愛憎劇 森の動物たちアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
柏木雄馬
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
3.1万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
07/26〜07/30
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●本文
ミニドラマ制作番組『ドラマ実験室』。
ディレクターの気紛れな発言を元ネタに、制限された条件の下でミニドラマを制作。スタッフの奮闘ぶりを撮影し、放映するメイキング系の深夜番組だ。
まともな企画会議が行われる事は無い。この番組の企画は全て、グダグダした日常の空気の中で生まれるのが常だった。
「人形劇をやろう」
その日も唐突に、ディレクターの深山隆史がそんな事を言い出した。
深山の下で脚本・演出の勉強をしているADの藤森亮太が、すすりかけのラーメンをそのままにディレクターを見やる。
「‥‥『ドラマ実験室』ですよ? 人形劇は『ドラマ』じゃないでしょう」
今度はどんな無茶を言い出すのか。警戒しながら、藤森がラーメンを飲み込んでツッコミを入れた。
「ああ、そうだな。なら着ぐるみでドラマをやろう。何かの撮影に使ったのが倉庫にあるはずだ。設定は、そうだな‥‥」
ラーメンが伸びるのも構わず、深山がメモ帳にペンを走らる。
それを見ながら藤森は、この暑い最中に着ぐるみで芝居をする羽目になる出演者たちを思い、深く同情した。
●ミニドラマ『森の動物たち 愛憎の仮面家族』
『森の熊さん』は、高潔な男でした。
愛する『森のパンダさん』が未婚の母だと知っても変わらぬ愛を貫き、周囲の反対を押し切って結婚。パンダさんの連れ子の『森の子鹿さん』を唯一無二の我が子と定め、実の父親以上に愛情を注ぎました。
熊さんは、自分の『血を分けた子供』は作らないつもりでした。パンダさんとの間に自分の子供が産まれた時、その子と子鹿さんに対する愛情に──そのつもりは無くとも── 差が出る事を懸念してのことでした。
自分の子供は、生涯子鹿さんただ一人── それが今回の結婚に際し、熊さんが自らに定めた覚悟だったのです。
熊さんは、高潔な男でした。
良き夫であり、父でした。ですが、一人の男としては、どこか隙があったのかもしません。
結婚より数年後、郷里の同窓会に出席したパンダさんは、酒と雰囲気に流されて一夜の過ちを犯してしまいました。
翌朝、我に返ったパンダさんは、自らの行為を後悔しました。我が家に帰り、自らを責めて散々苦しんだ後、熊さんに自らの過ちを告白しました。
泣きながら謝るパンダさんを、熊さんは許しました。しかし、この時、パンダさんは妊娠してしまっていたのです。
熊さんは、高潔な男でした。
熊さんは、お腹の中のその子に罪は無いから、とその子供を産むようパンダさんに言いました。
やがて、『森の兎さん』が産まれました。熊さんは、兎さんも子鹿さんと分け隔てなく育てました。
熊さんは、高潔な男でした。
しかし、どこかに鬱積したものがあったのかもしれません。
熊さんとパンダさんは、自分たち夫婦の子を産むことにしました。特にパンダさんが強く希望したからです。
そうして『森のリスさん』が産まれました。熊さんは、これまでと同様、三人の我が子を分け隔てなく育てました。
‥‥そのつもりでした。
しかし、子鹿さんは子供心に分かりました。
父親の愛情が、自分よりもリスさんに注がれている事を‥‥
そうして、仮面家族に10年の月日が流れました‥‥
「‥‥なんです? この昼ドラチックな設定は」
「昼ドラ『仮面家族』。『森の仲間たち』バージョンだ」
「イヤですよ。こんなドロドロした『森の仲間たち』なんて。子供泣きますって」
深山が書いたメモ帳に目を通して、藤森は呆れたように呟いた。
「第一、なんだって着ぐるみなんです? 最初はこれを人形劇でやるつもりだったんですか?」
「‥‥シュールだろ?」
そう言って深山がニヤリと笑った。
●出演者及びスタッフ募集
以上が、ミニドラマ制作メイキング番組『ドラマ実験室』の冒頭部分になります。
番組の制作に当たり、出演者とスタッフを募集します。
各キャラクターのそれぞれのキャラクターに対する感情を上記の内容から推察し、ドロドロの人間関係を構築して連続昼ドラの一部っぽいミニドラマを制作して下さい。
