【三十六計】遠交近攻アジア・オセアニア

種類 ショート
担当 呼夢
芸能 3Lv以上
獣人 フリー
難度 難しい
報酬 8.8万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 09/29〜10/02

●本文

 いつもの簡単な確認も終り例によって‥‥。
「で、今回の策っすが‥‥遠交近攻っすね」
「そうね、戦国時代に魏の出身で無実の罪に問われて逃げ出した後、秦の昭襄王に仕えて宰相の地位まで上り詰めた范雎(はんしょ)が仕官する時に王に奏上した国策が元になってるらしいわ‥‥確か昭襄王って言うのは例の始皇帝の三代くらい前の王様よ」
「ムチャクチャ古いっすね。っで、それが遠交近攻っすか」
「群雄割拠の時代だからね‥‥具体的には秦王が隣国の韓や魏と結んでその先にある斉を討とうとしているのに対して、途中の韓や魏を通らなければ行けないような遠くの領土を得ても、両国との関係が悪くなれば維持できなくなるとか、遠征中も兵站線が伸びる上に裏切られたら退路を立たれる畏れもあるからってことで、領土の拡張は近場からじわじわと進めるのがいいって言う検索をしたわけね。その間、遠くの国とは当面の敵に協力されないように友好を結んどくってことよ」
「遠交の方もとりあえずってことっすね」
「当然当面の敵を滅ぼすまでの間ってことよね。結局、范雎が後任の宰相を推して退いた後もこの方針は貫かれて始皇帝の代になって他の国を全て征服して秦帝国が完成したわけだし。逆の事をやって失敗したのが日本の例だけど信長の朝倉攻めね、通り道に当る浅井と婚姻関係を結んでたんだけど、結局浅井・朝倉の古くからの友好関係を優先されて背後からの挟み撃ちに逢って窮地に陥ってるわ。上火下沢とか兌下離上の卦で表される『火沢ケイ』(ケイは目と癸を組合わせた文字なのですが表示できないようで)は、そむくって意味で小事に吉になってるから、大遠征なんか考えずに隣接してる所から少しづつ領地を広げていけってことかしらね。范雎も寸地とか尺地を得ればそれがそのまま王のものになるって勧めてるし」
「献策してから結果が出るまで三代掛ってるっすか‥‥結構壮大なスケールっすね。番組の尺に収めるのにちょっと工夫が要りそうっすね」
 ‥‥そして、いつものようにキャスト兼スタッフの募集がかけられることになった。


●三十六計
 書かれた時代も作者も不詳とされる兵法書、最も有名なのは『三十六計逃げるに如かず』で、元になったと言われる最も古い出典『南齋書』の記述に見られる檀公の三十六策が、戦いを避けて軍の消耗を避けるものであった事から来ているとも言われる。
 その時点では三十五番目までの策が全て埋まっていたかどうか定かではないのだが、三十六と言う数字自体は、易で言うところの太陰六六を掛けた数字に由来するらしい。
 序文に曰く。

『六六三十六 数中有術 術中有数 陰陽燮理 機在其中 機不可設 設即不中』

 太陰六六を掛けると三十六になる、権謀術策も同様に数は多い、勝機と言うのは陰陽の理の中にこそ潜んでいる、無理遣り作り出すことは出来ないし、作ろうとしてもそれは失敗に終る。


●第二十三計『遠交近攻』

『形禁勢格 利従近取 害以遠隔 上火下沢』

 形勢が膠着状態で勢いがさほどでもない時には、地理的に有利な近くを攻め取るのがよく、遠隔地を攻めるには様々な弊害があるので邪魔をされないように友好を結んでおくのが良い。上火下沢、すなわち易の『火沢ケイ』にあたる対応である。

