闇紅桜ノ血 〜陽〜アジア・オセアニア

種類 ショート
担当 宮下茜
芸能 3Lv以上
獣人 3Lv以上
難度 難しい
報酬 7.2万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 02/25〜02/27

●本文

 驚くほどに真っ赤な花を咲かせる桜は、前日に降り積もった雪の上にハラリとその花弁を落とす。
 雪が降るほどに寒い中、狂い咲く、桜は何を訴えているのか。
 桜の紅はとても目を引くけれど、あまり見てはいけないもののような気がする。
 ずっと見ていると、意識が遠くなっていくかのような、不思議な感覚がする。
 胸の奥で、何かが疼く。
 それはまるで、桜の木が呼んでいるかのような、不思議な感じだった。
 不思議といえば、この民宿の従業員も皆変わっている。
 虚ろな表情をした男性達に、やけに艶やかな色香を漂わせる女性達。
 どこか不気味なこの民宿に、2泊3日の旅行の予定でやって来た。
 ‥‥運命の、導きによって


≪映画『闇紅桜ノ血 〜陽〜』募集キャスト≫

*伊藤 苺(いとう・いちご)
 黒髪、黒い瞳の端正な外見をした女性。実年齢23(外見年齢20〜28程度)
→覚醒後は左が金、右が赤のオッドアイに変わる
 明るくボーイッシュ。かなりの行動派。星と付き合っている
 『僕』『さん、君、ちゃん』『だ、だな』子供っぽい少年口調(星は呼び捨て)

*峰西 星(ほうざい・せい)
 スラリとした細身の男性で、落ち着いた大人の雰囲気を持っている。実年齢25(外見年齢20〜28程度)
 性格は純粋で素直。パニックになると自分を見失いがちになる。苺と付き合っている
 『俺』『さん』『だな、かな』普通の男性口調(苺は呼び捨て)

*氷雨(ひさめ)
 民宿の女将で、常に淡い色の着物を着ている。実年齢は不明(外見年齢23〜29程度)
 銀色の髪に、青の瞳をしている
 →瞳の本来の色は左が金、右が赤だがカラーコンタクトで隠している
 『私』『〜様』『ですの、ですわ』しっとりとした口調

*鈴(すず)
 夜中になると桜の木の下に現れる赤い着物を着た少女の霊
 本名は不明だが、この場所を訪れる人が皆『鈴』と呼ぶために最近では自分でも『鈴』と名乗っている
 常に不思議な笑みを浮かべている。たまに喋ることもある
 『鈴』『〜お兄ちゃん、〜お姉ちゃん』『なの、かな』可愛らしく子供っぽい口調

・民宿で働く女性
 艶やかな色香を纏っており、口調も丁寧
 穏やかな物腰で、常に柔らかい微笑を浮かべている

・民宿で働く男性
 声に力がなく、表情も虚ろ
 皆左胸に不思議な模様の黒い痣が浮かび上がっている

*外見年齢18歳以下の方は役が限られてしまいますのでご注意下さい


≪闇紅桜ノ血≫

・シーン1
 1日目、夜
 浅い眠りの中、ふと枕元で鈴の音が響き目を覚ます苺
 毬が高くつかれ、赤い着物を来た少女の手の中に吸い込まれる
 驚いて起き上がれば、少女が無邪気な笑顔を浮かべながら星の眠っている方へ視線を向ける
 その視線を追えば、胸に深々とナイフの刺さった星が倒れており‥‥その向こうに何時の間にか立っていた氷雨が微笑みながら顔を上げる
 真っ赤な瞳と目が合った瞬間、意識を失う苺
 氷雨の楽しそうな笑い声と、鈴のつく毬の音が室内に響く
登場人物:苺、鈴、氷雨

・シーン2
 2日目、昼
 起きてみれば星は無事で、思わず安堵の溜息をつく苺
 昨日の夜の話を星にしていると、引きつった顔で苺の手元を指差す
 見れば両手が真っ赤に染まっており‥‥
 星が何かを言いかけた時、苺の背後の窓に鈴の姿が映りこむ
 驚いて逃げ出した星を追いかけようと立ち上がった時、不意に部屋の中に従業員Aが入って来る
 すぐにこの場所から逃げた方が良いと忠告する従業員A
 『全ては桜のせいなんだ。あの下に‥‥』
 そう言いかけて、突然従業員Aが気を失う
 背後を振り返れば氷雨と民宿の従業員達が、桜の木の枝に座り、楽しそうにこちらを見詰めている
 あまりの事に言葉を失った時、足元から鈴が現れ、苺の袖を引っ張る。赤い瞳を見た瞬間、意識を失う
登場人物:苺、星、従業員A、氷雨、鈴、従業員達

