【三十六計】瞞天過海アジア・オセアニア

種類 ショート
担当 呼夢
芸能 3Lv以上
獣人 フリー
難度 普通
報酬 9.4万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 12/23〜12/27

●本文

 会議室のプロジェクターからは編集の終ったスポット映像が映し出されていた。
 先日、混乱を極めた巨大NW戦の後始末の最中に【NiA】会場に赴き、製作を依頼する現地スタッフとの打合せの余禄と言うことで作成してきたパイロットフィルムである。
 三十六計の一つ『美人計』にちなんだ政略結婚の見せ場シーンや、三国志の華とも言える猛将同士の剣戟シーンなどを繋いだものだ。
 尤も撮影後、会場周辺でNWに襲われ、俺としてもさすがに一人だけ逃げ出すわけにも行かずその場に留まって専ら撹乱――ありていに言えば逃げ回っていただけなんだが――の役を果たす羽目に‥‥。
 現地の撮影スタッフとの打合せ結果などがざっと報告されると、簡単な質疑の応対があって会議はお開きとなった。
 他の参加者が三々五々退室した所で、三宅さんが口を開く。
「さぁ〜て、千葉ちゃん、さっそくお仕事よ。大規模な軍団シーンとか大勢がどっと動く場面なんかは過去の作品からある程度融通してもらえるし、宮廷とか陣屋で立ってるだけのその他大勢も現地で集めてもらうけど、毎回のメインテーマを表現する部分を演じてもらう役者さん達はこっちで集めて派遣する事になるからね」
 言いながら、ぽんぽんと肩をたたく――やっぱり人集めって俺がやるんかい!
「今回のスポットCM用パイロットフィルムは三国志で纏めたけど、必ずしも三国志の場面だけに限定はされないから。第二計の『囲魏救趙』みたいに明らかに戦国時代の国を舞台にしたテーマもあれば、『暗渡陳倉』みたいに項羽と劉邦の戦いの一幕を元にした策もあるんだから。もちろんテーマに沿った展開を作れれば元ネタに拘ることもないし、有名な登場人物だけ借りてオリジナルでいかにもありそうな場面を創るって手もあるけどね」
 要するに毎回のテーマになる『策』を最も端的に表現できるシチュエーションを選択或いは創作して、いかにも『三十六計』に相応しい中国ドラマに仕立て上げればいいと言うことらしい。
「第一回の『瞞天過海』はまあ、簡単に言うと狼少年状態を意図的に作り出せってとこかしら。ともかく人集めの方よろしくね」
 いささか乱暴な解釈を付け加えながら結局は予想通りの展開となる。

 そしていよいよ第一回の募集がかけられることになった。

●三十六計
 書かれた時代も作者も不詳とされる兵法書、最も有名なのは『三十六計逃げるに如かず』で、元になったと言われる最も古い出典『南齋書』の記述に見られる檀公の三十六策が、戦いを避けて軍の消耗を避けるものであった事から来ているとも言われる。
 その時点では三十五番目までの策が埋まっていたかどうか定かではないのだが、三十六と言う数字自体は、易で言うところの太陰六六を掛けた数であるらしい。
 序文に曰く。

『六六三十六 数中有術 術中有数 陰陽燮理 機在其中 機不可設 設即不中』

 太陰六六を掛けると三十六になる、権謀術策も同様に数は多い、勝機と言うのは陰陽の理の中にこそ潜んでいる、無理遣り作り出すことは出来ないし、作ろうとしてもそれは失敗に終る。

●第一計 『瞞天過海』
『備周則意怠 常見則不疑 陰在陽之内 不在陽之対 太陽 太陰』

 周到な備えがあると思えば人は注意を怠りがちになる。常に見慣れた光景であれば疑うことも無い。陰謀と言うものは陽光の下に曝け出されている光景の中に潜んでいる。決して、目の前の光景の対極にあるものではない。最も見えやすい部分にこそ、深い裏が潜んでいるものだ。