●今回の参加者

 fa1323 弥栄三十朗(45歳・♂・トカゲ)
 fa2021 巻 長治(30歳・♂・トカゲ)
 fa2825 リーベ・レンジ(39歳・♂・ハムスター)
 fa3516 春雨サラダ(19歳・♀・兎)
 fa3957 マサイアス・アドゥーベ(48歳・♂・牛)
 fa5003 角倉・雪恋(22歳・♀・豹)
 fa5256 バッカス和木田(52歳・♂・蝙蝠)
 fa5556 (21歳・♀・犬)

●リプレイ本文

●現場では
 今回は二十年越しの謀略を表現する為と言うことで、配役などもいつもと趣向を変えて準備が進められていた。
 政略結婚で嫁ぐ銀鈴役の春雨サラダ(fa3516)は、
「今回も、よろしくお願いします。頑張りますですよ!」
 っと元気一杯、前回より更に豪華なお姫様の花嫁衣裳で「たらんた」などと口ずさみながら軽快にステップを踏む。
 二十年後の場面で銀鈴の娘春麗を演じる角倉・雪恋(fa5003)は、若く見える外見より更に若い十代のお姫様役に向けて鼻歌交じりでせっせと若作りに励んでいる。
「三十六計シリーズに参加できて嬉しく。勉強させていただきます」
 と、抱負を語っていた虹(fa5556)は、衣装の下で体形を補正してしっかりと男装――現場ではすっかり男役になりきっているが、役外で見せる笑顔はいかにも年頃の娘らしい。
 今回演じるのは銀鈴の相手役となる王子孔惇。
 二十年後の孔惇を演じる弥栄三十朗(fa1323)に合わせる為、肌や瞳の色等も入念に確認。
 癖等もできるだけ似せた上で、青く、若い印象を演出しようと、三十朗の芝居もしっかり見学している――中々に勉強熱心だ。
 加えて三十朗は前半孔惇の父孔淵との二役になる。
「遠くの親戚より近くの他人。‥‥とは違いましたね。はい」
 今回の策士陶旋の二十年後を演じるバッカス和木田(fa5256)は、いつものように飄々とした口調で周囲を笑わせていた。


●ドラマ『遠交近攻』
 群雄割拠の時代――ここ『洞』国では今しも隣国への出戦の計画が密かに進められつつあった。
 計画の中心を担っていたのは、洞国の王子陶旋(巻 長治(fa2021))である。
 現国王の嫡子であり、一部では既に覇気の衰えつつある父王を凌ぐ逸材との噂も高い――尤も、本人はそのような話を耳にするたびに穏かな笑みと共に打ち消してはいたのだが――。
 隣国への出兵に当り最も気にかかることと言えば、洞国のほぼ逆の位置にあって隣国を挟む形で接する『圓』国の動静である。
 仮に隣国が圓と結ぶことにでもなれば、勢い戦は長引くことになりかねない。
 が、陶旋にはひとつの腹案があった。

「お兄様、何か御用でしょうか?」
 望楼へ一人で来るようにとの言伝を受けた銀鈴が、先に来て待っていた陶旋に声を掛ける。
 振り向いた陶旋は末の妹に穏かな笑顔を向けた。
「銀鈴、実はお前に折り入って頼みたいことがあるのだ。我が洞と隣国の間に時折国境を廻る争いが起きていることは知っているな。我が国とは逆の位置で隣国と接する圓もやはり同じ問題を抱えている。父上とも相談したのだが、圓と友好を結ぶことで隣国を牽制しよう考えているのだが」
 いきなりの政治向きな話題に銀鈴は緊張した表情を見せる――次に兄の言わんとしていることは容易に想像がついた。
「はい‥‥私が‥‥私が圓国へ嫁げば、全て上手く行くんですよね」
 幾分震える声で言葉を区切りながらその言わんとするところを確認する。
「うむ、圓の王子孔惇殿の下へ婚姻を結ぶ為の使者を送ろうと思うのだが、お前の気持ちも聞いておこうと思ってな」
 暫し望楼から見える故国の景色に目を向けていた銀鈴は、やがて決然として答えた。
「私、行きます」
「行ってくれるか‥‥すまん。それと、このことは暫くの間内聞に頼む」
 
