RPGサウンドリプレイアジア・オセアニア

種類 ショート
担当 恋思川幹
芸能 1Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 普通
報酬 1万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 12/13〜12/17

●本文

●新作TRPG
 ここは日本のどこかにある、あるゲーム会社。
「‥‥と言うわけで、初心に帰った正統派初心者向けファンタジーRPGを企画することになった。ついては、これに何か付録をつけたい。よいアイデアはないものだろうか?」
「フィギュアやダイスはどうだ?」
「リプレイのが妥当なんじゃ?」
「だが、ありきたりだな。何か一捻りが欲しいな」
 あーだこーだと会議は踊る。
「サウンドリプレイ‥‥というのはどうだろう?」
 一人がぼそりと呟いた。
「俺達がセッションをやっている様子を聞いても、身内以外ではあまり面白くないだろう?」
「それです! サウンドリプレイだからといって、実際のセッションそのものを音源にする必要はないんです! 活字媒体のリプレイだって筆者が手を加えて読み物として纏め上げたものなんですから」
「ドラマCD仕立てにでもするのか?」
「はい、実際のプレイを文字に起こして、それを脚本として編集します。それを役者を雇ってリプレイをドラマCDにするんです」

●請負の劇団
「で、うちの劇団にお鉢が回ってきたわけだ。まあ、先方のゲーム屋さんもうちの劇団もお互いに小さな組織だ。先方はバラバラに役者を探すよりも劇団単位で契約を結んだほうが色々な手間が減らせるということも考えたようだ」
 同じく日本のどこかの、とある劇団。座長が異色の仕事について団員に説明していた。
「TRPG、テーブルトークロールプレイングゲームというのは、まあ我々にとってわかりやすく言うなら、数値化されたデータとルールのあるエチュード(即興劇)‥‥といったところか?」
 TRPGを知る者にはこの説明は異論反論もあろうが、とりあえずこの劇団内での認識はそういうことになった。
「収録は先方とこちらの公演予定の都合から、稽古中の芝居の公演期間が終わった後になる。スタジオ使用などの予算的制約から一回で終わらせてしまう。まあ、先方のほうから関係者はこないことになっているので、完全獣化OKでさくっと片付く仕事だ。気を楽にいこう」

●TRPGセッション
ルール概要:初心者向けの簡単ルール + 上級者向け選択上級ルール多数
判定方法:能力値 + スキル + 2D6(六面ダイス二個の出目)
ダメージ算出:能力値修正 + スキル修正 + 武器修正 + 2D6
内容:ありふれた剣と魔法の西洋風ファンタジー。
補足:2D6だけですべての判定を行える。とにかく出目は大きいほうが有利。


リプレイ概要:オーク(豚、もしくは猪顔のオーガ・鬼)退治。導入や結末に工夫して、単なる戦闘シミュレーションとTRPGの違いがわかるようになっている‥‥はず。

 以下、登場キャスト。
・GM(ゲームマスター)/男性NPC:ゲームの進行役。NPCのロールプレイも担当する。
・女性NPC:実際のセッションにはいない。女性NPCの声が男性キャストだと不気味なので追加された。
・プレイヤーA(女)/人間戦士(男):パーティーの主力、典型的戦士。
・プレイヤーB(男)/ドワーフ神官闘士(男):神の奇跡も使える戦士。やや器用貧乏。
・プレイヤーC(男)/エルフ精霊使い(男):精霊の力を借りる魔法使い。
・プレイヤーD(女)/人間吟遊詩人(女):歌に魔法を込めることが出来る。発動に時間がかかるのが難。
・プレイヤーE(男)/ハーフエルフ盗賊(女):罠や鍵明けが得意。二線級の軽戦士としての側面もある。
・プレイヤーF(女)/人間魔法使い(女):理論によって発動する魔法の使い手。