●今回の参加者

 fa0179 ケイ・蛇原(56歳・♂・蛇)
 fa0756 白虎(18歳・♀・虎)
 fa0868 槇島色(17歳・♀・猫)
 fa2122 月見里 神楽(12歳・♀・猫)
 fa2249 甲斐 高雅(33歳・♂・亀)
 fa3611 敷島ポーレット(18歳・♀・猫)
 fa3635 甲斐・大地(19歳・♀・一角獣)
 fa5256 バッカス和木田(52歳・♂・蝙蝠)

●リプレイ本文

● ドラマ『瞞天過海』
 いまだ夜も明けきらぬ薄闇の平原を覆い尽すように兵士達が移動していた。
 やがて白みかけた地平線上に一つの城砦都市が薄明を透かして姿を現わす。
「いよいよ、でございますな」
 傍へと馬を寄せた馬糟(バッカス和木田(fa5256))が声をかけると、袁姫(白虎(fa0756))もやや目元を紅潮させながら頷く。
「うむっ、城からは一兵たりとも出すな」
 小柄な体に白い装束と白塗りの軽鎧を纏い腰に鉄扇を差した美丈夫――実は女性である。
 殺された兄の仇と信じる『蝗』国への遠征に当り、特に主上に願い出て全軍の指揮権を拝領していた。
 無論、単に『椋』の名家の出と言うだけでなく、並みの将軍より兵法や軍の運用に長けた才覚と、城下に聞えた男勝りな性格があってこその抜擢ではあるのだが。
 とは言え実戦経験が皆無と言う事実も否めず、経験豊富な老将馬糟がその補佐に任じられている。
 無言のまま畏まると、矢継ぎ早に実戦部隊への指示を飛ばす。
 伝令達が各部隊の指揮官の元へと駆け去っていった。

 一夜明けた城塞都市は見事なまでに『椋』軍の包囲下にある。
「あそこは夏の不作で食料が不足している。さらにその不足している食料を一時処置のためだったが領民に分け与えて兵糧が不足している。つまりは遠からずに打って出てくるか投降してくるはずだ。」
「御意、敵は既に窮しております故、我らが焦り猛る必要はありません」
 城の様子を遠望した袁姫が策の要諦を披瀝すれば、補佐役の馬糟もこれを肯う。