 陶旋は父王に形ばかりの報告を入れると、隣国への侵攻を準備していた将軍趙仁(マサイアス・アドゥーベ(fa3957))の元を訪う。
「どうだ趙仁、仕度は進んでいるか?」
「これは殿下、今のところ順調に」
 陶旋の問いかけに趙仁は手短に答える。
「実は此度の戦を進めるに当って、圓と確固たる同盟関係を結び、隣国と圓が結ぶことのないように手を打って後顧の憂いを絶とうと思う。隣国に後背の圓と手を組まれたのでは戦が長引くことは必定だからな」
「ほう、それは喜ばしいことだ」
 陶旋の言葉を額面通りに受け取った趙仁は、敵の後方を絶つと言う策を単純に歓迎した。
「出兵の準備は一時部下に預け、密かに圓への遣いに発ってくれ。くれぐれも婚姻の動きを隣国に悟られぬようにな」
「畏まりました」
 趙仁は直ちに部下を呼び後事を託す。
 更に数名の精鋭を選ぶと圓への使者に旅立った。

「どちらの国にとっても悪い話ではなさそうであるな。良かろう。この婚儀、お受けするとそなたの主君にお伝えせよ」
 洞王からの親書を読み終え、王子孔惇を伴って玉座に姿を現した圓王孔淵は、御前に畏まって回答を待つ趙仁に向って声を掛ける。
 このところ平穏を保ってこそいるものの、隣国との国境争いは圓にとっても過去に幾度となく悩まされ続けてきた懸案事項であった。
 婚姻を以て両国の誼を深めることにより隣国を牽制し、現在の平穏をより確固たるものにするのを躊躇う理由もない。
 親書に拠れば、洞国と隣国の間の争いについては中立さえ保ってくれれば良く、共に隣国への出兵は求めないとの願ってもない申し出が記されている。
 さしたる野心もなく、無難に国を治めることだけを心にかける孔淵としては否やはない。
 王子である孔惇もまた父王と似通った穏かな気性の持ち主であり、平穏裏に運ぶ話であれば異存はなかった。
 孔淵からの返書を受け取った趙仁は、急ぎ洞へと持ち帰る。

 やがて輿入れの準備を整えた銀鈴の一行が趙仁将軍の護衛の下、洞の都を離れる日が来た。
「双方の国のためとはいえ苦労をかけるな。せめて、幸せになれることを願っている」
 遠国へ嫁ぐ銀鈴に向って陶旋は労いの言葉を掛け見送る。
 やがて地平線の彼方へと銀鈴の一行が消えるのを、一人望楼から眺めていた陶旋は満足げな笑みを浮べた。
 無事護衛の任を果たし、盛大な婚儀の見届け役となった趙仁は、陶旋に帰国の報告を終えると再び隣国への出兵準備を続ける。

 一方、圓に到着した銀鈴は歓呼の声を持って迎えられた。
 生来の生真面目さゆえ、全ては国の為と決死の覚悟で嫁いで来た銀鈴であったが、始めて顔を合わせる夫の孔惇もその父孔淵も暖かく銀鈴に接する。
 歳若い王子孔惇は銀鈴の決死の覚悟を秘めた表情さえ、知らぬ国に来た緊張とばかり受け止め、その美しさを喜んで長旅の労を労う。
 やや線が細く威厳には欠けるものの、終始穏かな笑顔で接する圓王孔淵の態度も銀鈴に安らぎを与え、やがては圓の王家の一員として溶け込んで行った。