「プレイヤーとキャラクターの演じ分けが重要だな。一部、異性を演じているプレイヤーもいるので、キャスティングも少し考えんとな」


●アクシデント
 だが、この劇団に悲劇が襲ったのは収録の直前であった。
 ナイトウォーカーの襲撃であった。これにより劇団に大きな被害が発生し、とても収録どころではない状態になってしまったのである。
「とにかく、誰でもいい! 収録に人間の関係者はいないから、完全獣化すれば形になる! 我々の代わりに出演してくれ! NW絡みなのでキャンセルの理由を説明するのが難しい」

 なお、NWはすでに撃退されている。考慮の必要はない。

●今回の参加者

 fa0360 五条和尚(34歳・♂・亀)
 fa0510 狭霧 雷(25歳・♂・竜)
 fa0921 笹木 詠子(29歳・♀・パンダ)
 fa1302 つぶらや左琴(28歳・♂・狐)
 fa1401 ポム・ザ・クラウン(23歳・♀・狸)
 fa1435 稲森・梢(30歳・♀・狐)
 fa1788 碧野 風華(16歳・♀・ハムスター)
 fa1810 蘭童珠子(20歳・♀・パンダ)

●リプレイ本文

 集まった面々はやはり経験者が多かった。劇団に仕事が入った時と違い、仕事内容に興味のある人間が集まったというところであろう。
「TRPGなんて久しぶりなの。昔はぶいぶい言わせたものなの」
 などと古いゲームの名前を列挙していくのは碧野 風華(fa1788)である。
「随分、懐かしい名前ばかりね。私もTRPGに触れるのは久しぶりだわ」
 笹木 詠子(fa0921)が風華に声をかける。
「そ、そんなはっ! ち、違うのよ、永遠の16歳なの! そんな年寄りを見るような目で見ちゃダメなの。関連書籍の流行り廃りはあっても、ルールそのものは永遠普遍なの〜!!」
「昔は文庫でルールからサプリメントまで手軽に手に入ったよね。ポムも高校時代からやってたよ。今、高校生だったらどうかなぁ?」
 ポム・ザ・クラウン(fa1401)は、何でもミッション系女子高のセーラー服姿でダイスを振る青春を送っていたとか。「睦美さん、キャラクターシートが曲がっていてよ」などという感じだろうか?
「お師匠様についてからはやっぱり時間がないけれど、TRPGが演じる楽しさを教えてくれたのよねぇ。学生時代は毎週のように‥‥」
 蘭童珠子(fa1810)が挙げたのは古いタイトルであった。
「学生時代にそれって‥‥珠ちゃん、何歳?」
 詠子が苦笑いをしている。
「あっ、でも確かそれって再販されてたよね」
「TRPGは仲間次第だから、ルールの古い新しいは関係ないの〜」
 ポムや風華が楽しそうに談笑している。
「なんや、この仕事の女性陣は東京のうどん汁みたいやな」
 噺家のつぶらや左琴(fa1302)がそんなことを言った。
「その心は?」
 狭霧 雷(fa0510)が合いの手をいれる。
「濃い!」
「着想はよいですが、もう一捻り欲しかったですね。『濃い』の一言じゃ、物足りなさが先にきます。座布団なし」
 五条和尚(fa0360)が少々辛口批評を出す。
「みんな、スタジオの準備ができたそうよ」
 稲森・梢(fa1435)が仕事が始まることを皆に告げた。


左琴GM「じゃ、さっそくセッションをはじめようか。みんな、準備はいいかい?」
一同「おーっ!」
左琴GM「よろしい。ではさっそくキャラクターメイキングだ。サウンドリプレイ上では特にAちゃんのキャラメイクに注目しようか」
ポムA「えっ? 私、初めてでよくわからないのに‥‥」
左琴GM「だからこそ、これからTRPGをはじめるみんなに聞いてもらう価値があると思うんだ」
和尚B「大丈夫、変に意識しないでわからないところはわからないって聞いてくればいいんだから」

(略)