 開門の時刻とともに『蝗』の城下は騒然となった。
 城門を警護する部隊からの第一報を皮切りに、城壁の各所に設けられた望楼からも次々と知らせが入る。
「こ、これはいったい、何事が起ったと言うのじゃ」
 報告を受け、でっぷりと太った体が玉座から転がり落ちかねない様子で驚愕する鄭饒(甲斐 高雅(fa2249))――飛蝗王江敦と称されるかの国の主なのだが――ちょび髭を蓄えた中年顔は既に蒼白の体である。
 決して暗君ではない、むしろ農業主体のこの国において国民を愛する名君であり『その人となり仁』と言ってよい――惜しむらくは非常時への対処能力に欠けることか‥‥
 廷臣達が立ち騒ぐ中、侍女に付き添われた小柄な影が姿を現すと、御前に参るより早く自ら迎えに立つ。
「父上様‥‥」
「て、鄭氏よ来てくれたか、儂は‥‥いや! 蝗の国は最早これ迄じゃ」
 娘の手を取ると早口に窮状を訴えるが、感情が激したのか話すうちにその場に昏倒してしまった。
 駆け寄った侍医が素早く脈をとると、明姫(月見里 神楽(fa2122))に向って頷く。
 小さく安堵の溜息を漏らした明姫が軽く頷き返すと、周囲に集まった医務官や侍女達が飛蝗王の体を抱え上げ寝所の方へと運び去った。
 玉座の前にやや小ぶりの指揮座が運ばれるのを待って軍議に取り掛かった――元より父王の不在を良いことに玉座を窺う様な明姫ではない。
 まずは寄せ手の将に使者を送ったのだが‥‥
「私はさきに貴国に殺害された袁章が妹、袁姫。我が兄殺害の罪、知らぬとは言わせない!」
 と取り付く島も無い様子で、弁明など一切聞く耳持たない。
 実際のところ椋からの使者袁章の死は全くの事故であったのだが、どのように誤り伝わったものか兄思いの袁姫は蝗に謀殺されたものと信じて露ほども疑わない様子。
 和議が不調に終った以上戦わざるを得ないのだが、もとより鄭饒は軍事に疎く城の守りこそ堅いが兵士の数も寄せ手の半数に満たない。
 先の蝗害の折に農民に施しをした事もあって兵糧の蓄えも長期の篭城に十分とは言いがたかった。
 軍議が進まぬ中、明姫は隣国へ使者を送り助けを求めることを提案する。
 寄せ手との交渉の傍ら、あの後正気づきはしたもののすっかり床についてしまった鄭饒に奏上して親書も用意してあった。
 とは言え、敵軍の水も漏らさぬ包囲ぶりに誰しもが二の足を踏む。
 会議の様子を無言のまま聞いていた赫麗(槇島色(fa0868))が口を開いた。
「その使者の役、私が引き受けましょう。ですが敵の包囲を抜ける為、一つ策を施さねばなりませんので出発まで数日のご猶予を」
 若干の将ではあるが、その自信有り気な様子に明姫も城の命運を託すことを決めた。
「渡す手紙には、我が国の命運がかかっています。どうか宜しくお願いします」
 明姫はわざわざ赫麗の前に歩み寄ると、王族が臣下に対するものとしては異例の丁重さで親書を手渡す。
 一礼して拝命した赫麗は受け取った親書を懐へ仕舞い込むと準備の為城門へと向った。

 一方、城門の守りに任じられた李将軍(ケイ・蛇原(fa0179))も、城を包囲した敵軍の多さに狼狽の色を隠せずにいる。
「軍議はまだ終わらんのか? 一体どうなってるんだ?」
 配下の諸将を捕まえて問い詰めるものの答えられよう筈もない。
 ところへ、廟議を終えた赫麗が姿を現す。
「一体どういうことになったんだ?」
「策をもって包囲を突破し隣国に救いを求めることに決した、これよりしばしご協力願う」
「‥‥この包囲を突破するなどと、そんな無茶な‥‥」
 若輩者と見くびっていた赫麗の言いように唖然とするばかりであった。

 翌朝、人目を引く真紅の鎧を身に纏った赫麗は供の武者二騎に的を持たせて門を出る。
 すわこそ逃がさじ、と色めき立つ包囲軍の騒ぎを尻目に、城壁近くの空掘りに降り立つと標的を立てて弓の練習を始めた。
 包囲軍が呆れて見守る中、練習を終えるとそのまま城内へと引き返す。
 迎えた李将軍も唖然とするばかりである。
 翌日も早朝から同じことを繰り返す。
 多少趣向を変えて時には投げた果物を射抜いたり飛んでいる鳥を狙ったりもするのだが‥‥

「一体何の真似だ」
 先日のこともあり包囲軍の動きにも戸惑いが見られる。
 それまで敵に動きの無いことに業を煮やし「‥‥待つのがここまで苦痛とは」などと漏らし始めていた袁姫もさすがに首を捻っていた。
「城外に出て何をするかと思えば、弓を的に射るだけ‥‥さっぱり意図が判りませんが、所詮は臆病者の成す事。やせ我慢の誇示か、今更弓矢の訓練か。交渉時の悪あがきを今から準備しておるのです。
 戦略の常識的に、他にあの下手糞な射撃を続ける理由は考えられません!」
 補佐役の馬糟も自らの経験と常識的な戦略戦法に照し合わせ助言を行う。