 趙仁将軍率いる洞の大軍が隣国との国境を越え攻め込んだのはそれから間もなくのことである。


――――― 二十年後 ―――――

 圓の国に先代君主孔淵は既に亡く、その後を継いだ孔惇もかつての父王の年齢に近付きつつある。
 洞より圓に嫁いで来た銀鈴も、若くしてこの世を去っている――政略結婚によって嫁いできたとは言え、短いながらも平穏な生涯であった。
 銀鈴が嫁いで暫くの後、洞でも先王に代り陶旋が即位している。
 そして――この二十年の間に圓と洞を隔てていた隣国もまた国としての存在を完全に消し去っていた。

「これと言うのも圓が抑えていれくれたお陰というもの。手ごわかった隣国も、漸く戦火も残党も収まったか。‥‥さて、次は圓」
 朝議の席で隣国平定完了の報を聞きながら陶旋が喜色を湛え頷く――が、続いて発せられた言葉にその場にいた一同が息を呑む。
 打ち静まった一同を面白そうに眺め回していた陶旋が穏かに言葉を継ぐ。
「飛鳥尽きて良弓仕舞われ、狡兎死して走狗煮らる。これが戦国の常だが、なにも事を荒立てる必要もなかろう。ああ、二十年も前から我が洞の為に助力を尽くしてくれたしな。なにより銀鈴姫の忘れ形見、わが国にとっても可愛い春麗がいる」
 淡々と語り、姪の名を口に出しつつ可愛くて堪らぬとでも言うかのように目を細める。
 陶旋の笑顔とは裏腹に朝議の席には奇妙が静けさが満ちていた。

「お父様、こちらにいらしたのですか」
 望楼に立つ圓王孔惇に背後から声が掛る。
 振り向くとそこには亡き妻銀鈴の忘れ形見、春麗の姿があった。
 この日、洞王陶旋が圓の都を訪れることになっている。
 既に洞王訪問の目的が圓を属国と化すことにあると言う噂は城内で知らぬものとてない。
 勢い、洞王の血筋を引く春麗に対する廷臣や女官達の視線は冷ややかである。
「おお、春麗か、どうかしたのかね?」
 振り向いた孔惇は硬い表情を緩め娘と向き合う。
「お父様! 春麗のせいで‥‥ごめんなさい」
 春麗はいきなり孔惇の胸に泣き崩れた。
「何を言う、春麗がいたからこそ戦になることもなく洞と同盟を結んだまま国を保つことが出来るのだよ。全てはお前と銀鈴のおかげだ。そのことはいずれ皆も解ってくれる」
 すすり泣く娘の髪を優しく撫でながら宥めるように言葉をかける。
「お母様が生きてれば‥‥ぐすっ‥‥」
 顔を上げながらもなおもしゃくり上げる春麗の涙を拭ってやりながら、優しく言葉を継ぐ。
「さあさあ、涙を拭いて、叔父上を笑顔でお迎えしてあげなさい。お前がいる限り陶旋殿もそうそう無体なことは申されぬだろう」
 表向きは実の姪である春麗の機嫌伺いと義理の弟に当る圓王孔惇への表敬訪問を兼ねた同盟の強化ではあったが、国境を越えた随行の大軍勢を見れば明らかな恫喝であった。
 春麗が頷いて立ち去るとともに孔惇の顔から笑みが消える。
「まさか、王妃との婚姻が今になって、このような結果をもたらす事になろうとは‥‥」
 政略結婚とは言え孔惇と銀鈴の仲はきわめて良好と言えた。
 嫁いできた当初は硬い表情を崩さなかった銀鈴も、やがて孔惇の優しさに心を開き春麗を授かる。
 その前後に起った洞と隣国との戦も圓にその戦禍が及ぶことはなく、銀鈴も事有る毎に「毎日が穏やかで、‥‥私は幸せです」と周囲の女官たちに語っていたのだが――。
 自らもまた幸せの中にあったあの頃は、孔惇も今日のような日が来る事を予想だにしていなかった。

