグランドに組まれた櫓に火が点けられ、その周りでは店や催しでのコスチュームを着たままの、様々な格好をした生徒達が踊ったり、写真を撮ったりして騒いでいる。
 グランドだけではない。校舎の中でも打ち上げと称して大宴会が繰り広げられ、まだ解体されていない野外ステージに光を灯して、軽音やグラスバンドが合同で演奏会を開き、校舎の裏手にある、木に覆われた丘の至る所で明かりが点り、夜空を打ち上げ花火が彩る。
 これを光りに包まれた夜と呼ぶべきか、夜に包まれた光りと呼ぶべきかは微妙な所だ。
 その光景を見つめる少女―――動き易いよう所々に手の入れられた制服と、ショートカットの髪が活発な雰囲気を醸し出す少女、風祭 葛篭は、
「ある意味、精霊流しッスね〜。感謝と惜しむ想いを送り出す‥‥。そう言や、ハゥロインもベクトルは違うものの鎮魂の祭りッスよね。元は収穫祭だったらしいッスけど」
「あ―――葛篭ちゃん!」
 葛篭に背後から声を掛けたのは、百九十センチ超の細身の身長と、黒く長い髪を持つ少女―――遠昏 真戯である。
「静奈さんが夜坂さんの事探してるみたいなんだけど、葛篭ちゃん知らない?」
 真戯の問いに、葛篭は眉根を寄せた困った様な笑みを浮かべ、
「生憎、夜坂さんも人探しッスよ」
「生憎‥‥ってどういう意味?」
「カナッチも報われねぇなぁ〜って事ッス。それよりも、折角の文化祭だってぇのに、良い男捕まえられなかったッスねぇ〜‥‥」
 カラカラと笑う葛篭に対し、真戯は頬を赤く染め、俯きながらモジモジと手を動かす。
「わ、私は‥‥葛篭ちゃんと遊んでた方が‥‥その、た、楽しいよ‥‥」
「アッハッハッハッハ! 彼氏作るよりも、ダチと遊んでる方が良いってぇのはマギーらしいっすねぇ」
 葛篭の答えに、真戯は不満そうに唇を尖らせた。






■後夜祭
文化祭最終日の夜に行われる、一般開放されていない学園関係者だけでの大規模な打ち上げ。売り上げで宴会を開いたり、在庫の残りを振舞ったりと色々やっている。


†キャスト募集†
 ドラマ『私立アスラ女学園』への参加者を募集します。
※注意※
・生徒会はNPCとして扱います。生徒会メンバーを演じる事はできません。ご了承ください。
・実際のドラマでも、二十代の役者さんが高校生を演じる事は良くあります。あまり年齢を気にせずにご参加ください。
・お題に沿ってストーリーを考えて頂いても構いませんし、キャラクターや取りたい行動だけ書いて、後はお任せと言う形でも構いません。

†私立アスラ女学園の御案内†
アスラ女学園では生徒はもちろん、教職員も女性を採用しています。
当学園では、文武両道の精神と、生徒による自治を重んじています。
各クラブ活動、学校行事の運営、生活指導は生徒会主導の下に行われています。
自宅登校が基本ですが、学生寮もあります。
また、中等部、初等部の敷地が隣接するように並んでいます。隣接しているだけで、中等部、初等部とは敷地、施設は別れています。
■歴史
創立は約三百年前。元は仏教色が強かったのですが、戦火に焼かれた事と、施設の近代化に伴い、現在では名称と一部の伝統にのみ名残が残っています。敷地内にお堂があるのはそのためです。
■学校施設
校舎は三階建て。
敷地は『校門から校舎(下足場所)まで十分はかかる』と言われるほど広く、グランド、体育館、室内プール、図書館、部活棟、各道場、テニスコート、花園、食堂、カフェテラスなどの施設がそろっています。学生寮も敷地の中に入っています。
■生徒会
アスラ女学園の生徒会は生徒会長が三人おり、副会長がいません。
『スリーオブフェイス』
【生徒会長】
小扇 一羽(こおおぎ ひとは)
夜坂 東(よるざか あずま)
片馴 静奈(かたなれ しずかな)
『ライトアーム』
【書記長】遠昏 真戯(おちくら さなぎ)
【会計士】風祭 葛篭(かざまつり つづら)
【風紀委員長】辻 守(つじ まもり)
『レフトアーム』
【運動部連代表】藤華・キャヴェンディッシュ(とうか・キャヴェンディッシュ)
【文化部連代表】荒縄目 夢路(あらなめ ゆめじ)
【学生寮代表】木霊 菜々実(こだま ななみ)
■高等部の制服
総ボタンでスカート丈が長いワンピース。色は濃いチャコールグレー。
襟と、ワンピースの中に穿くぺティーコートは白。
ショートタイは一年生がレッド、二年生がダークグリーン、三年生は白地に黒い十字のラインが入る。
■立地
広い敷地を確保する為、山が近い場所に建てられていますが、住宅地も近い為、少し歩けばコンビニやスーパーもあります。最寄り駅から二十分程で市街に出る事ができます。