 訳の解らぬのは味方も同じ、城に戻った赫麗に李将軍が詰め寄る。
「わかりません。あぁなたの考えてることはわかりません!」
 尤も当の赫麗はどこ吹く風とばかりにひらりと手を振るとさっさと幕舎へ引き揚げてしまう。
「あんな若造の、それも別嬪の下で訳のわからないことをさせられてるんだー、欲求不満だよ馬鹿ー」
 取り残された李将軍は古参の威厳も忘れて八つ当たり気味に部下に愚痴るしかなかった。

 朝になると再び赫麗が城門の外に出るが、既に包囲軍は動こうともしない。
 悠然と眺めている馬糟などが軽口を叩いて囃し立てる。
「毎日壁撃ちご苦労ですな! 矢を拾うにも難儀な腕前、今日は何処に飛んだやら」
 やや城から離れてみるも相変わらず敵に動きの無いのを見定めると赫麗は一気に鞭を入れた。
 包囲軍もようやく気付いて追撃の準備を始めたが、いまさら間に合うはずも無くたちまちのうちに人馬は平原の彼方へと駆け去ってしまう。
 暫く駆け続けた赫麗は、見晴らしのいい高台で馬首を廻らし、追っ手が諦めたのを確かめると鮮やかに紅唇を翻した。

 突然の使者によって火急の知らせを受け取った隣国では、友好国の危機に当って見過ごしにも出来まいとの命により月蒼(敷島ポーレット(fa3611))らが派遣されることとなった。
 使者を務めた赫麗も幕舎に赴き援軍の礼を述べようとするものの、月蒼はそれを遮るようにして逆に謝意を表す――どうやら蝗の城内には血縁の者が住っているらしい。
 赫麗からの重ねての救援依頼にも生真面目な様子で応える。
「ああ、解っている。あの城には私の大切な人も居るのだ。むざむざ殺させはせぬよ」
「急ぎすぎては駄目ですよ」
 一刻も早い出陣をと逸る月蒼を、副官に任じられ支援物資も含めた糧食の手配などに当っていた紅(甲斐・大地(fa3635))が文官の出らしくのんびりとした声で制する。
 出立の準備が整うと、一路、蝗の城目指して出陣した。
 客分の赫麗と供に馬上豊かに陣頭に立つ月蒼。
 蒼い鎧に身を固め、青龍戟――矛の片側に三日月状の月牙が付いた単戟――を手に軍を鼓舞する。
 一方のんびりと構えているかに見える副官の小紅だが、気の急きがちな指揮官を抑えるべく意を砕いていた。
「出来る限りの速度で、出来るだけ急ぎましょう」
 隊伍を乱さぬよう粛々と軍を進めていく。
 やがて包囲軍の後方にたどり着くと月蒼の合図で一斉に攻めかかった。
 援軍を待ちわびていた李将軍も門を開き打って出る。
 赫麗の脱出後援軍必至と見てなんとか早急に城を落とそうと試みていた袁姫たちではあったが、蝗城側も堅く守って挑発に乗らず結果的に腹背に敵を受ける事になってしまう。
 馬糟も袁姫を助けてよく戦ったが、結局数の差に加えて挟み撃ちの状況ではいかんともしがたく撤退を余儀なくされる。
「おお、さすが、信じてましたよ信じてましたとも!」
 再会と供に手のひらを返したような賛辞を持って激賞する李将軍に赫麗は苦笑を禁じえなかった。

 城門からの知らせを聞いた時、明姫は相変わらず臥せったままの父鄭饒を力づけていたのだが、
「父上様、あの方が増援を。これで国は救われるでしょう‥‥」
 父の手を取り力強く励ますと、鄭饒も安堵の吐息をもらしようやく顔色を取り戻すのだった。