・シーン3
 2日目、夕方
 目を覚ませば窓の外から夕陽が差し込んできており、隣を見れば星の姿はない
 夢と現実の違いが分からなくなってきた苺が、痛む頭を押さえながら廊下に出れば、そこには誰も居ない
 窓の外で揺れる桜の木の下で何か黒いものが蹲っているのに気付き、よろめきながら外へと出る
 大輪の桜の木の下で、従業員Aが、氷雨が、従業員達が、胸から血を流して倒れている
 『星お兄ちゃんが皆を襲ったの。鈴、見てたのよ。この目で』
 桜の木の影から鈴が無邪気な笑顔を浮かべながら苺の元へ走って来て、赤い瞳を見せられた瞬間、意識を失う
登場人物:苺、鈴、氷雨、従業員A、従業員達

・シーン4
 2日目、夜
 目覚めれば真っ暗な部屋の中、窓から差し込む月明かりの中で星が眠り込んでいるのが見える
 右手に何かを握っている感触を感じ、見れば血のついたナイフが月明かりを反射している
 銀色のナイフの中、映った苺の瞳は左右が違う色になっている。驚いてナイフを落とし、その音で目覚める星
 突然扉が開き、鈴が入って来ると、真っ直ぐに苺を指差す
 『苺お姉ちゃんが、皆を襲ったの。星お兄ちゃんは、何も言わずに見てた。皆怒ってるのよ。ほら』
 桜の木の下で、従業員達がこちらに憎悪の視線を向けている
 『星お兄ちゃんが、皆の敵を討たないと。一生、恨まれちゃうよ?』
登場人物:苺、鈴、星、従業員達、従業員A

・シーン5(選択方式)
A、混乱した星が、苺の手からナイフを取り上げようと床を蹴る
  何とか星に分かってもらおうと声をかける苺だったが、星の耳には届かない
  『もう彼は、貴方の事を好きではないの』
  何時の間にか鈴の背後に立っていた氷雨が微笑み、絶対的な力の持つ言葉を紡ぐ
  『もう彼は、貴方を必要としていないの』
  苺の頬を涙が伝い、星に憎しみの視線を投げる
  氷雨が指を鳴らせば従業員達が何処からともなく現れ、星を取り押さえる
  苺が星の胸にナイフを突きたて‥‥口元に、微かに笑みを浮かべる
登場人物:苺、星、鈴、氷雨、従業員達

B、混乱した星が、苺の手からナイフを取り上げようと床を蹴る
  『目を覚ますんだ星!これは全て‥‥』仕組まれたことなんだ。そう続くはずだった言葉は途切れた
  星が苺の手からナイフを奪い、苺の胸に突きたてた
  何時の間にか現れた氷雨が星を抱き締め、とんでもない事をしてしまったとうろたえる星に囁く
  『貴方は何もしてない。誰も死んでなんてないわ。苺は、生きているのだから』
  氷雨の言葉に、胸から血を流しながら苺が立ち上がる。星が苺を抱き締め、笑い始める
  『そうだ!誰も死んでない!苺も生きてるんだ!』
  その言葉に氷雨は残酷な笑みを浮かべると、鈴の小さな体を抱き締め、その耳元にそっと囁く
  『馬鹿な男。ここには生も死もないのに。皆桜の木の下で『永遠』なのに‥‥ねぇ?』
登場人物:苺、星、鈴、氷雨

●今回の参加者

 fa0379 星野 宇海(26歳・♀・竜)
 fa1715 小塚さえ(16歳・♀・小鳥)
 fa2712 茜屋朱鷺人(29歳・♂・小鳥)
 fa2724 (21歳・♀・狸)
 fa3846 Rickey(20歳・♂・犬)
 fa4263 千架(18歳・♂・猫)
 fa5331 倉瀬 凛(14歳・♂・猫)
 fa5486 天羽遥(20歳・♀・鷹)

●リプレイ本文

○1日目夜

『‥‥ねぇ、お姉ちゃんはどんな話をみせてくれるの?』

 浅い眠りの中、ふと鈴の音に気付き苺(天羽遥(fa5486))は目を開けた。枕元でつかれていた毬が吸い寄せられるように赤い着物を着た少女・鈴(小塚さえ(fa1715))の手の中に入る。何時の間にか立っていた鈴に驚いて飛び起きた苺の目の前で、無邪気な笑顔を浮かべながらすっと視線で指し示した先には、胸に深々とナイフの刺さった星(Rickey(fa3846))が倒れており‥‥その向こうに立っていた氷雨(星野 宇海(fa0379))がゆっくりと顔を上げると妖艶な笑みを浮かべた。
 真っ赤な瞳と視線が絡み合った次の瞬間、苺の意識は途切れた。氷雨が布団の上に倒れこんだ苺のそばに寄るとつと指先を頬に伸ばし、笑い声を上げる。
 鈴がクスクスと小さな声を上げながら毬をつき始め、笑い声と鈴の音が不気味に室内に広がって行く‥‥

