PRIMAL FEAR アジア・オセアニア
種類 |
ショートC
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担当 |
片瀬悠司
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芸能 |
1Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
1.2万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
07/08〜07/12
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●本文
大手マスターミュージック傘下のプロダクション、アヴァロンレコードが、この度新しく設立することになった。
社長はマスターミュージック重役のうち一人の、隠し子という噂がある雀虎(ジャンフー)社長・14歳。ロック好きな男の子。ジャンフーは幼い頃から音楽教育を受け、音に囲まれた音楽業界の中で育ったせいか、感受性が鋭く、彼が目を付けたミュージシャンはヒットするというジンクスがあった。
彼の父親はそれに目を付け、息子にプロダクションを持ってみないかと勧めた。ジャンフーが見込んで育てた所属ミュージシャン達の中から、世界で通用する人材を将来的にマスターミュージックがスカウトするという形をとりたいと父親は言った。
将来の夢が「世界で通用するロックミュージシャンを育てること」だったジャンフーはその提案に二つ返事でOKして、話題作りと宣伝を兼ねたアヴァロンレコード立ち上げのための企画を考えた。
ジャンフーが考えたのは、プロモーションライブ・プライマルフィアー2006。 まず、一般公募で自分のバンドのプロモーションビデオ案を募集する。 そしてジャンフーが「これだ!」と思ったバンドに、予算と撮影のためのセットを貸し出してプロモーションビデオを制作する。そしてそれを立ち上げライブの際に会場の巨大バックスクリーンで流しながら、各自ライブを行うという企画だった。
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【アヴァロンレコード立ち上げライブ参加ミュージシャン応募条件】
1.歌に絶対的な自信を持ったミュージシャンであること。
2.具体的なプロモーションビデオの案を提示出来ること。
(※1 原則として演出の1つに獣化を含んで下さい)
(※2 PVにどのようなセットが必要かも明記して下さい)
3.当日どんなライブにしたいか具体的な案を提示出来ること。
4.あと、収録の合間に僕とたまに飲茶してくれる人。
補足:ライブの前座にパフォーマンスをしてくれる方も募集。
(熊をぶちのめす、手品をする等、内容も明記して下さい)
補足:書類選考の末、面接、歌唱テストオーディションを行います。
このライブにはこのライブにはマスターミュージックの関係者も来席します。貴方の歌が目に止まれば、もっと大きな舞台で活躍することも夢ではありません。この企画で作成したPVは、会場で希望者に販売するので宣伝にもなります。会場の大勢のロックファンに、あなたの歌唱力と洗練された演出でプライマルフィアー(最初の恐怖)を刻み付けるためにも、ふるって御応募下さい。
アヴァロンレコード取締 雀虎
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「これ僕の案なんだけどどうかな、黒濡、白龍。人集まると思う?」
出来たての社長室の大きな革イスに腰掛けたジャンフーが肉まんをもぐもぐと食べながら、PC画面を指さして、秘書のヘイルーと付き人のパイロンに聞いた。
「この、僕とたまに飲茶してくれる人っていうのは余計ですね社長。消しなさい、今すぐ。このクソガキが」
ヘイルーが秘書とは思えない口調でビジネスライクに言い放ち、事務的にジャンフーの口の周りについた肉まんの肉片をハンカチでぬぐった。
「ええんとちゃいますか。俺はおもろいと思いますよ」
寡黙なパイロンは鋭い目つきで静かにそう言ったが、彼の視線はPCに写し出されている企画書ではなく、秘書のヘイルーの大きく胸元が開いたスーツから覗く胸の谷間に向けられていた。ヘイルーは視線に気付き、無言でパイロンの脇腹にショートフックを叩き込む。ジャンフーはその様子をまたコントやってる、と思いながら眺め、「たくさん集まるといいなあ」そう思いながら、肉まんを頬張った。
※この3人が審査します。