● 撮影の陰で
 遡って撮影開始初日、打合せによって決定した脚本を元にイメージボードを作成したカイ君は、スタッフに相談しながら馬や模造武器、衣装等の手配を依頼していた。
 更に、イメージ的に近い古城や旧跡での撮影許可の申請も依頼する。
 カイ君が推したのは故宮や麗江古城、平遥古城などいわゆる世界遺産に類する場所であり、戦闘場面などの撮影はさすがに許可にならなかったが、平遥古城の城壁など一部での撮影は許可された。
 その外にも出発前にCET制作部と所属プロのAFW管理の古代中国関連映像を漁ってみたのだが、さすが日本のテレビ局やイギリスの映画会社とあってドキュメンタリー的なものはともかくドラマ系は多くを期待できず、現地での調達に重点を置かざるを得なかった。
 ドラマに役者として出演しつつ、空いた時間には一人完全獣化で密室に籠り、持参したノートを使って借用可能な画像データのチェックとピックアップ、更には不足しそうな部分のデジタル作画など本業の仕事にも余念がない。


● 『瞞天過海』とは‥‥
 カメラが『終劇』の文字が映し出されたスクリーンから引くと、明るくなったスタジオに役柄のままの衣装に身を包んだ八人が映し出される。
「みなさんこんばんは! 劇団クリカラドラゴン所属、ケイ・蛇原と申します」
 李将軍を演じた歳嵩のケイさんを皮切りに出演者達がカメラに向って次々と挨拶。
 馬糟役の楽奏漫談師和木も鎧で傷をつけないように座布団を当て、番組から借りた琵琶をべべんと鳴らしながら自己紹介。
 端の方にちょこんと腰掛けた明姫役、出演者中最年少の神楽もカメラに向って笑顔をふりまく。
 一渡り挨拶が済むとまずはドラマの元となった『太史慈の知略』が話題にのぼり、簡単な説明の後カイ君が作っておいたギャグ漫画調の紙芝居風フリップで紹介することになる。
 特設された釈台の前にいつの間にか講釈師の服装に着替えて張扇を手にした和木が座り、フリップを捲りながら張扇を要所で張りつつ立て板に水で一節唸っていく。
「‥‥‥‥ここで太史慈、奇策の一手! 見事、包囲の隙を突く! ‥‥‥‥」
 語り終えて一礼した和木が席に戻るのを一同が拍手で迎える。
「ほぇ〜。そうだったのですか〜。凄いですねぇ」
「ふむ。なるほど‥‥勉強になりますな。一旦警戒していたものに対して緩んでしまうと、今度は必要以上に安心してしまうのかもしれませんなあ。
 悪い人がたまたま行った善行や、人柄が評判の方の過ちにも通じるような。ギャップ、というと離れすぎるかも知れませぬが、一旦落ち着いてしまった認識は、覆されると脆いもの、なのかもしれませぬ」
 だいちがさも感心したように声を上げれば、ケイさんも重々しく頷きながら感慨を漏らす。
 人為的に謀った訳ではない行動が偶然同じ効果をもたらした例として『狼少年』が話題に上ると、悪戯心を起こした神楽がいきなり、
「狼だ、狼が来たぞー」
 と少年の口真似をして、周囲を驚ろかす一幕も――尤も一番驚いたのは、たまたまスタジオに入って来た狼獣人のスタッフだったとか。
 続いて有名な例として『皇帝太宗』の策を、やはりカイ君作超短編アニメに和木が「‥‥この屋敷、酔って無くてもゆらりゆらり‥‥」などと今度は落語調で解説を入れる。
 この策については、色から「人を騙せるほどの大きな船が作れたのか、作れたとしても家を建て、森を作って船が沈まなかったのか」などの疑問が出たり、乗馬や弓の演技を練習する際の苦労話や、バイクに跨り銃を撃ちたかったなどと言う本音も飛び出す。
 和木からは『盗まれた手紙』に習って何故か全然貯まらないヘソクリの隠し場所についての体験談なども披露される一方、だいちは自分のキャラを生かして番組を見ている人が知らない様な事柄を選んで、さも自分の疑問のように質問しては、何も知らない人でも番組を良く知って貰えるよう勤め、賑やかに続けられた座談会も終わりを告げた。