●今回の参加者

 fa0513 津野雪加(20歳・♀・牛)
 fa0877 ベス(16歳・♀・鷹)
 fa0913 宵谷 香澄(21歳・♀・狐)
 fa2791 サクラ・ヤヴァ(12歳・♀・リス)
 fa3393 堀川陽菜(16歳・♀・狐)
 fa3611 敷島ポーレット(18歳・♀・猫)
 fa3814 胡桃・羽央(14歳・♀・小鳥)
 fa4581 魔導院 冥(18歳・♀・竜)

●リプレイ本文

 日の暮れた学園で、夜の宴は続いている。
 星崎ハルナ(堀川陽菜(fa3393))は喫茶店で残った食材を使って、豚汁を作って配っていた。そろそろ、日が落ちると寒い季節である。皆に身体の温まるような物を、というハルナの真心の表れだった。
(「今日は、皆と語り合い、踊り明かしたいですね‥‥」)
 ハルナは友人達と過ごした三日間を振り返りながら、思う。
と、そんなハルナを一年生の少女がジッと見ていた。気付いたハルナは少女に笑みを向け、
「豚汁ですか? ちょっと待っていて下さいね。今注ぎますから‥‥」
 だが、少女―――赤崎ベアトリス羽矢子(ベス(fa0877))はハルナの言葉には反応せず、
「良い素材発見!」
 パッと輝くような笑みを浮かべると、ハルナの手を強引に引っ張って、走り出した。
「え? あの! ちょっと!」
 ハルナの文化祭は、まだ終わりそうに無い。


 闇野マナ(魔導院 冥(fa4581))は一人、暗い教室の中で、眼下の精霊流の如き風景を眺める。
「兵(つわもの)どもが夢の跡‥‥か。文化祭も終焉の刻だな」
 クラスの出し物であるメイドパーラーも無事終わり、今は皆、後夜祭に参加する為、学園内に散っていた。
 マナはメイド服姿のままで、満足気な表情を浮かべている。
 マナがギターのマイナーキーを弾いていると、突然教室のドアが開いた。一瞬、クラスメイトの誰かが戻ってきたのかと思ったが、違った。
 ドアを開けたのは、見覚えの無い三年生。その三年生―――茜ヶ崎パウラ(敷島ポーレット(fa3611))は、視線をマナに固定し、叫ぶ。
「確保―――!!」


「初音さん初音さん。優勝すれば誰か一人『お持ち帰り』可だよー♪」
「う〜ん、ミスコンか〜‥‥面白そう! やるやる! 初音は自信ないけど、頑張って歌うよ♪」
 羽矢子の説明を聞いた羽鳥・初音(胡桃・羽央(fa3814))は、ミスコン出場を快く引き受けた。しかし、その裏では、初音なりの下心があるようだ
(「ミスコンに出る可愛い子にお近づきになれそうね、にゅふ」)
「ミスコンや賭けに負けた子に罰ゲームして、美味しく頂いてもいいし〜一挙両得?」と早くも皮算用を始める初音であった。


「文化祭も終わりか〜〜〜」
「取り敢えず、みんなにご苦労様〜って言う感じかな〜?」と、赤羽さくら(サクラ・ヤヴァ(fa2791))は一人ごちた。
 後は、後夜祭の様子をデジカメに収め、レポートに纏めてブログにアップするだけだ。
 最後に、皆で記念撮影でもしようかと考えていたさくらは、がさりと、地面に落ちていた何かを踏んで、足を止めた。拾い上げてみると、一目で急造したのが見て取れるビラだった。
「‥‥ミスコンテスト‥‥‥開催のお知らせ?」