左琴GM「‥‥ルールはこんな感じだね。じゃあ、Aちゃん、ダイスを振ってみようか」
ポムA「は、はい。えいっ!(コロコロ)‥‥3と4で7です」
狭霧C「普通の出目だね。このゲームだと冒険者としては平均的、一般人よりは少し優れているって感じだね」
ポムA「なんで、7が平均なんですか?」
左琴GM「難しい話は数学の先生に任せるとして、2D6を振ると一番出易い目が7なんだ」
ポムA「じゃあ、出来れば7以上を出したいですね。次振りますね。7以上っ!!」
(コロコロ、コロコロ、コロコロ‥‥)
ポムA「やった! 12っ!! ‥‥えっと、そこそこ器用なマッチョなおばかさん? どうすればいいのかな?」
風華D「キャラには何か一つ拘りがあると、後の行動がやりやすくなるの」
ポムA「はい、考えてみますね。‥‥ん〜〜(悩)」
フレデリックE「あっ、GM。ボクは女ハーフエルフやるから」
ポムA「えっ? Eさんが女の子?」
梢F「ウチのほうもキャラできたさかい、自己紹介させてもらうな」
マリー・梢「わたくし、魔法使いのマリーと申しますわ。よしなに」
一同「(苦笑)」
梢F「なんやのん、その目は。TRPGなんやから普段と違うキャラ演じてもええやん」
ポムA「決めました。私も普段の自分とは違う、男性PCやってみたいです」
一同「(爆笑)」
梢F「だから、そこで笑うなっちゅーねん」

左琴ナレーション「そんなこんなでPCの作成が終わった」

ポムA「えっと、私のキャラは‥‥」
風華D「ほらほら、キャラ紹介じゃなくて『自己』紹介をするの。照れちゃ駄目なの」
デュラン・ポム「えっ‥‥と‥‥ぼ、僕はデュラン・キュノス。戦士だけど料理も得意です。武器はブロードソードとハードレザーアーマーです」
クライテン・和尚「ドワーフの神官闘士クライテンじゃ。回復魔法や補助魔法をいくつかと格闘攻撃がこなせるの」
クラウト・雷「エルフの精霊使いでクラウトっていうんだ。よろしくぅ。見た目17、8歳だけど百数十歳も生きてるよ」
風華D「エルフって歳とらなくて羨ましいの」
レンジー・風華「ボクはレンジー。さすらいの吟遊詩人だ。よろしくね」
マリー・梢「ワタクシは魔法使いマリーですわ。あらためてよしなに」
フレデリックE「まは‥‥(ピー)‥‥マリーちゃん?」
左琴GM「そこ、サウンドリプレイなんだから不用意に歌わない!」
シェルキィ・珠子「は〜い。ハーフエルフで盗賊のシェルキィよ。種族の年齢的特長からデュランの幼馴染のお姉さんというか、ほとんど育ての親よ」
ポムA「えっ?」
フレデリックE「その方が自然にフォローできるでしょ?」
シェルキィ・珠子「いい? わかった、デュラン?」(バンと机を叩く)
デュラン・ポム「は、はい! シェル姉ちゃん!」
クライテン・和尚「なんじゃ、尻に敷かれておるのう、デュランよ」