   『‥‥さぁ、貴女の舞を見せておくれ‥‥』


●2日目昼

『あの人達も紅桜に誘われてここに来ちゃったんだ‥‥可哀想だね‥‥』
『‥‥氷雨からは絶対に逃げられないんだから‥‥』

 目が覚めれば隣には普段と変わらない星の顔があり、苺は安堵の溜息をつくと昨夜見た夢の話をしだした。
「俺がナイフで刺されて死んだ?あはは、夢にしたってあんまりだな」
 星が苦笑しながらそう言い‥‥苺の手に視線を落とすと表情を引きつらせる。
「その両手は‥‥もしかして血か?」
 両手にベッタリとついた血に苺が驚きの表情を浮かべ‥‥
(夢じゃなくて本当の事だったのか!?い、いや待て、そんな筈はない。俺はこうして生きてる。でも何故血が‥‥?いや、まだ血だと決まったわけじゃない。誰かの悪戯だ、そうに決まってる‥‥でも、それなら何故あんな話を‥‥?)
 悶々と考え込んでいた星が顔を上げる。
「どう言う事か説明‥‥」
 言いかけた言葉を呑みこむ。苺の背後の窓に映りこんだ鈴の姿に目を見開く。
(まさか、ゆ、幽霊!?‥‥この民宿は一体どうなってるんだ!?)
 星が表情を凍りつかせたまま部屋から逃げ出し、後を追いかけようとした苺の前に壱(茜屋朱鷺人(fa2712))が立ちはだかると口を開く。
「全ては桜のせいなんだ。あの下に‥‥」
 言いかけた壱が気を失い、振り返れば氷雨と蒼(倉瀬 凛(fa5331))、雫(千架(fa4263))と弥生(結(fa2724))が楽しそうにこちらを見詰めながら木の枝に座っている。

『キミも駄目だよ、余計な情け心なんて出しちゃ。氷雨に逆らいさえしなければ、ずっとこのまま此処で暮らしていけるんだから。‥‥例え自由は無かったとしても‥‥』

『嘗ての俺のように無駄な抵抗をしたってダメですよ。『全ては桜のせい』自分で答えを言いながら、矛盾した行動ですね‥‥』

 決して鼓膜を揺らしたわけではない、直接脳に響く声。あまりの事に言葉を失った時、苺の足元から鈴が現れ、袖を引っ張った。

『ほら、お姉ちゃんも早く一緒になろうよ‥‥』

 赤い瞳を見た瞬間、苺の意識は失われた。

   『早くこっちにおいで‥‥』


○2日目夕方

『桜の下で息絶えた姿‥‥これこそが本来の俺でしょう』
『『俺』はもう何処にもいません。『氷雨様の物である俺』が今の俺です‥‥』

 窓から差し込む夕陽に目を覚ませば、星の姿はなかった。夢と現実の狭間、区別がつかなくなった日常と非日常に痛む頭を押さえながら廊下に出れば、そこには誰も居なかった。窓の外で揺れる桜の木の下に視線を向ければ、何か黒いものが蹲っている。苺はよろめきながら外へと出ると、大輪の桜の木の下で胸から血を流し、目を見開いたまま倒れている氷雨を見つけた。弥生が、蒼が、雫が、壱が‥‥胸から血を流し、事切れている。
「星お兄ちゃんが皆を襲ったの。鈴、見てたのよ。この目で」
 桜の木の影から無邪気な笑顔を浮かべながら鈴が走って来ると袖を引っ張る。赤い瞳を見せられ、意識を失う瞬間、苺は思った。
(あの赤い瞳を僕は、どこかで見たような‥‥)

『此処では全てが繰り返されるのです』
『流れた血さえ何事もなかったかの様に‥‥』

   『俺は再び、立つでしょう‥‥』


●2日目夜

『感情は全て、忘れました。全ての感情は氷雨様が望むがまま』
『只それだけの理由で『作る』のです』
『‥‥氷雨様と桜からは逃れられないのですから‥‥』

 目を開ければ窓から差し込む月明かりの中で星が眠り込んでいるのが見える。全ては夢だったの?ほっと安堵したのも束の間、右手に何かを握っている感触を感じ、見れば血のついたナイフが月光を反射している。銀色のナイフの中、苺の瞳は左右が違う色になっており‥‥驚いてナイフを落とし、隣で星が目覚める音が聞こえる。
「‥‥ここは‥‥?苺?‥‥その目は一体‥‥それに、そのナイフは!?」
 取り乱す星の後ろにあった扉が音も無く開き、鈴が入って来ると真っ直ぐに苺に指先を向ける。
「苺お姉ちゃんが、皆を襲ったの。星お兄ちゃんは、何も言わずに見てた」
「苺が皆を襲っただって!?嘘だろ、そんな事信じたくない!頼むから嘘だと言ってくれよ苺!‥‥もう何もかも信じられない!!」
「皆怒ってるのよ。ほら」
 鈴が窓の外を指差す。桜の木の下で、従業員達が憎悪の視線を向けている。
「刺されたのに生きて‥‥!?いや、あれも幽霊!?俺は呪い殺されてしまうのか!?嫌だ!俺はまだ死にたくないんだ!」
「星お兄ちゃんが、皆の敵を討たないと。一生、恨まれちゃうよ?」