子供達の年齢は、10代から20代として下さい。‥‥着ぐるみですが。
着ぐるみですので、芝居の表現は限られます。
CGやテロップでの表現は、ドラマらしくないので使用不可です。
演出上必要ならば、役と着ぐるみを増やしても構いません。
逆に、必要の無い役があるならば、登場させなくても構いません。(設定としては存在しています)
●リプレイ本文
「さて、どうしたものかな‥‥」
今企画の為に用意された一室で。
今回のミニドラマの脚本・演出をを担当する志羽・武流(fa0669)は悩んでいた。
どんなにドロドロとした愛憎劇を考えても、着ぐるみを想像しただけでスポイルされてしまうのだ。
「‥‥これ、普通に昼ドラでやった方がいいんじゃないですか?」
志羽がため息混じりにそう言うと、ディレクターの深山は笑った。
「それが狙いだからさ。ひとつシュールに決めてくれよ」
「‥‥シュール、ですか‥‥。難しいですが、やるしかないようですね」
志羽は小さくため息をついた。
とりあえず、脚本に関しては、着ぐるみを意識せずに書き上げる事にし(その方がシュールさが際立つだろう)、演出面に限って、着ぐるみ用に何かを考える事にした。
「音声はアテレコにするしかないですね‥‥。着ぐるみだと芝居の表現も限られるし‥‥音楽劇風にしてみようか‥‥」
そこへ、美術全般を担当するダミアン・カルマ(fa2544)がやってきた。
ダミアンは、志羽とセットについて二言三言言葉を交わすと、深山D(ディレクター)に歩み寄った。
「深山さん、着ぐるみについてなんですが」
少し前の仕事で着ぐるみ劇団に出入していたダミアンは、役者の負担を考えた着ぐるみを用意しようとしていた。身体にフィットし、薄手で動きやすく、頭部がディフォルメ化されていない軽い着ぐるみだ。
しかし、それは深山Dの方針により変更されることになった。
「あー、すまん、着ぐるみは、あくまで倉庫の中のやつを使ってくれ」
倉庫の着ぐるみは、ダミアンの想定していた等身大のタイプではなく、ディフォルメされた頭の大きなものだった。
両手を合わせ、謝る深山。シュールさを際立たせる演出を優先させる構えらしい。
「‥‥そうですか。仕方ないですね。では、その着ぐるみの洗濯から始めますか」
倉庫で埃を被っているであろう着ぐるみを想像し、ダミアンはため息をついた。
「あ、僕も手伝いますよ」
そう言ってADの藤森が席を立った。
「助かるよ。着ぐるみの洗濯は一日仕事だからね」
部屋を出て、廊下を歩くダミアンとAD藤森。倉庫までの道すがら、二人は、撮影に必要な細々とした雑用について話し合った。
「着ぐるみに入る役者さんの負担は相当なものだから。暑さでバテないように、着ぐるみにはストロー付きの水筒と携帯型の保冷剤を仕込むよ。あと、休憩時に出す冷タオルも用意して‥‥」
撮影日。
スタジオには、ミニドラマの撮影で使うセットが組み上げられていた。志羽の脚本を元に、ダミアンが手配したものだった。
セットは二つ。
一つは一家団欒の場となるダイニングキッチンで、家族全員の座れる大きなテーブルセットを中心に、色調を揃えた家具や観葉植物が並んでいた。テーブルの上には並べられた食器。全員お揃いだが、マグカップだけはそれぞれにお気に入りがあるという設定だった。そのこだわりは、冷蔵庫の中身にまで及んでいた。
もう一つは、長女『子鹿さん』の部屋で、こちらには子鹿さんの心象を表現すべく、多くの熊グッズが用意されていた。
「おはようございます!」
大きく元気な挨拶と共に、母親のパンダさん役の青田ぱとす(fa0182)がスタジオに入ってきた。既に着ぐるみを着用しており、宇宙飛行士よろしく頭部を脇の下に抱えていた。
「うはははは、濃いぃぃぃなああ、好っきゃでこういう、一生懸命にバカをやるんは♪」
そう言って深山Dの背中をバンバンと叩く青田。恰幅のいい個性派女優で、パンダの着ぐるみがこの上なく似合っていた。
青田に続いて、父親の熊さん役のマッスル(fa3195)と長女の子鹿さん役の姫乃 唯(fa1463)が入ってきた。
「わたくし、芝居にはあまり自信が無いのですが‥‥とにかく脚本どおり良い父親を演じればいいのですかね」
青田並みに熊の着ぐるみが似合うマッスルが言った。年下の姫乃相手でも、芝居では先輩故にその口調は丁寧だった。
「そうだね。表情が使えないから、身振り手振りを大袈裟にして演技をした方がいいと思うよ」
一方、人懐っこい姫乃の方は、すぐに砕けた調子でマッスルに接していた。