左琴GM「さて、自己紹介も終わったところで、物語に入ろう。ここはワールド内にありふれた王国の重要な都市だ。当然、人も多いし、それに伴うトラブルも多い。また、優れた旧文明の跡地でもあり、こと冒険の種には事欠かない街だ。その種を育てて英雄という名の花を咲かせようか、巨万の富という実をつけようか? そんな夢を見て多くの冒険者がこの街にいる」
クラウト・雷「僕らもそんな冒険者の一人なんですね」
左琴GM「そんなだから、冒険者を相手にした商売も多い。特に冒険者の酒場と呼ばれるものは、冒険者の職住と冒険の斡旋まで担っている重要な場所だ。そんなところで君達がのんびりとしていると‥‥」
クライテン・和尚「そんな悠長に構えていられんわ! 初期装備を買い揃えたら、明日の生活費にも困る有様じゃ」
マリー・梢「そんな十字架型ハンマーなんて高いもの買うから」
クライテン・和尚「何を言うか、小娘! 厚い装甲の敵にも安定したダメージ、十字部分を利用した転倒攻撃と力押しで勝てない相手にも、駆使するべき戦略の幅を与えてくれる武器じゃぞ」
クラウト・雷「でも、ほんと金属鎧とか大盾とか豪華な武器をそろえてますねぇ」
クライテン・和尚「というわけで、酒場の親父、何か冒険依頼はないかの?」
親父・左琴「う〜ん、残念だが今すぐにと言われると仕事はないなぁ」
クライテン・和尚「ガーン! なんてこった、このままでは飢え死にじゃ」
シェルキィ・珠子「お金くらい貸してあげるわよぉ。トイチだけどねぇ」
デュラン・ポム「姉ちゃん、それはかわいそうだよ」
左琴GM「では、そんなクライテンの為に救いの女神を登場させよう。入り口の扉の開く音がしてそちらを見ると、若い女性が入ってきた」
レンジー・風華「嘆かわしいことだね。冒険者酒場に来たということは、ボクら冒険者の助けが必要なトラブルにあの女性が巻き込まれているってことだから。ああ、ボクの罪深さは彼女の不幸がボクらのサーガの序章になるかもしれないと期待していることだ」
ディアヒルメ・詠子「お願いします。誰かお願いします」
左琴GM「‥‥と言っている女性は神官の服を着ている」
クライテン・和尚「おや、同業者じゃな。まずは話を聞かせてもらえんかの?」
ディアヒルメ「私はディアヒルメ。神官です。郊外にある古い神殿の復興を任されたのですが、その神殿にオークが住み着いてしまっていたようなのです」
レンジー・風華「オーク! 醜き獣頭の怪物だね」

左琴ナレーター「依頼の要点は、オークの追い払うこと、それが無理でも神殿内に残されている十字架を持ち出したいということであった」

クライテン・和尚「えっと、同業者としてその話を不自然に感じるところなどはあるかの?」
左琴GM「ん、ちょっと待って‥‥(コロコロ)不自然には感じなかったね」

左琴ナレーター「解説しよう! ここではGMがサイコロを振っている。この場合、クライテンが『不自然だと見抜けなかった』ことと『不自然ではない』ことはクライテンの主観では区別できない問題であるからだ。ちなみにGMはこの時、もう一つこっそりと判定を行っていた。その結果は失敗で、後の展開に大きく関わることになる。さて、そんなこんなで仕事を引き受けた冒険者達は件の神殿に向かうことになった」