 今だ解体されていない野外ステージの一つ。その舞台の上に、羽矢子がマイクを手に立っている。
「さてさて! 始まりました第一回ミス・アス女コン♪ 栄光の第一回ミス・アス女に輝くのはあなたかも? 飛び入りエントリーも歓迎しまーす! 実況には『趣味は美少女を愛でること』高等部三年の弧村静さんをお呼びしてます☆」
 そもそも、事の始まりは、文化祭終了直後。
「ぴゃっ! せっかくの舞芸祭なのにミスコンやってないっ!?」と言う、羽矢子の一言から始まった。
 普通は思いついてもそれまでだが、それを実行してしまうのが、彼女の凄い所と言うべきか、困った所と言うべきか‥‥。兎も角、羽矢子はビラを作って宣伝を開始。それを聞きつけたパウラと狐村・静(宵谷 香澄(fa0913))が、話に乗ったと言う訳である。
「Ladys and Sisters!」
 舞台の横に設置された、長机とパイプ椅子で作られた即席の実況席に座り、マイクに向かって話す静は、とても生き生きとしていた。
「実況及びコメンテーターは私、『何処に在りや愛しの妹(スール)』3年18組の狐村静が務めさせて頂きます。更に、ゲストコメンテーターとして、風紀委員会副会長、赤鍵 参道嬢が打ち上げの途中で駆けつけてくれました。赤鍵さん、一言―――」
「いいぞ〜! もっとやれ〜!」
「はい! 完全に出来上がっていますね!」
 静は酔っ払いの事は無視して、サクサクとイベントを進行する。
「なお、本コンテストは学食の食券等を利用したトトカルチョを実施しております。彼女こそはと思う出場者に、貴女の熱い一票と一口を!」
 静は一通り、大会主旨の説明を行うと、
「さぁ、前置きはここまでにして、参りましょう。エントリーNo.1、『飽食のミルクチョコレート』二条鴎さんどうぞ〜!」
 力強い、紹介の文句と共に登場したのは、豊満な胸をさらしで隠し、はっぴを羽織った、焼きそばの屋台の売り子そのままの格好をした二条鴎(津野雪加(fa0513))。白のさらしに締め付ける、褐色の肌も然る事ながら、それ以上に注目すべきは、
「う〜、お腹空きました〜‥‥。私の焼きそばぁ〜‥‥」
 異様に、テンションが低い。
 どうも鴎は、残り物の焼きそばを食べようと意気込んでいたところ連れて来られたらしく、全身からメンドクサイオーラを垂れ流しにしている。
 見かねた羽矢子が、「アピールアピール!」と小声で諭すも、
「アピール‥‥しなきゃだめですか? うーん、料理でもいいですか、食べるのは私で」
 全然ダメダメである。


 そんなミスコンの裏では、先程言われていた様に、学食の食券を対象にしたトトカルチョが行われていた。
「はいはい。おさな〜い! 並んで並んで! 一口最低五百円からだからね〜!」
 そのトトカルチョを取り仕切っているのが、パウラである。パウラは生徒からの賭けを受けたり、現在の倍率を教えながら黒板に逐一賭けの状況を書き記していく。
「やっぱりスリーオブフェイスの倍率は低いわね。大穴狙うんなら1年生に可愛い娘がいるんだけど、どう?」
 賭けに来た少女に説明しながら、パウラはニヤリと笑みを浮かべる。


「さて、続いてまいりましょう! エントリーNo.6、『深淵彩る昏き華』闇野マナさんです!」
 登場したマナは、拉致られて来た時の格好そのまま、つまり、メイド服で、ギターを持って登場。
「クックックッ‥‥、闇野マナだ。冥土の土産に私の歌を聴くがいい」
 開き直ったマナはいつもの様に、ギターを掻き鳴らし、『コーヒーの苦悩』と題した歌を歌う。

『 闇よりなお昏い暗黒を浮かべ 地獄よりも熱く苦いコーヒー
焦げる様な酸味を取るべきか 絡みつく様な苦味を取るべきか  』

『 どちらでも 私は構わぬ 』

 歌詞の内容は黒いが、どうやらコーヒーをモチーフに作られた曲のようだ。
 歌が終わり、後ろに控える少女達の列に混じるマナを見送りつつ、静がコメントを述べる。
「いや〜‥‥良かったですねぇ〜。胸が!」
 歌もメイド服も総無視である。
「赤鍵さんはどう思われますか?」
「いいぞ〜! もっとやれ〜!」
「はい! サクサク行きましょう! 続いて、エントリーNo.7、『学園の隠れたエロテロリスト』羽鳥初音さんです!」
「放送部の羽鳥初音です‥‥初めてだから、優しくしてね」
 得意の甘いロリータボイスと、面積の小さな鳥の羽をイメージした衣装で武装した初音が舞台に上がる。
 初音は誘うように舞いながら、『案内』をテーマにした歌を歌う。
「ハートはドキドキ?天国の高みに、ご案内〜♪」
 所々での仕草に気を配り、可愛さをアピールするのを忘れない。
 更には、肌を隠す羽飾りが、動く度に、一枚、又一枚と抜け落ちていく。と言うか、この服をこんな短期間で準備したその手腕が恐ろしい。
「おおっと! これは何と言う素敵仕様! 舞台の掃除を誰がすると思っているのか! けしからん! 私が掃除する! あの羽は私の物だ!」
 外野がうるさい。
 肌の露出に気付いた(無論計算済み)初音は、
「きゃあ!」と悲鳴をあげて、後ろの列にダッシュ。一瞬の内に視線を走らせ、ターゲットロック。マナの背中に回り込んで密着。
「胸が、胸が見えちゃいます〜!」
 もみもみ。
「ど、どさくさに紛れて何をしてるか、貴様! と言うか、私は何時もこんなのか!?」
「だめですよぅ。動いたら見ちゃいます〜♪」
「そんな服を着てくるからだろう! はぁあんっ! ちょ! 流石に、公衆の面前ではぁ―――やはあああああんん!」