 王宮の広間で孔惇は陶旋と対面する。
 無論、孔惇の傍らには陶旋が圓を訪れた名目の一つでもある春麗も控えていた。
「孔惇殿、暫くぶりだな。両国にとって障害であった隣国も抑え、当国と貴国のこれからの更なる友好の道を固めにかからねばなるまい」
 陶旋はにこやかに挨拶しながらも、有無を言わせぬ調子で今回の訪問の目的を切り出す。
 孔惇が儀礼的に応じると傍らに控える春麗へも声を掛ける。
「おお、春麗。銀鈴が我等の友好を見守ってくれているようだ」
 歓迎の席へと招じ入れられた陶旋は、穏かとは言え慇懃無礼な態度で話題を運びながらそれとなく孔惇に圧力をかけ――やがて随員に持参させた盟約書を取り出す。
 その内容は同盟とは名ばかりの一方的な支配であった。
 とは言え圓には洞の圧力に抗うだけの国力はない。
 孔惇は否応無しに調印せざるを得なかった。
「‥‥さて、それでは、この条件にて友好の盟約といたしましょう。これからは洞が圓を宗主国として支えていきます。宗主国として‥‥ね。どんな事でも遠慮なく相談してください」
 満足したように頷く陶旋の言葉は一見親切そうに聞えるが、要するに今後洞に無断で勝手な振舞いは許さぬと言う意味を言外に滲ませる。
 圓の廷臣達の間には一種の諦めに似た空気が流れていた。


●『遠交近攻』とは
 終劇の文字と共に画面はスタジオへと移り、出演者達を映し出す。
「かくして遠交近攻の策成功、めでたしめでたし‥‥みたいな感じでしょうかっ」
 初出演となるゆきれがとりあえず話をまとめる――尤もめでたくない人たちも結構居そうではあるが‥‥。
「スケールが大きいというか、何と言うか、やっぱり策略に巻き込まれるのって、知らなければ幸せで、でも、周りから見たら怖いね」
 自らの役どころを振り返ってハルサが感想を述べると、こちらも初出演のコウも今回の策のスケールに触れ、
「大国を築くような大事を成すには、先の先のことまで考えておかなきゃいけないわけですね。かつ、足元からしっかりと‥‥しかし、20年! 長い! 俺が20年後、今回演じて下さった三十朗さんのような国民的すたあになれるようにするには、どこから攻めるべきかー」
 落ち着いた男役の演技とは打って変わって中々お茶目な一面を覗かせる。
 唐突に話を振られた三十朗は、困ったような笑みを浮べながらも、
「『遠交近攻』とは、将来の戦争目的云々を除けば、外交の基本となる策かも知れませんね。近い国同士だと、どうしても利害関係が生じやすく、対立の火種を抱えますし、その点、離れた国なら一歩退いての付き合いが出来るだけに友好国になりやすいのではないでしょうか? 今回の策とは微妙に趣旨が異なりますが、日露戦争前に結ばれた日英同盟もこの策の延長といえるかも知れません」
 と、今回の策の底流を成す構図から近代日本の例へと話題を繋げると、和木は逆に日本の時を遡る。
「今回は政略結婚を計の武器にしましたけど、日本の戦国時代にも頻繁に行われていましたっけ。失敗例は、同盟にかける時間が少ないというのもアリですかしら? 欧州のだともっと入り組んでますわねぇ」
 欧州で政略結婚の大御所と言えばやはりハプスブルク家辺りであろうか。
「平たく言ってしまえば『敵は少ない方がいい』『弱みは握らせない方がいい』と」
 マキさんが策の要諦を端的に纏める。
「ただ、この策は『自分が後々相手を裏切ること』を前提としています。今回の圓にしても、完全に『はめられた』形になっていますので、この策を何かにそのまま応用するのであれば、その点だけはご注意を‥‥」
 戦時下と言う特殊な状況での策だけに応用する場合の注意を付け加えることも忘れない。

 その後も様々な話題が続き、やがて番組はエンディングへと向っていった。