左琴GM「さて、神殿の手前に到着したよ」
レンジー・風華「まずは偵察だね。ボクとシェルキィで様子を見に行ってこよう」
シェルキィ・珠子「身を低くして忍び足の判定だね(コロコロ)‥‥出目は9!」
レンジー・風華「こっちは10だね」
左琴GM「じゃあ、オーク達に気付かれることなく、物陰を縫うようにして神殿に接近できた。神殿には入り口にオーク3匹が見張りに立っていて、本格的に棲家にされているようだ」
梢F「ふっ、獣モドキ風情が人間様の領域を侵したこと、後悔させたるでぇ」
デュラン・ポム「なにか、物騒だなぁ」
レンジー・風華「ここはボクの眠りの歌を試してみよう。シェルキィは一度戻ってみんなを連れてきて。ボクの魔法は聞いた人全員に効果を発揮するから、先に歌って待ってるよ」
クラウト・雷「一人では危険じゃないかな?」
レンジー・風華「みんなが駆けつけるのにそんなに時間はかからないと思うし、少しなら持ちこたえられると思う」
マリー・梢「危険でも成功すれば、こちらが有利になりますわね。ハイリスクハイリターンですけれど、それをどう考えるかですわね。ワタクシはやってみてもよろしいと思いますわ」
シェルキィ・珠子「じゃあ、あたしはみんなのところに戻るわね。レンジーさん、気をつけて」
レンジー・風華「じゃ、ボクは抜き身のサーベルを地面においてハープを構えるよ。眠りの歌、ららら〜らら〜♪(コロコロ)9! これで眠らないなら運が悪かったって諦めるしかないよね」
左琴GM「(コロコロ×3)駄目だ、見張りのオークはすべて眠ってしまった」
レンジー・風華「やった! 一応、次は弓を構えて待機するよ。神殿の中から他のが出てきたら攻撃する」
クラウト・雷「こっちはもう到着してもいいのかな?」
左琴GM「OKだよ。ただし、騒々しいと目を覚ますからね。自然な眠りだから」
デュラン・ポム「寝ている相手を攻撃するのは気が進まないね」
シェルキィ・珠子「心情はわかるけどねぇ。まあ、正々堂々戦うだけが英雄じゃないし」
レンジー・風華「じゃあ、手早く片付けようか。敵がくると厄介だし」
左琴GM「じゃあ、見張りのオーク達の排除に成功したよ。えっと‥‥(コロコロ)あっ、交代のオークが顔を見せた」
クラウト・雷「なら、下手に入るよりここで待ち構えた方がよさそうですね」
マリー・梢「ディアヒルメさん、他に入り口は?」
ディアヒルメ・詠子「いえ、詳しくわかりません。けれど、普通に考えて出入り可能な場所が一箇所ではないと思います」
クライテン・和尚「ここで迎撃するとして、周辺への警戒もしっかりせねばならんの」
デュラン・ポム「逃げられたらどうするんです?」
シェルキィ「それはそれ♪ さ、デュラン、先頭に経ちなさいね? パーティーの主力なんだから」
クライテン・和尚「心配するな、わしも隣に立ってやろう。シェルキィとレンジーが周辺警戒じゃな。後の二人は魔法で援護を頼むぞい」
左琴GM「じゃあ、奥からオーク達が出てくるよ。5、6体はいるように思える」
梢F「ちょいまち! 座布団、取り上げや! 奥からオークだなんてつまらんにも程があるで」
左琴GM「え? ‥‥ああ、なるほど」
フレデリックE「今のをギャグと勘違いした方がよほどセンスないんじゃ?」
デュラン・ポム「えっと、戦闘に突入していいのかな?」
左琴GM「じゃあ、はじめようか」
梢F「ぅぅ、みんなが苛めるぅ‥‥」

左琴ナレーション「さて、戦闘に突入した冒険者達。破産寸前になってまで武装を整えたクライテンと武装はありふれているが駆け出しとしてはスキルが強力なデュランがオーク達をオーク達相手に善戦します。入り口を塞いでいるので一度に相手にする数が少ないことも効いているようです」

クラウト・雷「おいでませ、火の精霊さん(コロコロ)‥‥あれ?」
左琴GM「ぽしゅぅ‥‥と煙が出ただけだね」
マリー・梢「情けないですわね。ワタクシがお手本を見せて差し上げますわ。sleep!(コロコロ)」
梢F「よっしゃあ! 6ゾロのクリティカルや!」

左琴ナレーション「ダイスを振るう機会のもっとも多い戦闘こそ、ダイスの神様の気まぐれにもっとも悲喜こもごもになれるTRPGの醍醐味の一つでしょう」

デュラン・ポム「出目は6‥‥あたった? ダメージはこれも低い、13」
左琴GM「う〜ん、ダメージがかなり蓄積していたからなぁ。駄目だ、今のが止めになった!」
レンジー・風華「やった! 大勝利だね」
シェルキィ「次はいよいよ中の探索だね。あたしの腕の見せどころよ」
クライテン・和尚「まだ、中にも敵がおるかもしれん。油断は禁物じゃ」

左琴GM「こうして戦闘に勝利し、冒険のステージは神殿の中、ダンジョンに移行します。はたして彼らを待ち受けるものは‥‥」