『早く討って下さい。それが今、現世にいる私の意味なのですから』

「‥‥そうだ、俺が皆の敵を討てば‥‥」

『討たないと、今度は私があなたを討たないといけない‥‥』

   「敵を‥‥!」


○結末

『永遠に終わらない物語の中にまた1つ、楽しいお話が増える‥‥』

 混乱した星が苺の手からナイフを取り上げようと床を蹴る。
「目を覚ますんだ星!これは全て‥‥」
 仕組まれたことなんだ。そう続くはずだった言葉は途切れた。星が苺の手からナイフを奪い、その胸に突き立てた。鮮血が滲み、苺が涙を流す。星に届かない心が辛かった。けれど、それもほんの刹那の間だけの痛み。直ぐに苺の意識は闇に呑まれた。
「‥‥苺!?‥‥これは、俺がやったのか!?お、俺は何て事をしてしまったんだ!頼む苺!目を開けてくれ!‥‥こんな事をしてしまって、俺はこの先どうしたらいいんだよ‥‥!」
「大丈夫よ」
 何時の間にか現れた氷雨が星を抱き締め、うろたえる彼にそっと囁く。
「貴方は何もしてない。誰も死んでなんてないわ。苺は、生きているのだから」
「生きてる?でも確かに俺が今、苺を刺して‥‥」
 星の言葉を遮るように苺がゆっくりと立ち上がり、虚ろな瞳を星に向ける。星が苺の体を思い切り抱き締め‥‥
「本当だ!苺が動いてる!あはは、そうだ!誰も死んでない!苺も生きてるんだ!俺と苺はこれからもずっと一緒に居られるんだ!あっはは‥‥!」
 狂ったように笑い始めた星に残酷な笑みを浮かべると、氷雨は鈴の小さな体を後ろから抱き締め、耳元にそっと言葉をかけた。
「馬鹿な男。ここには生も死もないのに。皆桜の木の下で『永遠』なのに‥‥ねぇ?」

『そう。『永遠』のためならば何でも出来る。これから先も、何一つ逃しはしない』
『『永遠』こそが『紅桜』の『意思』なのだから‥‥』



『あの2人はもう、すっかり紅桜の迷宮に囚われてしまったね』
『囚われたからには、ずぅっとここで暮らして行くんだ』
『‥‥自由なんて無くったっていいよね。その代わりに、永遠を貰えるんだから‥‥』

   『そう、紅桜の木の下で、永遠に‥‥‥‥』



「今回、星と雫、それと蒼が最高だった!皆自分の役をつかめていて、見ていて安心できた!氷雨と鈴もなかなか良かった。それぞれに味が出ていたな。壱と弥生、苺はいまいち役を掴みきれて居ない感があったが‥‥今後に期待、かな?」


●舞台裏
・さえ『意外と難しい』
 ふと鈴の音に気付き目を開く遥。さえが毬を高くつき‥‥
さ「あぁっ!!高くつきすぎちゃいました!も、もう1回お願いします!」
『あの、必死なのは分かるんだけどもう少し余裕を持って‥‥』
さ「す、すみませぇぇん!」

・宇海&千架&結&凛『どのくらい乗っても大丈夫?』
朱「全ては桜のせいなんだ。あの下に‥‥」
 朱鷺人がそう言って桜の木の枝を見詰め‥‥風が吹き、枝がギシギシと音を立てる
結「あの、これ大丈夫ですよね?」
宇「しっかり枝を押さえていれば落ちませんよ」
千「すげー、スタッフさんの頭が足元に!」
凛「高い所は風通しが良くて清々しいね」
結「流石は猫さん達です‥‥」

・『もしもこんなラストだったなら』
氷「もう彼は、貴女の事は好きではないの。もう彼は、貴女を必要としていないの」
 苺の頬に涙が伝い、星に憎しみの視線を投げる。氷雨が指を鳴らせば従業員達がどこからともなく現れ、星を取り押さえる。
苺「‥‥この、浮気者ーーー!!!」
 苺のアッパーが綺麗に星の顎に入り、星が背後に吹っ飛ぶとそのまま意識を失う。

監「って、最後なら氷雨と星、苺の三角関係って恋愛映画にもなりそうだよね?」
 ‥‥それまでの展開をぶった切るような、そんなふざけたラストになってはいけない。