その後ろを、三女の栗鼠役の星辰(fa3578)がトボトボとついて来た。
「‥‥アイヤー。この子だけ可愛くないアル‥‥」
星辰が自分の着ぐるみに視線を落とす。既存の着ぐるみのサイズが合わず、星辰だけが、ダミアンが当初手配した着ぐるみだった。
剥製のような毛並みと黒目をした、巨大な人間大の栗鼠の頭‥‥。申し訳程度にリボンが付いていたりするのがまたシュールだった。
「星辰なんてまだいいわ。あたしなんて、頭しかないのよ? 首が据わらなくて揺れるのよ?」
次女の兎さん役の大道寺イザベラ(fa0330)が溜め息をついた。白い全身タイツ姿だった。倉庫で見つかったのは、兎の着ぐるみの頭部だけだった。ダミアンは新たな着ぐるみを用意しようとしたのだが、深山Dが面白いからとそのまま強行したのだった。
「‥‥そーアル。これはこれで、ある意味おいしいアルね」
ジッと自分の着ぐるみを見つめる星辰。それを上から、ナレーターの羽曳野ハツ子(fa1032)が覗き込んだ。
「おー! なかなか良くできてるじゃない、その着ぐるみ」
感心する羽曳野。それに気付いた志羽が、脚本片手に歩いてきた。
「どうしたんです羽曳野さん、今日は出番はないのに」
「うん、お芝居の勉強にね。端から見れば滑稽だけど、相当難しいわよ、これ」
役者として、自分ならどう動くか、どう表現するか。見学して考えるだけでも得るものは大きいだろう。
そう羽曳野は言った。
●ミニドラマ『森の動物たち 愛憎の仮面家族』
「これは、ある『仮面家族』の物語です──」
羽曳野のナレーションでドラマは始まりました。
ダイニングでの夕食シーンを背景に、ドラマの人間関係や仮面家族が形成されるまでが、淡々とした語り口で語られます。
画面には、木の実の入った皿を前にした栗鼠さんと、蜂蜜を手にした熊さんとが楽しそうに会話をしている様子。時々、笹を持ったパンダさんが相槌を打っています。
一方で、そっぽを向いて人参をかじり続ける兎さんと、食事に手をつけずに俯く子鹿さん。
そんな二人を他所に、熊さん、パンダさん、栗鼠さんの笑い声が湧き上がります。子鹿さんが顔を上げ、目の前の皿に乗った鹿煎餅の束を叩き割りました。
ビックリして子鹿さんを見る三人。さすがの兎さんも驚いて、子鹿さんを見ています。
どうしたの、突然‥‥。そう問いかけられて、子鹿さんが静かに言いました。
「私、子供が出来たの」
それからはてんやわんやです。
動揺する熊さんと、突然の告白に茫然自失とするパンダさん。妹たちもただただ驚くばかりです。
「相手は妻子ある人なの。でも私、絶対に産むからね!」
それに猛然と反対する熊さん。一方、パンダさんはギュッと笹を握り締めるだけでした。子鹿さんに、昔の自分の姿を重ね合わせてしまったのです。
熊さんは、重ねて子鹿さんが子供を産む事に反対しました。ですが、子鹿さんは聞きません。
「別にいいでしょ、おかーさんだって元々は未婚の母だったんだから。それに、本当は私の事なんて心配でもなんでもないくせに!
知ってるんだから、おとーさんがリスさんの事しか愛していないって事!」
泣くように叫んで、子鹿さんはリビングを飛び出します。追いかけようとした熊さんは、その前に立ち塞がった兎さんに進路を阻まれました。星の入った大きな瞳が熊さんを射竦めます。
「‥‥偽善者。みんな嫌い。大っ嫌い」
吐き捨てて、兎さんが子鹿さんの後を追っていきました。首の据わらない頭だけの着ぐるみが、ふるふると細かく揺れていました。
熊さんは、これまで築いてきた家族の絆が、表面を取り繕うだけの仮面家族であった事を思い知らされ、打ちのめされました。口からはみ出たペコ舌も、心なしか元気が有りません。
「パパ、ママ、どういうこと‥‥? ねえ、お姉ちゃん、何を言っていたの?」
力なく、震えるような声で栗鼠さんが問いかけます。この時、栗鼠さんは、初めて自分には隠されてきた家族の複雑な事情を聞かされました。
「じゃあ、私だけが一方的に愛されて育ったの──? 酷いよ。パパもママも──」
妙にリアルな栗鼠の頭が、悲しげに小さく、フルフルと振られました。
その頃、子鹿さんの部屋では、兎さんが子鹿さんに、昔、自殺未遂を起こした事があると告げていました。
驚いて理由を尋ねる子鹿さんに、兎さんは何も答えませんでした。
「‥‥その時さ、不良仲間に助けられてさ、そいつに言われたんだ。望まれても‥‥望まれなくても‥‥生まれた命の重さは同じだ、ってさ」
言いながら兎さんは、子鹿さんのお腹をそっと摩ります。
「本当かな? なら、何で私は‥‥」