 舞台裏。
 出番待ちのハルナは、緊張した面持ちで舞台を見ていた。
「ううん。みなさんがんばっていますね‥‥」
 只でさえ、メイド服を着ている者は多い。キャラか被る以上、何か個性を出さねばならないが、何の準備も無い為、芸を披露すると言う訳にも行かない。
 そんな、悩むハルナの肩を、ぽんと叩く手があった。
「大丈夫よ。これはお祭りの続きなんですもの、気を楽にして、ちょっと位失敗しても、誰も気にはしないわ」
 ハルナの肩に手を置いたまま、少女は言った。
 アスラ女学園生徒会長、『スリーオブフェイス』の一角。癒しの笑みを、持つ少女。小扇一羽。
 一羽が微笑を浮かべると、ハルナも釣られて、笑みを浮かべる。
「は、はい!」
 一羽に頷きを返すハルナ。そこへ、その光景を見かけた参道が、席を離れてやって来る。
「よう、一羽。東は一緒じゃないのかい?」
「ふふふふ。東ちゃん、参道さんが見つからないって拗ねてましたよ? 今は藤華ちゃんが慰めていると思います」
「ああ‥‥んじゃあ後から、顔を出しに行くか。それにしたって、小扇がこの手のイベントに顔を出す何ざ珍しいね」
「本当は東ちゃんが誘われたんですけれど、東ちゃん面倒臭いからって逃げちゃったんです。それで、代わりに私が」
 一羽は、口元に笑みを浮かべた。
「そういう所は変わらないねぇ、アイツも」
「ふふふ。それに‥‥‥私、何だかんだで、出番が全くありませんし」
 一羽は、口元は笑みを浮かべてはいるが、目が全然笑っていない。


 宴も酣。
「さぁ〜! 参加者も残す所、残り僅かと成りました! しかし、トトカルチョはまだまだ受け付けております! 一攫千金も夢じゃない! 皆様ぜひ一口どうぞ!」
 やや緩み始めた空気を、静がノリのある司会で盛り上げていく。
「では、続きまして、エントリーNo.12、『月夜に舞う白兎』新井占・淡希さ―――」
 静の声を張った紹介文句は、それを上回る声量を持って打ち消された。

「そこまでであります!」

 その場に響く、大音声。
 見れば、風紀委員会の腕章を着けた少女達が、会場前で隊列を組んでいる。
「校内での、あらゆる賭博行為は禁止されているのであります!」
 先頭に立った褐色の肌を持つ少女が、高らかな声を上げる。
 刺す叉を構えた少女達を見た静が慄く。
「やばい! ありゃあ、First Lance(第一槍兵隊)だぞ!」
 しかし、静とは逆に、パウラは不敵な笑みを浮かべ、
「大丈夫! 何てったってこっちには、風紀委員会副会長と、スリーオブフェイスの一角が―――って居ねぇ!?」
 先程までそこに居たはずの、参道と一羽の姿は既に無い。驚嘆すべき、フットワークの軽さだった。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥逃げるっきゃないね」
「全員、撤収!!!!!!」
 静がマイク越しに大声を上げるや否や、パイプ椅子が蹴倒され、舞台の一部を破壊し、その場に居た全員が、雲の子を散らすように逃げ出した。皆、馴れた物である。
「逃がすなーーー!!」
 この状況で、しかしパウラは楽しそうな笑みを浮かべる。
「あははははー♪ みんなの楽しみのためにも私は捕まるわけにはいかないのだよー♪」


 風紀委員が走り去ったのを確認して、静とパウラが茂みから顔を出した。
「行ったみたいだな‥‥」
 静が手招きすると、茂みに隠れていた他の生徒も、ぞろぞろと出てくる。
「トトカルチョの方はどうするかな〜。親の総取りって訳にも行かないし」
 何か良い案は無いかと、悩むパウラの横で、鴎は疲れた溜息を吐く。
「文化祭もこれで終わりですか‥‥最後に一波乱ありましたが、名残惜しいですね、やっぱり」
 鴎はしみじみとした口調で言った後、呟く様に、
「‥‥‥受験勉強しないと」
 その言葉に、その場に居合わせた三年生一同が石に成った。