感極まって泣き出した兎さんを、子鹿さんはそっと抱き寄せました。
深夜。
暗いダイニングで、熊さんが一人、物思いに沈んでいました。
自分は、子供たちを分け隔てなく愛しているつもりだった。血が繋がっていなくとも、愛する人の生んだ子供だ。憎い訳が無い。
だが、栗鼠さんが、血を分けた娘が生まれた後。自分は、栗鼠さんはまだ小さいから、それを言い訳に他の娘たちとの愛情に差をつけてしまったのだろうか‥‥
その時、リビングの明かりが点けられ、パンダさんが入ってきました。ぎこちない会話の後、熊さんはパンダさんに自分の考えていた事を話しました。
「そうね‥‥私も、これは罰だ、子供たちが自分を恨むのは当然、と思ってた。結局それは、子供たちと真正面から向かい合えなかっただけ‥‥」
二人でそんな事を話し合っていると、二回から栗鼠さんが降りてきました。その手には数冊のアルバムが握られていました。
「行こう。パパ、ママ、二人の注いできた‥‥私たち家族の愛情が偽りじゃないって、お姉ちゃんたちに思い出させるんだよ」
熊さん、パンダさん、栗鼠さんの三人は、子鹿さんの部屋へと行きました。
「私は生むわよ。おかーさんも私と同じだったんだから、文句は言えないよね!? 別に私がどうしようといいじゃない。‥‥どうせおかーさんも私より栗鼠さんの事が可愛いんだから」
また説得に来たと思った子鹿さんは、そう言ってそっぽを向きました。兎さんも無言で三人を睨みつけます。
パンダさんは無言で二人の前に出ると、子鹿さんと兎さんの頬を張りました。バイ〜ン、と着ぐるみが音を立てて揺れました。
子鹿さんと兎さんは驚いてパンダさんを見つめました。パンダさんに殴られるのは、初めてだったのです。
「子鹿‥‥。私から進んで生みなさい、なんて言える訳無い‥‥。娘を自分と同じ境遇にしたい親なんているもんですか‥‥。兎‥‥あんたも。私は間違ったことをした、それを悔やまなかった日はない。悪かったと思わなかった日はない。だけどあんたを生んで育てた日々に、後悔したことは一度だって無いよ!」
パンダさんは、半分泣きながらそう言うと、二人の肩を抱きました。
栗鼠さんがアルバムを開いて二人の姉に見せました。
「ほら、お姉ちゃんたちは、小さい頃から私のお姉ちゃんだったんだよ? 泣いていてくれた時は慰めてくれたし、怒っていたときには宥めてくれた。そんな思い出は血には関係ないよ」
さらに栗鼠さんは、アルバムのページを開いていきました。そこには、まだ何も知らなかった子供の頃の、家族の笑顔が有りました。
「私だけがパパとママの愛情を受けて育ったなんて、言わさないよ。パパがそんな器用な真似は出来ないって二人とも知っているでしょう?」
子鹿さんと兎さん、二人に心を剥き出しにして接するパンダさんと栗鼠さんを見て、熊さんは、初めて子鹿さんを我が子として抱き締めた時の事を思い出していました。自分は本当に子鹿さんを愛してきた。兎さんもだ。それは、栗鼠さんに注ぐ愛情と何ら変わりはない‥‥
「子鹿‥‥生みたいというのなら、生むといい。ただし、お前はこれから大変な思いをしながら、その子を育てていく事になる。その覚悟だけは、忘れてはいけないよ」
久方ぶりにかけられた熊さんの優しい言葉に、子鹿さんは涙しました。
「おとーさん、おかーさん、さっきは酷い事言ってごめんなさい。私、おとーさんの事が大好きだったから‥‥」
熊さんは、黙って子鹿さんの頭に手を置きました。
エピローグ──
こうして仮面家族は、本当の家族になりました。
小鹿さんは無事に出産しました。未婚の母に対する世間の風は辛いものが有りましたが、彼女の母と同様、負けるつもりはありません。
(映像。赤ん坊──熊のぬいぐるみ──を抱いてあやす小鹿さん──)
兎さんは、あの後すぐに家を出ました。自分の生まれた意味を自らの手で探すため、アフリカの某国に看護師として赴いたのです。
(映像。女王様なレザースーツを着た兎の着ぐるみが、バイクで河川敷を爆走──)
熊さんとパンダさんは、しがらみから解放され、本当の意味で夫婦になりました。ご近所でも、以前にも増したおしどり夫婦ぶりが評判です。
(映像。リビングのテーブルに並んで座る二人。あまりのラブラブっぷりにあきれる栗鼠さん)
栗鼠さんは、今回の事件で少し大人になりました。『おばさん』として子鹿さんの子供の面倒を見たりしています。最近、看護師になるのもいいかな、などと思い始めているようです。
(映像。家を出て、学校に向かう栗鼠さん。空は青く、晴れ渡っている──)